JPH0475646A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は超音波診断装置に係り、特に装置本体とプロー
ブとを接続するプローブケーブルの取扱いを容易にし、
プローブの操作性を大幅に改善することが可能な超音波
診断装置に関する。

（従来の技術） 被検体内の各部における超音波の反射信号を検出して被
検体の内部形状などの情報を断層像として形成する超音
波診断装置が医用診断機器として広く普及している。

病院等に設置される従来の超音波診断装置は一般に、第
３図に示すように、超音波の放射・検出を行なうプロー
ブ（探触子）１と、プローブ１で検出した超音波信号を
伝送するプローブケーブル２と、プローブケーブル２を
介して伝送された超音波信号を増幅処理して断層画像を
出力する受信部や超音波の発信を制御する送信部を内蔵
するとともに画像を表示するデイスプレ一部３を装備し
た装置本体４とを備えて構成される。

また装置本体４上部には基端部を中心に起伏自在および
周回自在にケーブルアーム５が立設されており、ケーブ
ルアーム５の頂部に設けたフック６によってプローブケ
ーブル２の中間部が係止されるように構成される。

さらに装置本体４の上面には、使用しないプローブｌを
保持するためのプローブトレイ７が配設されている。

上記診断装置を使用して、被検体８としての患者を診断
する場合には、寝台９上に載置した患者の体表面にプロ
ーブ１を当接しながら被検部領域を走査する。このとき
、装置本体４に近い被検体をプローブ１で走査する際に
はケーブルアーム５を起立させることにより、プローブ
ケーブル２の中間部を被検体８よりも高い位置で保持す
るようにする一方、装置本体４から遠い部位を走査する
際にはケーブルアーム５を倒して所要長さのプローブケ
ーブル２を確保するように操作している。

プローブ１で検出された超音波信号は、装置本体４内に
設けられた図示しない受信部において信号処理されて画
像信号に再構成されてデイスプレ一部３において表示さ
れる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来の超音波診断装置においては、長尺
のプローブケーブルを、傾動自在に構成されたケーブル
アームの頂部に係止するだけの構造であったため、プロ
ーブの操作性が悪く、また被検体としての患者に不快感
をもたらす場合が多かった。

すなわち装置本体から遠く離れた部位をプローブで走査
する場合、まずケーブルアームを強い力で倒してプロー
ブケーブルを長めに確保した状態でプローブを移動する
必要があり、直接にプローブのみを移動させようとして
も展張状態のプローブケーブルによってプローブが引張
られ、プローブを移動することが困難である。

一方、装置本体から近い部位を走査する場合にはケーブ
ルアームの立上りが円滑になされず、その結果、プロー
ブケーブルが大きくたるみ、下方に垂下したたるみ部１
０が患者の体表面に接触して患者に不快感を与えるとい
う問題点がある。

またケーブルアームに複数のプローブケーブルを保持さ
せると、一方のプローブケーブルが他方のプローブケー
ブルの周囲に巻き付いたり、相互に絡み合って相互の円
滑な移動が困難になってしまう欠点もある。

本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり、プローブに接続されるプローブケーブルの取扱い
を容易にし、プローブの操作性を大幅に改善することが
可能な超音波診断装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明に係る超音波診断装置は
、被検体表面に当接せしめ、超音波の放射および検出を
行なうプローブと、プローブで検出した超音波信号を装
置本体に伝送するプローブケーブルとを有し、プローブ
ケーブルを介して伝送された超音波信号を処理して断層
画像を出力する超音波診断装置において、被検体の上方
位置において上記プローブケーブルを装置本体方向に進
退させるケーブル進退機構を設けたことを特徴とする。

またケーブル進退機構は、プローブケーブルを常に装置
本体方向に付勢する付勢装置を備えて構成するとよい。

（作用） 上記構成に係る超音波診断装置によれば、被検体の上方
位置においてプローブケーブルを装置本体方向に進退さ
せるケーブル進退機構が設けられているため、その進退
量を変えることによりプローブケーブルを、プローブの
操作位置に対応した最適長さに設定することが可能にな
る。そのため装置本体から遠い部位をプローブで走査す
る場合において、プローブがプローブケーブルにより引
張られたり、その動きを阻害されるおそれがない。

一方、装置本体に近い部位を走査する場合においては過
剰なプローブケーブルを進退機構内に進入させることに
よりたるみの発生が解消し、垂れたプローブケーブルが
患者の体表面に接触して不快感を与えるおそれもなくな
る。

また複数本のプローブケーブルを使用する場合において
もプローブケーブル同士が絡み合うおそれがないため、
プローブの操作性が大幅に改善される。

（実施例） 次に本発明の一実施例について添付図面を参照して説明
する。第１図は本発明の一実施例を示す斜視図である。

なお第３図に示す従来例と同一要素部品には同一符号を
付して、その重複する説明を省略する。

すなわち本実施例に係る超音波診断装置は、被検体８と
しての患者の体表面に当接せしめ、超音波の放射および
検出を行なう複数のプローブｌａ。

１ｂ・・・と、各プローブｌａ、ｌｂ・・・で検出した
超音波信号を装置本体４に伝送するプローブケーブル２
ａ、２ｂ・・・とを有し、プローブケーブル２ａ。

２ｂ・・・を介して伝送された超音波信号を処理して断
層画像を８カする超音波診断装置において、被検体８の
上方位置において上記各プローブケーブル２ａ、２ｂ・
・・を個別に装置本体４方向に進退させるケーブル進退
機構１１をケーブルアーム５の上端部に固着して構成さ
れる。

またケーブル進退機構１１は、第２図に示すように３系
列のプローブケーブル２ａ、　　２ｂ、　　２ｃをそれ
ぞれ巻き取ることができるように形成される。各系列と
もに構造は同一であり、ここではプローブケーブル２ａ
を進退させる機構を例にとり、以下に説明する。このケ
ーブル進退機構１１は、側面にプローブケーブル２ａの
挿通孔１２ａを穿設したケーシング１３内に、プローブ
ケーブル２ａを上下方向から挟み込む一対の回転ローラ
１６ａ、１６ｂと、プローブケーブル２ａを常に装置本
体４の方向に付勢する付勢装置１５としてのねじりばね
１７とを配設して構成される。各回転ローラ１６ａ、１
６ｂは図示しない通常のラッチ機構等によって、任意の
回転位置において回転が拘束されるように構成されてい
る。

また付勢装［１５としてのねじりばね１７の一端は回転
ローラ１６ａの回転軸１４ａに固着される一方、他端は
ケーシング１３の内壁に一体的に固着される。このねじ
りばね１７は、挟み込まれたプローブケーブル２ａを装
置本体４方向に付勢するための回転力を回転ローラ１６
ａに付与するために設けられる。各回転ローラ１６ａ、
１６ｂの外表面には、軸方向に沿って多数の溝が形成さ
れており、この溝によって回転ローラ１６ａ、１６ｂと
プローブケーブル２ａとのすべりが防止される。

そして上記診断装置を使用して被検体８としての患者を
診断する場合には、プローブケーブル２ａをケーシング
１３により引き出す。このとき付勢ローラ１６ａ、１６
ｂは、ねじりばね１７の付勢力に抗して、プローブケー
ブル２ａを巻き取るときの回転方向と反対方向に回転し
、ねじりばね１７は付勢力を蓄積するように収縮する。

この状態で装置本体４から遠い被検体にプローブ１ａを
当接させて走査する。

一方第１図に仮想線で示すように装置本体４がら近い部
位を走査する場合には、過剰な長さのプローブケーブル
２ａを、ケーブル進退機構１１の回転ローラ１６ａ、１
６ｂによって装置本体４方向に送り出す。この送り出し
く進出）操作はねじりばね１７の付勢力によって回転ロ
ーラ１６ａ。

１６ｂが回転することにより実行される。

このように本実施例によれば、被検体８の上方位置にお
いてプローブケーブル２ａを進退させるケーブル進退機
構１１が設けられているため、その進退量を変えること
によりプローブケーブル２ａを、プローブ１ａの操作位
置に対応した最適長さ（最小長さ）に設定することが可
能になる。そのため装置本体４から遠い部位をプローブ
ｌａで走査する場合において、プローブ１ａがプローブ
ケーブル２ａにより引張られたり、その動きを阻害され
るおそれがない。

一方、装置本体４に近い部位を走査する場合においては
、過剰なプローブケーブル２ａを進退機構１１によって
装置本体４方向に引き込むことにより、たるみの発生が
解消し、垂れたブロープケ−プル２ａが患者の体表面に
接触して不快感を与えるおそれもなくなる。

また複数本のプローブケーブル２ａ、２ｂを使用する場
合においてもプローブケーブル同士が絡み合うおそれが
ないため、各プローブｌａ、ｌｂの操作性が大幅に改善
される。

さらに使用しないプローブケーブル２ｂは、第１図に示
すようにケーブル進退機構１１方向に引き込んでおくこ
とができるため、使用しているプローブ１ａおよびプロ
ーブケーブル２ａの円滑な動きを阻害するおそれがない
。

特にプローブケーブル２ａを常に装置本体４方向に付勢
する付勢装置１５を設けているため、プローブケーブル
２ａに大きなたるみを生じるおそれがなく、プローブケ
ーブル２ａのたるみ部が患者の体表面に接触することが
効果的に防止される。

またプローブケーブル２ａを進退自在に保持し、プロー
ブ１ａを保持するケーブル進退機構１１を設けたことに
より、従来の装置本体の操作卓１８近傍に配設していた
プローブトレイ７（第３図）を省略することが可能とな
り、操作卓１８周辺の構成を簡素化することができる。

なお図示は省略するが、各プローブケーブル２ａ、２ｂ
、２ｃを任意の長さでケーシング１３より引き已した位
置で、プローブケーブル２ａ、２ｂ、２ｃの移動を拘束
するストッパ機構を設けることにより、より安定したプ
ローブ操作を実施することができる。

〔発明の効果〕

以上説明の通り、本発明に係る超音波診断装置によれば
、被検体の上方位置においてプローブケーブルを装置本
体方向に進退させるケーブル進退機構が設けられている
ため、その進退量を変えることによりプローブケーブル
を、プローブの操作位置に対応した最適長さに設定する
ことが可能になる。そのため装置本体から遠い部位をプ
ローブで走査する場合において、プローブがプローブケ
ーブルにより引張られたり、その動きを阻害されるおそ
れがない。

一方、装置本体に近い部位を走査する場合においては過
剰なプローブケーブルを巻取機構内に巻取ることにより
たるみの発生が解消し、垂れたプローブケーブルが患者
の体表面に接触して不快感を与えるおそれもな（なる。

また複数本のプローブケーブルを使用する場合において
もプローブケーブル同士が絡み合うおそれがないため、
プローブの操作性が大幅に改善される。

ケーシング、１４ａ、１４ｂ・・・回転軸、１５・・・
付勢装置、１６ａ、１６ｂ・・・回転ローラ、１７・・
・ねじりばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検体表面に当接せしめ、超音波の放射および検出
   を行なうプローブと、プローブで検出した超音波信号を
   装置本体に伝送するプローブケーブルとを有し、プロー
   ブケーブルを介して伝送された超音波信号を処理して断
   層画像を出力する超音波診断装置において、被検体の上
   方位置において上記プローブケーブルを装置本体方向に
   進退させるケーブル進退機構を設けたことを特徴とする
   超音波診断装置。 ２、ケーブル進退機構は、プローブケーブルを常に装置
   本体方向に付勢する付勢装置を備えることを特徴とする
   請求項１記載の超音波診断装置。