JPH0477312A - 着色炭酸カルシウムの製造方法 - Google Patents
着色炭酸カルシウムの製造方法Info
- Publication number
- JPH0477312A JPH0477312A JP18797590A JP18797590A JPH0477312A JP H0477312 A JPH0477312 A JP H0477312A JP 18797590 A JP18797590 A JP 18797590A JP 18797590 A JP18797590 A JP 18797590A JP H0477312 A JPH0477312 A JP H0477312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium carbonate
- colored
- slurry
- dye
- pulp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 title claims abstract description 122
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 61
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 17
- 239000002002 slurry Substances 0.000 claims abstract description 36
- AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L calcium dihydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[Ca+2] AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims abstract description 26
- 239000000920 calcium hydroxide Substances 0.000 claims abstract description 26
- 229910001861 calcium hydroxide Inorganic materials 0.000 claims abstract description 26
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 28
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 27
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 claims description 13
- 239000000975 dye Substances 0.000 abstract description 43
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 21
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 abstract description 5
- 239000000982 direct dye Substances 0.000 abstract description 3
- 239000000981 basic dye Substances 0.000 abstract description 2
- 239000000980 acid dye Substances 0.000 abstract 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 42
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 19
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 13
- ODINCKMPIJJUCX-UHFFFAOYSA-N Calcium oxide Chemical compound [Ca]=O ODINCKMPIJJUCX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 4
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 4
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 3
- 239000000292 calcium oxide Substances 0.000 description 3
