JPH0478532A - 建築材料 - Google Patents

建築材料

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JPH0478532A
JPH0478532A JP19269590A JP19269590A JPH0478532A JP H0478532 A JPH0478532 A JP H0478532A JP 19269590 A JP19269590 A JP 19269590A JP 19269590 A JP19269590 A JP 19269590A JP H0478532 A JPH0478532 A JP H0478532A
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JP
Japan
Prior art keywords
vinyl
filler
emulsion
inorg
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP19269590A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nakamura
彰男 中村
Ichiro Tanii
一郎 谷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T PII S SANPO HONSHA KK
TORASUTO ENG KK
Nissin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
T PII S SANPO HONSHA KK
TORASUTO ENG KK
Nissin Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by T PII S SANPO HONSHA KK, TORASUTO ENG KK, Nissin Chemical Industry Co Ltd filed Critical T PII S SANPO HONSHA KK
Priority to JP19269590A priority Critical patent/JPH0478532A/ja
Publication of JPH0478532A publication Critical patent/JPH0478532A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、断熱、防音用の繊維質建築材料に係わり、特
には、水性ビニルエマルジョンと無機フィラーの混合物
を繊維板、織布などに塗工して強固で緻密な乾燥皮膜を
形成させることにより、現場施工に適すると共に止水効
果の優れるものとした、断熱、防音用の繊維質建築材料
に関するものである。
[従来の技術] 従来から、断熱、防音の目的で無機質繊維、有機質繊維
等で構成された空隙率の高い、嵩比重の小さいマットが
建築材料として貰用されてきた。
しかし、空隙率が高いため、その強度が小さく、施工に
手数がかかり、かつ透水性であるためなんらかの防水対
策を必要とするなどの問題があった。
このため、繊維質建築材料としてのマット基材の表面に
、強固で緻密な皮膜からなる安定した止水層を設ける方
法が提案されている。
このような方法の中で、作業者の安全・衛生、費用、公
害防止の点からビニルエマルジョンを用いたコーティン
グ工法が多く利用されているが、必ずしも十分な強度と
止水性を持った皮膜を得ることはできなかった。すなわ
ち、エマルジョンを現場で塗工した場合、自然乾燥で皮
膜化するが、この際膜厚が不均一になりやすく、特に厚
塗り時には顕著であり、下地の膨張収縮による応力のた
め薄膜部分が破断されやすい傾向があった。この現象は
エマルジョンの最低造膜温度よりも乾燥温度が十分高け
れば緩和できるが、自然乾燥では乾燥温度を高くできず
、一方最低造膜温度を下げるとポリマー強度が著しく低
下し、温度変化による下地のツキ合わせ部分の隙間の拡
大・縮小に耐え得る皮膜とはなり得ないし、粘着性が生
じて汚れやすくなるという問題がある。
本発明者らの一部は、先に、天井材工法に関して提案し
たが(特開平2−104850号公報参照)、これは、
天井形成板の上面に複数の断熱板を設置してその上に防
水接着剤を塗布・流し込みするか、あるいは予め防水接
着剤を塗布した断熱板を天井形成板上に載せて目地に防
水接着剤を充填してから、上に生コンを流し込み、養生
硬化させた後、型枠を取り外すという工法であり、現場
塗工であると共に、用いる防水接着剤自体もエマルジョ
ンと、コンクリートに対して接着性を与えるための耐ア
ルカリ性無機骨材とセメント吸着性無機骨材とを主成分
とするセメント混和剤に限定された充填剤とからなるも
のであった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記のような状況に鑑み、現場施工に適する
と共に止水効果の優れた、断熱、防音用の繊維質建築材
料を提供するためになされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は前記の課題を解決したものであり、これは、水
性ビニルエマルジョンと無機フィラーの混合物から形成
された乾燥皮膜を有することを特徴とする繊維質建築材
料、を要旨とするものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる繊維質建築材料としては、例えばロック
ウール、ガラスウール、ビニロン繊維、本宅などの無機
または有機繊維状物質よりなる繊維板または織布が挙げ
られるが、公知の断熱、防音用の繊維質建築材料はいず
れも使用することができる。
次に、水性ビニルエマルジョンとしては、例えば(メタ
)アクリル酸エステル、酢酸ビニル、エチレン/酢酸ビ
ニル系などのビニル樹脂の水性エマルジョンが有用なも
のとして挙げられるが、最低造膜温度がおよそ50℃以
下ののビニル系のものはいずれも使用することができる
。その固形分濃度は20〜70重量%のものが望ましく
、特に望ましくは40〜60重量%である。
次に、無機フィラーとしては、例えば炭酸カルシウム、
クレー、珪石粉、タルク、ベントナイト、カオリンなど
が有用なものとして挙げられるが、粒径がおよそ0.1
〜50μmのものが望ましい。無機フィラーの水性ビニ
ルエマルジョンへの添加量はビニル樹脂固形分100重
量部に対し30〜1500重量部が望ましく、特に望ま
しくは45〜800重量部である。
前記の水性ビニルエマルジョンと無機フィラーとから皮
膜形成用の混合物を作るのであるが、その際、さらに難
燃剤として三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等の
無機系及び/又は塩素系、臭素系等の有機系難燃剤など
を加えてもよい。そのほか、pH調整剤、増粘剤、増量
剤、消泡剤、防カビ剤、可塑剤などを添加することは本
発明の目的を損なわない限り任意である。
皮膜形成用の混合物は、アジター、デイスパー等の通常
の撹拌装置を用い、水性エマルジョン中に無機フィラー
等を徐々に加え、1〜3時間混合することにより均一に
分散させ、高粘性品の場合はさらに真空脱泡して製造す
ることができる。
ついで、得られた皮膜形成用の混合物を用いて繊維質建
築材料に皮膜を形成させるのであるが、これは、繊維質
建築材料の表面に皮膜形成用の混合物を塗布し、加熱・
乾燥することによって行なえばよい。塗布は、スプレー
塗布機、グラビア、リバース等のロール塗布機、ナイフ
塗布機、スクリーン印刷機、へンドロールなどを用い、
加熱・乾燥は通常の熱風乾燥機などを用いて行なうこと
ができる。平面状の繊維質建築材料であれば連続的に塗
布できるので有利である。
皮膜形成用混合物の繊維質建築材料に対する塗布量は、
乾燥後の皮膜重量に換算して塗布面1m″当り 100
〜500gとすればよい。このような塗布量で均一に塗
布されれば欠陥のない皮膜が形成され目的を達成するこ
とができる。
本発明で用いる皮膜形成用混合物は、エマルジョンと無
機フィラーからなるので、繊維質建築材料に塗布された
際少量のエマルジョンが繊維質材料の空隙に均一に吸収
されて浸透するのみであり、部分的に深部まで浸透する
ことはなく、これによって塗膜に欠膠部を生じることが
ないほか、繊維質材料の断熱、防音性を損なうことなく
、その表面に強固で緻密な皮膜を形成させることができ
る。得られた皮膜は緻密であって優れた止水性を有し、
この皮膜はビニル系ポリマーとフィラーとが繊維質と一
体化したものであるため、十分な強度と安定性を持つも
のである。
本発明の建築材料は、各種複合建材の工場生産工程中に
組み込むことにも、現場施工にも利用でき、応用範囲の
広い素材である。
[実施例] 以下に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 水性ビニル系エマルジョンとしてビニブラン#391(
日信化学工業■製商品名、固形分55%のエチレン/酢
酸ビニル系エマルジョン)80重量部と無機フィラーと
して珪石粉(平均粒径15μm)20重量部とをアジタ
ーを用いて1時間混合した。
得られた混合物を重量約1800g/m2のガラスウー
ルマットの表面に300g/m”になるようナイフコー
ターで塗布し、このものを105℃の熱風乾燥機で10
分間乾燥し、皮膜を形成させた建築材料としてのガラス
ウールマットを得た。
実施例2〜6 水性ビニル系エマルジョン及び無機フィラーの種類と混
合量を第1表に示したように種々変えた以外は実施例1
と同様にして、皮膜を形成させた建築材料としてのガラ
スウールマットを得た。
比較例1 ビニブラン#391(前出)を重量約1800g/m”
のガラスウールの表面に300g/m”になるようナイ
フコーターで塗布し、このものを105℃の熱風乾燥機
で10分間乾燥し、エマルジョン処理されたガラスウー
ル材料を得た。
上記実施例1〜6、比較例1で得られた材料を用いて、
下記の方法によりその塗布面の硬さ、タック、止水性及
びそのものの断熱性、吸音性を測定したところ、第1表
に示す結果が得られた。
(1)塗布面の硬さ 塗布面を芯の硬さを変えた鉛筆で引っかき、塗布面が破
れるかどうかを調べた。芯の硬さ毎に5回ずつ毎回異な
る場所を引っかき、破れないか又は1回破れた場合の最
も硬い鉛筆の硬度記号で表わした。
(2)塗布面のタック 塗布面のタックを手による感触で評価し、下記により示
した。
良好 o−O〜Δ〜x 不良 (3)塗布面の止水性 塗布面にスポイトにて5+nJ2の水を滴下し、水がガ
ラスウールマットに浸透してな(なる迄の時間を測定し
た。
(4)断熱性 JIS A 1413の保温材の熱伝導率測定方法に準
じて熱伝導率を測定することにより断熱性を評価した。
(5)吸音性(防音性) JIS A 1405の管内法による建築材料の垂直入
射吸音率測定方法により垂直入射吸音率を測定して吸音
性を評価した。
配合量は重量部を表わす。
[発明の効果] 本発明の建築材料は、欠膠部のない強固で緻密な皮膜を
有する繊維質建築材料であり、断熱性を損なうことなく
、優れた止水性と高周波数領域での吸音性を示すもので
あって、各種複合建材の工場生産工程中に組み込むこと
にも、現場施工にも利用でき、応用範囲の広い素材であ
る。本発明はこのような優れた建築材料を提供したので
あるから、その効果は極めて大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水性ビニルエマルジョンと無機フィラーの混合物か
    ら形成された乾燥皮膜を有することを特徴とする繊維質
    建築材料。
JP19269590A 1990-07-20 1990-07-20 建築材料 Pending JPH0478532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19269590A JPH0478532A (ja) 1990-07-20 1990-07-20 建築材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19269590A JPH0478532A (ja) 1990-07-20 1990-07-20 建築材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0478532A true JPH0478532A (ja) 1992-03-12

Family

ID=16295514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19269590A Pending JPH0478532A (ja) 1990-07-20 1990-07-20 建築材料

Country Status (1)

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JP (1) JPH0478532A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06312836A (ja) * 1993-12-28 1994-11-08 Tetra Pak Internatl Ab 物品集積装置
CN106336763A (zh) * 2016-08-22 2017-01-18 桂林新艺制冷设备有限责任公司 一种新型环保的防水材料及其制备和使用方法

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