JPH0492138A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JPH0492138A
JPH0492138A JP20864690A JP20864690A JPH0492138A JP H0492138 A JPH0492138 A JP H0492138A JP 20864690 A JP20864690 A JP 20864690A JP 20864690 A JP20864690 A JP 20864690A JP H0492138 A JPH0492138 A JP H0492138A
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JP
Japan
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damping force
valve body
valve
passage
plunger
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JP20864690A
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Masahiro Ashiba
正博 足羽
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等に用いられ、走行時の路面状況に応じ
て減衰力を調整可能な減衰力調整式油圧緩衝器に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、車両等に使用される油圧緩衝器には、路面状況な
どに応じて乗り心地や操縦安定性を良くするために減衰
力を適宜調整できるようにしたものが提案されている。
この種の減衰力調整式の油圧緩衝器には、実公昭59−
22359号公報、実公昭60−37477号公報など
で開示されているように、区画された二つの室間を複数
の通路で連通させ、シリンダ内のピストンの摺動により
前記通路内に生じる油液の流動を制御して減衰力を発生
させる減衰力発生機構(例えばオリフィスなど)を設け
、前記通路を電磁弁により退択的に開閉することによっ
て減衰力を調整可能としたものがある。
そして、通路の開閉を行なうための電磁弁は、コイルス
プリング等により付勢されて通路を遮断している弁体を
ソレノイドに給電することにより吸引して通路を開ける
構成としたものである。
しかしながら、上記従来の減衰力調整式油圧緩衝器では
、圧力流体の圧力を弁体が直接受けるような構造となっ
ており、弁体が通路を遮断する状態に保持されるために
はコイルスプリング等による大きな付勢力が必要であり
、この状態の弁体を開弁させるためにはコイルスプリン
グ等の付勢力に抗してソレノイドの吸引力を大きく設定
しなければならず、その上、開弁時には常時給電し続け
なければならないため、ソレノイドの大型化や消費電力
の増大を招(。そのため、油圧緩衝器全体が大型化し、
さらに、バッテリーが早期に上ってしまったり、ソレノ
イドから発生した熱により油圧緩衝器内の油液の劣化を
早めてしまうという問題点があった。
そこで、本発明者は、先に、特願平1−301217号
にて、区画された二つの室間を複数の通路で連通させ、
シリンダ内のピストンの摺動により前記通路内に生じる
油液の流動を制御して減衰力を発生させる減衰力発生機
構を設け、前記複数の通路の一つを開閉することにより
減衰力を調整可能とした油圧緩衝器において、前記−つ
の通路を開閉するための減衰力調整弁を、軸方向に移動
可能で、その一端面が前記−つの通路に形成した弁座に
着座して前記二つの室間の連通を遮断する弁体と、該弁
体の他端面側に形成され、前記一端面側と連通される空
間と、前記弁体に取付けられた磁性体材料からなるプラ
ンジャと、該プランジャが挿入され、通電により該プラ
ンジャを移動させるソレノイドとから構成した減衰力調
整式油圧緩衝器を提案し、ソレノイドの小型化および消
費電力の削減等を達成している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の減衰力調整式油圧緩衝器では
次のような問題がある。
従来の減衰力調整式油圧緩衝器においては、油液の圧力
で弁体が移動しないようにするために、弁体に軸方向の
貫通孔を穿設し、弁体の着座面の背面側に油液を導入し
ている。この貫通孔は油液を流通させるためだけに設け
られたものであり、比較的大きな通路面積(4平方ミリ
メートル程度)を有するものである。したがって、弁体
の移動は油液の抵抗を受けないので、弁体が通路を開閉
し始めてから終わるまでの所要時間が短かく、通常1ミ
リ秒程度である。
このように、通路の開閉時間が短いので減衰力が急激に
切換わることによって衝撃が発生し、この衝撃が車体に
伝わって乗り心地を悪化させるという問題がある。特に
、小さい減衰力を発生する特性(ソフト特性)から大き
い減衰力を発生する特性(ハード特性)に切換ねる際に
大きな衝撃が発生するという問題がある。
本発明は、以上の声、に鑑みてなされたものであり、減
衰力の切換え時間を充分長くして減衰力切換え時の衝撃
を緩和した減衰力調整式油圧緩衝器を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するために、区画された二
つの室間を複数の通路で連通させ、シリンダ内のピスト
ンの摺動により前記通路内に生じる油液の流動を制御し
て減衰力を発生させる減衰力発生機構を設け、前記複数
の通路の一つを減衰力調整弁にて開閉することにより減
衰力を調整可能とし、前記減衰力調整弁を、往復動によ
って前記−つの通路を開閉して減衰力の小さなソフト特
性と減衰力の大きなハード特性とに切換える弁体と、前
記弁体に連結された磁性体材料からなるプランジャと、
該プランジャが挿入され、通電により該プランジャを移
動させるソレノイドとから構成した油圧緩衝器において
、前記弁体または前記プランジャの移動に対して油液の
流動抵抗を付与したことを特徴とする・。
(作用) このように構成じたことにより、弁体の移動に油液によ
る抵抗か作用して弁体の移動速度か遅くなるので、弁体
が複数の通路の一つを開閉する際の所要時間か充分長く
なり、ソフト特性からハード特性への急激な減衰力の切
換えを防止巳て減衰力切換えの際の衝撃を緩和すること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図および第2区において、油圧緩衝器1は複筒式の
ものであって、内筒(シリンダ)2には摺動自在にピス
トン3が嵌合しており、内筒2内はピストン3により図
中上側に示すシリンダ下室4と下側に示すシリンダ下室
5とに区画されている。ピストン3は、大径の筒体6と
これに螺着された小径の筒体7からなる通路部材8の筒
体7外周にナツト9を用いて取付けられており、通路部
材8の大径の筒体6は、一端が外部に突出されたピスト
ンロッド10の他端に螺着されている。また、ピストン
ロッド10は磁性体材料からなり、通路部材8の内部と
前記シリンダ上室4とを連通ずるための通路11が形成
されている。この通路11は後で詳述する減衰力調整弁
機構12により開閉される。そして、通路部材8の内部
およびピストンロッド10の通路11によりシリンダ上
室4とシリンダ下室5とを連通するバイパス通路13が
構成されている。
ピストン3には、シリンダ上室4とシリンダ下室5とを
連通ずる第1の伸び側通路14と第1の縮み側通路15
とが形成されており、第1の伸び側通路14のシリンダ
下室5側には、油圧緩衝器1の伸び行程のときに生じる
油液の流動を制御して減衰力を発生するためのディスク
バルブおよびオリフィス通路からなる減衰力発生機構1
6が設けられていて、第1の縮み側通路15のシリンダ
上室4側には、縮み行程のときに生じる油液の流動を制
御して減衰力を発生するためのディスクバルブからなる
減衰力発生機構17が設けられている。
通路部材8の内部には、大径の筒体6の内部と小径の筒
体7の内部とを仕切ることによりバイパス通路13を遮
断する仕切部材18が嵌め込まれており、仕切部材18
には大径の筒体6と小径の筒体7の内部を連通させる第
2の伸び側通路19と、第2の縮み例通路20とが形成
されている。そして、第2の伸び側通路19の小径の筒
体7の内部側には伸び行程のときに生じる油液の流動を
