JPH0475437B2 - - Google Patents
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- JPH0475437B2 JPH0475437B2 JP59238974A JP23897484A JPH0475437B2 JP H0475437 B2 JPH0475437 B2 JP H0475437B2 JP 59238974 A JP59238974 A JP 59238974A JP 23897484 A JP23897484 A JP 23897484A JP H0475437 B2 JPH0475437 B2 JP H0475437B2
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- bellows
- spirally wound
- pitch
- peak
- wound bellows
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N13/00—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
- F01N13/18—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
- F01N13/1805—Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body
- F01N13/1811—Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body with means permitting relative movement, e.g. compensation of thermal expansion or vibration
- F01N13/1816—Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body with means permitting relative movement, e.g. compensation of thermal expansion or vibration the pipe sections being joined together by flexible tubular elements only, e.g. using bellows or strip-wound pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N13/00—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
- F01N13/18—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L27/00—Adjustable joints, Joints allowing movement
- F16L27/10—Adjustable joints, Joints allowing movement comprising a flexible connection only, e.g. for damping vibrations
- F16L27/107—Adjustable joints, Joints allowing movement comprising a flexible connection only, e.g. for damping vibrations the ends of the pipe being interconnected by a flexible sleeve
- F16L27/11—Adjustable joints, Joints allowing movement comprising a flexible connection only, e.g. for damping vibrations the ends of the pipe being interconnected by a flexible sleeve the sleeve having the form of a bellows with multiple corrugations
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2450/00—Methods or apparatus for fitting, inserting or repairing different elements
