JPH0481039A - 音声暗号装置 - Google Patents

音声暗号装置

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JPH0481039A
JPH0481039A JP2192514A JP19251490A JPH0481039A JP H0481039 A JPH0481039 A JP H0481039A JP 2192514 A JP2192514 A JP 2192514A JP 19251490 A JP19251490 A JP 19251490A JP H0481039 A JPH0481039 A JP H0481039A
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博幸 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電話において音声を暗号化して会話を行う
ことができる音声暗号装置に関するものである。
〔従来の技術〕
音声信号を直接暗号化するアナログ暗号化方式として、
スペクトル反転暗号方式(詳細は例えば、金材、服部、
小面:パ音声スペクトル反転秘話におけるコンパンダと
エンファシスによる通話品質改善効果”、儒学論(B 
) 、J64−8,5.ρp、425−432(昭56
−05)参照)、サンプルした音声の時間順序および周
波数を入れ替える方式(詳細は例えば、N、S、 Ja
yant、R,V、 Cox、 Bj、門cDermo
tt  and A。
M、 QuinnダAnalog  5cra+mbl
ers  for  5peechbased   o
n   5equential  per++utat
ions   in  timeand  frque
ncy ’″、Be1l 5yst、 Tech、J、
62,1.pp、2546 (Jan、 +983)参
照)、サンプルした音声の極性を一定規則二こ従って反
転する方式(詳細は例え:よ、S、Asakawa、F
、 Sugiyama  and  M、  Naka
muraニー Avoice  scrambler 
 for  mobil  cotnmunIcatI
onIEEE  Trans、 Veh  Techn
ol、 29. l、 pp、8l−86(Feb、 
1980)参照)等がある。また、F F T (Fa
estFourier  Transform:高速フ
ーリエ変換)の手法を応用したFFTスクランブル方式
(詳細は例えば、粉氷、大川、桜井、古賀:“FFTを
用いた全2重アナログ秘話装置とその基本動作パ、信学
論(A ) 、J72−A、4.ρp、692−702
 (昭64−04)参照)が提案されている。
また電文を暗号化するのと同様の手法で行うように、音
声信号を符号化した後、暗号化するディジタル暗号化方
式が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
アナログ暗号化方式の前記最初の三方式は、暗号強度が
弱い、信号処理遅延による会話のやりにくさ、暗号化に
よる復号音質の劣化、等の欠点がある。また最後の方式
は、信号処理遅延による会話のやりにくさ、暗号化によ
る復号音質の劣化、通常の会話から暗号化した会話状態
に切り換えるのに時間がかかる等の欠点がある。
fsDNがサービス開始される以前では伝送路網はアナ
ログ方式かベースになっており、同一の音声信号を伝送
するのにディジタル伝送ではアナログ伝送の約20倍の
周波数帯域が必要となり、アナログ方式の伝送1!!綱
を利用して電話についてディジタル暗号化はコスト面か
ら実現された例はない、しかしl5DNの普及に従って
、電話による会話をディジタル暗号化方式で暗号化して
行うことが考えられる。この場合、暗号強度を強くする
点からストリーム暗号形式を通用した暗号を用いるとよ
いが、このストリーム暗号形式の暗号は暗号開始時点が
相手方で知られないと復号することができない、つまり
、互いに会話を行う相互の電話機の暗号器と復号器とを
