JPH0475726A - 金型の補修方法 - Google Patents

金型の補修方法

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JPH0475726A
JPH0475726A JP2171031A JP17103190A JPH0475726A JP H0475726 A JPH0475726 A JP H0475726A JP 2171031 A JP2171031 A JP 2171031A JP 17103190 A JP17103190 A JP 17103190A JP H0475726 A JPH0475726 A JP H0475726A
Authority
JP
Japan
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welding
mold
open
defect
weld
Prior art date
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Pending
Application number
JP2171031A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniuke Kawabe
河辺 訓受
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) この発明は、部材(素利1部品、製品等)の成形や加工
などに使用される金型、とくに成形表面の鏡面性等の性
状に優れていることが要求される樹脂の射出成形用金型
を補修するのに利用される金型の補修方法に関するもの
である、 (従来の技術) 従来、部材の成形や加工などに使用される金型において
、部材の寸法がマイナスとなるような設計変更を行う場
合や、加工不良が生じた場合や、使用後1ζ損傷などを
生じた場合には、金型に対して補修を実施する必要が生
じ、このような金型に対し、補修を実施するに際1.で
li、例えば、第2図に示すように、まず、第2図(a
)に示すごとく金型11の設計変更部分やこの金型11
に発生1.。 た不良部分や損傷部分11aを第2図(b)に示ずご゛
と〈削除して削除部111)が形成された金型11とな
17、次いで第2図(C)に示すごどく溶接肉感による
溶接肉盛部11cを設けたのち、第2図(d)に示すご
とく仕上げ加工を施して所定の仕上げ面11dが得られ
るようにするT程を採用するのが一般的であった。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の金型の補修方法では、
溶接肉感部11cの部分にピンホールやガスホールなど
のホール状溶接欠陥がしばしば発生し、この溶接肉盛部
lieに対1.て仕上げ加工を施した後も、表面で開目
する開口状溶接欠陥が形成されたままとなり、例えば、
射出成形品の表面性状に悪影響を及ぼすことになるとい
う問題があった。 このようなホール状溶接欠陥は表面だけでなく内部にも
散在するのが普通であり、このような溶接欠陥を有する
溶接肉盛部分を完全に削除したあと、溶接欠陥の発生し
ない条件で再度肉盛溶接を実施しないかぎり、溶接欠陥
はその発生位置と大きさや数量が変化するだけで根本的
には解消しないこととなるが、実用型においては、溶接
の作業性などの形状的な制約から溶接欠陥の内封された
部分を完全に除去することができないことも多く、何回
かの再度肉盛溶接による修正を実施しても表面欠陥を解
消することができず、金型そのものを再度製作せねばな
らないこともあるという問題点があった。 また、前記ピンホールやガスホールなどの開口状溶接欠
陥を有する金型の補修を行うに際して、前記開口状溶接
欠陥の部分に溶融はんだを流し込んで充填したのち前記
はんだが盛り上がった状態で固化させ、表面に盛り上が
ったはんだを削り取って滑らかにしたのち前処理を施し
てめっき処理する補修方法もあった(特開昭62−18
7527号公報)が、このような金型の補修方法では、
はんだを充填した部分の強度が低いためこれを補う意味
でめっきを施す必要があるので、前処理が必要であるこ
とも重なって工程が煩雑になると共に、シボ形状の成形
品に対しては対応することが困難であるという問題点が
あり、これらの問題点の解消をはかることが課題となっ
ていた。 (発明の目的) この発明は、上記したような従来の課題にかんがみてな
されたもので、内部に散在するピンホールやガスホール
なとの内封状溶接欠陥の部分を再溶融することなく、し
たがって金型の補修を数回にわたる肉感溶接によって実
施する必要がなく、かつまためっきなどの煩雑な工程を
採用することなく、金型の補修を著しく簡便に実施する
ことが可能であり、シボ形状の成形部材のための金型の
補修にも十分に対応することが可能である金型の補修方
法を提供することを目的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) この発明に係わる金型の補修方法は、金型の溶接補修を
実施した部分にピンホールやガスホールなどの開口状溶
接欠陥が出現した際に、前記開口状溶接欠陥の部分に粉
末状や線状などの固体状の肉感溶接材を入れたのち高密
度エネルギ熱源を照射して局部加熱ψ溶融することによ
り前記開口状溶接欠陥を消滅させる構成としたことを特
徴としており、このような金型の補修方法の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。 第1図は、この発明に係わる金型の補修方法の実施態様
を示すものであって、肉盛溶接が実施された金型の一部
を拡大して示している。 この発明に係わる金型の補修方法は、とくに成形表面の
鏡面性等の性状に優れていることが要求される樹脂の射
出成形用金型の補修に適用すると有効であるが、この発
明ではこのような樹脂の射出成形用金型の補修にのみ限
定されないことはいうまでもないところであり、金型の
材質においてもとくに限定はされない。 第1図に示す金型1において、部材(素材9部品、製品
等)の寸法がマイナスとなるような設計変更を行う場合
や、加工不良が生じた場合や、使用後に損傷などを生じ
た場合に、溶接肉感による金型1の補修を実施した際に
、ピンホールやガスホールなどの溶接欠陥2が発生し、
仕上げ加工後に表面に開口した開口状溶接欠陥2aおよ
び内部に散在した内封状溶接欠陥2bが残存したものと
なっている。このような溶接欠陥2(2a。 2b)は、一般に直径が0.5mmから大きくても1m
mぐらいである。 そこで、このような開口状溶接欠陥2aが仕上げ加工面
に出現した際に、第1図(b)に示すように、前記開口
状溶接欠陥2aの部分に溶接肉感材3を入れる。この溶
接肉感材3としては、粉末状や線状などの固体状のもの
が用いられる。また、この溶接肉盛材3の材質はとくに
限定されず、金型1の材質や、金を1の溶接肉感(こ使
用した肉盛溶接金属の材質や、金型1の要求特性等を考
慮して選足される。 第1図(b)に示す実施態様では、線状の溶接肉盛利3
を開口状溶接欠陥2aの部分に入れるように1.ている
ので1例えば打ち込みによって開口状溶接欠陥2aの部
分に装入することができる。 また、粉末状の溶接肉盛材(3)を用いる場合には、こ
の後の溶融時の体積収縮分を見込んでオーバーフロー状
態にして充填してもよい、次いで、第1図(e)に示す
、Jでうに、レーザ光線や電子ビームなどの高密度エネ
ルギ熱源4を照射して局部的に加熱しそして溶融するこ
とにより、開口状溶接欠陥2aを局所的に溶融1.て前
記肉盛溶接材3を一体的に充填する。この場合、粉末を
充填する際にその充@量が不足するときには2回以十に
わたって縁り返し行ってもよい。 この高密IWエネルギ熱掠4による局部加熱に第3いて
、電子ビー・ムを照射する場合には、真空中で実施せね
ばならないことは当然であるが、肉6溶接材として粉末
状のものを用いた場合には、ガスの巻き込みによるガス
ホールの発生を防止するために、ArやN2などの不活
性ガスによってシールドしながら実施することにより、
より良い結果を得ることができる。 このように12.て、開口状溶接欠陥2aを消失さぞ、
たのも、第1図(d)に示すように仕上げ加工を行って
仕上げ加工面1aを形成するこ−とによって、金型とし
て要求ぶれる表面状態を得る7 この発明に係わる金型の補修方法によって局部的に肉感
溶接を行った場合には、開口状溶接欠陥2aの部分およ
びそのご゛〈近傍の部分のみが溶融するだけであるので
、近辺に散在する内封状溶接欠陥2bには何んらの変化
も起きないものとなる。 そして、上述したごとき補修作業音対象となる開「1状
溶接欠陥2aに次々と実施して、表面欠陥のすべてを補
修する。この場合、対象とする金型や溶融欠陥の発生し
た肉盛部分の面積などにJ二つでも補修すべき開1コ状
溶接欠陥2aの数量は異なるが、多くてもぜいぜい10
数個であり、金型そのものを再製作する場合に比較すれ
ば閤題にならないほどコストや納期の面での利点が大で
ある。 (発明の作用) この発明に係わる金型の補修方法は上述1.た構成を有
するものであるから、ビニ/ポー= 717やガスホー
ルなどの溶接欠陥が発生している部分を全体的に再溶融
補修するご−どなしに、実用−J二間mとなる什」二げ
加工後の最表面に散在する門口状溶接欠陥だけを局所的
に再肉盛溶接して仕上げ加工が施されるようになるので
、溶接欠陥が生じない条件で再度肉感溶接を実施したり
金型そのものを再度製作する場合に比べてかなりの低コ
ストで金型の補修がなされるようになる6 (実施例) この実施例では、第1表に示す化学成分の金型1に対し
て補修を実施
【、た。 そして、この金型1の溶接補修を夏施した部分にピンホ
ールやガスポールなどの開口状溶接欠陥2aが出現L7
ているので、この部分に第2表に示す肉盛溶接材3を入
わ、た。 第2表に示すように、ここ、で用いた肉盛溶接材3は基
本的には金型1の材質と同等のもの(つまり、共材)で
あるが、この実施例では、粉末(第2表のNo、i)と
硬鋼線材(第2表のNo、2)のほかに、溶接性の良好
な低炭素鋼線材(第2表のNo、3)を用いた。 そして、N011.2の肉盛溶接材3は炭B量がやや多
いので、肉感・溶接後の溶接割れを防止する目的で、念
のために開口状溶接欠陥2aの伺近を約250℃に加熱
り、たわと肉盛溶接を実施した。 第3表は高密& エネルギ熱髭4とり、でL−−−ザ光
線を用いた場合の肉盛溶接条件含:示ず。この第3表に
示ず肉盛溶接条件は、第2表中の線材(NO62.3)
を打ち込んだ場合の溶接条件を示したもので、第2表中
の粉末(No、  1)については照射時間を0.4s
ecとして2回繰り返すことにより仕上げ加工できる状
態まで肉盛することが可能であった。なお、金型1には
レーザ吸収剤を塗布せずに実施した。 第 表 このようにして局所的な肉感溶接を開口状溶接欠陥ごと
に行ったあと仕上げ加工を施して要求される表面状態を
得ることによって、金型1の補修を良好に行うことが可
能であった。 【発明の効果】 この発明に係わる金型の補修方法では、金型の溶接補修
を実施した部分にピンホールやガスホールなどのN口状
溶接欠陥が出現した際に、前記開口状溶接欠陥の部分に
粉粒状ないし線状の肉盛溶接材を入れたのちレーザや電
子ビームなどの高密度エネルギ熱源を照射して局部加熱
することにより前記開口状溶接欠陥を消滅させるように
しているので、金型の内部に散在するピンホールやガス
ホールなどの内封状溶接欠陥の部分を再溶融することな
く、したがって数回にわたる肉感溶接を実施することな
く、金星の補修を筒便に実施することが可能であり、と
くに樹脂成形用金型において金型表面にエツチングによ
ってシボ模様を付与する場合に従来の再肉感溶接を行っ
たときには熱影響部においてエツチングムラを生じるの
で好まし〈ないが、この発明では高密度エネルギ熱源に
よる局所加熱補修を行っているためエツチングをするこ
となく彫金によって周囲のシボ模様と連続させることが
可能であり、シボ模様を伺与するためのニー2チングが
不要であることからシボムラの発生を回避することがで
き、補修コストの低減ならびに補修期間の短縮等を実現
することが可能であるという著しく優れた効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)(d)はこの発明による金型
の補修方法の實篇態様を工程順に示す説明図、第2図(
a)(b)(e)(d)は従来の金型の補修方法を工程
順に例示する説明図である。 1・・・金型、2(2a)・・・開口状溶接欠陥、2(
2b)・・・内封状溶接欠陥、3・・・肉感溶接材、4
・・・高密度エネルギ熱源。 特許出願人  日産自動車株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金型の溶接補修を実施した部分にピンホールやガ
    スホールなどの開口状溶接欠陥が出現した際に、前記開
    口状溶接欠陥の部分に肉盛溶接材を入れたのち高密度エ
    ネルギ熱源を照射して局部加熱することにより前記開口
    状溶接欠陥を消滅させることを特徴とする金型の補修方
    法。
JP2171031A 1990-06-28 1990-06-28 金型の補修方法 Pending JPH0475726A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152925A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nissan Motor Co Ltd レーザ肉盛り加工方法
WO2018225803A1 (ja) * 2017-06-07 2018-12-13 住友電工焼結合金株式会社 金型部品の製造方法、及び金型部品
JP2019005786A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 住友電工焼結合金株式会社 パンチの修正方法

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JPWO2018225803A1 (ja) * 2017-06-07 2020-04-16 住友電工焼結合金株式会社 金型部品の製造方法、及び金型部品
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