JPH0482942A - 検反装置 - Google Patents
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- JPH0482942A JPH0482942A JP18828990A JP18828990A JPH0482942A JP H0482942 A JPH0482942 A JP H0482942A JP 18828990 A JP18828990 A JP 18828990A JP 18828990 A JP18828990 A JP 18828990A JP H0482942 A JPH0482942 A JP H0482942A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
- G01N21/89—Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
- G01N21/892—Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles characterised by the flaw, defect or object feature examined
- G01N21/898—Irregularities in textured or patterned surfaces, e.g. textiles, wood
- G01N21/8983—Irregularities in textured or patterned surfaces, e.g. textiles, wood for testing textile webs, i.e. woven material
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- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03J—AUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は織布における傷の有無を検出する装置に関する
ものである。
ものである。
[従来の技術1
織布上の傷の有無を探る方式としては織布に光を当て、
その反射光あるいは透過光を電気信号に変換すると共に
、この変換電気信号の変化に基づいて傷の有無を判別す
るものが特公昭53−4156号公報、特開昭53−4
5484号公報及び特開昭53−111185号公報に
開示されている。
その反射光あるいは透過光を電気信号に変換すると共に
、この変換電気信号の変化に基づいて傷の有無を判別す
るものが特公昭53−4156号公報、特開昭53−4
5484号公報及び特開昭53−111185号公報に
開示されている。
特公昭53−4156号公報では変換電気信号の高周波
及び低周波のノイズを除いた後にコンパレータに通すと
共に、コンパレータから出力される矩形波を積分回路に
通し、積分回路から出力されるのこぎり波としきい値と
を比較するようになっている。しきい値を越えるのこぎ
り波があれば傷有りの判別が行われる。この検出方式で
は変換電気信号が糸密度に応じた周期性を持つことを前
提としており、この周期性を利用して織布上の傷有無の
検出が図られている。この周期性は特開昭53−111
185号公報の検反方式でも利用されている。
及び低周波のノイズを除いた後にコンパレータに通すと
共に、コンパレータから出力される矩形波を積分回路に
通し、積分回路から出力されるのこぎり波としきい値と
を比較するようになっている。しきい値を越えるのこぎ
り波があれば傷有りの判別が行われる。この検出方式で
は変換電気信号が糸密度に応じた周期性を持つことを前
提としており、この周期性を利用して織布上の傷有無の
検出が図られている。この周期性は特開昭53−111
185号公報の検反方式でも利用されている。
特開昭53i5484号公報では織布に当てられる光の
スポット形状を糸方向に長い長方形状とし、これにより
ノイズ成分を平均化して検出感度の向上が図られている
。
スポット形状を糸方向に長い長方形状とし、これにより
ノイズ成分を平均化して検出感度の向上が図られている
。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、織布の曲がり、皺、糸の曲がり、糸の太
さむらあるいは糸密度むら等の原因により特公昭53−
4156号公報及び特開昭53−111185号公報で
言うように変換電気信号の変化が糸密度に必ずしも対応
はしていない。織布の曲がり、皺、糸の曲がり、糸の太
さむらあるいは糸密度むらがあれば発生ノイズが大きく
なり、誤検出が避けられない。
さむらあるいは糸密度むら等の原因により特公昭53−
4156号公報及び特開昭53−111185号公報で
言うように変換電気信号の変化が糸密度に必ずしも対応
はしていない。織布の曲がり、皺、糸の曲がり、糸の太
さむらあるいは糸密度むらがあれば発生ノイズが大きく
なり、誤検出が避けられない。
特開昭53−5484号公報では織布の曲がり、皺、糸
の曲がり、糸の太さむらあるいは糸密度むらの影響を取
り除いてノイズ発生を抑制しようとするものである。し
かしながら、長方形状の縦横方向の分解能が異なるため
に特定方向の分解能が低下してしまい、この低下方向に
沿って発生する傷については検出能力が低下する。さら
に布表面には糸の交錯による凹凸があるため反射(透過
)特性が複雑となり、長方形スポットによりノイズ低減
がなされない場合や傷検出が十分に行われない場合もあ
り得る。
の曲がり、糸の太さむらあるいは糸密度むらの影響を取
り除いてノイズ発生を抑制しようとするものである。し
かしながら、長方形状の縦横方向の分解能が異なるため
に特定方向の分解能が低下してしまい、この低下方向に
沿って発生する傷については検出能力が低下する。さら
に布表面には糸の交錯による凹凸があるため反射(透過
)特性が複雑となり、長方形スポットによりノイズ低減
がなされない場合や傷検出が十分に行われない場合もあ
り得る。
本発明は織布の曲がり、皺、糸の曲がり、糸の太さむら
あるいは糸密度むらの影響を回避して高精度の検反性能
を達成し得る検反装置を提供することを目的とするもの
である。
あるいは糸密度むらの影響を回避して高精度の検反性能
を達成し得る検反装置を提供することを目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段]
そのために本発明では、織布上に該織布の糸ピッチを考
慮した幅の走査光を投射する投光手段と、前記走査光の
反射光あるいは通過光を電気信号に変換する受光手段と
、前記織布の糸ピッチと該織布を構成する凹凸の周期性
とを考慮した特定範囲における前記受光手段からの出力
信号を平均化すると共に、この平均化信号を出力する平
均化手段と、前記平均化信号に基づいて織布上の傷の有
無を判別する判別手段とにより検反装置を構成した。
慮した幅の走査光を投射する投光手段と、前記走査光の
反射光あるいは通過光を電気信号に変換する受光手段と
、前記織布の糸ピッチと該織布を構成する凹凸の周期性
とを考慮した特定範囲における前記受光手段からの出力
信号を平均化すると共に、この平均化信号を出力する平
均化手段と、前記平均化信号に基づいて織布上の傷の有
無を判別する判別手段とにより検反装置を構成した。
[作用]
走査光は織布上を例えば緯糸方向に複数回走り、その走
査線位置が経糸方向に一定ピッチで相対的に移行してゆ
く。平均化手段における平均化とは所定の走査回数毎に
各走査の変換電気信号を加算した後、所定の走査回数で
割るか、あるいは前記変換電気信号をただ単に加算する
ことを意味しており、平均化手段はこの平均化された信
号を判別手段に出力する。この走査回数分の経糸方向の
特定範囲は原理的に2倍以上であることが好ましく、こ
れにより傷有無判別を行なう上で必要な緯糸2本が常に
この特定範囲に包含される。さらに、走査光の幅は糸ピ
ッチ程度以下とすれば、さらに好ましくは糸ピッチの1
/2程度以下とすれば、織布の傷に対して充分に小さく
、分解能が高く、また前記特定範囲における走査回数は
2回あるいは4回程度以上となり、織布を構成する糸の
凹凸の周期性によって前記の平均化された信号はノイズ
の少ないものとなる。判別手段はこの平均化信号に基づ
いて傷有無の判別を行なう。
査線位置が経糸方向に一定ピッチで相対的に移行してゆ
く。平均化手段における平均化とは所定の走査回数毎に
各走査の変換電気信号を加算した後、所定の走査回数で
割るか、あるいは前記変換電気信号をただ単に加算する
ことを意味しており、平均化手段はこの平均化された信
号を判別手段に出力する。この走査回数分の経糸方向の
特定範囲は原理的に2倍以上であることが好ましく、こ
れにより傷有無判別を行なう上で必要な緯糸2本が常に
この特定範囲に包含される。さらに、走査光の幅は糸ピ
ッチ程度以下とすれば、さらに好ましくは糸ピッチの1
/2程度以下とすれば、織布の傷に対して充分に小さく
、分解能が高く、また前記特定範囲における走査回数は
2回あるいは4回程度以上となり、織布を構成する糸の
凹凸の周期性によって前記の平均化された信号はノイズ
の少ないものとなる。判別手段はこの平均化信号に基づ
いて傷有無の判別を行なう。
このような平均化は糸の交錯による布面凹凸の影響を小
さくする効果があり、さらに織布の曲がり、皺、糸の曲
がり、糸の太さむらあるいは糸密度むらに起因するノイ
ズの影響等も小さくする効果かある。このようなノイズ
は前記所定走査回数Mの函に比例して減少する。又、走
査光の走査方向としては糸軸方向に限らず糸軸方向に対
しである程度傾いた方向も傷信号レベルは低下するもの
の検出は可能であることを意味する。
さくする効果があり、さらに織布の曲がり、皺、糸の曲
がり、糸の太さむらあるいは糸密度むらに起因するノイ
ズの影響等も小さくする効果かある。このようなノイズ
は前記所定走査回数Mの函に比例して減少する。又、走
査光の走査方向としては糸軸方向に限らず糸軸方向に対
しである程度傾いた方向も傷信号レベルは低下するもの
の検出は可能であることを意味する。
[実施例]
以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜4図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
綜絖枠1によって開口形成される経糸Tと織布Wとの境
である織前W1の手前の上方には受光体2が織幅方向に
架設支持されており、受光体2の上面には多数本の光フ
ァイバー3が織幅方向へ1列状態で植設されている。光
ファイバー3の先端は受光体2を上方から下方へ貫通し
て織布W上の近傍に表出しており、光ファイバー3の末
端部は束ねられてフォトダイオード4の受光面に密設し
ている。
である織前W1の手前の上方には受光体2が織幅方向に
架設支持されており、受光体2の上面には多数本の光フ
ァイバー3が織幅方向へ1列状態で植設されている。光
ファイバー3の先端は受光体2を上方から下方へ貫通し
て織布W上の近傍に表出しており、光ファイバー3の末
端部は束ねられてフォトダイオード4の受光面に密設し
ている。
受光体2の上方にはモータ5が経糸方向に配置されてお
り、その駆動軸には反射板5aが取り付けられている。
り、その駆動軸には反射板5aが取り付けられている。
反射板5aはモータ5の作動によって織幅方向へ往復回
動可能である。反射板5aの側方にはレーザー発振器6
が設置されており、レーザー発振器6から投射されるレ
ーザー光の投射線がレンズ系7を介して反射板5aの反
射面と交差する。反射板5aはレーザー発振器6からの
レーザー光を織布Wに向けて反射するように往復回動じ
、織布W上を走査するレーザー光L(以下、走査光とい
う)は織布Wの織幅全域を横切る。モータ5及びレーザ
ー発振器6はそれぞれ駆動回路8.9を介して織機制御
コンピュータC8の制御を受ける。レンズ系7は織布W
