JPH0710385B2 - 水道水脱臭剤 - Google Patents
水道水脱臭剤Info
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- JPH0710385B2 JPH0710385B2 JP33416387A JP33416387A JPH0710385B2 JP H0710385 B2 JPH0710385 B2 JP H0710385B2 JP 33416387 A JP33416387 A JP 33416387A JP 33416387 A JP33416387 A JP 33416387A JP H0710385 B2 JPH0710385 B2 JP H0710385B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水道水を脱臭すると共に鉱物質(ミネラル)
を水中に溶出させておいしい水を製造しうる水道水脱臭
剤に関するものである。
を水中に溶出させておいしい水を製造しうる水道水脱臭
剤に関するものである。
(従来技術) 水道水には、殺菌・消毒のために塩素が混入されてい
る。この塩素成分がいわゆるカルキ臭を発する。また、
夏には水源にプランクトン等の微生物が発生することも
ある。このため、夏場においては、水道水を飲料に供す
ると、カルキ臭・カビ臭が強く発せられ、不快感が増
す。水道水をコーヒー・紅茶・ウイスキーの水割り等に
供した場合も、カルキ臭のために、味を損なう。また、
水道水中の塩素が有無物と反応すると、発癌物質の疑い
のあるトリハロメタンが生成され得る。従って、水道水
を飲料に供する場合は塩素等を除去し、浄化することが
望ましい。
る。この塩素成分がいわゆるカルキ臭を発する。また、
夏には水源にプランクトン等の微生物が発生することも
ある。このため、夏場においては、水道水を飲料に供す
ると、カルキ臭・カビ臭が強く発せられ、不快感が増
す。水道水をコーヒー・紅茶・ウイスキーの水割り等に
供した場合も、カルキ臭のために、味を損なう。また、
水道水中の塩素が有無物と反応すると、発癌物質の疑い
のあるトリハロメタンが生成され得る。従って、水道水
を飲料に供する場合は塩素等を除去し、浄化することが
望ましい。
従来、水道水の浄化のために、水道管の蛇口に取付けら
れる浄水器が開発されている。該浄水器は、活性炭・特
殊フィルタ等を用いて、水道水中の遊離塩素・その他の
不純物を、吸着・分解して除去するものである。しか
し、このような浄水器は、出水されているときは、常
時、水を浄化するため、飲料に供されない水も浄化さ
れ、有効に作用する期間が短くなるという不都合があ
る。また、蛇口を閉塞したときに、浄化器内に、塩素成
分が除去された水が滞留することになり、この水内に雑
菌が繁殖し、不衛生となる。このような問題を解決する
ために、微生物に有効に働く銀を活性炭に添加した銀添
着炭・銀蒸着炭等を使用したフィルターを用いて水道水
を浄化することが試みられている。しかし、フィルタを
用いても、充分な効果を達成し得ず、また、人体に有毒
な銀が水中に溶出するおそれもある。
れる浄水器が開発されている。該浄水器は、活性炭・特
殊フィルタ等を用いて、水道水中の遊離塩素・その他の
不純物を、吸着・分解して除去するものである。しか
し、このような浄水器は、出水されているときは、常
時、水を浄化するため、飲料に供されない水も浄化さ
れ、有効に作用する期間が短くなるという不都合があ
る。また、蛇口を閉塞したときに、浄化器内に、塩素成
分が除去された水が滞留することになり、この水内に雑
菌が繁殖し、不衛生となる。このような問題を解決する
ために、微生物に有効に働く銀を活性炭に添加した銀添
着炭・銀蒸着炭等を使用したフィルターを用いて水道水
を浄化することが試みられている。しかし、フィルタを
用いても、充分な効果を達成し得ず、また、人体に有毒
な銀が水中に溶出するおそれもある。
近時、実公昭50-23006号公報に開示されているように、
カップ形状をした容器の底部に活性炭等で浄化層を形成
し、さらにその下方に飲料の原料を封入したパックを取
付け、容器内に水を注ぎ、その水を浄化すると共に原料
を水に溶解させる水処理器も開発されている。このよう
な水処理器においても繰返し使用することにより浄化層
に殺菌が繁殖し、不衛生になる。使い捨てにすれば経済
性を損なう。さらに活性炭の吸着能が低下してもその程
度がわからない。特に、活性炭におけるトリハロメタン
の吸着能の低下は著しい。
カップ形状をした容器の底部に活性炭等で浄化層を形成
し、さらにその下方に飲料の原料を封入したパックを取
付け、容器内に水を注ぎ、その水を浄化すると共に原料
を水に溶解させる水処理器も開発されている。このよう
な水処理器においても繰返し使用することにより浄化層
に殺菌が繁殖し、不衛生になる。使い捨てにすれば経済
性を損なう。さらに活性炭の吸着能が低下してもその程
度がわからない。特に、活性炭におけるトリハロメタン
の吸着能の低下は著しい。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的は、水道水中の塩素を分解し、かつカビ臭を包接
することにより水道水を脱臭すると共に無機塩類を水中
に溶出せしめておいしい飲料水を作る水道水脱臭剤を提
供することにある。
の目的は、水道水中の塩素を分解し、かつカビ臭を包接
することにより水道水を脱臭すると共に無機塩類を水中
に溶出せしめておいしい飲料水を作る水道水脱臭剤を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明水道水脱臭剤は、1.シクロデキストリンと、L−
アスコルビン酸塩を含有する(以下本願第1発明とい
う)か、2.シクロデキストリンと、L−アスコルビン酸
塩と、無機塩類とを含有する(以下本願第2発明とい
う)か、3.シクロデキストリンと、L−アスコルビン酸
塩と、活性炭とを含有する(以下本願第3発明という)
か、または、4.シクロデキストリンと、L−アスコルビ
ン酸塩と、無機塩類と、活性炭とを含有する(以下本願
第4発明という)ことにより、上記目的が達成される。
本願発明1〜4において使用されるシクロデキストリン
としては、ブドウ糖が環状に結合したオリゴ糖であり、
ブドウ糖が6個環状に結合したα−シクロデキストリ
ン、ブドウ糖が7個環状に結合したβーシクロデキスト
リン、ブドウ糖が8個環状に結合したγ−シクロデキス
トリンが挙げられ、このドーナツ構造の外側は親水性、
内側は親油性であるために、各種の分子を空洞内に包み
込む性質−包接性−を有することが知られている。
アスコルビン酸塩を含有する(以下本願第1発明とい
う)か、2.シクロデキストリンと、L−アスコルビン酸
塩と、無機塩類とを含有する(以下本願第2発明とい
う)か、3.シクロデキストリンと、L−アスコルビン酸
塩と、活性炭とを含有する(以下本願第3発明という)
か、または、4.シクロデキストリンと、L−アスコルビ
ン酸塩と、無機塩類と、活性炭とを含有する(以下本願
第4発明という)ことにより、上記目的が達成される。
本願発明1〜4において使用されるシクロデキストリン
としては、ブドウ糖が環状に結合したオリゴ糖であり、
ブドウ糖が6個環状に結合したα−シクロデキストリ
ン、ブドウ糖が7個環状に結合したβーシクロデキスト
リン、ブドウ糖が8個環状に結合したγ−シクロデキス
トリンが挙げられ、このドーナツ構造の外側は親水性、
内側は親油性であるために、各種の分子を空洞内に包み
込む性質−包接性−を有することが知られている。
本発明者等は、これらのシクロデキストリンが水中のカ
ビ臭を脱臭するのに極めて効果のあることを見い出し
た。
ビ臭を脱臭するのに極めて効果のあることを見い出し
た。
カビ臭物質の主成分はジオスミンや2−メチルイソボル
ネオールであるといわれており、これらの物質はβ−シ
クロデキストリンにより最も効果的に脱臭し得ることが
わかったが、カビ臭物質はこれらに限定されることがな
く、適宜それらに応じた環の大きさを有するシクロデキ
ストリンを用いる必要があり、本発明1〜4におけるシ
クロデキストリンはβ−シクロデキストリンに限定され
るものではない。
ネオールであるといわれており、これらの物質はβ−シ
クロデキストリンにより最も効果的に脱臭し得ることが
わかったが、カビ臭物質はこれらに限定されることがな
く、適宜それらに応じた環の大きさを有するシクロデキ
ストリンを用いる必要があり、本発明1〜4におけるシ
クロデキストリンはβ−シクロデキストリンに限定され
るものではない。
本発明1〜4において、シクロデキストリンの水道水へ
の添加量は1g/l(0.1重量%)を越えると甘みがでるの
で、それ以下が好ましい。本発明1〜4において使用さ
れるL−アスコルビン酸塩は、遊離塩素を瞬間的に還元
分解することにより脱臭する。
の添加量は1g/l(0.1重量%)を越えると甘みがでるの
で、それ以下が好ましい。本発明1〜4において使用さ
れるL−アスコルビン酸塩は、遊離塩素を瞬間的に還元
分解することにより脱臭する。
塩素を還元分解し得るものとしては亜硫酸塩が考えられ
るが、食品添加物として認められておらず、健康上好ま
しくなく、さらには味を損なう。L−アスコルビン酸ナ
トリウムはビタミンCであり、健康上も好ましい。L−
アスコルビン酸塩の割合によっては、被処理水の水素イ
オン濃度が調整される。
るが、食品添加物として認められておらず、健康上好ま
しくなく、さらには味を損なう。L−アスコルビン酸ナ
トリウムはビタミンCであり、健康上も好ましい。L−
アスコルビン酸塩の割合によっては、被処理水の水素イ
オン濃度が調整される。
L−アスコルビン酸塩としては、例えば、L−アスコル
ビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−
アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸マグネ
シウムのいずれか1つ、あるいは2つ以上の配合物を使
用することができる。
ビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−
アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸マグネ
シウムのいずれか1つ、あるいは2つ以上の配合物を使
用することができる。
本発明2,4に使用される無機塩類は、美味な水の成分で
ある鉱物質(ミネラル成分)を被処理水中に溶出するも
のであり、具体的には、陽イオン分としてはナトリウム
イオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシ
ウムイオンのいずれか1つまたは2つ以上を水中に溶出
し、陰イオン分として炭酸イオン、重炭酸イオン、硫酸
イオン、塩素イオン、リン酸イオン、ケイ酸イオンのい
ずれか1つまたは2つ以上を水中に溶出する塩類が使用
される。また、2種類以上の無機塩類の混合物であって
もよい。本発明3,4において使用される活性炭は、L−
アスコルビン酸塩と遊離塩素との反応物やカビ臭物質の
シクロデキストリン包接物の回収および余分のL−アス
コルビン酸塩やシクロデキストリンの回収、トリハロメ
タンの吸着除去のために加えられる。活性炭としては、
やしがらや、木炭を原料とした粒子活性炭あるいは繊維
状活性炭等が使用される。
ある鉱物質(ミネラル成分)を被処理水中に溶出するも
のであり、具体的には、陽イオン分としてはナトリウム
イオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシ
ウムイオンのいずれか1つまたは2つ以上を水中に溶出
し、陰イオン分として炭酸イオン、重炭酸イオン、硫酸
イオン、塩素イオン、リン酸イオン、ケイ酸イオンのい
ずれか1つまたは2つ以上を水中に溶出する塩類が使用
される。また、2種類以上の無機塩類の混合物であって
もよい。本発明3,4において使用される活性炭は、L−
アスコルビン酸塩と遊離塩素との反応物やカビ臭物質の
シクロデキストリン包接物の回収および余分のL−アス
コルビン酸塩やシクロデキストリンの回収、トリハロメ
タンの吸着除去のために加えられる。活性炭としては、
やしがらや、木炭を原料とした粒子活性炭あるいは繊維
状活性炭等が使用される。
本発明1〜4の水道水脱臭剤は、沈降させ撹拌しやすく
させるために例えば硅砂等といっしょにあるいは単独で
不織布、紙等のような透水性の袋に封入して所定量の被
処理水中に浸漬撹拌することにより瞬時にカルキ臭、カ
ビ臭を脱臭し、無機塩類を水中に溶出せしめることによ
り、おいしい水を製造し得る。
させるために例えば硅砂等といっしょにあるいは単独で
不織布、紙等のような透水性の袋に封入して所定量の被
処理水中に浸漬撹拌することにより瞬時にカルキ臭、カ
ビ臭を脱臭し、無機塩類を水中に溶出せしめることによ
り、おいしい水を製造し得る。
また、本願発明1,2の如く、活性炭のない組成物の場合
には、粉末状のまま、あるいは粒状、錠剤状、もしく
は、撹拌具の表面に塗布する等の方法もとることができ
る。
には、粉末状のまま、あるいは粒状、錠剤状、もしく
は、撹拌具の表面に塗布する等の方法もとることができ
る。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
実施例1 水洗硅砂 5g シクロデキストリン 0.5g (大洋漁業(株)製「デキシーパールK・50、内α−シ
クロデキストリン30重量%、他のシクロデキストリン20
重量%含有) L−アスコルビン酸ナトリウム 0.02g 上記処方により得られた組成物を、透水性である不織布
(日本バイリーン(株)製、「OL-150」を用いた6cm×6
cmの袋体に封入し、ヒートシーラーにより周囲をヒート
シールした。この袋を1の水道水の入った冷水ポット
に入れ容器ごと2〜3回撹拌した。この水をコップに注
ぎ味わったところ、水道水のカルキ臭とカビ臭は完全に
消えていた。
クロデキストリン30重量%、他のシクロデキストリン20
重量%含有) L−アスコルビン酸ナトリウム 0.02g 上記処方により得られた組成物を、透水性である不織布
(日本バイリーン(株)製、「OL-150」を用いた6cm×6
cmの袋体に封入し、ヒートシーラーにより周囲をヒート
シールした。この袋を1の水道水の入った冷水ポット
に入れ容器ごと2〜3回撹拌した。この水をコップに注
ぎ味わったところ、水道水のカルキ臭とカビ臭は完全に
消えていた。
実施例2 シクロデキストリン(実施例1と同じ) 0.5g L−アスコルビン酸ナトリウム 0.03g 重炭酸ナトリウム 0.10g 塩化ナトリウム 0.05g 塩化カリウム 0.05g 硫酸カルシウム 0.03g 塩化マグネシウム 0.02g 上記処方により得られた組成物を混合後打錠機により錠
剤に成型した。この錠剤を1の水道水の入った冷水ポ
