JPH0751589B2 - S,s−ジ−(第3級−アルキル)チオフオスフオネ−ト殺虫剤 - Google Patents

S,s−ジ−(第3級−アルキル)チオフオスフオネ−ト殺虫剤

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JPH0751589B2
JPH0751589B2 JP61178582A JP17858286A JPH0751589B2 JP H0751589 B2 JPH0751589 B2 JP H0751589B2 JP 61178582 A JP61178582 A JP 61178582A JP 17858286 A JP17858286 A JP 17858286A JP H0751589 B2 JPH0751589 B2 JP H0751589B2
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ストウフアー ケミカル カンパニー
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    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
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    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/38Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)]
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、種々の昆虫に対し活性を有すると発見され、
特にデイアブロテイカ(diabrotica)のような土中にす
む昆虫に対しすぐれた残存活性を示すトリアルキルチオ
ホスフォネートの新規化合物に関係する。
トリアルキルチオホスフォネートのあるタイプは、すで
に知られている。例えば、米国特許第3162570号明細書
は、S,S−ジ−(n−ブチル)−メチル、及び−エチル
−ホスフオノ−トリチオエイト、と−ジチオエイトを含
んでいる対称的トリアルキルトリ−及びジ−チオホスフ
ォネートを記載している。この特許はS,S−ジ−(第3
級アルキル)構造をもついかなる化合物も特に開示して
いない。
米国特許第4258038号明細書は、1つのアルキル基が分
岐C3−C8アルキルである対称でないトリアルキルトリチ
オホスフォネートの系を開示している。そのような化合
物は、等しいか、又はよりすぐれた土壌殺菌活性を持
ち、穀類への植物毒性が少いことで、米国特許第316257
0号明細書の対称的直鎖アルキルよりすぐれていると、
開示されている。
S,S−ジ−(第3級アルキル)構造をもつある種のトリ
−及びジ−チオホスフォネートが昆虫、特にルートウオ
ム(rootworms)、及びカブラヤガ(cutworms)を含む
土壌中でうまれる昆虫のすぐれた制御を示すことが発明
された。
この発明は式 をもつチオホスフォネートの系に関する。
こゝでRは、メチル、或は、エチル;Yは、硫黄、或は酸
素;R1及びR2は、4から6の炭素原子をもつ第3級アル
キル基である。R1及びR2は、同一であるか異っており、
第3級ブチル、アミル、及びヘキシル基を含むであろ
う。「第3級アミル」なる語は、1,1−ジメチルプロピ
ル基を意味する。Yが、硫黄であるとき、化合物はトリ
チオホスフォネートで、Yが酸素であるとき、ジチオホ
スフォネートである。
又、この発明は、これら新規化合物を含んでいる殺虫剤
組成物、昆虫制御のため化合物、及び組成物を使用する
方法、対称的(R1及びR2が同一第3級アルキル基であ
る)であるこれら化合物を生成する方法、他の目的に対
すると同称、そのような対称的化合物の生成に、中間体
として有用である、メルカプチド塩を生成する方法に関
係している。
こゝで使用されるように「昆虫」なる語は、厳密な生物
学的感覚で虫として分類されている生きものより、むし
ろ広く一般的に理解された使用に関連し、昆虫網(inse
cta)に属するものに加え、節足動物(spider)、チー
ズ虫(mites)、ダニ(tick)その他のようなコナダニ
科(acarid)を含んでいる。
R1及びR2が、同一である化合物、即ち、対称的化合物
は、次の反応に従いアルカリ金属メルカプチドの2当量
と適当なアルキルホスフォニツク、或はチオホスフォニ
ツクジハライド(好ましくはジクロライド)の反応によ
り生成されえる。
こゝで、Y、R及びR1は以前に定義されたものである
(R1=R2);Xはハロゲン、好ましくは塩素;Mはアルカリ
金属、好ましくはナトリウム、カリ、或はリチウム、最
も好ましくはナトリウムである。
反応(1)は、溶媒の存在下に行われる。適当な溶媒
は、ベンゼン、或はトルエンのような芳香族炭化水素、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル、その
ようなエーテルと芳香族炭化水素の混合物を含んでい