上で走査光りの径dを織布Wの緯糸の径以下の円形スポ
ットに収束するものである。
動可能である。反射板5aの側方にはレーザー発振器6
が設置されており、レーザー発振器6から投射されるレ
ーザー光の投射線がレンズ系7を介して反射板5aの反
射面と交差する。反射板5aはレーザー発振器6からの
レーザー光を織布Wに向けて反射するように往復回動じ
、織布W上を走査するレーザー光L(以下、走査光とい
う)は織布Wの織幅全域を横切る。モータ5及びレーザ
ー発振器6はそれぞれ駆動回路8.9を介して織機制御
コンピュータC8の制御を受ける。レンズ系7は織布W
上で走査光りの径dを織布Wの緯糸の径以下の円形スポ
ットに収束するものである。
走査光りは受光体2の近傍の織布Wに当たり、その反射
光の一部が受光体2上の光ファイバー3の先端口に入射
する。この反射光は光ファイバー3を経由してフォトダ
イオード4の受光面に案内され、フォトダイオード4に
て電気信号に変換される。この変換電気信号は微弱であ
り、この微弱な変換電気信号は増幅器10で増幅される
。
光の一部が受光体2上の光ファイバー3の先端口に入射
する。この反射光は光ファイバー3を経由してフォトダ
イオード4の受光面に案内され、フォトダイオード4に
て電気信号に変換される。この変換電気信号は微弱であ
り、この微弱な変換電気信号は増幅器10で増幅される
。
増幅器10には平均化回路11が接続されており、平均
化回路11には織機制御コンピュータC8、判別回路1
2及びトリガ信号発生器13が接続されている。又、判
別回路12には織機制御コンピュータC8が接続されて
いる。トリガ信号発生器13は走査光りの走査線位置上
かつ織布Wの側方に設置されており、走査光りを受光し
てトリガ信号を平均化回路11に出力する。
化回路11には織機制御コンピュータC8、判別回路1
2及びトリガ信号発生器13が接続されている。又、判
別回路12には織機制御コンピュータC8が接続されて
いる。トリガ信号発生器13は走査光りの走査線位置上
かつ織布Wの側方に設置されており、走査光りを受光し
てトリガ信号を平均化回路11に出力する。
平均化回路11は、アナログ−デジタル(AD)変換器
14、メモリ回路15、割り算回路16、デジタル−ア
ナログ(D A)変換器17、クロック回路18、メモ
リ制御回路19及び加算回路20から構成されている。
14、メモリ回路15、割り算回路16、デジタル−ア
ナログ(D A)変換器17、クロック回路18、メモ
リ制御回路19及び加算回路20から構成されている。
クロック回路18はトリガ信号発生器13からのトリガ
信号入力に基づいて走査光りの1回の走査時間を内にク
ロック信号をN回出力する。
信号入力に基づいて走査光りの1回の走査時間を内にク
ロック信号をN回出力する。
AD変換器14はクロック回路18からのクロック信号
の入力毎に増幅器IOからのアナログ信号をデジタル信
号に変換してメモリ回路15に出ノJする。
の入力毎に増幅器IOからのアナログ信号をデジタル信
号に変換してメモリ回路15に出ノJする。
メモリ回路15はAD変換器14からのデジタル情報を
順次格納してゆく。
順次格納してゆく。
加算回路20は走査光りの1回の走査終了毎にメモリ回
路15に前回まで格納されたデジタル情報に新たなデジ
タル情報を加算し、この加算結果を再びメモリ回路15
に格納する。
路15に前回まで格納されたデジタル情報に新たなデジ
タル情報を加算し、この加算結果を再びメモリ回路15
に格納する。
メモリ制御回路19は織機制御コンピュータC8に接続
されており、織機制御コンピュータC8は走査光りの所
定の走査回数Mの情報をメモリ制御回路19に転送する
。メモリ制御回路19は加算回路20で行われるデータ
読み込み及び書き込みに関するメモリアドレスの変更を
制御し、デジタル情報の格納終了毎にAD変換終了信号
をクロック回路18に出力する。
されており、織機制御コンピュータC8は走査光りの所
定の走査回数Mの情報をメモリ制御回路19に転送する
。メモリ制御回路19は加算回路20で行われるデータ
読み込み及び書き込みに関するメモリアドレスの変更を
制御し、デジタル情報の格納終了毎にAD変換終了信号
をクロック回路18に出力する。
割り算回路16は織機制御コンピュータC6に接続され
ており、織機制御コンピュータC6は所定走査回数Mの
情報を割り算回路16に転送する。
ており、織機制御コンピュータC6は所定走査回数Mの
情報を割り算回路16に転送する。
割り算回路16はこの所定走査回数Mによって前記加算
結果の平均化、即ち加算結果をMで割り算する。この平
均化はAD変換器14がデジタル変換する単位、即ち織
幅の1/N毎に行われ、この平均化信号はDA変換器1
7に出力される。
結果の平均化、即ち加算結果をMで割り算する。この平
均化はAD変換器14がデジタル変換する単位、即ち織
幅の1/N毎に行われ、この平均化信号はDA変換器1
7に出力される。
DA変換器17は平均化信号をアナログ信号に変換して
判別回路12に出力する。
判別回路12に出力する。
判別回路12は微分回路21、コンパレータ22及び可
変抵抗器23から構成されており、可変抵抗器23の分
圧比調整によってコンパレータ22のしきい値V。が変
更される。コンパレータ22の出ツJは通常負電圧であ
るが、微分回路21からコンパレータ22へ入力する微
分信号がしきい値Voを越えるとコンパレータ22の出
力が正電圧になり、これが傷有信号として織機制御コン
ピュータC8に出力される。
変抵抗器23から構成されており、可変抵抗器23の分
圧比調整によってコンパレータ22のしきい値V。が変
更される。コンパレータ22の出ツJは通常負電圧であ
るが、微分回路21からコンパレータ22へ入力する微
分信号がしきい値Voを越えるとコンパレータ22の出
力が正電圧になり、これが傷有信号として織機制御コン
ピュータC8に出力される。
織機上での検反は以下のように行われる。
まず、入力設定器24によって織機回転数r、緯糸密度
