JPH0475666A - 管状器官の拡張具 - Google Patents

管状器官の拡張具

Info

Publication number
JPH0475666A
JPH0475666A JP2193513A JP19351390A JPH0475666A JP H0475666 A JPH0475666 A JP H0475666A JP 2193513 A JP2193513 A JP 2193513A JP 19351390 A JP19351390 A JP 19351390A JP H0475666 A JPH0475666 A JP H0475666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
extension tool
organ
inside diameter
catheter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2193513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3017778B2 (ja
Inventor
Tsutomu Kato
勉 加藤
Hiroyuki Asano
寛幸 浅野
Kazuhiro Inoue
和宏 井上
Shuichi Kimura
修一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Olympus Corp
Original Assignee
Kato Hatsujo Inc
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kato Hatsujo Inc, Olympus Optical Co Ltd filed Critical Kato Hatsujo Inc
Priority to JP19351390A priority Critical patent/JP3017778B2/ja
Publication of JPH0475666A publication Critical patent/JPH0475666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3017778B2 publication Critical patent/JP3017778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、体内の管状器官の狭窄部を拡径するために使
用される管状器官の拡張具に関するものである。
[従来の技術] 血管や胆管等の人体の管状器官に於いて、腫瘍等の原因
により狭窄部が発生した場合、血液や胆汁等の体液の流
通障害が発生し、患者は大きな苦痛を受けるばかりでな
く、生命も危険にさらされる。
そこで、前記狭窄部を拡径するために、例えば特開昭6
1−280872号公報においては、シリコン樹脂によ
りできたバルーンを狭窄部に挿入して拡径する技術が開
示されている。
しかし、本開示においてはその拡大中にバルーンに穴が
開き、所定の拡径がてきないという問題点があった。
また、特開昭63−257576号公報においては、前
記狭窄部に形状記憶合金より成るコイルばね、或いは円
筒状にした板ばねを挿入して、それを温度感知により拡
大するという技術が開示されている。
しかし、本開示においては、前記コイルばねを使用する
場合には先端の切断部により管状器官の内壁に傷を付け
るおそれがあり、患者に痛みを与えるという問題点があ
った。
また、前記円筒状の板ばねを使用するときには円筒末端
部や中間の拡大部分により、管状器官の内壁に部分的な
押圧痛みを患者に与えるという問題点があった。
更に、前記した形状記憶合金を用いた拡張具では、治療
が終了したあと、前記拡張具を取り出すことが困難であ
り、本拡張具自体には器官内から取り出す装置がなく、
取り出す処置にも問題点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記した拡張具の問題点に鑑み案出されたも
のであって、その目的とするところは、管状器官に挿入
され拡張して治療されるとき、前記拡張具の先端部や拡
張部の圧力によって器官が傷付いたり、或いは患者が痛
みを惑するようなことがなく、かつ治療後に回収する必
要がある場合には取り出すことができるような拡張具を
提供することにある。
「課題を解決するための手段] 本発明は、上記した目的を達成するために、その構成を
形状記憶素材により成形された管状器官の拡張具であっ
て、前記拡張具は複数巻きのコイルと、前記コイルの切
断端末部とを偶え、前記切断端末部は自己のコイル内径
よりも内径方向に曲折した引出部を形成したことを特徴
としたのである。[作用] 第1に、この材料を形状記憶素材としたので、細径化し
た拡張具を管状器官の所定位置に挿入したあとは加熱或
いは体温により拡径させる二とができ、これによって治
療時間の短縮が可能となり、かつ狭窄部の全体を均一に
拡径できるので、患者に大きな負担を与えることがなく
治療をすることができる。
このことは、患者と医者との信頼関係を生み、治療実施
における能率や成功に大きな力となり得る。
なお、形状記憶素材によりコイル状に成形することは円
筒状にした場合よりも量産効果が大きく、従ってコスト
減となるので、使い捨てとなる本拡張具においては大き
な利益となる。
第2に、コイル先端部を内側に曲折して前記先端が管状
器官の内壁に当らないようにしたので、器官の損傷を完
全に予防することができる。
このことは、患者の痛みにより治療の遅れを防止できる
ばかりでなく、管状器官に孔をあける恐もなく、より安
全な拡張具となる。
第3に、拡張具がつまる等して回収する必要がある場合
には、引出部を利用して拡張具を器官の内から取り出す
ことができる。
[実施例] 以下、本発明になる管状器官の拡張具について図面に従
って説明する。
第1図は本発明に係る管状器官の拡張具の斜視図を示し
ている。
管状器官の拡張具10は、図示により明らかになるよう
に、形状記憶合金により成形されたもので、複数巻きの
コイル11と、前記コイル11の切断端末部12とより
成り、前記切断端末部12は自己のコイル内径14より
も内側に曲折した引出部13を形成している。即ち、素
材である形状記憶合金は、N i −T i合金より成
るもので、これは、マルテンサイト相がオーステナイト
相に逆変態する時に、マルテンサイト相によって変形さ
れたものが記憶されたオーステナイト相の形に戻るもの
である。この合金を線材に加工してコイル11とする。
この場合、使用する部位が管状器官の中であるから、当
然に線径は細く、かつ加工するコイル径も小さいものと
なるが、前記コイル径は狭窄部分に挿入されるものであ
るから、その径よりも大きい径として加工される。そし
て、前記線材の形状は通常丸線材が使用されるが、勿論
角線材でも、平線材でもよく、要するにコイル状に加工
され得る線材形状であればよいのである。なお、形状記
憶素材としては、合金のみならず樹脂であってもよい。
次に、コイル状に加工された前記コイル11は、狭窄部
に相当する長さに切断される。そして、前記切断端末部
12は、自己のコイル内径14よりも内側に向って曲折
される。
第2図はコイル11の切断端末部12の状態を示してい
る。
前記切断端末部12は、第2図(a)のように、ゆるや
かに円を描いても良く、また第2図(b)のように角度
をもって曲折してもよく、要するに内径14の中心部に
向っていれば良いので、これによって引出部13が構成
される。
かくて、このコイル11は自己の形状を保持した状態て
500度程度の温度で拘束され、時効処理されて形状を
記憶される。
この記憶処理により、低温で変形させた後、変態点を越
えて高温にすると、記憶した元の形状に復帰する。
なお、こt変態点は、管状器官に配設されたときに形状
復帰するように、体温よりも低い温度に設定しても良い
し、管状器官に配設された後、生食温水の注入や、電磁
波等の加熱手段によって形状復帰するように体温よりも
高い温度に設定してもよい。
第3図は第2実施例を示している。
この実施例は、複数巻きのコイルllaと、前記コイル
llaの切断端末部12aとより成り、前記切断端末部
12aは自己のコイル内径14aよりも内側に曲折した
引出部13aを形成している。
そして、前記引出部13aは、内径14aから中心部に
向った切断端末部12aを中心位置からコイルllaの
軸心方向に対して外に向って伸びた形状となっている。
なお、この場合には引出部13aの先端は拡大頭部15
を形成°することにより、不要時に取り出すときに便利
である。
前記拡大頭部15の形成は、銀ろう処理により行う。こ
の場合、引出部13aは拡大頭部15の接点においてテ
ーパー状に細くしておけば取り出すときに操作がしやす
くなる。
第4図乃至第6図は使用状態の説明図を示している。
前記構成による管状器官の拡張具10を使用する状態を
説明すれば、器官20内にカテーテル30を挿入する。
このカテーテル30内に別部材により成る挿入器で、挿
入時に形状を小さくした前記拡張具10を押圧して挿入
する。
かくて、挿入した後は、公知の方法によりカテーテル3
0の先端部31まて移動する。そして、前記カテーテル
30の先端31は狭窄部21の近辺に到着したときに、
その近辺から前記狭窄部21に対して前記コイル11よ
り成る拡張具10を所定のプッシャー32により押し出
す(第4図)。
このとき、前記拡張具10は狭窄部21の内径の大きさ
程度に作られているので、楽に挿入することができる(
第5図)。
そして、挿入された拡張具10は拡大させるために体温
よりも高い温度の液体を注入して温度感知させる。これ
により、前記拡張具10は記憶を回復して狭窄部21の
内径よりも大きく拡径する(第6図)。
なお、体温よりも低く、変態点を設定した場合は、狭窄
部21に拡張具10を挿入するだけで拡径する。
なお、また拡張具10を取り出すには、第6図に示した
ような取出装置40で前記引出部13に引っ掛けて外に
向って引き出す。
かくて、本拡張具10はコイル先端を内側に曲げた状態
で引出部を構成しであるのて、傷を与えたり、痛みを与
えたりすることがなく、かつ手術後は直ちに外へ引き出
すことが可能なので、大変に便利である。
[発明の効果] 以上の説明により明らかになるように、本発明になる管
状器官の拡張具によれば、その構成を形状記憶素材によ
り成形された管状器官の拡張具であって、前記拡張具は
複数巻きのコイルと、該コイルの切断末端部とを備え、
前記切断末端部は自己のコイル内径よりも内側に曲折し
た引出部を有することを特徴とするものであるから、管
状器官の所定位置に挿入すれば、加熱又は体温により拡
大させることができ、これにより治療時間の短縮が可能
となる。また、狭窄部の全体を均一に拡大できるので、
患者に大きな負担を与えることなく治療をすることがで
きる。このことは、患者と医者との信頼関係を生み、治
療実施における能率や成功に大きな力となり得るのであ
る。
次に、コイル先端部を内側に曲折して管状器官の内壁に
当らないようにしたので、器官の損傷を完全に予防する
ことができる。
また、回収する必要がある場合には、引出部を利用して
拡張具を器官の内から外へ取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る管状器官の拡張具を示す斜視図、
第2図は同じく側面図で、(a)は引出部がゆるやかに
なるもの、(b)は急激に曲っなものを説明する図、第
3図は第2実施例を示す斜視図、第4図は管状器官に挿
入するときの説明図、第5図は狭窄部に挿入が完了した
説明図、第6図は拡張具を拡大した説明図である。 10は管状器官の拡張具、11はコイル、12は切断端
末部、13は引出部、15は拡大頭部、20は器官、2
1は狭窄部である。 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 形状記憶素材により成形された管状器官の拡張具におい
    て、 複数巻きのコイルと、該コイルの切断末端部とを備え、 前記切断末端部は自己のコイル内径よりも内径方向に曲
    折した引出部を有することを特徴とする管状器官の拡張
    具。
JP19351390A 1990-07-19 1990-07-19 管状器官の拡張具 Expired - Fee Related JP3017778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19351390A JP3017778B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 管状器官の拡張具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19351390A JP3017778B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 管状器官の拡張具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0475666A true JPH0475666A (ja) 1992-03-10
JP3017778B2 JP3017778B2 (ja) 2000-03-13

