JPH047309Y2 - - Google Patents

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JPH047309Y2
JPH047309Y2 JP1985123116U JP12311685U JPH047309Y2 JP H047309 Y2 JPH047309 Y2 JP H047309Y2 JP 1985123116 U JP1985123116 U JP 1985123116U JP 12311685 U JP12311685 U JP 12311685U JP H047309 Y2 JPH047309 Y2 JP H047309Y2
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floor
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、建築物の床束に取り付けられ、白あ
り防止と防腐を兼ねた床束高さ調節装置に関す
る。
「従来技術及びその問題点」 従来、建築物の床束は直接基礎コンクリート台
や基石等の上に置かれており、このために、白あ
りの被害を受けたり、雨時等の水分に侵されて腐
つたりしていた。
このような被害により、ある程度の年月の間に
大引、床束に歪みが発生して建築物に悪い影響
(傾いたり、床が抜ける等の被害を受ける)を受
ける問題点があつた。
また、長い年月の間に基礎コンクリート台や基
石が沈んで、中空の床束が生じ建築物全体に悪い
影響を与える問題点があつた。
そこで、このような問題を解消するべく、下部
四方に白あり返し用の下縁片を突設するとともに
下部面に雌ネジ筒を設けた略断面U字状の床束受
け部と、下面に板状の弾性体を取り付けた板状の
基板部と、ジヤツキハンドルを備え、前記床束受
け部の雌ネジ筒に螺合する雄ネジ部を有するとと
もに前記基板部の上面に回動自在に立設したジヤ
ツキ部材とを具備した白あり防止兼用の床束高さ
調節装置を考えた。
この構成によつて、雨時等の水及び湿気による
床束の腐食防止、ジヤツキ部材による高さ調節が
できるに至つたが、主目的とする白あり防止につ
いて、大きな効果を発揮することが出来なかつた
のである。
その後、白あり返しとしての防蟻板として、傾
斜板を用いた構造が、例えば、実開昭58−126325
号公報において提案されているが、実験の結果、
このような構造の防蟻板についても充分な防蟻作
用を得ることができなかつた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、こうした問題について研究した結
果、白あり返し用の下縁片を突設する構造に問題
があることを見出したものであり、この白あり返
しの為の構造を改良し、以て、白あり防止の効果
を高めることを目的とするものである。
本考案にかかる白あり防止兼用の床束高さ調節
装置は、下部四方に白あり返し用の下縁片を突設
するとともに下部面に雌ネジ筒を設けた略断面U
字状の床束受け部と、下面に板状の弾性体を取り
付けた板状の基板部と、ジヤツキハンドルを備
え、前記床束受け部の雌ネジ筒に螺合する雄ネジ
部を有するとともに前記基板部の上面に回動自在
に立設したジヤツキ部材とを具備し、且つ、前記
白あり返し用の下縁片を、前記床束受け部の下部
四方の下部面から垂直に下方に突設するように構
成したものである。
「作用」 床束受け部下部四方に突設した下縁片で、白あ
りが床束まで登つてくるのを防止し、雌ネジ筒と
ジヤツキ部材の雄ネジ部の螺合により、ジヤツキ
ハンドルを回わして高さ調節を行い、基板部下面
の弾性体により全体の傾き調整を行なわしめて正
常な姿勢にする。
特に本考案にあつては、上記白あり返し用の下
縁片を、前記床束受け部の下部四方の下部面から
垂直に下方に突設するように構成したので、白あ
り返しの効果を充分に発揮できるのである。即
ち、白ありは、前記下縁片に這い上がつて来る
と、通常後の足4本で体を支え、前足2本で上面
に這い上がろうとするものであるが、前記下縁片
が垂直に下方に突設されているため、この下縁片
の先端に到達したときにこの下縁片を迂回して上
面に這い上がろうとするための足場が得られず、
その結果、この下縁片を迂回して上方の床束に到
達できないのである。
「実施例」 以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。
第1図は本考案に係る床束高さ調節装置の斜視
図、第2図は1部断面した斜視図、第3図はその
正面図である。
図において、1は断面U字状の床束受け部であ
つて、その下部四方に下縁片2が下方向に突設、
即ち、該下縁片2を、前記床束受け部1の下部四
方の下部面から垂直に下方に突設されており、ま
た、下部面には雌ネジ筒3が設けられている。ま
た、床束受け部1には、釘止め用の孔10,10
が設けられており、雌ネジ筒3の外周面四方に放
射状の補強片11,11……が突設されている。
4は板状の基板部であり、下面にゴムクツシヨ
ン材等の弾性体5が取付けられており、上面に凹
部を有する受け皿部6が形成されている。
この基板部4の受け皿部6の凹部には、棒状の
ジヤツキ部材7が回動自在に立設され、このジヤ
ツキ部材7には、雄ネジ部8が形成され、ジヤツ
キハンドル9が備えられている。
このジヤツキ部材7は、その雄ネジ部8が前記
床束受け部1の下部面の雌ネジ筒3に螺合され、
ジヤツキハンドル9の回転により、ジヤツキ部材
7が回転し、床束受け部1が上下移動するように
構成してある。
まず、図のように、建築物の建築のときに基板
部4とジヤツキ部材7と床束受け部1を組み立て
床束受け部1に床束の柱Aを置き、床束受け部1
の孔10,10より床束の柱Aに釘(図字せす)
を打ち込んで固定し、ジヤツキハンドル9を回転
して高さ調節を行つて位置決めして設置完了す
る。
白ありは、基板部4からジヤツキ部材7を登つ
てきても、下縁片2で登ることを阻止され、床束
の柱A部分まで登つてこれない。
従つて、床束が白ありによる被害を受けること
なく、また、床束が地面よりジヤツキ部材7と雌
ネジ筒3の高さ分だけ上にあるので、床束が雨時
等の水及び湿気に侵かされることがなく、床束の
腐蝕が妨げる。
更に、基礎コンクリート台や基石等が沈下して
中空の床束ができた時は、ジヤツキハンドル9を
回わして、床束受け部1を上げ調節して正常な状
態にする。