p、経糸密度、緯糸径、経糸径、緯糸間ピッチの倍数k
及び走査光りのスポット径dといった走査回数演算用デ
ータ、並びにしきい値V。
p、経糸密度、緯糸径、経糸径、緯糸間ピッチの倍数k
及び走査光りのスポット径dといった走査回数演算用デ
ータ、並びにしきい値V。
を織機制御コンピュータCoに入力する。織機制御コン
ピュータC8は入力された織機回転数r及び緯糸密度p
を用いて次式(1)によって織布移動速度Vを算出する
。
ピュータC8は入力された織機回転数r及び緯糸密度p
を用いて次式(1)によって織布移動速度Vを算出する
。
v −(25,,4/p) ÷ (n/60)・ ・
・ (1) 次いで織機制御コンピュータC8は織布移動速度V及び
スポット径dを用いて次式(2)によって緯糸間ピッチ
の走査回数Sを算出する。
・ (1) 次いで織機制御コンピュータC8は織布移動速度V及び
スポット径dを用いて次式(2)によって緯糸間ピッチ
の走査回数Sを算出する。
s = v / d
・ ・ ・ (2)
さらに織機制御コンピュータC8は次式(3)によって
緯糸間ピッチの倍数kにおける範囲の走査回数Mを算出
する。
緯糸間ピッチの倍数kにおける範囲の走査回数Mを算出
する。
M=ks
・ ・ ・ (3)
織機制御コンピュータC8は算出した走査回数Mのデー
タを平均化回路11のメモリ制御回路19及び割り算回
路16に転送する。
タを平均化回路11のメモリ制御回路19及び割り算回
路16に転送する。
走査回数演算用データを織機制御コンピュータCoに入
力した後、入力設定器24によって検反開始信号を織機
制御コンピュータC6に入力すると、織機制御コンピュ
ータC8は駆動回路8にレーザー駆動信号を出力すると
共に、駆動回路9にモータ駆動信号を出力する。これに
よりレーサー発振器6が発振すると共に、モータ5が往
復回動し、走査光りか織布W上を受光体2に沿って走査
する。モータ5の往復回動制御は前記算出された走査回
数Mに基づいて行われる。
力した後、入力設定器24によって検反開始信号を織機
制御コンピュータC6に入力すると、織機制御コンピュ
ータC8は駆動回路8にレーザー駆動信号を出力すると
共に、駆動回路9にモータ駆動信号を出力する。これに
よりレーサー発振器6が発振すると共に、モータ5が往
復回動し、走査光りか織布W上を受光体2に沿って走査
する。モータ5の往復回動制御は前記算出された走査回
数Mに基づいて行われる。
織機運転は検反開始信号入力後に行われ、織布Wが速度
Vで移動しつつ走査光りの走査を受ける。
Vで移動しつつ走査光りの走査を受ける。
織布Wから反射する走査光りの一部は光ファイバー3を
介してフォトダイオード4に受光され、電気信号に変換
される。
介してフォトダイオード4に受光され、電気信号に変換
される。
変換電気信号は増幅器10で増幅された後に平均化回路
11のAD変換器14に送られる。走査光りは織布Wの
織幅を走査通過してトリガ信号発生器13に当たり、ト
リガ信号発生器13は走査光りを検出するとトリ力信号
をクロック回路18に出力する。クロック回路18はク
ロック信号をAD変換器14に出力し、AD変換器14
はクロック信号の入力毎にAD変換を行なう。メモリ制
御回路19はAD変換終了毎にAD変換終了信号をクロ
ック回路18に出力し、クロック回路18はAD変換終
了信号入力毎にクロック信号を時間間隔t/Nで出力す
る。
11のAD変換器14に送られる。走査光りは織布Wの
織幅を走査通過してトリガ信号発生器13に当たり、ト
リガ信号発生器13は走査光りを検出するとトリ力信号
をクロック回路18に出力する。クロック回路18はク
ロック信号をAD変換器14に出力し、AD変換器14
はクロック信号の入力毎にAD変換を行なう。メモリ制
御回路19はAD変換終了毎にAD変換終了信号をクロ
ック回路18に出力し、クロック回路18はAD変換終
了信号入力毎にクロック信号を時間間隔t/Nで出力す
る。
AD変換値■□、nはメモリ回路15に順次格納されて
ゆく。nは1回の走査におけるA、 D変換回数を表し
、n≦Nである。この格納されたAD変換値V。、、、
は加算回路20によって前回走査までのAD変換値V
m−1,n + Vm−2,* ・・・の加算結果Σ
Vm−1,。に加算され、この新たな加算結果ΣVm、
1がメモリ制御回路19のメモリアドレス変更によって
メモリ回路15に再び格納される。
ゆく。nは1回の走査におけるA、 D変換回数を表し
、n≦Nである。この格納されたAD変換値V。、、、
は加算回路20によって前回走査までのAD変換値V
m−1,n + Vm−2,* ・・・の加算結果Σ
Vm−1,。に加算され、この新たな加算結果ΣVm、
1がメモリ制御回路19のメモリアドレス変更によって
メモリ回路15に再び格納される。
メモリ制御回路19は前記加算動作を走査回数Mだけ遂
行すると加算結果ΣV□、。を割り算回路16へnに関
して、即ちAD変換単位で順次出力する。割り算回路1
6は入力される加算結果値<Vn>−ΣVm、。7Mを
DA変換器17に出力する。
行すると加算結果ΣV□、。を割り算回路16へnに関
して、即ちAD変換単位で順次出力する。割り算回路1
6は入力される加算結果値<Vn>−ΣVm、。7Mを
DA変換器17に出力する。
DA変換器17で変換された平均値<Vn>のアナログ
平均値〈Vfi〉は判別回路12の微分回路21に送ら
れ、微分回路21はアナログ平均値〈Vn〉を微分して
その結果をコンパレータ22に出ノJする。コンパレー
タ22はアナログ平均値〈V9〉の微分値<vn> ’
としきい値■。とを比較し、<V、、> ’ >Vo
であれば正電圧の傷有信号を織機制御コンピュータC8
に出ノjする。織機制御コンピュータC6は傷有信号が
入力すると織布W上の傷発生位置を記憶する。
平均値〈Vfi〉は判別回路12の微分回路21に送ら
れ、微分回路21はアナログ平均値〈Vn〉を微分して
その結果をコンパレータ22に出ノJする。コンパレー
タ22はアナログ平均値〈V9〉の微分値<vn> ’
