JPH0469847B2 - - Google Patents
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- JPH0469847B2 JPH0469847B2 JP63298065A JP29806588A JPH0469847B2 JP H0469847 B2 JPH0469847 B2 JP H0469847B2 JP 63298065 A JP63298065 A JP 63298065A JP 29806588 A JP29806588 A JP 29806588A JP H0469847 B2 JPH0469847 B2 JP H0469847B2
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- Japan
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- saddle
- mold
- leaf spring
- carbon fiber
- lower mold
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
- B62J1/08—Frames for saddles; Connections between saddle frames and seat pillars; Seat pillars
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
- B62J1/02—Saddles resiliently mounted on the frame; Equipment therefor, e.g. springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は自転車の炭素繊維強化プラスチツク製
サドル用板ばねの製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来の自転車用サドルでは、サドルを支持する
サドル舟線に直径7mmの鋼線材が使用されてい
る。また一部の自転車用サドルでは、軽量化のた
めに、サドル舟線に直径8mmのアルミニウム合金
製線材が使用されている。 (発明が解決しようとする課題) 自転車のサドルには、走行時、クツシヨン性
(座り心地の良さ)と、スムーズなペダリングと
を要求されている。またレース用自転車のサドル
には、上記クツシヨン性及びスムーズなペダリン
グの外に、踏力に対して弾性変形の少ない剛性・
強靱性と軽量化とが要求されているが、前記のよ
うにサドルを支持するサドル舟線に鋼線材を使用
した場合には、サドル舟線が重くなる上、錆び易
い。またサドル舟線にアルミニウム合金製線材を
使用した場合には、サドル舟線の強度が不足す
る。つまり上記何れの場合にも、一長一短があつ
て、前記要求が充足されないという問題があつ
た。 本発明は前記の問題点に鑑み勘案するものであ
り、その目的とする処は、クツシヨン性、スムー
ズなペダリングと、踏力に対して弾性変形の少な
い剛性・強靱性とをもち、しかも錆びない上に、
重量の軽いサドル用板ばねの製造方法を提供しよ
うとする点にある。 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は、炭素
繊維に熱硬化性樹脂を含浸させて得られたプリプ
レグをサドル用板ばね状に裁断して、その複数枚
を下金型の成形用凹部内に積層し、次いで上記下
金型を上下方向に貫通して上記成形用凹部の略中
央部に開口した貫通孔に長穴成形用金型を同下金
型の下方から挿入して、上記積層したプリプレグ
に長孔を打ち抜き成形し、次いで上記下金型の上
に上金型を重ね合わせて、上記積層したプリプレ
グを加熱、圧縮することを特徴としている。 (作用) 本発明の自転車のサドル用板ばねの製造方法は
前記のように炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させ
て得られたプリプレグをサドル用板ばね状に裁断
して、その複数枚を下金型の成形用凹部内に積層
し、次いで上記下金型を上下方向に貫通して上記
成形用凹部の略中央部に開口した貫通孔に長穴成
形用金型を同下金型の下方から挿入して、上記積
層したプリプレグに長孔を打ち抜き成形し、次い
で上記下金型の上に上金型を重ね合わせ、上記積