Family

ID=16309314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19351390A Expired - Fee Related JP3017778B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 管状器官の拡張具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017778B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190373B1 (en) 1992-11-13 2001-02-20 Scimed Life Systems, Inc. Axially detachable embolic coil assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190373B1 (en) 1992-11-13 2001-02-20 Scimed Life Systems, Inc. Axially detachable embolic coil assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP3017778B2 (ja) 2000-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6780175B1 (en) Medical instrument with slotted memory metal tube
US5902266A (en) Method for delivering a liquid solution to the interior wall surface of a vessel
US5466242A (en) Stent for biliary, urinary or vascular system
US5242451A (en) Instrument for retaining inner diameter of tubular organ lumen
US5643339A (en) Prosthetic device for sustaining a blood-vessel or hollow organ lumen
US7258696B2 (en) Apparatus for delivering, repositioning and/or retrieving self-expanding stents
EP1465551B1 (en) Temporary, repositionable or retrievable intraluminal devices
EP0380666A1 (en) Tool for securing inner diameter of inner cavity of tubular organ
US20100087913A1 (en) Temporary, Repositionable Or Retrievable Intraluminal Devices
US20080039921A1 (en) Balloon Catheter
JPH0344541B2 (ja)
JPH07132149A (ja) 内腔拡張器およびその移植方法
WO2007062661A2 (en) A stent
JPH07255856A (ja) 医療用ガイドワイヤの先端部付形方法
WO2016138366A1 (en) Atraumatic micropuncture guidewire and guidewire extension
JPS6282975A (ja) 管腔臓器内留置器具
JPH0546419Y2 (ja)
JPH0475666A (ja) 管状器官の拡張具
JPS63160644A (ja) 生体管路拡張具
JPH105343A (ja) 管状器官の治療具
JP3214733B2 (ja) 尿道ステント
JPH0428596Y2 (ja)
JP2544260Y2 (ja) 管状器官の拡張具
JP3015077B2 (ja) 内視鏡用拡張具
JPH02309935A (ja) 医療用針

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees