JPH082541Y2 - 直動形電磁弁 - Google Patents

直動形電磁弁

Info

Publication number
JPH082541Y2
JPH082541Y2 JP1990406051U JP40605190U JPH082541Y2 JP H082541 Y2 JPH082541 Y2 JP H082541Y2 JP 1990406051 U JP1990406051 U JP 1990406051U JP 40605190 U JP40605190 U JP 40605190U JP H082541 Y2 JPH082541 Y2 JP H082541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
solenoid
port
opening
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990406051U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0493576U (ja
Inventor
惇 西部
彰二 高野
喜弘 深野
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP1990406051U priority Critical patent/JPH082541Y2/ja
Publication of JPH0493576U publication Critical patent/JPH0493576U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH082541Y2 publication Critical patent/JPH082541Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直動形の電磁弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複数のポート、これらのポートを連通さ
せる流路中の弁座、及び該弁座を開閉する弁体を有する
弁部と、上記弁体を駆動するソレソイド部とを備えた直
動形電磁弁は、特に例示するまでもなく既に知られてい
る。しかしながら、上記公知の電磁弁は、弁部を流れる
圧力流体がソレノイド部に流入するために、ソレノイド
部の鉄心に予め塗布した潤滑剤が圧力流体によって流出
し、このため可動鉄心の動作が悪くなって応答遅れを生
じたり、或いは摩耗して動作不良になるという問題があ
る。
【0003】この問題を解決するために、ソレノイド部
に設けたOリングを可動鉄心の外周面に密接させて、ソ
レノイド部への流体の流入を防止した電磁弁が提案され
ているが、Oリングによるシールは摺動シールのために
抵抗が大きく、かつリングが摩耗し易いので、シール部
材の寿命が短いという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、流体のソレノイド部への流入を防止するシ
ール部材の寿命が長い直動形電磁弁を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、圧力流体の入力ポート、出力ポート及び
排出ポート、上記出力ポートと入力ポート及び排出ポー
トとを連通させる流路中の供給弁座及び排出弁座、並び
にこれらの弁座を開閉する弁体を有する弁部と、上記弁
体を駆動するソレノイド部とを備えた直動形電磁弁にお
いて、上記弁部が、ソレソイド部側に開設した上記排出
ポートと、上記ソレノイド部をシールするための、弾性
を有する素材で薄板状に形成した環状のブロックパッキ
ンとを備え、上記ソレノイド部の可動鉄心が、上記ブロ
ックパッキンの開口に遊挿された先端部分に、該ブロッ
クパッキンの開口周縁に密接して上記排出ポートを流れ
る流体のソレノイド部への流入を防止する肩部を備えて
いることを特徴としている。
【0006】
【作用】弁体が供給弁座を開放して排出弁座を閉鎖する
と、入力ポートの流体が出力ポートから出力される。こ
の場合、可動鉄心の肩部とブロックパッキンの開口との
間には間隙があるが、排出弁座が閉鎖されているので、
弁部を流れる流体がソレノイド部に流出することはな
い。弁休が排出弁座を開放して供給弁座を閉鎖すると、
可動鉄心の肩部がブロックパッキンの開口周縁に当接す
るとともに、排出ポートを流れる流体の流体圧により薄
板状のブロックパッキンが肩部に密接して、排出ポート
とソレノイド部の間をシールする。したがって、排出ポ
ートを流れる流体がソレノイド部に流出することはな
い。上記段部とブロックパッキンによるソレノイド部の
シールは、密接によるシールで摺動シールではないか
ら、ブロックパッキンの摩耗が殆どなく、その寿命を長
くすることができる。
【0007】
【実施例】図は本考案の実施例を示し、3ポート弁とし
て構成された直動形電磁弁は、弁部1とソレノイド部2
を備えている。
【0008】上記弁部1の弁本体4は、圧縮空気等の圧
力流休の入力ポートP、出力ポートA及び排出ポート
R、並びに入力ポートPと出力ポートAを連通させる流
路中の供給弁座5を備え、出力ポートAと排出ポートR
を連通させる流路中に密に嵌着した環状のリティナ6
に、上記供給弁座5に対向する排出弁座7と、該排出弁
座7を排出ポートRに連通させる径方向の通路8,8が
形成され、弁座5と7の間に摺動可能に挿入したダブル
ポペット形の弁体9は、弁ばね10によって排出弁座7
を閉鎖する方向に付勢されている。
【0009】上記弁本体4は、弁座5と7を対向させて
形成して、ダブルポペット形の1個の弁体9でこれらの
弁座を開閉することによって、弁部1の軸方向長さを短
くすることができる。
【0010】弁本体4のソレソイド部2側には、環状の
ブッシュ11が装着され、リティナ6とブッシュ11の
間に、弾性を有する素材でダイヤフラム類似の薄板状に
形成した環状のブロックパッキン12が挟持され、リテ
ィナ6におけるブロックパッキン12の挟持面に、同心
円状の凸部を複数形設してこの面からの流体のリークを
防止しており、ブッシュ11のソレノイド部2側にはク
ッション13が取付けられている。
【0011】上記ソレソイド部2は、励磁コイル15を
巻回したボビン16、該ボビンの中心孔の一端に取付け
た固定鉄心17、上記中心孔内を摺動する可動鉄心1
8、及びこれらを囲繞する磁気枠19及び磁気板20を
備え、全体が樹脂によりモールドされている。
【0012】上記可動鉄心18は、先端に環状のキャッ
プ21が螺着され、該キャップ21と可動鉄心18の段
部との間にクッション22が挟持され、可動鉄心18と
磁気板20との間に復帰ばね23が縮設されている。ま
た、可動鉄心18の中心部分に軸方向に摺動可能に挿入
されたプッシュロッド25は、オーバートラベルばね2
6によって弁部1に向けて付勢されており、その先端部
分25aは、図2に詳細を示すように、周面の軸方向
通路27,・・と、ブロックパッキン12の開口周縁に
密接してソレノイド部2をシールする肩部28を有し、
キャップ21、プッシュ11、ブロックパッキン12及
びリティナ6の中心孔を通って弁体9に当接している。
図1中の符号30は、可動鉄心18を手動により移動さ
せるための押釦、31は呼吸ポートである。
【0013】上記実施例は、弁体9が供給弁座5を閉鎖
して排出弁座7を開放している図1及び図2の左側の状
態において、ソレノイド部2を励磁すると、復帰ばね2
3の付勢力に抗して可動鉄心18が固定鉄心17に吸着
され、弁体9が弁ばね10により供給弁座5を開放して
排出弁座7を閉鎖するので、入力ポートPの流体が出力
ポートAから流出する(図1及び図2の右側参照)。
の場合、プッシュロッド25の肩部28とブロックパッ
キン12の開口の間には、図2の右側に示すように間隙
が形成されている。しかしながら、弁体9が排出弁座7
を閉鎖しているので、出力ポートAを流れる流体が排出
ポートRからソレノイド部2に流出することはない。
【0014】ソレソイド部2の励磁を解除すると、復帰
ばね23により可動鉄心18とプッシュロッド25が元
の状態に復帰し、弁体9が供給弁座5を閉鎖して排出弁
座7を開放するので、出力ポートAの流体が通路27,
・・及び8,8を通って排出ポートRから排出される。
この場合、プッシュロッド25の肩部28がブロックパ
ッキン12の開口周縁に当接するとともに、排出ポート
Rから排出される流体の流体圧によりブロックパッキン
12が肩部28に密接してシールするので、出力ポート
Aから排出ポートRに流れる排出流体がソレソイド部2
に流入することはない。また、可動鉄心18とキャップ
21の固定鉄心17とブッシュ11への衝突は、クッシ
ョン13と22によって緩和される。
【0015】上記ブロックパッキン12は、弾性を有す
る素材で薄板状に形成したことにより、ダイヤフラムと
同様に容易に変位して肩部28に密接する。また、プッ
シュロッド25とブロックパッキン12との間には摺動
シール部がないために、プッシュロッド25の移動に対
する抵抗が小さく、かつ摩耗も殆どない。したがって、
ブロックパッキン12の寿命を長くすることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案の直動形電磁弁は、弁部とソレノ
イド部との間を、可動鉄心に設けた肩部とブロックパッ
キンの開口周縁との密接によりシールするために、シー
ル部に摺動シール部がないので、摺動シールと異なりソ
レノイド部の駆動抵抗が小さく、かつブロックパッキン
の摩耗も殆どないので、シール部の寿命を長くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】要部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁部 2 ソレソイド部 5 供給弁座 7 排出弁座 9 弁体 12 ブロックパッキン28 肩部 P,A,R ポート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体の入力ポート、出力ポート及び
    排出ポート、上記出力ポートと入力ポート及び排出ポー
    トとを連通させる流路中の供給弁座及び排出弁座、並び
    にこれらの弁座を開閉する弁体を有する弁部と、上記弁
    体を駆動するソレノイド部とを備えた直動形電磁弁にお
    いて、上記弁部が、ソレノイド部側に開設した上記排出ポート
    と、上記ソレノイド部をシールするための、弾性を有す
    る素材で薄板状に形成した環状のブロックパッキンとを
    備え、 上記ソレノイド部の可動鉄心が、上記ブロックパッキン
    の開口に遊挿された先端部分に、該ブロックパッキンの
    開口周縁に密接して上記排出ポートを流れる流体のソレ
    ノイド部への流入を防止する肩部を備えている、 ことを特徴とする直動形電磁弁。
JP1990406051U 1990-12-28 1990-12-28 直動形電磁弁 Expired - Lifetime JPH082541Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406051U JPH082541Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 直動形電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406051U JPH082541Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 直動形電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0493576U JPH0493576U (ja) 1992-08-13
JPH082541Y2 true JPH082541Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31883370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990406051U Expired - Lifetime JPH082541Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 直動形電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH082541Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5785671U (ja) * 1980-11-15 1982-05-27
DE3213010A1 (de) * 1982-04-07 1983-10-20 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Elektromagnetventil

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0493576U (ja) 1992-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7523763B2 (en) Three-port electromagnetic valve
JP3451283B2 (ja) バランス形直動電磁弁
US5333643A (en) Solenoid valve
US5799696A (en) Solenoid actuated toggle valve
US4915134A (en) Three-way poppet valve with hollow stem
DE59904543D1 (de) Doppelsicherheitsmagnetventil
JP2008519224A (ja) 弁体の両側の圧力を均衡させる手段を組み込んだバルブ
US4640309A (en) Pilot operated poppet valve with speed control
GB2338050A (en) Pressure balanced solenoid valve
JPH082541Y2 (ja) 直動形電磁弁
US7117889B2 (en) Three-way valve
JP3909461B2 (ja) 直動形2ポート電磁弁
US3858610A (en) Relay valve
JPH06249083A (ja) 電動式アクチュエータ
JPH0543333Y2 (ja)
JPS6113819Y2 (ja)
JPH07269736A (ja) 電磁弁
JPH0636371Y2 (ja) 電磁弁
JPH06700Y2 (ja) 電磁弁
JPH0322610Y2 (ja)
JPH025168Y2 (ja)
JPH083792Y2 (ja) 電磁弁
JPH0348462Y2 (ja)
JPS5923901Y2 (ja) 電磁弁
JPH0227259Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term