JPH048909Y2 - - Google Patents

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JPH048909Y2
JPH048909Y2 JP1988044602U JP4460288U JPH048909Y2 JP H048909 Y2 JPH048909 Y2 JP H048909Y2 JP 1988044602 U JP1988044602 U JP 1988044602U JP 4460288 U JP4460288 U JP 4460288U JP H048909 Y2 JPH048909 Y2 JP H048909Y2
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JP
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drop container
sheets
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JP1988044602U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として、手術室等、できるだけ無
菌状態であることが好ましい場所(以下無菌室と
称する)で使用される点眼容器に関する。
〔従来の技術〕
通常の場所で使用する一般的な場所には、点眼
容器本体の外側まで無菌である必要はないもの
の、手術室等の無菌室に持込んでの使用を考える
と、最低限、医師等が手指で点眼容器本体に触れ
る使用時には、点眼容器本体に触れることで手指
が雑菌等で汚染されることを防止するために、そ
の点眼容器本体の外側を無菌状態にしておく必要
があり、好ましくは、点眼容器の持込みによつて
無菌室に雑菌等を持込まないことが重要である。
そこで従来、この要求を解決する為、特公昭50
−16594号公報及び実開昭49−55995号公報に記載
された技術が提案されている。
すなわち、点眼容器本体を無菌状態に包んで密
封するカバーを設けてあるので、 (イ) 無菌室に持込む前にカバーを離脱させ、点眼
容器本体のみを無菌室に持込むことにより、実
質上、外側が無菌状態の点眼容器本体を持込む
ことになり、その点眼容器本体の持込みによつ
て雑菌等を無菌室に持込むことがなく、 (ロ) カバー装着状態のまま無菌室に持込んだ場合
であつても、使用直前にそのカバーを離脱させ
ることにより、点眼容器本体の使用によつて医
師等の手指を雑菌等で汚染することがものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来のものでは、点眼容器本体
とカバーとを夫々別々に製作せねばならないか
ら、それを作製後、点眼容器本体をカバーで包ま
ねばならず、その製造工程を複雑にする不具合が
あつた。また、点眼容器本体がカバー内で移動し
易いために、使用時にカバー内から点眼容器本体
が取出し難くなる虞や、運搬時及び保管時に、点
眼容器本体がカバー内で片寄つた姿勢になつてし
まい、カバー内から点眼容器本体が更に取出し難
くなつたり、移動及び収納時に多数の点眼容器本
体入りのカバーを束ねにくくなつたりする虞もあ
つた。
本考案は上記実情の鑑み為したもので、前記
(イ)、(ロ)を満足する条件を備えながら容易に製作で
きるとともに、カバー内で点眼容器本体が安定し
た姿勢に維持できる点眼容器を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案による点眼容
器の特徴構成は、 点眼容器本体及び前記点眼容器本体を無菌状態
に包んで密封するカバーを、夫々一対のシートを
接合して形成するとともに、前記点眼容器本体を
形成している一対のシート夫々の端縁部に前記カ
バーを形成している一対のシート夫々の端縁部を
各別に一体連設してある点にある。
〔作用〕
すなわち、点眼容器本体をカバーで無菌状態に
包んで密封してあるから、前記(イ)、(ロ)を満足でき
ながら例えば、一対のシートを、点眼容器本体の
作製部分とカバーの作製部分とに分けて、先ず、
シートを接合して点眼容器本体を製作し、それと
は別にカバーを製作することも考えられるが、こ
の場合に比して、本考案は、点眼容器本体を形成
している一対のシート夫々の端縁部にカバーを形
成している一対のシートの夫々の端縁部を各別に
連設し、その連設部分をカバーの接合部分の一部
としてあるから、カバー製作に際して、前記連設
部分を中心にカバー作製部分の一対のシートを互
いに離れる方向に折り曲げて、前記点眼容器本体
を包む姿勢にした後に接合してカバーを作製でき
るから、カバー作製作業を点眼容器本体作製作業
に連続して行えるため、カバー内に点眼容器本体
を挿入する製作工程を不要にできた。そして、点
眼容器本体とカバーとが一体になつて、カバー内
で点眼容器本体が移動するのを阻止し、カバー内
で点眼容器本体を手指でとらえ易くなり、特に小
型のものにおいては、カバーから点眼容器本体を
取出さなくてもカバー越しにその内方の点眼容器
本体を摘んで使用できるとともに、運搬時や保管
時には点眼容器本体がカバー内で片寄り難くでき
た。
〔考案の効果〕
従つて、点眼容器本体及びカバーを、例えばポ
リエチレンやポリプロピレン等の安価な合成樹脂
シートを使用してともに作製できるので製作費を
安くでき、製作工程を少なくして、作製し易くで
きた。
そして、点眼容器本体をカバーより取出し易く
でき、その使用取扱いを容易にできるとともに点
眼容器本体がカバー内で片寄り、持運び及び収納
性を悪くすることも防げた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を示す。
第1図、第2図に示すように、点眼用の薬液を
収容する点眼容器本体1(以下、単に容器本体と
称する)と、その容器本体1の全体を密封するカ
バー2とからなる点眼容器であつて、容器本体1
は、第3図イ,ロにも示すように、両面が無菌処
理された合成樹脂(ポリエチレンやポリプロピレ
ン等)製の2枚の短冊状シートS,Sを重ね合わ
せ、それら重ね合わせた短冊状シートS,Sの長
手方向の上半部分のうち、薬液収容部3および注
出口部4を形成する部分以外(図中斜線で示した
部分)を熱熔着で互いに接着させることで形成さ
れている。
そして、このように形成された容器本体1は、
前記注出口部4から薬液収容部3に薬液を注入さ
れた状態で第3図ハに示すように、短冊状シート
S,Sのうち、前記注出口部4が開口する辺部を
再度、熱熔着することで、注出口部4を閉塞する
ようになつている。
前記容器本体1に薬液を充填する手段は、容器
本体1の注出口部4に薬液充填針や充填管を差込
んで充填する手段である。
前記カバー2は、第3図ハ,ニにも示すよう
に、前記短冊状シートS,Sのうち、容器本体1
として使用しなかつた下半部分のそれぞれを、容
器本体1の外面に重なるように折返し、周部の全
体を熱熔着で容器本体1に接着することで、容器
本体1の全体を無菌状態に密封するように構成さ
れている。なお、カバー2の熔着部分のうち、前
記注出口部4が開口していた容器本体1の辺部に
重なつて熔着する辺部分の熔着代lは、注出口部
4を閉じるための容器本体1の再熔着辺部分の熔
着代Lよりも小に構成されている。
もつて、点眼容器は、第4図に示すように、容
器本体1とカバー2とが熔着している周辺部aを
破断又は切取ることにより、カバー2を容器本体
1から離脱させ、第5図に示すように、注出口部
4を閉塞していた、つまり、蓋となつていた容器
本体1の周辺部bを破断又は切取ることにより、
注出口部4を解放させるように構成されており、
容器本体1の蓋となつていた周辺部bもカバー2
で覆われて無菌状態に維持されているため、その
周辺部bを破断又は切取る際にその周辺部bを手
指で触れても、手指が雑菌等で汚染されることが
ない。つまり、手術室等での使用時、容器本体1
の周辺部bを切取らずに使用直前までそのまま置
いておけ、薬液のこぼれがない。
またcは、周辺部aを引き千切つて破断させる
際、その引き千切りを行い易くするための切欠き
である。
〔別実施例〕
以下本考案の別実施例を示す。
[1] 上記実施例では、容器本体1のうち、注
出口部4が開口する辺部の熔着代を、それに重
なるカバー2の熔着代よりも大にして、カバー
2を離脱させるために、そのカバー2の熔着周
辺部aを切り取つた際にも、注出口部4を閉塞
する熔着周辺部bが容器本体1に残るようにし
たが、第6図に示すように、注出口部4が開口
する辺部の熔着代とそれに重なるカバー2の熔
着代とを同じ又はカバー2側を大にして、カバ
ー2の離脱時に注出口部4を同時に解放するよ
うにしても良い。
[2] 上記実施例では、容器本体1を作製する
に、シートSのうち、薬液収容部3および注出
口部4を形成する部分以外の全面を熱熔着させ
たが、シートSのうち、薬液収容部3および注
出口部4の周縁部のみを熱熔着させても良い。
[3] 容器本体1は、薬液を収容する目的に合
つたものであれば良く、その形状は適宜変更可
能である。
[4] 上記実施例では、単品の点眼容器を示し
たが、第7図に示すように、シートSとして長
尺なものを用い、複数の点眼容器が連なつた状
態に作製しても良い。この場合、図示するよう
のい、隣接する点眼容器の間に切取り用の切り
目dを形成しておくことが望ましいがなくても
良い。
[5] 薬液が充填された容器本体1をシートS
を用いて作製する手段は、重ね合わせたシート
S,S間に薬液充填針や充填管を差入れた状態
でそれらシートS,Sを、薬液収容部3を作る
ように熱熔着し、次いで、薬液充填針や充填管
を用いて薬液収容部3に薬液を充填したのち、
薬液充填針や充填管を抜き取り、その抜き取り
後をもつて形成される注出口部4の開口を閉塞
するように熱熔着する手段であつても良い。
[6] 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面
との対照を便利にする為の符号を記すが、該記
入により本考案は添付図面の構造に限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、
第1図は正面図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図イ〜ニは製造工程図、第4図、
第5図は使用工程図である。第6図、第7図は本
考案の別実施例を示す正面図である。 1……容器本体、2……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 点眼容器本体1及び前記点眼容器本体1を無菌
    状態に包んで密封するカバー2を、夫々一対のシ
    ートを接合して形成するとともに、前記点眼容器
    本体1を形成している一対のシート夫々の端縁部
    に前記カバー2を形成している一対のシート夫々
    の端縁部を各別に一体連設してある点眼容器。
JP1988044602U 1988-03-31 1988-03-31 Expired JPH048909Y2 (ja)

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JP1988044602U JPH048909Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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JPH01147838U JPH01147838U (ja) 1989-10-12
JPH048909Y2 true JPH048909Y2 (ja) 1992-03-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016594A (ja) * 1973-06-09 1975-02-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4955995U (ja) * 1972-08-25 1974-05-17

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JPS5016594A (ja) * 1973-06-09 1975-02-21

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JPH01147838U (ja) 1989-10-12

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