- 235000012255 calcium oxide Nutrition 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 3
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 3
- 239000013055 pulp slurry Substances 0.000 description 3
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 3
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 3
- OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N Calcium Chemical compound [Ca] OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 235000019738 Limestone Nutrition 0.000 description 2
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011575 calcium Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 239000006028 limestone Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 238000001612 separation test Methods 0.000 description 2
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 1
- 229910052570 clay Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- -1 conventionally Substances 0.000 description 1
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003912 environmental pollution Methods 0.000 description 1
- 239000007850 fluorescent dye Substances 0.000 description 1
- 239000011121 hardwood Substances 0.000 description 1
- 229910001385 heavy metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001023 inorganic pigment Substances 0.000 description 1
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 239000012860 organic pigment Substances 0.000 description 1
- 238000004321 preservation Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000000454 talc Substances 0.000 description 1
- 229910052623 talc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004408 titanium dioxide Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は着色炭酸カルシウムの製造方法に関するもので
ある。更に詳しく述べるならば、本発明は、紙の填料と
して使用した時に紙の表裏に色相の差を生ずることがな
く、かつ着色堅牢度に優れた着色炭酸カルシウムの製造
方法に関するものである。
ある。更に詳しく述べるならば、本発明は、紙の填料と
して使用した時に紙の表裏に色相の差を生ずることがな
く、かつ着色堅牢度に優れた着色炭酸カルシウムの製造
方法に関するものである。
印刷用紙の抄造に際して、紙に所要の平滑性、不透明性
、白さ等の様々な印刷特性を付与するために、および、
バルブよりも価格の安い充填剤を使用して製造コストの
低減を図るために、パルプスラリーに填料を内添するこ
とが一般的に行われている。従来の酸性抄紙による紙の
製造方法においては、填料としてクレー、タルク、二酸
化チタン等が用いられているが、これらの多くは海外か
らの輸入品であるため、入手が困難であり、かつ価格が
高いという問題があった。
、白さ等の様々な印刷特性を付与するために、および、
バルブよりも価格の安い充填剤を使用して製造コストの
低減を図るために、パルプスラリーに填料を内添するこ
とが一般的に行われている。従来の酸性抄紙による紙の
製造方法においては、填料としてクレー、タルク、二酸
化チタン等が用いられているが、これらの多くは海外か
らの輸入品であるため、入手が困難であり、かつ価格が
高いという問題があった。
最近、紙の保存性及び耐久性への要求が高まるにつれ、
中性のpH域で抄紙する方法、いわゆる中性抄紙法が注
目されてきている。中性抄紙法においては、国内に豊富
に産し、かつ安価な天然の石灰石を填料として使用する
ことができる。すなわち、石灰石を乾式或いは湿式で微
粉砕したものが重質炭酸カルシウム填料として広く用い
られている。
中性のpH域で抄紙する方法、いわゆる中性抄紙法が注
目されてきている。中性抄紙法においては、国内に豊富
に産し、かつ安価な天然の石灰石を填料として使用する
ことができる。すなわち、石灰石を乾式或いは湿式で微
粉砕したものが重質炭酸カルシウム填料として広く用い
られている。
又、水酸化カルシウムスラリーに炭酸ガスのような酸性
ガスを反応させて製造された軽質炭酸カルシウムは、そ
の白色度、不透明度、及び抄紙機におけるワイヤー摩耗
度が重質炭酸カルシウムより少ないという利点のために
、その使用が拡大しつつある。
ガスを反応させて製造された軽質炭酸カルシウムは、そ
の白色度、不透明度、及び抄紙機におけるワイヤー摩耗
度が重質炭酸カルシウムより少ないという利点のために
、その使用が拡大しつつある。
印刷用紙としては、色の白い紙の他に、書籍用紙におい
て、文字の読み易さなどを考慮して、様々に着色された
紙も広く使用されている。着色紙を抄造する場合、従来
、バルブと填料に染料を添加して得られた紙料を用いて
抄造が行われている。
て、文字の読み易さなどを考慮して、様々に着色された
紙も広く使用されている。着色紙を抄造する場合、従来
、バルブと填料に染料を添加して得られた紙料を用いて
抄造が行われている。
一般に、このような着色紙の抄造のために用いられる染
料は、パルプを容易に染色するが、軽質炭酸カルシウム
のような填料に対する染色性は低いものが多い。
料は、パルプを容易に染色するが、軽質炭酸カルシウム
のような填料に対する染色性は低いものが多い。
又、前記紙料からシングルワイヤー式抄紙機を用いて紙
を抄造する場合、形成された紙層はワイヤー面から強制
的に脱水され、同時に填料の一部及び微細繊維が紙層か
ら流出する。このた6紙層における填料の分布は、紙層
のZ方向(厚さ方向)に沿って変化し、通常、紙の表面
において填料の分布1が多く、裏面において填料の分布
量が少なくなっている。
を抄造する場合、形成された紙層はワイヤー面から強制
的に脱水され、同時に填料の一部及び微細繊維が紙層か
ら流出する。このた6紙層における填料の分布は、紙層
のZ方向(厚さ方向)に沿って変化し、通常、紙の表面
において填料の分布1が多く、裏面において填料の分布
量が少なくなっている。
このように、抄造にあたり着色バルブと無色填、料とを
用いる場合、前記のような紙の表裏にふける填料分布量
の違いにより、紙の表裏に色差を生ずることが助長され
る。
用いる場合、前記のような紙の表裏にふける填料分布量
の違いにより、紙の表裏に色差を生ずることが助長され
る。
そこで、もし軽質炭酸カルシウムを予めバルブと同じ色
に染色しておけば、前述のように紙白の填料分布が不均
一になっても、紙全体の色に関しては表裏差を生じない
ことになる。しかし、軽質炭酸カルシウムは染料に対す
る親和力が低いため、それを予め染色しておいても、こ
れがバルブと接触すると、染料は炭酸カルシウムからバ
ルブ側へ移行して脱色されてしまい、このため、得られ
る着色紙に表裏差を生じることになるという問題点があ
る。
に染色しておけば、前述のように紙白の填料分布が不均
一になっても、紙全体の色に関しては表裏差を生じない
ことになる。しかし、軽質炭酸カルシウムは染料に対す
る親和力が低いため、それを予め染色しておいても、こ
れがバルブと接触すると、染料は炭酸カルシウムからバ
ルブ側へ移行して脱色されてしまい、このため、得られ
る着色紙に表裏差を生じることになるという問題点があ
る。
前記の紙表裏面の間に色差を生ずるという問題点を解決
するために種々の提案がなされている。
するために種々の提案がなされている。
例えば、特公昭61−70099号公報には染料ととも
にそれと同色の顔料を使用することが提案されている。
にそれと同色の顔料を使用することが提案されている。
