JPH048413B2 - - Google Patents

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JPH048413B2
JPH048413B2 JP57069737A JP6973782A JPH048413B2 JP H048413 B2 JPH048413 B2 JP H048413B2 JP 57069737 A JP57069737 A JP 57069737A JP 6973782 A JP6973782 A JP 6973782A JP H048413 B2 JPH048413 B2 JP H048413B2
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isopropyl alcohol
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/05Preparation of ethers by addition of compounds to unsaturated compounds
    • C07C41/06Preparation of ethers by addition of compounds to unsaturated compounds by addition of organic compounds only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/03Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2
    • C07C29/04Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2 by hydration of carbon-to-carbon double bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/02Monohydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/10Monohydroxylic acyclic alcohols containing three carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/02Monohydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/12Monohydroxylic acyclic alcohols containing four carbon atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば原油採堀または−加工の際に
得られる標準状態で気体の炭化水素からアルコー
ルおよびエーテルを製造する方法に関する。これ
らのパラフイン系炭化水素を集め、精製しそして
運搬することには非常に費用が掛り、多大な経費
を必要とする。それ故に度々、多量のガスを単に
燃立たされているのである。本発明は、石油の加
工処理の際に得られるかゝるガス状の軽い炭化水
素をその場で、ガス状の該炭化水素を運搬するの
よりも長距離に渡つて容易に運搬できる価値ある
生成物に転化することが課題である。 ドイツ特許出願公開第2620011号および同第
2921576号明細書から、ブタンをメチル−第3−
ブチルエーテルに加工することが公知である。こ
の場合n−ブタンをイソブタン(2−メチル−プ
ロパン)に部分的にまたは完全に異性化しそして
n−ブタン/イソブタン−混合物を脱水素し、そ
の際にイソブテンの他にn−ブテンも生じる。次
に脱水素反応混合物を過剰のメチルアルコールで
エーテル化し、その際に脱水素段階で得られるイ
ソブテンがメチル−第3−ブチルエーテルに転化
する。エーテル化反応混合物からの過剰のメチル
アルコールを水と一緒にまたは共沸蒸留によつて
除く。これとは反対に、本発明に従えばプロパン
並びに場合によつては、n−ブタンの脱水素の際
に生ずるn−ブテンからC3−およびC4−アルコ
ールへの転化およびイソブテンでの、C3−およ
びC4−アルコールを基礎とするエーテルへの転
化を行なうべきであり、その際にメタンとエタン
から製造されるメチルアルコールにて1部のイソ
ブテンも公知の方法でメチル−第3−ブチルエー
テルに加工され得る。 この為に、本発明によれば、プロパンおよびブ
タンを含有する軽い炭化水素混合物からプロパン
−留分およびブタン留分を分離する。プロパンは
接触的に脱水素し、生じたプロペンを水と反応さ
せてイソプロピルアルコール(=プロパン−2−
オール)とする。ブタン留分中でn−ブタンを異
性化し、接触的に脱水素しそして脱水素反応混合
物中に含まれるイソブテンをプロパン留分から得
られるイソプロピルアルコールの少なくとも1部
分と反応させてイソプロピル−第3−ブチルエー
テルとする。プロペン水和化段階からの未反応炭
化水素並びにエーテル化段階からの未反応イソブ
タンを脱水素段階に戻す。 本発明の1つの実施形態によれば、イソプロピ
ルアルコールおよびイソプロピル−第3−ブチル
エーテルの他に第2−ブチルアルコール(ブタン
−2−オール)および第2−ブチル−第3−ブチ
ルエーテルも軽い炭化水素の混合物から得られ
る。この目的の為には、n−ブタンの1部分だけ
