JPH049406Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH049406Y2
JPH049406Y2 JP10891487U JP10891487U JPH049406Y2 JP H049406 Y2 JPH049406 Y2 JP H049406Y2 JP 10891487 U JP10891487 U JP 10891487U JP 10891487 U JP10891487 U JP 10891487U JP H049406 Y2 JPH049406 Y2 JP H049406Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reed
pipe material
pipe
natural
reeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10891487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6412875U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10891487U priority Critical patent/JPH049406Y2/ja
Publication of JPS6412875U publication Critical patent/JPS6412875U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH049406Y2 publication Critical patent/JPH049406Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は垣根などの屋外装置品に関するもので
ある。
(考案の背景) 日本風庭園や和風建築物などに使用される垣根
などの屋外装置品においては、周囲の環境、風情
などに適合させるために、天然の葭材が使用され
ることがある。例えば天然の葭材を多数本枠組の
中に組込んでなる葭簀垣は、日本的な情緒、風情
があり、従来から日本風庭園あるいは和風建築物
には多く用いられている。
ところが、このような天然の葭材は、入手に制
限があり、さらに天然の葭材で作製した葭簀垣で
は、雨水や日光に晒されていることによつて比較
的短期間で退色し延いては朽ちてしまうという問
題があつた。
又、上記の如く、天然の葭材の大量入手難ある
いは耐久性などの問題に鑑み、例えばアルミニウ
ムパイプなどの金属パイプで天然の葭材に似せた
葭擬似様パイプを製作することが考えられるが、
天然の葭材は直径が5〜8mm程度で比較的細く、
天然の葭材に似せるために節部を形成する際の加
工(例えば部分的な拡管方法によつて行なわれ
る)が困難であるとともに、このような葭擬似様
の金属製細パイプを使用してなる葭簀垣では、各
細パイプが変形(曲がる)し易く、金属製垣根と
しては従来から汎用されているこの種の金属製垣
根(比較的太い金属棒材が使用されている)に比
して強度が小さいという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記した問題点に鑑み、美観的に天
然の葭材の風情を出しながら、大量生産が可能と
なり、しかも耐久性の優れた垣根などの屋外装置
品を提供することを目的としてなされたものであ
る。
(目的を達成するための手段) 本考案の垣根などの屋外装置品は、適宜長さを
有する単一の金属製パイプ材における径方向の対
向位置にそれぞれ前記パイプ材の全長に亘つて相
互に近接する如く凹ませてなる凹条溝が形成され
且つ前記パイプ材における前記各凹条溝の左右両
側がそれぞれパイプ材の全長に亘つて外表面が横
断面略円形あるいは略楕円形の曲面状膨出部とさ
れて天然の葭材に似せた2つの葭擬似部を有する
多数本の葭擬似様パイプが保持枠内の一部又は全
部に葭簀状に組込んでいることを特徴としてい
る。
(作用) 本考案の垣根などの屋外装置品は、金属製パイ
プ材を天然の葭材に似せた多数本の葭擬似様パイ
プを保持枠内の一部又は全部に葭簀状に組込んで
いるので、天然の葭材を使用した風情が醸し出さ
れ、又葭擬似様パイプは金属製なので材料の入手
が容易で大量生産が可能となり、さらに葭擬似様
パイプは単一の金属製パイプ材における径方向の
対向位置にそれぞれ凹条溝を形成し且つ該凹条溝
の左右両側をそれぞれ外表面が横断面略円形ある
いは略楕円形の曲面状膨出部として2つの葭擬似
部を形成しているので葭擬似様パイプとして天然
の葭材の太さの約2倍の断面積をもつパイプ材を
使用することができる。
(実施例) 第1図ないし第7図を参照して本考案の実施例
を説明すると、この実施例では、屋外装置品とし
て垣根が採用されている。
第1図に示す垣根は、第2図ないし第4図に示
すような左右2つの葭擬似部10,10を連続形
成してなる多数本の葭擬似様パイプ2,2……を
金属製(アルミニウム製)の保持枠1内に葭簀状
に組込んで構成されている。
第2図に示す葭擬似様パイプ2は、単一のアル
ミニウム製パイプ材11における径方向の対向位
置にそれぞれ該パイプ材11の全長に亘つて相互
に近接する如く凹ませて凹条溝12,12を形成
し、且つ該パイプ材11における各凹条溝12,
12の左右両側をそれぞれパイプ材の全長に亘つ
て外表面が横断面略楕円形となる曲面状膨出部1
3,13とし、さらに該各曲面状膨出部13,1
3に長さ方向に適宜間隔をもつて葭の節に似せた
節擬似部14,14……を設けてそれぞれ葭擬似
部10,10を形成するとともに、パイプ材11
の表面にメツキ、アルマイト加工あるいは塗装被
膜を形成して構成されている。
パイプ材11は、第2図に示すように葭擬似様
パイプ2に成形した際、左右の各曲面状膨出部1
3,13の幅A,Aがそれぞれ天然の葭材の直径
の範囲内(例えば5〜8mm程度)と同程度とな
り、葭擬似様パイプ2の全幅Bが天然の葭材の直
径のほぼ2倍程度(10〜16mm程度)となるように
設計されている。このように単一のパイプ材11
に凹条溝12を挟んで左右2つの葭擬似部10,
10を形成すると、あたかも2本の葭材を相互近
接配置させているように見える。又、このように
単一のパイプ材11に2つの葭擬似部10,10
を形成するようにすると、パイプ材11として天
然の葭材の断面積の約2倍の断面積を有する太さ
のものを使用することができ、強度面で有利とな
る。
左右の各曲面状膨出部13,13は、横断面が
円形に近い方が天然の葭材に似せることができ、
可能なかぎり円形に近づけることが好ましいが、
この実施例では後述するように成形段階において
パイプ材を両側から加圧成形しているため、横断
面が楕円形になつている。
この葭擬似様パイプ2における各凹条溝12,
12の内面間は、この実施例では適宜小間隔C
(例えば1〜3mm程度)を隔てるようにしている。
これは、このパイプ材11を電解液中に浸漬して
表面加工処理を施した後、該パイプ材11を電解
液中から引き上げた際に、パイプ材11の中空部
内に液滴が表面張力により残り難くするためのも
のである。
この葭擬似様パイプ2は、第5図ないし第7図
に示すような成形工程を経て製作される。即ち、
まず第5図に示すように適宜太さ(例えば10mm程
度)の丸パイプ11′の外面に、適宜間隔を隔て
て予め節形成用の周溝21,21……を形成して
おき、次に第6図に示すように該各周溝21,2
1……形成部分を含む適宜小範囲の長さ部分をパ
イプ内から拡管して膨出させ(符号22)、続い
て第7図に示すように第6図のパイプ材11″を
両側から凹条溝12形成用の突部32と曲面状膨
出部13,13形成用の凹部33,33を有する
一対の加圧装置31により順次加圧成形して、凹
条溝12の左右両側にそれぞれ曲面状膨出部1
3,13を形成したパイプ材11が形成され、こ
のパイプ材11の表面にメツキ、アルマイト加工
あるいは塗装被膜を施して形成される。
このようにして形成された葭擬似様パイプ2
は、第1図に示すように保持枠1内に順次葭簀状
に組込まれて擬似葭簀垣が形成される。尚、この
実施例の垣根では、保持枠1内の全面に葭擬似様
パイプ2が組込まれているが、他の実施例では、
保持枠1内の一部にのみ葭擬似様パイプ2を組込
み、他の部分には棒材などで桟状、格子状などの
適宜の構造を採用することができる。
このようにして形成された垣根では、保持枠1
内に葭擬似様パイプ2が組込まれており、あたか
も天然の葭材を使用した風情が醸しだされて意匠
感が良好となる。又この垣根では、素材が金属製
(アルミニウム製)なので、天然の葭材のように
短期間で退色したり老朽化したりすることがな
い。さらに葭擬似様パイプ2は、単一のパイプ材
11の中間部に凹条溝12を形成し且つその両側
に2つの葭擬似部10,10を形成しているの
で、単一のパイプ材に1つの葭擬似部を形成する
場合に比べて横断面積の大きいパイプ材を使用す
ることができ、強度が大きくなるとともに、その
ように強度の大きいパイプ材を使用しても葭擬似
部10,10の天然の葭材と同程度の太さに形成
でき見映えが悪くならない。
尚、この実施例では、保持枠1及び葭擬似様パ
イプ2はそれぞれアルミニウム製であるが、他の
実施例ではアルミニウム材にかえて鋼材などの適
宜の金属材料を使用することも可能である。又、
この実施例では、屋外装置品として、垣根を採用
しているが、他の実施例では、扉や塀などにも適
用できる。
(考案の効果) 本考案の垣根などの屋外装置品は、金属製パイ
プ材11を天然の葭材に似せて形成した葭擬似様
パイプ2を保持枠1内の一部又は全部に葭簀状に
組込んで形成しているので、金属製のものであつ
ても天然の葭材を使用した風情が醸し出され、意
匠感が向上するとともに、葭擬似様パイプ2が金
属製なので、材料の入手が容易で且つ天然の葭材
の風情を出しながら耐久性に優れた屋外装置品を
提供することができるという効果を有する。
又、葭擬似様パイプ2は、単一の金属製パイプ
材11に凹条溝12を隔てて両側に2つの葭擬似
部10,10を形成しているので、該パイプ材1
1として天然の葭材の太さの約2倍の断面積をも
つ太さのものが使用でき、各葭擬似部10,10
がそれぞれ天然の葭材の太さに見えるようにした
ものであつても、葭擬似様パイプ2の強度(特に
曲げ強度)を向上させ延いては屋外装置品全体の
強度を向上させることができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる屋外装置品
(垣根)の正面図、第2図は第1図の屋外装置品
に使用されている葭擬似様パイプの斜視図、第3
図及び第4図はそれぞれ第2図の−および
−断面図、第5図ないし第7図は第2図の葭擬
似様パイプの製作工程図である。 1……保持枠、2……葭擬似様パイプ、10…
…葭擬似部、11……パイプ材、12……凹条
溝、13……曲面状膨出部、14……節擬似部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜長さを有する単一の金属製パイプ材11に
    おける径方向の対向位置にそれぞれ前記パイプ材
    11の全長に亘つて相互に近接する如く凹ませて
    なる凹条溝12,12が形成され且つ前記パイプ
    材11における前記各凹条溝12,12の左右両
    側がそれぞれパイプ材11の全長に亘つて外表面
    が横断面略円形あるいは略楕円形の曲面状膨出部
    13,13とされて天然の葭材に似せた2つの葭
    擬似部10,10を有する多数本の葭擬似様パイ
    プ2,2……が保持枠1内の一部又は全部に葭簀
    状に組込まれていることを特徴とする垣根などの
    屋外装置品。
JP10891487U 1987-07-14 1987-07-14 Expired JPH049406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10891487U JPH049406Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10891487U JPH049406Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6412875U JPS6412875U (ja) 1989-01-23
JPH049406Y2 true JPH049406Y2 (ja) 1992-03-09

Family

ID=31344690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10891487U Expired JPH049406Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH049406Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6412875U (ja) 1989-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6574834B2 (en) Plastic hinge for cases, particularly for glasses cases
JP2000500834A (ja) 枠組み構造用建築要素のセット
US4875311A (en) Beam construction
JPH049406Y2 (ja)
US20080083248A1 (en) Bead ornament structure
US2883159A (en) Wire sectional fence
JPS6149402B2 (ja)
US5032437A (en) Jewelry and methods for making jewelry and other decorative devices
US3246388A (en) Method of making an adjustable ring
TWI683976B (zh) 立體裝飾物及其製作方法、部件的連接方法
JPH11212A (ja) 装飾用貴金属チェーンおよびその製造方法
JP3124516B2 (ja) 竹垣構築装置
KR910009348Y1 (ko) 셔터용 파이프 연결구
US3077750A (en) Expandable finger ring having apertured shank
JPH0216655Y2 (ja)
JP4683755B2 (ja) 水引編み飾り輪の編成方法
JPS6144609Y2 (ja)
JPH03254331A (ja) 装飾用鎖の製造方法
JP2502737Y2 (ja) 門扉や垣根などの屋外装置品
RU9869U1 (ru) Манеж
CN1711930A (zh) 钥匙扣
JP2002137202A (ja) 竹製パネルおよび竹製パネルの連結部材
JP3010645U (ja) 外柵用目地材
SE8504822D0 (sv) Spantaksliknande takelement
JPS6024837Y2 (ja) 金網柵