JPH0492118A

JPH0492118A - 回転伝達装置

Info

Publication number: JPH0492118A
Application number: JP20953090A
Authority: JP
Inventors: Soichi Nagao; 長尾　壮一
Original assignee: KUINRAITO DENSHI SEIKO KK
Current assignee: KUINRAITO DENSHI SEIKO KK
Priority date: 1990-08-07
Filing date: 1990-08-07
Publication date: 1992-03-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は回転伝達装置、詳しくは多角形状のロッドに沿
って移動しながらそのロッドから別の回転部材に対し、
あるいは別の回転部材からそのロッドに対して回転力を
伝達することのできる回転伝達装置に関する。

１従来の技術］従来、この種の回転伝達装置は、多角形状、たとえば六
角形のロッドに回転不能でかつ軸方向にスライド自在に
嵌合可能な多角形状の孔部を有する部材で構成されてお
り、その部材と上記ロッドのうちの一方が入力側部材と
なされ、他方が出力側部材となされていた。

［発明が解決しようとする課題１ところが、従来の回転伝達部材によると、その部材がロ
ッドの軸方向に移動するときに多角形状の孔部の内面と
ロッドとの間に生じる摺動抵抗でその部材が円滑にロッ
ドに沿って摺動しないことがあるという問題があった。

本発明は以上の問題に鑑みてなされたもので、ロッドに
対してほとんど抵抗なく軸方向に移動することができ、
しかも回転を確実に伝達することのできる回転伝達装置
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段１本発明の回転伝達装置は、多角形状のロッドの少なくと
も異なる２つの面に当接してその面上でロッドの軸方向
に転動可能な複数のローラが、上記ロッドに相対回転自
在に遊外嵌される保持体に回転自在に支持され、上記ロ
ッドと保持体のうちの一方が入力側部材となされ、他方
が出力側部材となされているものである。

［作　用１この構成であると、ロッドに当接する部材がローラだけ
であり、しかもロッドの転動によって保持体がロッドの
軸方向に移動するためその移動時に摺動抵抗が生しにく
くなり、それだけロッドの軸方向への移動が円滑になさ
れる。それにもかかわらず、複数のローラが多角形状の
ロッドの異なる面に当接しているため、ローラを介して
ロッドの回転が保持体に伝達されたり、保持体の回転が
ローラに伝達されたりする。

［実施例１第１図は本発明の回転伝達装置の実施例を示す断面図、
第２図は第１図の■−■線に沿う断面図、第３図は第１
図の■−■線に沿う断面図である。

回転伝達装置は保持体１と保持体１に回転自在に支持さ
れた複数のローラ３・・・とを備えている。

保持体１は同じ形状に作られて円形状に配列された３つ
の分割部材１１・・・と、それらの分割部材１１・・・
から突出された共通のスリーブ１４とを備えている。

個々の分割部材１１の相互間に亘ってスリーブ１４の軸
方向に直交する方向に延びる軸体１２が設けられており
、その軸体１２に回転自在に支持された円柱状のローラ
３・・・が個々の分割部材１１の相互間に介装されてい
る。また、保持体ｌには複数の分割部材１１・・・と１
つのスリーブ１４とによって形作られる孔部１３が具備
されている。

４はブラケットで、一対の取付板部４１．４１を備え、
それらの取付板部４１．４１のそれぞれに形成された取
付孔部４２．４２に滑り軸受４３．４３が装備されてい
る。そして、それぞれの滑り軸受４３．４３に上記保持
体１のスリーブ１４が回転自在に貫挿されている。

５は歯車で、この歯車５は両面側にそれぞれ締め環５１
．５１を一体に有している。第３図のように締め環５１
は周方向の一箇所が分割されていて、相対向する分割端
部に形成されたねじ孔５２，５３に締付ねじ５４がねし
込まれている。そして、締め環５Ｉは上記分割端部の近
傍箇所だけが歯車５から分離されており、締付ねじ５４
を締めつけると、その分離された箇所だけが互いに縮径
する方向に変形するようになっている。破線５５は分離
された箇所と分離されていない箇所との境界を示してい
る。

歯車５は上記滑り軸受４３．４３のそれぞれに貫挿され
たスリーブ１４．１４の間に配備されている。そして、
締め環５１．５１がそれらのスリーブ１４．１４に嵌め
込まれ、締付ねじ５４を締め付けることによって締め環
５１．５１　とスリーブ１４．１４とが固着されている
。また、上記ブラケット４の取付板部４Ｌ４１は上記保
持体１．１の間に保持されている。

６は多角形状のロッドである。このロッド６は保持体ｌ
の孔部１３と歯車５３の中心孔５５とに同心状に貫挿さ
れていて、そのロッド６の異なる複数の面に各別に上記
ローラ３が当接している。回倒では保持体１が３つの分
割部材１１・・・を備え、しかも保持体１に３つのロー
ラ３・・・が設けられていて、それらのローラ３・・・
が六角形状のロンドロの１つおきの面に当接されている
。

以上の構成で、ブラケット４がロンドロの軸方向に押さ
れると、ローラ３・・・が口・ンド６の面上で当接した
まま転動し、ブラケット４と共に保持体１やローラ３・
・・や歯車５がロッド６の軸方向に滑らかに移動する。

また、ロッド６に回転が入力されると、ロッド６の回転
が複数のローラ３・・・を介して保持体１に伝達され、
さらに保持体ｌの回転が締め環５１を介して歯車５に伝
達されて歯車５から出力される。

この場合、ロッド６は入力側部材として用いられ、保持
体１は出力側部材として用いられている。逆に、歯車５
に回転が入力されると、その回転が締め環５１を介して
保持体ｌに伝達され、さらに保持体１の回転が複数のロ
ーラ３・・・を介してロッド６に伝達される。この場合
、保持体１が入力側部材として用いられ、ロッド６が出
力側部材として用いられている。このような回転の伝達
は、保持体１がロッド６の軸方向に移動しながらでも、
軸方向の任意位置に移動した後でも行われる。

実施例では保持体１を３つの分割部材１１とそれらに共
通の１つのスリーブ１４とによって構成し、そのスリー
ブ１４に歯車５を連結しているけれども、保持体ｌをリ
ング状にしてスリーブ１４を省略し、そのリング状の保
持体１に歯車５を連結してもよい。また、ローラ３の数
は３つに限らず、２つであっても４つ以上であってもよ
い。

［発明の効果］本発明によれば、ロッドの軸方向に円滑に移動しながら
そのロッドとの間で回転を伝達することや、ロッドの軸
方向の位置に移動させた後にそのロッドとの間で回転を
伝達することのできる構造簡単な回転伝達装置が安価に
得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転伝達装置の実施例を示す断面図、
第２図は第１図の■−■線に沿う断面図、第３図は第１
図のＩＩ［−Ｉ線に沿う断面図である。 ■・・・保持体、３・・・ローラ、６・・・ロッド。

Claims

【特許請求の範囲】

１、多角形状のロッドの少なくとも異なる２つの面に当
接してその面上でロッドの軸方向に転動可能な複数のロ
ーラが、上記ロッドに相対回転自在に遊外嵌される保持
体に回転自在に支持され、上記ロッドと保持体のうちの
一方が入力側部材となされ、他方が出力側部材となされ
ていることを特徴とする回転伝達装置。