JPH0469807A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッドに関し、特に、フロッピーティスフ
装置に使用される磁気ヘッドに関する。

〔従来の技術〕

従来の磁気ヘッドについて図を参照して説明する。

第８図は従来のへットコアの斜視図、第９図はヘッドコ
アをスライダに組み込み媒体対向面から見た正面図と側
面図である。

第８図に示すように、従来の磁気ヘッドは、記録および
再生用ギャップ１と、この記録および再生用ギャップ１
より媒体の流入側にあり、媒体の旧情報を消去する消去
用ギャップ２とを備えた構造となっている。記録および
再生用ギャップ１と消去用ギャップ２は第９図のように
ほぼ平行であり、それぞれのトラック幅３，４は異り、
消去用ギャップ２のトラック幅４の方か広くなっている
。

第９図おいて、明らかに、第１のトラック幅３より第２
のトラック幅４の方が広いのかわかる６次に、消去用ギ
ャップ２のトラ・・ｌり幅４を広くしている理由を述べ
る。

第１０図は従来の磁気ヘッドの組立の一部を説明した図
、第１１図はそのコアの正面図、第１２図ａ、ｂ、ｃは
従来磁気ヘッドの不具合を説明したコアと媒体の断面図
、第１３図は従来磁気ヘッドの移動による消し残しを説
明した図である。

ここで、第１０図のように、記録および再生用コア５と
消去用コア６がそれぞれ別々に製作され、そして、両者
を接着する。この時、トラック幅の加工寸法のバラツキ
や、第１１図のように両コアを接着した時のトラック幅
のセンターずれ９が発生する。このセンターずれ９が発
生した場合には、古い記録トラックを完全に消去できな
い不具合が生ずる。

第１２図ａは旧記録トラック１０と記録および再生用コ
ア５を示す。

第１２図すはセンターず、れ９のある消去用コアーで媒
体の古いトラック１ｏを消去した図であるが、消去しき
れずに残っていることを示す。

第１２図Ｃはセンターずれ９の分だけトラック幅を広け
な消去用コア１１で消去した状態を示し、古いトラック
が完全に消去されたことがわかる。

以上のように従来は、それぞれのコアのトラック幅の加
工精度の分と、それぞれのコアのトラック幅のセンター
ずれの分との合計量だけ、消去用コアのトラック幅を記
録および再生用コアのトラック幅より大きくしている。

さらに、従来の磁気ヘッドは、他の既存の媒体のトラッ
クと情報交換する互換性を保つために、記録および再生
用ギャップの位置は媒体の中心を通る磁気ヘッドの移動
方向と平行な直線に対して、約０．３５關ずれている。

このため、第１３図のように記録および再生用ギャップ
１より媒体の流入側にある消去用ギャップ２は、ヘッド
が最内周１２に位置した時と最外周１３に位置した時で
、所定トラックの幅を消去する部分が数ミクロンすれる
欠点があり、さらに、この数ミクロン分１４をも消去用
ギャップ２のトラック幅を大きくしなければならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の磁気ヘッドは、記録および再生用コアの
トラック幅が消去用コアのトラック幅より少なくとも１
０Ｊｉｍは小さくなる。

従って、媒体に記録するトラック幅は狭くなり信号の出
力が減少する。

特に、今後の大容量化に対し、媒体上のトラック密度が
高まる傾向にあり、トラックのピッチ寸法が３０μｍ前
後になった時、上記のように１０μｍ小さくなることは
記録、再生上、好ましくない このように、高いトラック密度になった時には、従来方
式のヘッドは出力が小さくなり過ぎ正確な情報交換がで
きなくなるという致命的な欠点がある。

［課題を解決するだめの手段］ 本発明の磁気ヘッドは、磁気記録およびＭ牛を行“う第
１のギャップと第１のギャップより媒体の回転方向の流
入側にあって媒体の１１１情報を消去する第２．のギヘ
・ツブどを具備した磁気へンド（、こおいて、第１）３
よひ第２のギヤ・ツブ部のトラック幅を同一値とし、磁
気ヘッドノ〕′：Ｊア側面の一端が磁気ヘッドの媒体対
向面Ｇ、−接１、がっ、磁気ヘラＹの媒体対向面（，８
月し、鋭角に傾斜した下面をμ備１゜ている。

