JPH0480581A

JPH0480581A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JPH0480581A
Application number: JP19333190A
Authority: JP
Inventors: Osamu Amezutsumi; 雨堤　治
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-07-20
Filing date: 1990-07-20
Publication date: 1992-03-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、冷蔵庫、とくにこの冷蔵庫の内部に設けるダ
クト構造に関するものである。

従来の技術冷蔵庫には除霜機能を有する蒸発器が組込まれ、強制通
風によって庫内を冷却している。この蒸発器は表面温度
が低温となるため、食品および外気よりの湿気が蒸発器
の冷気吸込側に着霜し、目詰りを生じる。この着霜によ
る冷却機能を防止するために、冷蔵庫においては定期的
にヒータなどで除霜する必要がある。しかし、除霜は余
分な電力を消費するため、この頻度をなるべく少なくす
る必要があり、従来より、蒸発器の冷気吸込側にバイパ
ス用のダクト（通路）を設けることが行われてきた。

以下、従来の実施例を第２図をもとに説明する。

１は冷蔵庫本体であり、外箱２と内箱３とこれらの間に
充填された発泡断熱材４とで構成されている。５は除霜
用ヒータ６が組み込まれた蒸発器であり、下面に冷気吸
込口５ａが設けられ、上面に冷気吐出口５ｂが設けられ
ている。蒸発器５は内箱３の背面箇所に配置され、この
蒸発器５の庫内１３側は断熱壁７およびカバー８で覆わ
れて仕切られている。断熱壁７の下方側は切欠かれて第
１のバイパスダクト９が形成され、この第１のバイパス
ダクト９により、蒸発器５の冷気吸込口５ａが開口され
ている吸込部１４と蒸発器５の下部前面部とが連通され
ている。また、内箱３における蒸発器５の下部後面部お
よび吸込部１４の対向箇所には凹部が形成されて第２の
バイパスダクト１０が形成され、この第２のバイパスダ
クト１０により吸込部１４と蒸発部５の下部後面部とが
連通されている。

また、蒸発器５の上方には、庫内攪拌用のファンモータ
１１により駆動される冷気循環用のファン１２が配設さ
れ、このファン１２で食品を保存する庫内１３に冷気を
送るようになっている。

以上のように構成された冷蔵庫において以下その動作を
説明する。

機械室に設けられた圧ａｌｌ（図示せず）の運転と同時
に庫内攪拌用のファンモータ１１が回転され、冷気循環
用ファン１２により冷気が庫内１３に循環され、冷却運
転が行われる。この冷却運転の初期には、冷気吸込口５
ａから吸込まれる冷気により蒸発器５の下部が着霜し、
次いで、バイパスダクト９．１０を介して吸込まれる冷
気により蒸発器５の下部前後面が着霜する。

発明が解決しようとする課題しかしながら上記従来の構成では、バイパスダクト９．
１０を介して蒸発器５の下部についた霜が次第に成長し
、さらにはバイパスダクト９．１０を閉塞させて完全に
目詰り状態となり、蒸発器５上部が目詰り状態でなくと
も冷気循環用ファン１２による冷気循環作用が行われず
、除霜用ヒータ６による除霜をせねばならず、短時間サ
イクルでの除霜か必要となるという欠点を有していた。

本発明は上記問題を解決するもので、除霜間隔を長くで
きる冷蔵庫を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段上記問題を解決するために本発明の冷蔵庫は、外箱と内
箱の間に断熱材が充錘されてなる冷蔵庫本体における内
箱背面部に、冷気吸込口と冷気吐出口を有する蒸発器を
設け、前記冷気吸込口が開口されている吸込箇所から蒸
発器内の冷気流れ上流側部分に連通ずるバイパス通路を
設け、前記吸込箇所近傍から蒸発器内の冷気流れ下流側
部分に連通するバイパス追加通路を設けたものである。

作用上記構成によって、蒸発器内の冷気流れ上流側部分に連
通ずるバイパス通路にまで霜か成長し、蒸発器の冷気吸
込側（上流側）が完全に目詰りの状態に至っても、蒸発
器内の冷気流れ下流側に連通ずるバイパス追過通路を介
して蒸発器下流側部分への冷気循環が行われ、冷却作用
が継続される。

これにより、完全に目詰り状態となるまでの期間がのび
、除霜間隔を長くできる。

実施例以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明するが、従来と同一構成については同一番号を付して
その詳細な説明を省略する。

第１図に示すように、冷蔵庫本体１における蒸発器５の
配置箇所近傍には、第１および第２のバイパスダクト９
，１０に加えてバイパス追加ダクト２１が設けられてい
る。すなわち、内箱３および発泡断熱材４における第２
のバイパスダクト１０のさらに外側部分が凹溝状に窪め
られてバイパス追加ダクト２１が形成され、このバイパ
ス追加ダクト２１の下端は吸込部１４の下方に開口され
ているとともにバイパス追加ダクト２１の上端は蒸発器
５の上部後面に穿設された角孔（図示せず）に連通され
ている。なお、このバイパス追加ダクト２１の幅寸法は
蒸発器５の幅とほぼ同じとされ、下端の開口部２１ａの
開口面積は第１および第２のバイパスダクト９．１０の
吸込部１４への開口面積より小さくされている。

次に、上記構成における作用を説明する。

冷却運転が行われると、バイパス追加ダクト２１下端の
開口部２１ａは第１、第２バイパスダクト９゜１０の開
口部より小さいため、冷気は吸込部１４に流入し、初期
には冷気吸込口５ａが設けられている蒸発器５の下部に
着霜し、次いで第１、第２のバイパスダクト９．１０を
介して蒸発器５の下部前後面に着霜し、蒸発器５の冷気
吸込口５ａ側および下部前後面側が完全に目詰り状態に
至ると、循環冷気はバイパス追加ダクト２１を通り、蒸
発器５の上部へと循環し、引き続き冷却作用が継続され
る。

このため、着霜が蒸発器５全体均一に広がって着霜面積
が拡大し、目詰り時間が延長されて除霜間隔を長くでき
、消費電力は低減する。

発明の効果以上のように本発明によれば、蒸発器の冷気流れ上流側
部分に連通するバイパス通路に加えて、蒸発器の冷気流
れ下流側部分に連通ずるバイパス追加通路を設けたこと
により次のような効果を得られる。

１）着霜による蒸発器吸込側の目詰りのための早期冷却
不良がなくなる。

２）除霜間隔の延長が可能となってヒータ除霜回数が低
減され、この結果、消費電力量の低減が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における冷蔵庫の蒸発器配設
部の縦断面図、第２図は従来の冷蔵庫の蒸発器配設部の
縦断面図である。１・・・冷蔵庫本体、２・・・外箱、３・・・内箱、４
・・・発泡断熱材、５・・・蒸発器、５ａ・・・冷気吸
込口、５ｂ・・・冷気吐出口、７・・・断熱壁、８・・
・カバー、９，１０・・バイパスダクト、２１・・・バイパス追加タクト、１ａ・・開口部。

Claims

【特許請求の範囲】

１、外箱と内箱の間に断熱材が充鎮されてなる冷蔵庫本
体における内箱背面部に、冷気吸込口と冷気吐出口を有
する蒸発器を設け、前記冷気吸込口が開口されている吸
込箇所から蒸発器内の冷気流れ上流側部分に連通するバ
イパス通路を設け、前記吸込箇所近傍から蒸発器内の冷
気流れ下流側部分に連通するバイパス追加通路を設けた
冷蔵庫。