JPH0470081A - プロジェクタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シェーディング補正について特徴を有するプ
ロジェクタ装置に関する。

［従来の技術］ 現行のテレビジョン受像機のデイスプレィは大型化の需
要が増大しており、次世代のテレビジョンとしてのハイ
ビデョン受像機についても大型化の実用化が期待されて
いる。

これら受像機のデイスプレィとしては、ＣＲＴ直視型が
一般的であるが、ホームシアタ用、展示等の教務用、産
業用のデイスプレィとしては、ＣＲＴ直視型では製造上
の制約があるところから４０インチが最大であり、これ
以上の大画面を実現するには投写型にする必要がある。

特に、ハイビジョン機器の中でも、大画面のデイスプレ
ィは市場規模も大きく既に５０〜１００インチ級の背面
投写型が実用に供されており、性能向上のための開発も
各方面で精力的に進められている。

第３図は背面投写型デイスプレィの構造の概略を示す図
である。Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）の画像形成用の
ＣＲＴ　（陰極線管）からなる投写管ＩＲ，ＩＧ、１Ｂ
から出射した光ビームはレンズ２Ｒ，２Ｇ、２Ｂを経由
してミラー３．４で反射し、透過型のスクリーン５で結
像される。

３本の投写管ＩＲ，ＩＧ、ＩＢは同一位置に配置するこ
とは物理的に不可能なので、横１列に並んでいる。この
ため、スクリーン４の中心部と周辺部ではＲＧＢの光の
強度に差が生じ、色バランスが崩れて色ずれが生じる。

また、特に背面投写型では、透過型スクリーンの構造や
視聴位置による色バランスのくずれ等も発生する。第３
図にこの現象を示した。

スクリーン５の端部においては、投写管ＩＲ。

ＩＣ，ＩＢから出射する光線はスクリーン５のフレネル
レンズ（図示せず）によって内側に曲げられ、ＲＧＢの
各光線はそのスクリーン５で拡散されて異った光束特性
６Ｒ，６Ｇ、６Ｂをもち、最大値の方向が各々異る。

この光束分布から分かるように、聴取位置がスクリーン
５の正面中央の場合は光の強さはＧを基準にすれば、Ｒ
は大、Ｂは小となる。この傾向はスクリーン５に近付け
ばより顕著となる。

そこで、中央部で視聴する場合には、スクリーン５の端
部の画面を良好にするために、ＲＧＢの光の強さのバラ
ンスがとれるように各投写管ＩＲ。

ＩＧ、ＩＢのビーム電流を補正するればよい。

しかし、今度は視聴する場所を移動してスクリーン５の
端部の方に寄ると、補正する前よりも色のバランスが大
きく崩れて問題となる。

この点について、従来ではアナログ回路やデジタル回路
によって、スクリーン５の各点においてＲＧＢの各光の
強度が平均化するように補正を行っている。これはシェ
ーディング補正と呼ばれている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、この補正では第３図からも明らかなように、
視聴する位置（スクリーン５と視聴する位置との間の距
離およびスクリーン５の中央からのずれ）によって、Ｒ
ＧＢの各光の強度が異なるので、視聴する位置に対して
補正する値が異なることになる。

そこで、実際には、ある適視距離を設定し、これに対応
して補正しているために、それ以外の視聴場所では逆に
不適切な場合が生じるという問題があった。

また、大画面の高精細映像では多数の人が見るので視聴
場所が広くなり、上記問題が顕著となる。

本発明は以上のような点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、いずれの位置で視聴しても色ずれの問題が
ないようにしたプロジェクタ装置を提供することである
。

［課題を解決するための手段］ このために本発明のプロジェクタ装置は、予め設定した
複数のシェーディング補正データを格納する格納手段と
、該格納手段の内の１個のシェーディング補正データを
選択する選択手段と、該選択したシェーデング補正デー
タにより映像信号のレベルを補正する演算手段とを具備
するように構成した。

上記シェーディング補正データは、輝度分布補正量も加
味したデータとすることができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について説明する。上記したよう
に、シェーディング補正値は視聴する位置によって異な
るので、本実施例では、予め視聴する複数の位置に対応
したシェープインク補正データを求めておいて、視聴状
況に応じて最適なシェーディング補正を行うようにした
。

第１図はその一実施例の回路を示す図である。

ここでは１個の投写管ＩＲによる場合を代表して説明す
る。よって他の投写管ＩＧ、ＩＢによる場合も同様な回
路で行う。７はその投写管ＩＲのカソード電圧を制御し
てビーム電流（光線の強度）を決めるカッドドライブ増
幅器、８はＲ用映像信号を入力しそれにシェーディング
補正の演算を加えてレベルを制御しカソードドライブ増
幅器７に出力する演算回路（演算手段）、９は格納部（
格納手段）１０内の複数のシェーディング補正データ１
０１〜１ＯＮの内の１個を選択して演算回路８に送る切
替回路（選択手段）である。この切替回路９は、切替信
号によって制御される。

よって、格納部１０内に、シェーディング補正データ１
０１〜ＩＯＮとして、スクリーン５の前面からの距離と
横方向の位置に対応した複数のシェーディング補正デー
タ、および複数人が聴取する場合の複数のシェーディン
グ補正データを予め格納しておいて、聴取者の態械に応
じて切替回路９によりシェーディング補正データを選択
すれば、視聴状態に対して最適なシェーディング補正を
行うことができる。

例えば、■小人数でスクリーンに近づいて視聴する場合
には、周辺のシェーデング補正を強く行う。また、■小
人数でスクリーンから離れて視聴する場合には、周辺の
シェーディング補正を■よりも弱くする。■多数人でス
クリーンに近づいて視聴する場合には、周辺のシェーデ
ィング補正を■よりも弱くする。更に、■多数人でスク
リーンから離れて視聴する場合には、周辺のシェーディ
ング補正を■より弱くする。

なお、スクリーン５の輝度分布補正についても、その輝
度分布補正データをこのシェーデンイク補正データに加
味させることにより、同時に補正を行うことができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、視聴状態に対応した最適
なシェーディング補正を行うことができ、色純度の高い
高画質を実現できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の単管のシェーディング補正
のための回路図、第２図は背面投写型のプロジュタク装
置の概略説明図、第３図はシェーディングの説明図であ
る。 ＩＲ，ＩＧ、ＩＢ・−ＣＲＴ型の投写管、２Ｒ。 ２Ｇ、２Ｂ・・・レンズ、３．４・・・ミラー、訃・・
スクリーン、７・・・カソードドライブ増幅器、８・・
・演算回路、９・・・切替回路、１０−・・格納部、１
ｏｌ〜ｌＯＮ・・・シェーディング補正データ。 代理人　弁理士　　長　尾　常　間 第２図 １に 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、予め設定した複数のシェーディング補正データ
   を格納する格納手段と、該格納手段の内の１個のシェー
   ディング補正データを選択する選択手段と、該選択した
   シェーデング補正データにより映像信号のレベルを補正
   する演算手段とを具備することを特徴とするプロジェタ
   ク装置。
2. （２）、上記シェーディング補正データを、輝度分布補
   正量も加味したデータとすることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のプロジェクタ装置。