また、磁気ヘッドの媒体対向面と同一平面と磁気ヘッド
の傾斜し７た平面との間に非磁性体を充填している。

さらに、磁気記録および再生を行う第１のギャップと第
１のＡニャンプより媒体の回転方向の流入側にあ−〕で
媒体の旧情報を消去する第２のギャップとを具備し、第
１および第２のヘーヤップ部のトラック幅を同一値とし
た磁気ノヘッドにおいて、第１あるいは第２のギャップ
を形成する少なくとも一つのコア本体の端ａＩｊに金属
磁性膜を備えている。

さら（こ、磁気記録おＪひ再生を行゛う第１２７）Ａ−
ヤップと第１のギャップより媒体の［すＪ転ｊｉ　ｌ’
＊１７１流入側にあ−）て媒体の旧情報を消去する第ン
のギ、へ・ツブとを具備し、第】および第２のギャップ
部のトう・ツク幅を同一値とした磁気ヘラ１−にｊ−３
いて、媒体の回転中心を通り磁気ヘッドの移動方向と甲
子１４・直線か前記磁気ｌ＼・ソトの第１および第：）
。

のギャップのそれぞれの中心を結Ｘ、た線分α）＋１は
中心を通っている。

また、磁気△、ツ１〜の第１および第２のギヤ・ツブか
平行であり、かつ、それぞれのギャップか磁気ヘッドの
移動方向に対（１，３０分から９０分伸いている。

（実施例〕 次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の磁気△、ラドの斜視図であ
る。

第１図において、本実施例の磁気ヘラ）・は、記録およ
び再生用コア２１−ど消去用＝１ア２２とをヘラｌ−の
中央で接着したちのてあり、記録および再生用ギャップ
２３のトラック幅と消去用ギャップ２４のトラック幅と
か回し、になるように磁気ヘッｌ〜全体のコア幅を１へ
ラック幅と同一にしたものである。これは両コア２１．
２２を接着後、側面を研磨することによ−って容易に前
二りでさ５従来磁気ヘツドのような両コアの１−ラック
幅の加工バラツキや両コアのセンターずれを牛しない。

第２図は第１図のコアをスライダーに組み込み、媒体対
向面からみた正面図と側面図である。

第２図に示すように、」ニア記両コア２１．２２をスラ
イダー２５．２６に組み込む。これを媒体対向面からみ
ると、記録および再生ギャップ２３と消去用ギャップ２
４のそれぞれのトラック幅２７゜２８か同一値であるこ
とがわかる。

第３図は本発明の他の実施例の磁気ヘッドの斜視図であ
る。

第３図において、本実施例の磁気ヘッドは、端が媒体対
向面に接しているコア側面３ｏが媒体え・↑白面（こ対
して鋭角に傾斜している磁気へ・ソトである。これも　
記録および再生用コア３コと消去用コア３２とを接着し
た後、コア側面を斜めに機械加ユすることによって製作
でき、両コアのトラック幅を同一値することができる。

第１［−４のコアは高いトラック密度となった時には、
トラック幅が狭くなり、このなめ、＝１ア全体かうずく
なって、コアの機械的強度が保てず破壊したり、また、
磁束の漏洩が多く、再生出力信号か小さ・くなる可能性
かある。そごて、第３［Ｕでは、媒体対向面たけコアの
幅を狭くしているたけて、他のコア全体は厚くてき、強
度や再生信号出力を保てる。

第４図は第３図の：１アをスライダーに組み込み、媒体
対向面からみた正面図と側面図である。

第４図は両コア３１．３２をスライダ３３３４に組み込
んだものて、１述したように両コア３１．３２の側面の
両方が鋭角に傾斜し、ている。

この場合、どちらか一方のみてもかまわない。

また、第４図て斜線で示した部分は、媒体対向面とは同
一な平面３５とヘッドの傾斜した側面３０との間にガラ
ス等の非磁性材を充填したことを示したものである。こ
うすることにより、記録および再生用ギャップ３６ある
いは消去用ギャップ３７の端部が外力に対して強くなる
。

