JPH0494353A - 合成樹脂フイルムよりなるウエブの巻取装置およびこれを用いた合成樹脂フイルム製造装置 - Google Patents

合成樹脂フイルムよりなるウエブの巻取装置およびこれを用いた合成樹脂フイルム製造装置

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JPH0494353A
JPH0494353A JP20799690A JP20799690A JPH0494353A JP H0494353 A JPH0494353 A JP H0494353A JP 20799690 A JP20799690 A JP 20799690A JP 20799690 A JP20799690 A JP 20799690A JP H0494353 A JPH0494353 A JP H0494353A
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thickness
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ0発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はインフレーション方式、Tダイ方式の内の一
種よりなる合成樹脂フィルムの製造装置に連なる前記フ
ィルムよりなるウェブを巻き取る時に、この厚みを巻き
取り中に能率良く、出来るだけ正確に測定する方法及び
その装置に関する。
また前記巻き取り完了時に巻き取りウェブの重量を測定
し、これによって比重を算出して、以後の巻き取られる
フィルム製造中の厚み制御をする方法及び装置に関する
(従来の技術) 従来製造及び巻き取り中のフィルムの厚さを測定する方
法としては、非接触型のものとしては放射線を利用した
もの、赤外線利用のもの、空気圧マイクロメータ利用の
ものがある。また接触型のものとしてはダイヤルゲージ
の接触子部分を回転軸としたものがある。
また製造及び巻き取り中の厚さ制御としては前述の測定
装置で測定しながら制御する方法及び装置が知られてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが前記放射線利用の測定方法はその取扱者に厳格
な資格を要し、一般的ではない。また赤外線利用のもの
は装置が高価であるし、フイルムが着色していたり、フ
ィルム原料に混合される充填材その他再生材料によって
測定値に大きな差があり、これらの補正が面倒であり、
正確な値が測定出来ない。また空気マイクロメータ型の
ものも正確さに今−歩の感がある。
他方接触型のダイヤルゲージ型のみのが一番精度が高い
が、フィルムが柔らかいためフィルムに傷が付き、相当
厚みのある不透明なもの以外には殆ど使用出来ない。
従って成形の初期に於いて製造したものを切り取って厚
みをダイヤルゲージで測定し、これに基づいて、以後の
制御をしているが、測定及び計算に要する時間中の制御
は不能であり、また−旦製造を開始後の制御は厚み測定
が出来ず、厚みが設定寸法に合致しているか否かも判ら
ず、以後の制御は全く不能である。
そこでこの発明は巻き取り中のウェブを効率よく精度高
く測定し、仮にウェブに傷が付いても、実用上差し支え
ない位置とする方法及び装置を市場に提供することを目
的とする。
また他の目的とするところは巻き取り毎に、厚みと重量
を測定し、これによって正確な比重をもとめ、次の巻き
取り中の厚さ制御が容易に出来る様にするための方法及
び装置を市場に提供することである。
口0発明の構成 (課題を解決するための手段) 前述の課題を達成するためしここの発明は、インフレー
ション方式、Tダイ方式の内の一種よりなるフィルム製
造装置に連なる合成樹脂フィルムよりなるウェブを芯管
に略一定寸法づつ、順次巻き取る方法に於いて、一巻き
毎の巻き終わり、若しくは巻き始めの内の少なくとも一
方に於いて1巻き取り中のウェブの厚みをウェブの幅方
向に接触型の方法により測定することを特徴とする合成
樹脂フィルムよりなるウェブ巻取方法とする。
また前述の課題を達成するために、この発明の前記成形
中の合成樹脂フィルムよりなるウェブを芯管に略一定寸
法づつ、順次巻き取る方法に於いて、一巻き毎の巻き終
わり、若しくは巻き始めの内の少なくとも一方に於いて
、巻き取り中のウェブをの厚みをウェブの幅方向に接触
型の方法により測定し、 また各芯管に巻き取り中のウェブの幅及び巻き取り長さ
を実測し、 一巻き巻き取り後に、前記一巻きのウェブの重量を計測
し、前記のウェブの厚み、幅、長さ並びに重量の値より
、一巻きのウェブの比重を算出することを特徴とする合
成樹脂フィルムよりなるウェブ巻取方法とする。
また前述の課題を達成するために前記の方法により算出
した新たな比重と予め設定された以後の巻き取り中のウ
ェブ幅及び押出し機の押出し樹脂量とから、目的とする
ウェブ厚さに対応した引き取り速度を算出し、以後この
引き取り速度を維持し、前記設定した押出し樹脂量を一
定にし、ウェブ幅が設定値になるようフィルム製造装置
のフィルム成形部の風量及びフロストライン制御をしな
がら、成形されたウェブを順次巻き取ることを特徴とす
る場合もある。
前述の課題を達成するために、この発明はインフレーシ
ョン方式、Tダイ方式の内の一種よりなるフィルム製造
装置により製造された合成樹脂フィルムよりなるウェブ
を芯管供給ステーション、巻き取りステーション、巻き
取りウェブ放出ステーションを有するターレット型回転
体を備えた巻取装置に巻き取るものにおいて。
前記巻き取りステーションの巻き取り中のウェブを案内
する位置固定案内ローラが、前記巻取装置の機枠の一部
であって1巻き取りステーション近傍に装備してあり、
この位置固定案内ローラに対して厚み測定接触子が接離
可能で、この幅方向に移動可能な厚み測定装置が前記巻
取装置の機枠に装備してあり、前記巻取装置の前記回転
体の歩進指令信号乃至この近傍信号に基づいて、前記厚
み測定装置は巻き取り中のウェブが掛合している前記位
置固定案内ローラ上を厚み測定接触子をウェブに接触さ
せてウェブの幅方向に移動するものであることを特徴と
する合成樹脂フィルムよりなるウェブ巻取装置とする。
また前記課題を達成するために、インフレーション方式
、Tダイ方式の内の一種よりなるフィルム製造装置によ
り製造された合成樹脂フィルムよりなるウェブを芯管供
給ステーション、巻き取りステーション、巻き取りウェ
ブ放出ステーションを有するターレット型回転体を備え
た巻取装置に巻き取るものにおいて、 前記巻き取りステーションの巻き取り中のウェブを案内
する位置固定案内ローラが、前記巻取装置の機枠の一部
であって、巻き取りステーション近傍に装備してあり、
この位置固定案内ローラに対して厚み測定接触子が接離
可能で、この幅方向に移動可能な厚み測定装置が前記巻
取装置の機枠に装備してあり、前記巻取装置の前記回転
体の歩進指令信号乃至この近傍信号に基づいて、前記厚
み測定装置は巻き取り中のウェブのが掛合している前記
位置固定案内ローラ上を厚み測定接触子をウェブに接触
させてウェブの幅方向に移動するものであり。
また前記巻取装置に巻き取られるウェブの搬送路の一部
にはウェブ幅測定装置及び搬送長さ測定装置及び搬送速
度測定装置が設けてあり、巻き取りウェブ放出ステーシ
ョンには巻き取り完了後の巻き取りウェブの重量を測定
する重量測定装置が設けてあり、 前記厚み測定装置、幅測定装置、搬送長さ測定装置及び
重量測定装置の各測定値より巻き取りウェブの比重を算
出し、この求めた比重と設定したウェブ幅寸法及び押出
し機の押出し樹脂量により目的ウェブ厚さに対応した引
き取り速度を算出する演算装置と、この算出した引き取
り速度に次回の引き取り時の速度を合致させる引き取り
速度制御装置と前記押出し樹脂量を一定にしてウェブ幅
を設定値に維持するフイムル製造装置のフィルム成形部
の風量制御装置及びフロストライン位置を制御するフロ
ストライン制御装置を備えていることを特徴とする合成
樹脂フィルムよりなるウェブ巻取装置とする。
(発明の作用) 前述の様に構成でいる請求項第4項の装置発明の作用を
請求項第1項の特定発明と共に説明する。
フィルム製造装置に連なる合成樹脂フィルムよりなるウ
ェブを巻取装置の巻き取りステーション近傍の位置固定
案内ローラに導き、公知の巻取装置同様に運転すると、
このウェブの先端は巻き取りステーションにある芯管に
巻きつけられ、予め定められた長さ巻き取れられる。
この間、フィルム製造装置に供給される合成樹脂原材料
の比重と希望する幅及び厚さより、幅を一定として、巻
き取り速度を算出して、この算出された巻き取り速度で
巻き取る。
而して予め定められた長さのウェブを巻き取る近傍に達
すると、前記巻取装置は前記回転体を一ステーション歩
進指令信号乃至この近傍信号が発せられる。
この信号を入力信号として、前記案内ローラ部に装備し
である接触型の厚み測定装置は案内ローラに掛合してい
る走行中のウェブに接触子を接触させながら、案内ロー
ラの軸方向に移動して、ウェブの全幅の厚みを測定する
この測定の完了と共に、巻取装置の回転体は一ステーシ
ョン移動して、ウェブは横断方向に切断される。この切
断直後に再び前記厚み測定装置は反対方向に移動し、次
の芯管に巻きつける巻き始め部分のウェブの厚みをもう
一度計測する場合もある。
このようにして順次ウェブを芯管に巻き取る毎に、巻き
始め又は巻き終わりの内少なくとも片方、の部分のウェ
ブの厚みを特徴する 請求項第5項記載の装置発明の作用と共に、請求項第2
項及び第3項記載の方法発明を説明する。
前述の装置により巻き取られたウェブの重量を巻き取り
ウェブ放出ステーションに備えである重量測定装置によ
り測定し、この重量と既に測定しである巻き取り長さ、
ウェブ幅及び厚みより、巻き取られたウェブの比重を演
算装置により算出し表示する。
更に請求項第3項記載の方法に対応する部分の作用とし
ては、前記演算装置によって算出された比重を先に入力
した合成樹脂原材料の比重に代え”C入力し、これに基
づいて、厚さが希望厚さになるよう最適用ぎ取り速度に
算出17、引き取り速度制御装置によりうウェブ引き取
り速度を耐記算出した引き取り速度に維持し、且゛つ押
出し樹脂量を−・定にし、て、ウェブ幅が常に一定にな
るようフィルム製造装置のフィルム成形部の風量制御装
置及びフロストライン制御装置を作動させなからウェブ
を巻き取る。
以下巻取装置の歩進信号乃至この近傍の信号がある毎に
、前記同様のウェブの厚みを測定し、前回の巻き取り時
の測定値による比重の算出値に差があるどきは、新しい
比重値に基づいて、順次補正巻き取り速度を算出し、次
の巻き取りこの算出された巻き取り速度になるよう同様
に前記制御装置によって制御しながら継続的に行う。
実施例 次に請求項第4項及び第5項記載の袋打発明を含む代表
的な実施例を説明する4、 図においでAは巻取装置、Bは巻取装置の上流側に設け
たインフレーション方式のフィルム製造装置である。
前記巻取装置Aはターレット型で有り、この機枠]Oに
装備しである水平な主軸11には回転体12が装備して
あり、この回転体1−2には120度間隔毎に半径方向
に伸びる腕部材13が、夫れ大力、左右一対ずつ設けて
あり、各一対の腕部材13の先端部分は、製造された帯
状のウェブ帯Wを巻取る芯管Pが着脱できるチャ・ツク
が装備してあり、前記回転体12は主軸11の周りに−
っの芯管Pに前記ウェブWが巻取らiる度に1.20度
ずつ歩進する様に設けてあり、3組の一対の腕部材1−
3のうち、1−向き方向の位置が巻取りステーションS
−1、水平方向の位置が放出ステーションS−2、下向
き方向の位置が芯管供給ステーションS−3となってい
る。
巻取りステーションS−1近傍の前記機枠1゜にば、位
置固定のウェブ案内ローラ]4が装備してあり、この案
内ローラ14と平行なガイドレール〕−5には、厚み測
定装置の一種であるダイヤルゲージ16が走行自在を二
設けてあり、このダイヤルゲージl 6のローラからな
る接触子17は、前記ダイヤルゲージ]6の移動に伴い
前記案内ローラ1−4の母線上を接触しながらその軸線
方向に移動自在どしである。