る。
この反応は、一般に、約0℃から約60℃の温度で行わ
れ、トリチオエイト(Yが硫黄である)に対しては約50
℃から約60℃の温度が、ジチオエイト(Yが酸素であ
る)に対しては約0℃から約20℃(最も好ましくは約10
℃から約15℃)の温度が好ましい。
メルカプチド塩は、アルカリ金属水酸化物、或はアルコ
キサイドと第3級アルキルメルカプタンの反応によるよ
うな、一般的方法で、合成される。然しながら、好まし
くは、この発明の一態様により、メルカプチドは、アル
カリ金属或はアルカリ金属水素化物と、第3級アルカリ
メルカプタンとの反応により、合成される。この工程に
おける好ましい反応物は、ナトリウム、及び、水素化ナ
トリウムである。これらの反応は次に示される。
(2) 2M+2R1SH→2R1S−M+H2 (3) MH+R1SH→R1−SM+H2 こゝで、R1、及びMは、以前に定義されたものである。
メルカプチド生成反応(2)、及び(3)は、反応条件
下で、不活性で、好ましくは水と相互溶解せず、充分に
高いので、反応中の全圧が大気圧であるが、合理的な低
温(約60℃)で、最終生成物チオホスフォネートから留
去されえる程度の沸点をもつ、溶媒の存在において行わ
れる。適当な溶媒は、反応(1)によるチオホスフォネ
ートの生成に対し、上に記した溶媒を含んでいる。好ま
しい溶媒はトルエン、及びトルエン、1,4−ジオキサン
の混合物(50:50)である。
アルカリ金属が、反応物として使用されるとき(反応
(2))、温度は、アルカリ金属の融点以上であるべき
である。例えば、ナトリウムが使用されるなら、温度は
98℃以上であるべきである。アルカリ金属水素化物が使
用されるなら(反応(3))、温度は低くなるであろ
う。溶媒と、好ましくは粉体の形で使用されている水素
化物の粒径に、依存している。いずれかの場合における
最高温度は、操作圧での溶媒の沸点であろう。いずれの
場合でも、とかされたアルカリ金属、又はアルカリ金属
水素化物粉末が急速な攪拌と共に溶媒に懸濁され、第3
級アルキルメルカプタンが徐々に加えられる。副産物水
素ガスが凝縮器に抜きとられ、凝縮器で未反応メルカプ
タン、或は凝縮した溶媒が、反応器にもどすため分離さ
れる。アルカリ金属、或はアルカリ金属水素化物の僅か
の過剰が望まれるが、本質的でない。水素ガスの発生が
終る時、反応が完成したと考えられる。
全工程の好ましい実施態様で、対称的S,S−ジ(第3級
アルキル)化合物は、反応(1)と反応(2)、或は
(3)とを組合せている1反応装置法により、合成され
る。まず、第3級アルキルメルカプタンがアルカリ金
属、或はアルカリ金属水素化物と、アルカリ金属メルカ
プチドを生成するよう、反応される。この反応は、適当
な溶媒の存在で行われ、それから、溶媒は、次のステッ
プ、対称的チオホスフォネート化合物の生成に使用され
る。これは、反応(1)に従って適当なアルキル(チ
オ)ホスフォニツクジクロライドの添加により行われ
る。生成物は、洗浄、留去、その他を含む適当なステッ
プにより単離される。
R1及びR2が、同一でない本発明の化合物は、次の方法で
合成されえる。
第1段階で、反応(2)、或は(3)におけるように、
メルカプチド塩を生成さすため、第3級アルキルメルカ
プタンが、アルカリ金属、或は、アルカリ金属水素化物
と反応させられる。
第2段階で、メルカプチド塩が、次の反応に従って、適
当なS−(第3級アルキル)アルキルホスフォノ(ジ)
チオニツクモノハライド(好ましくは、モノクロライ
ド)と反応される。
こゝでR1、R2、Y、M、及びXは以前に定義したもので
あるが、R1とR2は同一でない。
S−(第3級アルキル)アルキル−ホスフォノ(ジ)チ
オニツクハライドは、米国特許第4352762号明細書に記
されたように、アルキルメルカプタンのアルキルホスフ
ォノチオニツクジハライドとの反応、米国特許第439176
0号明細書に記されたように、アルキルメルカプタンの
アルキルホスフォニツクジハライドとの反応によるよう
に、一般的な方法により、合成されえる。
反応(4)は、一般的に、約0℃から約70℃の温度で、
好ましくは、約0℃から約25℃の温度で塩基の存在にお
いて、有機溶媒中で行われる。適当な溶媒は、ベンゼ
ン、或はトルエンのような芳香族炭化水素、ジエチルエ
ーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフランのよう
なエーテルを含んでいる。望まれる生成物は、沈降した
塩(MX)の除去、引続いての溶媒蒸発により、えられる
あろう。
本発明の化合物の合成法を以下に例示する。
例1 S,S−(ジ−t−ブチル)メチルホスフォノトリ
チオエイト(化合物1)の合成 新しく蒸留されたテトラヒドロフランの2.75lに、油を
含まない水素化ナトリウム63.0g(2.62mol)を含むスラ
リーに、0℃、窒素気流下、2−メチル−2−プロパン
チオール214.1g(270.0ml、2.36mol)が滴下された。そ
れから、混合物は15分間0℃で攪拌され、それにメチル
ホスフォノチオイックジクロライドの118.2g(0.793mo