としきい値■。とを比較し、<V、、> ’ >Vo
であれば正電圧の傷有信号を織機制御コンピュータC8
に出ノjする。織機制御コンピュータC6は傷有信号が
入力すると織布W上の傷発生位置を記憶する。
織機制御コンピュータC8は停止信号が入力すると織機
モータの作動を停止すると共に、レーサー発振器6及び
モータ5の作動を停止する。
モータの作動を停止すると共に、レーサー発振器6及び
モータ5の作動を停止する。
第4図の曲線D1は走査光りが緯糸Y上を走査した場合
の反射光量を概略表し、曲線D2は走査光りが緯糸Yと
緯糸Yとの間を走査した場合の反射光量を概略表す。こ
のように織布Wからの反射光量は織布W上の走査光りの
走査位置の違いによってかなり異なるものであり、さら
には織布の曲がり、織布の皺、糸の曲がり、糸の太さむ
らあるいは糸密度むら等によっても反射光量が異なる。
の反射光量を概略表し、曲線D2は走査光りが緯糸Yと
緯糸Yとの間を走査した場合の反射光量を概略表す。こ
のように織布Wからの反射光量は織布W上の走査光りの
走査位置の違いによってかなり異なるものであり、さら
には織布の曲がり、織布の皺、糸の曲がり、糸の太さむ
らあるいは糸密度むら等によっても反射光量が異なる。
このような反射光量の違いは変換電気信号のノイズとし
て現れ、変換電気信号の変化が糸密度に必ずしも対応し
ないことを表している。そのため、1回の走査毎の変換
電気信号の微分値としきい値とを比較しても傷有無の精
度のよい判別はできない。
て現れ、変換電気信号の変化が糸密度に必ずしも対応し
ないことを表している。そのため、1回の走査毎の変換
電気信号の微分値としきい値とを比較しても傷有無の精
度のよい判別はできない。
このようなノイズを除去すること、即ち織布上の走査位
置の違い、織布の曲がり、織布の皺、糸の曲がり、糸の
太さむらあるいは糸密度むら等の影響を取り除くには複
数回の走査の平均を取ることが有効であり、平均化され
た電気信号のS/N比は函に比例して小さくなる。
置の違い、織布の曲がり、織布の皺、糸の曲がり、糸の
太さむらあるいは糸密度むら等の影響を取り除くには複
数回の走査の平均を取ることが有効であり、平均化され
た電気信号のS/N比は函に比例して小さくなる。
第3図(a) 、 (b) 、 (c) 、 (
d) 、 (e) 。
d) 、 (e) 。
(f)の曲線E+ 、E2 、E3 、E4 、E5.
EeはM=22.23.2’、25.2’、2’の各走
査回数における平均化された電気信号を表す。
EeはM=22.23.2’、25.2’、2’の各走
査回数における平均化された電気信号を表す。
横軸は緯糸方向の位置を表す。走査回数Mとじて2の乗
数倍をとっているのは平均化演算の簡単化のためである
。曲線E1〜E6から明らかなように平均化された電気
信号におけるノイズの影響が走査回数Mを大きくするに
つれて小さくなる。各曲線E1〜E6は経糸の通し違い
に起因する傷有の場合の平均化電気信号であり、位置x
1付近で通し違いが生じている。
数倍をとっているのは平均化演算の簡単化のためである
。曲線E1〜E6から明らかなように平均化された電気
信号におけるノイズの影響が走査回数Mを大きくするに
つれて小さくなる。各曲線E1〜E6は経糸の通し違い
に起因する傷有の場合の平均化電気信号であり、位置x
1付近で通し違いが生じている。
なお、各曲線E1〜E6が傾斜しているのは織布Wに対
する走査光りの入射角及び反射角が織幅方向ですこしず
つ違い、反射光量がすこしずつ違うためである。
する走査光りの入射角及び反射角が織幅方向ですこしず
つ違い、反射光量がすこしずつ違うためである。
第3図(a)〜(f)から明らかなように平均化のため
の走査回数Mを増やせばS/N比が小さくなる。従って
、走査回数Mを増やすほど織布上の走査位置の違い、織
布の曲がり、織布の皺、糸の曲がり、糸の太さむらある
いは糸密度むら等の影響が小さくなるが、走査回数Mを
あまり増やすと曲線E6上の部位E6°で表す傷の信号
が目立たなくなってしまう。そのため、本実施例では経
糸方向に関して緯糸間ピッチの10倍程度の範囲を平均
化のための範囲としている。即ち、式(3)で用いられ
る緯糸ピッチ間の倍数には10倍程度の範囲で走査回数
Mが2の乗数倍となるように選択される。
の走査回数Mを増やせばS/N比が小さくなる。従って
、走査回数Mを増やすほど織布上の走査位置の違い、織
布の曲がり、織布の皺、糸の曲がり、糸の太さむらある
いは糸密度むら等の影響が小さくなるが、走査回数Mを
あまり増やすと曲線E6上の部位E6°で表す傷の信号
が目立たなくなってしまう。そのため、本実施例では経
糸方向に関して緯糸間ピッチの10倍程度の範囲を平均
化のための範囲としている。即ち、式(3)で用いられ
る緯糸ピッチ間の倍数には10倍程度の範囲で走査回数
Mが2の乗数倍となるように選択される。
第3図(g)の曲線E7は緯糸緩みの傷検出の平均化電
気信号であり、位置x2付近の曲線E7の部位E7’
が緯糸緩み部位を表す。又、曲線E8は油汚れの傷検出
の平均化電気信号であり、位置x3付近の曲線E8の部
位E 8jが油汚れ部位を表す。
気信号であり、位置x2付近の曲線E7の部位E7’
が緯糸緩み部位を表す。又、曲線E8は油汚れの傷検出
の平均化電気信号であり、位置x3付近の曲線E8の部
位E 8jが油汚れ部位を表す。
走査回数Mを考慮したこのような平均化によってノイズ
を除去しつつ傷を表す信号部位を目立たせることができ
、精度の高い傷有無の判別を行なうことができる。
を除去しつつ傷を表す信号部位を目立たせることができ
、精度の高い傷有無の判別を行なうことができる。
又、本実施例では平均化のための信号処理を71−ドウ
エアで行なうために高速の信号処理ができる。
エアで行なうために高速の信号処理ができる。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではなく
、例えば第5図及び第6図(a、)、 (b)に示す
ようにデジタルーシグナループロセ・ソサ(DSP)2
5を用いたソフトウェア処理による検反装置も可能であ
る。第6図(a)、(b)はDSP25を用いた検反装
置の検反プログラムを表すフローチャートである。
、例えば第5図及び第6図(a、)、 (b)に示す
ようにデジタルーシグナループロセ・ソサ(DSP)2
5を用いたソフトウェア処理による検反装置も可能であ
る。第6図(a)、(b)はDSP25を用いた検反装
置の検反プログラムを表すフローチャートである。
まず、入力設定器24によって織機回転数r、緯糸密度
p、経糸密度、緯糸径、経糸径、緯糸間ピッチの倍数k
及び走査光りのスポット径dといった走査回数演算用デ
ータ、しきい値■。、並びに読み込み数Nを織機制御コ
ンピュータCoに入力する。読み込み数Nは走査1回当
たりにクロック回路26からAD変換器27及びDSP
25に出力されるクロック信号の数である。織機制御コ
ンピュータC6は入力された織機回転数r及び緯糸密度
pを用いて織布移動速度Vを算出し、織布移動速度V及
びスポット径dを用いて緯糸間ピッチの走査回数Sを算
出する。さらに織機制御コンピュータC6は緯糸間ピッ
チの倍数kにおける範囲の走査回数Mを算出する。織機
制御コンピュータC8は算出した走査回数Mのデータを
DSP25に転送し、DSP25は内部メモリにしきい
値■。
p、経糸密度、緯糸径、経糸径、緯糸間ピッチの倍数k
及び走査光りのスポット径dといった走査回数演算用デ
ータ、しきい値■。、並びに読み込み数Nを織機制御コ
ンピュータCoに入力する。読み込み数Nは走査1回当
たりにクロック回路26からAD変換器27及びDSP
25に出力されるクロック信号の数である。織機制御コ
ンピュータC6は入力された織機回転数r及び緯糸密度
pを用いて織布移動速度Vを算出し、織布移動速度V及
びスポット径dを用いて緯糸間ピッチの走査回数Sを算
出する。さらに織機制御コンピュータC6は緯糸間ピッ
チの倍数kにおける範囲の走査回数Mを算出する。織機
制御コンピュータC8は算出した走査回数Mのデータを
DSP25に転送し、DSP25は内部メモリにしきい
値■。
を記憶する。
走査回数演算用データを織機制御コンピュータCoに入
力した後、入力設定器24によって検反開始信号を織機
制御コンピュータC8に入力すると、織機制御コンピュ
ータC8は駆動回路8にレーザー駆動信号を出力すると
共に、駆動回路9にモータ駆動信号を出力する。これに
よりレーザー発振器6が発振すると共に、モータ5が往
復回動し、走査光りが織布W上を受光体2に沿って走査
する。モータ5の往復回動制御は前記算出された走査回
数Mに基づいて行われる。
力した後、入力設定器24によって検反開始信号を織機
制御コンピュータC8に入力すると、織機制御コンピュ
ータC8は駆動回路8にレーザー駆動信号を出力すると
共に、駆動回路9にモータ駆動信号を出力する。これに
よりレーザー発振器6が発振すると共に、モータ5が往
復回動し、走査光りが織布W上を受光体2に沿って走査
する。モータ5の往復回動制御は前記算出された走査回
数Mに基づいて行われる。
織機運転は検反開始信号入力後に行われ、織布Wが速度
Vで移動しつつ走査光りの走査を受ける。
Vで移動しつつ走査光りの走査を受ける。
織布Wから反射する走査光りの一部は光ファイバー3を
介してフォトダイオード4に受光され、電気信号に変換
される。
介してフォトダイオード4に受光され、電気信号に変換
される。
変換電気信号は増幅器10で増幅された後にAD変換器
27に送られる。走査光りは織布Wの織幅を走査通過し
てトリが信号発生器13に当たり、トリガ信号発生器1
3は走査光りを検出するとトリガ信号をクロック回路2
6に出力する。クロック回路26はクロック信号をAD
変換器27に出力し、AD変換器27はクロック信号の
入力毎にAD変換を行なう。AD変換器27はAD変換
終了毎にAD変換終了信号をDSP25に出力し、DS
P25はAD変換終了信号入力毎にAD変換器27によ
るAD変換結果を読み込む。
27に送られる。走査光りは織布Wの織幅を走査通過し
てトリが信号発生器13に当たり、トリガ信号発生器1
3は走査光りを検出するとトリガ信号をクロック回路2
6に出力する。クロック回路26はクロック信号をAD
変換器27に出力し、AD変換器27はクロック信号の
入力毎にAD変換を行なう。AD変換器27はAD変換
終了毎にAD変換終了信号をDSP25に出力し、DS
P25はAD変換終了信号入力毎にAD変換器27によ
るAD変換結果を読み込む。
DSP25はAD変換値Vm、nを内部メモリに順次記
憶してゆく。nは1回の走査におけるAD変換回数を表
し、n≦Nである。DSP25はこの記憶されたAD変
換値Vff1.。を前回走査までのAD変換値V1□、
Il+Vm−2,。・・・の加算結果を内部メモリに再
び記憶する。この加算記憶が終了するとDSP25は内
部メモリ上の読み込みカウンタの読み込みカウント数n
に1を加算し、この読み込みカウント数nが読み込み数
Nに達しない場合にはAD変換終了信号入力に待機する
。
憶してゆく。nは1回の走査におけるAD変換回数を表
し、n≦Nである。DSP25はこの記憶されたAD変
換値Vff1.。を前回走査までのAD変換値V1□、
Il+Vm−2,。・・・の加算結果を内部メモリに再
び記憶する。この加算記憶が終了するとDSP25は内
部メモリ上の読み込みカウンタの読み込みカウント数n
に1を加算し、この読み込みカウント数nが読み込み数
Nに達しない場合にはAD変換終了信号入力に待機する
。
読み込みカウント数nが読み込み数Nに達すると内部メ
モリ上の走査回数カウンタの走査回数力ラント数mに1
を加算し、この走査回数カウント数mか走査回数Mに達
しない場合にはAD変換終了信号入力に待機する。走査
回数カウント数mが走査回数Mに達した場合には加算結
果Σymnをm= を算出すると共に、内部メモリに平均値<V、>を記憶
する。次いでDSP25は平均値〈V、〉の微分処理を