しかし、一般に顔料は染料に比較して高価であるため、
着色紙の製造コストが上昇することになる。その上、抄
紙系中において水不溶性物質の含有量が増加することは
、抄紙装置内の汚れを増大させる原因になる。更に、顔
料の添加設備を必要とし、操業が複雑になるという短所
もある。更に、無機顔料及び有機顔料のうち、重金属を
含むものは環境汚染問題を発生させる恐れがあるためそ
の使用が困難であった。
着色紙の製造コストが上昇することになる。その上、抄
紙系中において水不溶性物質の含有量が増加することは
、抄紙装置内の汚れを増大させる原因になる。更に、顔
料の添加設備を必要とし、操業が複雑になるという短所
もある。更に、無機顔料及び有機顔料のうち、重金属を
含むものは環境汚染問題を発生させる恐れがあるためそ
の使用が困難であった。
又、着色紙を抄紙する場合、バルブと填料を混合した原
料に染料を添加してパルプと填料の両方を同時に染色す
る方法、或い゛はバルブ染色用染料により予め填料を染
色しておき、これをパルプに混合する方法などもあるが
、未だ満足の行く結果が得られていない。
料に染料を添加してパルプと填料の両方を同時に染色す
る方法、或い゛はバルブ染色用染料により予め填料を染
色しておき、これをパルプに混合する方法などもあるが
、未だ満足の行く結果が得られていない。
一方、特開平2−14823号公報には、水酸化カルシ
ウムと水溶性染料とを含有する水性スラリーに炭酸ガス
含有ガスを導入することにより着色軽質炭酸カルシウム
を製造する方法が開示されている。この方法ではb値が
10〜14の範囲にある色相の着色炭酸カルシウムを製
造する場合、水酸化カルシウム固形乾燥重量に対し0.
1〜0.3%の染料が用いられ、温度10〜80℃にお
ける水酸化カルシウム−染料含有水性スラリーに、通常
の軽質炭酸カルシウムの製造条件と同一条件により炭酸
ガス含有ガスが導入される。
ウムと水溶性染料とを含有する水性スラリーに炭酸ガス
含有ガスを導入することにより着色軽質炭酸カルシウム
を製造する方法が開示されている。この方法ではb値が
10〜14の範囲にある色相の着色炭酸カルシウムを製
造する場合、水酸化カルシウム固形乾燥重量に対し0.
1〜0.3%の染料が用いられ、温度10〜80℃にお
ける水酸化カルシウム−染料含有水性スラリーに、通常
の軽質炭酸カルシウムの製造条件と同一条件により炭酸
ガス含有ガスが導入される。
更に、本発明者らは、既に水酸化カルシウム水性スラリ
ー中に水溶性染料を含有させ、この水性スラリーのpH
を8.5以上に調整して、これに炭酸ガス含有ガスを導
入して炭酸カルシウム生成反応を完結させ、それによっ
て着色炭酸カルシウムを製造する方法を提案している(
特願平1−22748)。
ー中に水溶性染料を含有させ、この水性スラリーのpH
を8.5以上に調整して、これに炭酸ガス含有ガスを導
入して炭酸カルシウム生成反応を完結させ、それによっ
て着色炭酸カルシウムを製造する方法を提案している(
特願平1−22748)。
しかしながら、これらの方法で得られる着色炭酸カルシ
ウムは、水堅牢度に関して更に向上が望まれており、特
に、抄紙の際に染料が軽質炭酸カルシウムより水中に溶
出し、これがパルプに移行して染着するという問題の解
消が望まれている。
ウムは、水堅牢度に関して更に向上が望まれており、特
に、抄紙の際に染料が軽質炭酸カルシウムより水中に溶
出し、これがパルプに移行して染着するという問題の解
消が望まれている。
すなわち、着色炭酸カルシウムと染料との間の親和性(
染料固着性)について、更に一層の向上が望まれている
のである。
染料固着性)について、更に一層の向上が望まれている
のである。
従って、本発明は着色紙の中性抄紙において填料として
使用される時、得られる着色紙の表裏面間に色差を生ず
ることが少なく、染料固着性が高く、従って染料が脱着
することがなく、又は脱着しにくい着色炭酸カルシウム
の製造方法を提供しようとするものである。
使用される時、得られる着色紙の表裏面間に色差を生ず
ることが少なく、染料固着性が高く、従って染料が脱着
することがなく、又は脱着しにくい着色炭酸カルシウム
の製造方法を提供しようとするものである。
本発明者らは染料の脱着されにくい着色炭酸カルシウム
の製造について鋭意研究を更に続けた結果、反応完結後
の着色炭酸カルシウムのスラリーのpHが、この炭酸カ
ルシウム上の染料の脱着性に顕著に影響を及ぼすことを
見いだし本発明を完成するに至った。
の製造について鋭意研究を更に続けた結果、反応完結後
の着色炭酸カルシウムのスラリーのpHが、この炭酸カ
ルシウム上の染料の脱着性に顕著に影響を及ぼすことを
見いだし本発明を完成するに至った。
本発明の着色炭酸カルシウム製造方法は、水酸化カルシ
ウムを含有する水性スラリーに染料を加え、これに炭酸
ガス含有ガスを導入して着色炭酸カルシウムを製造する
に際し、生成した着色炭酸カルシウムスラリーに水酸化
カルシウムを加えて当該スラリーのpHを9.5以上に
調整することを特徴とするものである。
ウムを含有する水性スラリーに染料を加え、これに炭酸
ガス含有ガスを導入して着色炭酸カルシウムを製造する
に際し、生成した着色炭酸カルシウムスラリーに水酸化
カルシウムを加えて当該スラリーのpHを9.5以上に
調整することを特徴とするものである。
本発明方法において、着色炭酸カルシウムの原料として
用いられる水酸化カルシウムは、通常の軽質炭酸カルシ
ウムの製造に用いられる生石灰に水を加えてこれを消和
し、常法による濃度調整工程及び精選工程を経て製造す
ることができる。
用いられる水酸化カルシウムは、通常の軽質炭酸カルシ
ウムの製造に用いられる生石灰に水を加えてこれを消和
し、常法による濃度調整工程及び精選工程を経て製造す
ることができる。
本発明方法に用いられる水溶性染料は、直接染料、塩基
性染料、酸性染料、および蛍光染料等から適宜必要に応
じて選択される。水溶性染料の添加量には格別の限定は
な(、着色炭酸カルシウムの所望の色相及び濃度に応じ
て適宜設定される。
性染料、酸性染料、および蛍光染料等から適宜必要に応
じて選択される。水溶性染料の添加量には格別の限定は
な(、着色炭酸カルシウムの所望の色相及び濃度に応じ
て適宜設定される。
例えば、色差計(日本重色工業社製)で測定されたb値
が10〜14の範囲内にある色相に炭酸カルシウムを着
色する場合、一般に、水酸化カルシウムの固形分重量に
対して、0.1〜0.3重量%の染料が添加される。染
料の添加方法は水酸化カルシウムスラリーに予め添加す
る方法、及び炭酸化反応中に添加する方法があり、その
いずれの方法を用いてもよい。
が10〜14の範囲内にある色相に炭酸カルシウムを着
色する場合、一般に、水酸化カルシウムの固形分重量に
対して、0.1〜0.3重量%の染料が添加される。染
料の添加方法は水酸化カルシウムスラリーに予め添加す
る方法、及び炭酸化反応中に添加する方法があり、その
いずれの方法を用いてもよい。
本発明方法に用いられる炭酸ガス含有ガスは、炭酸ガス
、および炭酸ガスと空気のような他のガスとの混合ガス
などのように、通常の軽質炭酸カルシウムの製造に用い
られているガスの中から適宜に選択される。炭酸ガス含
有ガスは10〜80℃の温度において水酸化カルシウム
スラリーに添加される。この炭酸ガスの導入は通常の軽
質炭酸カルシウム製造条件と同一条件で行うことができ
、スラリーのpHがほぼ中性になったとき、炭酸化反応
を終結する。
、および炭酸ガスと空気のような他のガスとの混合ガス
などのように、通常の軽質炭酸カルシウムの製造に用い
られているガスの中から適宜に選択される。炭酸ガス含
有ガスは10〜80℃の温度において水酸化カルシウム
スラリーに添加される。この炭酸ガスの導入は通常の軽
質炭酸カルシウム製造条件と同一条件で行うことができ
、スラリーのpHがほぼ中性になったとき、炭酸化反応
を終結する。
本発明方法において炭酸カルシウム生成反応が終結した
後、当該スラリーに、更に水酸化カルシウムを添加して
このスラリーのpHを9.5以上のアルカリ性に調整す
る。水酸化カルシウムのアルカリ度は比較的弱いので、
スラリーのpHを12.5以上に上昇させるためには多
量の水酸化カルシウムの添加を必要とするため、操業上
好ましくない。従って、本発明の着色炭酸カルシウムの
製造方法においては、スラリーのpHは12.5以下で
十分である。
後、当該スラリーに、更に水酸化カルシウムを添加して
このスラリーのpHを9.5以上のアルカリ性に調整す
る。水酸化カルシウムのアルカリ度は比較的弱いので、
スラリーのpHを12.5以上に上昇させるためには多
量の水酸化カルシウムの添加を必要とするため、操業上
好ましくない。従って、本発明の着色炭酸カルシウムの
製造方法においては、スラリーのpHは12.5以下で
十分である。
又、スラリーのpHが9.5未満のときは、得られる着
色炭酸カルシウムの水堅牢度が不十分となる。
色炭酸カルシウムの水堅牢度が不十分となる。
pHの保持時間については特に配慮する必要はないが、
9.5以上のpHにおいてスラリーが10分以上保持さ
れることが好ましい。
9.5以上のpHにおいてスラリーが10分以上保持さ
れることが好ましい。
このようにして本発明方法により得られた着色炭酸カル
シウムは極めて高い水堅牢度を有し、水中にパルプと共
に分散して水性パルプスラリーとして抄紙する際に、着
色炭酸カルシウム粉末から染料が水中に溶けだし、パル
プに染着移行することが極めて少ない。
シウムは極めて高い水堅牢度を有し、水中にパルプと共
に分散して水性パルプスラリーとして抄紙する際に、着
色炭酸カルシウム粉末から染料が水中に溶けだし、パル
プに染着移行することが極めて少ない。
本発明方法によって得られた着色炭酸カルシウムが、上
記のように優れた水堅牢度を示す理由は十分に解明され
ていないが、水溶性染料が水酸化カルシウムにより水不
溶性或いは水難溶性の染料塩に変化することによるもの
と推測され、又、このような水不溶性或いは水難溶性の
染料の塩は炭酸カルシウムと複雑な塩複合物を形成して
いるものと思われる。
記のように優れた水堅牢度を示す理由は十分に解明され
ていないが、水溶性染料が水酸化カルシウムにより水不
溶性或いは水難溶性の染料塩に変化することによるもの
と推測され、又、このような水不溶性或いは水難溶性の
染料の塩は炭酸カルシウムと複雑な塩複合物を形成して
いるものと思われる。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、もちろん本発明の範囲はこれによって限定されるもの
ではない。
、もちろん本発明の範囲はこれによって限定されるもの
ではない。
実施例1
市販生石灰(矢嬌工業社製)1100gを水IHに撹拌
しながら加えて、生石灰を消和して水酸化カルシウムス
ラリーを調整し、これを更に4時間撹拌して熟成させた
。このスラリーに水を加えて濃度を所定値に調整して水
酸化カルシウム濃度130g/βのスラリーとした。こ
のスラリー101を、容量221の、攪拌機付き反応槽
に分取し、この水酸化カルシウムスラリーを撹拌しなが
ら、黄色直接染料(にayafect Yellow
Y Liquid日本化薬社製)2.64g (生成す
る炭酸カルシウムに対して0.15重量%相当量)を加
えた。次に、20容量%のCO2を含む炭酸ガス含有ガ
スを内径6mmのガス吹き込み管を通して前記反応槽の
底部から供給して炭酸化反応を行い、スラリーのpHを
pH計で測定して、そのpHが7.0に到達したとき反
応を終結させた。
しながら加えて、生石灰を消和して水酸化カルシウムス
ラリーを調整し、これを更に4時間撹拌して熟成させた
。このスラリーに水を加えて濃度を所定値に調整して水
酸化カルシウム濃度130g/βのスラリーとした。こ
のスラリー101を、容量221の、攪拌機付き反応槽
に分取し、この水酸化カルシウムスラリーを撹拌しなが
ら、黄色直接染料(にayafect Yellow
Y Liquid日本化薬社製)2.64g (生成す
る炭酸カルシウムに対して0.15重量%相当量)を加
えた。次に、20容量%のCO2を含む炭酸ガス含有ガ
スを内径6mmのガス吹き込み管を通して前記反応槽の
底部から供給して炭酸化反応を行い、スラリーのpHを
pH計で測定して、そのpHが7.0に到達したとき反
応を終結させた。
次に、ここに得られた着色炭酸カルシウムスラリーに、
水酸化カルシウムを加えてそのpHを9.5に調整した
。このようにして得られた着色炭酸カルシウムを化学分
析用ろ紙(Nα2ろ紙、東洋ろ紙社製)でろ過し、水洗
した後、105℃の定温乾燥機で乾燥し、更に、メノー
製乳鉢で微粉砕して着色炭酸カルシウム粉末を得た。こ
の粉末の色相を色差計(日本重色工業社製)により測定
したところ、そのb値は10.6であった。
水酸化カルシウムを加えてそのpHを9.5に調整した
。このようにして得られた着色炭酸カルシウムを化学分
析用ろ紙(Nα2ろ紙、東洋ろ紙社製)でろ過し、水洗
した後、105℃の定温乾燥機で乾燥し、更に、メノー
製乳鉢で微粉砕して着色炭酸カルシウム粉末を得た。こ
の粉末の色相を色差計(日本重色工業社製)により測定
したところ、そのb値は10.6であった。
広葉樹晒クラフトパルプを100メツシユの金網製篩の
上で水洗して微細繊維を除去し、100メツシユの篩を
通過しないパルプを得た。このパルプ50g(固形換算
)を、水51に加えて撹拌分散させ、1重量%の濃度の
パルプスラリーを作成した。
上で水洗して微細繊維を除去し、100メツシユの篩を
通過しないパルプを得た。このパルプ50g(固形換算
)を、水51に加えて撹拌分散させ、1重量%の濃度の
パルプスラリーを作成した。
このバルブスラリーを使用して坪量100g/m’の手
抄シートを作成し、回転式乾燥機で105℃で乾燥した
。得られた手抄紙の色相を色差計で測定したところ、そ
のb値は6.2であった。又、別に前記の100メツシ
ニ篩を通過しないパルプ50g(固形換算)と、前記着
色炭酸カルシウム50g(固形換算、バルブ当たり10
0重量%)を水51に加えて撹拌分散させ、更に室温で
30分間撹拌し、パルプと着色炭酸カルシウムを十分に
接触させた。この混合物を325メツシユの篩でろ過し
、篩を通過しなかった混合物を更に強く水洗してろ過し
、着色炭酸カルシウムをパルプから分離させて回収した
。
抄シートを作成し、回転式乾燥機で105℃で乾燥した
。得られた手抄紙の色相を色差計で測定したところ、そ
のb値は6.2であった。又、別に前記の100メツシ
ニ篩を通過しないパルプ50g(固形換算)と、前記着
色炭酸カルシウム50g(固形換算、バルブ当たり10
0重量%)を水51に加えて撹拌分散させ、更に室温で
30分間撹拌し、パルプと着色炭酸カルシウムを十分に
接触させた。この混合物を325メツシユの篩でろ過し
、篩を通過しなかった混合物を更に強く水洗してろ過し
、着色炭酸カルシウムをパルプから分離させて回収した
。
得られた着色炭酸カルシウム及びパルプを前記と同じ手
法を用いてb値を測定した。着色炭酸カルシウム及びパ
ルプのb値はそれぞれ9.7及び9.9で、これは着色
炭酸カルシウムから脱落し、パルプへ移行染着した染料
の量が少ないことを示しているJ 実施例2及び3 実施例2および3の各々において実施例1と同じ操作に
より炭酸化反応を行い、pH7,0で反応を終結された
後、得られた着色炭酸カルシウムスラリーに水酸化カル
シウムを添加してそのpHを10.5(実施例2)又は
、11.5(実施例3)に調整した。
法を用いてb値を測定した。着色炭酸カルシウム及びパ
ルプのb値はそれぞれ9.7及び9.9で、これは着色
炭酸カルシウムから脱落し、パルプへ移行染着した染料
の量が少ないことを示しているJ 実施例2及び3 実施例2および3の各々において実施例1と同じ操作に
より炭酸化反応を行い、pH7,0で反応を終結された
後、得られた着色炭酸カルシウムスラリーに水酸化カル
シウムを添加してそのpHを10.5(実施例2)又は
、11.5(実施例3)に調整した。
実施例1と同じ操作によって、得られた着色炭酸カルシ
ウムとパルプの混合、分離試験を行い、更にb値を測定
した。その結果を第1表に示す。
ウムとパルプの混合、分離試験を行い、更にb値を測定
した。その結果を第1表に示す。
比較例1及び2
比較例1および2の各々において実施例1と同じ操作に
より炭酸化反応を行って、それぞれpH7,0(比較例
I)及びpi(7,5(比較例2)で反応を終結させた
が、水酸化カルシウムの添加による着色炭酸カルシウム
スラリーのpHのアルカリ性への調整を行わなかった。
より炭酸化反応を行って、それぞれpH7,0(比較例
I)及びpi(7,5(比較例2)で反応を終結させた
が、水酸化カルシウムの添加による着色炭酸カルシウム
スラリーのpHのアルカリ性への調整を行わなかった。
実施例1と同じ方法で、得られた着色炭酸カルシウムと
パルプの混合、分離試験を行い、更にb値を測定した。
パルプの混合、分離試験を行い、更にb値を測定した。
その結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、染料移行テスト後において
、本発明法により得られた着色炭酸カルシウムのb値は
高い値に維持されていたが、パルプのb値はあまり高く
ならなかった。このことは、本発明方法により得られた
着色炭酸カルシウムからの染料の脱落が少ないことを示
している。これに対して、従来公知法により得られた着
色炭酸カルシウムの場合、染料移行テスト後のパルプの
b値が高くなっており、このことは着色炭酸カルシウム
からの染料の脱落、それによるパルプへの染着が著しい
ことを示している。
、本発明法により得られた着色炭酸カルシウムのb値は
高い値に維持されていたが、パルプのb値はあまり高く
ならなかった。このことは、本発明方法により得られた
着色炭酸カルシウムからの染料の脱落が少ないことを示
している。これに対して、従来公知法により得られた着
色炭酸カルシウムの場合、染料移行テスト後のパルプの
b値が高くなっており、このことは着色炭酸カルシウム
からの染料の脱落、それによるパルプへの染着が著しい
ことを示している。
本発明方法により極めて優れた水堅牢度を有し、水中に
おいてパルプとの接触により染料が脱落してパルプに染
着して移行することが極めて少ない着色炭酸カルシウム
の製造が可能になった。このため、紙中の着色填料の含
有量の分布が仮りに不均一になっても、得られる着色紙
の表裏間の色差が極めて小さいものとなり、その実用的
効用は著しく顕著なものである。
おいてパルプとの接触により染料が脱落してパルプに染
着して移行することが極めて少ない着色炭酸カルシウム
の製造が可能になった。このため、紙中の着色填料の含
有量の分布が仮りに不均一になっても、得られる着色紙
の表裏間の色差が極めて小さいものとなり、その実用的
効用は著しく顕著なものである。
Claims (1)
- 1、水酸化カルシウムを含有する水性スラリーに染料を
加え、これに炭酸ガスを導入して着色炭酸カルシウムを
製造するに際し、生成した着色炭酸カルシウムスラリー
に水酸化カルシウムを加えて当該スラリーのpHを9.
5以上に調整することを特徴とする着色炭酸カルシウム
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18797590A JP2512612B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 着色炭酸カルシウムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18797590A JP2512612B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 着色炭酸カルシウムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477312A true JPH0477312A (ja) | 1992-03-11 |
JP2512612B2 JP2512612B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=16215418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18797590A Expired - Fee Related JP2512612B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 着色炭酸カルシウムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512612B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000008296A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Oji Paper Co Ltd | 着色紙 |
US8089081B2 (en) | 2008-09-12 | 2012-01-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor light emitting device |
JP2013506613A (ja) * | 2009-10-02 | 2013-02-28 | カルシテック・サンテティク・ミネラルズ・リミテッド | 炭酸カルシウムの生成 |
CN111533151A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-08-14 | 辽宁科技大学 | 一种利用白泥制备彩色碳酸钙疏水材料 |
-
1990
- 1990-07-18 JP JP18797590A patent/JP2512612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000008296A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Oji Paper Co Ltd | 着色紙 |
US8089081B2 (en) | 2008-09-12 | 2012-01-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor light emitting device |
JP2013506613A (ja) * | 2009-10-02 | 2013-02-28 | カルシテック・サンテティク・ミネラルズ・リミテッド | 炭酸カルシウムの生成 |
CN111533151A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-08-14 | 辽宁科技大学 | 一种利用白泥制备彩色碳酸钙疏水材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2512612B2 (ja) | 1996-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU707273B2 (en) | Ink jet recording paper incorporating novel precipitated calcium carbonate pigment | |
EP1323674A1 (en) | Titanium dioxide-calcium carbonate composite particles | |
JP2554344B2 (ja) | 軽量塗被紙 | |
EP1256549A1 (en) | Method for producing calcium carbonate | |
CN101318682A (zh) | 多孔碳酸钙及其制备方法和应用 | |
JPH0393618A (ja) | 着色炭酸カルシウムの製造方法 | |
US7261869B2 (en) | Processes for preparing calcium carbonate | |
US5008378A (en) | Submicron lignin dispersions | |
CA1143914A (en) | Method of sizing paper at the size press and resulting water-resistant paper | |
EP0949201A1 (en) | Process for preparing calcium carbonate | |
JPH0477312A (ja) | 着色炭酸カルシウムの製造方法 | |
CN101314478B (zh) | 一种蜂窝状碳酸钙及其制备方法和应用 | |
JP2639258B2 (ja) | 着色炭酸カルシウムの製造方法 | |
US4109048A (en) | Recording material containing gamma-alumina | |
JPH0214813A (ja) | 着色軽質炭酸カルシウムおよび着色紙 | |
CN101302026B (zh) | 蜂窝状碳酸钙及其制备方法和应用 | |
NO820406L (no) | Opptegningsmateriale med et fargefremkallerpreparat. | |
US5904761A (en) | Process for preparing a pigment for a coated paper | |
CN110982089B (zh) | 一种深色化木质素及其在育果套外袋内层纸中的应用 | |
CA2034190C (en) | Method of producing colored precipitated calcium carbonate | |
JP2000203832A (ja) | 着色合成炭酸カルシウム複合体、それからなる着色填料又は顔料、並びにその製造方法 | |
JPH0197299A (ja) | 軽量コート用原紙の製造方法 | |
CN1517492A (zh) | 彩色纸生产的色差控制工艺 | |
CN100562495C (zh) | 多孔碳酸钙及其的制备方法及应用 | |
JPS6485396A (en) | Production of neutral paper |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |