JPH0471078B2 - - Google Patents

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JPH0471078B2
JPH0471078B2 JP59161651A JP16165184A JPH0471078B2 JP H0471078 B2 JPH0471078 B2 JP H0471078B2 JP 59161651 A JP59161651 A JP 59161651A JP 16165184 A JP16165184 A JP 16165184A JP H0471078 B2 JPH0471078 B2 JP H0471078B2
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Ratsuseru Sanboon Jeimuzu
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/22Amides of acids of phosphorus
    • C07F9/24Esteramides
    • C07F9/2404Esteramides the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
    • C07F9/2408Esteramides the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic of hydroxyalkyl compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N57/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds
    • A01N57/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having alternatively specified atoms bound to the phosphorus atom and not covered by a single one of groups A01N57/10, A01N57/18, A01N57/26, A01N57/34
    • A01N57/04Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having alternatively specified atoms bound to the phosphorus atom and not covered by a single one of groups A01N57/10, A01N57/18, A01N57/26, A01N57/34 containing acyclic or cycloaliphatic radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/16Esters of thiophosphoric acids or thiophosphorous acids
    • C07F9/165Esters of thiophosphoric acids
    • C07F9/1651Esters of thiophosphoric acids with hydroxyalkyl compounds with further substituents on alkyl
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/30Phosphinic acids [R2P(=O)(OH)]; Thiophosphinic acids ; [R2P(=X1)(X2H) (X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • C07F9/32Esters thereof
    • C07F9/3258Esters thereof the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
    • C07F9/3264Esters with hydroxyalkyl compounds

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規ホスホロジチオ系化合物(すなわ
ち、ホスホロジチオイツク化合物)、その製法、
およびその農薬(ペスチサイド)としての使用、
ならびに該化合物を含有する農薬組成物に関する
ものである。 或種のシアノ置換燐酸エステル、ホスホン酸エ
ステルおよびホスフイン酸エステルは、農薬とし
て既に広く知られている。たとえば米国特許第
2908604号および第3706280号、および独国特許第
1196188号明細書に、昆虫に〔および或場合には
他の有害生物(たとえばダニ)にも〕有効な種々
の燐化合物が開示されている。 高度の有害生物殺滅活性を有する新規ホスホロ
ジチオ系化合物が今回見出された。 したがつて本発明は、 一般式 〔ここにRは水素原子、メチル基またはエチル基
であり;R1はメチル基、エチル基、モノクロロ
メチル基またはモノブロモメチル基であり;R2
はメチル基またはエチル基であり;あるいは、
R1およびR2は、それらが結合している炭素原子
と一緒になつてシクロプロピル基を形成し;R3
およびR4の各々は独立的にアルキル基、アルコ
キシ基、モノアルアミノ基またはジアルキリキル
アミノ基であり(ただしこれらの基の中のアルキ
ル基の部分の各々は炭素原子を1−4個有するも
のである);ただしR1がモノクロロメチル基また
はモノブロモメチル基である場合には、Rはメチ
ル基またはエチル基である〕を有する化合物に関
するものである。 好ましくは、Rはメチル基である。 好ましくは、R1はメチル基またはモノクロロ
メチル基であり、好ましくはR2はメチル基であ
り、あるいは、R1およびR2はそれらが結合して
いる炭素原子と一緒になつて、シクロプロピル基
を表わす。 好ましくは、R3およびR4の各々は独立的に、
炭素原子を1−2個有するアルコキシ基を表わ
す。一層好ましくは、R3およびR4の両者はエト
キシ基である。 本発明の化合物の代表的な例には、後記の実施
例に記載の化合物ならびに下記の化合物があげら
れる。 S−(1−(1−シアノ−1−(クロロメチル)
エチルチオ)エチル)O−エチルN−イソプロピ
ルホスホルアミドチオエート、 S−(1−(1−シアノ−1−(クロロメチル)
プロピルチオ)エチル)O,O−ジエチルホスホ
ロジチオエート、 S−(1−(1−シアノ−1−(ズロモメチル)
エチルチオ)エチル)O−エチルN,N−ジエチ
ルホスホルアミドジチオエート、 S−(1−(1−シアノシクロプロピルピルチ
オ)エチル)O−エチルN−イソプロピルホスホ
ルアミドジチオエート、 S−(1−(1−シアノ−1−エチルプロピルチ
オ)エチルO,O−ジエチルホスホロジチオエー
ト、 S−(1−(1−シアノ−1−メチルエチルチ
オ)エチル)O−エチルN,N−ジエチルホスホ
ルアミドジチオエート、 O,O−ジエチルS−(1−(1−シアノ−1−
(クロロメチル)エチルチオ)プロピル)ホスホ
ロジオエート、 O,O−ジエチルS−(1−(1−シアノ−1−
(ブロモメチル)エチルチオ)−エチル)ホスホロ
ジチオエート。 本発明はまた、一般式()の化合物の製造方
法において、一般式 の化合物を、一般式 〔ここにR、R1、R2、R3およびR4は一般式
()の場合と同じ意味を有する〕の酸の塩と反
応させ;あるいは、R3がC(1−4)アルコキシ
基、またはモノ−またはジアルキルアミノ基であ
り、かつR4がモノ−またはジアルキルアミノ基
である場合には、一般式 〔ここにR、R1およびR2は式()の場合と同
じ意味を有し、XはC(1−4)アルコキシ基ま
たは塩素原子を表わす〕の化合物を次式 R4H の化合物と反応させ、次いで硫化水素アルカリ
(すなわち、アルカリ水素サルフアイド)と反応
させることを特徴とする製造方法にも関する。 一般式()の化合物は、公知方法と類似の方
法に従つて一般式 の化合物を、適当な塩素化剤を用いて塩素化する
ことによつて製造できる。上記塩素化剤の例には
N−クロロサクシンイミドやスルフリルクロライ
ドがあげられる。 本発明の化合物はすぐれた有害生物殺滅作用を
有し、たとえば有害昆虫、ダニ、線虫等に有効で
ある。これは特に、土壌昆虫や昆虫等の土壌通の
有害生物に顕著な効果を奏する。したがつて本発
明はまた、式()の化合物を活性成分として、
担体と共に含有することを特徴とする農薬組成物
にも関する。さらにまた本発明は、式()の化
合物または前記組成物を生息場所に施用すること
によつて有害生物を生息場所で防除する方法をも
提供するものである。本発明の化合物は、非常に
