JPH047580A - 磁性粉体搬送装置 - Google Patents

磁性粉体搬送装置

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JPH047580A
JPH047580A JP10928390A JP10928390A JPH047580A JP H047580 A JPH047580 A JP H047580A JP 10928390 A JP10928390 A JP 10928390A JP 10928390 A JP10928390 A JP 10928390A JP H047580 A JPH047580 A JP H047580A
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sleeve
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magnetic powder
coil
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JP10928390A
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English (en)
Inventor
Eiichi Takeuchi
竹内 榮一
Shigeru Shimizu
茂 清水
Tadao Yamamoto
忠夫 山本
Hideaki Inoue
秀昭 井上
Yasuto Sato
靖人 佐藤
Kenji Nakayama
健二 中山
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Toshiro Honda
本田 敏郎
Kenichiro Asako
健一郎 浅古
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、回転機構を用いずに磁界を波動進行させて磁
性粉体を搬送する磁性粉体搬送装置に関するものである
〔従来技術とその問題点〕
従来、磁性成分を含有した磁性現像剤を使用する現像装
置として、第12図に示す様な現像装置がよく知られて
いる。磁性現像剤dを貯留するホッパ101内に、現像
剤搬送手段としての現像剤搬送ロール102を配設しで
ある。現像剤搬送ロール102は、その周面の一部がホ
ッパ101から突出して感光体ドラム等の像担持体ドラ
ム103表面に近接する様に配設しである。この現像剤
搬送ロール102は、非磁性材料から成るスリーブ10
2a内に複数の磁極を備えたマグネットロール102b
を内蔵してなる。この場合、スリーブ102a又はマグ
ネットロール102bの何れか一方或いは双方を回転さ
せれば、磁性現像剤dをスリーブ102a表面に沿って
搬送することができる。本例では、スリーブ102aを
固設し、マグネットロール102bを反時計回り、方向
イに駆動回転する。これにより、磁性現像剤dがスリー
ブ102aの露出表面上を逆の時計回り方向口(破線で
示す)に移動し、像担持体ドラム103と最近接する現
像位置りにおいて像担持体ドラム103側へ選択的に転
移し、顕像を形成する。
現像剤搬送手段として上述の様な現像剤搬送ロール10
2を用いる場合、スリーブ102a又はマグネットロー
ル102bを回転させる為に機械的な回転機構を必要と
する。この機械的回転機構は、次の様な種々の欠点を備
えている。
先ず、軸受等の回転摺接部を有する為、摺接部材の摩耗
や騒音の発生が不可避であり、これらは現像装置の耐久
性や騒音面での製品品質の低下を招く。又、モータ等の
駆動源からの回転力を伝達する駆動伝達機構が、現像装
置の構造を複雑且つ大型化する。更に、現像剤搬送手段
の形状が回転体に制約される為、画像形成機器に設置す
る際に大きい設置スペースを必要とするだけでなく、設
置位置に関する自由度も低減し、画像形成機器の小型化
に不利となる。加えて、現像剤搬送ロール102内部に
部品を設置する必要が生じた場合、これに対応すること
ができない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、機械的回転機構を備えず、従って、耐久性や騒
音面の品質に優れると共に適用機器の小型化に有利な磁
性粉体搬送装置を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
上記目的は1.非磁性材料から成るスリーブの内部に磁
性材料から成る基体を配設し、前記基体の前記スリーブ
内面に対向する表面に複数個の凸部を軸方向に沿って平
行に延在形成し、各前記凸部に導線を夫々巻回して複数
個のコイルを形成してなる磁性粉体搬送装置であって、
前記コイルをm個の組に分け、各組のコイルを(m−1
)個おきに配置して順次磁極の方向が逆となるようなパ
ルス幅変調(PWM)電流を通電し、属する組が異なる
隣設したm個のコイルにはπ/mづつ順次位相のずれた
パルス幅変調(PWM)電流を配置順に通電し、前記ス
リーブの外周面に沿って進行する進行波磁界を形成して
磁性粉体を搬送することを特徴とする磁性粉体搬送装置
を提供することにより、達成される。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について、第1図乃至第11図に
基づき詳細に説明する。
第1図及び第2図は、夫々、本発明の一実施例としての
現像装置を示す模式的断面図と斜視図である。本例では
、現像剤として磁性成分を含有するトナー粒子から成る
一成分現像剤の磁性トナーを用いる。磁性トナーdtを
貯留するホッパ1内に、トナー搬送体としてのスリーブ
2を固設しである。スリーブ2は、非磁性材料から成り
、ホッパ1の開口部1aからその周面の一部が突出する
位置に固定設置しである。このスリーブ2の突出周面が
トナー搬送経路となる。
スリーブ2の内部には、コイルロールRを嵌装固設しで
ある。コイルロールRは、第3図に示す様に、磁性体か
らなるベースロール3の周面に、複数個の凸条部3aを
等間隔で軸方向に沿って平行に延在形成し、その各凸条
部3aに導線4aを巻回してコイル4を形成した構成と
なっている。
この場合、凸条部3aの長さは、スリーブ2周表面上に
画定しであるトナー搬送経路の幅よりも長く設定しであ
る。又、スリーブ2の厚さStは、コイル4のスリーブ
法線方向の厚さCtより薄く設定しである。
各コイル4は、第4図に示す様に、凸条部3aの長手方
向(ベースロール3の軸方向)に平行に導線4aを所定
方向に多数回巻きつけて形成しである。この導線4aの
巻回方向については、後述する。尚、巻回する導線4a
は普通の導体電線(ワイヤ)に限らず、絶縁フィルム上
に平行な複数の導線をエツチング等によりパターン形成
してなる可視性印刷回路(RPC)を巻回してコイル4
を形成してもよい。
上述したコイル4は、夫々同数で偶数個づつの適数個の
組に分け、各組のコイル4はベースロール3周囲に均等
に分散配置しである。即ち、m個の組に分けた場合、各
組のコイル4は(m−1)個おきの配置となる。本例で
は、第3図に示す様に、16個のコイル4を8個づつの
A組とB組の2組に分け、各組のコイル4を1個おきに
配置しである。即ち、A組の1番目のコイル4A1の図
中右隣にB組の1番目のコイル4B1が位置し、その右
隣にA組の2番目のコイル4A2が位置し、その右隣に
B組の2番目のコイル4B2が位置する配置となってい
る。因みに、第5図(a)に示す様に、コイル4をA、
B、Cの3組にわける場合は、各組の1番目のコイル4
 Al、  4 Bl、  4 C1を時計回り方向に
この順序で配置すれば、次に各組の2番目のコイル4A
2.4B2. 402を同じ順序で配置する。
而して、各組の8個のコイル4の巻回方向は、奇数番目
のコイル4と偶数番目のコイル4とで巻回方向を逆にし
である。第6図で、A組1番目のコイル4A1は、スリ
ーブ2方向から視て(第4図参照)反時計回り方向に導
線4aを巻回して形成し、A組2番目のコイル4A2は
導線4aを逆の時計回り方向に巻回して形成し、以下同
様に8番目のコイル4A8まで順次巻回方向を逆にして
形成しである。B組のコイル4B1〜488も、同様に
順次巻回方向を逆にして形成しである。
上述の様に構成したm組のコイル4に対し、位相がπ/
mづつずれたm種類(m組)のパルス幅変調(PWM)
による交番電流(以下、PWM電流と称する)を配置順
に通電する。即ち、コイル4をA、B、  ・・・・9
Mのm組に分け、この順序で各組のコイル4を(m−1
)個おきに配置した場合、夫々のコイル組に下記の様な
PWM電流を通電する。
コイル4A及び4A iA=PWM Cl5in(Ct)’3コイル4B及び
4B i s= PWM CI sin (Ct + π/m
) )コイル4M及び4M i M: PWM CI sin (Ct 十(m−1
)π/m))但し、に波高値(最大値) ω=2πfで f:周波数 t:時間 本例では、2組にコイル4を分けたから、第7図(a)
に示す様にπ/2だけ位相をずらせた2種類(2相)の
PWM電流lAllB 1 A=PWM  Cl5ln (ω t):]   
    −(1)in=PWM  Cl5in(ωt+
 π/2))−(2)を、夫々A組のコイル4A、4A
とB組のコイル4B、4Bに通電する。
ここで上記各式におけるPWMの意味は、例えば(1)
式の場合、1A=Isjn(Ct)で定義される交流電