同期させる必要がある。しかし、電話においては相手が
話をしたい者であることを′fiM認する必要があり、
従って、非暗号化の会話により相手を確認した後に、暗
号化した会話に移すことになり、この時、暗号復号の同
期が簡単にとれることが要望される。
この発明の目的は非暗号会話と、暗号会話との切替えが
可能で、暗号強度が強い暗号化を行うことができかつ、
非暗号会話から暗号会話への切替えが容易な音声暗号装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明によれば送話器(マイク)からの入力信号(ア
ナログ信号)をディジタル信号に変換する符号器と、 その符号器の出力をその出力ビット幅(nビット)単位
で暗号化するストリーム暗号形式を通用した暗号器と、 nビット幅の第1のキャラクタを格納する第1のレジス
タと、 nビット幅の第2のキャラクタを格納する第2のレジス
タと、 第1のセレクタと、 暗号通信開始信号と第1の割込み信号とのうちの最初に
発生した信号により、上記符号器の出力を送出している
状態から、上記第1のキャラクタを所定の複数個送出し
、その後上記第2のキャラクタを1個送出してから上記
暗号器の出力を送出するように上記第1のセレクタを切
替え制御する送話制御手段とを有する送話部と、 ディジタル信号をアナログ信号に変換して受話器(スピ
ーカー)へ供給する符号復号器と、受信したディジタル
信号をnビット単位で復号するストリーム暗号形式を適
用した暗号復号器と、受信したディジタル信号から上記
第1のキャラクタを検出する手段と、 受信したディジタル信号から上記第2のキャラクタを検
出する手段と、 第2のセレクタと、 上記第1のキャラクタを一定個数連続して受信すると上
記第1の割込み信号を発生し、その後、上記第2のキャ
ラクタを検出すると、上記受信したディジタル信号を上
記符号復号器へ供給している状態から上記暗号復号器の
出力を上記符号復号器へ供給するように上記第2のセレ
クタを切替えると共に上記暗号復号器に復号開始指示を
行う受話制御手段とを有する受話部と、 手動操作され、上記暗号通信開始信号を出力するスイッ
チと、 暗号鍵を保持して上記暗号器及び上記暗号復号器へ供給
する第3のレジスタとを具備する。
この装置により、通信回線上での盗聴防止、および通信
中の任意の時点から暗号通信を開始・解除できることが
可能となる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図はこの発明による音声暗号装置(暗号機能付きデ
ィジタル電話機)の実施例の構成を示す。
この装置は本体1、本体1に接続されたハンドセット2
、本体lとI S D N (Integrated 
Ser、v+cesDigital  Network
)の加入者線路4とを接続するための回線終端装置(D
SU)3とから成る。
本体lは、ハンドセット2の送話器2Sからの音声信号
を暗号化して送出する送話部5、暗号化された音声信号
を復号してハンドセット2の受話器2rへ音声信号を出
力する受話部6、回線終端装置3とのインタフェース変
換を行うドライバ/レシーバ7、ドライバ/レシーバ7
、送話部5、受話部6と接続され、l5DNのBチャネ
ルのレイヤlおよびDチャネルのレイヤ1.2を制御す
るレイヤ1,2制御部8、レイヤ1. 2制御部8と接
続され、l5DNのDチャネルのレイヤ3を制御するレ
イヤ3制御部9、通話内容の暗号開始を指示するスイッ
チ10(こののスイッチ10はトグルスイッチになって
おり再度押下すると暗号終了を指示する)、会話する当
事者同志しか知らない暗号鍵を入力する入カポタン11
(入カポタンはダイアルボタン、あるいは別のファンク
シランボタンと兼用であってもよい)、入力された暗号
鍵を保持するためのレジスタ12から成る。
送話部5からのBチャネル信号13がレイヤ1゜2制御
部8へ供給され、レイヤ1,2制御部8からのBチャネ
ル信号14は受話部6へ供給され、ハンドセット2から
の送話信号15は送話部5へ供給され、受話部6からの
受話信号16はハンドセット2へ供給される。スイッチ
lOからの暗号開始信号12は送話部5へ供給され、入
カポタン11の出力信号18はレジスタ12へ供給され
、レジスタ12の出力信号19は送話部5及び受話部6
へ供給される。
第2図に第1図中の送話部5および受話部6の内部構成
例を示す。
符号器21はハンドセット2の送話器2Sからの音声信
号15(アナログ信号)をlハイド(8ビツト)のディ
ジタル信号に変換する(符号器21によるアナログ信号
をディジタル信号に変換する規定は例えばCCITT勧
告(、,711による。
またはCCITT勧告G、721によるADPCM (
Adaptive Differrential Pu
1se Code Modulation)符号器など
でもよい)、暗号器22は符号器21の出力をその出力
幅単位に、この例では1バイトのディジタル信号を1バ
イト単位で暗号化する(暗号化に付いては後程詳細に説
明する)、セレクタ23は送!w111部25によって
信号IIs36を通して符号器21の出力信号線31 
(1ハイド幅)、暗号器32の出力信号線32(1ハイ
ド輻)、端子28からIDLが与えられている信号線3
3、端子29からEOCが与えられている信号線34の
いずれかを選択しで出力する】ハイド幅のセレクタ、セ
レクタ23の出力が1共給される並列直列変換器24は
1ハイド幅のパラレルデータを1ビツトのシリアルデー
タに変換してBチ島ネル信号13として出力する、送話
制御部25は送話部5の全体を制御する、カウンタ26
は送話制御部25がセレクタ23に対して信号線33を
選択指示している状態でセレクタ23の出力信号!ll
A35上のキャラクタが1個送出される毎にカウント値
が1増加するカウンタ、比較器27はカウンタ26の計
数値出力39と信号線40の信号内容とが一致したとき
出力線41をオンにして送話制御部25へ通知する、端
子28はレジスタ81に格納されている第1のキャラク
タ(以下この1ハイドのキャラクタを“IDL″と記す
)が供給される端子、端子29はレジスタ82に格納さ
れている第2のキャラクタ(以下この1ハイドのキャラ
クタを“E OC”と記す)が供給される端子、端子3
0はIDLの送出すべき連続送信個数を示す4fl (
以下この値を“M”と記す)か与えられる端子。送話制
御部25から暗号器22を制御する信号線37、カウン
タ26を制御する信号線38が出ており、端子30から
の値(M)が信号線40−\与えられている。
受話部6において、直列並列変換器51は(Bチャふ長
信号14としての)1ビツトのソリアルデータを1ハイ
ド幅のパラレルデータに変換する、暗号復号器52は直
列並列変換器51からの1ハイドの出力ディジタル信号
61を1ハイド単位で復号する(復号については後桟詳
細に説明する)、セレクタ53は信号線69を通して受
話制御部59によって直列並列変換器51の出力信号6
1、暗号復号器52の出力信号62のいずれかを選択し
て出力する1ハイド幅のセレクタ、符号復号器54はセ
レクタ53の出力63(1ハイド幅)のディジタル信号
を音声信号(アナログ信号)に変換する、比較器55は
信号線61と信号線33との内容が一致したとき出力6
4がオンとなる、カウンタ56は比較器55の出力64
がオンのときカウント値が1増加し、出力64がオフの
ときカウント値が0となる、比較器57はカウンタ56
の計数値出力65と信号線6oの内容とが一致したとき
出力67がオンとなって受話制御部59へ供給される、
比較器5日は信号m61と信号線34との内容が一致し
たとき出力68がオンとなって受話制御部59へ供給さ
れる、受話制御部59は受話部6の全体を制御する、端
子6oにはJDLの連続受信個数を示す値(以下この値
を°N“。
と記す二ただしN5M)が与えられる。
現在ディジタル通信のセキュリティ対策として、送信者
または受信者の一方が鍵をきめ、送信側で送るべきデー
タ(平文)をその鍵で暗号化して暗号文を送信し、受信
側では先の鍵と同一の鍵で受信した暗号文を暗号の逆変
換つまり復号し、もとの平文に戻す方法が用いられてい
る。これらで使用されているアルゴリズム公開型暗号の
代表例としてDES (DESアルゴリズムの詳細:よ
例えば、D、W、 Davies and W、L、 
Pr1ce(上園監訳):”2.。
トワーク・セキュリティ′”、日経マグロウヒル社、1
985 pp、55−84参照) 、FEAL (FE
ALアルゴリズムの詳細は例えば、宮口、白石、清水F
EAL−8暗号アルゴリズム゛、研実報第37巻第41
5号、1988  pp、321−372参照ンがあり
、この発明ではこれらのいずれも使用可能である。
次に、暗号形式(暗号形式の詳細は例えば、DJ。
De−vies and 11.L、 Pr1ce(上
園監訳):“ネットワーク・セキュリティ 、日経マグ
ロウヒル社、1985  ρp、85−102参照)に
ついてみると、この発明では符号化された音声信号が8
ビツト(1ハイド)単位であること、リアルタイi、通
信を可能とすること、回線上のビット誤りの拡大を防ぐ
こ止、強い暗号強度にすることより、ストリーム暗号形
式であるO F B (Output  Feedba
ck )の8ビツトフイードハツクを適用する。つまり
通常の暗号装置は8ハイド単位で処理するものが多いが
、OFBの8ビットフイードバツクは1バイト入力され
るごとに暗号処理する。
この発明は、ISDN基本インタフェース加入者線の情
報チャネル(Bチャ2ル)を用いて、音声を符号化して
通信を行うディジタル電話機に適用できる。以下このデ
ィジタル電話機を例に、第1図、第2図および第3図を
用いてこの発明の詳細な説明する。
l5DNサービスで提供されている回線交換の呼設定I
!能(ISDNの回線交換サービスとその呼設定機能の
詳細は例えば、軟白監修: ’rsDN絵とき読本”、
オーム社、1988 PP、92−106参照)を用い
て、この発明を通用した発信側のディジタル電話m<以
下IAQ話機詰機記す)のBチャ矛ルと、同しくこの発
明を適用した着信側のディジタル電話機(以下「Bt電
話機と記す)のBチャネルとが接続された後の時点より
説明を行う。
まず音声を暗号化して通信を行う前に、B電話機に出た
ものが、At電話機かけた者が話をしたい相手であるか
否かを話をしなからV#認する必要がある。さらにB電
話機に出た者が、A電話機をかけた者が話をしたい相手
であるか否かを確認するために、何らかの手段、例えば
手紙で予め送られている暗号鍵(当事者同志のみしか知
らない数字の組み合わせ)を、暗号化して通信を行う前
に双方が各電話機の入カポタン11より入力する。
双方が暗号鍵を入力したことを会話により確認後、いず
れか一方の者があるいは双方が電話機に付いている暗号
開始を指示するスイッチ10を押下する。以後の通信は
暗号化されているため、もし双方が入力した暗号鍵が異
なれば通信不能(受話器にはノイズのみしか送られて来
ない)となり、通話内容が相手に漏洩する事はない、ま
た享ット・ワーク上の何処かで盗聴したとしても先と同
じ暗号鍵で通信内容を復号しない限り元の通話内容は聞
けない。
ここでいずれか一方の者が誤った暗号鍵を入力した場合
、双方が再度スイッチ11を押下することにより通常の
音声通信となり再度上述の動作を行えばよい。
次に、送話側、受話側の動作を説明する。
述」1可 送話側には4つの動作フェーズが存在する。第1の動作
フェーズは呼設定後から暗号開始指示があるまで(以下
、“フェーズ1”と記す)。第2の動作フェーズは暗号
開始指示によりM個のIDLを送出するまで(以下、“
フェーズ2”と記す)。
第3の動作フェーズは1個のEOCを送出まで(以下、
゛フェーズ3”と記す)、第4の動作フェーズは入力音
声信号を暗号化して送出する(以下、“フェーズ4”と
記す)。
各動作フェーズは第3図参照。
・フェーズI 第1図のハンド七ノド2の送話器2s出力15(アナロ
グ信号)は、第2図の符号器21で1ハイドのディジタ
ル信号に変換される。このとき送話制御部25の出力3
6はセレクタ23に対して信号線31を選択するように
指示する。
よって本フェーズでは第1図の送話部5の出力13には
通常の(暗号化されていない)音声信号が送出される。
また本フェーズ内にA電話機をかけた者とB を詰機を
受けた者とが会話により相手を確認しあい、A電話機を
かけた者およびB電話機に受けた者は双方がそれぞれの
電話機の入カポタン11より暗号鍵を入力し、双方が暗
号鍵を入力したことを会話により確認後、いずれか一方
の者があるいは双方が電話機に付いている暗号開始を指
示するスイッチlOを押下する。
・フェーズ2 第1図のスイッチIOの押下(第3図の71)または第
2図の比較器58の出力68がオン(lDLを連続N個
受信:相手側がこちら側より先にスイッチ10を押下し
た場合)により第2図の送話制御部25の出力36はセ
レクタ23に対して信号線33 (IDLがセットされ
ている)を選択するように指示するとともに、信号線3
8をオンにしてカウンタ26をスタートさせる。これに
よりIDLを送出する毎にカウンタ26のカウント値は
1づつ増加し、カウンタ26の出力39の値がMになれ
ば比較器27の出力41がオンになる。
よって本フェーズでは第1図の送話部5の出力13には
IDLがM個送出される(第3図の72)。
・フェーズ3 比較器27の出力41がオンになれば、送話制御部25
は出力38をオフにしてカウンタ26をクリアするとと
もに、セレクタ23に対して信号線34 (EOCがセ
ットされている)を選択するように指示する。
よって本フェーズでは第1111の送話部5の出力13
にはEOCが1個送出される(第3図の73)。
・フェーズ4 送話制御部25は出力37で暗号器22に対して暗号開
始指示を出すとともに、セレクタ23に対して信号線3
2を選択するように指示する。
よって本フェーズでは第1図の送話部5の出力13には
暗号化された音声信号が送出される。
なお、どのフェーズにおいても再度スイ・ノチ10を押
下すると暗号終了となりフェーズ1に戻る。
受益! 受話側には3つの動作フェーズが存在する。第1の動作
フェーズは呼設定後からIDLを連続\個検出するまで
(以下、“フエーズビと記す)。
第2の動作フェーズはEOCを検出するまで(以下、“
°フェーズ2′°と記す)。第3の動作フェーズは受話
した信号(暗号化された音声信号)を復号する(以下、
“フェーズ3′”と記す)。
各動作フェーズは第3図参照。
・フェーズ1 呼設定後、受話制御部59の出力69はセレクタ53に
対して信号61を選択するように指示しているため、符
号復号器54には受話データ(通常の暗号化されていな
い音声信号)か入力され、第1図のハンドセット2の受
話器2rには相手からの音声が出力される。また呼設定
後はカウンタ56が動作してむ)るため、相手側が音声
の暗号化を開始する前に送出するIDLをいつでも検出
可能である。比較器55がIDLを1個検出する毎にカ
ウンタ56の力うント値は1づつ増加する。
カウンタ56の計数値65がNになると比較器57の出
力67がオンになり、受話制御部59はこれを受けてフ
ェーズ2になる(第3図の74)。
よって本フェーズでは第1図の受話部6の出力16には
受話した音声信号をそのままアナログ変換して出力する
・フェーズ2 信号[61上にEOCを受話すると比較器58の出力6
8がオンになり、受話制御部59はこれを受けてフェー
ズ3になる(第3図の75)。
よって本フェーズではこれから受話する暗号化された音
声信号の復号待ち状態である。
・フェーズ3 受話制御部59は出力69をオンにし、これにより暗号
復号器52は受信データ(暗号化された音声信号)の復
号を開始し、セレクタ53は信号62を選択する。ここ
で相手側が音声を暗号化するために入力した暗号鍵と同
し暗号鍵が第1図のレジスタ12にセントされていれば
暗号化された音声信号は完全に元の音声信号に復号でき
るが、暗号鍵が相手側と異なれば暗号化された音声信号
は元の音声信号には戻らない。
よって本フェースでは第1図の受話部6の出力164こ
は受話した暗号化された音声信号を復号し、それをアナ
ログ変換して出力する。
なお、どのフェーズにおいても再度スイッチIOを押下
すると暗号終了となりフェーズlに戻る。
〔発明の効果〕 以上の説明から理解されるように、この発明は下記の効
果を有する。
■ DBS、FEAL等の暗号アルゴリズムを使用し、
ストリーム暗号形式で暗号化しているため暗号強度は強
い。
■ 暗号、復号はディジタル信号で行うため、暗号化に
よる復号音質の劣化はない。
■ 暗号、復号処理を符号器の出力幅単位(実施例では
8ビット単位)で行っているため信号処理遅延が小さい
、これにより会話のやりにくさはない。
■ 暗号開始指示スイッチを操作するだけで特定のキャ
ラクタが所定数自動的に送出され、その後、他の特定の
キャラクタが1つ自動的に送出され、これを相手方で検
出して、復号を開始するため、ストリーム暗号形式の暗
号を同期をとって復号することができ、これは亮速に行
われるため、通常の会話から暗号化した会話状態への切
り換えが瞬時に行える。
■ 簡単な構成であるためハードウェア規模が小さく、
現在のLSI技術で容易にlチップ化可能な範囲であり
、安価に装置の実現が可能。
■ IDLをN個受信した後に、所定時間以内にEOC
を受信した時に暗号の復号を開始するようにしているた
め、音声信号中にEOCと同一のものが生しても誤動作
するおそれはない、またN=MとするとM個のIDL中
にビット誤りが生した場合は同期化しない、しかしN<
Mとし、かつビット誤りが止しても少くともN個は正し
く IDLを受信できる程度にNを選定しておけば、ビ
ット誤りに影響されることなく同期化する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すプロンク図、第2図
は第1回中の送話部5および受話部6の内部構成例を示
すブayり回、 第3図は第1図、 第 2回の動作を説明するためのタイムチャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送話器からのアナログ信号をディジタル信号に変
    換する符号器と、 その符号器の出力をその出力ビット幅(nビット)単位
    で暗号化するストリーム暗号形式を適用した暗号器と、 nビット幅の第1のキャラクタを格納する第1のレジス
    タと、 nビット幅の第2のキャラクタを格納する第2のレジス
    タと、 第1のセレクタと、 暗号通信開始信号と第1の割込み信号とのうちの最初に
    発生した信号により、上記符号器の出力を送出している
    状態から、上記第1のキャラクタを所定の複数個送出し
    、その後、上記第2のキャラクタを1個送出してから上
    記暗号器の出力を送出するように上記第1のセレクタを
    切替え制御する送話制御手段とを有する送話部と、 ディジタル信号をアナログ信号に変換して受話器へ供給
    する符号復号器と、 受信したディジタル信号をnビット単位で復号するスト
    リーム暗号形式を適用した暗号復号器と、上記受信した
    ディジタル信号から上記第1のキャラクタを検出する手
    段と、 上記受信したディジタル信号から上記第2のキャラクタ
    を検出する手段と、 第2のセレクタと、 上記第1のキャラクタを一定個数連続して受信すると上
    記第1の割込み信号を発生し、その後、上記第2のキャ
    ラクタを検出すると、上記受信したディジタル信号を上
    記符号復号器へ供給している状態から上記暗号復号器の
    出力を上記符号復号器へ供給するように上記第2のセレ
    クタを切替えると共に上記暗号復号器に復号開始指示を
    行う受話制御手段とを有する受話部と、 手動操作され、上記暗号通信開始信号を出力するスイッ
    チと、 暗号鍵を保持して上記暗号器及び上記暗号復号器へ供給
    する第3のレジスタと、 を具備する音声暗号装置。
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Cited By (3)

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