行ない、この微分値<vn> ’ と内部メモリに記憶
しているしきい値V。とを比較する。DSP25は<V
、> ’ >Voであれば傷有信号を織機制御コンピ
ュータC8に出力し、織機制御コンピュータC8は傷有
信号が入力すると織布W上の傷発生位置を記憶する。
モリ上の走査回数カウンタの走査回数力ラント数mに1
を加算し、この走査回数カウント数mか走査回数Mに達
しない場合にはAD変換終了信号入力に待機する。走査
回数カウント数mが走査回数Mに達した場合には加算結
果Σymnをm= を算出すると共に、内部メモリに平均値<V、>を記憶
する。次いでDSP25は平均値〈V、〉の微分処理を
行ない、この微分値<vn> ’ と内部メモリに記憶
しているしきい値V。とを比較する。DSP25は<V
、> ’ >Voであれば傷有信号を織機制御コンピ
ュータC8に出力し、織機制御コンピュータC8は傷有
信号が入力すると織布W上の傷発生位置を記憶する。
この実施例でも検出データの平均化処理を行なうことに
よって精度の高い傷有無判別を行なうことができる。又
、DSP25を用いることによってしきい値変更等の設
定条件の変更に対してソフトウェア変更で柔軟かつ迅速
に対応することができ、さらに信号処理に関してマイク
ロプロセッサよりも高速であるからして単位時間当たり
の走査回数を増やして検出精度の向上が可能である。
よって精度の高い傷有無判別を行なうことができる。又
、DSP25を用いることによってしきい値変更等の設
定条件の変更に対してソフトウェア変更で柔軟かつ迅速
に対応することができ、さらに信号処理に関してマイク
ロプロセッサよりも高速であるからして単位時間当たり
の走査回数を増やして検出精度の向上が可能である。
前記各実施例はいずれも単一のレーザー発振器からの走
査光によって織幅全域を走査すると共に、単一の受光体
上の光フアイバー列によって受光しているが、第7図に
示すように2つのレーザー発振器28.29で織布Wの
織幅端部側を走査し、レーザー発振器30で織布Wの織
幅中央部を走査するようにし、これに合わせて光ファイ
バー3を支持する受光体31,32.33を織幅両端部
及び織幅中央部に配置するようにした実施例も可能であ
る。これは織布Wの緯糸が織幅の両端部で若干傾いてい
ることを考慮したためであり、この傾きに合わせてレー
ザー発振器28.29からの走査光の走査方向が緯糸の
傾きに合わせられる。これにより織布の曲がりに起因す
るノイズを除去できる。34,35.36はトリガ信号
発生器、37゜38.39はクロック回路、40,41
.42はAD変換器である。
査光によって織幅全域を走査すると共に、単一の受光体
上の光フアイバー列によって受光しているが、第7図に
示すように2つのレーザー発振器28.29で織布Wの
織幅端部側を走査し、レーザー発振器30で織布Wの織
幅中央部を走査するようにし、これに合わせて光ファイ
バー3を支持する受光体31,32.33を織幅両端部
及び織幅中央部に配置するようにした実施例も可能であ
る。これは織布Wの緯糸が織幅の両端部で若干傾いてい
ることを考慮したためであり、この傾きに合わせてレー
ザー発振器28.29からの走査光の走査方向が緯糸の
傾きに合わせられる。これにより織布の曲がりに起因す
るノイズを除去できる。34,35.36はトリガ信号
発生器、37゜38.39はクロック回路、40,41
.42はAD変換器である。
又、本発明は走査光の走査方向を緯糸方向に限らず経糸
方向に設定してもよい。第8図(a)の曲線E、は経糸
方向の走査によって得られる薄膜の傷検出を表す平均化
電気信号曲線であり、横軸は経糸方向の位置を表し、位
置y1付近の曲線E9の部位E9°が薄膜を表す。又、
第8図(b)の曲線E+oは厚膜発生の傷検出を表す平
均化電気信号曲線であり、位置y2付近の曲線EIOの
部位EIO’ が厚膜を表す。
方向に設定してもよい。第8図(a)の曲線E、は経糸
方向の走査によって得られる薄膜の傷検出を表す平均化
電気信号曲線であり、横軸は経糸方向の位置を表し、位
置y1付近の曲線E9の部位E9°が薄膜を表す。又、
第8図(b)の曲線E+oは厚膜発生の傷検出を表す平
均化電気信号曲線であり、位置y2付近の曲線EIOの
部位EIO’ が厚膜を表す。
平均化処理を行なう本発明では経糸及び緯糸のいずれに
対しても傾く方向に走査方向を設定したり、帯状の光で
織布面を走査すると共に、イメージセンサ等で受光し、
その信号波形から傷有無情報を取り出すようにしてもよ
い。
対しても傾く方向に走査方向を設定したり、帯状の光で
織布面を走査すると共に、イメージセンサ等で受光し、
その信号波形から傷有無情報を取り出すようにしてもよ
い。
さらに本発明では判別手段としてニューロコンピュータ
を採用した実施例も可能である。ニューロコンピュータ
は入力層、中間層及び出力層の3層からなるパーセプト
ロン構成とし、入力層には傷判別を行なうための特徴量
として平均化された信号波形の移動平均値及び微分値を
入力する。移動平均値とは走査回数Mによる平均化をi
(<M)の走査移動毎に行なうことである。出力層から
は傷有無信号が出力される。移動平均値及び微分値を人
力情報とするのは人が平均化波形を評価する際に主とし
て移動平均値及び微分値に着目するからであるか、勿論
他の情報を特徴量として採用してもよい。
を採用した実施例も可能である。ニューロコンピュータ
は入力層、中間層及び出力層の3層からなるパーセプト
ロン構成とし、入力層には傷判別を行なうための特徴量
として平均化された信号波形の移動平均値及び微分値を
入力する。移動平均値とは走査回数Mによる平均化をi
(<M)の走査移動毎に行なうことである。出力層から
は傷有無信号が出力される。移動平均値及び微分値を人
力情報とするのは人が平均化波形を評価する際に主とし
て移動平均値及び微分値に着目するからであるか、勿論
他の情報を特徴量として採用してもよい。
「発明の効果」
以上詳述したように本発明は、織布上の糸ピッチの2倍
以上の特定範囲におけるある走査回数にわたる検出電気