層したプリプレグを加熱、圧縮して、炭素繊維強
化プラスチツク製サドル用板ばねを製造する。 (実施例) 次に本発明に係わる自転車の炭素繊維強化プラ
スチツク製サドル用板ばねの製造方法を第1図乃
至第6図に示す一実施例により説明すると、第
1,2図の1が外金型、2が下金型、2aが同下
金型2に設けた成形用凹部、2bが同下金型2を
上下方向に貫通して上記成形用凹部2aの略中央
部に開口した貫通孔、3が上金型、3aが同上金
型3に設けた成形用凹部、3bが同上金型3を上
下方向に貫通して上記成形用凹部3aの略中央部
に開口した貫通孔、第3図の4が長穴成形用金
型、第2図の5が炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸
させて得られたプリプレグ、第4,5,6図の6
がサドル用板ばね、7が同サドル用板ばね6の略
中央部に設けた長穴、8がサドルである。 自転車の炭素繊維強化プラスチツク製サドル用
板ばねを製造するに当たつては、炭素繊維に熱硬
化性樹脂を含浸させて得られたプリプレグ5をサ
ドル用板ばね状に裁断して、その複数枚を下金型
2の成形用凹部2a内に積層し、次いで下金型2
を外金型1内にセツトし、次いで下金型2を上下
方向に貫通して成形用凹部2aの略中央部に開口
した貫通孔2bに長穴成形用金型4を下金型2の
下方から挿入して、上記積層したプリプレグ5に
長孔7を打ち抜き成形し、次いで下金型2の上に
上金型3を重ね合わせて、上記積層したプリプレ
グ5を加熱、圧縮して、自転車の炭素繊維強化プ
ラスチツク製サドル用板ばね6を製造する。 なお炭素繊維強化プラスチツクは、後記表1に
示すように、引張り弾性係数(GPa)が炭素鋼の
207に対して122で、約60%と小さいが、アルミニ
ウム合金の72.6対して122で、約70%大きい。ま
た引張り強度(MPa)が炭素鋼の510、アルミニ
ウム合金の466に対して1360で、炭素鋼及びアル
ミニウム合金に対して2〜3倍と大きい。また比
弾性係数(引張り弾性係数を密度で除したもの)
及び比強度(引張り強度を密度で除したもの)に
ついても炭素鋼及びアルミニウム合金に対して大
きい。また密度(g/cm3)が炭素鋼の約1/5、ア
ルミニウム合金の約1/2である。このことは、炭
素繊維強化プラスチツクが軽くて、強いことを意
味している。この表1に示した炭素繊維強化プラ
スチツクの強度は、繊維を一定方向に並べたもの
であつて、強度の値は、並べた繊維の方向に引張
つたときの値である。一般に金属は、縦、横方向
に引張つても同じ強度を示し、等方向性材料と呼
んでいるが、繊維の場合には、縦方向の強度は大
きく、横方向の強度は小さくて、異方向性材料と
呼んでいる。このような特性をもつた素材を自転
車用部品に使用する場合には、曲げ、捻じり、ウ
イツプ(横方向の力)に対して充分に検討しなけ
ればならない。そこで繊維の方向を0°,±45°,90°
と部品に適したように配列して成形するので、炭
素繊維強化プラスチツク製サドル用板ばね6が高
い強度を有することになる。またこの炭素繊維強
化プラスチツク製サドル用板ばね6のシートピラ
ー取付部の厚さは5mm、前部取付部の厚さは7
mm、後部二股部(楕円形部)の長径は8mm、後部
二股部(楕円形部)の短径は7mmで、炭素繊維強
化プラスチツク製サドル用板ばね6の重量が鋼材
製舟線の約40%、アルミニウム合金材製舟線の約
80%になつて、サドル用板ばね6が軽量化され
た。また炭素繊維強化プラスチツク製サドル用板
ばね6は腐食しないという大きなメリツトがあ
る。またサドル用板ばね6の受ける荷重は、垂直
方向のみでなく、競技時には強く踏み込むので、
大きな偏荷重を受ける。そのため、これらの点を
考慮して炭素繊維の配列、サドル板ばね6の厚さ
を決める必要がある。JIS−D−9431の耐久試験
では、垂直荷重70Kg、全振幅5mm、振動数250
回/分の試験条件で7万回の振動試験が規定され
ているが、本発明の製造方向で得られた炭素繊維
強化プラスチツク製サドル用板ばね6は、21万回
の振動試験にも異常が認められなかつた。
サドル用板ばねの製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来の自転車用サドルでは、サドルを支持する
サドル舟線に直径7mmの鋼線材が使用されてい
る。また一部の自転車用サドルでは、軽量化のた
めに、サドル舟線に直径8mmのアルミニウム合金
