JPH0481224A - 多層クラッド金属板の曲がり矯正方法 - Google Patents

多層クラッド金属板の曲がり矯正方法

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JPH0481224A
JPH0481224A JP19422490A JP19422490A JPH0481224A JP H0481224 A JPH0481224 A JP H0481224A JP 19422490 A JP19422490 A JP 19422490A JP 19422490 A JP19422490 A JP 19422490A JP H0481224 A JPH0481224 A JP H0481224A
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bending
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straightening
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Keiji Yamamoto
啓二 山本
Kazuto Kaneshige
和人 兼重
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多層クラッド金属板の曲がり矯正方法に関す
るものである。
〔従来の技術とその課題〕
周知のごとく、クラッド金属板とは母材と合せ材との異
種金属板で構成され、その境界面が冶金的に結合されて
いる複合材であって、このうちクラツド鋼板は母材に鋼
材を用いたもので、通常、クラッド鋼板粗材を仕上圧延
機で圧延して製造している。したがって、クラツド鋼材
における母材と合せ材との間では、延伸性、抗張力およ
び熱膨張係数(例えば、熱収縮性など)が異なることか
ら、クラツド鋼板には長手方向の曲がり(反り)と共に
、幅方向の曲がりも発生する。
一方、通常の厚板鋼板の矯正方法では、圧延ラインにホ
ットレベラを設置し、このホットレヘラによって鋼板の
長手方向の曲がりを矯正しており、この熱間矯正を行っ
ても、なお所期の平坦度が得られない場合にはコールド
レベラによって冷間矯正を追加している。
そこで、クラツド鋼板の曲がりの矯正に対し、かかる通
常の厚板鋼板の矯正方法を適用した場合、クラツド鋼板
は幅方向の初期曲がり(第4図参照)が大きいだけに、
充分な矯正効果が得られず、殊に、ボットレベラによっ
てその曲がりを矯正しても、その後の冷却によって、母
材と合せ材との間に熱収縮量の相違があることから、収
縮量の大きな部材を内側にして再度曲がりが発生する。
この曲がりを矯正するため、コールドレヘラにおいて強
い圧下量条件で繰り返し長手方向の曲がり(第5図参照
)の矯正を行えば、一般の厚板鋼板に比べ矯正量が多く
なるので、大きなトルクを必要とすると共に多数回のパ
スによりクラツド鋼板の表面にワークロールの押込み疵
がつく、という問題があった。
そのため、2層クラツド鋼板の曲がり矯正を行うにあた
り、ホットレヘラにおいて、熱間矯正前あるいは熱間矯
正中に熱収縮量の大きい部材を強制冷却することにより
熱収縮量の小さい部材との温度差を発生させて、コール
ドレヘラにおける冷間矯正の負担を軽減しようとする提
案がなされている(例えば、特開昭61−162224
号公報、特開昭61−162225号公報など参照)。
しかしながら、かかる提案の2クラツド鋼板の曲がり矯
正方法では、強制冷却するための温度制御が容易でなく
、クラツド鋼板に希望する平坦度を得ることは困難であ
った。
〔課題を解決するだめの手段〕
そこで本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するた
めに創作されたもので、その要旨とするところは、2種
以上の異種金属板からなる多層クラッド金属板の矯正方
法において、フォーミングロールで幅方向の初期的がり
に対し、ごれを平面にするか、または逆回がりにした後
、続いてロラレベラで長手方向の曲がりを矯正すること
を特徴とする多層クラッド金属板の曲がり矯正方法にあ
る。
〔実施例] 本発明の実施例を、その実施に用いられる矯正装置にし
たがって詳細に述べる。
第1図は本発明の実施に用いられる矯正装置の概略構成
図、第2図は第1図のA〜断面詳細図、第3図は第2図
の変形例図、第4図から第7図はクラツド鋼板の曲がり
状態説明図である。
第1図において、■は2層クラツド鋼板で、例えば母材
IAを普通銅板、合せ材IBをステンレス鋼板(第4図
または第5図参照)で構成している。このクラツド鋼板
1は仕上圧延機(図示せず)で熱間圧延され、テーブル
ローラ2上を送られてくる。このクラツド鋼板1には、
通常の厚板鋼板のような先端部の反りやエツジウェーブ
およびセンターバックルなどが残留しているので、これ
らを矯正すると共に、このクラツド鋼板に特有の曲がり
、例えば仕上圧延機で圧延されたクラツド鋼板はホット
レベラに送られるまでに、すでに熱収縮の大きい部材側
に曲がり(第4図に示すような球面状の曲がり)が発生
しているが、この初期的がりも矯正するため、次のよう
な矯正装置3に挿通させる。
すなわち、この矯正装置3は、クラツド鋼板1の幅方向
の曲がりをプレス矯正すると同時にクラツド鋼板1を次
工程に送り込むためのピンチロル4と、幅方向の初期的
がり(第4図参照)と逆方向に曲げるための幅方向連続
曲げ装置5と、長手方向の曲がりを矯正するためのロー
ラレベラ6と、から構成されている。
したがって、クラツド鋼板1は、先ず、その幅方向の曲
がり量より大きく開かれたピンチロール4によってプレ
ス矯正が連続的に行われる。このとき、送られてくるク
