JPH0475883B2 - - Google Patents

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JPH0475883B2
JPH0475883B2 JP26639684A JP26639684A JPH0475883B2 JP H0475883 B2 JPH0475883 B2 JP H0475883B2 JP 26639684 A JP26639684 A JP 26639684A JP 26639684 A JP26639684 A JP 26639684A JP H0475883 B2 JPH0475883 B2 JP H0475883B2
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JP
Japan
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water
germanium
calcium carbonate
preservative
porous material
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JP26639684A
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Norio Someya
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Description

【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野 本発明は、ゲルマニウムを用いた飲料水等の防
腐剤に関し、とくに水道水等の飲料水に浸漬して
おくことにより静菌効果を発揮し、水を弱アルカ
リ性に移行させて良質のミネラルウオータとする
ことができる飲料水等の防腐剤に関する。 ロ 従来の技術とその問題点 河川の汚染を防止し、良質の水源を確保するた
め、工場排水等は厳しいBOD、COD規制がなさ
れている。しかし、市街部の人口過密化、生活排
水等の増加に伴い各種の化学物質や細菌による汚
染は益々ひどくなる傾向にあり、この浄化処理の
ため一般家庭に送られる水道水は一段とカルキ臭
の強いものとなつている。 このカルキ臭を除去するため、従来脱臭吸着力
の強い活性炭を充填した濾過機が提案されてい
る。しかし、活性炭により水道水中の残留塩素が
吸着除去されるとその殺菌力が失われ、逆にこの
殺菌力のない水が濾過機中に滞留していると活性
炭に吸着された有機物を栄養源として急激に増殖
し、腐敗してしまうという問題があつた。 本発明者は上記のような問題点を解決するため
鋭意研究を重ねた結果、サンゴ化石、魚骨などの
炭酸カルシウムを主体とする多孔性物質に、神経
痛やガンなどの病気に対するすぐれた鎮痛作用と
水の静菌作用を有するゲルマニウムをコーテイン
グすることにより、水の腐敗を防止すると共に水
道水などのカルキ臭をなくし、水を弱アルカリ性
に移行させ、美味しいミネラル水とすることがで
きることを見出し、本発明を完成するに至つた。 ハ 問題点を解決するための手段 すなわち、本発明の飲料水等の防腐剤は、サン
ゴ化石、魚骨、貝殻などの炭酸カルシウム又は多
孔性物質に含有量で0.001〜15%のゲルマニウム
をコーテイングして成ることを特徴とするもので
ある。 本発明において使用する粒状の多孔性物質は、
サンゴ化石、魚骨、貝殻などの炭酸カルシウムを
主体とするものであつて、天然に得られるもので
前記活性炭に比べて極めて安価に入手することが
できる。とくに、サンゴ化石(コーラルサンド)
は、腔腸動物である造礁サンゴを破砕して得られ
たもので、約96%の炭酸カルシウムのほかにリン
酸カルシウムや微量の重金属成分を生物の骨格元
素として自然のバランスを保つたまゝ含んでい
る。また、魚骨や貝殻は水産加工の廃棄物として
多量に副生する鮪、鯖、鮭、鯨等の骨やかき殻を
そのまゝ利用することができ、サンゴ化石と同様
に炭酸カルシウムを主体とするほか、酸化マグネ
シウム、酸化ナトリウム、鉄、コバルト、リン等
人体にとつて不可欠なミネラル成分で構成されて
いる。これらの多孔性物質は、不活性雰囲気中で
の高温活性化処理により微細な細孔が発達し、広
い表面積をもつ。 次に、本発明の防腐剤を製造するには、上記サ
ンゴ化石、魚骨等を粉砕して1〜3mm程度の粒状
とし、実質的に塩分がなくなる迄洗浄し、これを
減圧下アルゴン、窒素ガス等の不活性雰囲気中で
200〜450℃、好ましくは250〜350℃に加熱して活
性化し、これに含有量0.001〜15%のゲルマニウ
ムをコーテイングする。 ゲルマニウムのコーテイングは、例えば塩化ゲ
ルマニウム(GeCl4)を水又はアルカリにより加
水分解して生成する酸化ゲルマニウムを粒状の多
孔性物質に沈着させ、150℃以上の温度で乾燥し
たのち、水素気流中650℃前後で還元処理するこ
とにより行う。 多孔性物質に対するゲルマニウムのコーテイン
グ量は、その静菌効果および多孔性物質の有する
担持容量から上記のように0.001〜15%が適当で
あり、水中でゲルマニウムイオンが10ppb、
50ppbの濃度で溶出し、バクテリアなどの細菌に
対して静菌効果も発揮する。 ニ 作用 本発明の防腐剤は、水中に投入すると、多孔性
物質の内外表面にコーテイングされたゲルマニウ
ムイオンが極微量溶出し、上記の静菌効果によつ
て水の腐敗を防止するほかに、これを飲用するこ
とによつて神経痛、癌などの種々の病気に対する
痛みを和らげ、体内の新陳代謝を活発にすること
ができる。 また、ゲルマニウムをコーテイングした多孔性
物質は、炭酸カルシウムを主成分とするため、次
式に示すように水道水を塩素殺菌する過程で遊離
する酸(H3O+)を中和し、カルシウムイオン
(Ca3+)、重炭酸イオン(HCO3 -)と塩素イオン
(Cl-)に分解する。 Cl2+H2O+2CaCO3→ 2Ca2++2HCO3 -+2Cl-+O↑ 従つて、カルキ臭のある塩素を含有する微酸性
の水道水は、塩素が中和脱臭されて微アルカリ性
に移行すると共に発生機の酸素(O↑)により殺
菌され、しかもカルシウムイオン、および微量成
分であるマグネシウム、カリウム等の人体に有用
なイオンが溶出し、美味しいミネラルウオータと
なる。 次に、上記防腐剤を水道中に入れて1年間保存
した結果を水道法水質基準と対比して次表に示
す。
【表】 ホ 発明の効果 本発明は以上説明したようになるから次のよう
な効果がある。 (1) 多孔性物質にコーテイングしたゲルマニウム
が極微量に溶出し、その静菌作用により水の腐
敗を防止するほか、神経痛その他の病気の痛み
を和らげ、体内の新陳代謝を活発にする。 (2) 多孔性物質の主成分たる炭酸カルシウムが水
道水中の残留塩素を中和し、カルキ臭がなくな
る。 (3) 同時に、炭酸カルシウムの溶出により水を弱
アルカリ性に移行させ、飲料水として最適なPH
になる。 (4) 多孔性物質の上記カルシウム以外の成分が
徐々に溶出し、良質なミネラルウオータとな
り、人体に必要な元素の補給源として有効であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 サンゴ化石、魚骨、貝殻などの炭酸カルシウ
    ム又は多孔性物質に含有量で0.001〜15%のゲル
    マニウムをコーテイングして成ることを特徴とす
    る飲料水等の防腐剤。
JP26639684A 1984-12-19 1984-12-19 飲料水等の防腐剤 Granted JPS61145108A (ja)

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JP4670848B2 (ja) * 2004-05-12 2011-04-13 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置、および電気光学装置の製造方法

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