JPH0492341A - ピルボックス型真空窓 - Google Patents

ピルボックス型真空窓

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Publication number
JPH0492341A
JPH0492341A JP20993090A JP20993090A JPH0492341A JP H0492341 A JPH0492341 A JP H0492341A JP 20993090 A JP20993090 A JP 20993090A JP 20993090 A JP20993090 A JP 20993090A JP H0492341 A JPH0492341 A JP H0492341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillbox
type vacuum
vacuum window
rectangular waveguide
vswr
Prior art date
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Pending
Application number
JP20993090A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Takahashi
雅明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP20993090A priority Critical patent/JPH0492341A/ja
Publication of JPH0492341A publication Critical patent/JPH0492341A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Microwave Tubes (AREA)
  • Waveguide Connection Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピルボックス型真空窓に関し、特にマイクロ波
管の入出力窓に使用されるピルボックス型真空窓に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のピルボックス型真空窓は、第4図(a)。
(b)に示す様に、その中心にアルミナセラミックス等
からなる誘電体円板6をろう付けすることによって真空
封止されたピルボックス部4と、その両側にろう付けに
よって接合された方形導波管5を有している。そして、
ピルボックス部4は一種の円筒空胴を構成しており、そ
の内半径Rと方形導波管5の長辺aとの間にはR>a/
2の関係がある。なぜならば、一方の方形導波管5に入
射したマイクロ波はピルボックス部4を通過した後、反
対側の方形導波管5へと伝搬して行くことになるので、
円筒空胴部を長さの短い円形導波管と考えるならば、円
形導波管と方形導波管5の通過帯域を一致させる必要が
あり、その為、両導波管の遮断周波数が一致する様に寸
法を決めると、論理的にRは0.59a近辺に選ぶ必要
がある為である。
ここで、6GHz帯のピルボックス型真空窓の一例を示
すと、方形導波管5の長辺a=35゜85mm、短辺b
=15.85mmであり、ヒルボックス部4の円筒空胴
の内半径R=20.5mm、誘電体円板6の板厚d=1
.4mm、誘電体円板6の材質はアルミナセラミックス
であり比誘電率ε=9.2である。又、円筒空胴の内壁
と誘電体円板6との間隔S=7.6mmである。この場
合、R″−rO,57aであり、方形導波管5の遮断周
波数fic#4 、18GHz 、円形導波管の遮断周
波数fcc#4.27GHzとなり、両者の遮断周波数
はほとんど一致している。
このピルボックス型真空窓の特性を電圧定在波比(以下
VSWRと記す)の周波数特性で表わすと第5図に示す
様な特性が得られる。8GHz付近のVSWRの急峻な
立上りは、ゴーストモードと呼ばれピルボックス部4の
共振によって生じるものである。そして、ピルボックス
型真空窓では、このゴーストモードと遮断周波数の間に
使用帯域が設定される。この6GHz帯のピルボックス
型真空窓では5.1〜6.7GHzの範囲で1.2以下
の良好なVSWR特性を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来のピルボックス型真空窓では、円形導波管と方
形導波管の遮断周波数がほとんど一致する様に、ピルボ
ックス部の円筒空胴の内半径Rの値をR=0.59aの
前後に決めている為に、ピルボックス型真空窓の使用帯
域の上限を制限するゴーストモードは、円筒空胴部のT
Ml、。モードの共振であるから論理的に計算すると、
方形導波管の遮断周波数の2倍よりも若干低い周波数に
発生することになり、上述の6GHz帯ピルボツクス型
真空窓ではゴーストモードが必ず8GHz付近に発生し
てしまい、5〜10GHzといった広帯域なVSWR特
性を実現することが不可能であるという問題があった。
本発明の目的は、広帯域なVSWR特性を実現すること
が可能なピルボックス型真空窓を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、方形導波管と組合わされたピルボックス型真
空窓に於て、ピルボックス部を構成する円筒空胴部の内
半径Rと方形導波管の長辺aとの間にR<a/2なる関
係が存在している。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図(a)、(b)は本発明の一実施例の断面図およ
び正面図である。
第1図(a)、(b)に示す様に、ピルボックス型真空
窓は、中心にアルミナセラミックス等からなる誘電体円
板3をろう付けすることによって真空封止されたピルボ
ックス部1とその両側にろう付けによって接合された方
形導波管2を有している。そして、ピルボックス部1を
構成する円筒空胴の内半径Rと方形導波管2の長辺aと
の間には、R(a/2の関係が成立している。
従来は、円筒空胴部のTM工、0モードの共振によるゴ
