JPH048980A - 壁あるいは床貫通部防火工法および防火材 - Google Patents

壁あるいは床貫通部防火工法および防火材

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Publication number
JPH048980A
JPH048980A JP2108810A JP10881090A JPH048980A JP H048980 A JPH048980 A JP H048980A JP 2108810 A JP2108810 A JP 2108810A JP 10881090 A JP10881090 A JP 10881090A JP H048980 A JPH048980 A JP H048980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fireproof
borax
floor
weight
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP2108810A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinkichi Nakagawa
中川 真吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH048980A publication Critical patent/JPH048980A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、建造物の壁あるいは床貫通部の防火工法お
よび防火材に関する。
[従来の技術] ビルやプラント等の各種建築物において、隔壁が設けら
れているにもかかわらず、電線・ケーブル、水道管、ガ
ス管等が隔壁を貫通しているため、火災時においてはこ
れらの貫通空隙部を経て延焼し、大事に至ることが多い
、この貫通部を防火処理するためにこれまで種々の提案
がなされており、例えばモルタル処理の他、パテ状耐火
シール材、ロックウール等が現在広く用いられている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、床あるいは壁の開口部の大きな貫通部のよう
な場合、パテ状シール材を多量に充填するのは非常に非
能率的であり、また、新たに配管等を行う場合、解体す
るのが容易でない不具合が存在する。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、充
填作業および解体作業が簡単で、しかも、耐火性に優れ
実質的に無煙害の新規な貫通部工法および防火材を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、無機繊維およびホウ砂を主体とする無機
粉末と液状有機材料を混合し、この混合物を防火材とし
て壁あるいは床貫通部に充填して防火処理を施すことを
特徴とする壁あるいは床貫通部防火工法である。
また、この発明は、50重量%以下の無機繊維と20〜
70重量%のホウ砂とホウ砂以外の無機粉末および15
重量%以下の液状有機材料とから形成される壁あるいは
床貫通部防火工法に使用される防火材である。
[実 施 例] この発明の壁あるいは床貫通部工法に使用する防火材を
構成する無機質繊維には、ガラス繊維。
ロックウール、セラミックス繊維がある。無機繊維の量
は全体の50重量%以下にすべきである。
繊維の多い方が充填作業性が優れているが、吸熱性が乏
しいためである。
ホウ砂はN ax B40y  ・10 Hz Oで表
わされる。含水ホウ酸塩鉱物であり、加熱されると結晶
水を徐々に放出し、350〜400℃の温度で無水物と
なり、さらに約880℃の温度で融解してガラス状とな
る性質をもっている。ホウ砂はその組成上的47%の結
晶水を持っており、これが火災時の熱により蒸発放出さ
れ、その際蒸発潜熱を周囲から奪うことにより温度上昇
を抑える効果が大きく、高温ではガラス化するため防火
材として有利に作用することになる。ホウ砂の含有量は
20〜70重量%の範囲が望ましい、これが20%以下
では吸熱性が乏しくなり、70%を越えると充填作業性
が悪くなる。
ホウ砂以外の無機粉末としては、水和アルミナ、水酸化
マグネシウム、石英粉、タルク、クレー、炭酸カルシウ
ム等がある。無機繊維とホウ砂を主体とする無機粉末の
比率はほぼ1:1〜1:3の範囲が好ましい。
常温で液状の有機材料の例としては大豆油、アマニ油、
ヒマシ油、液状ボブラン、ポリイソブチレン、液状ポリ
クロロプレン、液状ポリブタジェン、塩素化パラフィン
、フタル酸ジオクチル、シリコーンオイル、トリス(p
−クロロエテル)ホスフェート等が挙げられる。液状有
機材料の配合割合は、混合物の15重量%以下の範囲が
好ましい、液状有機材料の使用量が多くなると防火性能
が低くなり、少ない場合には密着性、施工性が不十分に
なることがあるので、両者を勘案して用途に応じた最適
の比率を選択する必要がある。
なお、この発明における防火材においては、この他に安
定剤、酸化防止剤1着色剤等を必要に応じて添加しても
よい。
次に、このような防火材を使用した防火工法の具体的な
実施例を図面を参照して説明する。
実施例1゜ ロックウール40重量%、ホウ砂40重量%。
炭酸カルシウム10重量%および塩素化パラフィン10
重量%を混合して練り合せることにより粘着性を有する
パテ状防火材とした。この防火材はケーブル貫通部への
充填作業が容易であった。
次に、上記防火材を使用してケーブル貫通部を組み立て
る工法を図面を参照して説明する。即ち、厚さ20cm
のコンクリートの床6に、開口面積40cmX50cm
の貫通部7を開口させ、この貫通部7に導体断面積32
5mm”のCvケーブル3本撚り合せたケーブルlを3
組上下に貫通させる。続いて貫通部7の上下に厚さ25
mmのケーブル1を挿通する穴4aの穿設されたケイ酸
カルシウム板4を設け、この間に上記防火材5を20c
mの厚さに充填した。そして、ケーブル1とケイ酸カル
シウム板4の穴4aとの間に防火パテ3を詰めて密着し
て仕上げる。なお、Cvケーブル1の両側にはケーブル
ラック2が設けられる。
このように形成した試料に基づいて、図示しない耐火試
験炉内において評価を行った。即ち、このように形成さ
れた貫通部の下側にリボンバーナーを設置して、これに
点火してJISA  1304  の規定に準じて2時
間の耐火試験を行うものである。
耐火試験を行ったところ、耐火試験中のケーブル被覆の
燃焼に伴う発煙量は少なく、2時間の耐火試験経過時の
裏面側に当る上面側のA点で測定したケーブル表面の温
度は270℃であった。
実施例2゜ セラミックスチョップファイバ30重量%、ホウ砂30
重量%、炭酸カルシウム10重量%、塩化パラフィン1
0重量%を混合練り合せて粘着性を有するパテ状防火材
とした。この防火材は、ケーブル貫通部への充填作業が
容易で、ケーブルおよび壁面に密着させることができた
この防火材5を用いて、実施例1と同様にして貫通部を
組み立て2時間の耐火試験を行った。2時間経過後の裏
面側のA点でのケーブル表面温度は275℃であった。
比較例 この発明の防火材5を使用せず、この代りにロックウー
ルを充填して実施例1と同様にして耐火試験を行った。
試験中の発煙量は実施例1および実施例2に比較して多
く、耐火試験2時間経過後の裏面側のケーブル表面の温
度は350℃であった。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明の防火材を使用した壁あ
るいは床貫通部防火工法によれば、従来のロックウール
に比べて良好な吸熱、断熱効果を有することから、極め
て優れた耐火性能を発揮する。また、充填作業性、解体
作業性にも優れたものである。
この発明の防火材は、電線・ケーブルの貫通部のみなら
ず、給排水管等のその他の貫通体の防火シール材として
広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の実施例および比較例の防火工法を説明
するための貫通部の構成を示す断面図である。 1・・・ケーブル 2・・・ケーブルラック 3・・・防火パテ 4・・・ケイ酸カルシウム板 5・・・防火材 6・・・コンクリート床 7・・・開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機繊維およびホウ砂を主体とする無機粉末と液
    状有機材料を混合し、この混合物を防火材として壁ある
    いは床貫通部に充填して防火処理を施すことを特徴とす
    る壁あるいは床貫通部防火工法。
  2. (2)上記防火材は、50重量%以下の無機繊維と20
    重量%〜70重量%のホウ砂とホウ砂以外の無機粉末お
    よび15重量%以下の液状有機材料とから形成されるこ
    とを特徴とする壁あるいは床貫通部防火工法に使用され
    る防火材。
JP2108810A 1990-04-26 1990-04-26 壁あるいは床貫通部防火工法および防火材 Pending JPH048980A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08218610A (ja) * 1995-02-20 1996-08-27 Taisei Corp 貫通孔の充填材支持具
CN103807513A (zh) * 2014-01-17 2014-05-21 国家电网公司 一种墙体电缆封堵
JP6439891B1 (ja) * 2018-05-16 2018-12-19 株式会社ダイヤ 防火断熱用具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6439891B1 (ja) * 2018-05-16 2018-12-19 株式会社ダイヤ 防火断熱用具
JP2019199913A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 株式会社ダイヤ 防火断熱用具

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