JPH0493429A - 衛生洗浄装置の着座検出装置 - Google Patents

衛生洗浄装置の着座検出装置

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JPH0493429A
JPH0493429A JP21191990A JP21191990A JPH0493429A JP H0493429 A JPH0493429 A JP H0493429A JP 21191990 A JP21191990 A JP 21191990A JP 21191990 A JP21191990 A JP 21191990A JP H0493429 A JPH0493429 A JP H0493429A
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明夫 藤井
Noboru Ito
昇 伊藤
Hisayoshi Ota
太田 久義
Shokichi Fujii
藤井 庄吉
Hiroyuki Adachi
弘之 安達
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、便座に使用者か座っているか、否かを判断し
、座っているときだけ、例えば、局部洗浄用の温水の噴
出を可能とした衛生洗浄装置の着座検出装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、用便後の局部を適温に加熱した洗浄水(温水)に
より衛生的に、しかも、快適に洗浄処理するようにした
衛生洗浄装置の普及には目覚しいものかある。前記の衛
生洗浄装置は、例えば、第1図、第2図で示すように、
便座1を起倒自在に乗載した洋式便器2の上面後背部に
横長な制御ボックス3を取付け、この制御ボックス3内
には、図示しない給水源と接続する給水管4を、電磁弁
5及び洗浄水を適温に加熱する加熱装置6を介して配管
し、前記給水管4の先端には、洗浄水噴出用のノズル7
か便器2内に向けて所定の角度で進退可能に取付けられ
ている。
使用に際しては、加熱装置6内に取付けられて第8図で
示すように、商用電源8にスイッチング素子9を介して
接続したヒータ10にて洗浄水を加熱し、前記加熱され
た洗浄水の温度は図示しない温度センサにより検出し、
この検出信号を制御装fullに送出し、制御装置11
からは前記検出信号に基づいてゲート信号をスイッチン
グ素子9に送出してこれを通電副部させ、加熱装置6内
に流入する洗浄水を使用可能な温度に加熱し、この洗浄
水を人体の局部目がけノズル7から噴出させて使用者の
局部を衛生的に洗浄するように構成されている。
そして、前記衛生洗浄装置の操作に際しては、第2図で
示すように、制御ボックス3の一側端に制御装置11や
電源装置12(第8図参照)を収容するために延設した
操作筒3aの上面に配設した押釦式のスイッチSI 「
洗浄」 ・32  「乾燥」・Scr便座」のうち、例
えば、「洗浄」と表示されているスイッチS、を投入す
ると、電磁弁5か開放されて給水源から給水管4を介し
て洗浄水か加熱装置6内に流入し、該洗浄水は加熱装置
t6内に埋設されて制置装置ullからの指令にて通電
制御されるヒータ10により瞬間的に洗浄に適した温度
に加熱されてノズル7から噴出する。局部の洗浄後、洗
浄水の噴出を止める場合は、再度スイッチS1を押して
投入状態をしゃ断すると、電磁弁5か閉じて洗浄水の噴
出を停止させる。
又、「乾燥」と表示したスイッチS2を操作することに
より、図示しない温風機か駆動し、温風を局部に向けて
噴出させ、洗浄によって濡れた局部の乾燥を行う。又、
便座1を温める場合は、「便座」と表示したスイッチS
 、を操作し、便座1内に配線した図示しないヒータに
通電を行って便座1表面を着座に適した快適な温度に温
める。
なお、第8図に示す前記電源装置12は、商用電源8に
1次側を接続した電源トランス13と、このトランス1
3の2次側に交流入力端子を接続したダイオードブリッ