ットに入れ、攪拌機で数回かきまぜると完全に溶解し
た。この水を味わったところ、カルキ臭とカビ臭は全く
消え、まろやかなおいしい水になっていた。
剤に成型した。この錠剤を1の水道水の入った冷水ポ
ットに入れ、攪拌機で数回かきまぜると完全に溶解し
た。この水を味わったところ、カルキ臭とカビ臭は全く
消え、まろやかなおいしい水になっていた。
実施例3 ヤシガラ活性炭 3g シクロデキストリン(実施例と同じ) 0.5g L−アスコルビン酸ナトリウム 0.02g 上記処方により得られた組成物を実施例1と同様に袋体
に封入し、この袋を2lの水道水の入った湯沸しポットに
入れ、90℃まで加熱した湯を作った。この水をコップに
注ぎ味わったところ、水道水のカルキ臭とカビ臭は完全
に消えていた。
に封入し、この袋を2lの水道水の入った湯沸しポットに
入れ、90℃まで加熱した湯を作った。この水をコップに
注ぎ味わったところ、水道水のカルキ臭とカビ臭は完全
に消えていた。
実施例4 ヤシガラ活性炭 3g シクロデキストリン(実施例1と同じ) 0.5g L−アスコルビン酸ナトリウム 0.02g 塩化ナトリウム 0.05g 塩化カリウム 0.05g 硫酸カルシウム 0.03g 上記処方により得られた組成物を実施例1と同様に袋体
に封入し、この袋を2lの水道水の入った湯沸しポットに
入れ、90℃まで加熱した湯を作った。この水をコップに
注ぎ味わったところ、水道水のカビ臭、カルキ臭はな
く、まろやかな味であった。
に封入し、この袋を2lの水道水の入った湯沸しポットに
入れ、90℃まで加熱した湯を作った。この水をコップに
注ぎ味わったところ、水道水のカビ臭、カルキ臭はな
く、まろやかな味であった。
(発明の効果) 本発明水道水脱臭剤は、シクロデキストリンと、L−ア
スコルビン酸塩とを含有するものであるので、L−アス
コルビン酸ナトリウムが水道水中の塩素を分解し、カル
キ臭を除去し、シクロデキストリンが水道水中のカビ臭
を包接することにより脱臭し、おいしい飲料水を作るこ
とができる。
スコルビン酸塩とを含有するものであるので、L−アス
コルビン酸ナトリウムが水道水中の塩素を分解し、カル
キ臭を除去し、シクロデキストリンが水道水中のカビ臭
を包接することにより脱臭し、おいしい飲料水を作るこ
とができる。
本発明水道水脱臭剤は、シクロデキストリンと、アスコ
ルビン酸塩と、無機塩類とを含有している場合は、水道
水中のカルキ臭とカビ臭を除去すると共に、無機塩類を
水中に溶出せしめておいしい水を作ることができる。
ルビン酸塩と、無機塩類とを含有している場合は、水道
水中のカルキ臭とカビ臭を除去すると共に、無機塩類を
水中に溶出せしめておいしい水を作ることができる。
本発明水道水脱臭剤は、シクロデキストリンと、L−ア
スコルビン酸塩と、活性炭とを含有する場合は、L−ア
スコルビン酸ナトリウムが水道水中の塩素を分解し、カ
ルキ臭を除去し、シクロデキストリンが水道水中のカビ
臭を包接することにより脱臭し、活性炭がL−アスコル
ビン酸塩分解物やシクロデキストリン包接物を吸着して
回収し、水道水中のカルキ臭とカビ臭とを完全に除去
し、おいしい水を作ることができる。本発明水道水脱臭
剤は、シクロデキストリンと、L−アスコルビン酸塩
と、無機塩類と、活性炭とを含有する場合は、水道水中
のカルキ臭とカビ臭とを完全に除去するとともに、無機
塩類を中水に溶出せしめておいしい水を作ることができ
る。
スコルビン酸塩と、活性炭とを含有する場合は、L−ア
スコルビン酸ナトリウムが水道水中の塩素を分解し、カ
ルキ臭を除去し、シクロデキストリンが水道水中のカビ
臭を包接することにより脱臭し、活性炭がL−アスコル
ビン酸塩分解物やシクロデキストリン包接物を吸着して
回収し、水道水中のカルキ臭とカビ臭とを完全に除去
し、おいしい水を作ることができる。本発明水道水脱臭
剤は、シクロデキストリンと、L−アスコルビン酸塩
と、無機塩類と、活性炭とを含有する場合は、水道水中
のカルキ臭とカビ臭とを完全に除去するとともに、無機
塩類を中水に溶出せしめておいしい水を作ることができ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】シクロデキストリンと、L−アスコルビン
酸塩とを含有する水道水脱臭剤。 - 【請求項2】シクロデキストリンと、L−アスコルビン
酸塩と、無機塩類とを含有する水道水脱臭剤。 - 【請求項3】シクロデキストリンと、L−アアコルビン
酸塩と、活性炭とを含有する水道水脱臭剤。 - 【請求項4】シクロデキストリンと、L−アスコルビン
酸塩と、無機塩類と、活性炭とを含有する水道水脱臭
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33416387A JPH0710385B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 水道水脱臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33416387A JPH0710385B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 水道水脱臭剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176487A JPH01176487A (ja) | 1989-07-12 |
JPH0710385B2 true JPH0710385B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=18274244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33416387A Expired - Lifetime JPH0710385B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 水道水脱臭剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710385B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04156851A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-29 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 消臭組成物 |
JPH0528483U (ja) * | 1991-08-07 | 1993-04-16 | 慶次郎 山岡 | 高機能ストロー |
US7153438B2 (en) * | 2003-02-21 | 2006-12-26 | Pur Water Purification Products, Inc. | Water treatment compositions with masking agent |
CA2678811C (en) | 2007-02-20 | 2016-11-29 | Cellresin Technologies, Llc | Combination of substituted cyclodextrin compound and activated carbon |
KR101069579B1 (ko) * | 2009-07-07 | 2011-10-05 | 정지행 | 점도복원성을 갖는 샤워기 필터용 겔 조성물, 샤워기 겔 필터의 제조방법 및 샤워기 필터 |
CN104058490A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-09-24 | 深圳市美福源日用品有限公司 | 一种自来水除氯剂 |
JP6863849B2 (ja) * | 2017-07-20 | 2021-04-21 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | かび臭物質の除去方法およびかび臭物質を除去可能な水処理装置 |
WO2021167028A1 (ja) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | サントリーホールディングス株式会社 | カルキ臭を低減するためのミネラル含有組成物 |
CA3171461A1 (en) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | Suntory Holdings Limited | Liquid mineral concentrate composition |
JPWO2021167031A1 (ja) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | ||
IL295699A (en) * | 2020-02-18 | 2022-10-01 | Suntory Holdings Ltd | An aqueous preparation containing a mineral |
KR20220141300A (ko) * | 2020-02-18 | 2022-10-19 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 식물 유래 원료의 활성탄으로부터 미네랄을 추출하는 방법 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33416387A patent/JPH0710385B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176487A (ja) | 1989-07-12 |
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