このダイヤルゲージ1−6の走行駆動手段としては、特
に限定はなく、エアシリンダ装置又はリニアモータが好
ましい(図示せず)。
前記放出ステーションS−2には、芯管Pに巻取られた
ロール状のウェブWを受は取るウェブ受取装置20と、
重量測定装置3oが設けである。
前記ウェブ受取装[20は、前記機枠1oに装備しであ
る扛重装置22によって一ヒ下動自在に装備された上面
が浅い7字型のウェブ受台2]−がらなり、更に、この
ウェブ受台21は、扛重装置22の可動部材23に対し
で、水平なピン24によって傾動自在に装備してあり、
前記可動部材23とウェブ受台21との間には、前記ウ
ェブ受台2]−を水平位置ど傾斜位置とに選択的に揺動
させるためのエアシリンダ装置25が配備されている。
前述のウェブ受台21には、上下方向に貫通又は切欠か
才した送部26がaけである。
前述の重量測定装置30はウェブ受台21−と全く同−
位置に設けてあって、そのウェブ計量量は部材31は前
記ウェブ受台21の下側より前記送部26を通過して、
上方にまで突出できるように装備してあり、ウェブ計量
受番′11部材31の基部32は機枠1oに装備しであ
るロードセル33にテンションメンバー34によって吊
り下げで装備してあり、ウェブ計量量は部材31は前記
ウェブ受台21とは全く接触しないように装備しである
前述のウェブ受台21を扛重装置22によって下降させ
ると、その受台21の受は面27は、前記ウェブi′i
量受は部材31の−」1端ウェブ支持部35よりも下位
となり、逆に扛重装置22によって受台21を上E、さ
せてその受は面27を前記上端ウェブ支持部35よりも
上位の位置が巻取ウェブ受取位置としである。
この重量測定装置30には、更にロードセル33の歪を
電気的な値で検出し、これを重量値に換算する第1演算
装置71及びこれをデジタル表示する表示部72を備え
ている。
前記フィルム帯製造装置Bとしては通常公知のインフレ
ーション方式よりなるチューブ状のフィルム帯よりなる
ウェブを製造する製造装置であり、押出機40、インフ
レーション形成部45、及び冷却部46よりなり、押出
機40には原材料の押出量を制御する押出量制御装置4
7(通常は押出機のスクリュー回転軸の回転数制御装置
)を備えている。このフィルム成形部の一種たるインフ
レーションチューブ形成部45には、成形中のインフレ
ーションチューブの内圧制御、内、又は外若しくはその
双方の冷却風量を制御する風量制御装置48、フロスト
ライン測定装置49、チューブ安定装置5o及びチュー
ブ帯挟持引取装置55を含み、この引取装置55の引取
速度は外部からの指令に基すき、引取速度制御装置56
が作動して目的の速度が与えられるようになっている。
前記引取装置55を通過したウェブは前記ウェブ冷却部
46を経て、前記巻取装@Aにウェブを導くようフィル
ム製造装置Bの機枠50に支持された数個の案内ローラ
群57によってウェブ通路が形成しである。
前述の引取装置55から巻取装置Bまでのウェブ通路の
任意の位置には、ウェブ幅を測定する幅測定装置60、
ウェブ搬送長さを測定する搬送長さ測定装置61が設け
である。図においては幅測定装置60は引取装置55の
すぐ搬出側に設けてあり、搬送長さ測定装置61は、巻
取装置Aの位置固定案内ローラ14位置に設けである。
前述の第1演算装置71で算出した比重値と設定したウ
ェブ幅厚みより理想の引き取り速度を算出し、かつこれ
に対応する押出樹脂量を算出する第2演算装置73を備
え、かつこれらの算出値に基ずき押出樹脂量と引取速度
を一定としたとき、幅測定装置60には幅寸法が常に一
定となるよう風量制御装置48に指令を発する制御部7
4及び出力部75を備えている。
これらの装置には入力部75が接続してあり、予め人為
的に設定して入力する。即ち、公称比重値ウェブ幅値及
び厚み値が入力できるようにしである。
前述の第1演算装置71、表示部72、第2演算装置7
3及び制御部74は一つのコンピュータ70内に装備さ
れている。第1演算装置71及び第2演算内73は説明
の都合上分離して記載したが演算容量が充分にあれば、
