JP2000320123A - 防蟻床支持装置 - Google Patents

防蟻床支持装置

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JP2000320123A
JP2000320123A JP11133467A JP13346799A JP2000320123A JP 2000320123 A JP2000320123 A JP 2000320123A JP 11133467 A JP11133467 A JP 11133467A JP 13346799 A JP13346799 A JP 13346799A JP 2000320123 A JP2000320123 A JP 2000320123A
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JP
Japan
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termite
screw body
floor
plate
female screw
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Pending
Application number
JP11133467A
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English (en)
Inventor
Motonori Hasegawa
意法 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐朽あるいは腐食することがなく、またシロ
アリにも食害されることがなく、しかもシロアリの這い
上がりを阻止できる防蟻床支持装置を提供する。 【解決手段】 床構造材および/または基礎に固定され
る雌螺子体と、該雌螺子体に回転自在に螺合した雄螺子
体と、該雄螺子体に螺合されるナット部の外周に水平円
盤を張り出しその外側端部に垂直板を一体に垂下周設し
た防蟻板とからなる床支持具であり、前記防蟻板のナッ
ト部の締付けにより、前記雌螺子体と雄螺子体とを締結
することを特徴とし、これにより、床高に応じて支持具
の高さを調整でき、また、防蟻板の装着によりシロアリ
の這い上がりを阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建物の床支持
具であって、螺子回転により床高の調整ができることに
加え、シロアリに食害されることがなく、しかも、シロ
アリの這い上がりを阻止するための防蟻床支持装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】建物の床を支持する部材として長年木製
の束が用いられてきた。しかし、木製束は腐朽し、また
シロアリに食害される欠点があった。そこで、木製束に
代わり、鋼製や合成樹脂製の支持具(束)も用いられる
ようになってきたが、このような支持具であってもシロ
アリの這い上がりを防止するには未だ不充分であり、シ
ロアリは床下地盤から前記支持具を伝って這い上がり、
木造の床構造材等が食害される欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、腐朽あるい
は腐食することがなく、またシロアリにも食害されるこ
とがなく、しかもシロアリの這い上がりを阻止できる防
蟻床支持装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の防蟻床支持装置によれば、床構造材および
/または基礎に固定される雌螺子体と、該雌螺子体に回
転自在に螺合した雄螺子体と、該雄螺子体に螺合される
ナット部の外周に水平円盤を張り出しその外側端部に垂
直板を一体に垂下周設した防蟻板とからなる床支持具で
あり、前記防蟻板のナット部の締付けにより、前記雌螺
子体と雄螺子体とを締結することを特徴としている。
【0005】これにより、床高に応じて支持具の高さを
螺子回転により調整し、さらに、高さを微調整して床を
水平に支持することができる。また、防蟻板の装着によ
りシロアリの這い上がりを阻止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図面を
参照しながら以下に説明する。防蟻床支持装置1は、図
1に示すように、上下一対の筒状の雌螺子体2,2に棒
状の雄螺子体3が螺合されている。また、上側の雌螺子
体と下側の雌螺子体とは逆螺子としてあり、これに螺合
する雄螺子体も中央部から上側と下側とで逆螺子として
ある。これにより、雄螺子体3を回転すると雌螺子体
2,2の間隔が伸縮される。なお、上側の雌螺子体には
大引き受部4を設けてある。そして、雄螺子体3の下側
螺子部には、防蟻板5を、下側の雌螺子体2の上端に当
接されるように螺合してある。また、雄螺子体3の上側
螺子部には、ナット体6を、上側の雌螺子体2の下端に
当接されるように螺合してある。前記防蟻板5は、図2
に示すように、ナット部7の下側外周に水平円盤8を張
り出し、その外側端部に垂直板9を垂下周設し、それら
を一体に成形してなるものである。
【0007】このような防蟻床支持装置1は、鋼製ある
いは耐荷重性(圧縮強度)に優れる強靭な合成樹脂から
成形される。合成樹脂製とする場合は、ナイロン(ポリ
アミド樹脂)が好適材料として用いられる。なお、防蟻
板5については、比較的荷重の影響が少ないため、PP
(ポリプロピレン樹脂)が用いられる。
【0008】この防蟻板5を装着することにより、シロ
アリが床支持装置の表面を伝って這い上がるのを阻止す
ることができる。防蟻板5の水平円盤8の張り出し幅を
30〜40mm、垂直板9の垂下幅を15〜20mmと
することにより、シロアリは蟻道を形成することができ
ない。したがって、これを乗り越えて上昇できないとい
う実験結果がある。(蟻道=シロアリは明るいところを
嫌う習性があり、移動にあたって砂等を固めて形成した
トンネル状の道のこと。)また、必要に応じて防蟻板を
成形する樹脂中に、シラフルオフェン(有機ケイ素化合
物)等の防蟻薬剤を含有することで、シロアリが樹脂板
を食い破って通過するようなことも防止される。
【0009】この防蟻床支持装置の施工状態を図3によ
り説明すると、防蟻床支持装置1は、床下地盤10上に
設置された束石等の基礎11の上に、下側の雌螺子体2
を接着剤等を介して固定される。上側の雌螺子体2は大
引き受部4を介して大引き等の床構造材12に固定され
る。その際、雄螺子3の回動により雌螺子体2同士の間
隔を調整して床構造材12を水平に保持する。最後に、
防蟻板のナット部7およびナット体6を締付けて上下の
雌螺子体2,2と雄螺子体3とを締結する。
【0010】これにより、床下地盤10から蟻道を形成
して這い上がるシロアリに対し、束石等の基礎11およ
び下側の雌螺子体2の表面を伝って這い上がれても、防
蟻板5の表面には蟻道を形成することができず、これよ
り上に這い上がることが阻止されるのである。
【0011】図4は本発明の防蟻床支持装置の他の実施
例を示し、床構造材12に固定される筒状の雌螺子体2
に棒状の雄螺子体3が螺合されている。これにより、雄
螺子体3を回転させて雌螺子体2の上下移動ができる。
さらに、雄螺子体3に防蟻板5を、雌螺子体2の下端に
当接されるように螺合してある。
【0012】図5は上記実施例の防蟻床支持装置に装着
される防蟻板を示し、図2に示す防蟻板とは若干異な
り、上側すなわち床構造材12に固定される雌螺子体2
に当接する関係上、ナット部7の取付位置が水平円盤8
の下側に位置しているが、図2の防蟻板と基本的には変
わらず同様の効果が得られる。
【0013】この防蟻床支持装置の施工状態を図6によ
り説明すると、防蟻床支持装置1は、床下地盤の表面に
打設してなる土間コンクリート等の基礎11の上に、雄
螺子体3を介して立設され、雌螺子体2は床構造材12
に固定される。その際、雄螺子3の回動により雌螺子体
2を上下調整し、床構造材12を水平に保持する。最後
に、防蟻板のナット部7を締付けて雌螺子体2と雄螺子
体3とを締結する。
【0014】これにより、土間コンクリート等の基礎1
1にクラック(亀裂)が入って床下地盤からシロアリが
這い上がったとしても、前述実施例と同様に防蟻板5の
表面には蟻道を形成することができず、これより上側に
這い上がることが阻止されるのである。
【0015】
【発明の効果】本発明の防蟻床支持装置によれば、雄螺
子体に螺合され雌螺子体に当接して締結された防蟻板に
より、シロアリによる蟻道の形成が不可能となる。よっ
て、木造の床構造材へのシロアリの這い上がりを阻止で
きる。また、腐朽や腐食にも耐え、長期間にわたって床
構造材を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防蟻床支持装置を示す一部断面正面図
である。
【図2】(A)は本発明の防蟻床支持装置に装着される
防蟻板を示す正面断面図であり、(B)は同底面図であ
る。
【図3】本発明の防蟻床支持装置の施工状態を示す正面
図である。
【図4】本発明の防蟻床支持装置の他の実施例を示す一
部断面正面図である。
【図5】(A)は本発明の防蟻床支持装置の他の実施例
に装着される防蟻板を示す正面断面図であり、(B)は
同底面図である。
【図6】本発明の防蟻床支持装置の他の実施例の施工状
態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 防蟻床支持装置 2 雌螺子体 3 雄螺子体 5 防蟻板 7 ナット部 8 水平円盤 9 垂直板 11 基礎 12 床構造材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺子回転により高低を調整できる建物の
    床を支持するための床支持具において、床構造材および
    /または基礎に固定される雌螺子体と、該雌螺子体に回
    転自在に螺合した雄螺子体と、該雄螺子体に螺合される
    ナット部の外周に水平円盤を張り出しその外側端部に垂
    直板を一体に垂下周設した防蟻板とからなる床支持具で
    あり、前記防蟻板のナット部の締付けにより、前記雌螺
    子体と雄螺子体とを締結することを特徴とする防蟻床支
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記防蟻板の水平円盤の張り出し幅が少
    なくとも30mm、垂直板の垂下幅が少なくとも15m
    mであることを特徴とする請求項1記載の防蟻床支持装
    置。
  3. 【請求項3】 前記防蟻板が、防蟻薬剤であるシラフル
    オフェンを含有した合成樹脂製であることを特徴とする
    請求項1または2記載の防蟻床支持装置。
JP11133467A 1999-05-14 1999-05-14 防蟻床支持装置 Pending JP2000320123A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104863335A (zh) * 2015-05-29 2015-08-26 无锡柯玛不锈钢板业有限公司 无龙骨支撑式防虫地板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104863335A (zh) * 2015-05-29 2015-08-26 无锡柯玛不锈钢板业有限公司 无龙骨支撑式防虫地板

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