l)が滴下された。この混合物は、16時間室温で攪拌さ
れ、水で冷され、エーテルで抽出された。エーテル溶液
は、飽和食塩水で洗浄され、硫酸マグネシウムで乾燥さ
れ、蒸発させてオレンジ油をえた。油は98:2ヘキサン−
アセトンの1に溶かされ、脱色活性炭で処理され、シ
リカゲル100gの濾床を通して濾過された。溶媒を蒸発し
て、洗浄な、殆ど無色の油状物質として、表題化合物15
1g(理論量の74.4%)をえた。放置すると、油状物質は
結晶化した。−融点35−37℃。構造は核磁気共鳴、赤
外、質量分析により確認された。
例2 S−t−アミルS−t−ブチルメチルホスフォノ
トリチオエイト(化合物5)の合成 新たに蒸留したテトラヒドロフランの50mlに、油を含ま
ぬナトリウム水素化物0.49g(0.0203mol)を含むスラリ
ーに0℃、窒素気流下、テトラヒドロフラン15mlに2−
メチル−2−ブタンチオール1.93g(2.3ml、0.0185mo
l)を含む溶液が滴下された。それから混合物は、室温
で45分攪拌され、氷塩浴で0℃以下に冷された。それ
に、テトラヒドロフラン15mlにS−t−ブチルメチルホ
スフォノジチオニツククロライド3.0g(0.0148mol)を
含む溶液が滴下された。30分0℃以下で攪拌したあと、
混合物は、濾過され、濾液にエーテル125mlが、加えら
れた。エーテル溶液は、ひきつづき水(2×50ml)、塩
水(50ml)で洗浄され、硫酸マグネシウムで乾燥され、
蒸発して淡黄色油状物質をえた。油はヘキサン−アセト
ン(98/2)にとかされ、脱色炭で処理され、シリカゲル
の濾床を通して濾過された。溶媒を蒸発して、清浄で、
無色流動性油状の表題化合物3.3g(理量収率の82.5%)
をえた。構造は核磁気共鳴、赤外、質量分析により確認
された。
例3 S,S−(ジ−t−アミノ メチルホスフォノジチ
オエイト(化合物6)の合成 新たに蒸留したテトラヒドロフランの75mlに、油を含ま
ぬナトリウム水素化物1.79g(0.0746mol)を含むスラリ
ーに0℃、窒素気流下、テトラヒドロフラン25mlに2−
メチル−2−ブタンチオール7.05g(8.4ml,0.0678mol)
を含む溶液が、滴下された。混合物は、室温で1時間攪
拌され、それから0℃に冷やされた。それからそれに、
テトラヒドロフラン25mlにメチルホスフォニックジクロ
ライド3.0g(0.0226mol)を含む溶液が滴下された。そ
れからこの混合物は、室温で3時間攪拌された。例1に
あるように後処理を行ったところ、洗浄で、無色油状の
表題化合物4.3g(71%)をえた。構造は、核磁気共鳴、
赤外、質量分析により確認された。
例4 S,S−(ジ−t−ブチル)メチルホスフォノトリ
チオエイト(化合物1)の合成 200ガロンの反応器が、不活性窒素ガスで満たされ、そ
れからトルエン447ポンド(61ガロン)と1,4−ジオキサ
ン534ポンド(62ガロン)が、装入された。混合溶媒
は、まわりの温度であった。固体の金属ナトリウム26.2
ポンド(1.14lb−mol)が攪拌なしで加えられた。反応
器内容物は、101℃に加熱され、ナトリウムがとかさ
れ、攪拌が開始された。2−メチル−2−プロパンチオ
ール95ポンド(14ガロン、1.04lb−mol)の全量が、反
応器に、徐々に加えられた。一方温度は99℃に保持され
た。生成した水素ガスは、凝縮器をとおして通過され
た。凝縮器で未反応2−メチル−2−プロパンチオール
を凝縮し、反応器にもどした。添加が完成したあと、反
応器内容物は、30分反応をつづけた。それから、内容物
は49℃に冷却された。メチルホスフォノチオイックジク
ロライドの53ポンド(4ガロン、0.356lb−mol)の全量
が、徐徐に攪拌下反応器に加えられ、60℃以下に内容物
を保持するよう冷却された。添加が完了したあと、反応
器内容物は60℃に加熱され、1時間反応し、それから30
℃に冷却された。有機混合物は2wt% NaOH溶液37ガロ
ン、5wt% HCl溶液17ガロン、5wt% NaHCO3溶液17ガ
ロン、水17ガロンで洗浄された。各洗浄に対する処置
は、洗浄溶液を加えること、反応内容物を攪拌するこ
と、内容物を攪拌なしで2相に分けること、洗浄溶液を
反応器から排水することよりなった。4洗浄段階の全て
が完了したあと、反応器内容物は50℃に加熱され、凝縮
器に凝縮物が生じなくなるまで、減圧下混合溶媒が蒸発
された。最後に、混合溶媒の最後の一滴が、除かれるま
で、50℃で窒素気流で残っている液体をとおして泡だて
た。残っている液体は、反応器からとり出され、結晶化
された。生成物88.2ポンドが回収され、それは目的物質
97.8wt%を含んでいた(理論収率=96.5%)。生成物の
構造はガスクロマトグラフ/質量分析で確認された。
次の表−1は、前記されたように、合成された本発明の
代表的な化合物の表で、構造は上に記した分析法により
確認された。
殺虫剤評価試験 上の表−1における化合物は、次の試験方法を使って殺
虫剤活性を試験された。これら試験の結果にもとずい
た、或は投与−致死曲線により計算されたLD-50値が、
表−IIに示されている。
イエバエ(Housefly)〔Musca domestica〕 (a).接触:試験化合物が、アセトンにうすめられ、
分別された量が、アルミニウム皿の底に、ピペットでう
つされた。皿の底に化合物が均等に拡がっていることを
保証するため、0.01%落花生油を含むアセトンの1ml
が、各皿に加えられた。全溶媒が蒸発したあと、皿は、
1−2日令25匹の雌イエバエを含んでいる丸いボール紙
のかごにおかれた。かごは底をセロファンで、頭部をチ
ユール網で覆われた。ハエの保存のため、各々は砂糖水
を飽和した綿栓を含んだ。致死率は、48時間後に記録さ
れた。試験水準は、100μg/25雌イエバエから、下向き
にとられた。LD-50値は25雌ハエにつき試験化合物のμ
gの項で“HF-C"の表題下、表−IIに示されている。
(b).くん蒸剤:試験化合物は、アセトンでうすめら
れ、アルミニウム皿の底にある55mmのフィルターペーパ
ディスク上に、分別量が、ピペットでうつされた。アセ
トンが、完全に蒸発したあと、すぐに、皿は、25匹の雌
イエバエを含んでいる丸いボールガミのかご(容量285m
l)におかれた。かごは、両端をセロファンで密封され
た。ハエの保存のため、夫々は、砂糖水飽和綿栓を含ん
だ。網片がかごの中のアルミニウム皿上におかれ、化学
的に処理されたフィルターペーパーとハエが、直接接触
できないようにされた。致死率は48時間後記録された。
試験水準は、100μg/25雌イエバエ以下にとられた。LD-
50値は、試験容器285mlにつき25雌イエバエあたり試験
化合物μgの項で、“HF-F"の表題下、表−IIに示され
ている。
黒ブナハアブラムシ(Black Bean Aphid)〔Aphis faba
e(Scop.)〕: 約5cm丈のノウゼンハレン(Nasturtium)植物(Tropaeo
lum sp.)が、鉢に入れた砂壌土に移植され、ばらばら
の年令の25-50匹の黒ブナハアブラムシで、感染させ
た。24時間後、試験化合物の50-50アセトン−水溶液が
逃げる場所に噴霧された。処理された植物は、温室に保
持され、死亡率が、48時間後記録された。試験濃度は、
0.05%以下であった。LD-50値は、噴霧溶液における試
験化合物の%の項で、“BA-C"の表題下、表−IIに示さ
れている。
オオタバコガ(Tobacco Budworm)〔Heliothis viresce
ns(Fabricius)〕: (a) 接触:試験化合物が、50-50アセトン−水溶液
にうすめられた。ヒジニスクアシュ(Hyzini squash)
〔calabacita abobrinha〕の子葉が、2−3秒試験溶液
に浸され、乾燥のため、ワイヤスクリーン上におかれ
た。乾燥葉は、湿らされた濾紙片を含んでいるペトリざ
らにおかれ、5匹の2令のオオタバコガ幼虫で感染させ
た。皿は、5日間高湿度室におかれ、幼虫の%死亡率が
記録された。試験濃度は、0.1%以下で、LD-50値は溶液
における試験化合物の%の項で、“TBW-C"の表題下、表
−IIに示されている。
(b) 卵:オオタバコガの2日令卵の紙タオル布が、
試験化合物のアセトン溶液にひたされ、幼虫の育成媒体
を含んでいるペトリざらにおかれた。処理された卵は、
78°Fに保持された。致死率は、全制御卵がかえり、若
い幼虫が媒体上で食物を供されたあと、記録された。試
験濃度は、0.1%以下であった。LD-50値は、溶液におけ
る試験化合物の%として、“TBW-E"の表題下、表−IIに
示されている。
シロイチモジヨトウ(Beet Armyworm)〔Spodopteraexi
gua〕 試験化合物は、50-50アセトン−水溶液にうすめられ
た。サイウダイコンの若葉が2−3秒試験溶液にひたさ
れ、ワイヤスクリーン上で乾燥された。乾燥葉は、湿っ
た濾紙を含んでいるペトリざらにおかれ、5匹の2令の
シロイチモジヨトウで感染された。皿は、高湿度室にお
かれた。幼虫の致死率は、5日後に記録された。試験濃
度は、0.1%、或は0.025%以下であった。LD-50値は、
溶液における試験化合物の%項で、“BAW"表題下、表−
IIに示されている。
キャベツ尺取り虫(Cabbage Looper)〔Trichoplusia n
i(Hubner)〕 試験化合物は、50-50アセトン−水溶液にうすめられ
た。ヒジニスクアシュ(hyzini squash)〔Calabacita
abobrinha〕の子葉1×1.5インチが、2−3秒試験溶液
にひたされ、ワイヤスクリーン上で、乾燥された。乾燥
葉が、湿った濾紙を含んでいるペトリざらにおかれ、5
匹の2令、キャベツ尺取虫幼虫で感染された。幼虫の死
亡率は、5日後に記録された。試験濃度は、0.1%以下
であった。LD-50値は、溶液における試験化合物の%
で、“CL"の表題下、表−IIに示されている。
ウエステルン スポッテド キュキュンバ ビートル幼
虫(Western Spotted Cucumber Beetle Larvae)〔Diab
rotica undecimpunctata undecimpunctata(Mannherhei
m)〕: 湿った円筒形容器の土壌10gが、プラスチックのカップ
にいれられた。試験化合物は、アセトン、或は他の適当
な溶媒にとかされた。望まれた濃度にうすめられた試験
試料0.05mlが、土壌に加えられた。カップは、ふたをか
ぶせられ、土壌は、約15秒、ボルテックス(vortex)混
合機で、混合された。刻み目が、土壌の表面につけら
れ、約50のデイアブロテイカ(Diabrotica)卵が加えら
れた。卵は土壌で覆はれ、室温に保持された。(約70°
F、21℃)4日後、タチチシヤ(Romaine lettuce)〔L
atuca sativa〕葉が、処理されたカップにおかれた。試
験濃度は、25ppm以下であった。LD-50値は、土壌におけ
る試験化合物のppm項で、“Diabrotica"の表題下、表−
IIに示されている。
タマナヤガ(Black cutworm)〔Agrotis ipsilon〕: 土壌試験(Soil Assay):試験化合物が、アセトンに溶
かされ、0.05mlが、土壌混合物の10gを含んでいる小カ
ップに、ピペットでうつされた。それから、化合物は、
混合機で土壌中にまぜられた。レタス片が各カップにお
かれ、5匹の3令のタマナヤガ幼虫が導入された。カッ
プは、ふたをされ、一定温度で1日間保たれた。それか
ら、生きている幼虫が試験された。試験濃度は、25ppm
以下で、LD-50値は、土壌中試験化合物のppm項で、“BC
-soil"の表題下、表−IIに示されている。
葉試験(Foliar Assay):試験化合物は、50-50アセト
ン−水溶液にうすめられた。1×1/4インチのヒジニス
クアシュ(hyzini squash)〔Calabacita abobrinha〕
の子葉が、2−3秒試験溶液にひたされ、ワイヤスクリ
ーン上で乾燥された。乾燥葉は、湿った濾紙片を含んで
いるペトリざらにおかれ、5匹の2令のタマナヤガ幼虫
で感染された。皿は高湿度室におかれ、5日後幼虫の死
亡率が記録された。試験濃度は0.1%以下で、LD-50値
は、溶液における試験化合物の%として“BC-Foliar"の
表題下表−IIに示されている。
殺ダニ評価試験(Acaricidal Evaluation Test) ナミハダニ(two-spotted mite)(2SM)〔Tetranychus
urticae(Koch)〕が、殺ダニ試験に使用された。試験
方法は、次のようである。
まだらのうずらまめ植物(Pinto bean plants)〔Phase
olus SP.〕の10cm丈のものが、小カップ中の砂壌土に移
植され、混合年令混合性別のナミハダニで、完全に感染
された。24時間後、感染された植物が、逆にされ、試験
化合物の50-50アセトン−水溶液に2−3秒つけられ
た。処理された植物は、温室に保存され、7日後、死亡
率が、成育ダニと、処理時間に植物にいた卵からかえっ
た若虫に対し決定された。試験濃度は、0.05%以下、LD
-50値は、溶液における試験化合物の%濃度の項で、“2
SM-A"(即ち、成育)、及び“2SM-E"(即ち卵)の表題
下、表−IIに示されている。
組織的評価試験(Systemic Evaluation Test) この試験は、志願者の系統的化合物の根吸収と、上部移
動を評価している。ナミハダニ(2SM)〔Tetranychus u
rticae(Koch)〕とブナハアブラムシ(bean aphid(B
A)〔Aphis fabae(Scop.)〕が、組織的活性試験に使
用された。試験は、以下のように行われた。
ナミハダニ(Two-Spotted Mite) 試験化合物はアセトンにとかされ、分別量が、ガラス瓶
における水200mlにうすめられた。ひろがった初葉をも
つ2本のまだらうずらまめ(Phaseolus SP.)が、綿栓
で各瓶に支持され、それらの根や茎が処理された水にひ
たされた。それから植物は、色んな年令、性別のナミハ
ダニ75-100匹で感染された。1週間後、成虫と若虫の死
亡率が記録された。水における化合物の試験濃度は、10
ppm以下で、LD-50値は、溶液における試験化合物のppm
の項で、“2-SM(S)”の表題下、表−IIに示されてい
る。
黒ブナハアブラムシ(Black Bean Aphid)〔Aphis faba
e(Scop.)〕 5cm丈のノウゼンハレン(Nasturtium)植物(Tropaeolu
m sp.)が1パイント(pint)容器中の砂壌土400gに、
移植された。試験化合物が、アセトンにとかされ、分別
量が、水50-60mlにうすめられた。処理水は、土壌表面
にそそがれ、完全に吸い込まれた。処理された植物は、
混合年令の25-50匹の黒ブナハアブラムシで感染され、
温室中に保存された。3日後、死亡率が記録された。試
験濃度は、10ppmから50%死亡率がえられる範囲であ
る。LD-50値は、土壌における試験化合物のppmの項で、
“BA(S)”の表題下、表−IIに示されている。
ネコブセンチュにおける土壌試験(Soil Bioassay on R
oot Knot Nematode)〔Meoloidogyne incognita〕線虫
集団が、粘土ポットに成長した煙草根(Lycopersicon s
p.)に保持された。線虫感染土壌が、これらポットから
除かれ、小カップにおかれた。それから、試験化合物
が、土壌にまぜられ、4粒のかぼちゃ(squash)種子が
各カップにうえられ、要求されたように灌水された。
21日後、かぼちゃ株がとりのぞかれ、洗われ、根が小結
節の存在、不存在に対し試験された。試験濃度は、25pp
m(土壌中最終濃度)以下で、LD-50値は、土壌における
試験化合物のppmの項で、“RKN"の表題下に、表−IIに
示されている。
ディアブロテイカにおける残留土壌生物検定(Residual
Soil Bioassay on Diabrotica) 試験化合物は、アセトンにうすめられ、乾燥砂壌土900g
を保持している容器に、ピペットでうつされた。はげし
く振盪することで、化合物は、土壌にまぜられ、それか
ら、脱イオン水100mlが、加えられた。容器は、覆わ
れ、78°F(25.5℃)で貯蔵された。
各10gの土壌サンプルが、1週間ごとに容器からとら
れ、ディアブロテイカ ウンデシムパンクタタ ウンデ
シムパンクタタ(Diabrotica undecimpunctata undecim
punctata(Mannerheim)〕の卵50と共に、小カップにお
かれた。タチチシヤ(Romaine lettuce)片が、3−4
日後加えられた。レタスが加えられたあと、7−9日で
幼虫食取が、試験された。
試験化合物は、1及び2ppmの土壌濃度で土壌にまぜられ
た。表−IIIは、試験化合物により示されたデアブロテ
イカ(Diabrotica)制御(100%死亡率)の週数を、示
している。
実際に、純粋な化合物が、殺虫剤として使用されえる。
然しながら、化合物はまず殺虫剤の使用に適した1つ或
はそれ以上の不活性(即ち、化学的に反応性のない、植
物と調和でき、殺虫剤的に不活性である)担体、或は希
釈剤と、使用される前に、製剤される。
こゝで記された化合物を含んでいる組成物、或は、製剤
は、固体、或は、液体のいずれかをなすであろう。固体
型の例は、粉剤、粒剤、錠剤、散剤、その他である。液
体型の例は、乳化液、溶液、懸濁液、流体、乳化濃縮
物、ペーストである。そのような組成物は、活性化合物
に加えて、種々の担体、希釈剤;界面活性剤(湿潤剤、
分散剤、乳化剤);溶媒(水、或は芳香族溶媒、塩素化
脂肪族溶媒のような有機溶媒);粘着剤;増粘剤;結合
剤;あわ止め剤;こゝに記されたような他の物質を含む
であろう。例えば、そのような組成物、或は、製剤に含
まれた固体担体、或は、希釈剤は、カリオン、アルミ
ナ、焼かれたけいそう土、炭酸カルシウム、シリカ、け
いそう土、粘土などの天然の鉱物;種々のシリケート、
アルミノ−シリケートのような合成鉱物;樹皮、ひき割
りとうもろこし、おがくず、繊維粉、その他のような植
物生産物を含むであろう。吸着粘土を含んでいる組成物
は、又、一般に活性成分の分解を最小にする、或は、妨
げるためグリコールのような安定剤を含むであろう。
固体組成物を作るため、活性物質が、上に記したような
固体担体、或は、希釈剤と、混合される。混合物は、適
当な大きさに粉砕される。粒剤は、有機溶媒に活性化合
物を溶し、例えば、噴霧により、シリカのような吸収能
のある粒状不活性物質に、混合物を適用することにより
作られる。粘着剤は、固体粒子に化合物の結合を助ける
ため使用されえる。
水和剤とペーストは、活性化合物を一つ、或はそれ以上
の分散剤、或は固体担体、希釈剤と混ぜること、粉砕す
ることにより、えられる。又、湿潤剤、或は、リグニ
ン、メチルセルローズ、ナフタレンスルホン酸誘導体、
脂肪アルコール硫酸塩、脂肪酸のアルカリ及びアルカリ
土類金属塩のような分散剤が、含まれるであらう。
乳化濃縮物は、一般に、ブタノール、シクロヘキサノ
ン、キシレン、高沸点芳香族炭化水素のような有機溶媒
に、活性化合物をとかすことによりえられる。水におけ
る懸濁液は、或は、乳濁液をえるため、水和剤が加えら
れるであらう。
流動物は、活性化合物を分散剤、及び/或は、固体添加
物、及び活性化合物が比較的溶けない液体(水、或は有
機溶媒)と混合すること、及び混合物を粉砕すること、
により調合される。
液体、及び固体組成物は、ある期間にわたり、制御され
た速度で、同封された活性化合物の放散を許すように、
マイクロカプセル、或はカプセルに入れられた型にあろ
う。この型の液体組成物は、活性化合物と、任意に溶媒
を含んでいる1-50ミクロンのカプセルに入れられた小滴
を、含んでいる。カプセルに入れられている物質は、重
合物質の不活性多孔性膜である。
固体のカプセルに入れられた組成物は、一般に粒剤の型
をとる。その中で、活性成分を含んでいる液体は、多孔
性重合膜により粒状支持物の孔にためられている。活性
成分は制御された速度で、それを通して移動するであら
う、或は、活性成分の逃散を助けるため、制御された速
度で、膜が分散する。
代表的な、カプセルに入れられた物質は、天然合成ゴ
ム、線維性物質、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ
アクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリアミド、ポ
リイソシアネート、ポリウレタン、上にのべたものの混
合共重合物、及び澱粉キサンテートを含んでいる。
活性化合物の、重量により約95%までを含んでいる高度
に濃縮された液体組成物を、使用することは、可能であ
る。或は、種々の噴霧装置の使用、例えば飛行機噴霧技
術、により微細に分けられた液体の型で、化合物を、使
用するとき、100%活性化合物のみを含んでいる高度に
濃縮された液体組成物を、使用することさえ可能であ
る。然しながら、他の目的のため、これら化合物に利用
されうる組成物の種々の型が、組成物、及び意図された
使用の型によって化合物の種々の量を含むであらう。
一般に、殺虫剤組成物は、活性化合物の5から95%、更
に好ましくは、10から85%を含むであろう。ある代表的
な組成物は、次のような活性化合物を含むであらう:水
和剤:25から80%活性化合物;油懸濁液、乳濁液、溶
液、流動物、乳化濃縮物:5から80%活性化合物;水性懸
濁液:20から50%活性化合物;粉剤、及び散剤:5から20
%活性化合物;粒剤、及び錠剤:5から20%活性化合物。
述べられた組成物、及び、製剤を、調合することに利用
された活性化合物,及び、種々の薬剤に加えて、又その
ような組成物は、除草剤、殺カビ剤、殺虫剤、殺ダニ
剤、殺線虫剤、殺菌剤、のような他の活性殺虫剤、及
び、植物成長制御剤と同様、こゝに述べられたタイプの
1つ、或はそれ以上の活性化合物を含むであろう。又、
そのような化合物は、土壌消毒剤、くん蒸剤を含むであ
らう。更に肥料を含むであらう。このようにして、任意
に、他の殺虫剤、及び、肥料と同様に、ここに記された
活性化合物の、1つ以上を含んでいる多目的組成物を与
えることを可能にしている。すべてが同じ地方での使用
に製剤され、意図されている。
有害虫制御は、こゝに記されたような活性化合物の殺虫
剤的有効量を含む組成物を、昆虫に、殺虫剤制御が望ま
れている場所に、昆虫が食している食糧源(種子を含
む)に、使用することにより達成される。最後に述べら
れた方法における使用に、揮発しない化合物を利用する
ことが、好ましい。このようにして、制御は、活性化合
物の昆虫への直接使用により、そして間接的に、化合物
の保護されるべき地域(穀類畑、牧場、森)に、昆虫に
対する食糧源に、他の昆虫生息地(例えば、繁殖地、群
集地)に、化合物の使用により達成されるであろう。活
性化合物の使用割合、使用される濃度は、化合物、或は
組成物が、直接に昆虫に使用されているか、間接に場
所、食糧、或は生息地る使用されているかに従って、変
るであらう。後者の場合、使用の割合は昆虫の性質、制
御される昆虫に依存している。植物環境は、一般に、エ
ーカにつき約0.01から約100ポンド(約0.011〜約111kg/
ha)に変るであろう。
活性化合物が、昆虫制御に効果があるため、それ自体殺
虫的に活性である必要がないことは注意されるべきであ
る。そのような化合物が、光、熱のような、外部的影響
により、或は化合物が昆虫体内に摂取されるとき、生じ
るある生理作用により、活性を与えられるなら、この発
明の目的は完全に報いられている。
殺虫剤的有効量において、記された活性化合物の1つ以
上を含んでいる組成物は、一般的方法で、植物、場所、
或は、昆虫生息地に使用されるであらう。
穀類、或は、他の植物保護との組合せで、使用されると
き、使用は、妨害的(即ち、感染前)、或は根絶的(即
ち、感染後)方法で、なされるであらう。このようにし
て、活性化合物を含んでいる散剤、及び、種々の液体組
成物が、散剤散布器、ブーム(boom)、手動噴霧器、噴
霧散布器の使用により、或は粉剤或は噴霧として飛行機
から、使用されえる。後者の方法で使用されるとき、低
投与で効果的であらう。
又、活性化合物を含んでいる組成物は、処理される畑
に、供給される灌水に、添加することにより、使用され
るであろう。この使用方法は、化合物の土壌への浸透を
許す。水が土壌に吸収されるからである。
植付け後、及び発芽の間、活性化合物を含んでいる組成
物は、その上土壌でかえった害虫により攻撃されること
から植物種子を保護するため、種子被覆として、種子
に、組成物を、使用することにより、使用されるであろ
う。一般に、これは、適当な混合装置で、液体、或は固
体型(好ましくは液体)いずれかの活性組成物で、種子
を混合することによりなされる。この目的のための液
体、組成物は、種子えの粘着を助けるため、粘着剤、或
はメチルセルローズ、エチルセルローズ、等のような固
着剤を含むであろう。固体組成物が、この目的に利用さ
れるなら、混合の間、或は混合後、粘着剤が種子に噴霧
されるであらう。
土壌殺虫剤としての使用に対し、それを含んでいる活性
化合物、或は、組成物が、植物種子の植付け前、間、或
は後に、一般の方法で、土壌と混合されるであろう。液
体組成物は、表面に噴霧することにより、灌水、或は、
噴霧水にまぜることにより、使用されるであらう。活性
化合物を含んでいる固体、或は、液体組成物は、制御す
る望ましからぬ幼虫に、最も効果的であるよう、土壌の
表面下に活性成分を置くため、デイスシング(discin
g)、耕すこと、或は他の混合操作により、植付け前、
或は植付けの間に土壌にまぜられるであらう。
この発明の活性化合物を含んでいる組成物の例は以下の
ようである。組成A:粒状固体 成 分 重量% 活性化合物 10 ケイソウ土粒剤 85 トリエチレングリコール 5 計 100%組成B:水和剤 成 分 重量% 活性化合物 80 湿潤剤(ジアルキルナフタレンスルホネートナトリウ
ム) 1 分散剤(リグノスルホネートナトリウム) 4 希釈剤(アルミニウムマグネシウムシリケート) 15 計 100%組成C:希釈溶液 成 分 重量% 活性化合物 5 溶媒(キシレン) 95 計 100%組成D:乳化濃縮物 成 分 重量% 活性化合物 50 乳化剤(メタルスルホネートとポリオキシエチレンエー
テルの配合物) 10 溶媒(キシレン) 40 計 100%組成E:濃厚溶液 成 分 重量% 活性化合物 90 溶媒(キシレン) 10 計 100%組成F:粒状固体 成 分 重量% 活性化合物 5 ケイソウ土粒剤 90 ジプロピレングリコール 5 計 100%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルース・チャールス・オニスコ アメリカ合衆国、カリフオルニア94706 アルバニイ、コーネル アベニュ 1110 (72)発明者 ジョナサン・フィリップ・イアハート アメリカ合衆国、カリフオルニア94563 オリンダ、モラガ ウェイ 603 (56)参考文献 米国特許4472390(US,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 をもつ化合物。 ここで、Rは、メチル、あるいはエチル;R1及びR2は、
    それぞれ4から6の炭素原子をもつ第3級アルキル基で
    ある。
  2. 【請求項2】R1およびR2が、同一の第3級アルキル基で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1およびR2が、ともに第3級ブチルである
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の化合物。
  4. 【請求項4】Rがメチル、そしてR1およびR2がともに第
    3級ブチルである特許請求の範囲第1項に記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】(a) 式 をもつ化合物の殺虫剤的、あるいは殺線虫剤的有効量
    と、 (b) 殺虫剤的に、あるいは殺線虫剤的に適した希釈
    剤、あるいは担体よりなる殺虫剤、あるいは殺線虫剤組
    成物。ここで、Rは、メチル、あるいはエチル;R1及び
    R2は、それぞれ4から6の炭素原子をもつ第3級アルキ
    ル基である。
  6. 【請求項6】昆虫、あるいは線虫類に、あるいは制御が
    望まれる場所に、 式 をもつ化合物の、殺虫剤的にあるいは殺線虫剤的に有効
    量を使用することよりなる昆虫類、あるいはねこぶ線虫
    類を制御する方法。ここで、Rは、メチル、あるいはエ
    チル;R1及びR2は、それぞれ4から6の炭素原子をもつ
    第3級アルキル基である。
  7. 【請求項7】化合物が、土壌に使用される特許請求の範
    囲第6項に記載の方法。
  8. 【請求項8】0℃から60℃の温度で、 式 をもつアルキル(チオ)ホスフォニツクジハライドと、
    式R1−SMをもつメルカプチドとを反応させることよりな
    る 式 をもつ化合物の生成法。ここで、Rは、メチル、あるい
    はエチル;R1及びR2は、それぞれ4から6の炭素原子を
    もつ第3級アルキル基;Xはハロゲン;Mはアルカリ金属で
    ある。
  9. 【請求項9】式 をもつ化合物(ここで、Rは、メチル、あるいはエチ
    ル;R1およびR2は、それぞれ4から6の炭素原子をもつ
    同一の第3級アルキル基)を生成する方法であって、以
    下の工程: (a) 式R1−SHをもつ第3級アルキルメルカプタン
    を、トルエンまたはトルエンと1,4−ジオキサンの混合
    物である溶媒の存在下に、溶融アルカリ金属、あるいは
    固体アルカリ金属水素化物と反応させて、式R1−SMをも
    つ第3級アルキルメルカプチドを生成させる工程;およ
    び (b) 0℃から60℃の温度で、トルエン、あるいはト
    ルエンと1,4−ジオキサンの混合物である溶媒の存在
    下、第3級アルキルメルカプチドと 式 をもつアルキル(チオ)ホスフォニックジハライドとを
    反応させる工程(ここで、Xはハロゲンでメルカプチド
    はホスフォニツクジハライドの当量につき2当量の比で
    使用される); を包含する、方法。
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