製線材が使用されている。 (発明が解決しようとする課題) 自転車のサドルには、走行時、クツシヨン性
(座り心地の良さ)と、スムーズなペダリングと
を要求されている。またレース用自転車のサドル
には、上記クツシヨン性及びスムーズなペダリン
グの外に、踏力に対して弾性変形の少ない剛性・
強靱性と軽量化とが要求されているが、前記のよ
うにサドルを支持するサドル舟線に鋼線材を使用
した場合には、サドル舟線が重くなる上、錆び易
い。またサドル舟線にアルミニウム合金製線材を
使用した場合には、サドル舟線の強度が不足す
る。つまり上記何れの場合にも、一長一短があつ
て、前記要求が充足されないという問題があつ
た。 本発明は前記の問題点に鑑み勘案するものであ
り、その目的とする処は、クツシヨン性、スムー
ズなペダリングと、踏力に対して弾性変形の少な
い剛性・強靱性とをもち、しかも錆びない上に、
重量の軽いサドル用板ばねの製造方法を提供しよ
うとする点にある。 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は、炭素
繊維に熱硬化性樹脂を含浸させて得られたプリプ
レグをサドル用板ばね状に裁断して、その複数枚
を下金型の成形用凹部内に積層し、次いで上記下
金型を上下方向に貫通して上記成形用凹部の略中
央部に開口した貫通孔に長穴成形用金型を同下金
型の下方から挿入して、上記積層したプリプレグ
に長孔を打ち抜き成形し、次いで上記下金型の上
に上金型を重ね合わせて、上記積層したプリプレ
グを加熱、圧縮することを特徴としている。 (作用) 本発明の自転車のサドル用板ばねの製造方法は
前記のように炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させ
て得られたプリプレグをサドル用板ばね状に裁断
して、その複数枚を下金型の成形用凹部内に積層
し、次いで上記下金型を上下方向に貫通して上記
成形用凹部の略中央部に開口した貫通孔に長穴成
形用金型を同下金型の下方から挿入して、上記積
層したプリプレグに長孔を打ち抜き成形し、次い
で上記下金型の上に上金型を重ね合わせ、上記積
層したプリプレグを加熱、圧縮して、炭素繊維強
化プラスチツク製サドル用板ばねを製造する。 (実施例) 次に本発明に係わる自転車の炭素繊維強化プラ
スチツク製サドル用板ばねの製造方法を第1図乃
至第6図に示す一実施例により説明すると、第
1,2図の1が外金型、2が下金型、2aが同下
金型2に設けた成形用凹部、2bが同下金型2を
上下方向に貫通して上記成形用凹部2aの略中央
部に開口した貫通孔、3が上金型、3aが同上金
型3に設けた成形用凹部、3bが同上金型3を上
下方向に貫通して上記成形用凹部3aの略中央部
に開口した貫通孔、第3図の4が長穴成形用金
型、第2図の5が炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸
させて得られたプリプレグ、第4,5,6図の6
がサドル用板ばね、7が同サドル用板ばね6の略
中央部に設けた長穴、8がサドルである。 自転車の炭素繊維強化プラスチツク製サドル用
板ばねを製造するに当たつては、炭素繊維に熱硬
化性樹脂を含浸させて得られたプリプレグ5をサ
ドル用板ばね状に裁断して、その複数枚を下金型
2の成形用凹部2a内に積層し、次いで下金型2
を外金型1内にセツトし、次いで下金型2を上下
方向に貫通して成形用凹部2aの略中央部に開口
した貫通孔2bに長穴成形用金型4を下金型2の
下方から挿入して、上記積層したプリプレグ5に
長孔7を打ち抜き成形し、次いで下金型2の上に
上金型3を重ね合わせて、上記積層したプリプレ
グ5を加熱、圧縮して、自転車の炭素繊維強化プ
ラスチツク製サドル用板ばね6を製造する。 なお炭素繊維強化プラスチツクは、後記表1に
示すように、引張り弾性係数(GPa)が炭素鋼の
207に対して122で、約60%と小さいが、アルミニ
ウム合金の72.6対して122で、約70%大きい。ま
た引張り強度(MPa)が炭素鋼の510、アルミニ
ウム合金の466に対して1360で、炭素鋼及びアル
ミニウム合金に対して2〜3倍と大きい。また比
弾性係数(引張り弾性係数を密度で除したもの)
及び比強度(引張り強度を密度で除したもの)に
ついても炭素鋼及びアルミニウム合金に対して大
きい。また密度(g/cm3)が炭素鋼の約1/5、ア
ルミニウム合金の約1/2である。このことは、炭
素繊維強化プラスチツクが軽くて、強いことを意
