JPH0490741A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、片手で操作可能な小型の内視鏡に関する。

［従来の技術］ 従来の内視鏡では、例えば挿入部先端に設けられた複数
の節輪よりなる湾曲管の最先端の節輪にアングルワイヤ
を取付け、操作部内まで延出させたワイヤをプーリ等に
巻き付け、ブーりを操作レバーで回転させることにより
湾曲操作を行なっていた。

また、湾曲機構を簡略化し、片手操作を可能にした内視
鏡は、例えば特開平１−１７５８２７号公報および実開
平１−１６０４１４号公報に開示されている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の湾曲機構を備えた内視鏡では、湾曲機構のブーり
を操作部内に収納しているため、操作部が大型化すると
いう問題がある。

また、特開平１−１７５８２７号公報に示す湾曲機構を
簡略化した片手操作可能な内視鏡では、湾曲操作リング
を軸心回りに回転できるようにしているが、防水用に設
けられたシールリングによって操作リングの回転力量が
増し、操作性が著しく悪いという問題がある。

また、実開平１−１６０４１４号公報に示す内視鏡では
、操作部の外装部材から突出させたリングを指で転がし
て湾曲操作を行っているが、操作性と防水性が劣るとい
う問題がある。

本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その
目的は防水小型で片手操作可能かつ操作性に優れた内視
鏡を提供することにある。

［課題を解決するための手段および作用］上記課題は以
下の手段によって達成される。すなわり、その手段とし
ての内視鏡は、被検部位に挿入される挿入部と、この挿
入部の湾曲部を湾曲操作するための操作部とを備え、前
記操作部の長軸に対して略垂直方向に押し込み操作可能
な操作レバーと、この操作レバーの動作を前記挿入部の
長軸方向の動作に変換する変換手段と、この変換手段に
連結した湾曲操作ワイヤとを設けるとともに、前記操作
部における少なくとも前記操作レバーとその周辺部を可
撓性の防水カバーで覆ったことを特徴としている。

従って、この内視鏡では可撓性の防水カバーによって上
記操作レバーを覆っているので、防水性が確保されると
共に片手操作が可能となる。

［実施例］ 以下図面を参照しながら本発明の実施例について説明す
る。

第１図から第４図は本発明の第１実施例を示し、第２図
は内視鏡の全体図である。この内視鏡２は、操作部４と
挿入部６とを備え、操作部４にはユニバーサルコード８
が接続され、このユニバーサルコード８は、コネクタ１
０．１２を介して図示しないカメラ制御装置及び光源装
置に接続される。

第１図に示すように挿入部６は、例えばマルチルーメン
チューブよりなり、イメージガイドファイバ１４、ライ
トガイドファイバ１６、及び操作ワイヤ１８が内臓され
ている。そして、挿入部６の基端は操作部４に接続され
、図示しないが操作部４の後端より延出したイメージガ
イドファイバ１４、ライトガイドファイバ１６はそれぞ
れカメラ制御装置、光源に接続されている。

第４図に示すように、ケーシング２０は２つの樹脂成形
品より構成されている。一方のケーシング２０ａには、
ケーシング２０ａと一体で形成された操作レバー２２が
設けられ、ヒンジ部２４により曲げ自在となっている。

操作レバー２２の端部にはバー２６が設けられ、第３図
に示すように操作ワイヤ１８がバー２６を貫通している
。操作ワイヤ１８の貫通端部には、抜は止め部材２８が
半田付は等によって固着されている。そして、バー２６
は、もう一方のケーシング２０ｂに設けられたガイド部
材３０の長孔３２に挿入され、ガイドされている。また
、ケーシング２０ａ、２０ｂは、挿入部６とユニバーサ
ルコード８を構成する可撓管の口金３６を挟んで接着さ
れ、その後、操作レバー２２とその周辺部位がゴム等の
可撓性部材からなる略円筒形状の防水カバー３８で覆わ
れている。この防水カバー３８には、複数の凸部からな
る滑り止め４０が設けられている。また、ケーシング２
０の両端部に取付けられた口金３６は、挿入部６とユニ
バーサルコード８に設けられた折れ止め３７によって覆
われている。

なお、この内視鏡２は一方向湾曲用に構成されたもので
ある。

この第１実施例に係わる内視鏡では、操作レバー２２を
押すと、バー２６がガイド部材３０の長孔３２に沿って
操作部４の後側へ移動する。それと共に操作ワイヤ１８
も後方へ引っ張られ、第７図に示すように挿入部６の湾
曲部７が湾曲する。

操作レバー２２から指を離すと挿入部６の弾性により、
元の真っ直ぐな状態に復帰する。

なお、湾曲部７が直線状に復帰しやすいように、操作ワ
イヤ１８として超弾性ワイヤまたは単線ワイヤを使用し
ても良い。

本実施例では、構成が簡単なために小型軽量化が可能で
安価であり、アングル操作性が良い。また、容易に防水
構造に形成することができる。

第５図は、本発明の第２の実施例を示している。

この第２実施例では、湾曲部７の湾曲を解除した際に、
湾曲部７が直線状に復帰しやすいように、操作レバー２
２のバー２６とケーシング２０に突設されたビン４２と
にコイルばね４４を張着している。その他の構成は第１
実施例と同一である。

この第２実施例では、第１実施例より速く湾曲部を直線
状に復帰させることができる。

第６図は、本発明の第３の実施例を示している。

この第３実施例では、円弧状の歯部４７を有する操作レ
バー４６を２つの支持部材４８の間に配置し、回転軸４
９によって回転自在に支持している。さらに、ガイド部
材５０により横方向の移動が規制され、長手方向のみに
移動可能なラック５２が設けられ、操作レバー４６の歯
部４７とラック５２の歯とが歯合している。従って、操
作レバー４６の回動はラック５２の直線運動に変換され
、ラック５２に接続された操作ワイヤ１８が牽引される
。また、操作レバー４６と一方の支持部材４８には、固
定ピン５３が突設され、回転軸４９に巻回された捩りコ
イルばね５４の両端部がこれらの固定ビン５３の間に挟
持されている。よって、操作レバー４６から指を離した
時に捩りコイルばね５４の付勢力により操作レバー５４
は元の位置に復帰する。その他の構成は第１実施例と同
一である。

本実施例では、操作レバーの回転運動が直線運動に変換
されて、操作ワイヤが牽引される。

次に、本発明に係わる内視鏡を収納するための内視鏡収
納ケースについて説明する。

第８図は内視鏡収納ケースを示し、蓋体が開かれた状態
を示している。この内視鏡収納ケース６０は、ケース本
体６４と、このケース本体６４に開閉自在に取付けられ
た蓋体６２とからなり、ケース本体６４には、内視鏡を
収納して保持する保護部材６６が内装されている。そし
て、ケース本体６４の保護部材６６には、内視鏡の形状
に対応する収納溝６８が設けられている。また、ケース
本体６４の前面と蓋体６２の前面の対応位置には、それ
ぞれ左右一対の係止部材７０及び被係止部材７２が設け
られ、蓋体６２が閉じられた時に、ケース本体６４に設
けられたロック部材７４によって蓋体６２が開かないよ
うにロックすることができる。また、ケース本体６４の
左右の係止部材７０間には、収納ケース６０を持ち運ぶ
ための取っ手７６が取り付けられている。

第９図に示すように、上記ケース本体６４に内装された
保護部材６６の周縁部の一箇所には、フラップ７８が開
閉自在に設けられている。そして、このフラップ７８が
開いているときは、その一部がケース本体６４の外側に
はみ出すような寸法と取り付は位置になっている。また
、フラップ７８が閉じているときには、保護部材６６に
形成された凹部８０に嵌合すると共に、内視鏡の挿入部
及びユニバーサルコードの少なくとも一部を挟み込むよ
うになっている。

内視鏡２を保護部材６６の収納溝６８に収納して蓋体６
２を閉める場合には、内視鏡２の全体が確実に保護部材
６６の中に嵌め込まれていることを確認し、フラップ７
８を閉めてから蓋体６２を閉めれば良い。

しかしながら、蓋体６２を閉めようとする際に、フラッ
プ７８を閉め忘れた場合には、蓋体６２が閉まらない。

従って、この例では内視鏡２の全体が確実に保護部材６
６の中に嵌め込まれていることを確認し、フラップ７８
を閉めてから蓋体６２゜を閉めなければならいので、内
規＃！２の挿入部及びユニバーサルコードがケース本体
６４と蓋体６２との間に挾まれることがない。

第１０図及び第１１図には、内視鏡収納ケースの第２の
例が示されている。この例は、フラップ７８の代わりに
シート８０をケース本体６４の縁部に取付け、上下の保
護部材６６の間にシート８０を挟んでから蓋体６２を閉
じるようにしたものである。その他の構成は先の例と同
一である。

この第２の例では、内視鏡２を下側の保護部材６６に収
納して蓋体６２を閉める場合、内視鏡２の全体が確実に
保護部材６６の収納溝６８内に嵌め込まれていることを
確認し、シート８０を保護部材６６の上に掛けてから蓋
体６２を閉めれば良い。

この収納ケースでは内視鏡を収納する際に、シート８０
を内視鏡の上に掛ける必要があるため、不注意による内
視鏡のケースからのはみ出しが防止される。

従って、上記収納ケースでは、内視鏡の挿入部及びユニ
バーサルコードがケース本体と蓋体との間に挟まれて破
損することがない。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係わる内視鏡は構造が簡
単で小型軽量化できると共に湾曲操作性が良い。また、
防水性に優れている。

【図面の簡単な説明】

Ｊ＠１図は本発明の第１実施例に係わる内視鏡の操作部
を示す縦断面図、第２図は同内視鏡の全体を示す側面図
、第３図は同内視鏡の操作部内の構成を示す一部破断し
た斜視図、第４図は同内視鏡のケーシングを示す分解斜
視図、第５図は本発明の第２実施例に係わる内視鏡の操
作部内部の構成を示す一部破断した斜視図、第６図は本
発明の第３実施例に係わる内視鏡の操作部内部の構成を
示す縦断面図、第７図は本発明の内視鏡の操作状態を示
す斜視図、第８図は本発明に係わる内視鏡を収納する収
納ケースの斜視図、第９図は同収納ケースの断面図、第
１０図は同収納ケースの他の例を示す斜視図、第１１図
は同収納ケースの断面図である。 ２・・・内視鏡、４・・・操作部、６・・・挿入部、７
・・・湾曲部、１８・・・操作ワイヤ、２２・・・操作
レバー　３８・・・防水カバー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検部位に挿入される挿入部と、この挿入部の湾曲部を
   湾曲操作するための操作部とを備えた内視鏡において、
   前記操作部の長軸に対して略垂直方向に押し込み操作可
   能な操作レバーと、この操作レバーの動作を前記挿入部
   の長軸方向の動作に変換する変換手段と、この変換手段
   に連結した湾曲操作ワイヤとを設けるとともに、前記操
   作部における少なくとも前記操作レバーとその周辺部を
   可撓性の防水カバーで覆ったことを特徴とする内視鏡。