JPH0483923A - ビスカスカップリング - Google Patents

ビスカスカップリング

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JPH0483923A
JPH0483923A JP19764690A JP19764690A JPH0483923A JP H0483923 A JPH0483923 A JP H0483923A JP 19764690 A JP19764690 A JP 19764690A JP 19764690 A JP19764690 A JP 19764690A JP H0483923 A JPH0483923 A JP H0483923A
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JP
Japan
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transmission member
members
transmission
plate
working chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP19764690A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Onoue
暁暢 尾上
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は、粘性流体を介してトルク伝達を行うビスカ
スカップリングに関する。
(従来の技術) 実開昭63−27727号公報に「粘性流体継手」 (
ビスカスカップリング)が記載されている。又、第4図
に従来のビスカスカップリングを示す。これらが示すよ
うに、ビスカスカップリングは作動中で粘性流体の剪断
抵抗によりプレートとプレートとの間でトルク伝達を行
う。作動室はハウジング側部材とハブ側部材との間に形
成されている。
(発明が解決しようとする課!り プレートを作動室内に組付けるために上記のビスカスカ
ップリングはハウジング本体とその側壁とを別体にし、
プレートの組付は後側壁をハウジングの本体に溶接して
いる。前者は一方の側壁が別体にされ、後者は両方・・
の側壁201.203が別体にされている。
従って、前者はハウジング本体と側壁とハブの3部材か
ら作動室が構成されている。後者は側壁201.203
とハウジング円筒部205とハブ207の4部材から作
動室209が構成され溶接は側壁201,203と円筒
部205との21所で行われる。
このように従来は構成部材の点数が多くこれに溶接が加
わって、加工工数と組付は工数が多い。
又、作動室は内圧が高くなっているから溶接箇所の強度
不足が問題になることがある。
そこで、この発明は、部材の点数と加工工数と組付は工
数とを低減し溶接箇所をなくしたビスカスカップリング
の提供を目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明のビスカスカップリングは、粘性流体が封入さ
れた作動室と、この作動室の軸方向一側の側壁部とハウ
ジング部とを一体に有する第1の伝達部材と、第1の伝
達部材との間で作動室を形成すると共に作動室の軸方向
他側の側壁部とハブ部とを一体に有する第2の伝達部材
と、作動室内で交互配置され前記ハウジング部とハブ部
とに各別に連結された複数のプレートとを備え、第1と
第2の伝達部材を互いに軸方向差し込み組立て可能にし
たことを特徴とする。
(作用) ハウジング部と一側の側壁部とを一体に有する第1の伝
達部材と、第1の伝達部材との間で作動室を形成すると
共にハブ部と他側の側壁部とを一体に有する第2の伝達
部材とを軸方向に差込み組立て可能に構成した。
このように、作動室は2部材(第1と第2の伝達部材)
によって形成され、従来例より部材の点数が少ない。又
、溶接箇所がないから溶接による強度不足の問題がない
ビスカスカップリングの組立ては、例えばプレートを交
互配置した状態で一方のプレートを第1の伝達部材に連
結し、この状態で第2の伝達部材を他方のプレートを連
結しなが第1の伝達部材に対して軸方向に差し込んで行
う。
(実施例) 第1図と第3図により第1実施例の説明をする。第3図
はこの実施例を用いた四輪駆動車の動力系を示す。前後
の方向はこの車両の前後の方向であり、第1図の左方は
この車両の前方(第3図の上方)に相当する。
先ず、第3図により動力系の構成を説明する。
この動力系は、エンジン1、トランスミッション3、フ
ロントデフ5(前輪側のデファレンシャル装置)、前車
軸7,9、左右の前輪11.1B、トランスファ15、
この実施例のビスカスカップリング17、プロペラシャ
フト19、リヤデフ21(後輪側のデファレンシャル装
置)、後車軸23.25、左右の後輪27.29などか
ら構成されている。
次に、第1図と第3図によりビスカスカップリング17
の説明をする。
第1の伝達部材31と第2の伝達部材33は互いの間に
形成された軸支部35.37により相対回転自在に配置
されている。第1の伝達部材31は一体に形成されたハ
ウジング部39と後側の側壁部41とを有し、第2の伝
達部材33は一体形成されたハブ部43と前側の側壁部
45とを有している。
第1の伝達部材31と第2の伝達部材33との間にはベ
アリング47が配置され、伝達部材31と伝達部材33
にはベアリング47を介して互いの前後方向の動きを規
制する止め輪49.51が装着されている。第1の伝達
部材31はボルト穴53によりプロペラシャフト19側
にフランジ連結されている。第2の伝達部材33はスプ
ライン55によりトランスファ15の出力軸57に連結
され、エンジン1からの駆動力により回転駆動される。
第1と第2の伝達部材31.33の間には高粘度のシリ
コンオイルが封入された作動室59が形成され、この作
動室は軸支部35.37に配置されたXリング61.6
3 (断面がX字状のシール)により液密に保たれてい
る。なお、軸支部37は側壁部41に一体形成された円
筒部65とハブ部43との間に形成されている。
作動室59の内部では、外側のプレート67と内側のプ
レート69とが交互配置されており、プレート67はハ
ウジング部39にスプライン連結され、プレート69は
ハブ部43にスプライン又はラグにより連結されている
。プレート67の間にはスペーサリング71が配置され
ている。
エンジン1からの駆動力による第2の伝達部材33の回
転は、シリコンオイルの剪断抵抗により、プレート6つ
からプレート67に伝達されてMlの伝達部材31を回
転させ、後輪側へ伝達される。
このとき、各伝達部材33.31の間の回転差が大きい
程作動制限力と伝達トルクが大きく、回転差が小さい程
作動制限力と伝達トルクが小さくなる。作動室5つ内の
圧力上昇による第2の伝達部材33の前方への移動はベ
アリング47を介して止め輪49により規制される。
上記のように、作動室59は2部材(第]と第2の伝達
部材31.33)で構成され、従来例と較べて部材の点
数が低減され溶接も不要である。
従って加工や組立ての工数がそれだけ低減される。
又、溶接箇所がないことにより作動室59の内圧上昇に
対して充分な強度か保たれる。又、伝達部材31.33
の軸支部35.37は軸方向にストレートに形成されて
おり、互いに軸方向から差し込むだけで組立てることが
可能である。
ビスカスカップリング17の組立ては次のように行う。
例えば、プレート67をスペーサリング71とプレート
69とを間に配置した状態で第1の伝達部材31にスプ
ライン連結する。次に第2の伝達部材33をプレート6
9をスプライン又はラグ等により連結しながら、第1の
伝達部材31に軸方向に差し込み軸支部35.37を係
合させて組立てる。
こうして、ビスカスカップリング17が構成されている
次に、ビスカスカップリング17の機能を第3図の車両
の動力性能に即して説明する。
エンジン1の回転はトランスミッション3がらフロント
デフ5を介して左右の前輪11.13に分割出力される
と共に、。トランスファ15、ビスカスカップリング1
7、プロペラシャフト19からリヤデフ21を介して左
右の後輪27.29に分割出力される。
良路走行中のように前後輪間(ビスカスカップリング1
7)の回転差が小さい状態では、後輪27.29側はほ
とんど駆動力が伝達されず、車両は実質的に前輪駆動状
態になり、燃費が向上する。
悪路などで前輪11.13が空転し前後輪間の回転差が
大きくなると、ビスカスカップリング17を介して後輪
27.29に大きな駆動力が送られ、走破性が向上する
前後輪間の小さい回転差はビスカスカップリング17に
より吸収されるから、車両は円滑な旋回が行えると共に
車庫入れなどの際のタイトコーナーブレーキング現象が
防止される。
次に第2図と第3図により第2実施例の説明をする。第
2図はこの実施例を用いた動力伝達装置73を示す。こ
の動力伝達装置[73は第3図の車両において上記ビス
カスカップリング17と同じ箇所に配置される。第2図
の左方は例えば第3図の車両の前方に相当する。
第1と第2の伝達部材75.77は互いの間に形成され
た軸支部79.81により相対回転自在に配置されてい
る。第1の伝達部材75は一体に形成されたハブ部83
と後側の側壁部85とを有し、第2の伝達部材77は一
体に形成されたハウジング部87と前側の側壁部89と
を有している。
第1の伝達部材75はボルト穴91によりプロペラシャ
フト19側にフランジ連結されている。
第2の伝達部77はスプライン93によりトランスファ
15の出力軸57に連結され、エンジン1からの駆動力
により回転駆動される。
第1と第2の伝達部材75.77の間には高粘度のシリ
コンオイルが封入された作動室95が形成され、この作
動室95は軸支部79.81に配置されたXリング97
.99により液密に保たれている。軸支部79は側壁部
85と一体の円筒部101及びハウジング部87との間
に形成され、軸支部81は側壁部8つと一体の円筒部1
03及びハブ部83との間に形成されている。
作動室95の内部では外側のプレート105と内側のプ
レート107が交互に配置されており、プレート105
はハウジング部87にスプライン連結され、プレート1
07はハブ部83にスプライン又はラグ等によって連結
されている。プレート105の間にはスペーサリング1
09が配置されている。
エンジン1からの駆動力による第2の伝達部材77の回
転は、シリコンオイルの剪断抵抗により、プレート10
7からプレート105に伝達されて第1の伝達部材75
を回転させ、後輪側へ伝達される。このとき、各伝達部
材77.75の間の回転差が大きい程作動制限カと伝達
トルクとが太ききく、回転差が小さい程差動制限カと伝
達トルクとが小さくなる。こうして、ビスカスカップリ
ング111が構成されている。
伝達部材75の円筒部101の前端にはクラッチハウジ
ング113がボルト115で固定されている。このハウ
ジング113には外側の摩擦板117が連結され、回転
部材77の円筒部103にはこの摩擦板117と交互配
置された内側の摩擦板119が連結され、伝達部材75
と伝達部材77とを連結する多板クラッチ121が構成
されている。
この多板クラッチ121は、ビスカスカップリング11
1が作動し作動室95の内圧が上昇するとこの圧力によ
り側壁部8つとハウジング113の側壁部123との間
で押圧されて締結される。
作動室95の内圧は伝達部材75.77間の回転差が大
きい程高圧になり多板クラッチ121の締結力が大きく
なるから、伝達部材75.77間(前後輪間)の差動制
限力はこれらの回転差が大きい程ビスカスカップリング
111の差動制限力に多板クラッチ121の差動制限力
が加算されて急激に増大する。又、多板クラッチ121
は板バネ125の予圧により常時緩やかな締結状態にあ
る。
こうして、動力伝達装置73が構成されている。
上記このように、作動室95は2部材(第1と第2の伝
達部材75.77)で構成され、従来例より部材の点数
が低減され溶接が不要である。従って、加工や組立ての
工数がそれたけ低減される。
又、溶接箇所がないことにより作動室95の内圧上昇に
対しても充分な強度が保たれる。又、軸支部79.81
は軸方向ストレートに形成されており互いに軸方向から
差し込むだけで組立てることができる。
動力伝達装置73の組付けは例えば次のように行う。先
ず、プレート105をスペーサリング10つとプレート
107とを間に配置した状態で第2の伝達部材77のハ
ウジング部87にスプライン連結する。次に、第1伝達
部材75を、ハブ部83にプレート107をスプライン
又はラグ等により連結すると共に軸支部79.81を係
合させながら、第2の伝達部材77に軸方向から差し込
む。その後、多板クラッチ121とクラッチング1 ’
13を組付はリング113をボルト115で伝達部材7
5に固定する。
動力伝達装置73は、上記のように、ビスカスカップリ
ング111に差動回転が生じるときの差動制限力が大き
い。従って、第3図の車両において、前輪11.13が
空転したとき後輪27,29側へ送られる駆動力が大き
いから、走破性が著しく向上する。又、板バネ125に
よる多板クラッチ121の差動制限力により前後輪間の
差動が常時制限されるから車両の直進性が向上する。
なお、この発明において各軸支部の形成は軸方向ストレ
ートに限らない。例えば、差し込み方向に段差が広がる
階段状であってもよい。
[発明の効果] この発明のビスカスカップリングは、ハウジング部と側
壁部の一側を一体にした第1の伝達部材及びハブ部と側
壁部の他側を一体にした第2の伝達部材を軸方向差し込
み組立て可能に構成して部材の点数を低減し溶接箇所を
なくしたから、加工及び組立ての工数が低減し強度が上
昇した。
【図面の簡単な説明】
m1図は第1実施例の断面図、第2図は第2実施例を示
す断面図、第3図は各実施例を用いた車両の動力系を示
すスケルトン機構図、第4図は従来例の断面図である。 31.75・・・第1の伝達部材 33゜ 39゜ 43゜ 59゜ 67゜ 77・・・第2の伝達部材 87・・・ハウジング部 83・・・ハブ部 95・・・作動室 69.105,107・・・プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粘性流体が封入された作動室と、この作動室の軸方向一
    側の側壁部とハウジング部とを一体に有する第1の伝達
    部材と、第1の伝達部材との間で作動室を形成すると共
    に作動室の軸方向他側の側壁部とハブ部とを一体に有す
    る第2の伝達部材と、作動室内で交互配置され前記ハウ
    ジング部とハブ部とに各別に連結された複数のプレート
    とを備え、第1と第2の伝達部材を互いに軸方向差し込
    み組立て可能にしたことを特徴とするビスカスカップリ
    ング。
JP19764690A 1990-07-27 1990-07-27 ビスカスカップリング Pending JPH0483923A (ja)

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