単一の演算装置でよく図示では単一のブロックとした。
前記コンピュータ70は各部の操作の手順の制御のみな
らず、前記巻取装置Aに付随する厚さ測定装置(ダイヤ
ルゲージ)16及び重量測定装置30の作動及び測定値
の読み取り及び幅測定装置60、搬送長さ測定装置61
の読み取り及び操作並びに入力に伴う指令及び風量制御
装置、押し樹脂量制御装置の操作フロストラインの測定
などすべての指令を行うのである。
(装置発明の実施例の作用) 通常のインフレーション方式によるフィルム製造のとき
と同様に先ず原料樹脂の公称比重及び設定するウェブ幅
、厚さを入力部75に入力する。
その他樹脂の種類、使用されるダイなど機種を入力する
このようにすると、コンピュータ7oによって予め定め
られたプログラムに従って、理想的な押出樹脂量及び引
取速度が決定される。
而して、フィルム製造装置Bによって製造されたウェブ
の先端を巻取Aの巻取ステーションS−1にある芯管P
に巻き付けすべての装置を運転すると、ウェブWは所定
の試製造区間を過ぎると、設定したウェブ幅となり、そ
の他の設定条件を満たしながら、順次巻取が開始される
この時期を見計らって、巻取装置Aの回転体12を1ス
テ一シヨン歩進させ、正常状態のウェブを新しく巻取ス
テーションS−1に位置した芯管Pに巻取る。
このウェブWの搬送長さは搬送長さ測定装置61によっ
て測定が継続されており、この測定数値が所定数に達す
ると、歩進信号が発せられ、ウェブ走行位置から退避し
ていたウェブ厚さ測定装置たるダイヤルゲージ16が位
置固定案内ロール14上の走行中のウェブWにその接触
子17を接触させながら、ウェブWの横断方向に走行し
、ウェブ各部の厚みを測定する。
この厚み測定装置16の作動と相前後して巻取装置Aの
回転体12は1ステーション歩進し、所定寸法巻取られ
たウェブWは放出ステーションS−2に移行し、ウェブ
Wは切断され、新しく形成されたウェブWの先端は巻取
ステーションS−1の新しい芯管Pに巻き付けられる。
このとき、前記厚さ測定装置16は再び位置固定案内ロ
ール11上を復帰し再び巻始め位置のウェブWの厚みを
測定する。ここまでの方法は請求項第1項記載の方法の
実施例となる。
放出ステーションS−2に達したロール状のウェブは巻
取装置Aから外されて扛重装置22によって上下動する
ウェブ受台21に支持され、このロール状のウェブは、
扛重装[22によりウェブ受台21と共にゆっくりと下
降しウェブ受台21の受は面27がウェブ計量量は部材
31の上端ウェブ支持部35位置よりも下位になると、
ウェブWはこのウェブ計量量は部材31にのみ支持され
てロール状のウェブ重量が重量測定装W30によって測
定される。重量測定値としては芯管上の重量が差し引か
れることは当然である。
ここまでの方法は、請求項第2項記載の方法の実施例で
ある。
次に、前回の巻取中に実測した前記ウェブWの厚さ寸法
、重量及び幅測定装置60で測定した実測幅より、巻取
られたウェブWの比重をコンピュータ70の第1演算装
置71によって算出し、この算出された比重を前回公称
比重値と置き換え、最初に設定したウェブ幅による引取
速度を第2演算装置73によって算出し、この新しく算
出された引き取り速度になるよう、制御部74により引
取速度制御装置56を作動させて調整し、運転を継続す
る。
而して、次の所定寸法になるまで前記幅が設定した幅を
維持するよう風量制御装置48及びフロストライン測定
装置49を作動させ、フィルムの製造を継続して、順次
巻取装@Aの巻取ステーションS−1の芯管Pに所定寸
法まで巻取る。
以後巻取装置Aの歩進信号毎に前記厚み測定装置16及
び重量測定装置30を作動させて、毎回の比重値を測定
し、設定するウェブ厚さになるよう順次補正をしながら
運転をする。
ハ0発明の効果 請求項第1項記載の方法発明においてはウェブを芯管に
巻きつける巻始め、巻き終わりのうちの少なくとも一方
の部分のウェブを接触型の方法によって厚さを測定する
方法であるから、厚さ測定値の誤差は少なく、かつ測定
のために接触するウェブの部分は、巻始めまたは巻き終
わりの近傍であるから、仮りにウェブに傷がついたとし
ても、これらの部分は通常ウェブとして、段取部分やウ
ェブ継目部分に使用される部分であるため、実用上殆ど
問題にならない。
請求項第2項記載の方法発明においては上述の請求項第
1項の方法に加え、ウェブの巻取長さ及び幅を実測する
方法と、一巻き完了に重量を測定して、これより比重を
算出する方法を用いたから以後の巻取にこの実際の比重
値を制御入力値として使用することができる。
請求項第3項記載の方法発明においては、請求項第2項
で算出した比重値を次の巻取時における入力比重値とす
ることにより、フィルムの製造中に、順次正確な比重が
算出でき、これに基づいて求める厚みとなるための引き
取り速度が得られるため、ウェブ厚みをより正確な値に
近ずけることができる。
請求項第4項記載の装置発明においては請求項第1項の
方法が実施ができ、ロール上に巻いたウェブの巻始め、
又は巻き終わりの実測値を知ることができる。
請求項第5項記載の装置発明においては請求項第3項の
方法の実施ができ、常に設定するウェブ幅、ウェブ厚み
により近いフィルムを製造することができる。
実施例の固有の効果 実施例の効果は各請求項記載の発明の効果をすべて具備
している外接触型の厚さ測定装置がダイヤルゲージ16
であるから、構造が極めて簡単で取扱いに何らの資格を
要せずに安全で且つ測定誤差も小さい。
またダイヤルゲージ16はウェブWの幅方向に移動して
測定するから幅方向の厚さの分布状況もまた演算装置に
よって平均値も出すこともできる。
実施例ではインフレーション方式によるフィルム製造装
置Bを示したがTダイ方式によるフィルム製造装置であ
ってもこの発明としては同一である。
【図面の簡単な説明】
図面は装置発明代表的な実施例を示すものであり、第1
図は全体のウェブの流れと、制御系との関係を示す線図
である。第2図は巻取装置部分の機構図、第3図は厚さ
測定装置部分の正面図である。 図中上な符号 P・・・・・・巻芯、     W・・・・・・ウェブ
。 A・ ・・巻取装置、  B・・ フィルム製造装置、
10・・・機枠、     11・・・主軸、12・・
・回転体、    13・・腕部材、4・・・案内ロー
ラ、  15・・・ガイドレール、6・・・ダイヤル、
   20・・・ウェブ受取装置、1・・・ウェブ受台
、  22・・扛重装置、0・・・重量測定装置、40
・・・押出機、5・・・インフレーション形成部、 6・・・冷却部、   47・・・押出量制御装置、8
・・・風量制御装置、 9・・・フロストライン測定装置、 O・・・チューブ安定装置、 5・・・引取装置、 6・・・引取速度制御装置、 O・・・幅測定装置、 1・・搬送長さ測定装置。 不 l 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インフレーシヨン方式、Tダイ方式の内の一種より
    なるフィルム製造装置に連なる合成樹脂フィルムよりな
    るウェブを芯管に略一定寸法づつ、順次巻き取る方法に
    於いて、 一巻き毎の巻き終わり、若しくは巻き始めの内の少なく
    とも一方に於いて、巻き取り中のウェブの厚みをウェブ
    の幅方向に接触型の方法により測定することを特徴とす
    る合成樹脂フィルムよりなるウェブ巻取方法。 2)成形中の合成樹脂フィルムよりなるウェブを芯管に
    略一定寸法づつ、順次巻き取る方法に於いて、一巻き毎
    の巻き終わり、若しくは巻き始めの内の少なくとも一方
    に於いて、巻き取り中のウェブの厚みをウェブの幅方向
    に接触型の方法により測定し、 また各芯管に巻き取り中のウェブの幅及び巻き取り長さ
    を実測し、 一巻き巻き取り後に、前記一巻きのウェブの重量を計測
    し、前記のウェブの厚み、幅、長さ並びに重量の値より
    、一巻きのウェブの比重を算出することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の合成樹脂フィルムよりなるウ
    ェブ巻取方法。 3)前記請求項第2項記載の方法により算出した新たな
    比重と予め設定された以後の巻き取り中のウェブ幅及び
    押出し機の押出し樹脂量とから、目的とするウェブ厚さ
    に対応した引き取り速度を算出し、以後この引き取り速
    度を維持し、前記設定した押出し樹脂量を一定にし、ウ
    ェブ幅が設定値になるようフィルム製造装置のフィルム
    成形部の風量及びフロストライン制御をしながら、成形
    されたウェブを順次巻き取ることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の合成樹脂フィルムよりなるウェブ巻
    取方法。 4)インフレーシヨン方式、Tダイ方式の内の一種より
    なるフィルム製造装置により製造された合成樹脂フィル
    ムよりなるウェブを芯管供給ステーション、巻き取りス
    テーション、巻き取りウェブ放出ステーションを有する
    ターレツト型回転体を備えた巻取装置に巻き取るものに
    おいて、前記巻き取りステーションの巻き取り中のウェ
    ブを案内する位置固定案内ローラが、前記巻取装置の機
    枠の一部であって、巻き取りステーション近傍に装備し
    てあり、この位置固定案内ローラに対して厚み測定接触
    子が接離可能で、この幅方向に移動可能な厚み測定装置
    が前記巻取装置の機枠に装備してあり、前記巻取装置の
    前記回転体の歩進指令信号乃至この近傍信号に基づいて
    、前記厚み測定装置は巻き取り中のウェブが掛合してい
    る前記位置固定案内ローラ上を厚み測定接触子をウェブ
    に接触させてウェブの幅方向に移動するものであること
    を特徴とする合成樹脂フィルムよりなるウェブ巻取装置
    。 5)インフレーション方式、Tダイ方式の内の一種より
    なるフィルム製造装置により製造された合成樹脂フィル
    ムよりなるウェブを芯管供給ステーション、巻き取りス
    テーション、巻き取りウェブ放出ステーションを有する
    ターレツト型回転体を備えた巻取装置に巻き取るものに
    おいて、前記巻き取りステーションの巻き取り中のウェ
    ブを案内する位置固定案内ローラが、前記巻取装置の機
    枠の一部であって、巻き取りステーション近傍に装備し
    てあり、この位置固定案内ローラに対して厚み測定接触
    子が接離可能で、この幅方向に移動可能な厚み測定装置
    が前記巻取装置の機枠に装備してあり、前記巻取装置の
    前記回転体の歩進指令信号乃至この近傍信号に基づいて
    、前記厚み測定装置は巻き取り中のウェブのが掛合して
    いる前記位置固定案内ローラ上を厚み測定接触子をウェ
    ブに接触させてウェブの幅方向に移動するものであり、 また前記巻取装置に巻き取られるウェブの搬送路の一部
    にはウェブの幅測定装置及び搬送長さ測定装置及び搬送
    速度測定装置が設けてあり、巻き取りウェブ放出ステー
    ションには巻き取り完了後の巻き取りウェブの重量を測
    定する重量測定装置が設けてあり、 前記厚み測定装置、幅測定装置、搬送長さ測定装置及び
    重量測定装置の各測定値より巻き取りウェブの比重を算
    出し、この求めた比重と設定したウェブ幅寸法及び押出
    し機の押出し樹脂量により目的ウェブ厚さに対応した引
    き取り速度を算出する演算装置と、この算出した引き取
    り速度に次回のフィルム製造装置の引き取り時の速度を
    合致させる引き取り速度制御装置と前記押出し樹脂量を
    一定にしてウェブ幅を設定値に維持するフイムル製造装
    置のフィルム成形部の風量制御装置及びフロストライン
    位置を制御するフロストライン制御装置を備えているこ
    とを特徴とする合成樹脂フィルムよりなるウェブ巻取装
    置。
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