味している。この表1に示した炭素繊維強化プラ
スチツクの強度は、繊維を一定方向に並べたもの
であつて、強度の値は、並べた繊維の方向に引張
つたときの値である。一般に金属は、縦、横方向
に引張つても同じ強度を示し、等方向性材料と呼
んでいるが、繊維の場合には、縦方向の強度は大
きく、横方向の強度は小さくて、異方向性材料と
呼んでいる。このような特性をもつた素材を自転
車用部品に使用する場合には、曲げ、捻じり、ウ
イツプ(横方向の力)に対して充分に検討しなけ
ればならない。そこで繊維の方向を0°,±45°,90°
と部品に適したように配列して成形するので、炭
素繊維強化プラスチツク製サドル用板ばね6が高
い強度を有することになる。またこの炭素繊維強
化プラスチツク製サドル用板ばね6のシートピラ
ー取付部の厚さは5mm、前部取付部の厚さは7
mm、後部二股部(楕円形部)の長径は8mm、後部
二股部(楕円形部)の短径は7mmで、炭素繊維強
化プラスチツク製サドル用板ばね6の重量が鋼材
製舟線の約40%、アルミニウム合金材製舟線の約
80%になつて、サドル用板ばね6が軽量化され
た。また炭素繊維強化プラスチツク製サドル用板
ばね6は腐食しないという大きなメリツトがあ
る。またサドル用板ばね6の受ける荷重は、垂直
方向のみでなく、競技時には強く踏み込むので、
大きな偏荷重を受ける。そのため、これらの点を
考慮して炭素繊維の配列、サドル板ばね6の厚さ
を決める必要がある。JIS−D−9431の耐久試験
では、垂直荷重70Kg、全振幅5mm、振動数250
回/分の試験条件で7万回の振動試験が規定され
ているが、本発明の製造方向で得られた炭素繊維
強化プラスチツク製サドル用板ばね6は、21万回
の振動試験にも異常が認められなかつた。
【表】
なお炭素繊維強化プラスチツクは、炭素繊維と
エポキシ樹脂とよりなり、繊維体積含有率は60%
である。 (発明の効果) 本発明の自転車のサドル用板ばねの製造方法は
前記のように炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させ
て得られたプリプレグをサドル用板ばね状に裁断
して、その複数枚を下金型の成形用凹部内に積層
し、次いで上記下金型を上下方向に貫通して上記
成形用凹部の略中央部に開口した貫通孔に長穴成
形用金型を同下金型の下方から挿入して、上記積
層したプリプレグに長孔を打ち抜き成形し、次い
で上記下金型の上に上金型を重ね合わせて、上記
積層したプリプレグを加熱、圧縮するので、クツ
シヨン性と、スムーズなペダリングと、踏力に対
して弾性変形の少ない剛性・強靱性とをもち、し
かも錆びない上に、重量の軽い自転車のサドル用
板ばねを製造できる効果がある。
エポキシ樹脂とよりなり、繊維体積含有率は60%
である。 (発明の効果) 本発明の自転車のサドル用板ばねの製造方法は
前記のように炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させ
て得られたプリプレグをサドル用板ばね状に裁断
して、その複数枚を下金型の成形用凹部内に積層
し、次いで上記下金型を上下方向に貫通して上記
成形用凹部の略中央部に開口した貫通孔に長穴成
形用金型を同下金型の下方から挿入して、上記積
層したプリプレグに長孔を打ち抜き成形し、次い
で上記下金型の上に上金型を重ね合わせて、上記
積層したプリプレグを加熱、圧縮するので、クツ
シヨン性と、スムーズなペダリングと、踏力に対
して弾性変形の少ない剛性・強靱性とをもち、し
かも錆びない上に、重量の軽い自転車のサドル用
板ばねを製造できる効果がある。
第1図は本発明の自転車の炭素繊維強化プラス
チツク製サドル用板ばねの製造方法の実施に使用
する下金型の平面図、第2図は下金型及び上金型
と長穴成形用金型とを示す側面図、第3図は長
穴成形用金型の平面図、第3図は長穴成形用金
型の正面図、第3図は長穴成形用金型の側面
図、第4図は炭素繊維強化プラスチツク製サドル
用板ばねの斜視図、第5図は炭素繊維強化プラス
チツク製サドル用板ばねのサドルへの装着状態を
示す一部切截平面図、第6図はその縦断側面図で
ある。 1……外金型、2……下金型、2a……下金型
2の成形用凹部、2b……下金型2の貫通孔、3
……上金型、3a……上金型3の成形用凹部、3
b……上金型3の貫通孔、4……長穴成形用金
型、5……プリプレグ、6……サドル用板ばね、
7……サドル用板ばね6の長穴、8……サドル。
チツク製サドル用板ばねの製造方法の実施に使用
する下金型の平面図、第2図は下金型及び上金型
と長穴成形用金型とを示す側面図、第3図は長
穴成形用金型の平面図、第3図は長穴成形用金
型の正面図、第3図は長穴成形用金型の側面
図、第4図は炭素繊維強化プラスチツク製サドル
用板ばねの斜視図、第5図は炭素繊維強化プラス
チツク製サドル用板ばねのサドルへの装着状態を
示す一部切截平面図、第6図はその縦断側面図で
ある。 1……外金型、2……下金型、2a……下金型
2の成形用凹部、2b……下金型2の貫通孔、3
……上金型、3a……上金型3の成形用凹部、3
b……上金型3の貫通孔、4……長穴成形用金
型、5……プリプレグ、6……サドル用板ばね、
7……サドル用板ばね6の長穴、8……サドル。
Claims (1)
- 1 炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させて得られ
たプリプレグをサドル用板ばね状に裁断して、そ
の複数枚を下金型の成形用凹部内に積層し、次い
で上記下金型を上下方向に貫通して上記成形用凹
部の略中央部に開口した貫通孔に長穴成形用金型
を同下金型の下方から挿入して、上記積層したプ
リプレグに長孔を打ち抜き成形し、次いで上記下
金型の上に上金型を重ね合わせて、上記積層した
プリプレグを加熱、圧縮することを特徴とした自
転車の炭素繊維強化プラスチツク製サドル用板ば
ねの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298065A JPH02145321A (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 自転車の炭素繊維強化プラスチツク製サドル用板ばねの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298065A JPH02145321A (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 自転車の炭素繊維強化プラスチツク製サドル用板ばねの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02145321A JPH02145321A (ja) | 1990-06-04 |
JPH0469847B2 true JPH0469847B2 (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=17854684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63298065A Granted JPH02145321A (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 自転車の炭素繊維強化プラスチツク製サドル用板ばねの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02145321A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200487848Y1 (ko) * | 2017-07-31 | 2018-11-09 | 주식회사 한국가스기술공사 | 압축기체용 분배기 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994010025A1 (de) * | 1992-10-23 | 1994-05-11 | Spengle Hochleistungskunststofftechnik Gesellschaft M.B.H. | Sattelgestell für fahrradsättel |
FR2717766B1 (fr) * | 1994-03-25 | 1996-06-21 | Roger Tunesi | Dispositif de suspension pour une selle de cycle. |
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- 1988-11-28 JP JP63298065A patent/JPH02145321A/ja active Granted
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