JPH047953Y2 - - Google Patents

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JPH047953Y2
JPH047953Y2 JP17776983U JP17776983U JPH047953Y2 JP H047953 Y2 JPH047953 Y2 JP H047953Y2 JP 17776983 U JP17776983 U JP 17776983U JP 17776983 U JP17776983 U JP 17776983U JP H047953 Y2 JPH047953 Y2 JP H047953Y2
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sheet
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JP17776983U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、熱線反射性及び耐候性を改良した遮
光性シートに関するものである。 養蚕、育苗用等の簡易ハウスの日光遮断、ニワ
トリ、ブタ等の家蓄養育舎の熱遮断を行なう場合
に、広く遮光性シートが用いられている。 この種のシートには、光や熱を遮断する他、防
水性及び耐候性が要求され、例えば実公昭53−
45116号公報に開示された構成のシートが盛用さ
れている。 この公知シートは、ポリエチレン等の偏平糸か
ら成る織布上に黒色合成樹脂膜、軟質のアルミニ
ユーム箔、無着色ポリエチレン膜を積層したもの
であるが、このシートでは、アルミニユーム上に
ポリエチレン膜が積層されているために、シート
表面における光の反射率が極めて低く、また、ア
ルミニユーム箔自体が屈折に弱いために、使用中
に随所で無数のヒビ割れを起し、表面ポリエチレ
ンが紫外線を十分に反射できないことと相俟つ
て、表面膜の亀裂、雨水の侵入、アルミ箔の錆発
生及び消散等が連鎖的に生じ、シートの遮光、遮
熱効果が弱まつて、シートの耐久性に問題があつ
た。 シートの遮光、遮熱効果が弱まると、家蓄養育
舎内の温度が上昇して家蓄の体力消耗を来たし、
或いは、苗は部分的に過大な光が当つたり、温度
が上昇したりして、発育上好ましくない条件とな
る。 本考案は、この観点から、光及び熱を十分に反
射し、雨水を遮断し、耐候性の良いシートを得る
ことを課題としたものである。 この技術課題を解決するために、本考案では、
合成樹脂製の延伸扁平糸から成る織布の両面に黒
色合成樹脂層を設けた補強シートの一方の面に、
ポリメタアクリル酸エステル系の透明フイルム上
に水不透性の透明樹脂層を透明接着剤で接着し、
且つその上にアンカーコート層、アルミニユーム
蒸着層を積層したシートを、少なくとも補強シー
トの一辺の耳部を残し、アルミニユーム蒸着面を
内側にして接着したこと、を技術的手段としたも
のである。 この技術的手段によれば、シートの最外層がポ
リメタアクリル酸エステル系樹脂で形成されてい
るため、紫外線の遮断率が極めて高く、それ自体
耐候性は極めて高い。 また、この技術的手段においては、第2層に水
不透性の透明樹脂層を位置させているが、この透
明樹脂層には次の2つの意義がある。即ち、ポリ
メタアクリル酸エステル系の透明樹脂に直接アル
ミニユームを蒸着した場合、蒸着層の樹脂側表面
が白濁して、輝光度の高い鏡面が得られないた
め、蒸着した場合に光の十分な反射が行えるよう
にする必要がある。また、ポリメタアクリル酸エ
ステル系の樹脂は、水蒸気透過率が高いために、
蒸着面への水分の移行を阻止する必要があり、そ
の為にも第2層の水不透性の透明樹脂層が必要で
ある。 そして、アルミニユームはアンカーコート層を
介して第2層の透明樹脂層に蒸着されているた
め、十分な蒸着膜の接着強度が得られ、対屈折性
も良い。 更に、アルミニユーム蒸着層は、その肉厚にも
よるが、若干の光を通過させるものの、黒色合成
樹脂層を設けた補強シートによつて光を完全に遮
断させることができる。 以上のように、本考案に係る遮光シートでは、
ポリメタアクリル酸エステル系の透明な合成樹脂
層、水不透性透明樹脂層、アンカーコート層、ア
ルミニユーム蒸着層、黒色補強層を積層した構成
であるため、光や熱を十分反射し、雨水等の遮断
も確実となり、耐候性も良く、耐久力のあるシー
トが得られ、養蚕、育苗、家蓄の養育に支障を来
すことはない。 次に、上記技術的手段の実施例を図面を用いて
説明する。 補強シート1は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の熱可塑性合成樹脂製延伸偏平糸を織成した
織布2の表裏両面に塩化ビニル樹脂等から成る黒
色フイルム3,3を被着して、黒色樹脂3内に織
布2を埋設した状態となっている。 この上に位置するシート5は、厚さ12μのポリ
エステルフイルム8にウレタン系のアンカーコー
ト層7を形成し、その表面に約0.05μの厚さにア
ルミニユーム蒸着6を施こし、ポリエステルフイ
ルム8の外側に厚さ50μのポリメタアクリル酸エ
ステル系の透明樹脂層9(本実施例では、鐘渕化
学工業株式会社製の商品名サンジユレンを使用)
をウレタン系の透明な接着剤10で接着し、アル
ミニユーム蒸着面6を溶融ポリエチレンシート1
1で、補強シート1の耳部4を残してこれに接着
せしめた。 耳部4は、完成したシートの側縁同志を接続す
る場合の溶着部として用いるため、接続方向に応
じて残す耳部の辺を決定すれば良い。 尚、上記シートの光沢度及び重量を従来のアル
ミ箔を用いたものと比較すると次のようになる。
【表】 上記実施例では、第2層8にポリエステルフイ
ルムを用いているが、ポリプロピレンや反射率が
若干落ちるがポリエチレン等を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る遮光シートの断面図であ
る。 1……補強シート、4……耳部、6……アルミ
ニユーム蒸着層、7……アンカーコート層、8…
…ポリエステル樹脂層、9……ポリメタアクリル
酸エステル系樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の延伸偏平糸から成る織布の両面に
    黒色合成樹脂層を設けた補強シートの一方の面
    に、ポリメタアクリル酸エステル系の透明フイル
    ム上に水不透性の透明樹脂層を透明接着剤で接着
    し且つその上にアンカーコート層、アルミニユー
    ム蒸着層を積層したシートを、少なくとも補強シ
    ートの一辺の耳部を残し、アルミニユーム蒸着面
    を内側にして接着したことを特徴とする遮光性シ
    ート。
JP17776983U 1983-11-16 1983-11-16 遮光性シ−ト Granted JPS6083738U (ja)

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JP17776983U JPS6083738U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 遮光性シ−ト

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JP17776983U JPS6083738U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 遮光性シ−ト

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JPS6083738U JPS6083738U (ja) 1985-06-10
JPH047953Y2 true JPH047953Y2 (ja) 1992-02-28

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JP17776983U Granted JPS6083738U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 遮光性シ−ト

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JPS6083738U (ja) 1985-06-10

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