- F01N2450/20—Methods or apparatus for fitting, inserting or repairing different elements by mechanical joints, e.g. by deforming housing, tube, baffle plate or parts thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2470/00—Structure or shape of gas passages, pipes or tubes
- F01N2470/12—Tubes being corrugated
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、自動車の排気系におけるベローズ部
の製造方法に関するものであり、特に、波形条を
巻重ねた螺旋巻ベローズを単に使用するのみの従
来のベローズ部では期待できないほどの良好な可
撓性を付与することを特徴とする。 従来の技術 従来より、第2図のように、自動車の排気系に
おいて、エンジン2に固定されたフロントパイプ
3と、サブマフラー4やメインマフラー5等のよ
うに車体に固定された排気管路との間に連通状に
挿設することにより、エンジン2や車体の振動等
によつて排気系に生ずる歪を緩和吸収させるよう
にしたベローズ部1がある。 このベローズ部1は、螺旋状の山谷部を有する
螺旋巻ベローズと該螺旋巻ベローズの両端に連通
状に固定される短管とからなり、前記螺旋巻ベロ
ーズは第6図のaに示すように、まずSUS材等
の薄金属条帯から所定形状の山谷を有する波形条
11を成形し、この波形条11の山谷を第6図の
bのように一山づつずらして巻重ねることにより
生産される(実開昭55−166946号公報に開示され
ている)。 考案が解決しようとする問題点 ところで、自動車の排気系におけるベローズ部
は排気系の振動が大きくなるにつれて可撓性を増
大させなければならない。そのためには、螺旋巻
ベローズにおける山谷部の山高さに対するピツチ
の比率を小さくすることが考えられる。 しかし、ベローズ部に使用する螺旋巻ベローズ
の生産過程にあつては、螺旋巻ベローズの山谷部
における山高さに対するピツチの比率(ピツチ÷
山高さ)は材料の伸びや加工方法上の制約を受け
ることにより所定値以下にすることは出来ない。
例えば、内径31.8mmの螺旋巻ベローズでは山高さ
の最大値は約5.6mmであり、山ピツチの最小値は
約5.0mmである。また、内径65mmのものでは、山
高さの最大値は約10mmであり、山ピツチの最小値
は約10mmである。 したがつて、生産された螺旋巻ベローズの両端
に単に短管を固定するのみの従来のベローズ部に
おいて、ベローズ部の可撓性を更に増大させるに
はベローズ部の全長を長くする方法しかなかつた
が、長いベローズ部はレイアウトのためのスペー
スに限界のある自動車の排気系にとつて好ましい
ものではない。 そこで、本発明は螺旋巻ベローズの山谷部にお
ける山高さに対するピツチの比率を従来よりも小
さくできる自動車の排気系におけるベローズ部の
製造方法を提供せんとするものである。 問題点を解決するための手段 本発明に係る自動車の排気係におけるベローズ
部の製造方法を第1、第7図により説明する。 すなわち、薄金属条帯から成形される波形条1
1を使用して、螺旋状の山谷部9を有する螺旋巻
ベローズ6を形成した後、該螺旋巻ベローズ6を
長手方向外方から圧縮することにより螺旋巻ベロ
ーズ6の有効可撓部間9aに塑性変形を起こさせ
て、前記有効可撓部間9aに位置する山谷部9の
みのピツチP1を小さくするようにしたことを特
徴とする。 作 用 薄金属条帯から成形される波形条11を使用し
て螺旋状の山谷部9を有する螺旋巻ベローズ6を
形成することにより、螺旋巻ベローズ6の山谷部
9における山高さHに対するピツチPの比率が最
小値で略90%程度の螺旋巻ベローズ6が形成され
る。その後に、この螺旋巻ベローズ6の両端に連
結用短管7,7を固定して、螺旋巻ベローズ6の
長手方向外方から螺旋巻ベローズ6を圧縮するこ
とにより、螺旋巻ベローズ6の有効可撓部間9a
に位置する螺旋巻ベローズ6の山谷部9のピツチ
P1を小さくせしめるべく塑性変形させる。その
ことにより、山谷部9の山高さHはあまり変化す
ることなく、山谷部9のピツチP1のみが相当程
度変化して小さくなる。その結果、螺旋巻ベロー
ズ6の山谷部9における山高さHに対するピツチ
P1の比率が、何等品質の低下に伴うことなく、
従来のベローズ部1では得ることのできなかつた
ような小さな値になる。 発明の効果 以上のように、本発明に係る自動車の排気系に
おけるベローズ部の製造方法によれば、螺旋巻ベ
ローズ6を長手方向外から圧縮することにより螺
旋巻ベローズ6の有効可撓部間9aに塑性変形を
起こさせて、前記有効可撓部間9aに位置する山
谷部9のみのピツチP1を小さくするようにした
ことにより、螺旋巻ベローズの材料、連結用短管
および生産機械の殆どが従来のままであつても、
螺旋巻ベローズの山谷部における、山高さに対す
るピツチの比率を、従来の最小比率のものより更
に小さくできる利点があり、 また、螺旋巻ベローズの山谷部における山高さ
に対するピツチの比率が小さくできれば、ベロー
ズ部の全長を長くしないでも、可撓性の増大を図
つて振動吸収性を向上させることが可能であり、 更に、振動吸収性が向上することにより、ベロ
ーズ部の全長を従来のものよりも短くしても耐久
性を増大せしめることも可能になり、またそのた
め自動車への排気系のレイアウトに際しても有益
である等の利点がある。 実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照す
ることにより詳細に説明する。 第2図は自動車の排気系であつて、1はエンジ
ン2に装着されたフロントパイプ3に連続して装
設されたベローズ部であり、該ベローズ部1の後
方には車体に固定されるサブマフラー4ならびに
メインマフラー5等が連続して連通状に設けられ
る。 本発明によつて製造されるベローズ部1は第1
図に示すように螺旋巻ベローズ6と排気出入口の
連結用短管7,7とからなり、該連結用短管7,
7は前記螺旋巻ベローズ6の両端に固定されてい
る。 8は前記連結用短管7,7の外面に設けられた
突条であり、前記螺旋巻ベローズ6に形成された
山谷部9における谷部に螺合する。10,10は
前記螺旋巻ベローズ6と前記連結用短管7,7を
気密状に保持固定する溶着部である。 前記山谷部9は前記螺旋巻ベローズ6の有効可
撓部間9aを従来の方法では得られなかつた小さ
いピツチP1で形成され、一方、連結用短管7,
7の突条8が螺合する部分の前記山谷部9は従来
と同様に前記螺旋巻ベローズ6の有効可撓部間9
aにおけるピツチP1よりも大きいピツチPで形
成されてなる。例えば、螺旋巻ベローズ6の材料
がSUS材である本実施例では、山高さHに対す
るピツチP1の比率は略75〜85%に設定され、ま
た山高さHに対するピツチPの比率は略90%以上
に設定されている。 次に、本発明に係るベロー部1の製造方法につ
いて説明する。 まず、第6図のaに示すように、薄金属条帯か
ら、後の加工に支障の無い大きさの山谷を有する
波形条11を形成する。第2段階では、前記波形
条11の山谷を一山づつずらせながら、波形条1
1を螺旋状に巻重ねることによつて多層の螺旋巻
ベローズ6を形成する。 ところで、前記波形条11の山谷は最初から山
高さに対するピツチの比率を小さくすることが好
ましいが、螺旋巻ベローズ6の形成時における材
料の伸びや加工方法等によつて制約を受けるた
め、所定の比率より小さくできない。したがつ
て、波形条11の形成時においては該比率を許容
される範囲内で可及的に小さい値に設定するのが
最適である。 第3段階では、前記螺旋巻ベローズ6を所定長
さに切断して両端に連結用短管7,7を連通状に
固定する。この場合、連結用短管7,7の固定は
手段を問わないが第1図、第3図、第4図或いは
第5図のような形式にすると簡単に固定できる。 なお、第3図において、7aは螺旋巻ベローズ
6の外周面に螺合される連結用短管を示し、12
は可塑性のシール剤を示す。また、第4図におい
て、7bは突条8が別対の螺旋状介装体13で形
成されている連結用短管を示し、螺旋巻ベローズ
6との固定は連結用短管7bの外周面を圧縮変形
させることによりなされる。また、第5図におい
て、7cは螺旋状介装体13aを点溶接により固
定してなる連結用短管7bを示す。 ここまでは従来のベローズ部1の生産方法と何
等変わるところは無い。 本発明では、更に最終段階で、第7図に示すよ
うに、連結用短管7,7部をプレスに装着された
チヤツク14で挟持して螺旋巻ベローズ6の長手
方向外方から螺旋巻ベローズ6を押圧する。すな
わち、螺旋巻ベローズ6における山谷部9の山相
互が接する程度まで螺旋巻ベローズ6を何回か強
制的に圧縮して、ピツチP1を減少させるべく螺
旋巻ベローズ6に塑性変形をおこさせる。塑性変
形が起こりにくい場合は、螺旋巻ベローズ6を圧
縮した後、逆に外方へ引張して再度圧縮するとい
つたことを繰り返せば、能率良く塑性変形を起こ
させることができる。 ところで、上記方法によつて製造された、
SUS材からなるベローズ部1の例示品の各部の
寸法を示すと次表の通りである。
の製造方法に関するものであり、特に、波形条を
巻重ねた螺旋巻ベローズを単に使用するのみの従
来のベローズ部では期待できないほどの良好な可
撓性を付与することを特徴とする。 従来の技術 従来より、第2図のように、自動車の排気系に
おいて、エンジン2に固定されたフロントパイプ
3と、サブマフラー4やメインマフラー5等のよ
うに車体に固定された排気管路との間に連通状に
挿設することにより、エンジン2や車体の振動等
によつて排気系に生ずる歪を緩和吸収させるよう
にしたベローズ部1がある。 このベローズ部1は、螺旋状の山谷部を有する
螺旋巻ベローズと該螺旋巻ベローズの両端に連通
状に固定される短管とからなり、前記螺旋巻ベロ
ーズは第6図のaに示すように、まずSUS材等
の薄金属条帯から所定形状の山谷を有する波形条
11を成形し、この波形条11の山谷を第6図の
bのように一山づつずらして巻重ねることにより
生産される(実開昭55−166946号公報に開示され
ている)。 考案が解決しようとする問題点 ところで、自動車の排気系におけるベローズ部
は排気系の振動が大きくなるにつれて可撓性を増
大させなければならない。そのためには、螺旋巻
ベローズにおける山谷部の山高さに対するピツチ
の比率を小さくすることが考えられる。 しかし、ベローズ部に使用する螺旋巻ベローズ
の生産過程にあつては、螺旋巻ベローズの山谷部
における山高さに対するピツチの比率(ピツチ÷
山高さ)は材料の伸びや加工方法上の制約を受け
ることにより所定値以下にすることは出来ない。
例えば、内径31.8mmの螺旋巻ベローズでは山高さ
の最大値は約5.6mmであり、山ピツチの最小値は
約5.0mmである。また、内径65mmのものでは、山
高さの最大値は約10mmであり、山ピツチの最小値
は約10mmである。 したがつて、生産された螺旋巻ベローズの両端
に単に短管を固定するのみの従来のベローズ部に
おいて、ベローズ部の可撓性を更に増大させるに
はベローズ部の全長を長くする方法しかなかつた
が、長いベローズ部はレイアウトのためのスペー
スに限界のある自動車の排気系にとつて好ましい
ものではない。 そこで、本発明は螺旋巻ベローズの山谷部にお
ける山高さに対するピツチの比率を従来よりも小
さくできる自動車の排気系におけるベローズ部の
製造方法を提供せんとするものである。 問題点を解決するための手段 本発明に係る自動車の排気係におけるベローズ
部の製造方法を第1、第7図により説明する。 すなわち、薄金属条帯から成形される波形条1
1を使用して、螺旋状の山谷部9を有する螺旋巻
ベローズ6を形成した後、該螺旋巻ベローズ6を
長手方向外方から圧縮することにより螺旋巻ベロ
ーズ6の有効可撓部間9aに塑性変形を起こさせ
て、前記有効可撓部間9aに位置する山谷部9の
みのピツチP1を小さくするようにしたことを特
徴とする。 作 用 薄金属条帯から成形される波形条11を使用し
て螺旋状の山谷部9を有する螺旋巻ベローズ6を
形成することにより、螺旋巻ベローズ6の山谷部
9における山高さHに対するピツチPの比率が最
小値で略90%程度の螺旋巻ベローズ6が形成され
る。その後に、この螺旋巻ベローズ6の両端に連
結用短管7,7を固定して、螺旋巻ベローズ6の
長手方向外方から螺旋巻ベローズ6を圧縮するこ
とにより、螺旋巻ベローズ6の有効可撓部間9a
に位置する螺旋巻ベローズ6の山谷部9のピツチ
P1を小さくせしめるべく塑性変形させる。その
ことにより、山谷部9の山高さHはあまり変化す
ることなく、山谷部9のピツチP1のみが相当程
度変化して小さくなる。その結果、螺旋巻ベロー
ズ6の山谷部9における山高さHに対するピツチ
P1の比率が、何等品質の低下に伴うことなく、
従来のベローズ部1では得ることのできなかつた
ような小さな値になる。 発明の効果 以上のように、本発明に係る自動車の排気系に
おけるベローズ部の製造方法によれば、螺旋巻ベ
ローズ6を長手方向外から圧縮することにより螺
旋巻ベローズ6の有効可撓部間9aに塑性変形を
起こさせて、前記有効可撓部間9aに位置する山
谷部9のみのピツチP1を小さくするようにした
ことにより、螺旋巻ベローズの材料、連結用短管
および生産機械の殆どが従来のままであつても、
螺旋巻ベローズの山谷部における、山高さに対す
るピツチの比率を、従来の最小比率のものより更
に小さくできる利点があり、 また、螺旋巻ベローズの山谷部における山高さ
に対するピツチの比率が小さくできれば、ベロー
ズ部の全長を長くしないでも、可撓性の増大を図
つて振動吸収性を向上させることが可能であり、 更に、振動吸収性が向上することにより、ベロ
ーズ部の全長を従来のものよりも短くしても耐久
性を増大せしめることも可能になり、またそのた
め自動車への排気系のレイアウトに際しても有益
である等の利点がある。 実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照す
ることにより詳細に説明する。 第2図は自動車の排気系であつて、1はエンジ
ン2に装着されたフロントパイプ3に連続して装
設されたベローズ部であり、該ベローズ部1の後
方には車体に固定されるサブマフラー4ならびに
メインマフラー5等が連続して連通状に設けられ
る。 本発明によつて製造されるベローズ部1は第1
図に示すように螺旋巻ベローズ6と排気出入口の
連結用短管7,7とからなり、該連結用短管7,
7は前記螺旋巻ベローズ6の両端に固定されてい
る。 8は前記連結用短管7,7の外面に設けられた
突条であり、前記螺旋巻ベローズ6に形成された
山谷部9における谷部に螺合する。10,10は
前記螺旋巻ベローズ6と前記連結用短管7,7を
気密状に保持固定する溶着部である。 前記山谷部9は前記螺旋巻ベローズ6の有効可
撓部間9aを従来の方法では得られなかつた小さ
いピツチP1で形成され、一方、連結用短管7,
7の突条8が螺合する部分の前記山谷部9は従来
と同様に前記螺旋巻ベローズ6の有効可撓部間9
aにおけるピツチP1よりも大きいピツチPで形
成されてなる。例えば、螺旋巻ベローズ6の材料
がSUS材である本実施例では、山高さHに対す
るピツチP1の比率は略75〜85%に設定され、ま
た山高さHに対するピツチPの比率は略90%以上
に設定されている。 次に、本発明に係るベロー部1の製造方法につ
いて説明する。 まず、第6図のaに示すように、薄金属条帯か
ら、後の加工に支障の無い大きさの山谷を有する
波形条11を形成する。第2段階では、前記波形
条11の山谷を一山づつずらせながら、波形条1
1を螺旋状に巻重ねることによつて多層の螺旋巻
ベローズ6を形成する。 ところで、前記波形条11の山谷は最初から山
高さに対するピツチの比率を小さくすることが好
ましいが、螺旋巻ベローズ6の形成時における材
料の伸びや加工方法等によつて制約を受けるた
め、所定の比率より小さくできない。したがつ
て、波形条11の形成時においては該比率を許容
される範囲内で可及的に小さい値に設定するのが
最適である。 第3段階では、前記螺旋巻ベローズ6を所定長
さに切断して両端に連結用短管7,7を連通状に
固定する。この場合、連結用短管7,7の固定は
手段を問わないが第1図、第3図、第4図或いは
第5図のような形式にすると簡単に固定できる。 なお、第3図において、7aは螺旋巻ベローズ
6の外周面に螺合される連結用短管を示し、12
は可塑性のシール剤を示す。また、第4図におい
て、7bは突条8が別対の螺旋状介装体13で形
成されている連結用短管を示し、螺旋巻ベローズ
6との固定は連結用短管7bの外周面を圧縮変形
させることによりなされる。また、第5図におい
て、7cは螺旋状介装体13aを点溶接により固
定してなる連結用短管7bを示す。 ここまでは従来のベローズ部1の生産方法と何
等変わるところは無い。 本発明では、更に最終段階で、第7図に示すよ
うに、連結用短管7,7部をプレスに装着された
チヤツク14で挟持して螺旋巻ベローズ6の長手
方向外方から螺旋巻ベローズ6を押圧する。すな
わち、螺旋巻ベローズ6における山谷部9の山相
互が接する程度まで螺旋巻ベローズ6を何回か強
制的に圧縮して、ピツチP1を減少させるべく螺
旋巻ベローズ6に塑性変形をおこさせる。塑性変
形が起こりにくい場合は、螺旋巻ベローズ6を圧
縮した後、逆に外方へ引張して再度圧縮するとい
つたことを繰り返せば、能率良く塑性変形を起こ
させることができる。 ところで、上記方法によつて製造された、
SUS材からなるベローズ部1の例示品の各部の
寸法を示すと次表の通りである。
【表】
表中、I.Dは螺旋巻ベローズ6の内径、tは波
形条11の板厚、PLYは螺旋巻ベローズ6を形
成する波形条11の層数である。また、PLYの
数値を除き、数値の単位はmmである。 表中のピツチPの値は最小値に設定されてあ
り、この最小値は螺旋巻ベローズ6の内径ならび
に加工方法に従つて定まるものである。該ピツチ
Pは波形条11の山谷のピツチと略同一である。 また、山高さHの値は最大値に設定されてあ
り、この最大値も同様に螺旋巻ベローズ6の内容
ならびに加工方法に従つて定まる。 この表から、本発明の製造方法における最終段
階の圧縮によつて、螺旋巻ベローズ6の有効可撓
部間9aにおける山谷部9のピツチP1がPの値
からP1の値に減少したことが理解できる。すな
わち、山高さHに対するピツチP1の比率を従来
のべローズ部1の製造方法では得られなかつた小
さな値にすることが可能になつたものである。
形条11の板厚、PLYは螺旋巻ベローズ6を形
成する波形条11の層数である。また、PLYの
数値を除き、数値の単位はmmである。 表中のピツチPの値は最小値に設定されてあ
り、この最小値は螺旋巻ベローズ6の内径ならび
に加工方法に従つて定まるものである。該ピツチ
Pは波形条11の山谷のピツチと略同一である。 また、山高さHの値は最大値に設定されてあ
り、この最大値も同様に螺旋巻ベローズ6の内容
ならびに加工方法に従つて定まる。 この表から、本発明の製造方法における最終段
階の圧縮によつて、螺旋巻ベローズ6の有効可撓
部間9aにおける山谷部9のピツチP1がPの値
からP1の値に減少したことが理解できる。すな
わち、山高さHに対するピツチP1の比率を従来
のべローズ部1の製造方法では得られなかつた小
さな値にすることが可能になつたものである。
第1図は本発明により製造したベローズ部を示
す縦断面図、第2図は自動車の排気系を示す系統
図、第3、第4、第5図は連結用短管と螺旋巻ベ
ローズとの固定構造を示す一部破砕正面図、第6
図はベローズ部を形成する部材を示し、aは波形
条の斜視図、bは螺旋巻ベローズの説明図、第7
図は螺旋巻ベローズをプレスのチヤツクに挟持し
て圧縮した状態を示す説明図、 (符号)、6……螺旋巻ベローズ、9……山谷
部、9a……有効可撓部間、11……波形条、
P,P1……ピツチ。
す縦断面図、第2図は自動車の排気系を示す系統
図、第3、第4、第5図は連結用短管と螺旋巻ベ
ローズとの固定構造を示す一部破砕正面図、第6
図はベローズ部を形成する部材を示し、aは波形
条の斜視図、bは螺旋巻ベローズの説明図、第7
図は螺旋巻ベローズをプレスのチヤツクに挟持し
て圧縮した状態を示す説明図、 (符号)、6……螺旋巻ベローズ、9……山谷
部、9a……有効可撓部間、11……波形条、
P,P1……ピツチ。
Claims (1)
- 1 薄金属条帯から成形される波形条11を使用
して、螺旋状の山谷部9を有する螺旋巻ベローズ
6を形成した後、該螺旋巻ベローズ6を長手方向
外方から圧縮することにより螺旋巻ベローズ6の
有効可撓部間9aに塑性変形を起こさせて、前記
有効可撓部間9aに位置する山谷部9のみのピツ
チP1を小さくするようにしたことを特徴とする
自動車の排気系におけるベローズ部の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59238974A JPS61116015A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 自動車の排気系におけるベロ−ズ部の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59238974A JPS61116015A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 自動車の排気系におけるベロ−ズ部の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61116015A JPS61116015A (ja) | 1986-06-03 |
JPH0475437B2 true JPH0475437B2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=17038058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59238974A Granted JPS61116015A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 自動車の排気系におけるベロ−ズ部の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61116015A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05266119A (ja) * | 1992-03-17 | 1993-10-15 | Mitsubishi Electric Corp | 回路解析装置 |
JPH0622523U (ja) * | 1992-08-27 | 1994-03-25 | 株式会社ヒロテック | 排気管のフレキシブルチューブ構造 |
US6893053B2 (en) * | 2001-09-10 | 2005-05-17 | Tru-Flex Metal Hose Corp. | Exhaust bellows for dynamic torsion control in an exhaust system |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP59238974A patent/JPS61116015A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61116015A (ja) | 1986-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |