JPH0476689A

JPH0476689A - 硬貨読取り装置

Info

Publication number: JPH0476689A
Application number: JP18664590A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Araki; 荒木　正弘
Original assignee: Omron Corp; Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1990-07-12
Filing date: 1990-07-12
Publication date: 1992-03-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、硬貨を取扱う各種の自動取引機に内部構成
されるような硬貨読取り装置に関し、さらに詳しくは簡
単な構成で硬貨を正確に読取り処理する硬貨読取り装置
に関する。

（ロ）従来の技術一般に、この種の硬貨読取り装置は、硬貨投入口より投
入された硬貨を内部の鑑別部に導き、ここで没入された
硬貨の真偽判別および金種判別を行っている。

この鑑別部は通常、各検知センサにより硬貨の外径や材
質を読取って、投入された金種を判定しているが、外径
や材質が近似している場合、例えば外国硬貨の５００ウ
オン硬貨さ、５００円硬貨は外径と材質が近似し、厚さ
が１００μｍ程度異なるだけのため、この違いを検出す
るために厚さ検知センサを要したり、複雑な判定回路を
要していた。

また、材質検知センサにあっては、この検知特性が温度
の影響を受けて変化するため、これを補償する複雑な補
償回路を要していた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点この発明は、硬貨の模様位置を特定して読取ることで、
正確に金種判定できるようにした硬貨読取り装置の提供
を目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明は、投入された硬貨を転動搬送させる傾斜通路
と、前記傾斜通路内を転動搬送する硬貨の外径を判別す
る外径判別手段と、前記傾斜通路の側方より、転動搬送
される硬貨の少な（とも片面の模様を読取る模様読取り
手段と、前記外径判別手段および模様読取り手段から特
定位置の読取りパターンを抽出する読取りパターン抽出
手段と、金種毎に硬貨の特定位置の標準模様パターンを
記憶した記憶手段と、前記読取りパターン抽出手段で抽
出した特定位置の読取りパターンと、これと対応する記
憶手段の標準模様パターンとを照合して金種を判定する
金種判定手段とを備えた硬貨読取り装置である。

（ホ）発明の作用この発明によれば、投入された硬貨は傾斜通路内を転動
搬送される搬送過程で外径判別手段により硬貨の外径が
求められ、また模様読取り手段により硬貨の模様が読取
られ、このとき金種判定手段が、読取りパターン抽出手
段によって抽出した特定位置の読取りパターンと、これ
と対応する記憶手段の標準模様パターンとを照合して金
種を判定する。

（へ）発明の効果このように、金種毎に大きく異なる様々な模様を判別デ
ータとして読取り、しかも読取り位置を特定して捉える
ため、外径や材質が近似する硬貨であっても、正確に読
取って金種判定することかできる。

また、近似硬貨判別用の厚さ検知センサや材質検知セン
サおよび温度補償用の複雑な補償回路が不要となり、部
品点数の削減が図れ、確実に低コスト化することができ
る。

（ト）実施例この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は硬貨を取扱う自動取引機に内部構成した硬貨読取
り装置を示し、第１図において、この硬貨読取り装置１
１は、投入された硬貨１２を転動搬送させる傾斜通路１
３と、この傾斜通路１３内を転動する硬貨１２の外径を
側方より判別する外径判別検知センサ１４と、同傾斜通
路１３内を転動する硬貨１２の片面の模様を側方より読
取る模様読取り検知センサ１５とから構成される。

上述の傾斜通路１３は、１円玉・５円玉・１００円玉５
００円玉１００円玉円玉００円玉０大きさの異なる各種
の硬貨１２を立姿で共通して転動許容する縦長の断面形
状を有し、かつ各種硬貨１２を一定速度で転動させて取
込むのに適した傾斜角度を有し、この傾斜通路１３内を
転動した硬貨１２は、これに連通ずる内方の図示しない
硬貨処理部へと順次−枚ずつ導かれる。

また、外径判別検知センサ１４および模様読取り検知セ
ンサ１５は、第２図に示すように、例えば発光ダイオー
ド等の光源２１がら投光した光軸２２を硬貨１２に照射
させ、この照射により反射した反射光軸２３を、セルフ
ォグレンズ２４を介してＣＣＤ２５で捉え、このＣＣＤ
２５により硬貨１２の外径、また硬貨１２の模様を読取
るようにしている。

第３図は転動する硬貨の読取り原理を示し、先ず、この
転動する硬貨１２に対して、外径判別検知センサ１４が
硬貨の大きさを判別し、この大きさに基づいて硬貨の中
心を基準とする所定半径位置３１の模様を、スキャンラ
イン３２により部分的に読取る。

第４図は１０円硬貨の読取り例を示し、１０＋１１硬貨
４１の所定半径位置４２に形成された「「−１本国」　
「千円」等の模様４３をスキャンし、これを特定位置の
読取りパターン４４として電気的に読取り検知する。

第５図は硬貨読取り装置の制御回路ブロック図を示し、
ＣＰＵ５１はＲＯＭ５２に格納されたプログラムに従っ
て各回路装置を制御し、その制御データをＲＡＭ５３で
記憶し、また読出す。

」二連のＣＰＵ５　］は、模様読取り検知センサ１５て
読取った模様のうち、所定半径位置を特定の読取りパタ
ーンとして抽出する抽出機能を有し、これとＲＡＭ５３
で予め記憶させておいた金種毎の特定位置の標準模様パ
ターンとを照合させ、この照合結果に基づいて、読取っ
た硬貨の金種を判定するように設けている。このように
、硬貨によって大きく異なる模様を判定基準とするため
、外径や材質が近似する硬貨であっても、その差異を正
確に読取って金種判定することができる。

このように構成された硬貨読取り装置の処理動作を第６
図のフローチャートを参照して説明する。

今、硬貨１２が傾斜通路１３内を転動して硬貨読取り装
置１１の位置に導かれると、ここに導かれた硬貨１２は
、先ず、外径判別検知センサ１４で硬貨の大きさが判別
され（第１ステツプｎｌ）、この大きさから例えば１円
硬貨であると判別された場合は（第２ステツプｎ２）、ＣＰＵ５１は、模様読取り検知センサ１５を介して１円
硬貨の所定の読取り位置を読取り（第３ステフプｎ３）
、かつ、ＲＡＭ５３から１円硬貨の標準読取りパターンを
読出しく第４ステツプｎ４）、この読取りパターンとＲ
ＡＭ５３で予め記憶しておいた標準読取りパターンとを
照合しく第５ステツプｎ５）、一致すれば、１円硬貨と判定して金種判定を終了する（
第６ステツプｎ６）。

以下同様に、５円硬貨と判別した場合は、ＣＰＵ５］が
その特定の読取り位置の読取りパターンと、同金種の標
準読取りパターンとを照合させ、一致すれば５円硬貨と
判定する（第７〜第１１ステツプ！１７〜ｎ１ｌ）。

１０円硬貨と判別した場合は、ＣＰＵ５１がその特定の
読取り位置の読取りパターンと、同金種の標準読取りパ
ターンとを照合させ、一致すれば１０円硬貨と判定する
（第１２〜第１６ステツプｎ　１２〜ｎ　１６）。

５０円硬貨と判別した場合は、ＣＰＵ５１がその特定の
読取り位置の読取りパターンと、同金種の標準読取りパ
ターンとを照合させ、一致すれば５０円硬貨と判定する
（第１７〜第２１ステツプｎ１７〜ｎ２１）。

１００円硬貨と判別した場合は、ＣＰＬＩ５１がその特
定の読取り位置の読取りパターンと、同金種の標準読取
りパターンとを照合させ、一致すれば１００円硬貨と判
定する（第２２〜第２６ステツプｎ２２〜ｎ２６）。

５００円硬貨と判別した場合は、ＣＰＵ５１がその特定
の読取り位置の読取りパターンと、同金種の標準読取り
パターンとを照合させ、一致すれば５００円硬貨と判定
する（第２７〜第３１ステツプｎ２７〜ｎ３１）。

ところで、上述の各金種の判定において、特定の読取り
位置の読取りパターンと、同金種の標準読取りパターン
との照合が不一致であれば、偽硬貨と判定して返却する
ようにする（第３２ステツプｎ３２）。

上述のように、金種毎に大きく異なる模様を金種の″Ｍ
別データとして読取り、しがも読取り位置を特定して捉
えるため、外径や材質が近似する硬貨であっても、その
差異が明らがとなり、正確に金種判定することができる
。また、現状のように、近似硬貨判別用の厚さ検知セン
サや材質検知センサおよび温度補償用の複雑な補償回路
が不要となるため、部品点数の削減が図れ、確実に低コ
スト化することができる。

この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、この発明の外径判別手段は、実施例の外径判別検知セン
サ１４に対応し、以下同様に、模様読取り手段は、模様
読取り検知センサ１５に対応し、特定位置は、所定半径位！３１．４２に対応し、読取り
パターン抽出手段および金種判定手段は、ＣＰＵ５　］
に対応し、配憶手段は、Ｒ，Ａ　Ｍ　５３に対応するも、この発明
は上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない
。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１１図は硬貨読取り装置の概略説明図、第２図は硬貨
の読取り構造を示す要部説明図、第３図は硬貨読取り装
置の読取り原理を示す説明図、第４図は硬貨の読取り動作説明図、第５図は硬貨読取り装置の制御回路ブロック図、第６図
は硬貨読取り装置のフローチャートである。１１・・・硬貨読取り装！１２．４１・・・硬　貨１３
・・・傾斜通路　　１４・・・外径判別検知センサ１５
・・・模様読取り検知センサ３１．４２・・・所定半径位置　４３・・・模　様４４
・・・読取りパターン　５１・・・ＣＰＵ５３・・・Ｒ
ＡＭ第１図碩貰計双り襲雷の概略説明図第２図４貨の話取り橋攪亥示す番部枦昭図第３図石し負霧死貝又り束１ｆの説耳ズリ１原捏′１分〒す盲
愛６８区第５図 υ功凝にり装置の制グ阿司距フロ・・７フ図第４図６更１１のちた収りψカ作説Ｂ弓図４４・・４Ｅ収りパターン

Claims

【特許請求の範囲】

（１）投入された硬貨を転動搬送させる傾斜通路と、前記傾斜通路内を転動搬送する硬貨の外径を判別する外
径判別手段と、前記傾斜通路の側方より、転動搬送される硬貨の少なく
とも片面の模様を読取る模様読取り手段と、前記外径判別手段および模様読取り手段から特定位置の
読取りパターンを抽出する読取りパターン抽出手段と、金種毎に硬貨の特定位置の標準模様パターンを記憶した
記憶手段と、前記読取りパターン抽出手段で抽出した特定位置の読取
りパターンと、これと対応する記憶手段の標準模様パタ
ーンとを照合して金種を判定する金種判定手段とを備え
た硬貨読取り装置。