JPH0474070B2 - - Google Patents

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JPH0474070B2
JPH0474070B2 JP20080088A JP20080088A JPH0474070B2 JP H0474070 B2 JPH0474070 B2 JP H0474070B2 JP 20080088 A JP20080088 A JP 20080088A JP 20080088 A JP20080088 A JP 20080088A JP H0474070 B2 JPH0474070 B2 JP H0474070B2
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vertical
paint
horizontal
coating
parts
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JP20080088A
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JPH0248082A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は垂直部と水平部を有する被塗物の塗装
方法に関し、什器、家電製品及び自動車等の塗装
方法に関する。 従来技術 什器、家電製品及び自動車等の垂直部と水平部
を有する被塗物(以下箱物という)の乾燥は仕上
がり外観の向上や熱風の有効利用等の面から、熱
風が乾燥ブースの空気量が天井から床下へと流
入/流出が平行するごとく設計されている。 また、これら箱物の塗装仕様は次ぎの例に代表
される。 例1 自動車塗装 脱脂→化成処理→電着塗装 →中塗塗装→上塗り塗装 例2 家電塗装 脱脂→化成処理→下塗り塗装→上塗り塗装 このような箱物表面の風速を測定すると水平部
は遅く、垂直部は水平部よりも50〜100%以上も
早いことが分つた。そして塗装された垂直部の塗
料の不揮発分は実測の結果、水平部のそれよりも
約5%高かつた。 これは従来の箱物塗装は水平部と垂直部を同一
シンナー、同一希釈率で薄めた塗料を用いて塗装
していた結果である。この方法によれば垂直部と
水平部で被塗物に到達した時点での未硬化塗膜の
溶剤含有量が異なり、垂直部では未硬化塗膜の粘
度が上昇して、流動性が悪く、表面が平滑に仕上
がらなくなるか、艶引け等の欠陥が生ずる。 一方、垂直部の仕上がりが良好な塗料ないしは
希釈を設定すると水平部の溶剤が飛びにくく、塗
膜のワキ、外観不良等が生ずる。また、上記の設
定を逆にすると、垂直部では塗膜がタレ易くな
る。 この欠陥を解消するため特開昭62−163771では
沸点の違う溶剤を水平部と垂直部で配合量を変え
ることが提案されている。 また、被塗物とスプレーガン距離を調整して解
消する方法が特公昭59−16823に提案されている。 しかしながら、これらの方法では垂直部塗膜が
タレる現象を防止する効果に限界があつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明は水平部と垂直部の仕上りを同一水準に
することを目的としており、この場合、塗膜のワ
キ、流れ及び艶引け等の欠陥がなく、平滑な仕上
り面を得ることを目的としている。 なお、本発明で上塗りとはソリツド系、メタリ
ツク系の両方を対象としている。 発明の構成 本発明は a 垂直部の下地塗膜を研磨すること、 b 水平部の塗装粘度を垂直部よりも高くするこ
と c 垂直部の塗装機回転数を水平部の1.3〜1.8倍
とすること d 垂直部の塗装回数を水平部1に対して2以上
のステージ数で塗装する 手段の2以上を組合わせたことを特徴としてい
る。 本発明に使用される塗料は電着塗料の場合は防
食性の良いカチオン型電着塗料がアニオン型電着
塗料よりも有利であり、中塗塗料は従来自動車用
として公知のアルキド樹脂/メラミン樹脂、アク
リル樹脂/メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、エ
ポキシ樹脂/アミン等をビヒクルとする塗料が用
いられる。また、本発明方法を好適に適用する対
象である上塗り塗料は中塗と同様にアルキド樹
脂/メラミン樹脂、アクリル樹脂/メラミン樹
脂、ポリウレタン樹脂等が自動車に、また、家電
製品にはアクリル樹脂をビヒクルとする塗料が適
用される。 本発明を達成するまず第一の手段である a 垂直部の下地塗膜を研磨することは 次ぎのようにして行われる。 電着→第一中塗→(第二中塗)→上塗り の工程において、3コート3ベークでは第一層の
電着塗膜を研磨する。 また、4コート4ベークあるいは4コート3ベ
ークの場合は第一中塗塗膜を研磨する。 被塗物が持つ素材のダル目=表面粗度Ra0.7〜
1.0μmが塗膜の平滑性に与える影響は水平部より
も垂直部のほうに大きく、研磨して、凸部を均す
ことが必要である。 この研磨は#500のサンドペーパーあたりが適
当であり、荒すぎるものはかえつて、平滑性を損
なう。 同様の観点から上塗り直下ではなく、更にその
下層を研磨することが平滑性の向上に効果が大き
い。 第二の手段である b 水平部の塗装粘度を垂直部よりも高くするこ
とは 垂直部のタレを防止するために#4フオードカツ
プにおける通常の塗装粘度18〜20秒よりも3秒以
上、好ましくは5秒以上高い粘度で塗装する。 なお、蒸発速度の遅いシンナーはタレ易く、一
方、蒸発速度の早いシンナーはダストによる肌荒
れがおきやすい傾向となる。 第三の手段である c 垂直部の塗装機回転数を水平部の1.3〜1.8倍
とすること は塗料を噴霧する際の微粒化に関しており、通常
用いられる静電回転型塗装機の回転数を水平部の
20000〜30000RPMよりも1.3〜1.8倍高速の26000
〜54000RPMとすることにより、より微粒子とし
た塗料粒子を付着せしめることにより、タレを防
止する。 好ましい倍率は1.5倍である。 d 垂直部の塗装回数を水平部1に対して2以上
の塗装ステージ数とすること は垂直部の塗膜をタレさせずに、水平部と同等の
平滑性を達成する膜厚を確保することに関し、一
度に厚塗せず、ステージ数を重ねることにより、
最終的に塗膜が平滑にフロー出来る厚みを確保す
るものである。 例えば塗り膜厚とステージ数から仕上り外観の関
係を示せば次ぎのイ,ロ,ハのようになる。
【表】 塗り膜厚の多少は多30μm、中20μm、小10μm
を標準とした。 前記した本発明の手段a,b,c,d相互の関
連は; 水平部は微粒化状態が悪くてもフローして平滑に
なり易いのに対して、 垂直部は微粒化状態の悪いウエツト塗膜を厚付す
るとタレが発生する。 一方、タレが発生しないように塗装粘度を上げ
ると、微粒化が悪くなり、平滑性が低下する。 更に、この高粘度塗料は塗装機の回転数を高め
ることにより微粒化を改善することが必要であ
る。従つて、これらa,b,c,dの手段は一つ
だけでは十分な効果がなく、最低2以上が必要で
あり、この手段中最も改善効果の高い単一の手段
はaである。好ましくは3以上を組み合わせるこ
とである。 二つの手段で対応する場合はaとcが効果的三
つの手段で対応する場合は又はb,c,dが効果
的であり 最も効果のある組合わせはa,b,cであり、次
いで、aとc又はb,c,dである。 以下実施例により、更に詳細に説明する。 実施例 以下の実施例、比較例は次ぎの材料を用いて行
つた。 試験板 SPC−1ダル鋼板 電着塗料 カチオン電着塗料 パワートツプU−600 *1 第一中塗塗料 ポリエステル樹脂系塗料OP−2
シーラー *1 第二中塗塗料 ポリエステル樹脂系塗料OP−4
シーラー *1 上塗り塗料 アクリル樹指系オルガS−20ホワイ
ト *1 使用シンナー キシレン/ソルベツソ150/酢酸
ブチル=20/65/15混合溶剤 塗装機 JAB型ミニベル ランズバーグゲマ社
製 *1 日本ペイント(株)社製
【表】
【表】
【表】
【表】 発明の効果 素材に起因する仕上がり不良が大規模な設備を
要することなく実用的な技術の組合わせによつ
て、垂直部の問題点を簡便に改良できる極めて実
用的な技術である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記a,b,c,dの手段を2以上組み合わ
    せたことを特徴とする塗装方法。 a 垂直部の下地塗膜を研磨すること、 b 水平部の塗装粘度を垂直部よりも高くするこ
    と c 垂直部の塗装機回転数を水平部の1.3〜1.8倍
    とすること d 垂直部の塗装回数を水平部1に対して2以上
    のステージ数とすること
JP20080088A 1988-08-10 1988-08-10 塗装方法 Granted JPH0248082A (ja)

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JP20080088A JPH0248082A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 塗装方法

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JP20080088A JPH0248082A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 塗装方法

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Publication Number Publication Date
JPH0248082A JPH0248082A (ja) 1990-02-16
JPH0474070B2 true JPH0474070B2 (ja) 1992-11-25

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ID=16430401

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20080088A Granted JPH0248082A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 塗装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW470801B (en) 1999-03-31 2002-01-01 Toshiba Corp Drum type washing machine

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JPH0248082A (ja) 1990-02-16

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