JPH0471105B2 - - Google Patents
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- JPH0471105B2 JPH0471105B2 JP60029320A JP2932085A JPH0471105B2 JP H0471105 B2 JPH0471105 B2 JP H0471105B2 JP 60029320 A JP60029320 A JP 60029320A JP 2932085 A JP2932085 A JP 2932085A JP H0471105 B2 JPH0471105 B2 JP H0471105B2
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Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、潤滑性樹脂組成物に関し、更に詳し
くは、摺動特性にすぐれ、かつ耐熱性、機械的強
度にすぐれた潤滑性樹脂組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] 電子・電気機器や機械においては、一般に、構
成部品として、軸受やギヤ、カムなどの摺動部品
が多く用いられている。これらの摺動部品の材料
には、良好な摺動特性の外、高い機械的強度、良
好な耐熱性などの特性が要求され、従来、金属が
用いられてきたが、近年、軽量である、生産性が
高いなどの特徴を生かしてプラスチツク材料が多
く用いられるようになつてきた。 ところで、プラスチツク材料として、耐熱性、
機械的強度などに優れたポリシアノアリールエー
テルが知られているが、このポリシアノアリール
エーテルを上記摺動部品の構成材料として単独で
用いた場合には、それ自体が十分な自己潤滑性を
有していないため十分な摺動特性が得られない。 また、摺動特性の向上を目的として、ポリシア
ノアリールエーテルに低摩擦係数のフツ素樹脂を
配合した材料では、摺動特性の向上がみられるも
のの、一方では、高温下での機械的強度の低下を
招くという問題を生ずる。 [発明の目的] 本発明は、上記した問題を解消し、摺動特性に
すぐれ、かつ耐熱性、機械的強度のすぐれた潤滑
性樹脂組成物の提供を目的とする。 [発明の概要] 本発明の潤滑性樹脂組成物は、 次式: で示される繰り返し単位のみからなり、そのp−
クロロフエノールを溶媒とする濃度0.2g/dlの
溶液の60℃における還元粘度[ηsp/C]が0.4
dl/g以上である結晶性ポリシアノアリールエー
テル40〜94重量%と、フツ素樹脂3〜40重量%
と、炭素繊維3〜40重量%とからなることを特徴
とする。 本発明における結晶性ポリシアノアリールエー
テルは、その結晶性ポリシアノアリールエーテル
を、p−クロロフエノールに溶解してその濃度を
0.2g/dlとしたときこの溶液の60℃における還
元粘度[ηsp/c]が0.4dl/g以上であるような
分子量を有するものである。還元粘度[ηsp/
c]が0.4dl/g未満であるような重合度の場合
にはこのポリシアノアリールエーテルの成形物に
充分な機械的強度が発現しないので好ましくな
い。 上記した結晶性ポリシアノアリールエーテル
は、次のようにして製造される。 すなわち、ジハロゲノベンゾニトリルと2,7
−ジヒドロキシナフタレンのアルカリ金属塩とを
溶媒に溶解させて所定温度で反応させたのち、水
又はアルコールで処理する。 上記した結晶性ポリシアノアリールエーテル
は、本発明の潤滑性樹脂組成物において40〜94重
量%配合される。配合量が40重量%未満の場合に
は機械的強度、耐熱性が低下し、94重量%を超え
ると摺動特性が不十分となる。 次に第2の成分であるフツ素樹脂は、本発明組
成物において摺動特性向上に寄与し、その種類は
格別限定されものではなく、例えば、四フツ化エ
チレンの重合体または共重合体、四フツ化エチレ
ンと六フツ化プロピレンの共重合体、四フツ化エ
チレンとパーフロロアルキルビニルエーテルの共
重合体、三フツ化塩化エチレン重合体、フツ化ビ
ニリデン重合体などがあげられる。 これらフツ素樹脂はそれぞれ単独で用いてもよ
いし、2種以上を適宜に組合せて用いてもよい。
これらのうちで、四フツ化エチレン重合体が好適
である。 フツ素樹脂の配合量は3〜40重量%好ましくは
5〜30重量%である。配合量が3重量%未満の場
合には摺動特性に劣り、40重量%を超えると機械
的強度、耐熱性が低下する。 第3の成分である炭素繊維は、本発明組成物に
おいて摺動特性の向上に資すると同時に、耐熱
性、機械的強度の向上にも資する成分である。本
