JPH0485413A - 土留め工法 - Google Patents

土留め工法

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JPH0485413A
JPH0485413A JP19807890A JP19807890A JPH0485413A JP H0485413 A JPH0485413 A JP H0485413A JP 19807890 A JP19807890 A JP 19807890A JP 19807890 A JP19807890 A JP 19807890A JP H0485413 A JPH0485413 A JP H0485413A
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JP
Japan
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earth retaining
ground
excavated
hole
retaining wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP19807890A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ishizaki
仁 石崎
Ichiji Araki
一司 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Cement Co Ltd
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Publication of JPH0485413A publication Critical patent/JPH0485413A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、地盤の掘削(切取りを含む)を行う際、掘削
部の周囲の地盤が崩壊したり、掘削穴に過大な変形が発
生するのを防止する土留め工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来゛、この種の土留め工法としては、例えば鉄筋コン
クリートを用いた場所打ち地中壁、又は鋼板を用いた土
留め矢板などの工法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の土留め工法では、前者の
場所打ち地中壁を用いる場合には、コンクリートが強さ
を発揮するまで4〜5週間を要すること、また1回の使
用だけで他に転用できないためコスト高になること、さ
らに泥水やスラッジが発生し、その処理のためのコスト
がかかるなどの問題があった。一方、後者の土留め矢板
を用いる工法では、矢板壁の止水性が小さいために矢板
壁から地下水の漏水があり、これが原因で周辺地盤が圧
密沈下を起こしたり、周囲の地下水が枯渇するといった
問題があった。それに加えて、これら従来の土留め工法
では大きな剛性か得難く、そのため切梁等により土留め
壁を保持しなけれはならず、切梁等の工程が作業性を低
下させる原因ともなっていた。
本発明は、このような従来の技術的課題を解決すること
を目的としており、そのために次のような手段を採用す
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記技術的課題を解決するために、第1に、地
盤に穴を開けながらその中にセメント系固化材を供給し
、このセメント系固化材と掘削した土とを穴開は時に穴
の内部で攪拌混合することにより地中に柱状固結体を形
成し、この柱状固結体を地盤の掘削部の周縁部に沿って
多数立設し、掘削部の周囲に土留め壁を構築したことを
特徴とする土留め工法を手段とし、 第2に、地盤に掘削する穴の周縁部を囲むように多数の
柱状固結体を立設し、掘削穴の周囲全体に土留め壁を構
築したことを手段としている。
本発明にあっては、柱状の固結体は、例えば第1図に示
したような地盤改良装置1を用いることにより形成する
ことができる。これは回転シャフト2の先端部近傍に掘
削翼3と攪拌翼4とを備え、掘削翼3により地盤5に穴
を開けながら地中に掘り進むと共に、攪拌翼4近傍に設
けた吐出孔6から化学安定材を供給し、この化学安定材
と掘削した土とを攪拌翼により十分に混合攪拌し、地盤
中に柱状固結体7を形成するものである。そして、第2
図に示すように、本発明ではこのようにして形成される
柱状固結体7を掘削部8の周囲に連続的に多数立設し、
掘削部8の周囲を取り囲むような土留め壁9を構築して
地盤を改良する。土留め壁9の厚さ幅寸法文は、第2図
に示したように柱状固結体7の直径の大きさ及び配列数
によって自由に選択することができる。勿論この厚さ幅
を大きくすることで土留め壁9自体の剛性を高めること
ができ、掘削時における壁の変形を小さく抑えることが
できると共に、自立性も良くなるため根入れを浅くする
ことがてきる。
掘削部8に沿って多数立設された柱状固結体7は、第2
図に示したように各々が連続的に設けられていることが
望ましく、また隣接する各固結体7同士が、互いに少し
ずつ重なり合うようになっているのが強度および漏水の
点で好ましいものである。
柱状固結体7の根入れ深さは特に限定されないが、柱状
固結体7自身が自立性を持つことからそれ程深くする必
要はない。また、多数の柱状固結体7の集合により構築
される土留め壁9の形状も、特に一定の決った形状のも
のである必要はなく、地盤の掘削部8の形状に合わせそ
の周囲に形成することができるが、特に第3図に示した
ように四角形状の掘削部8の周囲を囲むように形成した
土留め壁9や、第4図に示したように円形状の掘削部8
の周囲を囲むように形成した土留め壁9の場合には、土
留め壁9が閉じた形であるため、四角形状の場合には隅
角部の拘束により、また円形状の場合には曲げ変形がな
いことから、土留め壁9の変形が従来工法に比べてかな
り小さいものとなる。なお、土留め壁9が円形状の場合
には、土留め壁9自身には圧縮力しか作用しないために
、その厚さ幅を小さくすることができる。土留め壁9の
平面形状は、第3図および第4図に示したような四角形
状や円形状に限られるものではなく、同じ四角形や円形
でも長方形や楕円形などでもよく、また種々の多角形、
更には閉じてない形の平面形であってもよい。また、第
2図乃至第4図に示したように、柱状固結体7を隣り同
士隙間なく立設することで土留め壁9を構築できること
は勿論、第5図および第6図に示したように、所定間隔
毎に空隙部10を設けたり、又は格子11を形成した土
留め壁9を構築することも可能である。