すぐれた幼虫殺滅活性を有する。 土壌用農薬として使用する場合には、本発明の
化合物は約0.1〜10Kg/haの施用量で施用するの
が有利であり、約0.1−5Kg/ha施用するのが好
ましく、約0.1−4Kg/ha施用するのが一層好ま
しい。固体組成物(製剤)の形のものを表土と軽
く混合したときに、特に良好な防除効果が得られ
る。発芽させるべき植物の種子をまく前、もしく
はまいた直後に、上記の混合を行うことができ
る。本発明の化合物を水剤(ドレンチ剤)として
施用することも可能であり、すなわち、本発明の
化合物を溶液または分散液の形で施用することも
可能である。 本発明の組成物に使用される担体は、被処理物
(植物、種子、土壌等)への活性成分の施用を一
層容易にかつ効果的に行い得るようにするため
に、あるいは活性成分の貯蔵、輸送および取扱い
を一層容易にかつ効果的に行い得るようにするた
めに、活性成分を組成物(製剤)とするために使
用できる任意の物質であつてよい。 この担体は固体または流体であつてよい。ま
た、通常はガスであるが圧縮により変化し得る物
質も使用できる。農薬組成物の調製のために通常
使用される任意の担体が本発明においても使用で
きる。本発明の組成物は活性成分を好ましくは
0.5−95重量%含有する。 適当な固体状担体の例には天然および合成クレ
ーおよび珪酸塩があげられ、その具体例としては
珪藻土の如き天然シリカ;珪酸マグネシウムたと
えばタルク;珪酸マグネシウムアルミニウムたと
えばアタパルジヤイトおよびバーミキユライト;
珪酸アルミニウムたとえばカオリナイト、モンモ
リロナイトおよび雲母;炭酸カルシウム;硫酸カ
ルシウム;硫酸アンモニウム;合成酸化珪素水和
物;合成珪酸カルシウムまたはアルミニウム;元
素物質たとえば炭素および硫黄;天然および合成
樹脂たとえばクマロン樹脂、ポリビニルクロライ
ド、スチレン重合体および共重合体;固体状ポリ
クロロフエノール;ビチユーメン;ロウ;固体肥
料たとえば過燐酸塩。 適当な流動性担体の例には次のものがあげられ
る:水;アルコールたとえばイソプロパノール、
グリコール;ケトンたとえばアセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン;エーテル;芳香族またはアリール脂肪
族炭化水素たとえばベンゼン、トルエン、キシレ
ン;石油留分たとえば灯油、軽量鉱油;塩素化さ
れた炭化水素たとえば四塩化炭素、パークロロエ
チレン、トリクロロエタン。種々の液体の混合物
もまた一般に適当である。 一般に農業用組成物は、濃厚物の形に製剤化さ
れて輸送され、次いで施用者によつて希釈されて
施用されることが多い。表面活性剤である担体を
少量存在させると、前記の希釈操作を具合よく行
うことができる。たとえば、本組成物は少なくと
も2種の担体を含有し得、そしてそのうちの少な
くとも1種は、表面活性剤であり得る。 前記の表面活性剤は乳化剤、分散剤または湿潤
剤であり得る。これはノニオン性またはイオン性
のものであり得る。適当な表面活性剤の例にはポ
リアクリル酸およびリグニンスルホン酸のナトリ
ウム塩またはカルシウム塩;分子中に少なくとも
12個の炭素原子を含む脂肪酸または脂肪族アミン
またはアミドとエチレンオキサイドおよび/また
はプロピレンオキサイドとの縮合物;グリセロー
ル、ソルビタン、サクローズまたはペンタエリス
リトールの脂肪酸エステル;上記のものとエチレ
ンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイ
ドとの縮合物;脂肪アルコールまたはアルキルフ
エノール(たとえばp−オクチルフエノールまた
はp−オクチルクレゾール)とエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドとの縮合
物;これらの縮合物のサルフエート化物およびス
ルホネート化物;分子中に炭素原子を少なくとも
10個含む硫酸エステルまたはスルホン酸エステル
のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩好ま
しくはナトリウム塩(たとえばラウリル硫酸ナト
リウム、第2アルキル硫酸ナトリウム、スルホン
化ヒマシ油のナトリウム塩、アルキルアリールス
ルホン酸ナトリウムたとえばドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム);エチレンオキサイドの重