を異性化し、脱水素反応混合物中でブタジエン
を、ブテン−1からブテン−2への同時的転化下
に選択的に水素化しそして脱水素反応混合物中に
含まれるイソブテンの1部分を、戻された第2−
ブチルアルコールと反応させて第2−ブチル−第
3−ブチルエーテルとし、他方イソブテンの他の
部分を前記の如くイソプロピルアルコールと反応
させてイソプロピル−第3−ブチルエーテルに加
工する。第2−ブチルアルコールは、主としてブ
テン−2とブタンとを含有するエーテル化後の炭
化水素混合物のブテン−2と水とを反応させるこ
とによつて製造される。 本発明は、水含有アルコールとイソブテンとか
ら第3−ブチルアルコール(=2−メチル−プロ
パン−2−オール)を、特に、イソプロピルアル
コールおよびイソプロピル−第3−ブチルエーテ
ルおよび/または第2−ブチルアルコールおよび
第2−ブチル−第3−ブチルエーテルとの混合状
態で得ることも許容している。 最後に、本発明は、上記のアルコールやエーテ
ルの他にメチルアルコールおよびメチル−第3−
ブチルエーテルを得ることも許容している。この
目的の為にはプロパン留分およびブタン留分の他
に、メタンおよびエタンを含有する留分も原料と
して用いた炭化水素混合物から分離しそしてブタ
ンおよびプロパンの脱水素段階で生ずるメタン、
エタンおよびエテンの流れと一緒にする。この混
合物から、例えば40〜100barの圧力および210〜
300℃の温度のもとで水でリホーミングすること
によつて接触的にメチルアルコールを製造しそし
てこれを脱水素反応混合物中に含まれるイソブテ
ンの1部と反応させてメチル−第3−ブチルエー
テルを得る。 本発明の別の実施形態も、添付の図面の概略的
工程図を引用して方法を詳細に説明する以下の記
述から明らかである。図面は、ポンプ、熱交換器
および若干の蒸留塔の如き、理解するのに不必要
な部分を省いた本発明の方法の特に好ましい実施
形態を示している。 炭化水素混合物1を蒸留3によつてブタン、プ
ロパンおよび、メタンとエタンとを含有する留分
に分別する。n−ブタンからイソブタンへの異性
化6を、白金含有固定床触媒によつて水素の存在
下に150〜210℃の温度および15〜30barの圧力の
もとで公知の方法で行なう。圧力および温度に関
しての反応条件は、異性化平衡が出来るだけ達成
されるように全体的に調節する。 異性化反応器6を離れた、50%より多くがイソ
ブタンより成る反応混合物から水素および異性化
の際に生ずるメタン、エタンおよびプロパンを分
離し、C4−異性体を用いたブタン留分と一緒に
する。イソブタン/n−ブタン−混合物の1部
を、30〜100の段数を有する蒸留塔4中で7〜
14barの圧力および40〜80℃の温度のもとで精留
し、その結果ヘツドを通して集められたイソブタ
ン/n−ブタン−混合物は80〜98%のイソブタン
含有量を示す。蒸留塔4の溜部から引き出される
n−ブタンを異性化段階6に戻す。蒸留塔4のヘ
ツド生成物を、残留C4−異性体および用いたブ
タン留分の残りの部分と一緒にしそしてエーテル
化段階11,17および18から戻されるイソブ
タンおよび水和化段階22から戻される炭化水素
を脱水素段階7に供給する。 異性化および蒸留によつてn−ブタンを、生成
されるアルコールの全量をエステル化するのに化
学量論的に必要とされるような計算された量でイ
ソブタンに転化する。異性化および蒸留の後のブ
タン流のイソブタン含有量は40〜98重量%、殊に
55〜98重量%である。 プロパン流は、水和化段階10から戻されるプ
ロパンと一緒にしそして別の脱水素段階に供給す
ることができる。本発明の方法の特に有利な実施
形態においては、プロパン留分を水和化段階10
から戻される炭化水素と一緒にしそして本発明に
従つて製造されるブタン供給物と一緒に一般的な
脱水素段階7に供給する。 C4−およびC3−炭化水素の脱水素は固定床−
または流動床反応器中で公知のように接触的に且
つ選択的に実施する。脱水素温度は530〜700℃で
あり、圧力は0.2〜5bar、殊に0.3〜1.5barである。
脱水素触媒は一般に活性の酸化アルミニウムと、
浸漬によつてAl2O3に塗布された酸化クロムまた
は白金という付加物とより成る。 反応段階の間に生ずるコークス状物を、再生相
において空気を用いて焙焼し、焙焼の間に放出さ
れる熱をプロセス熱として回収する。脱水素反応
混合物を冷却しそして圧縮することによつて主と
してメタン、エタン、エチレンおよび水素を含有
するガス状物流および主としてプロパンおよびプ
ロペンを含有する液状物流およびブタン、ブタジ
エンおよびブテンを含有する液状物流に分離す
る。 ガス状物流から水素を精製装置8中で自体公知
の方法で充分に分離する。メタン、エタン、エテ
ンおよび残留水素をメタン含有留分およびエタン
含有留分と一緒にメチルアルコール生産装置5に
供給する。全水素に適当な用途がない場合には、
脱水素後の反応混合物のメタン含有留分とエタン
含有留分から、異性化−および水素化反応に必要
とされる程の量だけの水素を取り出す。残留水素
は脱水素排ガスと一緒にプロセス・エネルギー生
産の為に24の所から取り出す。 プロパンおよびブタンの共通の脱水素段階7の
ある本発明の方法の特別の実施形態に従つて実施
する場合には、C3−およびC4−炭化水素含有の
脱水素反応混合物を精留塔でプロパンおよびプロ
ペンを含有する流れと主としてブタン、ブテンお