流を流したときと同様な積分電流を得られるPWM波形
を意味する。すなわち第7図(a)の場合パルス巾は時
間O付近で最も狭く、時間T/4まで順次増大し、時間
T/4で最大となって、逆に時間2T/4まで順次狭く
なり、時間2T/4で最も狭くなる。
従って、あたかも、第7図(b)に示す様な2種類の交
番電流(第7図(a)で破線で示す)を通電した場合と
同様の結果となる。即ち、コイル4A 及び4A  ix虜l5in(Ct) コイル4B 及び4B  in’=Isln(ωt+π/2)又、第
5図に示す様に3組に分けた場合は、A。
B、Cの各組のコイル4に下記のπ/3 づつ位相のず
れた3種類のPWM電流を通電する。
コイル4A及び4A iA=PWM (:l5ln(ωt) 〕コイル4B及
び4B iB=PWM [l5ln(ωt+π/3))コイル4
C及び4C ic”PWM I:l5ln(ωt+2π/3)〕上述
の様に、各コイル4へPWM電流を通電することにより
、各凸条部3aには通電電流に対応した磁界が励磁され
る。第8図は、スリーブ2表面の各コイル4に対応する
位置での励磁磁界の時間的な強さの変化を示すグラフ図
である。同グラフ図では、縦軸が励磁磁界のスリーブ半
径方向成分Hrのその最大値Hrmaxに対する比を表
し、横軸がスリーブ2表面上の位置を表している。尚、
Tは、通電するPWM電流の周期である。
本例では、前述した様に各組における奇数番目と偶数番
目の各コイル4(例えば4A1と4A2)の巻線方向を
逆に切り換え、且つ、同位相の電流を流すから、各組の
奇数番目と偶数番目の各コイル4による励磁磁界の磁極
の方向は互いに逆方向になっている。その結果、スリー
ブ2表面上に形成される磁界の分布曲線も、第8図に示
す様にPWM電流に対応した波形を描いている。そして
、この波形磁界はPWM電流と同様に周期Tで変化する
から、結果的に図中凸方向に進行する進行波磁界を形成
することになる。即ち、第6図において、全コイル4に
よりスリーブ2表面に形成された波形磁界が、スリーブ
2表面に沿って反時計回り方向イヘ所定速度で進行する
ことになる。これは、第12図に示した従来の現像装置
でマグネットロール102bを反時計回り方向イに所定
速度で回転させた場合と略同様の現象であり、従って、
進行波磁界の進行方向イとは逆の時計回り方向口に磁性
トナーdtを搬送することができる。
ここで、磁性トナーdtの搬送速度は、上記進行波磁界
の進行速度に基づく。その進行波磁界の進行速度SHは
、 5H=G@f Cm/S〕 但し、G:3個おきのコイル4、 例えば、コイル4Ajとコイ ル4 AI+2間のスリーブ2上 での間隔 f:通電電流の周波数でこれは 進行波磁界の周波数と同一 となる。即ち、磁性トナーdの搬送速度は、コイル4に
通電する電流の周波数fとコイル間隔Gに比例する。コ
イル間隔Gは、 G=πsDs÷Vc/2m 但し、vC:コイル数 DSニスリーブ直径(m) m:電流の相数 となる。従って、進行波磁界の移動速度SHは、となる
。本例では、2相の電流を通電するから、進行波磁界の
移動速度SHは、 となる。
進行波磁界の進行方向を切り換えるには、通電するPW
M電流の位相差を逆にすればよい。即ち、m個のコイル
組に夫々下記の様なPWM電流を通電すればよい。
コイル4A及び4A iA=PWM (Is+n(ωt)) コイル4B及び4B i n=PWM CI sin (ωt −π/m) 
)コイル4M及び4M 1M”PWM Cl5ln (ωt−(m−1)π/m
))これにより、第6図において、磁性トナーの搬送方
向を矢印口の時計回り方向から反時計回り方向イヘ切り
換えることができる。
第1図に戻って、各コイル4へ上述した様にPWM電流
を通電することにより、ホッパ1に貯留されている磁性
トナーdtが、スリーブ2の露出した周面を時計回り方
向口へ搬送される。このトナー搬送経路の上流側には、
トナー層厚規制部材5を配設しである。本例のトナー層
厚規制部材5は、ホッパ1の開口縁部を折曲し、その先
端をスリーブ2表面に近接させて構成しである。このト
ナー層厚規制部材5により、進行波磁界により搬送され
る磁性トナーdtの搬送量が規制され、適切な厚さのト
ナー薄層dtOが形成される。この場合、搬送されるト
ナー薄層dtOの層厚は、先ず、コイル4へ通電する電
流の大きさ、即ち、上記(1)式における電流波高値I
に成る程度まで比例した厚さとなるが、最終的にはトナ
ー層厚規制部材5により所期の厚さに規制される。この
トナー薄層dtOは、感光体ドラム6の周面と最近接す
る現像位置りへ搬送される。現像位置りでは、感光体ド
ラム6の反時計回り方向二の回転と共にその表面に形成
され搬送されてきた静電潜像に、トナー薄層dtOのト
ナー粒子が選択的に転移し、静電潜像がトナー像に現像
される。
上述の現像工程において、充分な濃度で且つ地肌汚れ等
の画質不良を発生させない良好な現像効果を安定して発
揮するには、トナー層厚規制部材5により形成したトナ
ー薄層dtOをより均一に現像位置りへ搬送供給するこ
とが必要とされる。トナー薄層dtOを均一に搬送する
には、第8図に示した進行波磁界の波形においてピーク
間の間隔(波長に相当する)を短くすると共に、その波
形自体を第6図に示す様なsin波形に近づければよい
進行波磁界のピーク間隔を短くするには、磁極の数を増
やせばよい。磁極数Pとコイル4の数Vc及び通電電流
の相数mとの間には、P=Vc/m  ・・・・・・・
・(3)の関係が成り立つ。従って、電流の相数mが一
定ならば、コイル数Vcを増やすことにより、極数Pが
増加して進行波磁界のピーク間隔が短くなる。
これに対応して、スリーブ2上を搬送されるトナー薄層
dtoのピーク間隔も狭くなり、現像位置Dヘトナーを
より均一に搬送することができる。
一方、進行波磁界をsin波形に近づける為には、第9
図に示す様に、コイル4を巻回形成する凸条部3aの先
端角部を除去すればよい。図示例では先端面全体を円周
状に加工しであるが、これに限らず、角部を二点鎖線で
示す様に斜めに切断する所謂面取り加工を施してもよい
。この様に、凸条部3aの先端角部を除去することによ
り、角部におけるエツジ磁界の局所的な発生を防止でき
る。更に、第10図に示す様に、凸条部3aを先細状に
形成することにより、進行波磁界の波形をよりsin波
形に近似させることができる。これらの方法による場合
、スリーブ2の厚さが薄い程より効果的に進行波磁界の
波形をsin波形に近似させることができる。
又、通電電流の相数mを増やすことによっても進行波磁
界の波形をsin波形に近づけることができる。この場
合、上記(3)式から、コイル数Vcを増やさずに電流
相数mを増やせば、磁極数Pが減少してトナー薄層の均
一搬送を妨げることになる。従って、磁極数Pを減らさ
ない様に、コイル数Vcと共に電流相数mを増やす必要
がある。
次に、本発明の他の実施例について、第11図に基づき
説明する。
第11図に示す現像剤搬送ロールは、全体的に長円形を
成している。非磁性材から成る長円形のスリーブ7内に
磁性材から成る略長円形のベースロール8を嵌装固設し
である。ベースロール8の外周には、その一部分を除い
て、第1図に示す実施例と同様にコイル9を等間隔に形
成しである。
又、ベースロール8は中空状に形成してあり、その内部
空間Sには、本例の現像剤搬送ロールを駆動する制御回
路等を備えた制御回路板10を配設しである。LSIチ
ップ10a等を搭載した制御回路板10からは、配線回
路11をベースロール8及びスリーブ7の一部を貫通さ
せて外部に引き出しである。この場合、ベースロール8
及びスリーブ7は共に固定設置して回転しないから、配
線回路11の引出し構造が簡単となる。
上述の様に構成した現像剤搬送ロールにおいて、前述の
実施例と同様に位相を適量づつずせらせたPWM電流を
各コイル9に通電すれば、スリーブ7外周面のコイル9
を形成した部分に対応する領域にのみ進行波磁界が形成
され、その領域に亘り磁性現像剤を搬送することができ
る。コイルを形成していない領域ZOは、進行波磁界が
形成されないから磁性現像剤を搬送することができない
が、この領域ZOを磁性現像剤が重力で落下できる様に
現像剤搬送ロールを配置すれば、磁性現像剤の循環搬送
経路を形成できる。その結果、少ないエネルギーで効率
良く磁性現像剤を所望の経路に沿って搬送できる。
又、現像剤搬送手段を本例の長円形現像剤搬送ロールの
様な円筒形以外の形状に自由に形成することができれば
、現像装置の形状の自由度も増える。更に、現像剤搬送
ロールの内部空間に制御回路板10等の部品を設置し、
現像装置の小型化を促進できる。従って、本例の様な非
円筒形現像剤搬送ロールを搭載した現像装置は、画像形
成機器の小型化に極めて有利となる。
加えて、制御回路板10を磁性材のベースロール8で覆
う構成となるから、電磁波ノイズの出入りを遮断でき、
電磁波障害(EMI)対策の面で極めて好都合である。
尚、本発明は、上記の特定の実施例等に限定されるべき
ものでなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が
可能であることは勿論である。
例えば、本発明の現像剤搬送ロールは、磁性トナーの様
な磁性−成分現像剤に限らず、磁性二成分現像剤等の他
の磁性現像剤を使用する現像装置にも適用することがで
きる。
又、本発明は、磁性現像剤以外の種々の磁性粉体の搬送
装置に広く適用できる。
〔発明の効果〕 以上、詳細に説明した様に、本発明によれば、非磁性ス
リーブの内面に沿って複数の励磁コイルを配設し、これ
ら励磁コイルに適量づつ位相をずらしたPWM電流を通
電することにより、スリーブ及び励磁コイルの双方を固
定したままでスリーブ表面に沿って進行する進行波磁界
を形成することができる。従って、回転機構を用いずに
磁性粉体を所望の循環経路に沿って搬送することができ
、耐久性や騒音面の品質に優れた磁性粉体搬送装置を提
供することができる。又、本発明を現像剤搬送ロールに
適用した場合、ロール形状を円筒形以外の形状に自由に
形成することができるから、現像装置の形状の自由度も
増え、その現像装置を適用する画像形成機器の小型化に
極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は及び第2図は夫々本発明の一実施例としての現
像装置を示す模式的断面図と斜視図、第3図は上記現像
装置における現像剤搬送ロールを示す断面図、第4図は
第3図でのIV−IV線断面図、第5図(a)、(b)
は夫々上記現像剤搬送ロールの変形実施例を示す部分断
面図とその巻線構造を示す部分説明図、第6図は上記現
像剤搬送ロールの巻線構造を示す部分説明図、第7図(
a)及び第7図(b)は夫々上記現像剤搬送ロールに通
電するPWM電流とそれに近似する交番電流の各波形を
示すグラフ図、第8図は上記現像剤搬送ロールで形成さ
れる磁界における波形の時間的変化を示すグラフ図、第
9図及び第10図は夫々上記現像剤搬送ロールにおける
突条部の変形例を示す各部分断面図、第11図は本発明
の他の実施例を示す模式的断面図、第12図は従来の現
像装置を示す模式的断面図である。 1.101・・・ホッパ 2、 7. l02a・・・スリーブ 3.8・・・ベースロール 3a・・・凸条部 4.9・・・コイル 4a・・・導線 5・・・トナー層厚規制部材 6・・・感光体ドラム 10・・・制御回路板 Ct・・・コイルのスリーブ法線方向厚さdt・・・磁
性トナー dtO・・・トナー薄層 D・・・現像位置 R−e・コイルロール St・・・スリーブ厚さ 特許出願人    カシオ計算機株式会社1111図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性材料から成るスリーブの内部に磁性材料か
    ら成る基体を配設し、前記基体の前記スリーブ内面に対
    向する表面に複数個の凸部を軸方向に沿って平行に延在
    形成し、各前記凸部に導線を夫々巻回して複数個のコイ
    ルを形成してなる磁性粉体搬送装置であって、前記コイ
    ルをm個の組に分け、各組のコイルを(m−1)個おき
    に配置して順次磁極の方向が逆となるようなパルス幅変
    調(PWM)電流を通電し、属する組が異なる隣設した
    m個のコイルにはπ/mづつ順次位相のずれたパルス幅
    変調(PWM)電流を配置順に通電し、前記スリーブの
    外周面に沿って進行する進行波磁界を形成して磁性粉体
    を搬送することを特徴とする磁性粉体搬送装置。
  2. (2)前記スリーブの厚さは、前記コイルのスリーブ法
    線方向の厚さより薄い請求項1記載の磁性粉体搬送装置
  3. (3)前記凸部の先端角部を除去した請求項1記載の磁
    性粉体搬送装置。
  4. (4)前記凸部を先細状に形成した請求項1記載の磁性
    粉体搬送装置。
  5. (5)前記基体を中空状に形成した請求項1記載の磁性
    粉体搬送装置。
  6. (6)前記基体における前記スリーブ内面に対向する表
    面の一部分に前記コイルを形成した請求項1記載の磁性
    粉体搬送装置。
  7. (7)前記パルス幅変調電流の位相をずらす方向を切り
    換えて前記進行波磁界の進行方向を切り換える請求項1
    記載の磁性粉体搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7372460B2 (en) 2003-07-16 2008-05-13 Riken Method and program for generating volume data from boundary representation data

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US7372460B2 (en) 2003-07-16 2008-05-13 Riken Method and program for generating volume data from boundary representation data

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