制御して減衰力を発生するためのディスクバルブおよび
オリフィス通路からなる減衰力発生機構21が設けられ
ており、第2の縮み側通路20の大径の筒体6の内部側
には小径の筒体7の内部から大径の筒体6の内部への油
液の流動を許容し、反対方向の油液の流動を規制する逆
止弁22が設けられている。なお、仕切部材18の第2
の伸び側通路19に設けられている減衰力発生機構21
のディスクバルブは、ピストン3の第1の伸び側通路1
4に設けられている減衰力発生機構16のディスクバル
ブよりも小さい圧力差で開くように設定されている。ま
た、減衰力発生機構21および逆止弁22はボルト23
とナツト24により仕切部材18に取付けられている。
内筒2の底部には縮み行程のときに減衰力を発生させる
ことのできるベースバルブ機構25が設けられており、
このベースバルブ機構25は、内外筒の連通を遮断する
ボディ部材26と、ボディ部材26に形成された第3の
伸び側通路27および第3の縮み側通路28と、第3の
縮み側通路28の外面29側に設けられ縮み行程のとき
に生じる油液の流動を制御するためのディスクバルブお
よびオリフィス通路からなる減衰力発生機構30と、第
3の伸び側通路27の内筒2側に設けられ外筒29から
内筒2への油液の流動を許容し、内筒2から外筒29へ
の油液の流動を規制する逆止弁31とから構成されたも
のである。
つぎに、減衰力調整弁機構12について説明する。
前記ピストンロッド10に形成されている通路J」には
弁座32が設けられている。この弁座32に前端面を離
着座してバイパス通路13を開閉する円筒形状の弁体3
3(非磁性体材料または磁性体材料のいずれでもよい)
が、ピストンロッド10の内部に固定されている磁性体
材料からなる支持部材34に摺動自在に嵌合されてピス
トンロッド10の軸方向に移動可能に設けられている。
本実施例では、弁体33が弁座32から離座してバイパ
ス通路13を開いているとき減衰力が小さなソフト特性
となり、弁体33が弁座32に着座するとバイパス通路
13が閉じられるので減衰力が大きなハード特性となる
。弁体33の後端面と支持部材34との間に形成される
小室35内に設けられたたばね部材36により弁体33
は常時弁座32側へ付勢されている。弁体33には小室
35内と弁体33の前方のバイパス通路13とを連通ず
るオリフィス通路33aが第3図に示すように1箇所に
穿設されている。オリフィス通路33aは、弁体33の
移動にともなって小室35とバイパス通路13との間の
油液の流通を行いその流動抵抗によって減衰力を発生し
弁体33の移動速度を減速して臣着座に要する切換時間
を5ミリ秒以上望ましくは5ないし20ミリ秒とするよ
うな大きさに設定されている。弁体33には非磁性体材
料からなるシャフト37が摺動自在に挿通されており、
シャフト37の下端にワッシャ38が取付けられていて
、シャフト37の上昇にともなって弁体33がりき上げ
られるようになっている。
シャフト37は支持部材34を貫通してピストンロッド
lOの軸方向上方へ伸びていてその上部には磁性体材料
からなるプランジャ39が取付けられており、このプラ
ンジャ39は、移動の際はぼ抵抗なく移動できるように
周囲に軸方向の凹溝(図示せず)が形成され、1つのソ
レノイド40およびその下側に設けられている環状の永
久磁石41に挿入されている。永久磁石41はプランジ
ャ39に面する内周側がS極で外周側がN極となってい
る。ソレノイド40の上側には磁性体材料からなるベー
ス42が配置されており、プランジャ39は前記支持部
材34とベース42との間で移動するように規制されて
いる。プランジャ39とソレノイド40および永久磁石
41との間には非磁性体材料からなるスリーブ43が介
装され、このスリーブ43の両端が支持部材34とベー
ス42とに液富に嵌合している。ソレノイド40の両端
から引き出されたリード線44はベース42上面で樹脂
モールドされ、ピストンロッド」Oの内部を通って油圧
緩衝器1の外部で切換スイッチ(図示せず)を介してバ
ッテリー(図示せず)に接続されている。
以上のように構成した本実施例の作用についで次に説明
する。
ピストンロッド10、支持部材34およびベース42に
よって磁路が構成されでおり、まず、ソレノイド40を
バッテリー(図示せず)に接続し、永久磁石41の磁界
により強化される方向の磁界を発生させると、プランジ
ャ39かばね部材36の付勢力に抗してベース42に吸
引されてこれに当接するまで上方へ移動する。そして、
弁体33が弁座32から離座してバイパス通路13が開
かれる。その後、給電を止めると永久磁石41の磁界に
よってプランジャ39がその位置で保持され弁体33が
弁座32から離座した状態が維持される。
このようにバイパス通路13が開いていると。
油圧緩衝器1の伸び行程のときには、通路部材8内の仕
切部材18の第2の伸び側通路19に設けられている減
衰力発生機構21によってソフト特性の小さな減衰力が
発生され、縮み行程のときにはベースバルブ機構25の
ボディ部材26の第3の縮み側通路28に設けられてい
る減衰力発生機構30によりソフト特性の小さな減衰力
が発生される。
つぎに、切換スイッチ(図示せず)を切換えてソレノイ
ド40をバッテリー(図示せず)に接続し、永久磁石4
1の磁界を打消す方向の磁界を発生させると、永久磁石
41の磁界による保持力よりもばね部材36の付勢力の
方が大きくなってプランジャ39が下降する。そして、
弁体33が弁座32に着座しバイパス通路13が遮断さ
れる。このとき、弁体33とシャフト37とは摺動自在
となっていて、弁体33が弁座32に当接した後もシャ
フト37は下降できるため、プランジャ39を支持部材
34に当接または接近させることができる。そのため、
プランジャ39と支持部材34が永久磁石41の磁界に
よって引き合ってプランジャ39がその位置で保持され
る。
その後、v3電を停止すると永久磁石41の磁界によっ
てプランジャ39がその位置で保持され弁体33が弁座
32に着座している状態が保たれる(第1図に示す状態
)。
このようにバイパス通路13が遮断されると、伸び行程
のときにはピストン3の第1の伸び側通路14に設けら
れている減衰力発生機構16によってハード特性の大き
な減衰力が発生され、縮み行程のときにはピストン3の
第1の縮み側通路15に設けられている減衰力発生機構
17により生じる減衰力とベースバルブ機構25のボデ
ィ部材26の第3の縮み側通路28に設けられている減
衰力発生機構30により生じる減衰力とが加算されたハ
ード特性の大きな減衰力が発生される。
このようにして減衰力を切換える際、弁体33の移動に
ともなってバイパス通路13内の油液が小室35内に、
あるいは小室35内の油液がバイパス通路13内に弁体
33のオリフィス通路33aを通って流入する。このと
き、オリフィス通路33aに油液が流通することにより
発生する抵抗によって弁体33の移動速度が減速されて
弁体33が弁座32に離着塵する際の切換時間が5ない
し20ミリ秒と長くなる。したがって、バイパス通路1
3の開閉が充分ゆっくり行われるので減衰力が急激に切
換わることがな(、減衰力切換え時の衝撃が緩和される
。なお、本明細書において「切換時間」とは、弁体を移
動させるべくソレノイドに通電し始めても所定の大きさ
の電流が流れるまではばね部材36の弾性力あるいは永
久磁石41の吸引力により弁体が移動しないので、この
ような時間を含むことなく、実際に弁体が移動し始めて
から移動が完了して停止するまでの時間をいう。
参考として、各部の設計値と弁体33の作動との関係の
一例を以下に示す。
弁体33の直径8ミリメートル、弁体33およびプラン
ジャ39の重量約5グラム、ばね部材36のセット荷重
約0.4キログラム、ソレノイド40の吸引力約0.8
ないし 1.2キログラム(通電電圧8ないし12ボル
トの時)弁体33の移動ストロウ1ミ9 フィス通路33aの通路面積を0。3平方ミリメートル
とすると弁体33の移動速度は閉弁特約005メートル
毎秒となり作動時間は約20ミリ秒となる。開弁時は、
ソレノイド40の吸引力が08キログラムの場合は約2
0ミリ秒、吸引力が1、2キログラムの場合は約14ミ
リ秒となる。また、弁体33のオリフィス通路33aの
通路面積を12平方ミリメートルとすると弁体33の移
動速度は閉弁特約0.2メートル毎秒となり作動時間は
約5ミリ秒となる。開弁時は、ソレノイド40の吸引力
が0.8キログラムの場合は約5ミリ秒、吸引力が1.
2キログラムの場合は約3.5ミノ秒となる。したがっ
て、この場合、オリフィス通路33aの通路面積を03
ないし1.2平方ミリメートルとすることによって減衰
力の切換時間を5ないし20ミリ秒とすることができる
。なお、弁体33の作動は各部の設計値によって異なる
が、作動時間を5ないし20ミリ秒とするためには、オ
リフィス通路33aの通路面積をほぼ0.2ないし2平
方ミリメートルとするとよい。
なお、本実施例においては、弁体33に設けたオリフィ
ス通路33aによって弁体33に減衰力を付与している
が、プランジャ39にオリフィス通路を設けることによ
っても同様の作用を得ることができる。
また、減衰力の切換時の衝撃はソフト特性からハード特
性へ切換わる際に大きくなるので、ソフト特性からハー
ド特性へ切換わるときに切換時間が5ミリ秒以上望まし
くは5ないし20ミリ秒となるように弁体33またはプ
ランジャ39に流動抵抗を与えるようにすればよく、ハ
ード特性からソフト特性への切換の際には5ミリ秒以下
となってもよいが、望ましくは、双方への切換において
5ないし20ミリ秒となるようにしたほうがよい。
さらに、本実施例においては、ソレノイド40への給電
を止めても永久磁石41の磁界によってプランジャ39
を開弁または閉弁位置に保持するものについて説明した
が、本発明は永久磁石を用いずに給電されたソレノイド
の吸引力あるいはばねの弾性力によってプランジャを保
持するものに適用することもできる。また、減衰力を切
換える通路の開閉手段として、本実施例では弁座32お
よび弁体33を用いているが、これ以外種類の弁機構を
用いてもよく、例えば、先に提出した平成2年7月20
日付けの本出願人による特許願(発明の名称「減衰力調
整式油圧緩衝器」、発明者 足羽正博はか1名)の第3
図中、付番61 (弁体)および65(弁座)で示すよ
うな弁体の摺動によって開閉するスプール弁機構であっ
てもよく、この場合はプランジャの移動に対して油液の
流動抵↓′Cを付与することによって所望の減衰力切換
時1を得ることができる。
(発明の効果) 本考案の減衰力調整式油圧緩衝器は、以上詳述したよう
に、減衰力を切換える弁体の移動に対して油液による抵
抗を作用させるようにしたことにより、弁体の移動速度
が遅(なり、弁体が開閉する際の所要時間が充分長(な
る。その結果、ソフト特性からハード特性への急激な減
衰力の切換わりを防止して減衰力切換えの際の衝撃を緩
和することによって車両の乗り心地を向上することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の縦断面図、第2図は、第
1図の装置の要部の拡大縦断面図、 第3図は、第1図の装置の弁体の前端面の拡大図である
。 1・・・油圧緩衝器 2・・・内筒(シリンダ) 3・・・ピストン 4−シリンダ上室 5・・・シリンダ下室 12・・・減衰力調整弁機構 13・・・バイパス通路 16、17.21−・・減衰力発生機構32・・・弁座 33・・・弁体 33a・・・オリフィス通路 34・・・支持部材 35・・・小室 39・・・プランジャ 40・・・ソレノイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)区画された二つの室間を複数の通路で連通させ、
    シリンダ内のピストンの摺動により前記通路内に生じる
    油液の流動を制御して減衰力を発生させる減衰力発生機
    構を設け、前記複数の通路の一つを減衰力調整弁にて開
    閉することにより減衰力を調整可能とし、前記減衰力調
    整弁を、往復動によって前記一つの通路を開閉して減衰
    力の小さなソフト特性と減衰力の大きなハード特性とに
    切換える弁体 と、前記弁体に連結された磁性体材料からなるプランジ
    ャと、該プランジャが挿入され、通電により該プランジ
    ャを移動させるソレノイドとから構成した油圧緩衝器に
    おいて、前記弁体による前記ハード特性への切換時間が
    5ないし20ミリ秒になるように、前記弁体または前記
    プランジャの移動に対して油液の流動抵抗を付与したこ
    とを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。 2)区画された二つの室間を複数の通路で連通させ、シ
    リンダ内のピストンの摺動により前記通路内に生じる油
    液の流動を制御して減衰力を発生させる減衰力発生機構
    を設け、前記複数の通路の一つを減衰力調整弁にて開閉
    することにより減衰力を調整可能とした油圧緩衝器にお
    いて、前記減衰力調整弁を、往復動によって前端面が前
    記一つの通路に設けられた弁座に離着座して前記一つの
    通路を開閉して減衰力の小さなソフト特性と減衰力の大
    きなハード特性とに切換える弁体と、該弁体を摺動自在
    に嵌合支持し該弁体の後端面側との間に小室を形成する
    支持部材と、前記弁体に穿設され前記小室と前記弁体の
    前方の通路とを連通して前記弁体の移動により油液の流
    動抵抗を発生するオリフィス通路と、前記弁体に連結さ
    れた磁性体材料からなるプランジャと、該プランジャが
    挿入され、通電により該プランジャを移動させるソレノ
    イドとから構成したことを特徴とする減衰力調整式油圧
    緩衝器。
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