ーストモードの周波数f、はRに反比例する為、Rを小
さくすればゴーストモードを従来よりも周波数の高い方
へ移動させることができるが、円形導波管の遮断周波数
で。。もRに反比例する為に、fccもf5と同じ割合
で周波数の高い方へ移動するので、結局、ピルボックス
型真空窓の帯域幅は広くならず、通過帯域全体が周波数
の高い方へ移動するだけであると考えられていた。
ところが、ピルボックス型真空窓のVSWR特性をコン
ピュータシミュレーションすることが最近になって可能
となり、シミュレーシヨンの結果、通過帯域の下限は、
円形導波管の遮断周波数fCCではなく、方形導波管2
の遮断周波数fRCによって決められることがわかった
。その結果、R< a / 2とすることによって、非
常に高帯域な特性を得ることができるということが明ら
かになった。
第2図は第1図(a>、(b)の実施例を6GHz帯の
ピルボックス型真空窓を適用した場合のVSWRの周波
数特性図である。
各部の寸法は、方形導波管2の長辺a=35゜85mm
、短辺b=15.85mm、ピルボックス部1の円筒空
胴の内半径R=14.5mm、アルミナセラミック性の
誘電体円板3の板厚d=0.9mm、比誘電率ε−9,
2,又、円筒空胴の内壁と誘電体円板3との間隔s=3
.0mmである。
この場合、Rh0.40aであり、fRc#4゜18G
Hz、fcc’i6.06GHzであるが、シミュレー
ションの結果、4.5〜10.4GHzの範囲でVSW
R特性が1.2以下の非常に広帯域な結果を得た他、実
物の測定結果でも同様の広帯域な特性を得ることができ
た。
第3図は第1図(a)、(b)の実施例を14GHz帯
のピルボックス型真空窓に適用した場合のVSWRの周
波数特性図である。
各部の寸法は、a=15.799mm、b=7.899
mm、R=6.9mm、d=0.4mm、s=1.9m
mあり、誘電体円板3のεは9.2とする。
この場合、Rh0.44aであり、fRc=9゜49G
Hz、fcc”12.7GHzであるが、11〜22G
Hzの範囲で1.2以下のVSWR特性がシミュレーシ
ョンの結果得られている。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ピルボックス型真空窓の
ピルボックス部を構成する円筒空胴部の内半径Rとピル
ボックス部の両側に接続されている方形導波管の長辺a
との間にR<a/2なる関係が存在する様にした結果、
非常に広帯域なピルボックス型真空窓を得ることができ
るという効果を有する。
又、本発明のピルボックス型真空窓をマイクロ波管の入
出力窓に使用することにより、非常に広帯域なマイクロ
波管を得ることができるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明の一実施例の断面図およ
び正面図、第2図は第1図(a)。 (b)の実施例を6GHz帯ピルボツクス型真空窓に適
用した場合のVSWRの周波数特性図、第3図は第1図
(a)、(b)の実施例を14GHz帯ピルボツクス型
真空窓に適用した場合のVSWRの周波数特性図、第4
図(a)、(b)は従来のピルボックス型真空窓の一例
の断面図および正面図、第5図は従来の6GHz帯ピル
ボツクス型真空窓の一例のVSWRの周波数特性図であ
る。 1・・・ピルボックス部、2・・・方形導波管、3・・
・誘電体円板、4・・・ピルボックス部、5・・・方形
導波管、6・・・誘電体円板。 (α) 第1図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、方形導波管と組合わされたピルボックス型真空窓に
    於て、ピルボックス部を構成する円筒空胴部の内半径R
    と方形導波管の長辺aとの間にR<a/2なる関係が存
    在することを特徴とするピルボックス型真空窓。 2、請求項1記載のピルボックス型真空窓を入出力窓に
    用いたことを特徴とするマイクロ波管。
JP20993090A 1990-08-08 1990-08-08 ピルボックス型真空窓 Pending JPH0492341A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20993090A JPH0492341A (ja) 1990-08-08 1990-08-08 ピルボックス型真空窓

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JP20993090A JPH0492341A (ja) 1990-08-08 1990-08-08 ピルボックス型真空窓

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Publication Number Publication Date
JPH0492341A true JPH0492341A (ja) 1992-03-25

Family

ID=16581013

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JP20993090A Pending JPH0492341A (ja) 1990-08-08 1990-08-08 ピルボックス型真空窓

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287382A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nec Microwave Inc ピルボックス真空窓およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287382A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nec Microwave Inc ピルボックス真空窓およびその製造方法
US7688163B2 (en) 2006-04-13 2010-03-30 Nec Microwave Tube, Ltd. Pillbox vacuum window

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