JPH0490743A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JPH0490743A
JPH0490743A JP2206208A JP20620890A JPH0490743A JP H0490743 A JPH0490743 A JP H0490743A JP 2206208 A JP2206208 A JP 2206208A JP 20620890 A JP20620890 A JP 20620890A JP H0490743 A JPH0490743 A JP H0490743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
gravity
monitor
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2206208A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihide Mizumoto
水元 守秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2206208A priority Critical patent/JPH0490743A/ja
Publication of JPH0490743A publication Critical patent/JPH0490743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、挿入部の重力方向を検知して画像処理するよ
うにした内視鏡装置に関する。
[従来の技術] 一般に内視鏡では挿入部先端の重力方向に対する向きが
特定しないので、モニタ等に表示される内視鏡像の上下
方向と観察視野像の重力方向とは、必ずしも一致しない
、従って、病変部位を発見しても、該部位の体腔内の位
置を確認することが難しく、重力方向を知りたいという
ニーズが強かった。
そこで時開@62−63910号公報に示されている内
視鏡では、鋼球を透明な2枚の円板で挟み込み、それら
を対物光学系と受像手段との間に設けることにより、重
力によって位置が変る鋼球の状況を目視して操作を行う
者が重力方向を知ることができる技術が示されている。
また、特公昭63−64980号公報では、内視鏡の光
軸を中心とした内視鏡の回動によって、変化する内視鏡
の向きと観察像とを合成して、モニラテレビ上に表示す
る技術が示されている。
さらに、本出願人は、特願平1−171385号にて、
内視鏡先端部が大地に対して水平、垂直、斜め等のいか
なる方向を向いても、その重力方向を立体的に表示し、
観察者が明確′に重力方向を知ることができる内視鏡装
置を提案している。
[発明が解決しようとする課題] しかしなから、第15図に示すように、電子内視鏡85
の挿入部86を矢印aまたはb方向に回転した場合、こ
の電子内視鏡85に接続しているTVモニタ88が表示
する被写体像87は、該回転に伴って回転したり、回転
しなかったり、あるいは、その回転角度が変化したりす
る。
例えば、前記挿入部86が回転しない場合、第16図(
A)に示すように、被写体像87は、重力方向gとTV
モニタ88の下方向とが一致して表示される。これに対
し、前記挿入部86が矢印す方向に90度回転した場合
、第16図(B)に示すように、被写体像87も、TV
モニタ88の右方向に90度回転して表示される。また
、前記挿入部86が180度回転した場合、第16図(
C)に示すように、被写体像87も、TVモニタ88に
180度回転して表示される。この様に、TVモニタ8
8は、重力方向gとTVモニタ88の下方向とが一致し
た画像を表示しなり、一致しない画像を表示したりしす
る。従って、重力方向を検知して表示する手段がない場
合、観察者は、観察者自身が感じている重力方向と、モ
ニタに表示された被写体像の重力方向とが一致せづ、前
記挿入部86を回動さる毎に、重力方向を判断する必要
があった。観察者が重力方向を判断することは、困難で
あり、非常に煩わしかった。
また、前述した特開昭62−63910号公報や特願平
1−171385号に示される技術は、重力方向を表示
するものはあっても、TVモニタに表示される被写体像
の下方向と重力方向とが一致していないため、観察者が
重力方向を判断することに変わりはなかった。この重力
方向の判断は、困難であり、非常に煩わしいものであっ
た。
一方、特公昭63−64980号公報では、画像をTV
モニタ上で回転することを開示しているが、画像を回転
した場合、画像を表示する領域が回転に伴って変化する
。例えば、四角になったり、六角になったり、あるいは
、それらの角度が変化したりする。このため、観察者は
画像を表示する領域の変化に気をとられ、煩わしさを感
じてしまう。ときとして、観察者は、被写体像の観察に
関し、誤った判断をするおそれもある。また、内視鏡の
挿入部がねじれると、手元操作部側にビデオカメラと重
力方向の感知部とが固定されている場合、正しい重力方
向を示さないとと共に、合成する画像もずれて表示され
る。さらに、重力方向の感知部が内視鏡先端部に備わっ
ていても、ビデオカメラが手元繰作部側に固定されてい
る場合には、重力方向が正しく指示されるが、画像は前
記ねじれに応じて、ずれて表示される。またさらに、湾
曲した場合も、同様である。
さらに、上記特開昭62−63910号公報の技術は重
力方向を2次元的にしか知ることができず、例えば、内
視鏡先端部を湾曲操作して大地に対して垂直に近い姿勢
、あるいは大地に対して湾曲部が傾斜しているような場
合、鋼球の位置が不安定となる為に重力方向がまったく
分らない状況が起こる。また、視野範囲の中に鋼球を設
ける為に鋼球によって観察像の一部が欠落するという問
題が有る。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、TV
モニタに表示されたり、あるいは、画像記録される被写
体像の下方向と重力方向とが常時一致し、かつ、画像を
回転した場合、画像を表示する領域を常時統一して変化
することがなく、観察者が被写体像の表示から容易に、
かつ誤りなく重力方向を知るとと共に、被写体への狙撃
性が高い内視鏡装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明の内視鏡
装置は、先端部に観察窓を有する細長な挿入部と、前記
観察窓を介して被写体像を撮像し、電気信号に変換する
撮像手段と、前記挿入部に設けられ、該挿入部における
重力方向を示す信号を出力する重力方向検知手段と、前
記重力方向検知手段から出力された前記重力方向信号に
基づき、前記挿入部の回転角を情報として出力する回転
角生成手段と、前記回転角生成手段から出力された情報
信号に基づき、前記撮像手段によって得られた電気信号
ないし映像信号を回転した信号に変換する像回転手段と
、前記電気信号ないし前記映像信号による画像の範囲を
統一して出力するマスキング手段とを具備することを特
徴としている。
尚、前記像回転手段によって回転される信号は、前記撮
像手段によって得られた電気信号の状態で回転してもよ
いし、あるいは、標準的な映像信号の状態で回転するよ
うにしてもよい。また、像回転手段によって信号を回転
した後、マスキング手段により統一した画像の範囲を出
力してもよいし、あるいは、先にマスキング手段によっ
て画像の範囲を統一する処理を行い、その後で回転して
信号を出力するようにしてもよい、さらに、像回転手段
およびマスキング手段は、一体でもよいし、別体にして
もよい。
前述した構成により、重力方向を重力方向検知手段にて
検知し、検知した重力方向に対する内視鏡挿入部の回転
角を回転角生成手段にて情報として出力する。さらに、
撮像手段からの電気信号などを回転した信号に変換し、
かつ、マスキング手段よって画像の範囲を統一するよう
に信号処理を行っている。従って、画像をモニタに表示
した場合、内視鏡挿入部が回転しても重力方向の下方向
を常に下にした観察画像を表示し、かつ、常に一定の画
像範囲内に前記観察画像が表示できるようになっている
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明す
る。
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡装置の説明図、第2図は重力方向検知器の説
明図、第3図は重力方向検知器の説明図、第4図は回転
角生成回路の説明図、第5図は重力方向検知器の動作の
説明図、第6図は他の重力方向検知器の説明図、第7図
は重力方向検知器を他の位置に取付けた内視鏡装置の説
明図である。
第1図に示すように、本実施例の内視鏡装置1は内視鏡
2と、光源装置3と、制御装置4と、TVモニタ6とか
ら構成されている。
前記内視鏡2は挿入部8を有し、この挿入部8は、その
後端部に操作部9を連設している。前記挿入部8は先端
側から先端部11と湾曲部12と境界部12aと軟性部
13とを順に連設しており、この軟性部13の後端に前
記操作部9を連設している。
前記境界部12aは、湾曲部12および軟性部13と異
なる色を有し、湾曲部12と軟性部13との境界を明確
にしている。湾曲部12および軟性部13は、通常黒色
なので、例えば境界部12aを白色としている。このた
め、境界部12aは、挿入部8を観察部位から抜き去る
場合、あるいは、挿入部8を挿入する場合も、挿入部8
の先端部までの距離を知る目安となるようになっている
。尚、境界部12aは、異なる色の部材を嵌合してもよ
い。
前記操作部9は、湾曲部12を上下/左右方向に湾曲さ
せる湾曲繰作ノブ14を有し、さらに、側部からはユニ
バーサルケーブル15を延出している。このユニバーサ
ルケーブル15は、その端部にコネクタ15aを備え、
このコネクタ15aは前記制御装置4に着脱自在に接続
されるようになっている。
前記コネクタ15aは、その側部にライトガイドケーブ
ル20を延出している。このライトガイドケーブル20
は、その後端部にコネクタ20aを備え、このコネクタ
20aは、前記光源袋W3に着脱自在に接続されるよう
になっている。
前記先端部11は、その先端面に観察窓16と照明窓1
7とを有し、この観察窓16は、その後方に対物光学系
18を備えている。さらに、対物光学系18の後方には
、撮像手段としての固体撮像素子1つを備えている。こ
の固体撮像素子19は、その撮像面を対物光学系18の
結像位置に一致するよう配設している。この固体撮像素
子19は、結像した光学像を電気信号に変換するように
なっている。また、固体撮像素子1つは信号線21を接
続し、この信号線21は、挿入部8と操作部9とユニバ
ーサルケーブル15とコネクタ15aとを経て制御装置
4に接続されている。
また、前記先端部11は、前記固体撮像素子19の後方
に、重力方向検出手段としての重力方向検知器26を固
定している。この重力方向検知器26は、複数の信号線
27,27.・・・を接続し、この信号線27.27.
・・・は、挿入部8と操作部つとユニバーサルケーブル
15とを仔て制御装置4に接続されている。重力方向検
知器26は、前記挿入部8を回転しても、常にどの位置
が重力方向かを示す信号を出力するようになっている。
また、前記照明窓17には、照明光を伝達するファイバ
バンドルで形成されたライトガイド22の出射端面を設
けている。このライトガイド22は、挿入部8、操作部
9、ユニバーサルケーブル15、コネクタ15a、ライ
1〜ガイドケーブル20およびコネクタ20aを経て、
光源装置3に接続されている。この光源装置3は、図示
しない光源ランプを有している。この光源ランプから出
射された照明光は、ライトガイド22に供給され、照明
窓17を経て観察部位を照らずようになっている。
前記記制御装置4は、映像信号処理回路23と回転角生
成手段としての回転角生成回路24と、像回転手段およ
びマスキング手段としての映像回転処理図125とを備
えている。映像信号処理回路23は、前記信号線21を
介し前記固体撮像素子19に接続されている。また、回
転角生成回路24は、前記信号線27,27.・・・を
介し重力方向検知器26に接続されている。さらに、映
像信号処理回路23と回転角生成回路24とは、それぞ
れ映像回転処理回路25に接続されいる。一方、映像回
転処理回路25は、TVモニタ6に接続されている。
前記映像信号処理回路23は、前記固体撮像素子1つか
らの電気信号を受け、この電気信号より標準的な映像信
号を生成し、この映像信号を映像回転処理回路25に出
力するようになっている。
一方、前記回転角生成回路24は、前記重力方向検知器
26からの重力方向信号を基に、前記挿入部8の回転角
を情報信号として映像回転処理図I@25に出力するよ
うになっている。映像回転処理回路25は、情報信号を
基に、前記挿入部8の回転角に応じて前記映像信号を回
転し、かつ、常に画像範囲を統一した前記映像信号をT
Vモニタ6に出力するようになっている。TVモニタ6
は、第1図に示す円形の画像フレーム7の内側だけに、
常に重力方向が下になっている観察画像を表示し、かつ
、第1図の画像フレーム7の外側の部分を例えば、黒色
に表示するようになっている。
尚、前記画像フレーム7を円形としているのは、画像を
回転させても、常に共通する画像範囲が円形であること
による0例えば、四角形の画像フレーム7の中心を軸と
して回転させ場合、常に共通する領域は、該四角形に内
接する円が該領域となる。
第2図に示すように、重力方向検知器26は、電気絶縁
性の材料で球状に形成された容器29を有し、この容器
29の内部に導電性の液体28、例えば水などを封入し
、かつ、絶縁性の気体30例えば空気などを封入し、外
部に漏れないように密閉している。前記容器2つは、後
述する金属製の6組の対電極31 (31A、31B、
31C31D、31E、31Fを代表する。)を配設し
ている。この対電極31の配置は、前記容器2つの球の
中心を通る垂直(重力方向)断面に、31C,,31D
、31E、31Fを90度毎に配置し、一方、前記容器
29の球の中心を通る水平断面に、31A、31B、3
1E、31Fを90度毎に配置している。
導電性の液体28の量は、例えば、容器2つの容積の6
0%を占め、残りの量は絶縁性の気体30が40%にな
るようになっている。
第3図を参照して、前記対電極31を概略的に説明する
。この対電極31は、2つの離間する電8i!32a 
 32bとからなっている。この電極32a、32bは
、その先端部を容器29内に突出し、その後端部を前記
信号線27.27に接続している。導電性の液体28は
、重力によって容器29内の下に移動し、電fi32a
、32bはこの導電性の液体28によって導通状態とな
る。また、容器29が180度回転した場合、電極32
a。
32bは、絶縁性の気体30によって不導通状態となる
。電極32a、32bの導通・不導通状態は、前記回転
角生成回路24に伝達されるようになっている。
第4図を参照して、前記回転角生成回路24の回路構成
を説明する。
対電極31を構成する電極32aは、各々GNDに接続
され、電極32bは各々抵抗33(33A、33B、3
3C,33D、33E、33Fを総称して33とする。
)の一端とインバータ34(34A、34B、34B、
34C,34D、34E、34Fを総称して34とする
。)の入力端とに接続されている。前記抵抗33の他端
は電源+Vc cに接続され、前記インバータ34の出
力端は演算回路36の入力端子A、B、C,D、E。
Fに各々接続されている。この演算回路36は6つの対
電極31のうち、どの対電極31が導通状態か、また不
導通状態であるか、その状態に基づいて、挿入部8の回
転角を情報信号として、前記映像回転処理回路25に出
力するようになっている。
第1図ないし第5図を参照して、本実施例の作用につい
て説明する。
第1図に示す光源装置3は、照明光を供給し、この照明
光はライトガイド22を経て、図示しない被写体に照射
される。この被写体は照明光を反射し、この反射光は、
対物光学系18を介して固体撮像素子19の撮像面に結
像される。固体撮像素子19は、結像した光学像を電気
信号に変換し、この電気信号を信号線21を介して映像
信号処理回路23に送る。映像信号処理回路23は前記
電気信号を受け、標準的な映像信号に変換し、この映像
信号を映像回転処理回路25に出力する。
一方、第5図に示した重力方向検知器26は、内視鏡先
端部11に固定されており、前記先端部11が大地35
に対して平行(水平)な場合、該検知器26の内部に入
っている導電性の液体28は、重力によって図示したよ
うに下に溜る。このため、対電極31Cを除く、他の対
電極31A。
31B、31D、31E、31Fは、導電性の液体28
に浸されて導通状態となる。対電極31が導通状態にな
ると、第4図に示す回転角生成回路24のインバータ3
4A、34B、34D、34B、34Fの入力端子は、
GNDに短絡する。すなわちLレベルとなる。よって、
インバータ34A、’34B、34D、34E、34F
の出力は、Hレベルとなって演算回路36に入力される
。同時に、対電極31Cだけが不導通状態なので、抵抗
33Cを介してt#+Vccがインバータ34Cの入力
端子に印加される。すなわち、入力端子がHレベルとな
るので、インバータ34の出力は、Lレベルとなり演算
回路36に入力される。従って、演算回路36の入力端
子A、B、C,D、E。
Fのうち、入力端子CだけがLレベルとなり、残りがH
レベルとなる。演算回路36は、前記の各入力レベルを
基に、前記挿入部8の回転角が零(回転していない状態
)であることを情報信号として映像回転処理回路25に
出力する。
前記映像回転処理回路25は、前記情報信号を基に映像
信号を回転させるが、この場合、回転角が零なので、回
転しない映像信号をTVモニタ6に出力する。従って、
TVモニタ6は、その下方向と重力方向(図示した矢印
g方向)とが常に一致した観察画像を表示している。同
時に、映像回転処理回路25からの映像信号によって、
TVモニタ6は、前記画像フレーム7の内部に観察画像
を表示し、かつ、画像フレーム7の外側を黒く表示して
いる。
第5図に示したものは、内視鏡挿入部8が回転していな
い場合であるが、前記挿入部8の周方向に回転した場合
、対電極31の導通・絶縁状態が変化する。例えば、挿
入部8を周方向へ時計回り(第5図に示す矢印a方向)
に90度回転した場合、対電極31E以外の電極31が
導通状態となり、演算回路36の入力端子EだけがLレ
ベルとなる。このとき、前記演算回路36は、各入力端
子のレベルを基に、挿入部8が矢印a方向に90度回転
したことを情報信号として、映像回転処理回路25に出
力する。映像回転処理回路25は、この情報信号を基に
、矢印a方向に90度回転した映像信号をTVモニタ6
に出力する。従って、TVモニタ6は、重力方向gとT
Vモニタ6の下方向とが一致した観察画像を表示する。
また、前記挿入部8を周方向へ反時計周り(第5図に示
す矢印す方向)に45度回転した場合、対電極31C,
F以外の電極31が導通状態となり、演算回路36の入
力端子C,EのみがLレベルとなる。このとき、演算回
路36は、各入力端子のレベルを基に、挿入部8が矢印
す方向に45度回転したことを情報信号として、映像回
転処理回路25に出力する。映像回転処理回路25は、
この情報信号を基に、矢印す方向に45度回転した映像
信号をTVモニタ6に出力する6従って、TVモニタ6
は、重力方向gとTVモニタ6の下方向とが一致した観
察画像を表示している。
尚、前記観察画像の回転は、前記挿入部8の周方向への
回転だけに対応させ回転するように、前記回転角生成回
路24の機能を限定してもよい。
あるいは、前記湾曲部12によって、先端部12が挿入
部8の軸方向に対しずれた角度、すなわち、立体的な動
作をした場合、軸方向に対しずれた角度のうち、前記挿
入部8の周方向への回転角の成分だけに応じて、前記観
察画像を回転させてもよい。この場合、例えば、湾曲部
12が上方向に回動しても、前記周方向への回転角成分
が生じないので、前記観察画像は回転しないことになる
また、右に45度、かつ上に45度湾曲した場合、前記
観察画像は、右に45度だけ回転するようになる。さら
に、前記映像信号処理回路25によって、挿入部8の回
転角を立体的に表示する信号を発生させて、前記画像フ
レーム7の外側に、観察画像と同時に表示するようにす
れば、湾曲部12の湾曲による、重力方向の立体的な状
態も把握できるようになる。
本実施例では、TVモニタ6は、常時、重力方向とTV
モニタ6の下方向とが一致した画像を表示することがで
きる。従って、観察部位の上下方向と観察者の感じてい
る上下方向とが一致し、TVモニタ6は、重力方向と全
く無関係に観察画像を表示することがない。このため、
観察者は、観察画像の上下方向を逐次判断する必要がな
い。また、挿入部8のこきざみな回動に伴う、観察部位
の映像の回転ぶれも防止でき、見やすいH像を得ること
ができるようになっている。
さらに、前記画像フレーム7は、常に一定の円形をし、
その内側に観察画像を表示している。そのため、前記挿
入部8の回転によっても、前記画像フレーム7の外側に
画像を表示したり、表示しなかったりする不都合を解消
している。すなわち、画像フレーム7が一定の形状を保
つように画像処理をしていない場合、画像フレーム7は
、前記挿入部8の回転角によって、例えば、四角になっ
たり、六角になったり、あるいは、表示される画像フレ
ーム7の傾斜角度が変化したりする。このため、観察者
は観察部位以外に、前記画像フレーム7の変化に気をと
られ、煩わしさを感じてしまう。
これに対し、本実施例では、前記画像フレーム7を常に
円形になるよう画像処理しているので、観察時の煩わし
さを解消している。
また、内視鏡の挿入部がねじれても、撮像手段としての
固体撮像素子と重力方向検知手段としての重力方向検知
器が挿入部先端側に備わっているので、常に正しい重力
方向に観察画像を回転し、表示できるようになってい。
さらに、湾曲した場合も、同様である。このように、本
実施例では、観察画像が重力方向からズレないようにす
ることができるようになっている。
尚、第5図に示した重力方向検知器26では、検知でき
る角度の分解能は45度であって、例えば、31Dと3
1Eとを結ぶ線上の中間、あるいは、31Dと31Eと
31Fとを結ぶ面上の中間に重力方向があることを検知
できるようになっている。
また、重力方向検知器26に取付けた対電極31の数を
6個としているが、7個以上にして導電性の液体28の
景を増し、詳しく重力方向を知ることも簡単にできる。
さらに、分解能を高めるためには、対電極31の数を増
やし、前記容器2つの球の中心に対し、対称になるよう
にバランスよく配設すればよい。この場合には、導電性
の液体28の量を少量にすることもできる。分解能は、
対電極31の数に比例し、前記挿入部8の回転により変
化する重力方向と、TVモニタ6の下方向とのずれの少
ない画像を表示できる。
また、前記対電極31は、GND端子を共有するものと
して、重力方向検知器26を構成することもできる。
尚、重力方向検知器26の気体30は、絶縁性を有すれ
ば液体でもよく、その比重は、液体28より軽くても、
あるいは重くてもよい。また、重力方向検知器26の液
体28は、その量を50%以下にすることもできる。こ
れらの場合には、前記演算回路36の内部回路の組合せ
を変えたり、あるいは、入力する論理を逆にしたりする
ことで対応できる。
また、重力方向検知器26は、液体28の動きで検出す
る為、鋼球のような固体と異なり、製造に高い精度が必
要なく、しかも鋼球が弾むことによって生ずる、チャタ
リングなども少なくできる。
また、重力方向検知器26は、必ずしも球状の形をして
いる必要がなく、例えば第6図のように円盤状でも良い
さらに、本発明において、重力方向検知器26は必ずし
も内視鏡先端部11に配置する必要はなく、例えば第7
図のように挿入部8の途中に設けることにより、前記挿
入部8が、第7図に示しなa、b方向に回転しても、第
1実施例と同様の効果かえられるようになっている。
さらに、TVモニタ6では、観察画像と重力方向の表示
とを重ねて表示していないので、内視鏡画像の一部が欠
落するという欠点もない。
さらにまた、TVモニタ6で表示する以外に、内視鏡画
像ファイル装置などで画像を記録してもよい。
また、本発明は固体撮像素子19を用いた内視鏡2に限
らず、イメージガイドを用いたファイバ式内視鏡の接眼
部に、ビデオカメラなどを固定した内視鏡装置にも適用
できる。
第8図ないし第10図は本発明の第2実施例に係り、第
8図は内視鏡装置の説明図、第9図は観察部位と内視鏡
挿入部の回転についての説明図、第10図は挿入部の回
転状態の変化に対する観察画像の表示を示した説明図で
ある。
本実施例の内視鏡装W33では、第1実施例の前記制御
装置4に対して、アングル方向表示回路35とスーパー
インボーズ回路36とを加えた制御装置34を備えてい
る。この制御装置34は、重力方向を下にした観察画像
の他に、前記挿入部8の上下/左右の状態を示した情報
をTVモニタ6に表示するようになっている。
その他、第1実施例と同様の構成は、同じ符号を付して
説明を省略する。
前記内視鏡装置34は、第8図に示すように、前記映像
信号処理回路23と前記回転角生成回路24と前記映像
回転外回路25と、さらに、アングル方向表示回路35
とスーパーインボーズ回路36とから構成されている。
前記回転角生成回路24には、前記映像回転処理回路2
5と、アングル方向表示回路35とが接続されている。
また、アングル方向表示回路35には、スーパーインボ
ーズ回路36が接続されている。このスーパーインポー
ズ回路36には、前記映像回転外回路25が接続され、
がっ、TVモニタ6が接続されている。
前記アングル方向表示回路35は、前記回転角生成回路
24からの情報信号を基に、前記挿入部8の周方向の回
転角に応じて回転するキャラクタ文字を信号として発生
し、スーパーインポーズ回路36に出力するようになっ
ている。スーパーインポーズ回路36は、前記映像回転
外回路25からの回転した映像信号に、アングル方向表
示回路35からの文字信号を重畳し、TVモニタ6に出
力するようになっている。TVモニタ6は、第8図に示
した重力方向gとTVモニタ6の下方向とが常に一致し
た観察画像を画像フレーム7の内側に表示するようにな
っている。また、同時に、TVモニタ6は、前記挿入部
8の回転に応じて回転するキャラクタ文字を画像フレー
ム7の外側に表示するようになっている。このキャラク
タ文字は、第8図および第10図に示すように、画面上
で時計回りで90度毎に、それぞれ挿入部8の上下左右
に対応するU、R,D、Lの文字として表示され、符号
37で代表する。
この構成で、第9図に示す挿入部8が回転していない場
合、前記回転角生成回路24は、回転角が零であること
を情報信号として、前記映像回転足回路25とアングル
方向表示回路35とに出力する。従って、前記映像回転
足回路25は、前記映像信号処理回路からの映像信号を
回転させず、またアングル方向表示回路35で発生する
文字信号も第10図(A)に示すように、回転しない。
従って、スーパーインポーズ回路36によって重畳され
た前記映像信号と前記文字信号とは、TVモニタ6に、
第10図(A)に示す画像となって表示される。すなわ
ち、TVモニタ6は、第8図に示した重力方向gとTV
モニタ6の下方向とが一致した観察画像を画像フレーム
7の内側に表示し、かつ、キャラクタ文字37も画像フ
レーム7の外側に表示する。このキャラクタ文字37は
、その配置が前記挿入部8の、例えば上方向を示すUの
字が、TVモニタ6の画面でも上になって表示される。
また、第10図(B)には、前記挿入部8が、時計方向
く第9図に示す矢印a方向)に90度回転した場合にお
ける、TVモニタ6の表示を示している。この状態で、
前記回転角生成回路24は、前記挿入部8の回転角が時
計方向に90度であることを情報信号として、前記映像
回転足回路25とアングル方向表示回路35とに出力す
る。従って、前記映像回転処理回路25は、この情報信
号を基に、映像信号処理回路23からの映像信号を時計
方向に90度回転させて出力する。同時に、アングル方
向表示回路35は、前記情報信号を基に、その発生する
文字信号を第10図(B)に示すように、時計方向に9
0度回転させて出力する。
従って、スーパーインポーズ回路36は、前記映@信号
と前記文字信号とを重畳し、TVモニタ6に出力する。
TVモニタ6は、第10図(B)に示す画像を表示する
。すなわち、TVモニタ6は、第8図に示した重力方向
gとTVモニタ6の下方向とが一致した観察画像を表示
し、かつ、キャラクタ文字37の配置も前記挿入部8の
、例えば、左方向を示すしの字が、TVモニタ6の画面
で上になって表示される。このキャラクタ文字37の配
置は、前記挿入部8が時計方向に90度回転した状態と
一致している。
さらに、第10図<C>には、前記挿入部8が、反時計
方向く第9図に示す矢印す方向)に18080度回転場
合における、TVモニタ6の表示を示している(尚、こ
の場合は時計方向の回転でも同じ状態なので、回転方向
は特定されない)。
この状態で、前記回転角生成回路24は、前記挿入部8
の回転角が180度であること情報信号として、前記映
像回転足回路25とアングル方向表示回路35とに出力
する。従って、前記映像回転足回路25は、この情報信
号を基に、前記映像信号を18080度回転、アングル
方向表示回路35も同様に発生する文字信号を第10図
(C)に示すように、18080度回転て出力する。従
って、スーパーインポーズ回路36によって重畳された
前記映像信号と前記文字信号とは、TVモニタ6に、第
10図(C)に示す画像となって表示される。すなわち
、TVモニタ6は、第8図に示した重力方向gとTVモ
ニタ6の下方向とが一致した観察画像を表示し、かつ、
キャラクタ文字37の配置も前記挿入部8の、例えば、
下方向を示すDの字が、TVモニタ6の画面で上になっ
て表示される。このキャラクタ文字37の配置は、前記
挿入部8が18080度回転状態と一致している。
さらにまた、前記挿入部8が、周方向へ時計方向に45
度回転した場合も同様である。キャラクタ文字37の配
置は、U、R,D、Lの文字が第10図(A)に対して
、それぞれ45度時計方向に回転して表示される。
本実施例では、挿入部8が回転しても、重力方向とTV
モニタ6の下方向とが常に一致した観察画像をTVモニ
タに表示できるようになっている。
同時に、挿入部8の回転状態がTVモニタの表示により
容易に判別できる。すなわち、画面上の表示、例えば上
を示すキャラクタ文字37のUと、挿入部8の上とが常
に対応している。従って、観察者にとっては、挿入部8
の回転状態が変化しても、観察像の重力方向を逐次考え
る必要がないだけでなく、挿入部8をどちらの方向へ操
作すればよいか、容易に判断できる。すなわち、本内視
鏡装置は、観察部位への狙撃能力が高く、誤操作が少な
くなっている。
その他の構成、作用及び効果は第1実施例と同様である
尚、キャラクタ文字37の表示は、漢字でもよい。
第11図ないし第14図は本発明の第3実施例に係り、
第11図は内視鏡挿入部の先端側の構成を示す説明図、
第12図はセンサ部の斜視図、第13図は内視鏡装置の
全体の構成を示す説明図、第14図は内視鏡装置の信号
処理系および湾曲制御系の構成を示す説明図である。
第13図に示すように、内視鏡装置41は、細長で可撓
性を有する挿入部42を有し、この挿入部42は、基部
がドラム43に取り付けられていると共に、このドラム
43に巻き取られて収納されるようになっている。前記
ドラム43の側部からは、光源用接続ケーブル44.C
CU用接続ケーブル45a及び流体用接続チューブ46
aが延出されている。前記光源用接続ケーブル44は光
源装置47に接続され、前記CCU用接続ケーブル45
はカメラコントロールユニット(以下、CCUと記す。
)48に接続され、前記流体用接続チューブ46aはサ
ーボバルブ49に接続されるようになっている。
また、前記CCU48には、信号線45bを介しモニタ
51が接続され、かつ、信号線45cを介しゴム人工筋
コントローラ56が接続されるようになっている。さら
に、CCU48には、信号線45dを介し湾曲操作用ジ
ョイステック59(ジョイステックとする)が接続され
、かつ、信号線45eを介し画像回転コントローラ84
が接続されるようになっている。
一方、前記サーボバルブ49には、流体用接続チューブ
46bを介しエアーフィルタ50が接続され、かつ、流
体用接続チューブ46cを介し前記ゴム人工筋コントロ
ーラ56が接続されるようになっている。前記エアーフ
ィルタ50には、流体用接続チューブ46dを介し、コ
ンプレッサエアボンベなどの流体圧源57が接続される
ようになっている。
前記CCU48は、後述する固体撮像素子に接続される
固体撮像素子駆動回路60と、像回転手段としてのフレ
ームメモリ61およびデジタルスキャンコンバータ(以
下、DSCと称する。)67と、後述する歪ゲージに接
続される回転角生成手段としての回転角生成回路65と
、前記モニタに映像信号を出力するプロセッサ68と、
スイッチ69と、前記画像回転コントローラ84に接続
されている画像回転制御回路83と、前記ジョイステッ
ク59に接続されている方向切換スイッチ70と、スイ
ッチ6つとを備えている。尚、前記DSC67は、像回
転手段の他に、マスキング手段にもなっている。
前記挿入部42は、先端側から順に、硬性の先端部52
と、湾曲可能な湾曲部53と、可撓性を有する可視管部
54とで構成されている。また、前記可撓管部54の前
端部には、挿入補助具55が外嵌固定されている。
第14図に示すように、前記先端部52には、照明窓と
観察窓とが設けられている。前記照明窓の内側には、配
光レンズ61が設けられ、この配光レンズ61の後端に
ライトガイド62が連設されている。このライトガイド
62は、挿入部42゜ドラム43および光源用接続ケー
ブル44内を挿通され、入射端部は前記光源袋W47に
接続されるようになっている。そして、この光源装置4
7内のランプから出射された照明光・が前記ライトガイ
ド62の入射端に入射し、ライトガイド62及び配光レ
ンズ61を経て、観察部位に照射されるようになってい
る。また、前記観察窓の内側には、対物レンズ系63が
設けられ、この対物レンズ系63の結像位置に、撮像手
段としてのCCD等の固体撮像素子64が配設されてい
る。この固体撮像素子64に接続された信号線65およ
び信号線81は、挿入部42.ドラム43およびCCU
用接続ケーブル45a内を挿通されている。また、CC
U用接続ケーブル45a内を挿通された前記信号線65
は、前記CC,U48内のフレームメモリ61に接続さ
れ、同様に前記信号線81は、固体撮像素子駆動回路6
0に接続されるようになっている。
第11図に示すように、先端部52を構成する筒状の先
端部本体52aの内周部には、上下左右の各位置に、そ
れぞれ、センサ部71を介して湾曲操作用ワイヤ(以下
、アングルワイヤと記す。)72の一端部が固定されて
いる。尚、第11図では、4つのセンサ部71のうちの
3つと、4本のアングルワイヤ72のうちの3本のみを
示している。
前記センサ部71は、第12図に示すように、先端部本
体52aの内周部に固定された固定部73と、この固定
部73から挿入部42の軸方向後方に延出された薄板状
の梁部74と、この梁部74上に貼設された、重力方向
検知手段としての歪ゲージ75とを備えている。前記梁
部74の後端部に、前記アングルワイヤ72の一端部が
固定されている。
また、挿入補助具55が設けられた可視管部54の前端
部内には、上下左右の各位置に、4つのゴム人工ll7
6が設けられている。上下左右の各ゴム人工筋76の前
端部には、それぞれ上下左右の各アングルワイヤ72の
他端部が接続されている。また、4つのゴム人工筋76
は、互いに挿入部2の軸方向について異なる位置に配置
されている。尚、第11図には、4つのゴム人工筋76
のうちの3つのみを示している。各ゴム人工筋76の後
端部には、適度の剛性と可撓性を有する係止ワイヤ77
の一端部が固定されている。この係止ワイヤ77の他端
部は、挿入補助具55の後端近傍の位置で、固定部材7
8を介して可撓管部54の内壁に固定されている。前記
係止ワイヤ77は、前記ゴム人工筋76の前後方向の位
置を固定している。また、各ゴム人工筋76に、エアチ
ューブ79の一端部が接続されている。各エアチューブ
79の他端部は、挿入部42.ドラム43及び流体用接
続チューブ46b内を挿通され、第14図に示すように
サーボバルブ49に接続されている。
このサーボバルブ49は、エアーフィルタ50を介して
、流体圧源57から発生される所定の圧力の流体(本実
施例では空気)を、その圧力を制御して各エアチューブ
7つに供給するものである。
尚、エアーフィルタ50は、流体圧源57からの空気を
清浄にして、各エアチューブ79に供給するものである
。各エアチューブ79に供給された空気は、各ゴム人工
筋76に供給される。各ゴム人工M76は、供給される
空気の圧力に応じて膨張、収縮し、アングルワイヤ72
を牽引・弛緩するようになっている。
また、第12図に示すように前記歪ゲージ75には信号
線82が接続され、この信号線82は、挿入部42.ド
ラム43及びCCU用接続ケーブル45a内を挿通され
、第14図に示すように、前記CCU48内の回転角生
成回路65に接続されている。
前記固体撮像素子64は、固体撮像素子駆動回路60に
よって駆動されるようになっている。また、固体撮像素
子64は、観察部位を撮像し画像信号に変換し、この画
像信号は前記フレームメモリ61に入力されるようにな
っている。前記フレームメモリ61は、フレームメモリ
61からの画像信号をデジタルに変換し、内部のメモリ
に1フレームの画像信号を記憶するようになっている。
DSC67は、1フレームの画像信号を前記フレームメ
モリ61の内部のメモリから常時読み込み、後述する回
転角生成回路65からの情報信号を基に画像を回転し、
この回転した画像信号をモニタ51に出力するようにな
っている。
前記回転角生成回路65は、信号線82を介して入力さ
れる各歪ゲージ75の出力信号に基づいて、先端部52
における重力方向を検知し、前記挿入部42の回転角を
情報信号として出力するようになっている。この回転角
生成回路65によって求められた情報信号は、スイッチ
69の接点す。
CをON状態にすることにより、前記DSC67と方向
切換スイッチ70とに入力されるようになっている。
一方、前記画像回転コントローラ84は、可変抵抗器な
どであって、図示しないツマミを手動によって操作でき
るようになっている。このツマミを可変・操作すること
により、前記画像回転制御回路83は、生成する画像の
回転角を可変するようになっている。この画像回転制御
回路83は、前記スイッチ69の接点a、cをON状態
にすることにより、回転角を情報信号として、前記DS
C67と方向切換スイッチ70とに出力するようになっ
ている。
また、前記スイッチ69の接点d、cをON状態にして
も、接点dはオーブン状態であり、前記DSC67およ
び方向切換スイッチ70には、情報信号を伝達しないよ
うになっている。
尚、前記スイッチ69は、操作性を高めるため、前記C
CU48の表面に備えたほうが望ましく、あるいは、リ
レーを介してON OFFを制御してもよい。
前記DSC67は、回転角生成回路65または画1回転
制御回路83からの情報信号を基に、フレームメモリ6
1からの画像信号を回転し、プロセッサ68に出力する
ようになっている。プロセッサ68は、画像信号を標準
的な映像信号に変換し、モニタ51に出力するようにな
っている。モニタ51は、重力方向が常にモニタ51の
下になるような画像を表示するようになっている。また
、画像フレーム7については、第1実施例と同じ構成で
ある。
一方、前記ジョイステック59は、前記方向切換えスイ
ッチ70を介して、前記ゴム人工筋コントローラ56の
出力を制御し、湾曲部53の湾曲方向を可変するように
なっている。また、前記方向切換えスイッチ70は、前
記情報信号によって、前記ジョイステック5つと前記ゴ
ム人工筋コントローラ56との接続関係を変えるように
なっている。例えば、前記挿入部42が周方向に時計回
りに90度回転した場合、方向切換えスイッチ70は、
ジョイステック59を上方向に操作すると、左に湾曲す
るように該内部の接続を切り換えるようになっている。
すなわち、以下に示す表1のようになる。
表1 尚、本実施例は、前記のゴム人口筋76のように伸縮す
るものに限定されず、例えば、アングルワイヤを牽引・
弛緩する駆動手段は、モータでも良い。
次に、本実施例の作用について諜明する。
挿入部42を配管等の被検体内に挿入したとき、重力方
向が第11図において矢印gで示す方向であるとする。
このとき、重力のため、先端部52は矢印gの方向に下
がろうとし、湾曲部53は矢印gの向きに湾曲しようと
するため、各アングルワイヤ72に加わる力が異なる。
第11図に示す例では、上側に設けられたアングルワイ
ヤ72に最も大きな張力が加わることになる。従って、
この上側のアングルワイヤ72に連結されたセンサ部7
1の歪ゲージ75が、最も大きな歪を検出する。
各歪ゲージ75の出力信号は、回転角生成回路65に入
力され、この回転角生成回路65にて各歪ゲージ75の
出力が比較され、挿入部42の回転角を情報信号として
出力する。この回転角生成回路65は、例えば、最も大
きな歪を検出した歪ゲージ75の位置の反対側が重力方
向なので、この重力方向を基に、挿入部42の回転角を
情報信号として出力する。あるいは、各歪ゲージ75で
検出された歪の大きさの比から、上下左右の4方向の中
間を重力方向として、この重力方向を基に、挿入部42
の回転角を情報信号として出力するようにしてもよい。
一方、固体撮像素子64は、観察部位を撮像し画像信号
に変換し、この画像信号はフレームメモリ61に入力さ
れる。前記フレームメモリ61は、前記画像信号をデジ
タル信号に変換し、内部のメモリに1フレームの画像信
号を記憶する。DSC67は、この1フレームの画像信
号を前記フレームメモリ61の内部メモリから読み込み
、回転角生成回路65からの情報信号を基に、この画像
を回転する。この情報信号の入力経路は、スイッチ69
の動作によって、切換えられる。
一つは、スイッチ69の接点す、cがON状態の場合で
ある。このとき、前記回転角生成回路65からの情報信
号は、スイッチ69の接点す、cを介し、前記DSC6
7に入力される。DSC67は、挿入部42の回転が、
例えば、時計回りに90度回転した場合、前記情報信号
を基に、時計回りに90度自動的に回転させ、この回転
した画像信号をプロセッサ68に出力する。プロセッサ
68は、前記画像信号を映像信号に変換して、モニタ5
1に出力する。モニタ51は、重力方向がモニタ51の
下になるような観察画像を常に表示する。
他の一つは、スイッチ69の接点a、cがON状態の場
合であるにのとき、前記画像回転制御回路83からの情
報信号は、スイッチ69の接点す、cを介し、前記DS
C67に入力される。この場合、画像信号の回転角は、
前記画像回転コントローラ84のツマミを可変・操作す
ることにより、手動で任意に回転させることができるこ
と以外は、前記と同様にモニタ51に表示する。
前記スイッチ6つの接点a、cをON状態にすることに
より、回転角を情報信号として、前記DSC67と方向
切換スイッチ70とに出力するようになっている。
また、前記情報信号は、DSC67の他に、同時に方向
切換スイッチ70にも入力されている。
例えば、スイッチ69の接点す、cがON状態の場合、
前記挿入部42を時計方向に90度回転させた場合、前
述の表1に示すように、方向切換スイッチ70の内部接
続を切り換えてしまう。従って、切り換えられた状態で
は、例えば、ジョイステック5つを上に操作すると、湾
曲部53は左に湾曲する。また、スイッチ69の接点a
、cがON状態の場合でも同様である。
一方、スイッチ69の接点d、cがON状態の場合、前
記情報信号は、DSC67にも、また方向切換スイッチ
70にも、入力されない。従って、前記ジョイステック
59は、その操作方向と前記湾曲部53の動作とが常に
一致した状態となる。
また、DSC67は、回転しない画像信号を出力する。
よって、モニタ51は、前記挿入部42が回転しても、
重力方向gとが一致しない観察画像を常に表示する。
本実施例では、スイッチ6つの操作によって、観察画像
の回転を不動、手動、あるいは自動の切り換えを可能と
している。
自動制御(前記接点す、cがON状態)の場合、前記挿
入部42の回転した回転角分だけ回転 補正し、重力方
向がモニタ51の下になるような画像を自動的にモニタ
51に表示する。
また、手動制御(前記接点a、cがON状態)の場合、
前記DSC67へ入力する情報信号を手動で可変できる
ので、モニタ51の観察画像は、任意に回転・補正でき
る。よって、第1実施例の重力方向検知器26を用いた
場合、すなわち、分解能が粗い検知器でも、対応可能と