発明で用いられる炭素繊維はアクリロニトリル、
ピツチ、セルロースなどを出発原料とする炭素繊
維であればどのようなものでもよい。配合時の繊
維のアスペクト比は20〜500好ましくは100〜350
であり、繊維長さは0.1〜10mm好ましくは3〜6
mmのものである。 炭素繊維の配合量は3〜40重量%好ましくは10
〜20重量%である。配合量が3重量%未満の場合
には摺動特性が劣り、40重量%を超えると成形作
業が困難となる。 上記した3成分の他に、二硫化モリブデン、黒
鉛などの通常の潤滑剤を添加してもよく、また、
必要に応じて安定剤、着色剤、充填剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等の添加剤を加えてもよい。 本発明の樹脂組成物を得るためには、例えば上
記した結晶性ポリシアノアリールエーテル、フツ
素樹脂、炭素繊維の所定量を、例えば、ヘンシエ
ルミキサー、リボンブレンダー、タンブラーなど
の混合機を用いて例えばドライブレンドしたの
ち、一軸又は多軸の押出機で溶融混練し、ペレツ
ト化する。得られたペレツトを用いて、例えば軸
受などを成形するには射出成形を適用すればよ
い。 [発明の実施例] 実施例 1〜3 結晶性ポリシアノアリールエーテルとして、
くは、摺動特性にすぐれ、かつ耐熱性、機械的強
度にすぐれた潤滑性樹脂組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] 電子・電気機器や機械においては、一般に、構
成部品として、軸受やギヤ、カムなどの摺動部品
が多く用いられている。これらの摺動部品の材料
には、良好な摺動特性の外、高い機械的強度、良
好な耐熱性などの特性が要求され、従来、金属が
用いられてきたが、近年、軽量である、生産性が
高いなどの特徴を生かしてプラスチツク材料が多
く用いられるようになつてきた。 ところで、プラスチツク材料として、耐熱性、
機械的強度などに優れたポリシアノアリールエー
テルが知られているが、このポリシアノアリール
エーテルを上記摺動部品の構成材料として単独で
用いた場合には、それ自体が十分な自己潤滑性を
有していないため十分な摺動特性が得られない。 また、摺動特性の向上を目的として、ポリシア
ノアリールエーテルに低摩擦係数のフツ素樹脂を
配合した材料では、摺動特性の向上がみられるも
のの、一方では、高温下での機械的強度の低下を
招くという問題を生ずる。 [発明の目的] 本発明は、上記した問題を解消し、摺動特性に
すぐれ、かつ耐熱性、機械的強度のすぐれた潤滑
性樹脂組成物の提供を目的とする。 [発明の概要] 本発明の潤滑性樹脂組成物は、 次式: で示される繰り返し単位のみからなり、そのp−
クロロフエノールを溶媒とする濃度0.2g/dlの
溶液の60℃における還元粘度[ηsp/C]が0.4
dl/g以上である結晶性ポリシアノアリールエー
テル40〜94重量%と、フツ素樹脂3〜40重量%
と、炭素繊維3〜40重量%とからなることを特徴
とする。 本発明における結晶性ポリシアノアリールエー
テルは、その結晶性ポリシアノアリールエーテル
を、p−クロロフエノールに溶解してその濃度を
0.2g/dlとしたときこの溶液の60℃における還
元粘度[ηsp/c]が0.4dl/g以上であるような
分子量を有するものである。還元粘度[ηsp/
c]が0.4dl/g未満であるような重合度の場合
にはこのポリシアノアリールエーテルの成形物に
充分な機械的強度が発現しないので好ましくな
い。 上記した結晶性ポリシアノアリールエーテル
は、次のようにして製造される。 すなわち、ジハロゲノベンゾニトリルと2,7
−ジヒドロキシナフタレンのアルカリ金属塩とを
溶媒に溶解させて所定温度で反応させたのち、水
又はアルコールで処理する。 上記した結晶性ポリシアノアリールエーテル
は、本発明の潤滑性樹脂組成物において40〜94重
量%配合される。配合量が40重量%未満の場合に
は機械的強度、耐熱性が低下し、94重量%を超え
ると摺動特性が不十分となる。 次に第2の成分であるフツ素樹脂は、本発明組
成物において摺動特性向上に寄与し、その種類は
格別限定されものではなく、例えば、四フツ化エ
チレンの重合体または共重合体、四フツ化エチレ
ンと六フツ化プロピレンの共重合体、四フツ化エ
チレンとパーフロロアルキルビニルエーテルの共
重合体、三フツ化塩化エチレン重合体、フツ化ビ
ニリデン重合体などがあげられる。 これらフツ素樹脂はそれぞれ単独で用いてもよ
いし、2種以上を適宜に組合せて用いてもよい。
これらのうちで、四フツ化エチレン重合体が好適
である。 フツ素樹脂の配合量は3〜40重量%好ましくは