ジ14と、ダイオードブリッジ14の直流出力端子に並
列接続した平滑コンデンサC5と、定電圧装置AVR1
この定電圧装置AVRの出力端と接地間に接続した平滑
コンデンサC2とによって構成され、商用電源を降圧し
て全波整流した直流の定電圧電源VCCを制御装置11
に動作用電源として供給する。
〔発明か解決するための課題〕
然るに、前記衛生洗浄装置において、局部の洗浄に際し
電磁弁5を開放する場合には、例えば、第9図に示す電
磁弁制御装置16を使用していた。
この電磁弁制御装置t16は、定を圧電源V c cと
接地間に直列に挿入したりレーX及びスイッチSと、こ
のリレーXの端子間に挿入したダイオードD1とによっ
て構成し、前記スイッチs1を押すと、リレーXは励磁
されその常開接点Xa(例えば、第9図の電磁弁5の回
路に挿入したもの)を閉路して前記電磁弁5を開放して
いた。ところか、前記電磁弁tIl aU装置16の構
造ては、例えば、便器2等を清掃しているとき、あるい
は、用足前等に誤って操作筒3a上に配置されている「
洗浄」と表示したスイッチs1を押すと、電磁弁5が直
ちに開放されて、ノズル7から加熱装置6にて適温に加
熱した洗浄水か噴出し、清掃者等の衣服をぬらしたり、
トイレの床面を水浸しにすることがあった。
前記の問題を解決するために、例えば、便座下側の便器
上面と対応する部位に機械的な重量スイッチや赤外線等
の検出センサ類を取付け、使用者か便座に座ったとき、
その体重によって着座を検出したり、便座に近接して取
付けた赤外線、超音波センサを利用して着座を検出する
ことが可能である。しかし、前者の場合、人体と物体と
の区別か判断てきす、物体を便座上に置いても着巾を検
出したり、逆に、体重の軽い子供の場合は、着座を確実
に検出できないおそれかあった。又、後者の場合は、便
座に着座しなくても、その近傍に人や、あるいは、物体
を近づけたりすると、誤って着座と判断してしまうこと
があるため、設置場所を慎重に選定する必要かあり、こ
の結果、設置場所か限定されるとともに、設置時には必
ず感度調整を必要とするので手間かかかり、その検知回
路自体か複雑化し、高価となる問題かあった。このよう
に、重量スイッチやセンサ等を取付けても、誤って着座
と判断することが多く、この場合に、誤って「洗浄Jス
イッチS1を投入すると、依然として洗浄水かノズルか
ら噴出するという問題があり、誤操作防止の解決手段と
はなり得なかった。
本発明は、前記の問題点に鑑み、使用者か便座に着座し
たときのみ衛生洗浄装置の「洗浄jと表示したスイッチ
の投入操作を可能とし、これにより、前記スイッチの誤
操作により電磁弁か不意に開放され、これにより洗浄水
か噴出して、使用者の衣服やトイレの床面等を濡らすこ
とのないようにした衛生洗浄装置の着座検出装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、結合トランスの1次側に直流阻止用のコンデ
ンサと共振コイルとを直列に接続し、2次側には商用電
源との間て便座暖房用のヒータとチョークコイルとを直
列に接続して構成した共振回路と、前記共振回路のコン
デンサと共振コイルとの接続点に接続されて共振回路か
らの出力を直流に変換する検波平滑回路と、該回路から
の出力をデジタル信号に変えてマイクロコンピュータに
取り込ませるA/D変換器と、前記マイクロコンピュー
タから一定の周期で、かつ、所要の掃引幅でもって出力
される周波数制御用のデータをアナログ値に変換するD
/A変換器と、前記D/A変換器から出力する電圧を周
波数に変換して共振回路に高周波信号を送出する電圧・
周波数変換器と、更に、マイクロコンピュータに吐水指
令信号を取り込ませるための吐水指令回路と、マイクロ
コンピュータからの出力信号にて電磁弁を駆動制御させ
るスイッチ操作回路とによって衛生洗浄装置の着座検圧
装置を構成したものであって、その作用は次に示すとお
りである。
〔作 用〕
本発明は、共振回路内の便座暖房用のヒータを一方の電
極とし、他方の電極は大地に設定し、便座に着座してい
ないときは、電極間の静電容量か空気の誘電重分しか存
在しないので、極小となって共振回路に生ずる共振周波
数は高くなり、逆に、便座に着座して電極間の静電容量
か増した場合は、共振回路内に生ずる共振周波数か低く
なる。即ち、本発明は前記の前提に基つき、マイクロコ
ンピュータの出力端から常時一定の周期で、例えば、0
〜FFのデータを出力し、この出力をD/A変換器にて
階段状の直流電圧に変換し、この電圧を、更に、電圧・
周波数変換器に供給して前記直流電圧に対応した高周波
信号に変換し、この高周波信号を共振回路に供給させ、
該共振回路から出力する高周波周波数を検波平滑回路に
て直流に整流したあと、この出力電圧(直流出力)をマ
イクロコンピュータか取り込み、前記出力電圧か増加の
傾向にあるときは前記の動作を繰り返し、逆に、出力電
圧か変化せず、あるいは、減少傾向にあるときは、その
時点での発振周波数(高周波信号)か共振回路に生ずる
共振周波数をほぼ示しており、この共振周波数に対応す
る出力電圧のデータをマイクロコンピュータかメモリし
、このメモリしたデータと、前回の発振周波数掃引時に
検出した共振周波数の出力とをマイクロコンピュータか
比較し、その差分データか、予め設定しである着座及び
非着時におけるしきい値(共振周波数)以下の場合は、
共振回路に生ずる共振周波数の変化は、例えば、トイレ
の周温や湿度、あるいは、使用部品のバラツキ等によっ
て生ずる誤差と判定して前記データを初期化し、前記差
分データかしきい値以上であり、かつ、該データか「負
」の場合、「非着座」と判断し、「正」てあれば、「着
座」と判断し、この「着座」における時点で、「洗浄」
スイッチを投入すると、その投入信号に基づきマイクロ
コンピュータからスイッチ操作回路に“H”レヘルの信
号か出力されて電磁弁を開放し、加熱装置に流入した洗
浄水を適温に加熱してノズルから噴出させて局部の洗浄
を行うようにしたもので、これにより、便座に着座して
いない場合とが、便座上に単に物体を載せたとき等に誤
って「洗浄]と表示したスイッチを投入しても、電磁弁
か誤動作して開放しないようにしたことを特徴とする。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を第2図ないし第7図により説明
する。なお、第2図ないし第6図において、第1図及び
第8図と同一符号は同一部品を示す。
初めに、第5図において、本発明の衛生洗浄装置の着座
検出装置20についてその概略構成を説明する。
前記着座検出装置20は大別すると、電源回路12と、
共振回路21と、検波平滑回路22と、1チツプ8ピツ
トマイクロコンピユータ(以下マイコンという)23と
、吐水指令回路24と、スイッチ操作回路25とによっ
て構成されている。
つづいて、前記各回路等の詳細を説明する。
電源回路12は、従来と同様の構成をなしており、商用
電源19に、電磁弁5、着座検出装置20(第5図参照
)に設けたリレーYの常開接点Yaと、加熱装置6に取
付けた洗浄水加熱用ヒータ10、該ヒータの通電制御装
置t11からの指令信号によりヒータ10の通電制御を
行うスイッチング素子9とを電源トランス13の1次側
との間において、それぞれ並列に接続し、この電源トラ
ンス13の2次側には、前記通電制御装置11、便座温
度制御装置28及び後述する着座検出装置20を構成す
る各回路並びにセンサ18に安定した直流の定電圧電源
Vccを供給する出力端を有して設けられている。
共振回路21は、結合トランス26と、その1次側に直
列に挿入接続した直流阻止用のコンデンサC2及び共振
コイル27と、結合トランス26の2次側に商用電源1
9との闇において直列に挿入接続した便座暖房用のヒー
タ29及びヒータ29を便座温度制御装置28からの指
令にてオン7オフ制御するスイッチング素子30並びに
チョークコイル31とによって構成し、前記チョークコ