なお、掘削部8の形成は上記土留め壁9が固結した後に
行なうのが望ましい。この時、土留め壁9は掘削部8の
側面に作用する土圧および水圧を受けるが、掘削部8の
周辺地盤の崩壊および掘削部8が大きく変形するのを防
止する。
上述した固結体を形成するための化学安定材には、石灰
系やセメント系の固化材を用いるのが望ましい。
(作用) 上述の土留め工法によれば、従来の場所打ち鉄筋コンク
リート地中壁のように、泥水やスラッジの発生もなく、
またコストも大幅に低減される。
また、仮設構造物として使用した後、他の建築物の基礎
として転用も可能である。
更に、本発明では特に市街地で問題となる騒音、振動と
いう問題もほとんどなくなり、施工後も、地盤改良部分
の透水性は固結前と比べて非常に小さくなり、土留め壁
から水が漏れるといったこともないので、掘削部の周辺
地盤が圧密沈下を起こす可能性はなく、また地下水が枯
渇することもない。更にまた、土留め糖はそれ自身で自
立するため、掘削部空間内に切梁、腹起こし等の補強部
材を設置する必要がなくなり、掘削部内部の作業空間を
大きくすることができ、作業効率が上がるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
第3図は掘削部8の周囲に四角形状の土留め壁9を設け
た例を示す。土留め壁9を構築するための柱状固結体7
は、上述したように、掘削部8の周囲に沿って地盤5に
セメント系固化材等を供給しながら地中で土と混合攪拌
することにより形成される。そして、これを連続的に形
成し、掘削部8の周囲を四角形状に囲むようにして土留
め壁9を構築する。なお、土留め壁9の根入れの深さは
掘削部1の底部8aより下方まで達している。
第4図は掘削部1を円形状に形成した場合の例を示した
ものであり、土留め壁2もその形状に合わせて円形状に
形成されている。
なお、土留め壁9は、上記実施例のように隣接する柱状
固結体7同士を密着して構築したものだけに限られず、
例えば第5図及び第6図に示したように、所定間隔毎に
空隙部10を設けたり、又は格子11を形成することが
できる。このように、種々の平面形状をもつ土留め壁9
を構築することにより、掘削部8の側面に作用する荷重
に対して最適に適応させることができる。掘削部8はこ
のように土留め壁2を構築し、これが所定の強さに達し
た後に掘削して形成する。
〔効果〕
以上説明したように、本発明に係る土留め工法によれば
、地盤の掘削部の周囲に沿って化学安定材と土との混合
攪拌よる柱状固結体を連続的に立設し、掘削部の周囲を
囲むようにして土留め壁を構築したから、土留め壁自体
が自立性を有し、切梁や腹起こし等を必要としないため
、作業効率が著しく向上する。また、柱固結体の透水性
は非常に小さいので、土留め壁の止水性が大きく、その
ため土留め壁からの地下水の漏水はなくなり、掘削が原
因で周辺地盤が圧密沈下することはなく。
周囲の地下水が枯渇することもない。さらに施工時に騒
音、振動等の環境問題を生じないといった効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図は柱状の固結体を形成するための装置を示す斜視
図、第2図は柱状の固結体を連続的に多数立設し土留め
壁を構築した場合の例を示す説明図、第3図は四角形状
に構築した土留め壁の断面図、第4図は円形状に構築し
た土留め壁の断面図第5図は空隙部を有する土留め壁の
断面図、第6図は平面形状を格子状に形成した土留め壁
の断面図である。 5・・・地盤 7・・・柱状固結体 8・・・掘削部 9・・・土留め壁 10・・・空隙部 11・・・格子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地盤に穴を開けながらその中にセメント系固化材
    を供給し、このセメント系固化材と掘削した土とを穴開
    け時に穴の内部で攪拌混合することにより地中に柱状固
    結体を形成し、この柱状固結体を地盤の掘削部の周縁部
    に沿って多数立設し、掘削部の周囲に土留め壁を構築し
    たことを特徴とする土留め工法。
  2. (2)地盤に掘削する穴の周縁部を囲むように多数の柱
    状固結体を立設し、掘削穴の周囲全体に土留め壁を構築
    したことを特徴とする請求項1記載の土留め工法。
JP19807890A 1990-07-27 1990-07-27 土留め工法 Pending JPH0485413A (ja)

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JP19807890A JPH0485413A (ja) 1990-07-27 1990-07-27 土留め工法

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JPH0485413A true JPH0485413A (ja) 1992-03-18

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JP19807890A Pending JPH0485413A (ja) 1990-07-27 1990-07-27 土留め工法

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222870A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Takenaka Komuten Co Ltd ソイルセメントコラム山留壁
JP2010255382A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Fukuda Corp 地下構造物の製造方法
JP2011074675A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Ohbayashi Corp ソイルセメント構造物の構築方法、ソイルセメント構造物
JP2011252349A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Ohbayashi Corp 削孔攪拌機及び山留工法
JP2014231725A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 株式会社大林組 土留壁、及び土留壁の構築方法
JP2016156216A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社竹中工務店 山留壁

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