JPH04940Y2 - - Google Patents

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JPH04940Y2
JPH04940Y2 JP4186187U JP4186187U JPH04940Y2 JP H04940 Y2 JPH04940 Y2 JP H04940Y2 JP 4186187 U JP4186187 U JP 4186187U JP 4186187 U JP4186187 U JP 4186187U JP H04940 Y2 JPH04940 Y2 JP H04940Y2
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cylinder
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outer cylinder
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JP4186187U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、人工プールの他、河川や池等に設置
される噴水装置に関し、殊にノズル筒を外筒で確
実に支持することでノズル筒の揺動を有効に防止
するようになされた噴水装置に関する。
(従来の技術) 従来、人工プールの池、河川や池等の水位の変
動に対してノズルを昇降させ、設置場所に制約を
受けることが少なく、比較的水深の浅い場所にも
設置することができ、しかもコスト的にも有利で
ある噴水装置が本願出願人によつて提案されてい
る(実開昭61−157168号)。
この噴水装置は上端にノズルを取付けたノズル
筒と、このノズル筒を水位の変動に応じてし昇降
させるシリンダ装置とを内装した有底縦長の外筒
を有し、この外筒に供給された噴水用水を前記ノ
ズル筒を介してノズルから噴出させるように構成
され、水底に堀設したピツトに設置されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、この噴水装置では、ノズル筒が外筒
の上端部に設けた第1支持部により軸方向移動自
在かつ液密に支持されるとともに、この第1支持
部の下側に適当な間隔を存して設けられた第2支
持部により軸方向移動自在かつ液密に支持されて
いる。したがつて、シリンダ装置の上動によつて
ピストンロツドが上昇して、ノズル筒が上限位置
に達した場合、ノズル筒は第1、第2支持部を支
点としたオーバハングの状態になり、ノズルから
噴出する噴水流や河川に設置した場合の河川の水
流等との影響によつて、ノズル筒およびノズルに
縦軸揺動方向の振動が生じる。
このような振動は、ノズル筒のオーバハング長
よりも第1、第2支持部の間隔を大きく確保する
ことで有効に防止することができるけれども、こ
のように構成すると外筒の長さが大きくなり、そ
れだけ噴水装置を大形化させ、装置の高価格化を
招く上、大型ピツトを形成するための土木工事費
がかさむ不都合を生じる。しかも、シリンダ装置
のピストンロツドの長さは、最小限ノズル筒のス
トローク量+第1、第2支持部間の寸法分を必要
とするから、第1、第2支持部の間隔が大きくな
ることで、ピストンロツドの長さが長寸になり、
所定の座屈強さを確保するためのロツド径を大き
くする必要がある。したがつて、ピストン上面の
受圧面積が小さくなつて作動圧力値が低下するた
め、シリンダ内径を大きくしなければならず、結
果的に大径のシリンダ装置を必要とし、装置をさ
らに大形化させるとともにコストアツプを招く問
題点がある。
本考案はこのような従来技術の背景に鑑みなさ
れたもので、装置の小型化を図つてコストダウン
を達成するとともに、ピツト形成のための土木工
事費の低減を可能にし、しかもノズル筒およびノ
ズルの縦軸揺動方向の振動を有効に防止できる噴
水装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る噴水装置は、ノズル筒の下端部に
上方に向けて縮径する第1雄テーパ部と外径が一
様なストレート部および下方に向けて縮径する第
2雄テーパ部とを上から下に順次形成したボス部
を設けるとともに、外筒の上端部にノズル筒を軸
方向移動自在かつ液密に支持する第1支持部を設
け、この第1支持部の下側にノズル筒のストロー
ク上限位置を決定し前記第1雄テーパ部が嵌合す
る第2支持部と、ノズル筒のストローク下限位置
に対応して前記ストレート部が嵌合する第3支持
部とをシリンダ装置のストローク量よりも小さい
間隔を存して形成したものである。
(作用) 本考案においては、シリンダ装置の上動によつ
てピストンロツドが上昇してストローク上限に到
達する寸前に、ノズル筒の下端部に設けたボス部
の第1雄テーパ部が外筒の第2支持部に強固に嵌
合して、ノズル筒を外筒に設けた第1支持部と第
2支持部とで支持し、シリンダ装置の下動によつ
てピストンロツドが下降してストローク下限に到
達したとき、前記ボス部のストレート部が外筒の
第3支持部に嵌合して、ノズル筒を外筒に設けた
第1支持部と第3支持部とで支持する。
(実施例) 第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
縦断正面図であり、特に第1図はノズル筒の上限
位置を、第2図はノズル筒の下限位置を示し、こ
れらの図におしてAは川底、池底等の水底で、こ
の水底Aにピツト1が堀設され、このピツト1の
底部1Aに金属製の受座2が突設されており、金
属製の受座2は、その上端部に上方に向けて縮径
する雄テーパ部3を形成している。
前記ピツト1には有底縦長の外筒4が収納され
ており、この外筒4にノズル筒5が昇降自在かつ
液密に内装されるとともに、ノズル筒5を昇降さ
せるシリンダ装置6を液密に内装している。すな
わち、外筒4は、その底部4Aの下面に下方に向
けて末広がりに開口する雄テーパ部7を形成し、
この雌テーパ部7に前記受座2の雄テーパ部3を
下から嵌合させることによつて、外筒4の底部4
Aを受座2を介してピツト1に支持させ、外筒4
の上端部に取付けた径外方向に張出すベースプレ
ート8をピツト1の上端開口部1Bの上面1bに
対して隙間9を存して着脱可能に固定している。
つまり、本実施例ではピツト1の上端開口部1B
に環状のソールプレート10を取付け、このソー
ルプレート10の中心孔10Aにベースプレート
8の基部8Aを嵌合するとともに、ベースプレー
ト8の上端フランジ部8Bの下面をソールプレー
ト10の上面に対して隙間9を存して対応させ、
取付ボルト11によつてベースプレート8をソー
ルプレート10に固定させることによつて外筒4
の上端部をベースプレート8およびソールプレー
ト10を介してピツト1に支持させている。
外筒4は上体部41と下体部42とからなり、
結合フランジ43によつて液密に結合され、上体
部41下端の結合フランジ43Aの内周に上方に
向けて縮径する雌テーパ部からなる第2支持部4
3aを形成し、下体部42の下端部近傍の内周に
内径の一様なリブ状の第3支持部42Aを張出し
形成している。そして、ベースプレート8の上端
部に、ノズル筒5を液密に昇降させ得る環状の上
側支持部材12を嵌合固定している。これによ
り、ベースプレート8の中心孔8cと上側支持部
材12の中心孔12Aとで第1支持部19を形成
し、この第1支持部19でノズル筒5を軸方向移
動自在かつ液密に支持している。
シリンダ装置6は外筒4の底部4A上面に適宜
固定することによつて外筒4内に収納立設され、
そのピストンロツド6Aの上端部が連結部材13
を介してノズル筒5に一体結合されている。した
がつて、シリンダ装置6の作動により、ピストン
ロツド6Aが昇降することで、ノズル筒5がスト
ローク量Hの範囲内で昇降する。
ノズル筒5は下端が解放されており、上端にノ
ズル14が取付けている。そして、下端部の外周
には、上方に向けて縮径する第1雄テーパ部15
a、外径の一様なストレート部15bおよび下方
に向けて縮径する第2雄テーパ部15cを上から
下に順次形成したボス部15を設けている。
16は噴水用の水を供給するための給水管で、
ポンプにより圧送された水を外筒4における上体
部41の周壁を通して内部に送り込み、外筒4内
に送り込まれた水はノズル筒5の周壁に形成した
複数の貫通孔5Aを経てノズル筒5内に流入し、
ノズル14から噴出される。図中17,18は油
圧配管で、水位検知装置(図示せず)によつて検
知した水面レベルの変動に応じて、油圧ポンプユ
ニツト(図示せず)を制御し、水位が上昇した場
合には、その水位の上昇量に応じてオイルを油圧
配管17からシリンダ下室に導きピストンロツド
6Aおよびノズル筒5を押し上げ、水位が下降し
た場合には、その水位の下降量に応じてオイルを
油圧配管18からシリンダ上室に導きピストンロ
ツド6Aおよびノズル筒5を押し下げる。
前記構成において、シリンダ装置6の上動によ
つて、ピストンロツド6Aが上昇してそのストロ
ーク上限に到達する寸前に、第1図に示すよう
に、ノズル筒5の下端部に設けたボス部15の第
1雄テーパ部15aが外筒4の第2支持部43a
に対して下から強固に嵌合し、かつノズル筒5の
長手方向略中央部外周が外筒4の第1支持部19
に支持される。この場合、ノズル筒5の第1雄テ
ーパ部15aが外筒の第2支持部43aに対して
強固に嵌合しているから、第1支持部19と第2
支持部43aの間隔が短く、しかもノズル筒5が
間隔の短い第1、第2支持部19,43aを支点
としてオーバハングしていても、ノズル筒5およ
びノズル14の縦軸揺動方向の振動を有効に防止
できるので、噴水装置の全長、つまり高さ寸法を
小さく抑えて小型化することが可能になる。
一方、シリンダ装置6の下動によつて、ピスト
ンロツド6Aが下降してそのストローク下限に到
達すると、第2図に示すように、ノズル筒5の下
端部に設けたボス部15のストレート部15bが
外筒4の第3支持部42Aに嵌合し、かつノズル
筒5の上端部外周が外筒4の第1支持部19に支
持される。この場合、第1支持部19とノズル筒
5外周および第3支持部42Aとストレート部1
5bとに、ノズル筒5の軸方向移動を許容するき
わめて小さい隙間があつても、第1支持部19と
第3支持部42Aの間隔が比較的大きいことと、
ノズル筒5がオーバハングしていないことによつ
て前記振動を有効に防止できる。そして、前記ス
トレート部15bが第3支持部42Aに嵌合され
る前段において、ボス部15の第2雄テーパ部1
5cが第3支持部42Aに挿入され、この第2雄
テーパ部15cがガイド機能を発揮することによ
つてストレート部15bの嵌合が円滑かつ確実に
なされる。
(考案の効果) 本考案によれば、外筒の上端部にノズル筒を軸
方向移動自在かつ液密に支持する第1支持部を設
け、この第1支持部の下側にノズル筒のストロー
ク上限位置を決定する第2支持部とノズル筒のス
トローク下限位置に対応する第3支持部とをシリ
ンダ装置のストローク量よりも小さい間隔を存し
て形成するとともに、シリンダ装置の上動により
ノズル筒がストローク上限に到達する寸前に、ノ
ズル筒の下端に設けたボス部の第1雄テーパ部を
前記第2支持部に対して強固に嵌合させるように
構成しているから、第1支持部と第2支持部の間
隔が短く、しかもノズル筒が間隔の短い第1、第
2支持部を支点としてオーバハングしていても、
ノズル筒の縦軸揺動方向の振動を有効に防止で
き、噴水装置の全長、つまり高さ寸法を小さく抑
えて装置を小型化できる。したがつて装置のコス
トダウンとピツト形成のための土木工事費の低減
も実現される。
また、シリンダ装置の下動によりノズル筒がス
トローク下限に到達した場合、前記ボス部のスト
レート部を第3支持部に対して嵌合させ、第1支
持部と第3支持部とでノズル筒を支持するように
構成しているから、第1支持部とノズル筒の外周
および第3支持部とストレート部とにノズル筒の
軸方向移動を許容するきわめて小さい隙間があつ
ても、第1支持部と第3支持部との間隔が比較的
大きいことと、ノズル筒がオーバハングしていな
いことによつてノズル筒の縦軸揺動方向の振動を
有効に防止でき、しかも第2雄テーパ部のガイド
機能によりストレート部の第3支持部に対する嵌
合が円滑かつ確実になされる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す縦断正面図であ
り、第1図はノズル筒の上限位置を示す縦断正面
図、第2図は同下限位置を示す縦断正面図であ
る。 4……外筒、5……ノズル筒、6……シリンダ
装置、14……ノズル、15……ボス部、15a
……第1雄テーパ部、15b……ストレート部、
15c……第2雄テーパ部、19……第1支持
部、42A……第3支持部、43a……第2支持
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端にノズルを取付けたノズル筒と、このノズ
    ル筒を水位の変動に応じて昇降させるシリンダ装
    置とを内装した有底縦長の外筒を有し、この外筒
    に供給された噴水用水を前記ノズル筒を介してノ
    ズルから噴出させる噴水装置において、前記ノズ
    ル筒の下端部に上方に向けて縮径する第1雄テー
    パ部と外径が一様なストレート部および下方に向
    けて縮径する第2雄テーパ部とを上から下に順次
    形成したボス部を設けるとともに、前記外筒の上
    端部にノズル筒を軸方向に移動自在かつ液密に支
    持する第1支持部を設け、この第1支持部の下側
    にノズル筒のストローク上限位置を決定し前記第
    1雄テーパ部が嵌合する第2支持部と、ノズル筒
    のストローク下限位置に対応して前記ストレート
    部が嵌合する第3支持部とを前記シリンダ装置の
    ストローク量よりも小さい間隔を存して形成した
    ことを特徴とする噴水装置。
JP4186187U 1987-03-20 1987-03-20 Expired JPH04940Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63149271U JPS63149271U (ja) 1988-09-30
JPH04940Y2 true JPH04940Y2 (ja) 1992-01-13

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