イル31は商用電源19のような低周波電源に対しては
低インピーダンスとなり、後述する電圧・周波数変換器
35から共振回路21に出力される高周波信号に対して
は高インピーダンスとなるものを使用しているのて、前
記ヒータ29は、商用電源19からの通電に対しては何
等の支障も生じず、又、高周波信号に対しては絶縁され
た状態となって高周波信号かヒータ29の通電回路をル
ープすることが阻止されるので、前記ヒータ29側を一
方の電極へとし、他方の電極Bは大地側、例えば、トイ
レの床酊50を電極として使用することが可能となる。
即ち、ヒータ29への通電かチョークコイル31によっ
て阻害されないように構成されているので、ヒータ29
に商用t#:19を容易に供給することができる。そし
て、前記共振回路21には、電極A、B間の静電容量C
と共振コイル27のインダクタンスLとによって定まる
共振周波数(共振作用〉か生じており、この共振周波数
は結合トランス2日の2次側において、電極A、B間の
静電容量Cか人体の介在によって低くなると、これか結
合トランス26の1次側に換算されて低くなり、逆の場
合は高くなる。従って、共振コイル27の両端には共振
周波数に相当する共振出力電圧か生じており、この電圧
は次に説明する検波平滑回路22に出力される。
前記の検波平滑回路22は、検波ダイオードD、のアノ
ードを直流阻止用のコンデンサC3と共振コイル27と
の接続点に接続し、カソードは前記共振コイル27と並
列接続した抵抗R7とコンデンサC4とに接続して構成
されており、共振回路21に流れる共振電流(交流出力
)を検波ダイオードD2によって半波整流するとともに
、抵抗R3とコンデンサC6により設定されたCR時定
数により平滑化されて検出電圧(直流)を出力する。
前記検波平滑回路22から出力される検出電圧よ、検波
平滑回路22の出力端と、マイコン23の入力端I、と
の間に挿入接続したA、 / D変換器33によりデジ
タル値に変換され、前記マイコン23の入力端I、に共
振出力電圧の入力データとして入力される。一方、前記
マイコン23の出力端O3からは、周波数制御用のデー
タか順次インクリメントされて出力され、このデータは
マイコン23の出力端に接続したD/A変換器34によ
り、デジタル値をアナログ値に変換して階段状の直流電
圧を出力し、この直流出力は前記D/△変換器34と結
合トランス26の1次側に接続された電圧・周波数変換
器35に入力され、この周波数変換器35から前記入力
された電圧値に比例した高周波信号を共振回路21に供
給する。即ち、共振回路21には、所定の範囲内の周波
数(例えば、300〜500KHz)を掃引する高周波
信号を供給するものである。そして、共振回路21に高
周波信号か供給されると、その高周波信号の発振周波数
と、共振回路21の共振周波数とが一致すると、出力電
圧(共振点かピークに達したとき)は最大となり、それ
以外ては徐々に減少し、マイコン23は前記出力電圧か
最大のときの出力データをメモリに記憶する。
次にマイコン23のもう一方の入力端I、には、該入力
端I2と接地間に挿入接続した「洗浄」スイッチSlと
、前記入力端I2とスイッチSIとの接続点と定電圧電
源Vccとの間に接続した抵抗R2とがらなる吐水指令
回路24か接続されており、スイッチS、の投入により
マイコン23に“H”レベルの信号を入力させる。又、
マイコン23のもう一方の出力端02には、抵抗R3を
介してエミッタ接地のトランジスタQのベースヲ接続し
、抵抗R2とトランジスタQのベース間には抵抗R4を
接地接続し、前記トランジスタQのコレクタと定電圧電
源Vccとの間にはリレーYを直列に挿入するとともに
、該リレーYの端子間にダイオードD、を接続して構成
したスイッチ操作回路25か接続されており、この操作
回路25には、出力電圧か最大のときにマイコン23が
ら出力されたデータと、便座1に着座したときの共振周
波数か発生したときの出力データとの差、即ち、非着座