また、基石等の表面に凹凸があつた場合でも、
基板部4下面の弾性体5により水平が保たれ、正
常な姿勢にすることが出来る。
尚、本実施例では、基板部4上面に凹部を有す
る受け皿部6を形成して、これでジヤツキ部材7
を回転自在に支持したが、これに限定されず、例
えば、ジヤツキ部材7の下面に凹部を形成すると
ともに基板部4上面に凸部を形成し、これを回動
自在に嵌め合わせても良い。
上記構成の防蟻構造の防蟻効果を確認する為に
以下のような要領で比較実験を行つた。
すなわち、第4図に示すように、長さ18cmの塩
化ビニル製のパイプ53を3本用意し、該パイプ
53の各先端部に、同図aに示す外縁が斜めに傾
斜した防蟻板50a〔試料A〕、同図bに示す同じ
く下方に開口した断面形状が円弧状の防蟻板50
b〔試料B〕、そして同図cに示す本願考案の構成
の下方に開口した円筒状の防蟻板50c〔試料C〕
を取り付け、このパイプ53を約200尾のありを
収容したガラス壜54の内底に立設固定する。上
記防蟻板50a〜cはいずれも表面が平滑なプラ
スチツク製とした。
そして上記各防蟻板50a〜cの上面には、バ
ニラクリーム56を塗布した木片55を載置し、
ありが這い上がる様子を経時的に観察した。
その結果、 30分経過時 試料A:防蟻板50aの下縁にまで到達したあ
りが数尾存在し、そのうちの2尾が該防蟻板50
aの外側面に移動することに成功していた。
試料B:防蟻板50bの下縁に到達したありは
数尾存在しているが、該防蟻板50bの外側面に
は移動していなかつた。
試料C:防蟻板50cの内側面に到達したあり
は存在しなかつた。
1時間経過時 試料A:20尾のありが防蟻板50aに載置した
木片55にまで到達した。
試料B:試料Aと同じく23尾のありが防蟻板5
0bに載置した木片55にまで到達した。
試料C:未だ防蟻板50cの下縁から外側面に
まで移動したありは存在しない。また防蟻板50
c下縁の直下には滑落したありがガラス壜54外
に存在していた。
2時間経過時 試料A:さらに多数のありが防蟻板50aに載
置した木片55にまで到達し、バニラクリーム5
6に群がつていた。
試料B:試料Aと同じくさらに多数のありが防
蟻板50bに載置した木片55にまで到達し、バ
ニラクリーム56に群がつていた。
試料C:未だ防蟻板50cの下縁から外側面に
まで移動したありは存在しない。
以上のように本願考案に係る構成の防蟻板によ
れば、該防蟻板50c内面より下縁を越えて外側
面に移動することは事実上不可能であることが実
証された。
「効果」 本考案は、以上のような構成を有し、作用をな
すものであるから、雨時等の水及び湿気による床
束の腐食防止、ジヤツキ部材による高さ調節がで
きる効果を奏するものでありながら、下縁片を、
床束受け部の下部四方の下部面から垂直に下方に
突設するという独特の構造によつて、上記「作
用」の項に述べた通り、白ありの床束への這い上
がりをシヤツトアウトすることができて、白あり
防止の効果を発揮出来るという顕著な効果を奏す
るに至つたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図。第2図は
その一部断面した斜視図。第3図はその正面図。
第4図は防蟻効果の比較試験に供した防蟻板の断
面図である。 1……床束受け部、2……下縁片、3……雌ネ
ジ筒、4……基板部、5……弾性体、7……ジヤ
ツキ部材、8……雄ネジ部、9……ジヤツキハン
ドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部四方に白あり返し用の下縁片を突設すると
    ともに下部面に雌ネジ筒を設けた略断面U字状の
    床束受け部と、下面に板状の弾性体を取り付けた
    板状の基板部と、ジヤツキハンドルを備え、前記
    床束受け部の雌ネジ筒に螺合する雄ネジ部を有す
    るとともに前記基板部の上面に回動自在に立設し
    たジヤツキ部材とを具備し、且つ、前記白あり返
    し用の下縁片を、前記床束受け部の下部四方の下
    部面から垂直に下方に突設するように構成したこ
    とを特徴とする白あり防止兼用の床束高さ調節装
    置。
JP1985123116U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH047309Y2 (ja)

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JP1985123116U JPH047309Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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JPS6231641U JPS6231641U (ja) 1987-02-25
JPH047309Y2 true JPH047309Y2 (ja) 1992-02-26

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ID=31013923

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JPH0526188Y2 (ja) * 1987-06-10 1993-07-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330934A (en) * 1976-09-03 1978-03-23 Hamasawa Kogyo Kk Process for preventing tarnish of silver
JPS5342836B2 (ja) * 1972-11-13 1978-11-15

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JPS5286927U (ja) * 1975-12-20 1977-06-29
JPS5342836U (ja) * 1976-09-18 1978-04-13
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JPS6231641U (ja) 1987-02-25

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