JPH0480548A - アンダーフロアー空調用吹出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アンダーフロア−空調システムにおいてフロ
アパネルに配置されるアンダーフロア−空調用吹出装置
に関する。

［従来の技術］ 近時、事務用のビル等では、床下に空間を形成し、この
空間に暖気あるいは冷気を供給し、これ等の暖気あるい
は冷気を床面に形成される吹出口から室内に噴出し、室
内の空調を行なうアンダーフロア−空調が行なわれてい
る。

第８図は、従来のアンダーフロア−空調システムを示す
もので、このシステムでは、空調機１１からの暖気ある
いは冷気は、フロアパネル１３の下部に形成される二重
床空間１５を通り、アンダーフロア−空調用吹出口１７
から室内１９に噴出され、室内１９の空調が行なわれて
いる。

そして、このようなアンダーフロア−空調用システムで
は、一般に、吹出口１７には、図示しない吹出グリルが
配置されている。

従来、このようなアンダーフロア−空調用システムにお
ける吹き出し方式としては、主に以下の３方式が知られ
ている。

■　吹出グリルに直接ダクトを接続して給気を行なう方
式。

■　ダクトを接続せず、二重床内の空気を加圧し、床内
と室内との空気圧の差を利用して給気を行なう方法（静
圧差利用型方式）。

■　二重床内の空気の圧力（静圧差）の他に、その流れ
のもつ圧力（動圧）を利用して給気を行なう方法（全圧
利用型方式）。

ここで、■の静圧差利用型方式では、静圧差を駆動力と
しているため、床内の静圧を均一に保つ必要があり、こ
のために、 （ａ）二重床の高さを高くして動圧の影響を小さくする
。

（ｂ）二重床内の空気の流れをコントロールするための
構築物を設ける。

（ｃ）吹出グリルの空気取り込み部分に圧力調節用のダ
ンパーを設ける。

等の対策が必要になる。

これに対して■の全圧利用型方式では、二重床内の空気
の圧力（静圧差）の他に、その流れのもつ圧力（動圧）
を利用して給気を行なっており、一方、二重床内では、
静圧あるいは動圧の分布に比べ全圧の分布は、比較的均
一であるので、全圧利用型方式の方が均一な吹き出し風
量を得ることができる。

すなわち、一般に、全圧利用型方式の床吹出口を有する
アンダーフロア−空調用システムでは、二重床の高さを
低くしても、吹き出し風量のバランスをとりやすいため
、階高を節約し、居住空間の高さを確保することができ
る。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような全圧利用型方式のアンダーフ
ロア−空調用システムでは、第９図に示すように、吹出
口の施工時には、二重床内の気流の流れＦを正確に予測
、あるいは、測定し、気流の流れＦに合わせて、吹出装
置２１の気流取込口２３を開口させる必要があるという
問題があった。

すなわち、一般に、二重床内は、電源２通信の配線等に
利用されているため、配線が追加されたり、そのルート
が変わると、これにともない、床内の気流状態が変わり
、その都度気流取込口２３の方向を設置し直す必要があ
るという問題があった。

本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、気流取込口の開口方向を容易。

迅速に変更することのできるアンダーフロア−空調用吹
出装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明にかかわるアンダーフロア−空調用吹出装置は、
フロアパネルに形成される開口部に吹出グリルを配置し
てなるアンダーフロア−空調用吹出装置において、前記
吹出グリルの下方に、側面に気流取込口を有する気流取
込部材を配置し、この気流取込部材を、前記吹出グリル
に、この吹出グリルの中心軸を中心にして相対回転自在
に支持してなるものである。

〔作　用〕

本発明のアンダーフロア−空調用吹出装置では、吹出グ
リルに支持される気流取込部材が回動され、気流取込口
の開口方向が変更される。

〔実施例〕

以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。

第１図および第２図は、本発明のアンダーフロア−空調
用吹出装置の一実施例を示すもので、図において符号２
５は、例えば、フリーアクセス型のフロアパネルを示し
ている。

このフロアパネル２５の下方には、床スラブ２７が配置
されており、フロアパネル２５と床スラブ２７との間の
空間２９がチャンバーとされている。

フロアパネル２５に形成される開口部３１には、開口３
５を有する吹出グリル３７が配置されている。

しかして、この実施例では、吹出グリル３７の下方には
、底面３９を有する有底円筒状の気流取込部材４１が配
置されている。

この気流取込部材４１の上端開口は、吹出グリル３７の
筒状部４３に挿入されている。

また、気流取込部材４１の側面には、矩形形状の気流取
込口４５が開口されている。

そして、この気流取込部材４１は、吹出グリル３７に、
吹出グリル３７の中心軸を中心にして相対回転自在に支
持されている。

すなわち、この実施例では、吹出グリル３７の中心部材
４７の下端には、軸受部４９が形成され、一方、気流取
込部材４１の底面３９の中央には、上方に突出する支持
軸５１の一端が固着されている。

支持軸５１の上端には、第３図に示すように、円板状の
支持板５３が形成されている。

そして、この支持板５３は、軸受部４９内に収容され、
ベアリング５５．５７により、スラスト方向およびラジ
アル方向の回転を支持されている。

また、この実施例では、気流取込部材４１の底面３９に
は、下方に突出して、三角形状の気流案内板５９が固着
されており、気流の方向に常に気流取込口４５が向くよ
うに、気流取込部材４１が自動的に回転する。

この気流案内板５９は、気流取込口４５の開口方向に略
平行に配置されている。

以上のように構成されたアンダーフロア−空調用吹出装
置では、吹出グリル３７の下方に、側面に気流取込口４
５を有する気流取込部材４１を配置し、この気流取込部
材４１を、吹出グリル３７に、この吹出グリル３７の中
心軸を中心にして相対回転自在に支持したので、吹出グ
リル３７に支持される気流取込部材４１が回動され、気
流取込口４５の開口方向が変更されるため、気流取込口
４５の開口方向を容易、迅速に変更することが可能とな
る。

従って、吹出口の族ニー時等に、気流の流れに合わせて
、気流取込口４５を容易に開口させることができる。

また、この実施例では、気流取込部材４１の底面３９に
、気流案内板５９を配置したので、気流の方向に常に気
流取込口４５が向くように、気流取込部材４１が自動的
に回転するため、床内の気流状態が変わった場合番こも
、常に、気流取込口４５の方向を気流の方向に位置させ
ることが可能となる。

第４図ないし第７図は、本発明のアンダーフロア−空調
用吹出装置の他の実施例を示すもので、この実施例では
、気流取込部材６１の上部開口６３には、その外周にフ
ランジ部６５が形成され、このフランジ部６５が、吹出
グリル３７の下端内周に形成されるフランジ部６７に回
動自在に支持されている。

すなわち、第５図に示すように、気流取込部材６１のフ
ランジ部６５がスラストベアリング６９およびラジアル
ベアリング７１を介して、吹出グリル３７のフランジ部
６７に支持されている。

また、この実施例では、気流取込部材６１の気流取込口
４５に対向する位置には、曲面からなる気流案内部７３
が形成されている。

さらに、気流取込部材６１は、第６図および第７図に示
すように、気流取込口４５から下流側に拡大するスカー
ト状とされており、その下面に、気流案内板５９が固定
されている。

以上のように構成されたアンダーフロア−空調用吹出装
置においても、第１図に示したアンダーフロア−空調用
吹出装置とほぼ同様の効果を得ることができるが、この
実施例では、気流取込部材６１の下面に気流案内板５９
を配置し、さらに、気流取込部材６１を、気流取込口４
５から下流側に拡大するスカート状としたので、気流に
対してより敏感に気流取込部材６１を回動させ、気流取
込口４５を気流側に向けることが可能となる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明のアンダーフロア−空調用吹
出装置では、吹出グリルの下方に、側面に気流取込口を
有する気流取込部材を配置し、この気流取込部材を、吹
出グリルに、この吹出グリルの中心軸を中心にして相対
回転自在に支持したので、吹出グリルに支持される気流
取込部材が回動され、気流取込口の開口方向が変更され
るため、気流取込口の開口方向を容易、迅速に変更する
ことができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアンダーフロア−空調用吹出装置の一
実施例を示す縦断面図である。 第２図は第１図のアンダーフロア−空調用吹出装置を示
す斜視図である。 第３図は第１図のアンダーフロア−空調用吹出装置の軸
受部と支持軸との連結部の詳細を示す縦断面図である。 第４図は本発明のアンダーフロア−空調用吹出装置の他
の実施例を示す断面図である。 第５図は第４図の気流取込部材の吹出グリルへの支持部
の詳細を示す断面図である。 第６図は第４図の気流取込部材の概略を示す斜視図であ
る。 第７図は第６図の上面図である。 第８図はアンダーフロア−空調システムの一例を示す断
面図である。 第９図は吹出装置の配置例を示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明］ ２５・・・フロアパネル ３１・・・開口部 ３７・・・吹出グリル ４１・・・気流取込部材 ４５・・・気流取込口。 第２７！Ｉ 第 図 第 図 第４ 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フロアパネルに形成される開口部に吹出グリルを
   配置してなるアンダーフロアー空調用吹出装置において
   、前記吹出グリルの下方に、側面に気流取込口を有する
   気流取込部材を配置し、この気流取込部材を、前記吹出
   グリルに、この吹出グリルの中心軸を中心にして相対回
   転自在に支持してなることを特徴とするアンダーフロア
   ー空調用吹出装置。