JPH047905B2 - - Google Patents
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- JPH047905B2 JPH047905B2 JP59236138A JP23613884A JPH047905B2 JP H047905 B2 JPH047905 B2 JP H047905B2 JP 59236138 A JP59236138 A JP 59236138A JP 23613884 A JP23613884 A JP 23613884A JP H047905 B2 JPH047905 B2 JP H047905B2
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- JP
- Japan
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- electrode
- ink
- voltage
- inkjet recording
- bias voltage
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/06—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/02—Air-assisted ejection
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は微小開口よりインクを吐出させ、文字
画像等を記録するインクジエツト記録装置に関す
る。 従来例の構成とその問題点 静電力を利用したマルチノズルインクジエツト
記録装置として、特開昭57−120452号公報、特開
昭58−220758号公報等に記載された空気流と静電
力を利用したインクジエツト記録装置がある。 第1図は、空気流と静電力を利用したマルチノ
ズルインクジエツト記録装置を示す。 第1図において、絶縁性の空気ノズル板2には
空気吐出口1−1〜1−4が等間隔に穿孔されて
おり、少なくとも空気吐出口1−1〜1−4の周
辺を含む片側表面に共通の電極12が設けられて
いる。空気ノズル板2に平行し、かつ電極12と
反対側に絶縁性の薄板14が設置されており、前
記空気吐出口1−1〜1−4に対向してインク吐
出口4−1〜4−4が穿孔されている。絶縁性の
薄板14とボデイ部材13とは共通のインク室1
0を形成しており、インク吐出口4−1〜4−4
に連通するとともにインク供給路6を介して溜り
に連通している。またインク吐出口4−1〜4−
4のインク室10に面した周辺には各々独立分離
して電極15−1〜15−4が設けられている。
空気ノズル板2とボデイ部材13により形成され
る空気室9には空気供給路8を介して空気流が流
入し、この空気流は空気ノズル板2と絶縁性の薄
板14により形成される空気層7を流れ、空気吐
出口1−1〜1−4より各々急激な曲がりを生じ
て流出している。一方インク室10内のインクに
は一定の圧力が印加されており、インクジエツト
記録装置の非駆動時にインク吐出口4−1〜4−
4において各々安定してインクのメニスカスが保
たれるよう調整されている。 前記電極15−1〜15−4は各々信号源5−
1〜5−4に接続されており、信号源5−1〜5
−4に共通して接続された電極12との間に電位
差が独立して生じさせることができる。電極15
−1〜15−4と電極12との間に電位差が生じ
ると、それによつて生じる静電力と空気流による
作用によつてインク吐出口4−1〜4−4よりイ
ンク液が吐出し、空気吐出口1−1〜1−4を通
つて飛翔する。第1図の構成はインク吐出口ある
いは空気吐出口が4個の場合の例であるが、他の
複数個(n個)のインク吐出口を有する場合も可
能であることは明らかであり、かつ各々のインク
吐出口からのインク液の吐出が独立して制御でき
るため、n倍の速度で記録物が作成可能である。 第1図に示されたインクジエツト記録装置の信
号源5−1〜5−4より発生される信号形態は、
第2図に示すようなものである。第2図において
縦軸には電極12と、電極15−1〜15−4と
の間の電位差が示されており、横軸には時間が示
されている。電極12と電極15−1〜15−4
との間には常時バイアス電圧Vbが印加されてい
る。このバイアス電圧Vbの値はインク吐出口4
に生じる、メニスカスが保持された状態で飛翔す
るには至らない範囲の大きさに設定される。また
画像信号が入力された場合には、それに対応し
て、信号電圧Vsが前記バイアス電圧Vbに重畳し
て印加され、インク吐出口4よりインク液が吐出
可能な電位差Vが生じる。 信号電圧Vsのパルス幅Pwはインク液の吐出が
可能である最小パルス幅Pwn以上の値である必要
がある。この最小パルス幅Pwnは応答性の目安と
なるものであるが通常50〜100μsである。 また、このように応答性が良く小さなパルス幅
でインクの吐出が可能なインクジエツト記録装置
では、一画素の記憶時間を最小パルス幅Pwnより
大きくとることによつて、パルス幅変調を行い、
濃淡のある画像を記録できる。 第3図はパルス幅変調を行つた場合の濃淡記録
例であり、一画素の記録時間をPpとし、信号電圧
のパルス幅をPwnからPpまで変化させた時に得ら
れる記録反射濃度の再現例である。このように広
い範囲で濃淡が再現できるのは、静電力によつて
吸引する方式が、そのインク吐出口径の割に小さ
なドツトが形成できるという特徴をもつているこ
とが一つの原因であり、実験例では最小パルス幅
Pwnで8ドツト/mmの記録を行つた場合、光学濃
度にして約0.06程度の非常に淡い濃度記録ができ
た。 しかしながら、静電力を利用したインクジエツ
ト記録装置では、一般に駆動電圧が高いという欠
点があり、第1図に示された記録装置においても
信号電圧が300〜800Vである。そして、信号電圧
が高い程応答性が良いという傾向にある。 このように信号電圧が高いと、ドライブ回路が
大型化し、また消費電力も増大する。これはノズ
ル数が増大する程顕著なものとなるため、マルチ
ノズルインクジエツト記録装置を実現するのに一
つの大きな障害となつていた。 発明の目的 本発明は、静電力を利用したインクジエツト記
録装置の駆動電圧を実質的に低下させ、消費電力
を小さくし、小型化された駆動回路を実現させる
ことを目的としている。 発明の構成 本発明は、インク室内に設けられた電極と、イ
ンク吐出口の外方に設けられた電極との間に電位
差を生じさせ静電力によつてインクを吐出させる
インクジエツト記録装置であり、前記の電極の
内、一方の電極を複数個の吐出口に対応して設け
られた独立電極とし、他方の電極を共通電極と
し、一定の周期で画像信号を発生させる第1の手
段と、前記独立電極と前記共通電極の間に直流バ
イアス電圧を印加する第2の手段と、前記第1の
手段の一定の周期に同期したパルスバイアス電圧
を前記共通電極に印加する第3の手段と、前記第
1の手段により発生する画像信号に対応してイン
クを吐出させる信号パルス電圧を前記独立電極に
印加する第4の手段を有するよう構成されたイン
クジエツト記録装置である。 実施例の説明 第4図は、本発明を第1図のインクジエツト記
録ヘツドに適用したときの電圧波形一実施例を示
す。第4図においてaは、第1図の共通電極12
に印加される電圧波形を示し、同bは、独立電極
15−1〜15−4のうちのいずれか一つを例に
とつた電圧波形を示す。 第4図aの電圧がOVの場合が従来例に相当
し、この時には、バイアス電圧Vb=500V、信号
電圧Vs=600V、画信号の画素の周期Pp=300μsの
条件で、信号電圧Vsのパルス幅Pw≧60μsに対し
てインキの吐出がなされ、Pwを60μs〜300μsまで
変化させると8ドツト/mmで0.06〜1.3の範囲の
光学濃度が再現できた。しかし信号電圧Vsが
600Vと非常に高いのが難点であり、マルチノズ
ル化する際には600V以上の耐圧を有するドライ
バー回路が複数個必要となつた。例えば24ノズル
のマルチノズルヘツドを4個使用し、イエロ、シ
アン、マゼンタ、ブラツクのインクによりカラー
記録が可能なプリンタを実現しようとすれば、96
チヤンネルのドライバー回路が必要である。 本発明の実施例では、第1表に示すように、共
通電極12に、画素に対応したPp=300μsの周期
の電圧パルスを印加し、この電圧パルスの電圧を
Ppb=−350V、パルス幅をPwb=50μsとして実験
を行つたところ、独立電極15−1〜15−4に
印加する信号電圧Vsを300Vに低下させても、従
来と損色のない、応答性、階調性を得ることがで
きた。すなわち、応答性の目安となる最小パルス
幅Pwnはほぼ同一で、また階調性に関してては、
記録される最高反射濃度がやゝ低下するが、実用
上問題のない光学濃度にして1以上の値であつ
た。
画像等を記録するインクジエツト記録装置に関す
る。 従来例の構成とその問題点 静電力を利用したマルチノズルインクジエツト
記録装置として、特開昭57−120452号公報、特開
昭58−220758号公報等に記載された空気流と静電
力を利用したインクジエツト記録装置がある。 第1図は、空気流と静電力を利用したマルチノ
ズルインクジエツト記録装置を示す。 第1図において、絶縁性の空気ノズル板2には
空気吐出口1−1〜1−4が等間隔に穿孔されて
おり、少なくとも空気吐出口1−1〜1−4の周
辺を含む片側表面に共通の電極12が設けられて
いる。空気ノズル板2に平行し、かつ電極12と
反対側に絶縁性の薄板14が設置されており、前
記空気吐出口1−1〜1−4に対向してインク吐
出口4−1〜4−4が穿孔されている。絶縁性の
薄板14とボデイ部材13とは共通のインク室1
0を形成しており、インク吐出口4−1〜4−4
に連通するとともにインク供給路6を介して溜り
に連通している。またインク吐出口4−1〜4−
4のインク室10に面した周辺には各々独立分離
して電極15−1〜15−4が設けられている。
空気ノズル板2とボデイ部材13により形成され
る空気室9には空気供給路8を介して空気流が流
入し、この空気流は空気ノズル板2と絶縁性の薄
板14により形成される空気層7を流れ、空気吐
出口1−1〜1−4より各々急激な曲がりを生じ
て流出している。一方インク室10内のインクに
は一定の圧力が印加されており、インクジエツト
記録装置の非駆動時にインク吐出口4−1〜4−
4において各々安定してインクのメニスカスが保
たれるよう調整されている。 前記電極15−1〜15−4は各々信号源5−
1〜5−4に接続されており、信号源5−1〜5
−4に共通して接続された電極12との間に電位
差が独立して生じさせることができる。電極15
−1〜15−4と電極12との間に電位差が生じ
ると、それによつて生じる静電力と空気流による
作用によつてインク吐出口4−1〜4−4よりイ
ンク液が吐出し、空気吐出口1−1〜1−4を通
つて飛翔する。第1図の構成はインク吐出口ある
いは空気吐出口が4個の場合の例であるが、他の
複数個(n個)のインク吐出口を有する場合も可
能であることは明らかであり、かつ各々のインク
吐出口からのインク液の吐出が独立して制御でき
るため、n倍の速度で記録物が作成可能である。 第1図に示されたインクジエツト記録装置の信
号源5−1〜5−4より発生される信号形態は、
第2図に示すようなものである。第2図において
縦軸には電極12と、電極15−1〜15−4と
の間の電位差が示されており、横軸には時間が示
されている。電極12と電極15−1〜15−4
との間には常時バイアス電圧Vbが印加されてい
る。このバイアス電圧Vbの値はインク吐出口4
に生じる、メニスカスが保持された状態で飛翔す
るには至らない範囲の大きさに設定される。また
画像信号が入力された場合には、それに対応し
て、信号電圧Vsが前記バイアス電圧Vbに重畳し
て印加され、インク吐出口4よりインク液が吐出
可能な電位差Vが生じる。 信号電圧Vsのパルス幅Pwはインク液の吐出が
可能である最小パルス幅Pwn以上の値である必要
がある。この最小パルス幅Pwnは応答性の目安と
なるものであるが通常50〜100μsである。 また、このように応答性が良く小さなパルス幅
でインクの吐出が可能なインクジエツト記録装置
では、一画素の記憶時間を最小パルス幅Pwnより
大きくとることによつて、パルス幅変調を行い、
濃淡のある画像を記録できる。 第3図はパルス幅変調を行つた場合の濃淡記録
例であり、一画素の記録時間をPpとし、信号電圧
のパルス幅をPwnからPpまで変化させた時に得ら
れる記録反射濃度の再現例である。このように広
い範囲で濃淡が再現できるのは、静電力によつて
吸引する方式が、そのインク吐出口径の割に小さ
なドツトが形成できるという特徴をもつているこ
とが一つの原因であり、実験例では最小パルス幅
Pwnで8ドツト/mmの記録を行つた場合、光学濃
度にして約0.06程度の非常に淡い濃度記録ができ
た。 しかしながら、静電力を利用したインクジエツ
ト記録装置では、一般に駆動電圧が高いという欠
点があり、第1図に示された記録装置においても
信号電圧が300〜800Vである。そして、信号電圧
が高い程応答性が良いという傾向にある。 このように信号電圧が高いと、ドライブ回路が
大型化し、また消費電力も増大する。これはノズ
ル数が増大する程顕著なものとなるため、マルチ
ノズルインクジエツト記録装置を実現するのに一
つの大きな障害となつていた。 発明の目的 本発明は、静電力を利用したインクジエツト記
録装置の駆動電圧を実質的に低下させ、消費電力
を小さくし、小型化された駆動回路を実現させる
ことを目的としている。 発明の構成 本発明は、インク室内に設けられた電極と、イ
ンク吐出口の外方に設けられた電極との間に電位
差を生じさせ静電力によつてインクを吐出させる
インクジエツト記録装置であり、前記の電極の
内、一方の電極を複数個の吐出口に対応して設け
られた独立電極とし、他方の電極を共通電極と
し、一定の周期で画像信号を発生させる第1の手
段と、前記独立電極と前記共通電極の間に直流バ
イアス電圧を印加する第2の手段と、前記第1の
手段の一定の周期に同期したパルスバイアス電圧
を前記共通電極に印加する第3の手段と、前記第
1の手段により発生する画像信号に対応してイン
クを吐出させる信号パルス電圧を前記独立電極に
印加する第4の手段を有するよう構成されたイン
クジエツト記録装置である。 実施例の説明 第4図は、本発明を第1図のインクジエツト記
録ヘツドに適用したときの電圧波形一実施例を示
す。第4図においてaは、第1図の共通電極12
に印加される電圧波形を示し、同bは、独立電極
15−1〜15−4のうちのいずれか一つを例に
とつた電圧波形を示す。 第4図aの電圧がOVの場合が従来例に相当
し、この時には、バイアス電圧Vb=500V、信号
電圧Vs=600V、画信号の画素の周期Pp=300μsの
条件で、信号電圧Vsのパルス幅Pw≧60μsに対し
てインキの吐出がなされ、Pwを60μs〜300μsまで
変化させると8ドツト/mmで0.06〜1.3の範囲の
光学濃度が再現できた。しかし信号電圧Vsが
600Vと非常に高いのが難点であり、マルチノズ
ル化する際には600V以上の耐圧を有するドライ
バー回路が複数個必要となつた。例えば24ノズル
のマルチノズルヘツドを4個使用し、イエロ、シ
アン、マゼンタ、ブラツクのインクによりカラー
記録が可能なプリンタを実現しようとすれば、96
チヤンネルのドライバー回路が必要である。 本発明の実施例では、第1表に示すように、共
通電極12に、画素に対応したPp=300μsの周期
の電圧パルスを印加し、この電圧パルスの電圧を
Ppb=−350V、パルス幅をPwb=50μsとして実験
を行つたところ、独立電極15−1〜15−4に
印加する信号電圧Vsを300Vに低下させても、従
来と損色のない、応答性、階調性を得ることがで
きた。すなわち、応答性の目安となる最小パルス
幅Pwnはほぼ同一で、また階調性に関してては、
記録される最高反射濃度がやゝ低下するが、実用
上問題のない光学濃度にして1以上の値であつ
た。
【表】
共通電極に印加される電圧(以後パルスバイア
ス電圧と称す)のパルス幅Pwbおよび電圧Vpbは、
当然ではあるが信号電圧VsがOの時には、イン
クの吐出のないように設定される。 第1表の値はその一例である。 また、このパルスバイアス電圧で重要な点は、
画素に対応して同期していることである。このよ
うに同期することによつて、インクの吐出開始時
のエネルギが高められている訳である。これを物
理的な現象からとらえると、インク吐出口に生じ
ているインクのメニスカスが、パルスバイアス電
圧に呼応して周期Pp(=300μs)で振動を繰り返し
ており、信号電圧Vsのパルスはこの振動と同期
して印加されインクを吐出させていると言える。 このようなインクのメニスカスの振動は、あま
り高周波数のもとすると、しだいに蓄積され、い
わば、第4図bのバイアス電圧Vbと同様な効果
しか果さなくなる。すなわち、パルスバイアス電
圧により生じるインクのメニスカスの振動は、パ
ルスが解消してから、次のパルスが印加されるま
でに減すいしてしまう必要がある。 実験では、画素の周期Ppを変化させパルスバイ
アスの効果をしらべたが、Pp≧200μsであれば十
分な効果があることが判明した。そして、Pp<
150μsでは、パルスバイアス電圧は、バイアス電
圧Vsの効果とほとんど同様となり、信号電圧Vs
を低下させることができなかつた。 第1図のインクジエツト記録装置の最小パルス
幅Pwnは約60μsであるので、高速記録を行う場合
には、画素の周期を約60μsにするのが良い。しか
しながら、このように短い周期における記録で
は、本発明のパルスバイアス電圧の概念を適用す
ることができない。 したがつて、本発明は、非常に微小なパルス幅
で吐出するという特性をパルス幅変調に適用した
ような場合には特に効果がある。なぜなら、パル
ス幅変調では十分な階調を得るために、画素の周
期を前記最小パルス幅Pwnの数倍程度の長いもの
とする必要があるからである。 なお、本発明では、新たにパルスバイアス電圧
を発生させるドライバー回路が必要となるが、共
通電極12に印加させるものであるため、インク
吐出口の数に無関係に1回路あれば良いため、マ
ルチノズル化したために回路が大型化することは
ない。 発明の効果 以上詳細な説明のように、本発明によれば、イ
ンクジエツト記録装置の駆動電圧を低下させるこ
とができ、低消費電力で小型化された駆動回路が
実験できる。また本発明はパルス幅変調により階
調を再現するインクジエツト記録装置に特に有用
である。
ス電圧と称す)のパルス幅Pwbおよび電圧Vpbは、
当然ではあるが信号電圧VsがOの時には、イン
クの吐出のないように設定される。 第1表の値はその一例である。 また、このパルスバイアス電圧で重要な点は、
画素に対応して同期していることである。このよ
うに同期することによつて、インクの吐出開始時
のエネルギが高められている訳である。これを物
理的な現象からとらえると、インク吐出口に生じ
ているインクのメニスカスが、パルスバイアス電
圧に呼応して周期Pp(=300μs)で振動を繰り返し
ており、信号電圧Vsのパルスはこの振動と同期
して印加されインクを吐出させていると言える。 このようなインクのメニスカスの振動は、あま
り高周波数のもとすると、しだいに蓄積され、い
わば、第4図bのバイアス電圧Vbと同様な効果
しか果さなくなる。すなわち、パルスバイアス電
圧により生じるインクのメニスカスの振動は、パ
ルスが解消してから、次のパルスが印加されるま
でに減すいしてしまう必要がある。 実験では、画素の周期Ppを変化させパルスバイ
アスの効果をしらべたが、Pp≧200μsであれば十
分な効果があることが判明した。そして、Pp<
150μsでは、パルスバイアス電圧は、バイアス電
圧Vsの効果とほとんど同様となり、信号電圧Vs
を低下させることができなかつた。 第1図のインクジエツト記録装置の最小パルス
幅Pwnは約60μsであるので、高速記録を行う場合
には、画素の周期を約60μsにするのが良い。しか
しながら、このように短い周期における記録で
は、本発明のパルスバイアス電圧の概念を適用す
ることができない。 したがつて、本発明は、非常に微小なパルス幅
で吐出するという特性をパルス幅変調に適用した
ような場合には特に効果がある。なぜなら、パル
ス幅変調では十分な階調を得るために、画素の周
期を前記最小パルス幅Pwnの数倍程度の長いもの
とする必要があるからである。 なお、本発明では、新たにパルスバイアス電圧
を発生させるドライバー回路が必要となるが、共
通電極12に印加させるものであるため、インク
吐出口の数に無関係に1回路あれば良いため、マ
ルチノズル化したために回路が大型化することは
ない。 発明の効果 以上詳細な説明のように、本発明によれば、イ
ンクジエツト記録装置の駆動電圧を低下させるこ
とができ、低消費電力で小型化された駆動回路が
実験できる。また本発明はパルス幅変調により階
調を再現するインクジエツト記録装置に特に有用
である。
第1図は、本発明の適用されるインクジエツト
記録装置の一実施例の断面図、第2図は第1図の
インクジエツト記録装置の従来の信号形態の一実
施例を示す波形図、第3図は第2図の信号印加時
の特性例を示す図、第4図は本発明の一実施例に
おける印加電圧波形図である。 1−1〜1−4……空気吐出口、4−1〜4−
4……インク吐出口、15−1〜15−4……電
極、12……電極。
記録装置の一実施例の断面図、第2図は第1図の
インクジエツト記録装置の従来の信号形態の一実
施例を示す波形図、第3図は第2図の信号印加時
の特性例を示す図、第4図は本発明の一実施例に
おける印加電圧波形図である。 1−1〜1−4……空気吐出口、4−1〜4−
4……インク吐出口、15−1〜15−4……電
極、12……電極。
Claims (1)
- 1 インク室内に設けられた電極と、インク吐出
口の外方に設けられた電極との間に電位差を生じ
させ静電力によつてインクを吐出させるインクジ
エツト記録装置であり、前記の電極の内、一方の
電極を複数個の吐出口に対応して設けられた独立
電極とし、他方の電極を共通電極とし、一定の周
期で画像信号を発生させる第1の手段と、前記独
立電極と前記共通電極の間に直流バイアス電圧を
印加する第2の手段と、前記第1の手段の一定の
周期に同期したパルスバイアス電圧を前記共通電
極に印加する第3の手段と、前記第1の手段によ
り発生する画像信号に対応してインクを吐出させ
る信号パルス電圧を前記独立電極に印加する第4
の手段を有することを特徴とするインクジエツト
記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23613884A JPS61114855A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23613884A JPS61114855A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114855A JPS61114855A (ja) | 1986-06-02 |
JPH047905B2 true JPH047905B2 (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=16996317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23613884A Granted JPS61114855A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61114855A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947180A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-07 | ||
JPS54136831A (en) * | 1978-04-15 | 1979-10-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | Recording method and recorder |
JPS59209154A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-27 | バロース コーポレーション | インクジェット印字システム |
-
1984
- 1984-11-09 JP JP23613884A patent/JPS61114855A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947180A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-07 | ||
JPS54136831A (en) * | 1978-04-15 | 1979-10-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | Recording method and recorder |
JPS59209154A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-27 | バロース コーポレーション | インクジェット印字システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61114855A (ja) | 1986-06-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |