JPH047666B2 - - Google Patents

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JPH047666B2
JPH047666B2 JP62098351A JP9835187A JPH047666B2 JP H047666 B2 JPH047666 B2 JP H047666B2 JP 62098351 A JP62098351 A JP 62098351A JP 9835187 A JP9835187 A JP 9835187A JP H047666 B2 JPH047666 B2 JP H047666B2
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JP
Japan
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frozen
fish
section
blade
sardines
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JP62098351A
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Inventor
Shizuka Katayama
Toshio Hosokawa
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Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として他の食品の加工用素材として
使用するイワシ等多獲性魚類の乳化すり身の製造
法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、イワシ等多獲性魚類は冷凍すり身として
カツター式分断破砕混練機で粉砕し且つ化学処理
等を施したのち冷凍して保存する手段により得て
いた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
豊富な海洋蛋白食糧資源と言われているオキア
ミおよびイワシ等多獲性魚類、特に赤身魚は鮮度
の低下が早く企業化しにくい等ことが最大の原因
で食品として充分に利用されていない。
抑々、魚の肉質劣化の大きい原因の一つは漁獲
時の温度管理にあり、活動性に富に肉中にグリコ
ーゲンを多く含むイワシ等赤身魚は其の漁獲時に
は運動量の大きい苦闘が伴うので、通常の海水温
度と同程度であつた体温が30℃程度に到達すると
いわれている。このように高い温度となつたイワ
シは死後急速にグリコーゲンが分解され乳酸を生
成してPHが低下する。PHは6以下になると塩
溶性蛋白質は非常に早く変性し、おいしい成分の
水溶性蛋白質を含む自由水の保水機能を持つ蛋白
質、アクトミオシンの生成は減少する。
また、イワシ等多獲性赤身魚はアクトミオンの
生成の粗害物質である水溶性蛋白質の筋形質およ
び不飽和脂肪酸等脂質を多く含んでいる。
更に、イワシの場合は特にヘム色素を含むミオ
グロビンとヘモグロビンによつて黒ずみ等の色調
変化が生じやすい、即ち血合肉に特に多く存在す
る血液中の鉄分が周辺の酸化物質と挙動的に結合
して黒ずみを早める。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はイワシ等多獲性魚類を漁獲直後に漁船
に装備された−20℃〜−5℃の連続急速冷却装置
を通過させ即殺して半凍結魚とし、この半凍結魚
を−5℃〜−1℃に保冷した状態で工場へ搬入し
て0℃〜5℃の低イオン水で水洗したのち形状が
固定している半凍結魚の利点を生かして加工する
機械解体にかけて頭、内臓、尾を除去すると共に
当該イワシ等多獲性赤身魚肉の表面に付着した血
液を0℃〜5℃の低イオン水による洗浄で除去し
て直に−30℃〜−10℃の凍結手段により定量のブ
ロツクとする工程を経て得られたイワシ等多獲性
魚類の冷凍魚ブロツクと、別途に用意された甲殻
含有オキアミの冷凍すり身ブロツクと、卵白とを
50〜90%:5〜50%:5〜30%の比率で粗破砕
部、混合部、微粉砕部、卵白混合攪拌部および微
粉砕乳化部を備えた凍結肉類連続乳化装置にか
け、粗破砕部、混合部および微粉部で同時に冷凍
魚ブロツクおよび凍結甲殻含有オキアミすり身ブ
ロツクをミクロンオーダに微粉砕したのち卵白混
合攪拌部で卵白を混合し且つ微粉砕乳化部で更に
微粉砕して乳化し、この乳化物を充填・密封して
再凍結させることを特徴とするイワシ等多獲性魚
類の乳化すり身の製造法を提供し、これにより劣
化しにくいイワシ等多獲性魚類の乳化すり身の企
業化を達成しようとするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に依拠して説明す
るに、 先ず、漁獲直後の生きたイワシを漁船に装備さ
れた食塩添加海水槽とコンベア等よりなる−10℃
の連続急速冷却装置を通過させて即殺し海水洗浄
して半凍結魚とし、この半凍結魚を漁船の−3℃
の冷蔵室で貯蔵したのり水揚げし、−3℃の保冷
のまま工場に搬入して水洗したのち形状が固定し
ている半凍結魚の利点を生かして加工する解体機
にかけて頭、内臓、尾を除去すると共に当該イワ
シの魚肉の表面に付着した血液を2℃前後の低イ
オン水(チルドウオーター)による洗浄で除去
し、然る後、−10℃の凍結手段により10〜30Kgの
凍結魚ブロツクイを得る。
また、これとは別個に漁獲したオキアミを漁船
に装備された2℃の低イオン水による冷却機付き
低温水槽に貯蔵しパイプ輸送方式で母船に装備さ
れた2℃の低イオン水による冷却機付低温水槽に
移送し、母船に於て頭部、胸部を除去すると共に
2℃の低イオン水により水洗し、直ちに10℃の凍
結手段により定量のブロツクとする工程を経て凍
結殻付オキアミブロツクを得ると共に直に当該凍
結殻付オキアミブロツクと別途に用意した凍結卵
白ブロツクとを一定の比率で同時に粗破砕部、混
合部および微粉砕部を備えた凍結肉類連続乳化装
置(図示せず)にかけてミクロンオーダに微粉砕
し、この微粉砕物を充填・密封して再凍結させる
ことによつて、海水保管による塩溶性蛋白質の減
少もブロテアーゼ(蛋白質分解酵素)を含む消化
器官(内蔵)の付着による自己消化も抑制された
10〜30Kgの凍結甲殻含有オキアミ乳化すり身ブロ
ツクイ′を得る。
次いで、これ等冷凍魚ブロツクイ、凍結甲殻含
有オキアミすり身ブロツクイ′および別途に用意
した添加物無しの卵白イ″を約80%:10%:10%
の割合で後述する粗破砕部、混合部、微粉砕部、
卵白混合攪拌部および微粉砕乳化部を備えた凍結
肉類連続乳化装置にかけ、粗破砕部、混合部およ
び微粉部で同時に冷凍魚ブロツクイおよび凍結甲
殻含有オキアミ乳化すり身ブロツクイ′をミクロ
ンオーダに微粉砕したのち卵白混合攪拌部で上記
の卵白を混合し且つ微粉砕乳化部で更に微粉砕し
て乳化し、この乳化物を充填・密封したのち再び
−30℃前後のブライン槽により凍結して冷凍貯蔵
し適宜に出荷するようにしたものである。
次いで、本発明の実施に利用する凍結肉類連続
乳化装置について説明する。
架台1の上面に於ける右端の前側個所と同後側
個所とに一対のモータ2,3を搭載し、前側のモ
ータ2の回転軸4にカツプリング5を介して前側
シヤフト6を連結し、この前側シヤフト6の基端
個所をブツシング7およびベアリング8,9等を
介して架台1に突設された垂直壁10に、同じく
先端個所をブツシング11およびベアリング12
等を介して架台1の上面に突設された前側支壁1
3に夫々回転自在に支持すると共に前側シヤフト
6に於て垂直壁10と前側支壁13との間の個所
のまわりにバランス型メカシール14,15を利
用して内周壁16および外周壁16′を有する中
空の粗破砕用回転ドラム17を抜挿自在に嵌着
し、内周壁16および前側シヤフト6に於て対応
する個所にスプライン18を設けて前側シヤフト
6および粗破砕用回転ドラム17を一体に回転す
る状態とし、更に粗破砕用回転ドラム17の外周
を同粗破砕用回転ドラム17の外径より僅かに内
径が大きい粗破砕用シリンダ19により囲繞し、
当該粗破砕用シリンダ19の左右両端部を上記の
垂直壁10および前側支壁13に回転不能に固定
すると共に粗破砕用回転ドラム17の外周面に前
側シヤフト6と平行する多数条の粗破砕刃物嵌着
凹溝20を等間隔で穿設し、これ等各粗破砕刃物
嵌着凹溝20に粗破砕刃物21を嵌合して当該粗
破砕刃物21を後述する刃物・羽根保持装置26
により交換可能に固定し、各粗破砕刃物21には
破砕面22を台形とされ且つ破砕面22と平行す
る断面積を後方に向うに従つて逓減する形状とさ
れた多数個の刃先23を等間隔で設けられ且つ当
該刃先23の設け位置を交互に齟齬する配置とさ
れると共に粗破砕用回転ドラム17と粗破砕用シ
リンダ19とを偏心関係としてかきとり部24と
破砕物の滞留部25とを形成し、また粗破砕用シ
リンダ19に於てかきとり部24と対応する個所
の両側にブロツクイ,イ′の投入口27の一対を
開設し、これ等投入口27の外面に後述する凍結
肉類定量供給装置28を連結すると共に粗破砕用
回転ドラム17の右端個所の周囲に前側シヤフト
6と平行する多数条の送出羽根嵌着凹溝29を等
間隔で突設し、これ等各送出羽根嵌着凹溝29内
に送出羽根30を溶接によりフイン31が齟齬す
る状態として固定し、更に粗破砕用シリンダ19
に於て送出羽根30の回転空間と対応する個所に
粗破砕肉類の送出口32を開設する。
また、上記の後側のモータ3の回転軸33にカ
ツプリング34を介して後側シヤフト35を連結
し、この後側シヤフト35の基端個所をブツシン
グ36およびベアリング37等を介して上記の垂
直壁10に、同じく先端個所をブツシング38お
よびベアリング39等を介して架台1の上面に突
設された後側支壁40に夫々回転自在に支持する
と共に後側シヤフト35の垂直壁10と後側支壁
40との間の部分に於て基端側個所のまわりに内
周壁41および外周壁41′で形成された中空の
微粉砕用回転ドラム42を、同じく基端寄り個所
のまわりに内周壁43および外周壁43′で形成
された中空の攪拌用回転ドラム44を、同じく先
端寄り個所のまわりに内周壁45および外周壁4
5′で形成された中空の乳化用回転ドラム46を、
同じく先端側個所のまわりに排出用回転ドラム4
7を夫々抜挿自在に嵌着し、これ等微粉砕用回転
ドラム42、攪拌用回転ドラム44、乳化用回転
ドラム46の内周壁41,43,45および取出
用回転ドラム47の内周面と後側シヤフト35と
に於て相互に対応する個所にスプライン48,4
9,50,51を設けて微粉砕用回転ドラム4
2、攪拌用回転ドラム44、乳化用回転ドラム4
6、取出用回転ドラム47、後側シヤフト35を
一体に回転する状態とすると共に微粉砕用回転ド
ラム42の端末、攪拌用回転ドラム44の端末、
乳化用回転ドラム46の端末、取出用回転ドラム
47の端末を、Oリング52,53,54,5
5,56を用いたオス・メスの標準構造とし、当
該標準構造部の嵌合により微粉砕用回転ドラム4
2、攪拌用回転ドラム44、乳化用回転ドラム4
6および取出用回転ドラム47を連結し、更に、
これ等微粉砕用回転ドラム42、攪拌用回転ドラ
ム44、乳化用回転ドラム46および取出用回転
ドラム47の外周を各回転ドラム42,44,4
6,47の外径より僅かに内径が大きい微粉砕用
シリンダ57、攪拌用シリンダ58、乳化用シリ
ンダ59および取出用シリンダ60により囲繞す
ると共に微粉砕用シリンダ57の端末、攪拌用シ
リンダ58の端末、乳化用シリンダ59の端末、
取出用シリンダ60の端末、Oリングシール6
2,63,64を用いたオス・メスの標準構造と
し、当該標準構造部の嵌合により微粉砕用シリン
ダ57、攪拌用シリンダ58、乳化用シリンダ5
9および取出用シリンダ60を連結し且つ微粉砕
用シリンダ57の右端および取出用シリンダ60
の左端を上記の垂直壁10および後側支壁40に
バランス型メカシール88,89を利用して回転
不能に固定する。
更に、微粉砕用回転ドラム42および微粉砕用
シリンダ57に於ける基端寄り個所から中間個所
までを先方に向つて拡くなる円錐形状とし、この
微粉砕用回転ドラム42の円錐形状部65の周囲
に遠心配置の等間隔で送出兼混合羽根嵌着凹溝6
6を穿設し、これ等各送出兼混合羽根嵌着凹溝6
6内に送出兼混合羽根67を溶接によりフイン6
8が齟齬する状態として固定すると共に微粉砕用
回転ドラム42に於ける中間個所から先端個所ま
での部分の外周に後側シヤフト35と平行する各
数条の微粉砕刃物嵌着凹溝69を等間隔で穿設
し、これ等各微粉砕刃物嵌着凹溝69に微粉砕刃
物70を嵌合して当該微粉砕刃物70を後述する
刃物・羽根保持装置26により交換可能に固定
し、各微粉砕刃物70には破砕面71を三角形と
され且つ破砕面71と平行する断面積を後方に向
うに従つて逓増する形状とされた多数個の刃先7
2を、回転方向に対して傾斜する平行等間隔およ
び当該傾斜の向きを回転方向に於て蛇行する状態
として設けられると共に微粉砕用シリンダ57に
於て微粉砕刃物70と対向する個所に回転防止リ
ブ73を突設し、また攪拌用回転ドラム44の外
周に後側シヤフト35と平行する多数条の攪拌用
回転羽根嵌着凹溝75を等間隔で穿設し、これ等
攪拌用回転羽根嵌着凹溝75に攪拌用回転羽根7
6を嵌合して当該攪拌用回転羽根76を後述する
刃物・羽根保持装置26(但し、止め輪110を
利用していない)により交換可能に固定し、各攪
拌用回転羽根76には回転方向に長い扁平八角柱
状を呈する多数個のフイン77を等間隔に突設す
ると共に攪拌用シリンダ58の内周面に後側シヤ
フト35と平行する多数条の攪拌用固定羽根嵌着
凹溝78を等間隔で穿設し、これ等攪拌用固定羽
根嵌着凹溝78内に攪拌用固定羽根79を溶着
し、各攪拌用固定羽根79には回転方向に長い扁
平八角柱状を呈する多数個のフイン80を等間隔
に突設し、この攪拌用固定羽根79のフイン80
と上記の攪拌用回転羽根76のフイン77とを回
転の際に相互に間を通る齟齬の位置関係とすると
共に上記の乳化用回転ドラム46の外周に後側シ
ヤフト35と平行する多数条の乳化刃物嵌着凹溝
83を等間隔で穿設し、これ等各乳化刃物嵌着凹
溝83に乳化刃物84を嵌合して当該乳化刃物8
4を後述する刃物・羽根保持装置26により交換
可能に固定し、各乳化刃物84には破砕面85を
三角形とされ且つ破砕面85と平行する断面積を
後方に向うに従つて逓増する形状とされた多数個
の刃先86を、回転方向に対して傾斜する平行等
間隔および当該傾斜の向きを回転方向に於て蛇行
する状態として設けられると共に乳化用シリンダ
59に於て乳化刃物84と対向する個所に回転防
止リブ87を突設する。
更に、微粉砕用シリンダ57に於て円錐形状部
より右方の個所に粗破砕肉類の移入口91を開設
し、この移入口91と上記の送出口32を管路9
2により連結すると共に当該管路92の途中に粉
体または液体副原料入口93を、また攪拌用シリ
ンダ58の右端寄り個所に液体または粉体副原料
入口94を、更に取出用シリンダ60の左端部で
下向きの取出口95を夫々設ける。
次いで、凍結肉類定量供給装置28について説
明するに、これは上記の投入口27の口縁の外側
に短い金属製角筒97を45度傾斜の状態で固定
し、この角筒97の外端にホツパー98を取付け
ると共に角筒97の内面に同角筒97より一まわ
り小さい角筒状のゴム製ダイヤフラム99を挿入
し、このダイヤフラム99の上下両縁100,1
00′を角筒97の上下両縁に気密に止着し、当
該ダイヤフラム99の外面と角筒97の内面と間
に空気を送入してダイヤフラム99に空気加圧力
を賦与する送排気孔101を開設し、また角筒9
7の外面にエアーモータ102を横向きで取付
け、このエアーモータ102の往復動軸103の
先端を角筒97内に通孔104を介して貫出させ
当該貫出端に円盤状の押出部材105を固定し、
この押当部材105をしてダイヤフラム99の側
壁106を内方に押込自在としたものであり、 次に、刃物・羽根保持装置26について説明す
るに、これは粗破砕刃物21、微粉砕刃物70、
攪拌用回転羽根76、乳化刃物84の両端部を
各々粗破砕用回転ドラム17、微粉砕用回転ドラ
ム42、攪拌用回転ドラム44、乳化用回転ドラ
ム46に対して掛け廻された押着リング108に
より綰ねると共に各回転ドラム17,42,4
4,46の外周面に於て押着リング108の外側
縁に沿う線上個所に浅い位置ズレ阻止用凹溝10
9を穿設し、この位置ズレ阻止用凹溝109に不
連続環状の止め輪110を其の太さの半分を落し
込み且つ一方側面を押着リング108の側面に当
接させて嵌着し、更に位置ズレ阻止用凹溝109
の所定個所に深くて広い凹所111を、この凹所
111の底部の側面に横向きの係止用凹窩112
を夫々穿設すると共に上記の止め輪110の両端
に求心方向に向いた折曲部113を、この折曲部
113の先端に横に向いた係止脚114を夫々延
設し、当該係止脚114を凹窩112に外し可能
に係合させたものである。
尚、図中116,117は締付ナツト、11
8,119はクツシヨンバネを示す。
即ち、上記の実施例は先ず各ホツパー98に冷
凍魚ブロツクイおよび凍結甲殻含有オキアミ乳化
すり身ブロツクイ′を投入し、これ等ブロツクイ,
イ′を送排気孔101から入つた空気で膨らんだ
ダイヤフラム99によりまわりから締付けて中心
位置に保持し且つ粗破砕用シリンダ19内と外気
とを可及的に遮断しつつブロツクイ,イ′の重力
を抑制させ仍つて粗破砕用回転ドラム17に対す
る各ブロツクイ,イ′の接触位置および接触圧を
制御すると共にエアーモータ102による押出部
材105の往復動とダイヤフラム99による中心
位置保持作用とでダイヤフラム99の外からブロ
ツクイ,イ′を横に往復動させ、この横往復動に
よりブロツクイ,イ′と粗破砕刃物21との接触
を満遍なく行なわれるようにし且つ横往復動の回
数制御により破砕量を設定するようにし、斯くし
てブロツクイ,イ′を粗破砕刃物21により粒度
0.1〜2mm程度の粗さに破砕し、この粗破砕物を
送出羽根30で送出口32から管路92に移送し
粉体または液体副原料入口93から供給される脱
脂粉乳(供給しない場合もある)と一緒に移入口
91から微粉砕用シリンダ57に入れ、これ等粗
破砕物、脱脂粉乳等粉体または液体副原料を円錐
形状部65に於て送出兼混合羽根67により送り
乍ら均一に混合し、この粗破砕混合ものを粗破砕
用シリンダ57内に案内して微粉砕刃物70によ
り粗破砕物の肉類の筋肉・細長い筋繊維細胞およ
び甲殻をミクロンオーダに破砕し且つ保水性、結
着性または乳化の反応を瞬時に行い、この微粉砕
物を攪拌用シリンダ58内に送ると共に当該微粉
砕物と液体または粉体副原料入口94から供近さ
れる卵白イ″とを攪拌用回転羽根76および攪拌
用固定羽根79により均一に混合し、この微粉砕
混合物を乳化用シリンダ59に案内して乳化刃物
84により混合・乳化し、この乳化物を取出用シ
リンダ60に案内して取出口95から外に押出す
ようにされたものである。
尚、前側モータ2は前側シヤフト6を回しスプ
ライン18を介して粗破砕用回転ドラム17を回
転させるものであり、また後側モータ3は後側シ
ヤフト35を回しスプライン48,49,50,
51を介して微粉砕用回転ドラム42、攪拌用回
転ドラム44、乳化用回転ドラム46および取出
用回転ドラム47を回転させるものである。
〔作用〕および〔発明の効果〕 本発明はイワシ等多獲性魚類を漁獲直後に漁船
に装備された−20℃〜−5℃の連続急速冷却装置
を通過させ即殺して半凍結魚とし、この半凍結魚
を−5℃〜−1℃に保冷した状態で工場へ搬入し
て0℃〜5℃の低イオン水で水洗したのち形状が
固定している半凍結魚の利点を生かして加工する
機械式解体にかけて頭、内臓、尾を除去すると共
に当該イワシ等多獲性魚類魚肉の表面に付着した
血液を0℃〜5℃の低イオン水による洗浄で除去
して直ちに−30℃〜−10℃の凍結手段により定量
のブロツクとする工程を経て得られたイワシ等多
獲性魚類の冷凍魚ブロツクと、別途に用意された
甲殻含有オキアミの冷凍すり身ブロツクと、卵白
とを50〜90%:5〜50%:5〜30%の比率で粗破
砕部、混合部、微粉砕部、卵白混合攪拌部および
微粉砕乳化部を備えた凍結肉類連続乳化装置にか
け、粗破砕部、混合部および微粉部で同時に冷凍
魚ブロツクおよび凍結甲殻含有オキアミ乳化すり
身ブロツクをミクロンオーダに微粉砕したのち卵
白混合攪拌部で卵白を混合し且つ微粉砕乳化部で
更に微粉砕して乳化し、この乳化物を充填・密封
して再凍結させることを特徴とするので、死後急
速にグリコーゲンが分解され乳酸を生成してPH
を低下させることは甲殻含有オキアミの乳化すり
身ブロツク中の甲殻(カルシユーム分)の微粉砕
混入によつて抑制され、また塩溶性蛋白質の変性
がなくおいしい成分の水溶性蛋白質を含む自由水
の保水機能を持つ蛋白質、アクトミオジンの生成
はPHの低下の抑制によつて減少することがない
のみならず水溶性蛋白質の筋形質および不飽和脂
肪酸等脂質などのアクトミオンの生成の粗害物質
は卵白の乳化力によるマスキングにより封じら
れ、また卵白に含まれているコンアルブミンが血
液中の金属イオン(鉄分)と結合してイワシの黒
ずみを防止するように機能するものであつて、所
期の目的を充分に達成することができる優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施に使用する装置を示すもので
あつて、第1図は全体の正面図、第2図は同じく
側面図、第3図は同じく平面図、第4図は一部切
截内部構造図、第5図は凍結肉類供給装置の断面
図、第6図は粗破砕刃物取付部分の断面図、第7
図は粗破砕刃物取付部分の平面図、第8図は第7
図A−A線に沿う断面図、第9図は送出羽根取付
部分の続面図、第10図は送出羽根取付部分の平
面図、第11図は第10図B−B線に沿う断面
図、第12図は送出兼混合羽根取付部分の断面
図、第13図は第12図C−C線に沿う断面図、
第14図は微粉砕刃物取付部分の断面図、第15
図は微粉砕刃物取付部分の平面図、第16図は第
15図D−D線に沿う断面図、第17図は攪拌用
可動・固定羽根取付部分の断面図、第18図は攪
拌用可動羽根取付部分の平面図、第19図は第1
8図E−E線に沿う断面図、第20図は攪拌用固
定羽根取付部分の平面図、第21図は第20図F
−F線に沿う断面図、第22図は乳化刃物取付部
分の断面図、第23図は乳化刃物取付部分の平面
図、第24図は第23図G−G線に沿う個所の断
面図、第25図は刃物・羽根保持装置の正面図、
第26図は第25図H−H線に沿う個所の断面
図、第27図は本発明製造法のフローチヤートで
ある。 1……架台、2……前側モータ、3……後側モ
ータ、4……回転軸、5……カツプリング、6…
…前側シヤフト、7……ブツシング、8,9……
ベアリング、10……垂直壁、11……ブツシン
グ、12……ベアリング、13……前側支壁、1
4,15……メカシール、16……内周壁、1
6′……外周壁、17……粗破砕用回転ドラム、
18……スプライン、19……粗破砕用シリン
ダ、20……粗破砕刃物嵌着凹溝、21……粗破
砕刃物、22……破砕面、23……刃先、24…
…かきとり部、25……滞留部、26……刃物・
羽根保持装置、27……投入口、28……凍結肉
類定量供給装置、29……送出羽根嵌着凹溝、3
0……送出羽根、31……フイン、32……送出
口、33……回転軸、34……カツプリング、3
5……後側シヤフト、36……ブツシング、37
……ベアリング、38……ブツシング、39……
ベアリング、40……後側支壁、41……内周
壁、41′……外周壁、42……微粉砕用回転ド
ラム、43……内周壁、43′……外周壁、44
……攪拌用回転ドラム、45……内周壁、45′
……外周壁、46……乳化用回転ドラム、47…
…取出用回転ドラム、48,49,50,51…
…スプライン、52,53,54,55,56…
…Oリングシール、57……微粉砕用シリンダ、
58……攪拌用シリンダ、62,63,64……
Oリングシール、65……円錐形状部、66……
送出兼混合羽根嵌着凹溝、67……送出兼混合羽
根、68……フイン、69……微粉砕刃物嵌着凹
溝、70……微粉砕刃物、71……破砕面、72
……刃先、73……回転防止リブ、75……攪拌
用回転羽根嵌着凹溝、76……攪拌用回転羽根、
77……フイン、78……攪拌用固定羽根嵌着凹
溝、79……攪拌用固定羽根、80……フイン、
83……乳化刃物嵌着凹溝、84……乳化刃物、
85……破砕面、86……刃先、87……回転防
止リブ、88……メカシール、91……移入口、
92……管路、93……粉体または液体副原料入
口、94……液体または粉体副原料入口、95…
…取出口、97……角筒、98……ホツパー、9
9……ダイヤフラム、100,100′……上下
両縁、101……送排気孔、102……エアーモ
ータ、103……往復動軸、104……通孔、1
05……押出部材、106……側壁、108……
押着リング、109……位置ズレ阻止用凹溝、1
10……止め輪、111……凹所、112……係
止用凹窩、113……折曲部、114……係止
脚、116,117……締付ナツト、118,1
19……クツシヨンバネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 イワシ等多獲性魚類を漁獲直後に漁船に装備
    された−20℃〜−5℃の連続急速冷却装置を通過
    させ即殺して半凍結魚とし、この半凍結魚を−5
    ℃〜−1℃に保冷した状態で工場へ搬入して0℃
    〜5℃の低イオン水で水洗したのち形状が固定し
    ている半凍結魚の利点を生かして加工する機械式
    解体にかけて頭、内臓、尾を除去すると共に当該
    イワシ等多獲性魚類魚肉の表面に付着した血液を
    0℃〜5℃の低イオン水による洗浄で除去して直
    に−30℃〜−10℃の凍結手段により定量のブロツ
    クとする工程を経て得られたイワシ等多獲性魚類
    の冷凍魚ブロツクと、別途に用意された甲殻含有
    オキアミの冷凍すり身ブロツクと、卵白とを50〜
    90%:5〜50%:5〜30%の比率で粗破砕部、混
    合部、微粉砕部、卵白混合攪拌部および微粉砕乳
    化部を備えた凍結肉類連続乳化装置にかけ、粗破
    砕部、混合部および微粉部で同時に冷凍魚ブロツ
    クおよび凍結甲殻含有オキアミすり身ブロツクを
    ミクロンオーダに微粉砕したのち卵白混合攪拌部
    で卵白を混合し且つ微粉砕乳化部で更に微粉砕し
    て乳化し、この乳化物を充填・密封して再凍結さ
    せることを特徴とするイワシ等多獲性魚類の乳化
    すり身の製造法。
JP62098351A 1987-04-21 1987-04-21 イワシ等多獲性魚類の乳化すり身の製造法 Granted JPS63263067A (ja)

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