における共振周波数と着座時の共振周波数との差が、予
め設定したしきい値以上の差があり、かつ、そのデータ
の差が「正」である場合、マイコン23の出力端からは
“H”レベルの信号か圧力される。前記データか「負」
の場合は“L”レベルの信号かaカされる。
そして、前記マイコン23には次に示すような機能のデ
ータかプログラム設定されている。
(1)  便座lに着座したか、否かを判定する機能、
即ち、予め設定した着座時における共振周波数の共振点
を中心としてその上、下に約40KH2の範囲に位置す
る周波数か、着座及び非着座検出のしきい値としてメモ
リしである。
(2)  便座1に着座したとき共振回路に流ねる共振
周波数の共振点に相当する共振周波数をメモリする機能
3) 差分データをメモリする機能。
(4)  吐水指令回路24からの入力信号を入力する
機能。
(5)  着座時に吐水指令回路24からの入力信号を
確認したときのみ、スイッチ操作回路25に操作指令を
出力する機能。
(6)  差分データか着座及び非着座検出時のしきい
値以下の場合は誤差要因と判定し、スイッチ操作回路2
5に操作指令を出力しない機能。
等か設定されている。
次に、本発明の着座検出装置20の動作状況を示すフロ
チャートについて説明する。
第6図において、ステップ37は、マイコン23の出力
端01から発振周波数を制御するための8カデータOを
所定の範囲内でlステップづつインクリメントするステ
ップで、出力データOをD/A変換器34に送出処理す
る。ステップ38は、前記マイコン23から圧力される
出力データOが予め設定した範囲を超えているが否かを
判定するステップで、出力データ0の掃引幅Nがオーバ
ーフローした場合はエラーとなり、ステップ46にて比
カデータ0を初期化してステップ37に戻る。
ステップ39は、共振回路21に生した共振周波数に相
当する入力電圧(検波平滑回路22を経てA/D変換器
33より圧力されてマイコン23の入力端■1に入力さ
れる共振出力電圧I)が増加中であるか否かを判定する
ステップで、判定結果かYのときはステップ37に戻り
、マイコン23からの出力を更にlステップづつ引上げ
る。又、判定結果かNの場合は次のステップ4oに進む
ステップ40は、マイコン23がら出力されるデータO
のうち、前回の掃弓[時に共振回路21に生じた共振周
波数のピーク時における共振点のデータMと今回マイコ
ン23がら出力されたデータ○との差分りを計算処理す
るステップ、ステップ41は、ステップ40て計算処理
した差分データDと今回マイコン23から出力されたデ
ータOをマイコン23にメモリ処理するステップ、ステ
ップ42は、ステップ40て計算処理した差分データD
か、あらかじめマイコン23にプログラム設定した便座
1に対する着座検出及び非着座検出の各しきい値X、Z
を超えているか否かを判定するステップで、差分データ
Dかしきい値X、Zの範囲以内(Y)の場合は、誤差要
因となり、ステップ47からステップ37に戻り共振点
Mの再度検索を行い、差分データDか前記しきい値X、
Yの範囲以上(N)の差がある場合において、着座か非
着座かを判定するステップ、ステップ43は、着座か非
着座かを判定するステップで、判定結果がYてあれば差
分データDか「正」の方向で検出されているので「着座
」と判定し、逆に「負」の方向て検出されたときは「非
着座」と判定する。ステップ47は、ステップ44〜4
6の各データOを初期化してステップ37に戻すステッ
プである。
次に動作について説明する。
前記フロチャートの説明で判るように、マイコン23の
出力端01からは発振周波数を制御するための出力デー
タか所定の範囲で1ステ・ツブづつインクリメントしな
がら出力され、D/A変換器34に入力される。D/A
変換器34に入力された出力データは、順次アナログ値
に変換されなう1ら前記D/A変換器34より階段状(
二増加した電圧か出力される。前記電圧は電圧・周波数
変換器35によって電圧に相当する周波数;こ変換し、
これを所定の範囲内の周波数(例えば、300〜500
KHz)で掃引して高周波信号となし、この高周波信号
を共振回路21に順次供給する。一方、共振回路21に
おいては、電極A2B間(=人体力\介在していない場
合(便座1に着座してし)なり1とき)、電極A2B間
の静電容量C1よ低くなっており、共振回路21には前
記静電容量Cと共振コイル27のインダクタンスLとに
よって定まる共振周波数か生じており、この場合、電極
A2B間の静電容量Cか低いため、共振周波数(よ高く
なっている。そして、前記共振回路21に生している共
振周波数によって、共振コイル27の両端には共振周波
数に相当する共振出力電圧か生しており、この電圧は検
波平滑回路22に入力し、検波ダイオードD2にて半波
整流され、抵抗R1とコンデンサC4とのCR時定数に
て平滑化されて検波平滑回路22から直流出力となって
A/D変換器33に送出される。前記直流出力はA/D
変換器33にてデジタル値に変換されてマイコン23の
入力端1.に共振出力電圧として取り込まれる。
方、マイコン23の出力端01からの出力データによっ
て電圧・周波数変換器35から共振回路21に供給され
る高周波信号の発振周波数は次第に高くなり、共振周波
数に徐々に近付く。この結果、共災コイル27両端の電
圧も順次高くなり、この共振出力電圧は検波平滑回路2
2−A/D変換器33を経てマイコン23に取り込まれ
る。前記共振出力電圧か変化せず、又は減少傾向になる
と、高周波信号の発振周波数は共振周波数に最大限近付
くことになるため、そのときの共振周波数の共振点に対
応するマイコン23からの出力データかマイコン23に
メモリされる。そして、次にマイコン23から出力され
るデータと前記メモリされたデータとをマイコン23か
比較し、その差分データか予め設定した着座及び非着座
を検出するしきい値X、Zの範囲に入っておれば、誤差
要因と判断し、又、範囲外の場合は、非着座と判定する
即ち、これは、非着座時におけるマイコン23からの出
力データをもとにしてマイコン23か共振周波数の共振
点を探し出して判定しているため、マイコン23に事前
にプログラム設定されている着座時の共振周波数の共振
点から大きくずれた共振周波数の共振点てもって判定し
ているからに他ならない。従って、この状態て吐水指令
回路24の「洗浄」スイッチS、を操作しても、マイコ
ン23からはスイッチ操作回路25に指令信号(“H”
レベル)か出力されないので、電磁弁5は開放されない
次に便座1に着座した場合について説明する。
第3図で示すように、利用者Pか用足しのために便座l
に着座すると、共振回路21内に設置した電極A、B間
の静電容量Cは、人体の静電容量Cmによって急激に上
昇し、この上昇につれ、電極A、B間の静電容量Cと共
振コイル27のインダクタンスLとによって定まる共振
周波数は低くなる。一方、前記共振回路21には、マイ
コン23からaカされる周波数制御用データに基づいて
電圧・周波数変換器35から定められた範囲内の周波数
て高周波信号か継続的に供給されている。
この際、便座暖房用のヒータ29の通電回路には、チョ
ークコイル31の存在により、前記電圧・周波数変換器
35から出力される高周波信号に対して高インピーダン
スとなっているので、前記高周波信号はヒータ29の通
電回路にほとんと流れない。しかし、チョークコイル3
1自体は商用電源19に対して低インピーダンスとなっ
ているため、電源19からの通電に際しては何の支障も
なく通電を受けて便座Iを適温に暖房することができる
又、前記ヒータ29の通電回路(強電)と、検波平滑回
路22やマイコン23等を具備した弱電回路との間には
、結合トランス26が介在させであるので、このトラン
ス26が強電及び絶縁回路との間で絶縁の役目を果たし
、強電及び絶縁回路との間で絶縁の役目を果たし、弱電
回路を商用電源19から保護する。
そして、前記共振回路21の電極A、B間の静電容量C
が便座lに着座することにより上昇すると、共振回路2
1に生ずる共振周波数は徐々に低くなり、共振コイル2
7の両端に発生する共振出力電圧は、共振回路21に供
給される高周波信号の発振周波数か前記共振周波数に近
付くにつれて高くなり、検波平滑回路22→A/D変換
器33を経てマイコン23に順次取り込まれる。前記共
振回路21に高周波信号か供給され、その発振周波数か
共振回路21の共振周波数と一致すると、共振出力電圧
は最大となり、それ以外では徐々に低下する。このよう
に、共振出力電圧かほぼピーク(共振点)に達してから
減少傾向に移る場合、その時点ての発振周波数(高周波
信号)か共振周波数を示していることになるため、それ
に対応して出力されるデータをマイコン23はメモリす
る(第6図のステップ39参照)。つづいて、マイコン
23の出力端01から出力されるデータに基づいて共振
回路21に生ずる共振周波数と、前回の周波数掃引時に
生じた共振周波数との、各出力データをマイコン23か
比較(第6図のステップ40〜42参照)し、その差分
データか、マイコン23にあらかじめプログラム設定し
た着座及び非着座のしきい値X、Y以下てあれば、前記
共振周波数の変化は、マイコン23か誤差要因(第7図
の共振周波数の波形図に記した点線部分)と判定する。
しかし、差分データかしきい値以上ある場合、その差分
データか「正」てあれば、「着座」、「負」てあれば「
非着座」とマイコン23は判定する。本実施例ては、便
座1に着座することにより、マイコン23に予め設定し
た共振周波数の共振点のピーク値よりやや前の段階で着
座による共振周波数の共振点を検索できるようにプログ
ラム設定されているので、便座1に着座すれば、確実に
着座を検出することができる(第6図の43.44参照
)。
前記のようにして着座を検出したあと、使用者Pか用足
しを終えて吐水指令回路24の「洗浄」スイツチS、を
投入すると、吐水指令回路24から“H”レベルの信号
かマイコン23に入力され、マイコン23は前記入力信
号に基づき、「着座」を事前に検出しているので、吐水
指令回路24から指令信号によりスイッチ操作回路25
に”H“レベルの信号を出力してトランジスタQをオン
させる。前記トランジスタQのオン動作により定電圧電
源vcc→リレーY→トランジスタQのコレクタ・エミ
ッタ→接地間に電流か流れ、前記リレーYを励磁してそ
の常開接点Yaを閉路する。このため、電磁弁5は商用
電源19からの通電により励磁されて開放し、加熱装置
6に流入する洗浄水を、制御装置11からの指令信号に
よりヒータlOを通電制御することによって適温に加熱
し、これをノズル7より吐出して使用者Pの局部を衛生
的に洗浄する。洗浄を中止するときは、「洗浄」スイッ
チS1を再度投入して吐水指令回路24を開路すること
により、マイコン23はこれを検出しスイッチ操作回路
25への“H”レベルの信号の送出を中止してトランジ
スタQをオフさせ、リレーYの励磁を解きその常開接点
Yaの開路により電磁弁5への通電を断ち、電磁弁5を
閉鎖して適温に加熱した洗浄水の吐出を止めるなお、使
用者Pか用足しを終えて便座lから離れた場合、あるい
は、便座1から不用意に立ち上り、このときに誤って「
洗浄」スイッチS1を投入した場合、電極A、B間の静
電容量Cは便座1から人体か離れているので着座時に比
へ小さくなっている。従って、前記電極A、B間の静電
容量Cと共振コイル32のインダクタンスLとにより定
まる共振周波数は、着座時の共振周波数より高くなって
おり、しかも、マイコン23に事前にプログラム設定し
た共振周波数の共振点も高くなり、かつ、前記共振点か
着座を示すしきい値から離れ、非着座のしきい値の範囲
に入って、非着座として検出される結果、吐水指令回路
24がら“H”レベルの信号か出力されても、マイコン
23か「着座」を検出しない限り、スイッチ操作回路2
5に指令信号が出力されないのて、トランジスタQはオ
ンせず、リレーYは無励磁状態を保持に1磁弁5を開放
しない。従って、ノズル7から適温の洗浄水か噴出する
ようなことは全くない。このことは、例えば、便器2の
清掃中とが、便v1の上に清掃具等重量のある物体を載
せたとき等に、前記のように、誤って吐水指令回路26
の「洗浄」スイッチS1を投入した場合でも同様である
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように構成されているので、次に
示すような効果を有する。
(1)  本発明は、共振回路内に便座暖房用のヒータ
を一方の電極とし、他方は大地(例えば、トイレの床面
)を利用して便座に着座したことを検出するための電極
か構成されているのて、着座時に生ずる静電容量の変化
を検出するための!極を特別に必要としない利点かある
(2)  又、本発明においては、共振回路内に生ずる
共振周波数と、予めマイクロコンピュータにプログラム
設定した共振周波数との差を比較して着座を検出する構
造か採用されているので、即ち、共振電圧ではなく共振
周波数を検出しているため、各回路に流れる電流の影響
をほとんと受けることがないので、便座の着座検出を迅
速・確実に行うことができる。
(3)  更に、共振周波数の検出値の判定基準に幅を
持たせることにより、トイレの室温や温度、あるいは電
子部品のバラツキによる誤差をキャンセルすることがて
きるのて、共振回路に生ずる共振周波数か前記温度変化
等により検出値が異なっても、着座及び非着座の判定を
確実に行うことができる。従って、便座に着座しない限
り、スイッチの誤操作によって衣服やトイレの床面を濡
らすという問題を確実に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は衛生洗浄装置を取付けた便器の概略側面図、第
2図は同しく概略平面図、第3図は衛生洗浄装置の使用
状態を示す斜視図、第4図は便座の横断平面図、第5図
は衛生洗浄装置に具備させた本発明の着座検出装置の電
気回路図、第6図は着座検出装置の処理内容を示すフロ
ーチャート、第7図は第6図の詳細を示す波形図、第8
図は従来の衛生洗浄装置に使用している電気回路図、第
9図は同し〈従来の電磁弁制御装置の電気回路図である
。 20・着座検出装置、21・共振回路、22・検波平滑
回路、23マイクロコンピユータ26・結合トランス、
27・共振コイル29・便座暖房用ヒータ A、B・電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 結合トランスの1次側に共振コイルを接続し、2次側に
    は商用電源に対して便座暖房用のヒータとチョークコイ
    ルとを直列に接続して前記ヒータ側と大地側とにそれぞ
    れ電極を備え、これら電極間に人体の介在によって静電
    容量が上昇したとき前記共振コイルに共振出力電圧を出
    力する共振回路と、この共振回路に、マイクロコンピュ
    ータからの出力に応じて高周波信号を共振回路に発振周
    波数を変化させて供給する電圧・周波数変換回路と、前
    記共振出力電圧をマイクロコンピュータに取り込ませる
    ための検波平滑回路とを接続し、前記マイクロコンピュ
    ータに予めプログラム設定した共振周波数と、前記共振
    回路内において高周波信号の発振周波数と共振周波数と
    が一致したときの共振周波数との差が所定の設定値以上
    あり、かつ、その差の正・負によって着座、非着座を判
    定するようにしたことを特徴とする衛生洗浄装置の着座
    検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017063095A1 (de) 2015-10-15 2017-04-20 Noventa Ag Klosettkörper mit integriertem sensor für eine benutzererkennung

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