信号を平均化して傷有無判別を行なうようにしたので、
傷有無を探る上で阻害要因となる布面における糸の交錯
による凹凸の影響及び織布の曲がり、皺、糸の曲がり、
糸の太さむらあるいは糸密度むら等の影響を排すること
ができ、これにより精度の高い傷有無判別を達成し得る
という優れた効果を奏する。
以上の特定範囲におけるある走査回数にわたる検出電気
信号を平均化して傷有無判別を行なうようにしたので、
傷有無を探る上で阻害要因となる布面における糸の交錯
による凹凸の影響及び織布の曲がり、皺、糸の曲がり、
糸の太さむらあるいは糸密度むら等の影響を排すること
ができ、これにより精度の高い傷有無判別を達成し得る
という優れた効果を奏する。
第1〜4図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図はブロック回路を含む斜視図、第2図はブロック回路
を含む側面図、第3図(a)〜(f)は経糸通し違いの
傷を表す平均化電気信号のグラフ、第3図(g)は緯糸
緩みの傷を表す平均化電気信号のグラフ、第3図(h)
は油汚れの傷を表す平均化電気信号のグラフ、第4図は
織布からの反射光量を表すグラフ、第5,6図は別例を
示し、第5図はブロック回路を含む側面図、第6図(a
)、 (b)は検反プログラムを表すフローチャート
、第7図は別例を示すブロック回路を含む斜視図、第8
図(a)は経糸方向に走査した場合に得られる薄膜の傷
を表す平均化電気信号のグラフ、第8図(b)は同じく
厚膜の傷を表す平均化電気信号のグラフである。 投光手段を構成するレーザー発振器6、受光手段を構成
する光ファイバー3及びフォトダイオード4、平均化手
段としての平均化回路11、判別手段としての判別回路
12゜ 特許出願人 株式会社 豊田自動織機製作所株式会社
豊田中央研究所 代 理 人 弁理士 恩田博宣(ほか1名)反射光量 図
図はブロック回路を含む斜視図、第2図はブロック回路
を含む側面図、第3図(a)〜(f)は経糸通し違いの
傷を表す平均化電気信号のグラフ、第3図(g)は緯糸
緩みの傷を表す平均化電気信号のグラフ、第3図(h)
は油汚れの傷を表す平均化電気信号のグラフ、第4図は
織布からの反射光量を表すグラフ、第5,6図は別例を
示し、第5図はブロック回路を含む側面図、第6図(a
)、 (b)は検反プログラムを表すフローチャート
、第7図は別例を示すブロック回路を含む斜視図、第8
図(a)は経糸方向に走査した場合に得られる薄膜の傷
を表す平均化電気信号のグラフ、第8図(b)は同じく
厚膜の傷を表す平均化電気信号のグラフである。 投光手段を構成するレーザー発振器6、受光手段を構成
する光ファイバー3及びフォトダイオード4、平均化手
段としての平均化回路11、判別手段としての判別回路
12゜ 特許出願人 株式会社 豊田自動織機製作所株式会社
豊田中央研究所 代 理 人 弁理士 恩田博宣(ほか1名)反射光量 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 織布上に該織布の糸ピッチを考慮した幅の走査光を
投射する投光手段と、 前記走査光の反射光あるいは通過光を電気信号に変換す
る受光手段と、 前記織布の糸ピッチと該織布を構成する凹凸の周期性と
を考慮した特定範囲における前記受光手段からの出力信
号を平均化すると共に、この平均化信号を出力する平均
化手段と、前記平均化信号に基づいて織布上の傷の有無
を判別する判別手段とから構成した検反装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18828990A JPH0482942A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 検反装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18828990A JPH0482942A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 検反装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482942A true JPH0482942A (ja) | 1992-03-16 |
Family
ID=16221027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18828990A Pending JPH0482942A (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 検反装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0482942A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107102007A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-08-29 | 成都汇智远景科技有限公司 | 布匹检测中的图案一致性识别方法 |
CN109423747A (zh) * | 2017-08-23 | 2019-03-05 | 株式会社丰田自动织机 | 织机的停车织疵调整装置 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP18828990A patent/JPH0482942A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107102007A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-08-29 | 成都汇智远景科技有限公司 | 布匹检测中的图案一致性识别方法 |
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