している。
さらに、非制御(前記接点d、cがON状態)の場合、
前記DSC67に情報信号入力されないので、モニタ5
1は、回転・補正しない画像を常に表示できる。スイッ
チ69を自動の状態から不動に切り換えて、観察画像の
回転の変化を比較することができる。これにより、内視
鏡の先端部の上下間係を推測することもできる。
またさらに、ジョイステック59の出力信号は、前記挿
入部42の回転に対応して切り換わり、スイッチ69を
ON状態でのモニタ51の表示とジョイステック59の
操作方向とが常に一致している。従って、内部構造が不
明な場所に挿入部2を挿入した場合にも、誤操作するこ
となく目的の観察部位に到達できる。また、次にどの方
向に向けて湾曲部53を湾曲させれば良いか、その判断
が容易となっている。但し、スイッチ6つが非制御の位
置にある場合は、一致しない。
その他の構成1作用及び効果は、第1実施例と同様であ
る。
尚、本実施例に、第2実施例の前記キャラクタ文字37
がモニタ51に表示されるように、前記スーパーインボ
ーズ回路36などの構成を追加してもよい。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、観察者が感じてい
る重力方向と、モニタ上に表示される観察画像の下方向
とが、常に一致した観察画像が得られる。また、内視鏡
先端の回動に伴う、観察画像の回転ぶれが防止できる。
さらに、観察画像の回転によって生ずる画像表示範囲の
不統一を防止し、常に一定範囲内での画像表示により、
画像表示範囲の変化による観察の煩わしさを解消し、誤
った観察や観察部位の上下左右方向の誤認を防止するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡装置の説明図、第2図は重力方向検知器の説
明図、第3図は重力方向検知器の説明図、第4図は回転
角生成回路の説明図、第5図は重力方向検知器の動作の
説明図、第6図は他の重力方向検知器の説明図、第7図
は重力方向検知器の他の位置に取付けた内視鏡装置の説
明図、第8図ないし第10図は本発明の第2実施例に係
り、第8図は内視鏡装置の説明図、第9図は観察部位と
内視鏡挿入部の回転についての説明図、第10図は挿入
部の回転状態の変化に対する観察画像の表示を示した説
明図、第11図ないし第14図は本発明の第3実施例に
係り、第11図は内視鏡挿入部の先端側の構成を示す説
明図、第12図はセンサ部の斜視図、第13図は内視鏡
装置の全体の構成を示す説明図、第14図は内視鏡装置
の信号処理系および湾曲制御系の構成を示す説明図。 第15図および第16図は従来例に係り、第15図は従
来例の内視鏡を示す説明図、第16図は従来例のモニタ
表示を示す説明図である。 1・・・内視鏡装置 4・・・制御装置 7・・画像フレーム 19・・・固体撮像素子 24・・・回転角生成回路 26・・・重力方向検知器 2 ・内視鏡 6・・・TVモニタ 8・・挿入部 3・・・映像信号処理回路 5・・映像回転処理回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 先端部に観察窓を有する細長な挿入部と、 前記観察窓を介して被写体像を撮像し、電気信号に変換
    する撮像手段と、 前記挿入部に設けられ、該挿入部における重力方向を示
    す信号を出力する重力方向検知手段と、前記重力方向検
    知手段から出力された前記重力方向信号に基づき、前記
    挿入部の回転角を情報として出力する回転角生成手段と
    、 前記回転角生成手段から出力された情報信号に基づき、
    前記撮像手段によって得られた電気信号ないし映像信号
    を回転した信号に変換する像回転手段と、 前記電気信号ないし前記映像信号による画像の範囲を統
    一して出力するマスキング手段と、を具備することを特
    徴とする内視鏡装置。
JP2206208A 1990-08-02 1990-08-02 内視鏡装置 Pending JPH0490743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2206208A JPH0490743A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2206208A JPH0490743A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0490743A true JPH0490743A (ja) 1992-03-24

Family

ID=16519567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2206208A Pending JPH0490743A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0490743A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07246183A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Olympus Optical Co Ltd 電子内視鏡システム
US5588948A (en) * 1993-02-17 1996-12-31 Olympus Optical Co. Ltd. Stereoscopic endoscope
US5899851A (en) * 1993-07-09 1999-05-04 Saturnus A.G. TV camera with rotational orientation correction
JP2003052615A (ja) * 2001-08-20 2003-02-25 Pentax Corp 可撓性電子内視鏡装置
JP2005328970A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2006218027A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Olympus Corp 内視鏡装置
US7211042B2 (en) * 1999-09-24 2007-05-01 Karl Storz Imaging, Inc. Image orientation for endoscopic video displays
JP2009240405A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システム
JP2010008483A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Nisco Kk 撮像装置
JP4896272B1 (ja) * 2010-12-24 2012-03-14 オリンパス株式会社 内視鏡装置
US8758230B2 (en) 2010-12-24 2014-06-24 Olympus Corporation Endoscope apparatus
US8795160B2 (en) 2010-12-24 2014-08-05 Olympus Corporation Endoscope apparatus
US8911361B2 (en) 2010-12-24 2014-12-16 Olympus Corporation Endoscope apparatus
WO2015004960A1 (ja) * 2013-07-12 2015-01-15 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡システム
JP5861017B1 (ja) * 2014-08-11 2016-02-16 オリンパス株式会社 内視鏡システム
CN106413508A (zh) * 2014-06-27 2017-02-15 奥林巴斯株式会社 驱动系统、具有驱动系统的内窥镜系统以及用于驱动系统的控制装置
WO2017047115A1 (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 オリンパス株式会社 光走査型観察システム

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588948A (en) * 1993-02-17 1996-12-31 Olympus Optical Co. Ltd. Stereoscopic endoscope
US5720706A (en) * 1993-02-17 1998-02-24 Olympus Optical Co., Ltd. Stereoscopic endoscope
US5899851A (en) * 1993-07-09 1999-05-04 Saturnus A.G. TV camera with rotational orientation correction
JPH07246183A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Olympus Optical Co Ltd 電子内視鏡システム
US7211042B2 (en) * 1999-09-24 2007-05-01 Karl Storz Imaging, Inc. Image orientation for endoscopic video displays
JP2003052615A (ja) * 2001-08-20 2003-02-25 Pentax Corp 可撓性電子内視鏡装置
JP4694062B2 (ja) * 2001-08-20 2011-06-01 Hoya株式会社 可撓性電子内視鏡装置
JP2005328970A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2006218027A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Olympus Corp 内視鏡装置
JP4689291B2 (ja) * 2005-02-09 2011-05-25 オリンパス株式会社 内視鏡装置及び内視鏡装置用プログラム
JP2009240405A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システム
JP2010008483A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Nisco Kk 撮像装置
JP4896272B1 (ja) * 2010-12-24 2012-03-14 オリンパス株式会社 内視鏡装置
US8758230B2 (en) 2010-12-24 2014-06-24 Olympus Corporation Endoscope apparatus
US8795160B2 (en) 2010-12-24 2014-08-05 Olympus Corporation Endoscope apparatus
US8840544B2 (en) 2010-12-24 2014-09-23 Olympus Corporation Endoscope apparatus
US8911361B2 (en) 2010-12-24 2014-12-16 Olympus Corporation Endoscope apparatus
WO2015004960A1 (ja) * 2013-07-12 2015-01-15 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡システム
JP5788623B2 (ja) * 2013-07-12 2015-10-07 オリンパス株式会社 内視鏡システム
CN105142494A (zh) * 2013-07-12 2015-12-09 奥林巴斯株式会社 内窥镜系统
CN106413508A (zh) * 2014-06-27 2017-02-15 奥林巴斯株式会社 驱动系统、具有驱动系统的内窥镜系统以及用于驱动系统的控制装置
JP5861017B1 (ja) * 2014-08-11 2016-02-16 オリンパス株式会社 内視鏡システム
WO2016024414A1 (ja) * 2014-08-11 2016-02-18 オリンパス株式会社 内視鏡システム
WO2017047115A1 (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 オリンパス株式会社 光走査型観察システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0490743A (ja) 内視鏡装置
US8211008B2 (en) Video endoscope
CN101683266B (zh) 内窥镜形状检测装置
US7517314B2 (en) Endoscopic imaging with indication of gravity direction
US8002697B2 (en) Dual endoscope system with display unit
EP0587506A1 (en) Control mechanism for steerable elongated probe
US20050148854A1 (en) Diagnosis supporting device
US20090196459A1 (en) Image manipulation and processing techniques for remote inspection device
US20160192823A1 (en) Endoscope system
EP1844696A1 (en) Endoscopic imaging with indication of gravity direction
JPH0220817A (ja) 内視鏡装置
JP2001061777A (ja) 電子内視鏡
JP4607043B2 (ja) 重力方向の表示を伴う内視鏡画像形成方法
JPH04146716A (ja) 内視鏡装置
JPS63262613A (ja) 立体視内視鏡装置
US8251892B2 (en) Action display system and endoscope system
JP3504681B2 (ja) 電子式内視鏡装置
JP2001017388A (ja) 内視鏡用撮像装置
WO2019012824A1 (ja) 内視鏡
WO2017033728A1 (ja) 内視鏡装置
CA2541759C (en) Endoscopic imaging with indication of gravity direction
JPH04295326A (ja) 内視鏡装置
JPS6347451B2 (ja)
JP3140167B2 (ja) 内視鏡装置
JP2017124127A (ja) 医療用信号処理装置、及び医療用観察システム