JPH0143188B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポンプからの流体流を調節する逆止
め弁に関し、そして特に受溜に関連したポンプ吐
出口を調節するフロート支持装置に関する。

変化する液面を有する受溜内へ液体を吸み上げ
る際には、ポンプからの吐出管は、ポンプが作動
していないときに、液体がポンプを通つて方向に
流れないことを確実にするのに、受溜の最高液面
よりいくらか高い面で終端にしなければならな
い。不利な点は、静水頭がその際ポンプ吸入口の
面と受溜面のそれぞれの間の差より、高く、時に
はずつと高く、したがつて、著しいエネルギ損失
を引き起すということである。

他の方法は、液体の逆流を防止する逆止め弁を
備えた吐出管を提供することである。このような
弁は、しかしながら、衝撃に対しては非常に敏感
であり、そしてまた管損失が付加する実質的に水
平な吐出管を要求する。

第三の可能性は、吐出管の部分が常に受溜にお
いて液面上方にあるような状態で曲げられてい
る、いわゆるサイフオンとして、吐出管を配置す
ることである。このような装置は、しかしながら
著しい損失を有し、そして加えて受溜の液面がサ
イフオンの吐出口以に進むならば、ポンプ始動時
に問題がある。

最適な液面にポンプからの吐出口を配置する問
題は、特許請求の範囲に記載された装置の助けに
より解決される。

本発明は添付図面に関して以下にさらに綿密に
説明されている。

図面において、１は吸込口２および吐出口３を
有する水中ポンプ・ユニツトを表わしている。４
は吐出管、５は第一の管において軸線方向に移動
可能な外側の入れ子式の管を表わしている。６は
フロートをわたし、そして７および８は異つた液
面を表わしている。

水中ポンプ・ユニツト１は、液体を管４および
５を通して輸送する。フロート６の浮力は、管５
の上方端部が表面７の上の適当な高さにあつて、
くみ上げを起こさないときには逆流を阻止するよ
うに選ばれている。もし液面が７′に変化すれば、
管５の端部は、管が固定管４に沿つて移動される
ので、自動的に調節される。

くみ上げ中には、くみ上げられ液体による下方
水頭の力は、静水頭が受溜の各液面に対して最小
にされるようにフロート６を下げる。このこと
は、勿論また、液体が管の全周縁まわりを流出す
ることにより強調されるエネルギ損失が最小にさ
れることを意味している。

本発明の利点は特に以下に述べるようになつて
いる。

静水頭は、液面７，７′と８との間の間隔であ
り、常に最小にされる。

吐出口の幅は、液体が管の全周縁のまわりを流
出するにしたがい最大にされる。

外側の調節装置は全然必要としない。

調節力は、平均されかつ受溜の水深とは無関で
ある。

液体からの全力は半径方向に吸収される。

閉鎖時間にほとんど零である。

圧力衝撃が全然生じない。

エネルギ損失が最小である。

図面においては、水中に沈めることができる、
いわゆるプロペラポンプが示されている。本発明
は、しかしながら、また本発明の範囲内の他の形
式のポンプに関連して使用することが可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例の断面図である。 １……水中ポンプ・ユニツト、４……吐出管、
５……入れ子式に移動可能な管、６……フロー
ト、７，７′，８……液面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ くみ上げられた媒体のための受溜で終りとな
   るポンプの吐出管において、該吐出管を通る逆流
   を防止する装置が実質的に垂直な吐出管４に入れ
   子式に移動可能な管５を包含し、該管５は受溜の
   液面の上方の適当な高さに管の上方端部を保持す
   るフロート６に連結されていることを特徴とする
   逆流防止装置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、フロート６は、受溜液面７または７′と液面
   ８との間の差である静水頭が最小にされるよう
   に、流出する液からの力がフロートの面に影響す
   るような大きさにされていることを特徴とする逆
   流防止装置。