ラツド鋼板1が薄板であったり、初期的がりが小さいも
のであれば矯正の効果はないが、かかる場合でも、この
ピンチロール4はクラツド鋼板1を、次工程に配置した
幅方向連続曲げ装置5に向は強力に押込む力を与えるこ
とができ、更に、この幅方向連続曲げ装置5により、第
6図または第7図に示すような逆方向に曲げを与えると
きに生じる腰折れ1aを防止するため、ある程度平坦に
するものである。
つまり、幅方向連続曲げ装置5では、クラツド鋼板1の
幅方向の初期的がりを矯正することに加え、次工程に配
置されたローラレベラ6において第5図に示すような長
手方向の曲がりを矯正する際発生ずる長手方向から幅方
向に変化する曲がり発生分をも予め考慮して、逆方向の
曲がりを過度に与える。
次いで、ローラレベラ6に挿通することによって、クラ
ツド鋼板1の先端部の反りやエツジウェブやセンターバ
ックルなどを矯正すると共に、長手方向の曲がりを矯正
する。このローラレベラ6は従来知られている繰り返し
曲げを与える通常のローラレヘラでよい。なお、この長
手方向の曲がりは、クラツド鋼板1に残留する長手方向
の初期曲がりと、前工程に配置された幅方向連続曲げ装
置5による新たに発生した長手方向の曲がりとが合成さ
れている。なお、第1図中、20ばボルドダウンロール
示す。
次に、この幅方向連続曲げ装置5の詳細について述べる
と、第2図において、7は鼓胴形ロール、8は太鼓胴形
ロールで、上下方向に組合されてフォーミングロールを
構成し、クラツド鋼板1の幅方向に対し、その初期曲が
りの逆の曲げを与えるようにしている。これらの異径ロ
ール7.8の両端に取付けられたロール軸9,9・・・
は、軸受部10゜10・・・によって支持されているが
、これらの軸受部10はロッド12を介して油圧シリン
ダ11に連結されていると共に、ロールスタンド13に
上下動自在に取付けられている。また、これらのロル軸
9の一方端にはロール駆動装置14がそれぞれ取付けら
れ、各ロールに回転を与えるようにしている。
以上述べたフォーミングロールを備えた幅方向連続曲げ
装置5は、図示では2セツトの配置となっているが、ク
ラツド鋼板1の曲がり強さによって適宜増減させてもよ
い。
次に、この幅方向連続曲げ装置5の変形例について述べ
れば、第3図において板幅の広いクラツド鋼板1を取扱
う場合には前述の鼓胴形ロール7および太鼓胴形ロール
8は巨大化するので、これを避けるため次のような分割
ロールを採用している。
すなわち、上側に位置さゼるロールは、左右1対に分割
された下部小円錐ロール15.15を採用し、その小径
側を対向させて設けている。また、下側に位置させるロ
ールは、左右1対に分割された下部小円錐ロール16.
16と、その中央に設けた小サポートロール17とを採
用し、下部小円錐ロール16の大径側を対向させて設け
ている。
したがって、これらの上、下部小円錐ロール1516に
よってクラツド鋼板1の耳部を挟み込むようにしている
。なお、下部小円錐ロール16および小サポートロール
17のロール表面は、球面状に構成し、クラツド鋼板の
曲がりを円滑にしている。
そして、これらの上、下部小円錐ロール15゜16はそ
れぞれ軸受部18.18・・・によって個別に支持され
ており、これらの軸受部18はウォムジャッキ19によ
ってそれぞれ上下動可能になっている。したがって、幅
広いクラツド鋼板1の矯正に適用できるばかりでなく、
上、下部小円錐ロール15.16の上下位置を調整すれ
ば、小サポートロール17を中心としてクラット鋼板1
の幅方向の曲げ量を調整することができる。なお、第3
図中、21は小サポートロール用の軸受部を示す。
以上の説明では2層クラツド鋼板を例にしたが、本発明
はこれに限らず、層成りラッド金属板(多層クラッド金
属板)にも適用できることはいう迄もない。また、幅方
向連続曲げ装置は、前述の2例に限らず、厚板鋼板に汎
用されている幅方向に複数個のバックアップロールを列
設し、小径の撓み可能のワーキングロールを備えたロー
ルヘンディング装置からなるフォルミングロールであっ
てもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、フォーミングロールで、その幅方向の
初期曲がりに対し平面または通油がりを与えた後、続い
てローラレヘラに挿通させるので、幅方向の初期曲がり
の矯正を確実に行うことができ、ひいては多層クラッド
金属板の矯正が確実にできる。殊に、ローラレヘラにお
いて大きな1−ルクを必要とせず、製品表面にロールに
よる押込み疵を発生させない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いられる矯正装置の概略構成
図、第2図は第1図のA〜断面詳細図、第3図は第2図
の変形例図、第4図から第7回はクラツド鋼板の曲がり
状態説明図である。 1・・・クランド鋼板、5・・・幅方向連続曲げ装置、
6・・・ローラレヘラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2種以上の異種金属板からなる多層クラッド金属
    板の矯正方法において、フォーミングロールで幅方向の
    初期曲がりに対し、これを平面にするか、または逆曲が
    りにした後、続いてローラレベラで長手方向の曲がりを
    矯正することを特徴とする多層クラッド金属板の曲がり
    矯正方法。
JP19422490A 1990-07-23 1990-07-23 多層クラッド金属板の曲がり矯正方法 Expired - Lifetime JP2670886B2 (ja)

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