JPH0480272B2 - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の縦断面図及び第２
図は同実施例に基づく組込みユニツトの非取付状
態の縦断面図である。 １……電磁石、２……可動片、３……板ばね、
４……棒、５……巻線、６……滑りリング、７…
…制御棒、８……支持板（仕切壁）、９……弁装
置、１０，１１……弁、１２……弁ケーシング、
１３……切り起こされた舌片、１４……切欠、１
５……リツプ付スリーブ、１６，１７……シール
リツプ、１８……スリーブ体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 可動片を操作する電磁石と、可動片によつて
   制御されて圧力媒体の流れを監視する弁装置と、
   電磁石と弁装置との間の仕切壁と、可動片と弁装
   置との間に配置された制御棒のための、シール機
   能を有する仕切壁貫通部とを備えたソレノイド弁
   であつて、制御棒のシールのためにリツプ付スリ
   ーブが設けられている形式のものにおいて、前記
   仕切壁が、切欠１４を備えた支持板８から成り、
   リツプ付スリーブ１５のスリーブ体１８がこの切
   欠１４内に予圧下で挿入されておりかつこの支持
   板８と一緒に組込みユニツトを形成しており、か
   つスリーブ体１８の軸方向の予圧を生ぜしめるべ
   く、前記組込みユニツトの非取付状態では、リツ
   プ付きスリーブ１５のスリーブ体１８の軸方向の
   厚さが、これを収容する前記切欠１４の深さに比
   して大きく、これによりスリーブ体１８のシール
   リツプ１７が切欠１４から軸方向にはみ出す如く
   構成されていることを特徴とするソレノイド弁。 ２ スリーブ体１８が支持板１８に加硫法によつ
   て結合されている特許請求の範囲第１項記載のソ
   レノイド弁。 【特許請求の範囲】 ［産業上の利用分野］ 本発明は特許請求の範囲第１項の上位概念に記
   載のソレノイド弁に関する。 ［従来の技術］ この種のソレノイド弁の問題点は、制御棒をし
   て仕切壁をシール機能下で貫通せしめることによ
   つて高圧を維持しなければならず、しかも摩擦を
   小さくしなければならないことにある。公知技術
   ではパツキンとしてスリーブが使用されるが、し
   かしこのスリーブは−特に小寸法の場合には−組
   込が困難である。それゆえすでに、扱いやすくす
   るために、制御棒のリングパツキンを収容する支
   持板が公知である（米国特許第3250294号明細書
   参照）。 かくの如く、支持板を備えたリングパツキンが
   組込みユニツトとして取付けられる。しかしこの
   公知の支持板は補助的なパツキンリングによつて
   ケーシング内でシールされなければならない。 ［発明の課題］ 本発明の課題は制御棒のシルーブパツキンが支
   持板のシールをも同時に行うようにすることにあ
   る。 ［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決した本発明の要旨は可動片を操
   作する電磁石と、可動片によつて制御されて圧力
   媒体の流れを監視する弁装置と、電磁石と弁装置
   との間の仕切壁と、可動片と弁装置との間に配置
   された制御棒のための、シール機能を有する仕切
   壁貫通部とを備えたソレノイド弁であつて、制御
   棒のシールのためにリツプ付スリーブが設けられ
   ている形式のものにおいて、前記仕切壁が、切欠
   を備えた支持板から成り、リツプ付スリーブのス
   リーブ体がこの切欠内に予圧下で挿入されており
   かつこの支持板と一緒に組込みユニツトを形成し
   ており、かつスリーブ体の軸方向の予圧を生ぜし
   めるべく、前記組込みユニツトの非取付状態で
   は、リツプ付きスリーブのスリーブ体の軸方向の
   厚さが、これを収容する前記切欠の深さに比して
   大きく、これによりスリーブ体のシールリツプが
   切欠から軸方向にはみ出す如く構成されているこ
   とにある。 ［発明の効果］ このように構成したことにより、取付け状態で
   はリツプ付きスリーブが平たく圧縮されるため、
   このリツプ付きスリーブにより制御棒が半径方向
   でシールされるばかりでなく、支持板も軸方向で
   シールされることになる。これにより、その他の
   パツキンを設ける必要がない。さらに、支持板に
   リツプ付きスリーブを収容し、この支持板を取付
   けるので、組立が容易となる。 ［実施例］ ソレノイド弁は電磁石１を備えており、電磁石
   １は板状の可動片２を備えている。可動片２は板
   ばね３に懸架されており、かつ棒４を備えてい
   る。棒４は巻線５を貫通しておりかつ滑りリング
   ６によつて案内されている。 棒４はその自由端で制御棒７に作用しており、
   制御棒７は支持板８（仕切壁）に貫通案内されて
   いる。支持板８は「乾いた」電磁石１を弁装置９
   から仕切つており、弁装置９は２つの弁１０，１
   １によつて圧力媒体の流れを監視する。 支持板８は弁ケーシング１２の切り起こされた
   舌片１３によつて弁ケーシング１２にかしめ固定
   されている。支持板８はリツプ付スリーブ１５を
   収容するための切欠１４を備えている。かくの如
   くにして、リツプ付スリーブ１５と支持板８（仕
   切壁）とから成る組込みユニツトが形成されてい
   る。 切欠１４の外径はリツプ付スリーブ１５が半径
   方向の予圧下で挿入される如く設計されている。
   リツプ付スリーブ１５は弁内の圧力媒体の流れに
   面した２つのシールリツプ１６，１７を備えてい
   る。 支持板８とリツプ付スリーブ１５とから成る組
   込みユニツトを非取付状態で示した第２図から判
   るように、リツプ付スリーブ１５のスリーブ体１
   ８は切欠１４の深さに比して大きな軸方向の寸法
   を有している。 この組込みユニツトの取付けのためにまず、制
   御棒７がリツプ付スリーブ１５内へ挿入される。
   次いで支持板８が弁ケーシング１２内にかしめ固
   定される。そのさいスリーブ体１８は内側のシー
   ルリツプ１６範囲で軸方向に圧縮され、このた
   め、シールリツプ１６が著しく緊縮されるととも
   に、弁ケーシング１２内での支持板８の確実なシ
   ールが得られる（面環状のシール機能）。 スリーブ体１８が支持板８に加硫法によつて結
   合されていると有利である。 本発明による制御棒７のこのパツキンはほぼ１
   mm程度の小径の制御棒のために特に適している。
   このパツキンは高圧に耐えかつわずかな摩擦しか
   有しない。その上、特に支持板８が取付要求に大
   じて大きくも小さくも形成されるので、組込みユ
   ニツトは簡単に取付けられる。