よびブタジエンを含有する流れとに分離する。 全C4−炭化水素を含有する流れを選択的水素
化段階9および水素異性化段階に供給し、それに
よつてブタジエンを選択的にブテンに水素化しそ
して同時にブテン−1をブテン−2に転化する。
選択的に水素化および水素異性化は自体公知のよ
うに固定床反応器中で水素の存在下に接触的に実
施する。温度は20〜80℃、殊に30〜60℃であり、
圧力は1〜20bar、殊に1.5〜10barである。用い
る触媒は一般に例えば酸化アルミニウムまたは二
酸化珪素の如き担体と、白金、パラジウムまたは
ニツケルなる付加物とより構成されている。 水素濃度および供給速度は、ブタジエンが殆ん
ど完全に(反応混合物中のブタジエンの残留物含
有量が0.5重量%より少ない)転化しそしてブテ
ン−1が熱力学的平衡値に近い最大収率で、ブテ
ンをn−ブタンに出来るだけ僅かな量(10重量%
より少ない)しか水素化しないように、ブテン−
2に転化するように選択する。 この段階の目的は、エーテル化後にイソブタン
を、ブテンとn−ブタンとが塔の溜部に残るよう
に蒸留分離できることである。一方のイソブタン
ともう一方のn−ブタンおよびブテンとの沸点差
は非常に大きく、予め水素異性化によつてブテン
−1をブテン−2に転化しそしてイソブテンをエ
ーテル化によつて分離した場合には、イソブタン
を簡単に蒸留分離できる。本発明の方法の特別な
実施形態においては選択的水素化と水素異性化を
エーテル化の後に配置する。これは、C4−留分
のブタジエン含有量が2重量%より少ない場合に
特に択ばれる。何故ならば、この場合にはブタジ
エンから生ずる僅かな量の重合体物質がエーテル
化の際に認められる程の害を及ぼさないからであ
る。 本発明の方法に従つてイソプロピル−第3−ブ
チルエーテルだけ―場合によつてはメチル−第3
−ブチルエーテルも―を製造すべき場合には、選
択的水素化および水素異性化が無用である程にブ
テン含有量およびブタジエン含有量を低く調整す
る。 脱水素混合物から分離したプロペン含有C3
留分を水和化反応器10に供給し、そこで30〜
100bar、殊に40〜80barの圧力および100〜170
℃、殊に130〜160℃の温度でのプロペンと水とか
らの接触的合成によつてイソプロピルアルコール
を製造する。触媒としては酸性触媒、好ましくは
ジビニルベンゼンにて架橋したスルホニル化ポリ
スチレン樹脂より成る強酸性の陽イオン系イオン
交換体を用いる。 供給流中には、1モルのプロペン当り1〜20モ
ル、殊に3〜8モルの水を供給する。1の触
媒・1時間当りの流入量で表わされる空間速度
は0.3〜25、殊に0.5〜10である。この反応条件の
もとでは、用いたプロペンの10〜70%が反応して
イソプロピルアルコールおよびジ−イソプロピル
エーテルを形成する。 この反応混合物から蒸留によつてC3−炭化水
素を蒸留塔12のヘツドを通して分離し、その1
部の流れは水和化反応器10に戻しそして量的に
僅かな別の部分流を脱水素段階に戻す。イソプロ
ピルアルコール/水−混合物を、エーテル化物の
水洗で得られるイソプロピルアルコール/水−混
合物と一緒にしてもよくそして、場合によつては
蒸留によつてイソプロピルアルコールを濃縮した
後に、イソプロピルアルコール用の抽出剤として
適し、水と混和せず且つイソプロピルアルコール
から容易に分離できる有機溶剤と混合する。本発
明の特別の特徴は、本方法で得られるオレフイン
含有C3−流または特にC4−流をこの目的の為に
用いることである。 抽出混合物を有機相と水性相に分離した後に、
有機相は生じたイソプロピルアルコール量の40〜
95%とジ−イソプロピルエーテル量の80〜98%と
を含有している。有機相から蒸留によつて炭化水
素を分離しそして抽出段階15に戻す。溜部から
取り出したイソプロピルアルコールを、生じたジ
−イソプロピルエーテルも含めてエーテル化段階
17に戻す。 特に有利な実施形態においてはイソブテン含有
C4−留分を抽出15の為に用いる。この為に、
塔12の溜部から引き出した水/イソプロピルア
ルコール混合物1重量%をC4−留分1〜20重量
部と混合しそして抽出段階15に供給し、そこで
全混合物を水性相と有機相とに分離する。有機相
は抽出段階に供給されたイソプロピルアルコール
の20〜60重量%と僅かな量の水とを含有してい
る。このものから蒸留によつてイソブテン含有
C4−留分の1部を分離すると、残渣は僅かの水
の他にイソブテンとイソプロピルアルコールとを
エーテル化17に必要とされる化学量論的比で含
有している。イソプロピル−第3−ブチルエーテ
ルの他にイソプロピルアルコールも製造する場合
には、有機相を蒸留によつて完全にイソプロピル
アルコールとイソブテン含有C4−留分とに分離
しそしてイソプロピルアルコールを精留塔の溜部
から26の所から引き出す。イソプロピル−第3−
ブチルエーテルを製造する為のエーテル化段階に
は、この場合、イソプロピルアルコールの為の流
れとイソブテン含有のC4−留分の流れとして
別々に供給する。イソプロピルアルコールが濃縮
富化された水性相は水和化段階10に戻す。 抽出段階の分離効率を高める為に、塔12の溜
部から取り出したイソプロピルアルコール/水−
混合物から蒸留によつて最初に、イソプロピルア
ルコールが濃縮富化されたイソプロピルアルコー
ル/水−混合物を分離しそして前述の如くイソブ
テン含有C4−留分にて処理する。濃縮度は88重
量%までに成り得る。次にイソプロピルアルコー
ルの抽出分離の為に、イソプロパノールが濃縮富
化された水性混合物1重量部をイソブテン含有の
1〜5重量部のC4留分と混合しそして抽出段階
15に戻し、そこで水和化段階で生じたイソプロ
ピルアルコールを含有する有機相の70〜95重量%
を分離する。水を再び水和化段階に戻す。 本発明の方法の特別な実施形態においては、水
和化10の後に濃縮塔のヘツドを介して引き出さ
れたイソプロピルアルコール/水−混合物を直接
的にエーテル化段階17に戻しそして第3−ブチ
ルアルコール含有のエーテル/アルコール混合物
を製造しそして27の所から引き出してもよい。 イソブテンとイソプロピルアルコールとを接触
的にエーテル化し、その際にイソプロピルアルコ
ールを10〜100%、殊に50〜90%転化してイソプ
ロピル−第3−ブチルエーテル並びに僅かな量の
ジ−イソプロピルエーテルを形成する。第3−ブ
チルアルコールやトリメチロールペンテンは僅か
な量しか生じない。本発明者は、n−ブテンが転
化されずに未エーテル化のまゝエーテル化反応器
17を離れることを見出した。酸性触媒として
は、スルホン化した陽イオン系イオン交換樹脂、
特に好ましくはジビニルベンゼンにて架橋したス
ルホン化スチレンを基礎とする強酸性のイオン交
換体が役立つ。エーテル化は1段−または多段の
固定床反応器17中で20〜150℃、殊に30〜60℃
の温度および、イソブテンの液化に充分である圧
力、即ち4〜40bar、殊に8〜16barのもとで液
相中で実施する。イソプロパノールとイソブテン
とのモル比は1:0.5〜1:10、殊に1:1〜
1:3であり、1の触媒・1時間当りの導入量
で表わされる空間速度は0.3〜50、殊に1〜20
範囲内である。エーテル化反応器17を離れる流
れは主としてイソプロピル−第3−ブチルエーテ
ル、未反応イソブテン、イソプロピルアルコール
並びに場合によつてはブテンおよびブタンより組
成されている。 イソプロピル−第3−ブチルエーテルを分離す
る為に加圧蒸留塔19にこの混合物を供給する。
未反応のイソブテン含有C4−炭化水素を、イソ
ブテン総転化量を増す為にイソプロピルアルコー
ルのエーテル化段階17に戻してもよい。選択し
た実施形態においてメチル−第3−ブチルエーテ
ルもメチルアルコールのエーテル化によつて製造
する場合には、イソブテン含有の未反応C4−炭
化水素をメチルアルコールのエーテル化段階11
に供給するのが合目的である。 塔19の溜部からのエーテル/アルコール−混
合物は水での洗浄によつて水/アルコール−相と
エーテル相とに分離することができる。この目的
の為に1重量部のエーテル/アルコール混合物に
1〜20重量部の水、殊に5〜10重量部の水を加え
そして得られた全液体を15〜50℃、殊に20〜40℃
のもとで激しく混合する。エーテル相と水/アル
コール−相とへの分離は例えば混合−分離の原理
によつて行なう。分離したエーテル精製物は0.5
〜3重量%のトリメチルペンテン、1重量%より
少ないイソプロピルアルコール、1重量%より少
ないイソブテン、0.5重量%より少ない第3−ブ
チルアルコールおよび0.2重量%の水を含有して
いる。 水洗に必要とされる水は、その1部が抽出段階
15の循環水より成りそして他の部分が水和化に
必要とされる新鮮な水2より成る。水洗段階で生
じるイソプロピルアルコール含有の水性相を抽出
段階15に戻しそして水和化反応器10からの反
応混合物と一緒に前述の様に処理する。 特に有利な実施形態によつてエーテル/イソプ
ロピルアルコール−混合物を製造すべき場合に
は、イソプロピルアルコールを、未反応アルコー
ルの分離を省ける程に過剰のイソブテンにてエー
テル化する。次に、加圧塔19の溜部から27の所
にエーテル/アルコール−混合物を引き出す。 ドイツ特許出願公開第2535471号および同第
2620011号並びに米国特許第4046520号およびカナ
ダ特許第958213号の各明細書からイソプロピル−
第3−ブチルエーテルを製造することはそれ自体
公知である。反応の間、過剰のイソプロピルアル
コールが存在することおよび高温を条件とする上
記刊行物に開示された実施形態と相違して、前記
の有利な実施形態においては、可能な最高のイソ
プロピルアルコール転化率を達成しそして場合に
よつては未反応アルコールの分離および循環を省
略し得る為に、過剰のイソブテンにて且つより低
い温度で実施する。未反応イソプロピルアルコー
ルを水での処理によつて分離しそして水和化段階
に戻す前記実施形態にとつても、イソブテン過剰
および可能な最高のイソプロピル転化率にて実施
するのが経済的である。 本発明の方法の特別な実施形態においてはイソ
ブテン含有C4−留分を既に述べた酸性触媒の存
在下にイソプロピルアルコール/水−混合物と反
応させる。その際にイソプロピルアルコールはイ
ソブテンと10〜95%、殊に50〜90%、イソプロピ
ル−第3−ブチルエーテルの形成下に反応しそし
て水はイソブテンと80〜100%反応して第3−ブ
チルアルコールを形成する。供給したイソプロピ
ルアルコール/水−混合物は1〜50重量%の水を
含有していてもよく、特に共沸蒸留で生ずる−例
えば前記イソプロピルアルコールの濃縮段階に生
ずる―イソプロピルアルコール/水−混合物を用
いてもよい。 本発明者は、水の存在下でもn−ブテンが反応
しないことを見出した。更に驚ろくべきことに、