5〜30重量%である。配合量が3重量%未満の場
合には摺動特性に劣り、40重量%を超えると機械
的強度、耐熱性が低下する。 第3の成分である炭素繊維は、本発明組成物に
おいて摺動特性の向上に資すると同時に、耐熱
性、機械的強度の向上にも資する成分である。本
発明で用いられる炭素繊維はアクリロニトリル、
ピツチ、セルロースなどを出発原料とする炭素繊
維であればどのようなものでもよい。配合時の繊
維のアスペクト比は20〜500好ましくは100〜350
であり、繊維長さは0.1〜10mm好ましくは3〜6
mmのものである。 炭素繊維の配合量は3〜40重量%好ましくは10
〜20重量%である。配合量が3重量%未満の場合
には摺動特性が劣り、40重量%を超えると成形作
業が困難となる。 上記した3成分の他に、二硫化モリブデン、黒
鉛などの通常の潤滑剤を添加してもよく、また、
必要に応じて安定剤、着色剤、充填剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等の添加剤を加えてもよい。 本発明の樹脂組成物を得るためには、例えば上
記した結晶性ポリシアノアリールエーテル、フツ
素樹脂、炭素繊維の所定量を、例えば、ヘンシエ
ルミキサー、リボンブレンダー、タンブラーなど
の混合機を用いて例えばドライブレンドしたの
ち、一軸又は多軸の押出機で溶融混練し、ペレツ
ト化する。得られたペレツトを用いて、例えば軸
受などを成形するには射出成形を適用すればよ
い。 [発明の実施例] 実施例 1〜3 結晶性ポリシアノアリールエーテルとして、
【式】の繰り返し
単位のみからなり、p−クロロフエノールを溶媒
とする0.2g/dl濃度の溶液の60℃で測定した還
元粘度[ηsp/c]が1.15dl/gであるものを用
い、フツ素樹脂としてテトラフルオロエチレン重
合体(インペリアルケミカルインダストリー社
製:フルオン L169)を用いた。また、炭素繊
維としては糸径9μm、平均繊維長3mm、アスペク
ト比250の炭素繊維(東レ(株)製:トレカ )を用
いた。これら原料を表中に示す組成比となるよ
う、ヘンシエルミキサーに供給して混合し、つい
で二軸押出機を用いてシリンダー温度360〜390℃
で混練し押出した後、ペレツト化した。このよう
にして得た配合ペレツトから試験片を成形して、
引張特性、熱変形温度(HDT)、動摩擦係数、摩
耗係数を測定した。結果を表に示す。なお、動摩
擦係数、摩耗係数の測定は、相手材料として炭素
鋼45Cを用い、摺動時荷重20Kg/cm2、摺動時速度
10m/minの条件で、スラスト式摩耗試験機(東
洋精機製作所製)を用いて行つた。
とする0.2g/dl濃度の溶液の60℃で測定した還
元粘度[ηsp/c]が1.15dl/gであるものを用
い、フツ素樹脂としてテトラフルオロエチレン重
合体(インペリアルケミカルインダストリー社
製:フルオン L169)を用いた。また、炭素繊
維としては糸径9μm、平均繊維長3mm、アスペク
ト比250の炭素繊維(東レ(株)製:トレカ )を用
いた。これら原料を表中に示す組成比となるよ
う、ヘンシエルミキサーに供給して混合し、つい
で二軸押出機を用いてシリンダー温度360〜390℃
で混練し押出した後、ペレツト化した。このよう
にして得た配合ペレツトから試験片を成形して、
引張特性、熱変形温度(HDT)、動摩擦係数、摩
耗係数を測定した。結果を表に示す。なお、動摩
擦係数、摩耗係数の測定は、相手材料として炭素
鋼45Cを用い、摺動時荷重20Kg/cm2、摺動時速度
10m/minの条件で、スラスト式摩耗試験機(東
洋精機製作所製)を用いて行つた。
【表】
[発明の効果]
以上、発明の実施例から明らかなように、本発
明の樹脂組成物は、摺動特性にすぐれていて、し
かも、耐熱性、機械的強度にもすぐれているた
め、電子・電気機器や機械の摺動部品の素材に適
用して有効であり、その工業的価値は大である。
明の樹脂組成物は、摺動特性にすぐれていて、し
かも、耐熱性、機械的強度にもすぐれているた
め、電子・電気機器や機械の摺動部品の素材に適
用して有効であり、その工業的価値は大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式: で示される繰り返し単位のみからなり、そのp−
クロロフエノールを溶媒とする濃度0.2g/dlの
溶液の60℃における還元粘度[ηsp/C]が0.4
dl/g以上である結晶性ポリシアノアリールエー
テル40〜94重量%と、フツ素樹脂3〜40重量%
と、炭素繊維3〜40重量%とからなることを特徴
とする潤滑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2932085A JPS61190553A (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 潤滑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2932085A JPS61190553A (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 潤滑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61190553A JPS61190553A (ja) | 1986-08-25 |
JPH0471105B2 true JPH0471105B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=12272926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2932085A Granted JPS61190553A (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 潤滑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61190553A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0749515B2 (ja) * | 1988-03-16 | 1995-05-31 | 出光興産株式会社 | 樹脂組成物 |
GB8815990D0 (en) * | 1988-07-05 | 1988-08-10 | T & N Technology Ltd | Bearings |
EP0604655A1 (en) * | 1992-03-30 | 1994-07-06 | Idemitsu Kosan Company Limited | Bearing and resin composition |
CN116144160A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-05-23 | 电子科技大学 | 一种聚芳醚腈基自润滑多元复合材料及其制备方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58160346A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-22 | Sumitomo Chem Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPS58179262A (ja) * | 1982-04-14 | 1983-10-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 潤滑性樹脂組成物 |
JPS59206433A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-11-22 | アモコ、コ−ポレ−ション | ポリアリ−ルニトリルポリマ−およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-02-19 JP JP2932085A patent/JPS61190553A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58160346A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-22 | Sumitomo Chem Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPS58179262A (ja) * | 1982-04-14 | 1983-10-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 潤滑性樹脂組成物 |
JPS59206433A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-11-22 | アモコ、コ−ポレ−ション | ポリアリ−ルニトリルポリマ−およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61190553A (ja) | 1986-08-25 |
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