また、第５図は本発明の第１図あるいは第３図の実施例
の磁気ヘッドに金属磁性膜をつけたコアの断面図である
。

第５図において、本磁気ヘッドが高トラック密度化にな
った時、記録および再生の電磁変換特性をさらに良好に
するために、記録および再生用ギャップ３６あるいは消
去用ギャップ３７を形成する少なくとも一つのコア半休
３８．３９の端面に金属磁性膜（センダスト等）４０を
付着させたものである。

第６図は第５図のギャップ部を側面がら見た断面図であ
る。

第６図に示す磁気ヘッドは、第１３図に示す従来の磁気
ヘッドの欠点を解決するために、記録および再生用ギャ
ップ２３と消去用ギャップ２４のそれぞれのギャップ中
心を結んだ線分のほぼ中心点４１に、媒体の回転中心４
２を通り磁気ヘッドの移動方向４３と平行な直線４４が
通るように、両ギャップ２３．２４を配置しである。

このようにすることにより、磁気ヘラ１〜か最内周４５
あるいは最外周４６に位置した時も、第１３図に示した
ような消去用ギャップ２のトラックずれ１４が生じない
。このため、両ギャップ２３．２４のトラック幅が同一
値でも何ら問題はない。

第７図は第６図のギャップ配置をした磁気ヘッドにおけ
るギャップの角度を工夫したものを示す図である。

第６図に示す磁気ヘッドては、記録および再生用ギャッ
プ２３の位置が既存の媒体に記録した磁気ヘッドのギャ
ップの位置と約０．３５ｎｏｎ媒体流出方向５０にずれ
ている。

このため、線記録密度が高くなった時には、磁気ヘッド
のギャップのラインと既存の媒体上に記録された磁化の
ラインとが角度をもち、再生信号の出力に損失（アジマ
ス損失）が生ずる。これに対して第７図では、あらかじ
め、記録および再生用ギャップ５１のラインに角度５２
を設けて製作し、前述のアジマス損失を修正している。

既存の媒体に記録した磁気ヘッドのギャップラインは磁
気ヘッドの移動方向４３と平行なことから、前述の角度
５２は磁気ヘッドの移動方向に対し、３０分から９０分
の傾きが必要となる。

これにより、既存のフロッピーディスク装置との互換性
を確保する。

また、記録および再生用ギャップ５１と平行に消去用ギ
ャップ５３の角度も同時に傾斜してもよく、コア製作上
、角度をつけることは加工コストの増加はない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、記録および再生用
ギャップのトラック幅と消去用ギャップのトラック幅と
を同一値とすることにより、高いトラック密度の時でも
十分な信号再生出力を保つことができる。

また、コア側面を鋭角に落し、コア全体を厚くすること
により、高いトラック密度でトラック幅が狭くなった時
でも、コアの機械的強度を保証し、磁束漏洩のない効率
の良い磁気ヘッドかでき、再生出力をさらに向上できる
。

また、コア側面と媒体対向面と同一平面との間にガラス
等を充填し、高いトラック密度でトラック幅が狭くなっ
てもコアの機会的強度を保証し、特に、両ギャップ端部
の外力による欠けを防ぎ、所定のトラック幅を保つこと
かできる。

また、各コア本体のギャップ対向面にセンダスト等の金
属磁性膜を形成することにより高いトラック密度の時の
出力をさらに向上し、磁気ヘッドの品質を高くすること
ができる。

さらに、記録および再生用ギャップの位置と消去用ギャ
ップの位置を媒体の回転中心を通り、ヘッドの移動方向
と平行な直線に対して、左右対称に配置することにより
、ヘッドが最内周あるいは最外周に移動した時でも媒体
の所定のトラックから両ギャップがはずれることがなく
、両キャッブのトラック幅が同一値の場合でも消１１．
残しの障害が生りないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気ヘッドの斜視図、第２
図は第１図のコアをスライダーに組み込み、媒体対向面
からみた正面図と側面図、第３図は本発明の他の実施例
の磁気ヘッドの斜視図、第４則は第３１２Ｚのコアをス
ラ・イタ′−に紹み込み、媒体対向面からみた正面図と
側面図５第５図は本発明の第１図あるいは第３図の実施
例の磁気ヘラＩ・に金属磁性膜をつけたコアの断面図、
第６図は第５図のギャップ部を側面から見た断面図、第
７図は第６図のギャップ配置をした磁気ヘラＩ−’にお
けるギャップの角度を工夫したものを示す図、第８国は
従来のへッドニ７アの斜視図、第９図はヘツｌ〜′コア
をスライダに組み込み媒体対向面から見た正面図と側面
図、第１０図は従来の磁気ｌ＼ラッド組立の一部を説明
した図、第１１図はそのコアの正面図、第１２１図ａ、
ｂ、ｃは従来磁気ヘッドの不具合を説明し、たコアと媒
体の断面図、第１３　ｉ：イｌは従来磁気ヘッドの移動
による消し残しを説明し、た図である。 ］、、２３．３６．５］・・記録および再ノ４−Ｊ’ｉ
−１ギャップ、２，２４，３７．５３・・消去用Ａ−ヤ
ップ、３，４，２７．２８・・・Ｉ・ラック幅、５２１
．３１・・記録および再土用コア、６．１１２２．３２
・・消去用コア５く）・・Ｉ・ラックセンターずれ、］
０　　・記録）パン・ツク、］、、２．４５・最内周、
］、３．４６・・最外周、１４　消し、残し部、］５・
・・消去［・ラック、２５．２６．３３．３４スライタ
ー、３０・−コア側面、３５・・媒体対向面と同一平面
、３８．３９・・・ニファ生体、／１０・・金属磁性膜
、４］・・・両ギャップの中心、４２・媒体の回転中心
、４３・・ヘッド移動方向、４４−　ｑ＃１線、５０・
・媒体流出ブ〕向、５２・・角度、６］、、６２コイル
、６３・・・棒状コア。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気記録および再生を行う第１のギャップと前記第
   １のギャップより媒体の回転方向の流入側にあって媒体
   の旧情報を消去する第２のギャップとを具備した磁気ヘ
   ッドにおいて、 前記第１および第２のギャップ部のトラック幅を同一値
   とし、 前記磁気ヘッドのコア側面の一端が前記磁気ヘッドの媒
   体対向面に接し、かつ、前記磁気ヘッドの媒体対向面に
   対し、鋭角に傾斜した平面を具備したことを特徴とする
   磁気ヘッド。 ２、請求項１記載の磁気ヘッドにおいて、 前記磁気ヘッドの媒体対向面と同一平面と前記磁気ヘッ
   ドの傾斜した平面との間に非磁性体を充填したことを特
   徴とする磁気ヘッド。 ３、磁気記録および再生を行う第１のギャップと前記第
   １のギャップより媒体の回転方向の流入側にあって媒体
   の旧情報を消去する第２のギャップとを具備し、前記第
   １および第２のギャップ部のトラック幅を同一値とした
   磁気ヘッドにおいて、前記第１あるいは第２のギャップ
   を形成する少なくとも一つのコア本体の端面に金属磁性
   膜を備えたことを特徴とする磁気ヘッド。 ４、磁気記録および再生を行う第１のギャップと前記第
   １のギャップより媒体の回転方向の流入側にあって媒体
   の旧情報を消去する第２のギャップとを具備し、前記第
   １および第２のギャップ部のトラック幅を同一値とした
   磁気ヘッドにおいて、媒体の回転中心を通り前記磁気ヘ
   ッドの移動方向と平行な直線が前記磁気ヘッドの第１お
   よび第２のギャップのそれぞれの中心を結んだ線分のほ
   ぼ中心を通ることを特徴とする磁気ヘッド。 ５、請求項４記載の磁気ヘッドにおいて、 前記磁気ヘッドの第１および第２のギャップが平行であ
   り、かつ、それぞれのギャップが前記磁気ヘッドの移動
   方向に対し、３０分から９０分傾いていることを特徴と
   する磁気ヘッド。