第3−ブチルアルコールがイソブテンとの平行反
応による反応生成物を生じないことも判つた。触
媒としては、前述の実施形態においても使用され
るスルホン化した強い酸性のイオン交換体が役立
ち得る。エーテル化は多段式固定床反応器中で20
〜150℃、殊に30〜80℃の温度およびイソブテン
の液化に充分な圧力、要するに4〜40bar、殊に
8〜16barのもとで行なう。イソプロピルアルコ
ールとイソブテンとのモル比は0.1:1〜1:10、
殊に1:0.7〜1:5の範囲内であり、水とイソ
ブテンとのモル比は1:1〜1:20、殊に1:
1.5〜1:10の範囲内であり、1の触媒・1時
間当りの供給量で表わされる空間速度は0.3〜
50、殊に1〜20である。エーテル/アルコール−
混合物を加圧下に蒸留することによつて、水を添
加せずにイソプロピルアルコールをエーテル化す
る前記実施形態の場合に記したように、自体戻さ
れる未反応炭化水素から分離する。 イソブテン含有C4−留分の別の流れを第2−
ブタノールにて接触的にエーテル化し18、その
際に第2−ブタノールを10〜100%、殊に50〜90
%転化して第2−ブチル−第3−ブチルエーテル
を形成する。n−ブテンは反応せず、反応器18
を未エーテル化のまゝで離れる。 触媒としては公知の酸性の陽イオン系イオン交
換樹脂が役立ち、最も有利なのはこの場合もジビ
ニルベンゼンで架橋したスルホン化ポリスチレン
樹脂である。液相中でのエーテル化は一般式また
は多段式固定床反応器中で20〜150℃、殊に30〜
60℃の温度およびイソブテンの液化に充分な圧
力、即ち4〜40bar、殊に8〜16barのもとで実
施する。イソブテンと第2−ブチルアルコールと
のモル比は0.5:1〜10:1、殊に1:1〜3:
1範囲内であり、1の触媒および1時間当り供
給量で表わされる空間速度は0.3〜50、殊に1
〜20の範囲内である。 エーテル化反応器18から離れる流れは実質的
に2−ブチル−第3−ブチルエーテル、未反応第
2−ブチルアルコール、イソプタン、イソブテ
ン、n−ブタンおよびブテン類より組成されてい
る。第2−ブチル−第3−ブチルエーテルを分離
する為にこの混合物を加圧蒸留塔16に供給し、
未反応イソブテン含有のC4−炭化水素をヘツド
から引き出し、第2−ブチルアルコールのエーテ
ル化段階18および場合によつてはメチルアルコ
ールのエーテル化段階11にイソブテン総転化率
を高める為に供給する。塔16の溜部からのエー
テル/アルコール−混合物を、イソプロピル−第
3−ブチルエーテルを製造する方法の場合に既に
記した様に、場合によつては水での洗浄によつて
水/アルコール−相とエーテル相とに分離する。
この目的の為に1重量部のエーテル/アルコール
−混合物に1〜20、殊に5〜10重量部の水を添加
しそしてその全部を15〜50℃、殊に20〜40℃のも
とで激しく混合する。分離されたエーテル精製物
は0.5〜5重量%のトリメチルペンテン類、1重
量%より少ないイソブテン、2重量%より少ない
第3−ブチルアルコールおよび0.2重量%より少
ない水を含有している。水洗に必要とされる水
は、その1部が抽出段階20の循環水より成りそ
して他の部分がブテンの水和化段階22に必要と
される新鮮な水2より成る。水洗段階から得られ
るアルコール含有の水性相を水和化段階22に戻
しそして水和化反応器からの反応混合物と一緒に
処理する。 特に有利な実施形態に従つてエーテル/アルコ
ール−混合物を製造するべき場合には、未反応の
第2−ブチルアルコールの分離を省くことができ
る程に過剰のイソブテンにてエーテル化する。次
に加圧塔16の溜部から29の所でエーテル/ア
ルコール−混合物を引き出す。 本発明の方法の特別な実施形態においては、イ
ソブテン含有C4−流を第2−ブチルアルコー
ル/水−混合物にて接触的にエーテル化し、その
際に第2−ブチルアルコールは第2−ブチル−第
3−ブチルエーテルの形成下に1〜95%、殊に50
〜90%転化しそして水は第3−ブチルアルコール
の形成下に50〜100%転化する。供給生成物とし
て用いた第2−ブチルアルコール/水−混合物は
1〜50重量%の水を含有していてもよく、特に共
沸蒸留の際に生ずる第2−ブチルアルコール/水
−混合物を用いてもよい。 本発明者は、水の存在下でもn−ブテンがエー
テル化の際に反応しないことを見出した。触媒と
しては、例えば前記の強い酸性のイオン交換樹脂
を使用することができ、最も有利なのはこの場合
もジビニルベンゼンにて架橋したスルホン化ポリ
スチレン樹脂である。反応は一段式−または多段
式固定床反応器中で20〜150℃、殊に30〜80℃の
温度およびイソブテン液化に充分な圧力、即ち4
〜40bar、殊に8〜16barのもとで行なう。第2
−ブチルアルコールとイソブテンとのモル比は
1:0.1〜1:10、殊に1:0.7〜1:5の範囲内
であり、水とイソブテンとのモル比は1:1〜
1:20、殊に1:1.5〜1:10の範囲内であり、
1の触媒および1時間当りの供給量で表わさ
れる空間速度は0.3〜50、殊に1〜20の範囲内で
ある。 エーテル/アルコール−混合物を加圧下に蒸留
することによつて、まだイソブテンを含有してい
る未反応炭化水素を分離し、これを場合によつて
は高い総転化率を達成する為にエーテル段階18
に戻すかまたはメチルアルコールのエーテル化段
階11を通す。 本発明の方法の別の特別な実施形態において
は、イソプロピル−第3−ブチルエーテル、第2
−ブチル−第3−ブチルエーテルおよびアルコー
ルを含有する混合物を、イソブテンまたはイソブ
テン含有C4−留分にてイソプロピルアルコール、
第2−ブチルアルコールおよび場合によつては水
を含有する混合物の共通的エーテル化反応によつ
て製造してもよい。本発明者は両方のエーテル化
反応の反応速度が殆んど等しいことを確認した。
このことは1段階でエーテル混合物を製造するこ
とを可能とする。反応条件および方法の特性は、
イソプロピルアルコールおよび第2−ブチルアル
コールあるいは相応するアルコール/水−混合物
をイソブテンにて別々にエーテル化する前述の実
施形態で記したのと同じである。 第2−ブチルアルコール/イソプロピルアルコ
ール−混合物のエーテル化の為には0.5:1〜
10:1、殊に1:1〜3:1のイソブテンと全ア
ルコール量とのモル比、20〜150℃、殊に30〜60
℃の温度および4〜40bar、殊に8〜16barの圧
力を選択する。1の触媒および1時間当りの供
給生成物量で表わされる空間速度は0.3〜50、
殊に1〜20である。第2−ブチルアルコール/イ
ソプロピルアルコール/水−混合物をエーテル化
する場合には、イソブテンと全アルコール量との
モル比は0.1:1〜10:1、殊に0.7:1〜5:1
であり、水とイソブテンとのモル比は1:1〜
1:20、殊に1:1.5〜1:10であり、温度は20
〜150℃、殊に30〜80℃でありそして圧力は4〜
40bar、殊に8〜16barである。1の触媒およ
び1時間当りの供給生成物量で表わされる空間
速度は0.3〜50、殊に1〜20の範囲内である。触
媒としてはアルコール混合物並びにアルコール/
水−混合物のエーテル化の為に既に記した酸性イ
オン交換樹脂を用いる。 イソブテン含有のC4−留分の別の部分流を、
場合によつてはイソプロピルアルコールおよび第
2−ブチルアルコールのエーテル化段階17,1
8からのC4−炭化水素流と一緒にしそしてその
中に含まれるイソブテンをメチルアルコールにて
接触的にエーテル化し、その際にイソブテンが殆
んど定量的にメチル−第3−ブチルエーテルに転
化する。触媒としては一般に、既に記した強い酸
性のスルホン化イオン交換樹脂を用いる。エーテ
ル化は同様に固定床反応器11中で液相中で実施
する。温度は30〜100℃、殊に60〜90℃の範囲内
であり、圧力は4〜24bar、殊に10〜20barであ
る。エーテル化の際には、イソブテンを出来るだ
け充分に転化する為に、メチルアルコールを過剰
に用いる。メチルアルコールとイソブテンとのモ
ル比は一般に1:1〜2:1、殊に1.1:1〜
1.5:1の範囲内である。エーテル化反応器11
を離れる流れは実質的にメチル−第3−ブチルエ
ーテル、イソブテン、n−ブタン、ブテン類およ
びメチルアルコールより組成されている。 メチル−第3−ブチルエーテルを分離する為に
この混合物を加圧蒸留塔13に供給し、そこで未
反応C4−炭化水素のn−ブタン、イソブテンお
よびブテンをヘツドから引き出しそして2番目の
蒸留塔23に供給し、そこでイソブテンを残りの
C4−炭化水素―n−ブタンおよびブテン―から
分離する。イソブタンを脱水素段階に戻し、溜部
から取り出したn−ブタン留分およびブテン留分
をブテン水和化段階22に供給する。最初の精留
塔13の溜部から取り出したメチルアルコール/
エーテル混合物を別の加圧蒸留塔14中で蒸留
し、その際にエーテル/メチルアルコール−共沸
混合物はヘツドを通して導びきそしてエーテル化
段階11に戻し、他方、溜部からはメチル−第3
−ブチルエーテルを30の所から引き出す。この
場合にも、アルコール/エーテル混合物を製造す
るべき場合には、蒸留して純粋なメチル−第3−
ブチルエーテルにまでする必要がない。 本発明の方法の特に有利な実施形態によれば、
イソブテン含有C4−炭化水素混合物を、メチル
アルコールでエーテル化する。このメチルアルコ
ールは、軽い炭化水素を水蒸気でリホーミングし
そして40〜100barの圧力、210〜300℃の温度の
もとで接触的に合成することによつて製造され
る。メチルアルコール合成の為の原料としては、
石油採堀および石油加工の際に生ずる軽い炭化水
素のメタン含有留分およびエタン含有留分を使用
する。本方法の範囲内でメチルアルコールも製造
するべき場合には、このものを25の所から引き
出す。 メチルアルコールのエーテル化の後に分離し
た、n−ブテンおよびn−ブタン含有のC4−留
分をブテン水和化段階22に供給し、そこでブテ
ンと水とから20〜80barの圧力、100〜170℃の温
度、殊に30〜60barおよび120〜160℃のもとで接
触的に合成することによつて第2−ブチルアルコ
ールを製造する。触媒としては、プロペンの水和
化反応の際にも用いるものと同じ強い酸性のイオ
ン交換体である。供給流中には1モルのブテン当
り2〜10モル、殊に3〜6モルの水が加えられて
いる。1時間および1の触媒当り供給物量で
表わされる空間速度は0.2〜15、殊に0.5〜5であ
る。この反応条件のもとで、用いたn−ブテンの
5〜35%を第2−ブチルアルコールおよび痕跡量
のジ−第2−ブチルエーテルの形成下に転化す
る。この反応混合物から蒸留によつてC4−炭化
水素を、塔21のヘツドを通して分離しそして1
部の流れを水和化反応器22に戻し、少ない部分
を脱水素段階7に戻す。エーテル化段階18の水
洗手段中に集められた第2−ブチルアルコール/
水−混合物と場合によつては一緒にされる第2−
ブチルアルコール/水−混合物を、場合によつて
は第2−ブチルアルコールの蒸留濃縮の後に、第
2−ブチルアルコール用抽出剤として適し、水と
混合せずそして第2−ブチルアルコールから容易
に分離できる有機溶剤と混合する。本発明の特別
な実施形態によれば、この為に、本方法において
得られるn−ブテンまたはイソブテン含有のC4
−流の一つを使用する。抽出混合物を有機相およ
び水性相に分離した後に、有機相は生じた第2−
ブチルアルコール量の50〜98%およびジ−第2−
ブチルエーテル量の90〜98%を含有している。有
機相から蒸留によつてC4−炭化水素を分離しそ
して抽出段階20に戻す。蒸留の溜部から取り出
した第2−ブチルアルコールを、生じたジ−第2
−ブチルエーテルを含めてエーテル化段階18に
供給する。 特に有利な実施形態においては、抽出20の為
にイソブテン含有C4−留分を用いる。この目的
の為に、塔21の溜部から引き出した1重量部の
水/第2−ブチルアルコール−混合物を2〜10重
量部のC4−留分と混合しそして抽出段階20に
供給し、そこでこの全混合物を水性相と有機相と
に分離する。有機相は抽出段階に供給した第2−
ブチルアルコールの50〜80重量%と僅かな量の水
とを含有している。蒸留によつて第2−ブチルア
ルコールとイソブテン含有C4−留分とから成る
僅かな量の水を含有する混合物を分離する。この
混合物はイソブテンと第2−ブチルアルコールと
をエーテル化18に必要とされる化学量論量で含
有している。第2−ブチル−第3−ブチルエーテ
ルの他に第2−ブチルアルコールも製造するべき
場合には、有機相を蒸留によつて第2−ブチルア
ルコールとイソブテン含有C4−留分とに完全に
分離しそして第2−ブチルアルコールを精留塔の
溜部から28の所で取り出す。第2−ブチル−第
3−ブチルエーテルを製造する為のエーテル化段
階には、この場合には、第2−ブチルアルコール
流とイソブテン含有C4−留分流との別々の流れ
で供給する。抽出段階で分離され、第2−ブチル
アルコールが濃縮富化された水性相を、水和化段
階22に戻す。 抽出段階の分離効率を高める為に、塔21の溜
部から引き出した第2−ブチルアルコール/水−
混合物から蒸留によつて最初に、第2−ブチルア
ルコールが濃縮富化されている第2−ブチルアル
コール/水−混合物を分離しそして前述の如くイ
ソブテン含有C4−留分にて処理してもよい。濃
縮度は80重量%までであり得る。次に、第2−ブ
チルアルコールを抽出分離する為に、第2−ブチ
ルアルコールが濃縮富化された1重量部の水性混
合物を0.5〜5重量部のイソブテン含有C4−留分
と混合しそして抽出段階20に供給し、そこで水
和化段階で生じた第2−ブチルアルコールの80〜
98重量%を含有する有機相を分離する。水は再び
水和化段階に戻す。イソブテン含有C4−留分の
代りにブテン水和化段階22の為の抽出剤として
供給物からのイソブテン不含の、ブテン−2およ
びn−ブタン含有C4−留分を用いることもでき
る。 最後に、本発明の方法の別の実施形態において
は、水和化段階22の後に濃縮塔のヘツドを通し
て引き出された第2−ブチルアルコール/水−混
合物を直接的にエーテル化段階18に供給しそし
て第2−ブチルアルコール含有エーテル/アルコ
ール−混合物を製造してもよく、この混合物は2
9の所から取り出すことができる。 実施例 1 イソブテンおよびイソプロピルアルコールを
1.3:1のモル比で60℃の温度およびイソブテン
の蒸気圧以上の圧−その結果イソブテンは液体と
して存在する−、即ち16barのもとで反応させ
る。反応器として内径と長さとの比が1:30の細
長い管状反応器を用いそして触媒としては強い酸
性のイオン交換樹脂〔市販品:レパヴツト
(Lewawit)SRC118〕を用いる。触媒を充填し
た反応器に1時間および1重量部の乾燥触媒当り
に2.2重量部の上記のイソプロピルアルコール/
イソブテン−混合物を供給する。上記温度に調整
する為に、適当な予備加熱手段を用いる。反応の
際に放出される熱は冷却器を通して除く。反応混
合物から蒸留によつて未反応イソブテンを充分に
除く。該反応混合物は第1表中の実施例1aに記
載の組成を有している。 イソプロピルアルコールの転化率は64.2%で、
イソプロピル−第3−ブチルエーテルの収率は用
いたイソプロピルアルコールに対して62モル%で
ある。上記組成の安定化相はイソプロピルアルコ
ールのそれぞれ3倍量の水で2回洗浄することに
よつて充分に除かれる。この水での洗浄の後に得
られるエーテル相は第1表中の実施例1bに記載
の組成を有している。 実施例 2 イソブテンおよびイソプロピルアルコールを
1.5:1のモル比で40℃の温度のもとで強酸性の
イオン交換樹脂〔市販品:アムバーリスト
(Amberlyst)15〕にて反応させる。触媒を充填
された反応器に、1時間および1重量部の乾燥触
媒当り5.2重量部の上記イソプロピルアルコー
ル/イソブテン−混合物を供給する。他の条件は
実施例1に記載されたものに相当する。反応混合
物から蒸留によつて未反応イソブテンを充分に除
く。該反応混合物は第1表に記した組成を有して
いる。 実施例 3 0.98モルの水および1.75モルのイソプロピルア
ルコールを含有する混合物を、イソブテンと、
水:イソプロピルアルコール:イソブテンのモル
比0.98:1.75:2.60にて50℃のもとで反応させる。
触媒を充填した反応器に、1時間および1重量部
の乾燥触媒当りに3.8重量部の、水、イソプロピ
ルアルコールおよびイソブテンより成る上記混合
物を供給する。残りの条件は実施例1に記載のも
のに相当する。第1表に記載の組成の反応混合物
から蒸留によつて未反応イソブテンを充分に除
く。
【表】 実施例 4 第2表、第1欄に記載のイソブテン含有炭化水
素混合物を、イソプロピルアルコールと第2−ブ
チルアルコールとより成る混合物と40℃の温度の
もとで反応させ、その際にイソブテン:イソプロ
ピルアルコール:第2−ブチルアルコールのモル
比が1.5:0.5:0.5であるような量でイソブテンを
含有する炭化水素留分を使用する。触媒〔市販
品:レバヴイツト(Lewawit)SPC 118〕を充
填した反応器に、1時間および1重量部の乾燥触
媒当りに5重量部の、炭化水素留分、イソプロピ
ルアルコールおよび第2−ブチルアルコールを含
有する混合物を供給する。その他の条件は実施例
1に記載のものに相当する。反応最終混合物から
蒸留によつて未反応炭化水素を充分に除く。この
最終混合物は第2表の第2欄に記載の組成を有し
ている。未反応炭化水素の組成は第2表の第3欄
に示す。
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施形態の1つを概略的に示
す工程図であり、図中の記号は以下を意味する: 1……炭化水素混合物、2……水、3,4,
8,12,13,14,16,19,21および
23……蒸留塔、5……エチルアルコール生産装
置、6……異性化反応器、7……脱水素反応器、
9……水素化反応器、10およぴ22……水和化
反応器、11,17および18……エーテル化反
応器、15および20……抽出装置、24,2
5,26,28,29,および30……導出口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロパンおよびブタンを含有する軽い炭化水
    素の混合物からイソプロピル−アルコールおよび
    イソプロピル−第3−ブチルエーテルを製造する
    に当たつて、プロパン留分およびブタン留分を分
    離し、n−ブタンを異性化し、ブタンおよびプロ
    パンを接触的に脱水素し、プロペンと水とを反応
    させイソプロピルアルコールとしそしてこれの少
    なくとも1部分を脱水素反応混合物中に含まれる
    イソブテンにてエーテル化してイソプロピル−第
    3−ブチルエーテルを形成し、他方、プロペンの
    水和化段階からの未反応炭化水素並びにエーテル
    化段階からの未反応イソブタンを脱水素段階に戻
    すことを特徴とする、上記アルコールおよびエー
    テルの製造方法。 2 プロパン留分をブタン留分と一緒に脱水素し
    そして得られる脱水素反応混合物を再びC3−留
    分とC4−留分とに分離する特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3 イソプロピルアルコールと液状イソブテンと
    から酸性触媒の存在下に20〜150℃、殊に30〜60
    ℃の温度のもとでイソプロピル−第3−ブチルエ
    ーテルを製造し、その際に1モルのイソプロピル
    アルコールに対して0.5〜10、殊に1〜3モルの
    イソブテンを用いる特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の方法。 4 エーテル化反応混合物を水で処理することに
    よつて未反応イソプロピルアルコールを分離する
    特許請求の範囲第1〜3項の何れか一つに記載の
    方法。 5 イソプロピルアルコール/水−混合物を酸性
    触媒の存在下に20〜150℃、殊に30〜80℃の温度
    のもとで液状イソブテンと反応させて第3−ブチ
    ルアルコールおよびイソプロピル−第3−ブチル
    エーテルとし、その際に1モルの水に対して1〜
    20モルのイソブテンがそして1モルのイソプロピ
    ルアルコールに対して0.1〜10モルのイソブテン
    が用いられるようなイソブテン量を選択する特許
    請求の範囲第1〜4項の何れか一つに記載の方
    法。 6 水和化段階の反応混合物から精留によつてイ
    ソプロピルアルコール/水−混合物を分離し、こ
    のものからイソブテン含有C4−留分にて処理す
    ることによつてイソプロピルアルコールを抽出
    し、これからイソプロピルアルコールおよびイソ
    ブテンおよび場合によつは水を含有する混合物を
    留去しそしてエーテル化段階に供給し、他方イソ
    プロピルアルコールが除かれたC4−留分を抽出
    段階に戻しそして抽出段階からの水性相を水和化
    段階に戻す特許請求の範囲第1〜5項の何れか一
    つに記載の方法。 7 ブタン留分の異性化生成物をn−ブタン留分
    とイソブタン留分とに分離し、n−ブタン留分を
    異性化段階に戻し、エーテル化の後に戻されるイ
    ソブタンを含め且つ水和化段階から戻される炭化
    水素を含めたイソブタン留分を脱水素する特許請
    求の範囲第1〜6項の何れか一つに記載の方法。
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