合体、およびエチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドとの共重合体があげられる。 本発明の組成物はたとえば湿潤性粉剤、ダスト
剤、粒剤、溶液、乳化性濃厚物、乳剤、濃厚懸濁
剤またはエアロゾール等の製剤の形に調製でき
る。 湿潤性粉剤は一般に活性成分を25%、50%また
は75%(重量単位)含有し、そしてこれは通常不
活性固体物質の他に分散剤3−10重量%および必
要に応じて安定剤、および/または他の添加剤た
とえば浸透剤または付着剤(sticker)を0−10
重量%含有し得る。ダスト剤は一般に湿潤性粉剤
の場合と同様な組成を有するダスト剤濃厚物の形
に調製されるが分散剤は配合されない。これは野
外でさらに固体状担体で希釈されて一般に活用成
分を1/2−10重量%を含む組成物にされ、施用さ
れる。 粒剤は一般に10−100BSメツシユ(1.676−
0.152cm)の範囲内の粒子寸法を有し、しかして
これはアグロメレーシヨン技術または含浸技術を
用いて製造できる。一般に粒剤は活性成分1/2−
75重量%および添加剤(たとえば安定剤、表面活
性剤、徐放性付与用変性剤および結合剤)0−10
重量%を含有する。 いわゆる流動性乾燥粉剤は、活性成分を比較的
高い濃度で含有する比較的小寸法の粒状物(小粒
物)からなるものである。 乳化性濃厚物は一般に溶媒、および、必要に応
じて共溶媒(co−solvent)を含有し、かつ活性
成分10−50重量/容量%、乳化剤2−20重量/容
量%および他の添加剤(たとえば安定剤、浸透剤
および/または腐蝕防止剤)0−20重量/容量%
を含有するものである。懸濁液濃厚物は一般に無
沈積生の安定な流動性生成物の形に調製され、そ
してこれは一般に活性成分10−75重量%、分散剤
0.5−15重量%、沈澱防止剤(たとえば保護コロ
イドおよびチキソトロビー剤)0.1−10重量%お
よび他の添加剤(たとえば消泡剤、腐蝕防止剤、
安定剤、浸透剤および付着剤)0−10重量%、お
よび水または有機液体(ただしこの有機液体は活
性成分を実質的に溶解しないものでなければなら
ない)を含有するものである。沈澱防止性を高め
るために、あるいは水の凍結防止のために、この
組成物中に或種の有機固体または無機塩を存在さ
せることもできる。 本発明の潤湿性粉剤または濃厚物を水で希釈す
ることにより得られる水性分散液および乳剤もま
た、本発明の範囲内に入るものである。このよう
な乳剤は油中水型または水中油型のものであり
得、そしてこれは濃厚マヨネーズ程度の稠度をも
つものであつてもよい。 また本発明の組成物は、所望目的に適した他種
成分、たとえば農薬活性、除草性または殺菌性を
有する種々の他種化合物をも含有し得る。 本発明を一層具体的に例示するために、次に実
施例を示す。実施例中に記載のNMRの測定値δ
(ppm)は、CDCl3中でテトラメチルシランを基
準試料として測定された値である。 例 1 O,O−ジエチルS−(1−(1−シアノ−1−
メチルエチルチオ)−エチル)ホスホロジチオ
エート ジメチルホルムアミド50ml中に水素化ナトリウ
ム3.6g(実際には、水素化ナトリウムのヘキサ
ン中50%分散液7.2gを使用した)を懸濁させて
なる懸濁液に、エチルメルカプタン17.5gの溶液
(溶媒はジメチルホルムアミド5ml)を添加した。
反応混合物を周囲温度(室温)において20分間撹
拌し、次いで2−ブロモ−2−メチルプロパンニ
トリル22.2gの溶液(溶媒はジメチルホルムアミ
ド10ml)を、温度を23℃より低く保ちながら添加
した。反応混合物を周囲温度において2.5時間撹
拌し、1晩中放置し、次いで水中に入れ、ヘキサ
ンを用いて抽出操作を行つた。エキストラクト
(抽出物)をMgSO4で乾燥し、溶媒を除去し、残
留物を真空蒸留した。沸点95℃(35mm)の2−メ
エルチオ−2−メチルプロパンニトリルが3.4g
得られた。 この生成物1.4gおよびN−クロロサクシンイ
ミド1.5gを四塩化炭素10ml中に入れ、この混合
物を撹拌下に4時間還流させた。固体分を別
し、液を蒸発させた。黄色の液体が1.8g得ら
れた。この生成物は、精製せずに次の操作に使用
した。 O,O−ジエチルアンモニウムホスホロジチオ
エート2.24g、および上記の粗生成物である2−
(1−クロロエチルチオ)−2−メチルプロパンニ
トリル1.8gをアセトニトリル15mlに逐次添加し
た。反応混合物を周囲温度において1晩中撹拌
し、水中に入れ、ヘキサンで抽出した。ヘキサン
溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、次いで
乾燥した(MgSO4)。溶媒の除去後に黄色油状物
が3.0g得られたが、これにシリカゲル上でクロ
マトグラフ操作を行つた。所望生成物が0.6gの
収量で得られた。 NMR分析データー:1.40、t、6H;2.00、m、
9H;4.10−5.10、m、5H。 例 2 O,O−ジエチルS−(1−(1−シアノ−1−
メチルプロピルチオ)−エチルホスホロジチオ
エート ジイソプロピルアミドリチウムの10%溶液(溶
媒はヘキサン)81mlを窒素雰囲気のもとでテトラ
ヒドロフラン300ml中に入れた。この混合物を其
後に−70℃に冷却し、2−メチルブタンニトリル
6.7gを添加した。反応混合物を撹拌し、この温
度において1時間保ち、次いでジエチルジサルフ
アイド9.9gを徐々に添加した。30分間に反応混
合物を室温に暖めた。固体分を別し、液を蒸
発させた。その結果得られた残留物をメチレンク
ロライドに溶解し、水洗し、MgSO4で乾燥した。
溶媒の除去後に2−エチルチオ−2−メチルブタ
ンニトリルが6.9g得られた。沸点62−65℃
(0.85mm)。 この生成物4.3gをジクロロメタン150ml中に入
れた。10℃に冷却した後に、スルフリルクロライ
ド4.05gを適下した。反応混合物を室温において
1晩中撹拌した。溶媒を除去することによつて、
中間生成物が5.33g得られたが、これは精製せず
に次の操作に使用した。 ジクロロメタン50ml中にO,O−ジエチル水素
ホスホロジチオエート5.59gおよび炭酸ナトリウ
ム3.18gを入れた。この混合物を室温において45
分間撹拌し、次いで上記の中間生成物すなわち2
−(1−クロロエチル−2−メチルブタンニトリ
ルを5.33g添加した。室温において3日間撹拌し
た後に、反応混合物を1M−重炭酸ナトリウムお
よび水で順次洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下
に蒸留した。沸点135−140℃(0.05mm)の所望生
成物が6.9g得られた。 NMR分析データー:1.00−1.50、m、12H;1.65
−2.10、m、5H;4.00−4.40、m、4H;4.40−
5.00、m、/H。 例 3 S−(1−(1−シアノ−1−(クロロメチル)
エチルチオ)エチル)−O,O−ジメチルホス
ホロジチオエート ジクロロメタン150ml中にジエチルサルフアイ
ド30.5gを入れた。−50ないし−60℃に冷却した
後にスルフリルクロライド20.0mlを滴下し、次い
で反応混合物を−30℃において2時間撹拌した。
其後にメタクリロニトリル32.5gを滴下し、反応
混合物を室温に暖めた。溶媒を除去し、残留物を
蒸留した。沸点71.5−72.5℃(0.8mm)の3−クロ
ロ−2−(エチルチオ)−2−メチルプロパンニト
リルが65gが得られた。 上記の生成物16.3gをメチレンクロライド50ml
中に入れた。この溶液を5℃に冷却し、スルフリ
ルクロライド13.5gを滴下した。反応混合物を室
温に暖めた。溶媒を除去し、残留物を67℃(0.07
mm)において蒸留することによつて、3−クロロ
−2−(1−クロロエチルチオ)−2−メチルプロ
パンニトリルが13.5g得られた。 O,O−ジエチルホスホロジチオ酸3.72gおよ
び粉末状炭酸ナトリウム1.05gをメチレンクロラ
イド25ml中に入れた。この混合物を1時間撹拌
し、次いで3−クロロ−2−(1−クロロエチル
チオ)−2−メチルプロパンニトリル1.98gを添
加した。反応混合物を室温において8時間撹拌
し、過した。液を乾燥し(MgSO4)、溶媒を
除去した。粗生成物が3.5g得られた。これを130
℃(0.05mm)において加熱して揮発性物質を除去
することによつて、所望生成物が2.5g得られた。 MNR分析データー:1.37、t、6H;1.85、m、
6H;3.80、s、2H;4.20−4.70、m、5H。 例 4−6 例1−3に記載の方法と同様な方法によつて、
一般式()の化合物を数種類製造した。その詳
細を第1表に示す。
【表】 例 7 有害生物殺滅活性 有害昆虫およびダニに対する本発明の化合物の
防除活性を、次の方法に従つて調べた。各々の試
験において、乳化剤を含有するアセトンに試験化
合物を溶解してなる溶液を作り、次いでこれを水
で希釈して、種々の施用濃度の試験液を作成し
た。 マメの木(broad bean)に100匹のヒゲナガ
アブラムシ〔Acyrthosiphon pism(Harris)〕
を移し、次の如く試験した。この植物に試験化
合物含有液を噴霧し、コンテナの中に入れて実
験室条件のもとで18−20時間保つた。次いでコ
ンテナ中の存在虫の数を数えた。 ウズラマメの木(pinto bean)の葉の底部
に50−75匹のハダニ〔Tetranychus urticae
(Koch)〕のメスの成虫を移し、次の如く試験
した。葉に試験化合物含有液を噴霧し、実験室
条件のもとで約20時間保ち、次いで、死んだハ
ダニの数を数えた。 各々の場合において、本発明の化合物の有害生
物殺滅活性(毒性)を標準農薬(パラチオン)の
該活性と比較した。その相対的殺滅活性は、試験
昆虫またはダニを同一殺滅率(50%)で死滅させ
るのに要する本発明の化合物の量および標準農薬
の量に関連した値で示した。すなわち、標準農薬
の活性値を100と仮定し、この標準農薬の活性と
比較した場合の本発明の化合物の活性を活性指数
として表わした。たとえば、或活性化合物の活性
指数が50であるということは、標準農薬の活性の
半分であることを意味し、一方、別の或試験化合
物の活性指数が200であるということは、標準農
薬の活性の2倍の活性を有することを意味する。
この毒性指数の値を第2表に示す。
【表】 例 8 土壌内活性 試験化合物を溶媒に溶かし、乾燥土壌内に充分
に混入させた。微量の溶媒が気化した後に、水を
添加して土壌の含水量を9%程度にした。 この湿潤土壌60gを広口のジヤーに入れた。サ
トウモロコシ(スイート・コーン)の種子の表面
を0.2%次亜塩素酸ナトリウム溶液で15分間消毒
し、水洗した後に、この種子2粒をジヤーの中の
土壌の周縁部に押し込んだ。この土壌の表面に小
さい穴をあけ、そこにカブトムシ類の昆虫である
ジアブロチカ(Diabrotica
undecempunctataundecempunctata
Mannerheim)の卵20個を入れ、目のこまかいふ
るいを通したヒル石の粉末をその上にかぶせた。
次いでジヤーに蓋をした。この蓋は通気孔を2つ
有するものであつた。このジヤーを燈火のもとで
27℃において保つた。 1週間後にジヤーの内容物を調べ、生存幼虫の
数を記録した。 最初の週に3ppmまたはそれ以下の濃度におい
て殺虫性を示す化合物について、其後の週におけ
る殺虫性を調べた。濃度3ppmの場合の活性は、
実用上有用な土壌内殺虫活性をあらわす値である
と思われる。 この試験の結果は、下記の評価尺度を用いて評
価した。評価尺度 幼虫の数 0 0 1 >0〜<3 2 >3〜<6 3 >6〜<10 4 >10 本発明の化合物の試験結果を下記の第3表に示
す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔ここにRは水素原子、メチル基またはエチル基
    であり;R1はメチル基、エチル基、モノクロロ
    メチル基またはモノブロモメチル基であり;R2
    はメチル基またはエチル基であり;あるいは、
    R1およびR2は、それらが結合している炭素元素
    と一緒になつてシクロプロピル基を形成し;R3
    およびR4の各々は独立的にアルキル基、アルコ
    キシ基、モノアルキルアミノ基またはジアルキル
    アミノ基であり(ただしこれらの基の中のアルキ
    ル基の部分の各々は炭素原子を1−4個有するも
    のである)ただしR1がモノクロロメチル基また
    はモノブロモメチル基である場合には、Rはメチ
    ル基またはエチル基である〕を有する化合物。 2 Rがメチル基である特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 3 R1がメチル基またはモノクロロメチル基で
    あり、R2がメチル基であり、あるいは、R1とR2
    とが、それらが結合している炭素原子と一緒にな
    つてシクロプロピル基を表わす特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の化合物。 4 R3およびR4の各々がそれぞれ独立的に、炭
    素原子1−2個のアルコキシ基である特許請求の
    範囲第1項−第3項のいずれか1項に記載の化合
    物。 5 一般式 〔ここにRは水素原子、メチル基またはエチル基
    であり;R1はメチル基、エチル基、モノクロロ
    メチル基またはモノブロモメチル基であり;R2
    はメチル基またはエチル基であり;あるいは、
    R1およびR2は、それらが結合している炭素原子
    と一緒になつてシクロプロピル基を形成し;R3
    およびR4の各々は独立的にアルキル基、アルコ
    キシ基、モノアルキルアミノ基またはジアルキル
    アミノ基であり(ただしこれらの基の中でアルキ
    ル基の部分の各々は炭素原子を1−4個有するも
    のである);ただしR1がモノクロロメチル基また
    はモノブロモメチル基である場合には、Rはメチ
    ル基またはエチル基である〕を有する化合物の製
    造方法において、一般式 の化合物を、一般式 〔ここにR、R1、R2、R3およびR4は一般式
    ()の場合と同じ意味を有する〕の酸の塩と反
    応させ;あるいは、R3がC(1−4)アルコキシ
    基、またはモノ−またはジアルキルアミノ基であ
    り、かつ、R4がモノ−またはジアルキルアミノ
    基である場合には、一般式 〔ここにR、R1およびR2は式()の場合と同
    じ意味を有し、XはC(1−4)アルコキシ基ま
    たは塩素原子を表わす〕の化合物を次式 R4H の化合物と反応させ、次いで硫化水素アルカリ
    (すなわち、アルカリ水素サルフアイド)と反応
    させることを特徴とする製造方法。 6 一般式 〔ここにRは水素原子、メチル基またはエチル基
    であり;R1はメチル基、エチル基、モノクロロ
    メチル基またはモノブロモメチル基であり;R2
    はメチル基またはエチル基であり;あるいは、
    R1およびR2は、それらが結合している炭素原子
    と一緒になつてシクロプロピル基を形成し;R3
    およびR4の各々は独立的にアルキル基、アルコ
    キシ基、モノアルキルアミノ基またはジアルキル
    アミノ基であり(ただしこれらの基の中のアルキ
    ル基の部分の各々は炭素原子を1−4個有するも
    のである);ただしR1がモノクロロメチル基また
    はモノブロモメチル基である場合には、Rはメチ
    ル基またはエチル基である〕を有する化合物を、
    担体と共に含有することを特徴とする農薬組成
    物。 7 少なくとも2種の担体を含有し、そのうちの
    少なくとも1種が表面活性剤である特許請求の範
    囲第6項記載の組成物。 8 一般式 〔ここにRは水素原子、メチル基またはエチル基
    であり;R1はメチル基、エチル基、モノクロロ
    メチル基またはモノブロモメチル基であり;R2
    はメチル基またはエチル基であり;あるいは、
    R1およびR2は、それらが結合している炭素原子
    と一緒になつてシクロプロピル基を形成し;R3
    およびR4の各々は独立的にアルキル基、アルコ
    キシ基、モノアルキルアミノ基またはジアルキル
    アミノ基であり(ただしこれらの基の中のアルキ
    ル基の部分の各々は炭素原子を1−4個有するも
    のである);ただしR1がモノクロロメチル基また
    はモノブロモメチル基である場合には、Rはメチ
    ル基またはエチル基である〕を有する化合物を生
    息場所に施用することを特徴とする、有害生物を
    その生息場所で防除する方法。 9 生息場所が土壌である特許請求の範囲第8項
    記載の防除方法。
JP59161651A 1983-08-05 1984-08-02 ホスホロジチオ系化合物、その製法およびそれを含有する農薬組成物 Granted JPS6054394A (ja)

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US520882 1983-08-05
US520883 1983-08-05

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MW1384A1 (en) 1986-09-10
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ZA845978B (en) 1985-03-27

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