JPH049456B2 - - Google Patents
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- JPH049456B2 JPH049456B2 JP22192185A JP22192185A JPH049456B2 JP H049456 B2 JPH049456 B2 JP H049456B2 JP 22192185 A JP22192185 A JP 22192185A JP 22192185 A JP22192185 A JP 22192185A JP H049456 B2 JPH049456 B2 JP H049456B2
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明はサンプラーへ供給する試料の自動前処
理装置に関するものである。
理装置に関するものである。
「従来の技術」
例えば液体クロマトグラフ装置によつて粉末、
顆粒、カプセル剤、錠剤等の試料の分析を行う場
合には、サンプラーに試料を供給する前に該試料
の粉砕、成分の抽出、稀釈等の前処理を行う必要
があるが、従来この前処理はその工程の殆どが作
業員の手作業によつて行われていた。また、前処
理の工程中において一部で装置が使用されること
もあるが、しかし装置から装置へ試料を移す作業
はやはり人手を介さなければならず、前処理に多
くの手間と時間を要するものであつた。
顆粒、カプセル剤、錠剤等の試料の分析を行う場
合には、サンプラーに試料を供給する前に該試料
の粉砕、成分の抽出、稀釈等の前処理を行う必要
があるが、従来この前処理はその工程の殆どが作
業員の手作業によつて行われていた。また、前処
理の工程中において一部で装置が使用されること
もあるが、しかし装置から装置へ試料を移す作業
はやはり人手を介さなければならず、前処理に多
くの手間と時間を要するものであつた。
「発明が解決しようとする問題点」
本発明は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、試料をサンプラーに供給する前に行われる試
料の前処理を、その全工程を装置によつて自動的
に行うことができるようになし、もつて前処理の
作業能率を大幅に向上せしめることができるよう
になしたものである。
て、試料をサンプラーに供給する前に行われる試
料の前処理を、その全工程を装置によつて自動的
に行うことができるようになし、もつて前処理の
作業能率を大幅に向上せしめることができるよう
になしたものである。
「問題点を解決するための手段」
而して、本発明の要旨とする処は、試料ホルダ
ーを備え且つ所定のタイミングで試料を後記粉砕
槽の粉砕室に投入するターンテーブルと、粉砕槽
内の粉砕室において溶媒を注入した状態で試料を
粉砕する粉砕装置と、前記粉砕室に所定量の溶媒
と水を供給する装置と、前記粉砕室から排出され
る粉砕後の試料を濾過する濾過装置と、前記濾過
装置に基部側を接続すると共に先端側をサンプラ
ーの試料注入器に接続し、途中部に前記濾過装置
から吸引した試料を先端部側に向けて送り出す機
構を備えると共に該機構より先端部側に三方電磁
弁を配設した試料移送パイプと、該パイプの途中
部に前記三方電磁弁を介して一端側を接続し、エ
アーポンプに接続したパイプに電磁弁を介して他
端側を接続した試料を定量保持するループ状の試
料保持パイプとからなる試料移送装置とを備えて
構成されるクロマトグラフ装置におけるサンプラ
ーへ供給する試料の自動前処理装置、及び試料ホ
ルダーを備え且つ所定のタイミングで試料を後記
粉砕槽の粉砕室に投入するターンテーブルと、粉
砕槽内の粉砕室において溶媒を注入した状態で試
料を粉砕する粉砕装置と、前記粉砕室に所定量の
溶媒と水を供給する装置と、前記粉砕室から排出
される粉砕後の試料を濾過する濾過装置と、前記
濾過装置に基部側を接続すると共に先端側をサン
プラーの試料注入器に接続し、途中部に前記濾過
装置から吸引した試料を先端部側に向けて送り出
す機構を備えると共に該機構より先端部側に2個
の三方電磁弁を配設した試料移送パイプと、該パ
イプの途中部に前記2個の三方電磁弁の内の基部
側の三方電磁弁を介して一端側を接続し、一端側
をエアーポンプに接続すると共に他端側を後記オ
ートインジエクターに接続したパイプの途中部に
三方電磁弁を介して他端側を接続した試料を定量
保持するループ状の試料保持パイプと、前記試料
移送パイプの途中部に前記2個の三方電磁弁の内
の先端部側の三方電磁弁を介して一端側を接続
し、他端側を後記オートインジエクターに接続し
た稀釈用パイプと、径の異なる複数の試料保持孔
を有し且つ前記エアーポンプに接続したパイプに
連通する試料保持孔を前記試料移送パイプの先端
側の三方電磁弁に接続した稀釈用パイプに連通せ
しめることができるように構成されたオートイン
ジエクターで、一端側を前記オートインジエクタ
ーの稀釈側にある試料保持孔に連通するように接
続すると共に他端側を稀釈液槽に接続し、途中部
に三方電磁弁を介して、試料と稀釈液の合量が一
定になるようにサンプラーに送出するシリンジか
らのパイプを接続した稀釈用パイプとからなる試
料移送装置とを備えて構成されるクロマトグラフ
装置におけるサンプラーへ供給する試料の自動前
処理装置にある。
ーを備え且つ所定のタイミングで試料を後記粉砕
槽の粉砕室に投入するターンテーブルと、粉砕槽
内の粉砕室において溶媒を注入した状態で試料を
粉砕する粉砕装置と、前記粉砕室に所定量の溶媒
と水を供給する装置と、前記粉砕室から排出され
る粉砕後の試料を濾過する濾過装置と、前記濾過
装置に基部側を接続すると共に先端側をサンプラ
ーの試料注入器に接続し、途中部に前記濾過装置
から吸引した試料を先端部側に向けて送り出す機
構を備えると共に該機構より先端部側に三方電磁
弁を配設した試料移送パイプと、該パイプの途中
部に前記三方電磁弁を介して一端側を接続し、エ
アーポンプに接続したパイプに電磁弁を介して他
端側を接続した試料を定量保持するループ状の試
料保持パイプとからなる試料移送装置とを備えて
構成されるクロマトグラフ装置におけるサンプラ
ーへ供給する試料の自動前処理装置、及び試料ホ
ルダーを備え且つ所定のタイミングで試料を後記
粉砕槽の粉砕室に投入するターンテーブルと、粉
砕槽内の粉砕室において溶媒を注入した状態で試
料を粉砕する粉砕装置と、前記粉砕室に所定量の
溶媒と水を供給する装置と、前記粉砕室から排出
される粉砕後の試料を濾過する濾過装置と、前記
濾過装置に基部側を接続すると共に先端側をサン
プラーの試料注入器に接続し、途中部に前記濾過
装置から吸引した試料を先端部側に向けて送り出
す機構を備えると共に該機構より先端部側に2個
の三方電磁弁を配設した試料移送パイプと、該パ
イプの途中部に前記2個の三方電磁弁の内の基部
側の三方電磁弁を介して一端側を接続し、一端側
をエアーポンプに接続すると共に他端側を後記オ
ートインジエクターに接続したパイプの途中部に
三方電磁弁を介して他端側を接続した試料を定量
保持するループ状の試料保持パイプと、前記試料
移送パイプの途中部に前記2個の三方電磁弁の内
の先端部側の三方電磁弁を介して一端側を接続
し、他端側を後記オートインジエクターに接続し
た稀釈用パイプと、径の異なる複数の試料保持孔
を有し且つ前記エアーポンプに接続したパイプに
連通する試料保持孔を前記試料移送パイプの先端
側の三方電磁弁に接続した稀釈用パイプに連通せ
しめることができるように構成されたオートイン
ジエクターで、一端側を前記オートインジエクタ
ーの稀釈側にある試料保持孔に連通するように接
続すると共に他端側を稀釈液槽に接続し、途中部
に三方電磁弁を介して、試料と稀釈液の合量が一
定になるようにサンプラーに送出するシリンジか
らのパイプを接続した稀釈用パイプとからなる試
料移送装置とを備えて構成されるクロマトグラフ
装置におけるサンプラーへ供給する試料の自動前
処理装置にある。
以下、本発明を図示した実施例に即して更に詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の全体のブロツク図、第2図は
本発明装置の一部省略して示した正面図、第3図
は同側面図、第4図は同平面図である。
本発明装置の一部省略して示した正面図、第3図
は同側面図、第4図は同平面図である。
図中、1はカツプを内嵌した試料ホルダー1a
をその外周に多数取り付けたターンテーブルであ
る。また、試料ホルダー1aは、夫々ターンテー
ブル1の外周に固着された支持枠1bに反転自在
に軸支されており、且つ後記粉砕装置と反対側の
位置において開口部が上になるように立ち上がる
ときには、第3図に示す如く若干内側に傾斜して
いる。更にまた、該試料ホルダー1aの夫々は、
後記粉砕装置の試料投入シユートの開口位置に達
したときに反転させられ、試料を該試料投入シユ
ートにこぼすようになつており、これは第5図に
示すように基台に固定したシリンダー1cのピス
トンロツド1c′の先端に固着した突き出し杆1d
によつて行われる。また、反転して試料をこぼし
た試料ホルダー1aは、試料投入シユートの開口
部に当たつて止まるが、いくらかその先端部が該
開口部に入り込んでいるため、これを一時的に持
ち上げる必要がある。そして、この持ち上げは第
5図に示すように、基台に固定したシリンダー1
eと、〓形であり且つ上方に延びる側の端部を枢
軸1fをもつて基台に枢着し、水平方向に延びる
側の端部にこれと直交して水平な押圧杆1gを固
着した押圧レバー1hをもつて行うようになし、
該押圧レバー1hの折曲部分にシリンダー1cの
ピストンロツド1c′を接続するものである。した
がつて、シリンダー1cのピストンロツド1c′が
伸び出して押圧杆1gが試料ホルダー1aを押し
出すと、該試料ホルダーは第5図の仮想線で示す
如く持ち上がり、その先端部が試料投入シユート
の開口部から外れる。そして更にターンテーブル
1が回転して試料ホルダー1aが水平方向に移動
すると、該試料ホルダー1aは前記押圧杆1gか
ら外れて開口部が真下になるように完全に反転す
る。これによつて、該試料ホルダー1aの底や側
壁に付着している残渣が落とされる。更にターン
テーブルが回転して該試料ホルダー1aが粉砕装
置と反対側の位置に達すると図示しない装置を介
して再び開口部が上になるように反転され、新た
な試料が注入されるものである。
をその外周に多数取り付けたターンテーブルであ
る。また、試料ホルダー1aは、夫々ターンテー
ブル1の外周に固着された支持枠1bに反転自在
に軸支されており、且つ後記粉砕装置と反対側の
位置において開口部が上になるように立ち上がる
ときには、第3図に示す如く若干内側に傾斜して
いる。更にまた、該試料ホルダー1aの夫々は、
後記粉砕装置の試料投入シユートの開口位置に達
したときに反転させられ、試料を該試料投入シユ
ートにこぼすようになつており、これは第5図に
示すように基台に固定したシリンダー1cのピス
トンロツド1c′の先端に固着した突き出し杆1d
によつて行われる。また、反転して試料をこぼし
た試料ホルダー1aは、試料投入シユートの開口
部に当たつて止まるが、いくらかその先端部が該
開口部に入り込んでいるため、これを一時的に持
ち上げる必要がある。そして、この持ち上げは第
5図に示すように、基台に固定したシリンダー1
eと、〓形であり且つ上方に延びる側の端部を枢
軸1fをもつて基台に枢着し、水平方向に延びる
側の端部にこれと直交して水平な押圧杆1gを固
着した押圧レバー1hをもつて行うようになし、
該押圧レバー1hの折曲部分にシリンダー1cの
ピストンロツド1c′を接続するものである。した
がつて、シリンダー1cのピストンロツド1c′が
伸び出して押圧杆1gが試料ホルダー1aを押し
出すと、該試料ホルダーは第5図の仮想線で示す
如く持ち上がり、その先端部が試料投入シユート
の開口部から外れる。そして更にターンテーブル
1が回転して試料ホルダー1aが水平方向に移動
すると、該試料ホルダー1aは前記押圧杆1gか
ら外れて開口部が真下になるように完全に反転す
る。これによつて、該試料ホルダー1aの底や側
壁に付着している残渣が落とされる。更にターン
テーブルが回転して該試料ホルダー1aが粉砕装
置と反対側の位置に達すると図示しない装置を介
して再び開口部が上になるように反転され、新た
な試料が注入されるものである。
2は粉砕装置であり、試料を粉砕すると共に定
量の溶媒を加えて成分の抽出を行うために用いら
れるものである。該粉砕装置2は、その内部に、
底部を擂鉢型になすと共に底部近傍の側壁に斜め
下向きの試料排出路3a′を設けた粉砕室3aと、
該粉砕室3aの下部において、テーパー状の排出
路3b′をもつて該粉砕室3aに連通せしめると共
に底部を排出路3b″をもつて外部に連通せしめた
ドレン排出室3bとを形成した粉砕槽3と、前記
粉砕室3a内に配設された固定翼4及び該固定翼
4との共働によつて試料を粉砕するための、所要
の駆動装置をもつて回転せしめられる回転軸5a
に固着された回転刃5と、粉砕槽3の上部に固着
され、下方開口部6aを前記粉砕室3aに接続し
た試料投入シユート6と、該試料投入シユート6
に設けられた、該試料投入シユート6の洗滌及び
溶媒添加用のノズル7及び前記試料ホルダー1a
の洗滌用ノズル8と、粉砕槽3の下部に固定され
たシリンダー9をもつて昇降せしめられ、上端部
のテーパー状の弁部10aが前記排出路3b′を開
閉する弁杆10とからなるものである。(第7図)
また、前記粉砕槽3における試料排出路3a′の出
口部分は図示した如く90゜にカツトされている。
量の溶媒を加えて成分の抽出を行うために用いら
れるものである。該粉砕装置2は、その内部に、
底部を擂鉢型になすと共に底部近傍の側壁に斜め
下向きの試料排出路3a′を設けた粉砕室3aと、
該粉砕室3aの下部において、テーパー状の排出
路3b′をもつて該粉砕室3aに連通せしめると共
に底部を排出路3b″をもつて外部に連通せしめた
ドレン排出室3bとを形成した粉砕槽3と、前記
粉砕室3a内に配設された固定翼4及び該固定翼
4との共働によつて試料を粉砕するための、所要
の駆動装置をもつて回転せしめられる回転軸5a
に固着された回転刃5と、粉砕槽3の上部に固着
され、下方開口部6aを前記粉砕室3aに接続し
た試料投入シユート6と、該試料投入シユート6
に設けられた、該試料投入シユート6の洗滌及び
溶媒添加用のノズル7及び前記試料ホルダー1a
の洗滌用ノズル8と、粉砕槽3の下部に固定され
たシリンダー9をもつて昇降せしめられ、上端部
のテーパー状の弁部10aが前記排出路3b′を開
閉する弁杆10とからなるものである。(第7図)
また、前記粉砕槽3における試料排出路3a′の出
口部分は図示した如く90゜にカツトされている。
また、前記粉砕装置2は、後記フイルターが目
詰りを起こしたときに、この目詰り部分を移動さ
せるため、一時的に粉砕室3a内の試料の液面を
下げる必要が生じたときに、これに対処すること
ができるように第8図に示した構造としてもよ
い。
詰りを起こしたときに、この目詰り部分を移動さ
せるため、一時的に粉砕室3a内の試料の液面を
下げる必要が生じたときに、これに対処すること
ができるように第8図に示した構造としてもよ
い。
即ち、第8図に示した粉砕装置2は、粉砕槽3
を、その粉砕室3aの底部から垂直に刳り貫いて
所要径の円孔11を設け、該円孔11内に摺動自
在に円柱体12を密嵌し、該円柱体12の中心部
にドレン排出室3bを形成すると共に上端部に排
出路3b′を、また下部寄りの部分の側壁に排出路
3b″に連らなる排出路3b″を設け、更に前記ドレ
ン排出室3b中を上下動する弁杆10の下端部を
該円柱体12より突出せしめてシリンダ9のピス
トンロツドに連結せしめると共に、該シリンダ9
を前記円柱体12の下端部にジヨイント13を介
して接続し且つ弁杆10の下端部を摺動自在に嵌
挿した作動筒14の下端部に固定し、更に該作動
筒14を基台に配設したシリンダ15をもつて昇
降せしめるようにしたものである。尚、該シリン
ダ15は、ピストン15aを作動筒14に水平に
設けると共に、該ピストン15aをシリンダ内壁
15bに密着しながら上下動せしめるべく、側壁
の上下に圧力流体の通孔15c,15dを設けた
ものである。これによつて粉砕室3aの底部を全
体的に下げて試料の液面を試料排出路3a′より下
げるものであり、そして、このようにした状態で
後記押圧部材の圧力を解いてフイルターを移動さ
せるものである。
を、その粉砕室3aの底部から垂直に刳り貫いて
所要径の円孔11を設け、該円孔11内に摺動自
在に円柱体12を密嵌し、該円柱体12の中心部
にドレン排出室3bを形成すると共に上端部に排
出路3b′を、また下部寄りの部分の側壁に排出路
3b″に連らなる排出路3b″を設け、更に前記ドレ
ン排出室3b中を上下動する弁杆10の下端部を
該円柱体12より突出せしめてシリンダ9のピス
トンロツドに連結せしめると共に、該シリンダ9
を前記円柱体12の下端部にジヨイント13を介
して接続し且つ弁杆10の下端部を摺動自在に嵌
挿した作動筒14の下端部に固定し、更に該作動
筒14を基台に配設したシリンダ15をもつて昇
降せしめるようにしたものである。尚、該シリン
ダ15は、ピストン15aを作動筒14に水平に
設けると共に、該ピストン15aをシリンダ内壁
15bに密着しながら上下動せしめるべく、側壁
の上下に圧力流体の通孔15c,15dを設けた
ものである。これによつて粉砕室3aの底部を全
体的に下げて試料の液面を試料排出路3a′より下
げるものであり、そして、このようにした状態で
後記押圧部材の圧力を解いてフイルターを移動さ
せるものである。
また、16は濾過装置であり、前記粉砕室3a
の試料排出路3a′の出口に配設されるものであ
る。また、第9図に示す如く、該濾過装置16
は、試料排出路3a′の出口に密接するフイルター
17を基台に固着した支持体に回転自在に軸承し
たフイルター供給ドラム18とフイルター巻取ド
ラム19間に張設し、該フイルター巻取ドラム1
9を回転して巻き取ることにより該フイルターを
所要の長さ移動させ、もつて目詰まりを生じた部
分を移動させるものである。また該フイルター1
7は試料排出路3a′と略同径の凹部20を設ける
と共に試料移送路21を設けた押圧部材22をも
つて、適宜の圧力で試料排出路3a′に押しつけら
れている。
の試料排出路3a′の出口に配設されるものであ
る。また、第9図に示す如く、該濾過装置16
は、試料排出路3a′の出口に密接するフイルター
17を基台に固着した支持体に回転自在に軸承し
たフイルター供給ドラム18とフイルター巻取ド
ラム19間に張設し、該フイルター巻取ドラム1
9を回転して巻き取ることにより該フイルターを
所要の長さ移動させ、もつて目詰まりを生じた部
分を移動させるものである。また該フイルター1
7は試料排出路3a′と略同径の凹部20を設ける
と共に試料移送路21を設けた押圧部材22をも
つて、適宜の圧力で試料排出路3a′に押しつけら
れている。
また、23は前記粉砕装置2への溶媒と水の供
給装置であり、第10図及び第11図に示した六
方弁24と、2本のパイプ25a,25bをもつ
て該六方弁24のポートに接続すると共に一
方のパイプ25aの途中部にポンプ26を配設
し、また他方のパイプ25bの途中部を三方電磁
弁27を介してシリンジ28からのパイプ29に
接続した貯水槽25と、パイプ30aをもつて前
記六方弁24のポートに接続すると共に該パイ
プ30aの途中部を三方電磁弁31を介してシリ
ンジ32からのパイプ33に接続した第一溶媒槽
30と、パイプ34aをもつて前記六方弁24の
ポートに接続すると共に該パイプ34aの途中
部を三方電磁弁35を介してシリンジ36からの
パイプ37に接続した第二溶媒槽34と、パイプ
38aをもつて前記六方弁24のポートに接続
したエアーポンプ38と、パイプ39aをもつて
前記六方弁24のポートに接続した加圧タンク
39と、該加圧タンク39の蓋部に設けた、途中
部に二方電磁弁40を配設したパイプ41と、前
記加圧タンク39の底部に設け、途中部に二方電
磁弁42を配設すると共に先端部を分岐せしめて
前記ノズル7,8に夫々接続したパイプ43とか
らなるものである。
給装置であり、第10図及び第11図に示した六
方弁24と、2本のパイプ25a,25bをもつ
て該六方弁24のポートに接続すると共に一
方のパイプ25aの途中部にポンプ26を配設
し、また他方のパイプ25bの途中部を三方電磁
弁27を介してシリンジ28からのパイプ29に
接続した貯水槽25と、パイプ30aをもつて前
記六方弁24のポートに接続すると共に該パイ
プ30aの途中部を三方電磁弁31を介してシリ
ンジ32からのパイプ33に接続した第一溶媒槽
30と、パイプ34aをもつて前記六方弁24の
ポートに接続すると共に該パイプ34aの途中
部を三方電磁弁35を介してシリンジ36からの
パイプ37に接続した第二溶媒槽34と、パイプ
38aをもつて前記六方弁24のポートに接続
したエアーポンプ38と、パイプ39aをもつて
前記六方弁24のポートに接続した加圧タンク
39と、該加圧タンク39の蓋部に設けた、途中
部に二方電磁弁40を配設したパイプ41と、前
記加圧タンク39の底部に設け、途中部に二方電
磁弁42を配設すると共に先端部を分岐せしめて
前記ノズル7,8に夫々接続したパイプ43とか
らなるものである。
44はドレン貯溜槽であり、パイプ45,4
6,47の夫々をもつて前記粉砕装置2の排出路
3b″と、前記濾過装置16の下部に配設した受皿
46aと、前記ターンテーブル1の下部に配設し
た受皿47aとに接続している。尚、該パイプ4
5の途中部にはエアー式の弁48が配設されてい
る。
6,47の夫々をもつて前記粉砕装置2の排出路
3b″と、前記濾過装置16の下部に配設した受皿
46aと、前記ターンテーブル1の下部に配設し
た受皿47aとに接続している。尚、該パイプ4
5の途中部にはエアー式の弁48が配設されてい
る。
49は前記粉砕装置2によつて粉砕し且つ溶媒
を添加した試料を濾過装置16のフイルター17
をもつて濾過した後、サンプラーまで移送するた
めの試料移送装置である。50は該試料移送装置
49における試料移送パイプであり、基部側を前
記濾過装置16の試料移送路21に接続すると共
に先端側を後記サンプラーの試料注入器に接続し
ている。また、該パイプ50は途中部に二方電磁
弁51,52を配設すると共に該二方電磁弁5
1,52の間においてシリンジ53からのパイプ
54と接続している。また該シリンジ53は前記
パイプ54の他に途中部に二方電磁弁55を配設
したパイプ56を取り付けている。また更に前記
パイプ50は、前記二方電磁弁52より先の途中
部分を、三方電磁弁57を介して試料を定量保持
するループ状の試料保持パイプ58に接続してい
る。また、該ループ状のパイプ58の他端側は、
一端側をエアーポンプ59に接続すると共に他端
側をオートインジエクター60に接続したパイプ
61の途中部に三方電磁弁62を介して接続して
いる。また、更に前記パイプ50は、前記三方電
磁弁57より先の途中部分を、三方電磁弁63を
介して他端側を前記オートインジエクター60に
接続したパイプ64の一端側に接続している。そ
して更にパイプ50はその先端部を前記した如く
サンプラー65の試料ピン65aに試料を注入す
る為の試料注入器65bに接続しているものであ
る。
を添加した試料を濾過装置16のフイルター17
をもつて濾過した後、サンプラーまで移送するた
めの試料移送装置である。50は該試料移送装置
49における試料移送パイプであり、基部側を前
記濾過装置16の試料移送路21に接続すると共
に先端側を後記サンプラーの試料注入器に接続し
ている。また、該パイプ50は途中部に二方電磁
弁51,52を配設すると共に該二方電磁弁5
1,52の間においてシリンジ53からのパイプ
54と接続している。また該シリンジ53は前記
パイプ54の他に途中部に二方電磁弁55を配設
したパイプ56を取り付けている。また更に前記
パイプ50は、前記二方電磁弁52より先の途中
部分を、三方電磁弁57を介して試料を定量保持
するループ状の試料保持パイプ58に接続してい
る。また、該ループ状のパイプ58の他端側は、
一端側をエアーポンプ59に接続すると共に他端
側をオートインジエクター60に接続したパイプ
61の途中部に三方電磁弁62を介して接続して
いる。また、更に前記パイプ50は、前記三方電
磁弁57より先の途中部分を、三方電磁弁63を
介して他端側を前記オートインジエクター60に
接続したパイプ64の一端側に接続している。そ
して更にパイプ50はその先端部を前記した如く
サンプラー65の試料ピン65aに試料を注入す
る為の試料注入器65bに接続しているものであ
る。
尚、前記シリンジ53は、本実施例では第12
図に示す如く、そのピストン53aの前面53
a′を浅いテーパー状としており、これによりピス
トン53aが前進し、終端まで到達したときに仮
想線で示したように空間が出来、もつて真空にな
らないことから、試料の残りを吸い出すときに全
部を吸い出すことができるのである。
図に示す如く、そのピストン53aの前面53
a′を浅いテーパー状としており、これによりピス
トン53aが前進し、終端まで到達したときに仮
想線で示したように空間が出来、もつて真空にな
らないことから、試料の残りを吸い出すときに全
部を吸い出すことができるのである。
また、前記オートインジエクター60は試料を
稀釈するときに用いるものであり、特公昭59−
4665号公報に示されたと同様のオートインジエク
ターを使用しており、径の異なる複数の試料保持
孔60a,60bのうち、前記パイプ61と連通
する位置にある試料保持孔60aを、先端側を試
料トラツプ66に接続したパイプ67の基部側に
連通せしめ、他方前記パイプ64と連通する位置
にある試料保持孔60bを、先端側を稀釈液槽6
8に接続したパイプ69の基部側に連通せしめて
いる。また、前記パイプ67は途中部を、三方電
磁弁70を介して前記ドレン貯溜槽44に先端側
を接続したパイプ71に接続し、また前記試料ト
ラツプ66はパイプ72をもつてエアーポンプ7
3に接続している。更にまた、前記パイプ69は
途中部を、三方電磁弁74を介してシリンジ75
からのパイプ76に接続している。
稀釈するときに用いるものであり、特公昭59−
4665号公報に示されたと同様のオートインジエク
ターを使用しており、径の異なる複数の試料保持
孔60a,60bのうち、前記パイプ61と連通
する位置にある試料保持孔60aを、先端側を試
料トラツプ66に接続したパイプ67の基部側に
連通せしめ、他方前記パイプ64と連通する位置
にある試料保持孔60bを、先端側を稀釈液槽6
8に接続したパイプ69の基部側に連通せしめて
いる。また、前記パイプ67は途中部を、三方電
磁弁70を介して前記ドレン貯溜槽44に先端側
を接続したパイプ71に接続し、また前記試料ト
ラツプ66はパイプ72をもつてエアーポンプ7
3に接続している。更にまた、前記パイプ69は
途中部を、三方電磁弁74を介してシリンジ75
からのパイプ76に接続している。
尚、前記試料移送パイプ50における二方電磁
弁51,52及びシリンジ53の部分を、第13
図に示すように構成してもよい。第13図に示し
た他の実施例は、前記実施例におけるシリンジ5
3に代えてエアーポンプを用いるものであり、濾
過した試料を移送するパイプ50を試料槽77中
において一旦切断すると共に、前記実施例におい
てシリンジ53に接続していたパイプ56を該試
料槽77に接続し、更に該試料槽77に、その底
部から途中部に二方電磁分78を配設したパイプ
79と、側壁部からパイプ80とを出し、該パイ
プ79,80の夫々の先端部を、三方電磁弁81
を介して一端側を試料トラツプ82に接続したパ
イプ83に接続し、更に前記試料トラツプ82
を、パイプ83をもつてエアーポンプ84に接続
すると共に該パイプ83の途中部を途中部に二方
電磁弁85を配設したパイプ86を接続してなる
ものである。
弁51,52及びシリンジ53の部分を、第13
図に示すように構成してもよい。第13図に示し
た他の実施例は、前記実施例におけるシリンジ5
3に代えてエアーポンプを用いるものであり、濾
過した試料を移送するパイプ50を試料槽77中
において一旦切断すると共に、前記実施例におい
てシリンジ53に接続していたパイプ56を該試
料槽77に接続し、更に該試料槽77に、その底
部から途中部に二方電磁分78を配設したパイプ
79と、側壁部からパイプ80とを出し、該パイ
プ79,80の夫々の先端部を、三方電磁弁81
を介して一端側を試料トラツプ82に接続したパ
イプ83に接続し、更に前記試料トラツプ82
を、パイプ83をもつてエアーポンプ84に接続
すると共に該パイプ83の途中部を途中部に二方
電磁弁85を配設したパイプ86を接続してなる
ものである。
「作用」
次に、本発明の作用について説明する。
最初に全体の工程の概略について説明すると、
先ずターンテーブル1の試料ホルダー1a中の試
料を粉砕装置2の試料投入シユート6から粉砕室
3a内に投入する。次に回転刃5を所定時間回転
駆動して試料を粉砕すると共に、溶媒槽30,3
4から所定量の溶媒を粉砕室3a内に注入する。
粉砕を完了した試料は粉砕室3a内で沈澱させら
れ、次に濾過装置16のフイルター17を通過さ
せて濾過し後、ループ状の試料保持パイプ58に
送られる。尚、試料は実際上は該ループ状の試料
保持パイプ58を経てオートインジエクター60
迄送られている。そしてここにおいて試料の稀釈
を要する場合と要しない場合とで移送経路が分か
れ、稀釈を要しない場合には、エアーポンプ59
をもつて該ループ状の試料保持パイプ58内に保
持された所定量の試料がパイプ50をもつて直接
サンプラー65の試料注入器65bを送られ、ま
た他方稀釈を要する場合には、オートインジエク
ター60をパイプ61に連通する試料保持孔がパ
イプ64に連通するように回動させて、試料を稀
釈倍率に合わせて所定量稀釈側のパイプ間に注出
し、これと同時にシリンジ75をもつて稀釈液槽
68中の稀釈液を試料保持孔内の試料に送り、も
つて試料と稀釈液は一緒になつてサンプラー65
の試料注入器65bに送られるものである。尚、
サンプラーに送られる試料の量は、試料と稀釈後
の合量が一定の量(例えば5ml)となるようにシ
リンジ75によつて計量、調節される。
先ずターンテーブル1の試料ホルダー1a中の試
料を粉砕装置2の試料投入シユート6から粉砕室
3a内に投入する。次に回転刃5を所定時間回転
駆動して試料を粉砕すると共に、溶媒槽30,3
4から所定量の溶媒を粉砕室3a内に注入する。
粉砕を完了した試料は粉砕室3a内で沈澱させら
れ、次に濾過装置16のフイルター17を通過さ
せて濾過し後、ループ状の試料保持パイプ58に
送られる。尚、試料は実際上は該ループ状の試料
保持パイプ58を経てオートインジエクター60
迄送られている。そしてここにおいて試料の稀釈
を要する場合と要しない場合とで移送経路が分か
れ、稀釈を要しない場合には、エアーポンプ59
をもつて該ループ状の試料保持パイプ58内に保
持された所定量の試料がパイプ50をもつて直接
サンプラー65の試料注入器65bを送られ、ま
た他方稀釈を要する場合には、オートインジエク
ター60をパイプ61に連通する試料保持孔がパ
イプ64に連通するように回動させて、試料を稀
釈倍率に合わせて所定量稀釈側のパイプ間に注出
し、これと同時にシリンジ75をもつて稀釈液槽
68中の稀釈液を試料保持孔内の試料に送り、も
つて試料と稀釈液は一緒になつてサンプラー65
の試料注入器65bに送られるものである。尚、
サンプラーに送られる試料の量は、試料と稀釈後
の合量が一定の量(例えば5ml)となるようにシ
リンジ75によつて計量、調節される。
次に、更に具体的に説明する。
ターンテーブル1が回転して試料を収容した試
料ポルダー1aが粉砕装置2の試料投入シユート
6上に達すると、シリンダー1cによつて突き出
し杆1dが突出して該試料ホルダー1aを反転さ
せる。これによつて試料は試料投入シユート6内
にこぼれ落ち、粉砕室3a内に投入される。次に
該粉砕室3a内に溶媒が注入されるが、これを具
体的に説明すると、例えば第1溶媒槽30内の溶
媒を注入する場合を例にとつて説明すると、三方
電磁弁31における六方弁24のポート側のポ
ートを閉じた状態でシリンジ32をもつて第1溶
媒槽30内の溶媒を所定量吸引し、次に三方電磁
弁31の第1溶媒槽30側のポートを閉じてシリ
ンジ32をもつて溶媒を吐出すると、六方弁24
のポートとを経て溶媒は加圧タンク39内に
送り込まれる。そして、六方弁24をポートと
とが連通するように回動してエアーポンプ38
を作動すると、加圧タンク39内の溶媒はパイプ
43を経てノズル7から噴出し、粉砕室3a内に
注入されるものである。また、溶媒注入後に試料
投入シユート6とターンテーブル1の試料ホルダ
ー1aの洗滌が行われるが、それはポンプ26を
もつて貯水槽25内の水を吸引して送り出し、六
方弁24のポート、を経て加圧タンク39に
送り、ここから更にノズル7及び8に送つて、そ
れから噴出する水をもつて試料投入シユート6と
試料ホルダー1aの内部を洗滌するものである。
料ポルダー1aが粉砕装置2の試料投入シユート
6上に達すると、シリンダー1cによつて突き出
し杆1dが突出して該試料ホルダー1aを反転さ
せる。これによつて試料は試料投入シユート6内
にこぼれ落ち、粉砕室3a内に投入される。次に
該粉砕室3a内に溶媒が注入されるが、これを具
体的に説明すると、例えば第1溶媒槽30内の溶
媒を注入する場合を例にとつて説明すると、三方
電磁弁31における六方弁24のポート側のポ
ートを閉じた状態でシリンジ32をもつて第1溶
媒槽30内の溶媒を所定量吸引し、次に三方電磁
弁31の第1溶媒槽30側のポートを閉じてシリ
ンジ32をもつて溶媒を吐出すると、六方弁24
のポートとを経て溶媒は加圧タンク39内に
送り込まれる。そして、六方弁24をポートと
とが連通するように回動してエアーポンプ38
を作動すると、加圧タンク39内の溶媒はパイプ
43を経てノズル7から噴出し、粉砕室3a内に
注入されるものである。また、溶媒注入後に試料
投入シユート6とターンテーブル1の試料ホルダ
ー1aの洗滌が行われるが、それはポンプ26を
もつて貯水槽25内の水を吸引して送り出し、六
方弁24のポート、を経て加圧タンク39に
送り、ここから更にノズル7及び8に送つて、そ
れから噴出する水をもつて試料投入シユート6と
試料ホルダー1aの内部を洗滌するものである。
次に、前記の如く粉砕室3a内に溶媒が注入さ
れると同時に回転刃5が所定時間回転して試料を
粉砕する。これを完了すると試料は一旦沈澱させ
られ、粉砕槽3の試料排出路3a′から排出され
る。また残留した試料の排出は、弁杆10を降下
させることによつて行い、テーパー状の排出路3
b′からドレン排出室3b内に流れ落ち、更に排出
路3b″を経てパイプ45に流れ、最終的にドレン
貯溜槽44中に入るものである。
れると同時に回転刃5が所定時間回転して試料を
粉砕する。これを完了すると試料は一旦沈澱させ
られ、粉砕槽3の試料排出路3a′から排出され
る。また残留した試料の排出は、弁杆10を降下
させることによつて行い、テーパー状の排出路3
b′からドレン排出室3b内に流れ落ち、更に排出
路3b″を経てパイプ45に流れ、最終的にドレン
貯溜槽44中に入るものである。
また、試料排出路3a′から排出される試料は、
フイルター17を通過して濾過され、試料移送パ
イプ50に流入するが、試料のパイプ50への流
入はシリンジ53によつて行われる。即ち、二方
電磁弁52を閉じた状態でシリンジ53を作動
し、試料を吸引することによつて行うものであ
る。
フイルター17を通過して濾過され、試料移送パ
イプ50に流入するが、試料のパイプ50への流
入はシリンジ53によつて行われる。即ち、二方
電磁弁52を閉じた状態でシリンジ53を作動
し、試料を吸引することによつて行うものであ
る。
さらに、パイプ50に流入した試料はループ状
の試料保持パイプ58及びオートインジエクター
60に送られる。これは前記シリンジ53をもつ
て行われる。即ち、二方電磁弁51を閉じると共
に二方電磁弁52を開き、この状態においてシリ
ンジ53を作動すると試料が送り出されるもので
ある。
の試料保持パイプ58及びオートインジエクター
60に送られる。これは前記シリンジ53をもつ
て行われる。即ち、二方電磁弁51を閉じると共
に二方電磁弁52を開き、この状態においてシリ
ンジ53を作動すると試料が送り出されるもので
ある。
また、ここにおいて試料の移送経路が分れる
が、それは前記した通りであり、先ず稀釈を要し
ない場合について説明すると、三方電磁弁57の
三方電磁弁52側のポートを閉じると共に三方電
磁弁62のオートインジエクター60側のポート
を閉じ、この状態においてエアーポンプ59を作
動すると、ループ状の試料保持パイプ58中の所
定量の試料は空気によつて押し出されてサンプラ
ー65の試料注入器65bに送られるものであ
る。また三方電磁弁57よりシリンジ53側のパ
イプ50内に残つた試料は、二方電磁弁55を開
いた状態でシリンジ53を作動させて吸い出し、
パイプ56から外部に排出する。また、他方三方
電磁弁62よりパイプ61側に残つた試料はエア
ーポンプ73を作動して試料トラツプ66がドレ
ン貯溜槽44に流下させるものである。また、他
方稀釈を要する場合について説明すると、オート
インジエクター6をパイプ61に連通する試料保
持孔がパイプ64に連通するように回動させ、ま
たこれと同時に三方電磁弁74のオートインジエ
クター60側のポートを閉じる。そしてシリンジ
75によつて稀釈液槽68中の稀釈液を所定量吸
引する。次に三方電磁弁74の稀釈液槽68側の
ポートを閉じてシリンジ75を作動すると、稀釈
液はオートインジエクター60の試料保持孔中の
試料を押し出し、試料と稀釈液の合量が常に一定
になるようにサンプラー65の試料注入器65b
に送り出されるものである。
が、それは前記した通りであり、先ず稀釈を要し
ない場合について説明すると、三方電磁弁57の
三方電磁弁52側のポートを閉じると共に三方電
磁弁62のオートインジエクター60側のポート
を閉じ、この状態においてエアーポンプ59を作
動すると、ループ状の試料保持パイプ58中の所
定量の試料は空気によつて押し出されてサンプラ
ー65の試料注入器65bに送られるものであ
る。また三方電磁弁57よりシリンジ53側のパ
イプ50内に残つた試料は、二方電磁弁55を開
いた状態でシリンジ53を作動させて吸い出し、
パイプ56から外部に排出する。また、他方三方
電磁弁62よりパイプ61側に残つた試料はエア
ーポンプ73を作動して試料トラツプ66がドレ
ン貯溜槽44に流下させるものである。また、他
方稀釈を要する場合について説明すると、オート
インジエクター6をパイプ61に連通する試料保
持孔がパイプ64に連通するように回動させ、ま
たこれと同時に三方電磁弁74のオートインジエ
クター60側のポートを閉じる。そしてシリンジ
75によつて稀釈液槽68中の稀釈液を所定量吸
引する。次に三方電磁弁74の稀釈液槽68側の
ポートを閉じてシリンジ75を作動すると、稀釈
液はオートインジエクター60の試料保持孔中の
試料を押し出し、試料と稀釈液の合量が常に一定
になるようにサンプラー65の試料注入器65b
に送り出されるものである。
「発明の効果」
本発明は上記の如き構成、作用であり、試料を
サンプラーに供給する前に行われる試料の前処理
を、その全工程を自動化し、機械的に行うことが
できるようにしたから、従来に比して前処理の作
業能率を大幅に向上せしめることができるもので
ある。しかも各作業は機械的に行われるから確実
であり、実用に供し裨益する処多大なるものがあ
る。
サンプラーに供給する前に行われる試料の前処理
を、その全工程を自動化し、機械的に行うことが
できるようにしたから、従来に比して前処理の作
業能率を大幅に向上せしめることができるもので
ある。しかも各作業は機械的に行われるから確実
であり、実用に供し裨益する処多大なるものがあ
る。
第1図は本発明の全体のブロツク図、第2図は
本発明装置の一部省略して示した正面図、第3図
は同側面図、第4図は同平面図、第5図はターン
テーブルの中央縦断面図、第6図はターンテーブ
ルの平面図、第7図は粉砕装置の一部省略して示
した中央縦断面図、第8図は粉砕装置の他の実施
例の一部省略して示した中央縦断面図、第9図は
濾過装置の説明図、第10図は六方弁の平面図、
第11図は第10図中A−A線断面図、第12図
は粉砕室から試料を吸引するシリンジの説明図、
第13図は粉砕室から試料を吸引するシリンジ及
び電磁弁の他の構成例の説明図である。 1……ターンテーブル、1a……試料ホルダ
ー、2……粉砕装置、3……粉砕槽、3a……粉
砕室、3b……ドレン排出室、4……固定翼、5
……回転刃、6……試料投入シユート、7,8…
…ノズル、16……濾過装置、17……フイルタ
ー、18……フイルター供給ドラム、19……フ
イルター巻取ドラム、22……押圧部材、23…
…粉砕装置への溶媒と水の供給装置、24……六
方弁、25……貯水槽、30……第一溶媒槽、3
4……第二溶媒槽、38……エアーポンプ、39
……加圧タンク、44……ドレン貯留槽、49…
…濾過した試料の移送装置、50……試料移送パ
イプ、53……シリンジ、57……三方電磁弁、
58……ループ状試料保持パイプ、59……エア
ーポンプ、60……オートインジエクター、6
1,64……稀釈用パイプ、62,63……三方
電磁弁、65……サンプラー、65b……試料注
入器、66……試料トラツプ、68……稀釈液
槽、69……パイプ、70……三方電磁弁、71
……パイプ、73……エアーポンプ、74……三
方電磁弁、75……シリンジ、76……パイプ。
本発明装置の一部省略して示した正面図、第3図
は同側面図、第4図は同平面図、第5図はターン
テーブルの中央縦断面図、第6図はターンテーブ
ルの平面図、第7図は粉砕装置の一部省略して示
した中央縦断面図、第8図は粉砕装置の他の実施
例の一部省略して示した中央縦断面図、第9図は
濾過装置の説明図、第10図は六方弁の平面図、
第11図は第10図中A−A線断面図、第12図
は粉砕室から試料を吸引するシリンジの説明図、
第13図は粉砕室から試料を吸引するシリンジ及
び電磁弁の他の構成例の説明図である。 1……ターンテーブル、1a……試料ホルダ
ー、2……粉砕装置、3……粉砕槽、3a……粉
砕室、3b……ドレン排出室、4……固定翼、5
……回転刃、6……試料投入シユート、7,8…
…ノズル、16……濾過装置、17……フイルタ
ー、18……フイルター供給ドラム、19……フ
イルター巻取ドラム、22……押圧部材、23…
…粉砕装置への溶媒と水の供給装置、24……六
方弁、25……貯水槽、30……第一溶媒槽、3
4……第二溶媒槽、38……エアーポンプ、39
……加圧タンク、44……ドレン貯留槽、49…
…濾過した試料の移送装置、50……試料移送パ
イプ、53……シリンジ、57……三方電磁弁、
58……ループ状試料保持パイプ、59……エア
ーポンプ、60……オートインジエクター、6
1,64……稀釈用パイプ、62,63……三方
電磁弁、65……サンプラー、65b……試料注
入器、66……試料トラツプ、68……稀釈液
槽、69……パイプ、70……三方電磁弁、71
……パイプ、73……エアーポンプ、74……三
方電磁弁、75……シリンジ、76……パイプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 試料ホルダーを備え且つ所定のタイミングで
試料を後記粉砕槽の粉砕室に投入するターンテー
ブルと、粉砕槽内の粉砕室において溶媒を注入し
た状態で試料を粉砕する粉砕装置と、前記粉砕室
に所定量の溶媒と水を供給する装置と、前記粉砕
室から排出される粉砕後の試料を濾過する濾過装
置と、前記濾過装置に基部側を接続すると共に先
端側をサンプラーの試料注入器に接続し、途中部
に前記濾過装置から吸引した試料を先端部側に向
けて送り出す機構を備えると共に該機構より先端
部側に三方電磁弁を配設した試料移送パイプと、
該パイプの途中部に前記三方電磁弁を介して一端
側を接続し、エアーポンプに接続したパイプに電
磁弁を介して他端側を接続した試料を定量保持す
るループ状の試料保持パイプとからなる試料移送
装置とを備えて構成されるクロマトグラフ装置に
おけるサンプラーへ供給する試料の自動前処理装
置。 2 試料ホルダーを備え且つ所定のタイミングで
試料を後記粉砕槽の粉砕室に投入するターンテー
ブルと、粉砕槽内の粉砕室において溶媒を注入し
た状態で試料を粉砕する粉砕装置と、前記粉砕室
に所定量の溶媒と水を供給する装置と、前記粉砕
室から排出される粉砕後の試料を濾過する濾過装
置と、前記濾過装置に基部側を接続すると共に先
端側をサンプラーの試料注入器に接続し、途中部
に前記濾過装置から吸引した試料を先端部側に向
けて送り出す機構を備えると共に該機構より先端
部側に2個の三方電磁弁を配設した試料移送パイ
プと、該パイプの途中部に前記2個の三方電磁弁
の内の基部側の三方電磁弁を介して一端側を接続
し、一端側をエアーポンプに接続すると共に他端
側を後記オートインジエクターに接続したパイプ
の途中部に三方電磁弁を介して他端側を接続した
試料を定量保持するループ状の試料保持パイプ
と、前記試料移送パイプの途中部に前記2個の三
方電磁弁の内の先端部側の三方電磁弁を介して一
端側を接続し、他端側を後記オートインジエクタ
ーに接続した稀釈用パイプと、径の異なる複数の
試料保持孔を有し且つ前記エアーポンプに接続し
たパイプに連通する試料保持孔を前記試料移送パ
イプの先端側の三方電磁弁に接続した稀釈用パイ
プに連通せしめることができるように構成された
オートインジエクターと、一端側を前記オートイ
ンジエクターの稀釈側にある試料保持孔に連通す
るように接続すると共に他端側を稀釈液槽に接続
し、途中部に三方電磁弁を介して、試料と稀釈液
の合量が一定になるようにサンプラーに送出する
シリンジからのパイプを接続した稀釈用パイプと
からなる試料移送装置とを備えて構成されるクロ
マトグラフ装置におけるサンプラーへ供給する試
料の自動前処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22192185A JPS6281543A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | クロマトグラフ装置におけるサンプラ−へ供給する試料の自動前処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22192185A JPS6281543A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | クロマトグラフ装置におけるサンプラ−へ供給する試料の自動前処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6281543A JPS6281543A (ja) | 1987-04-15 |
JPH049456B2 true JPH049456B2 (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=16774242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22192185A Granted JPS6281543A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | クロマトグラフ装置におけるサンプラ−へ供給する試料の自動前処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6281543A (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2931838B1 (fr) | 2008-06-02 | 2010-06-11 | Millipore Corp | Installation pour traiter un liquide biologique. |
FR2940145B1 (fr) | 2008-12-24 | 2011-03-25 | Millipore Corp | Chariot et installation de traitement d'un liquide biologique |
FR2941385B1 (fr) | 2009-01-23 | 2011-04-01 | Millipore Corp | Procede pour fournir un circuit pour liquide biologique et circuit obtenu. |
FR2955119B1 (fr) | 2010-01-13 | 2012-12-28 | Millipore Corp | Circuit pour liquide biologique |
FR2960795B1 (fr) | 2010-06-08 | 2012-07-27 | Millipore Corp | Dispositif pour une installation de traitement de liquide biologique |
FR2960796B1 (fr) | 2010-06-08 | 2014-01-24 | Millipore Corp | Dispositif pour une installation de traitement de liquide biologique |
FR2960794B1 (fr) | 2010-06-08 | 2012-07-27 | Millipore Corp | Dispositif pour une installation de traitement de liquide biologique |
FR2961711B1 (fr) * | 2010-06-23 | 2012-08-17 | Millipore Corp | Poche pour circuit d'une installation de traitement de liquide biologique |
FR2961713B1 (fr) | 2010-06-23 | 2012-08-10 | Millipore Corp | Poche pour circuit d'une installation de traitement de liquide biologique |
FR2963573B1 (fr) | 2010-08-03 | 2012-08-31 | Millipore Corp | Chariot de pompage pour une installation de traitement de liquide biologique |
FR2973396B1 (fr) | 2011-03-28 | 2013-05-10 | Millipore Corp | Installation de traitement de liquide biologique |
FR2993572B1 (fr) | 2012-07-23 | 2016-04-15 | Emd Millipore Corp | Circuit pour liquide biologique comportant une vanne a pincement |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP22192185A patent/JPS6281543A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6281543A (ja) | 1987-04-15 |
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