JPH0469418A - 動力伝導装置 - Google Patents

動力伝導装置

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JPH0469418A
JPH0469418A JP90176219A JP17621990A JPH0469418A JP H0469418 A JPH0469418 A JP H0469418A JP 90176219 A JP90176219 A JP 90176219A JP 17621990 A JP17621990 A JP 17621990A JP H0469418 A JPH0469418 A JP H0469418A
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JP
Japan
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clutch
main
case
electromagnet
differential
Prior art date
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Pending
Application number
JP90176219A
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English (en)
Inventor
Sakuo Kurihara
栗原 作雄
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、出力部への伝達動力制御を行うメインクラ
ッチを制御するパイロットクラッチとしての電磁クラッ
チに関する。
(従来の技術) この種の電磁クラッチとして例えば特開昭63−195
449号のように電磁石に対しわずかなエアギャップを
隔でて吸引部材の吸引部を配置し、電磁石の吸引作用に
よって吸引部材を吸引してこの吸引部材の引寄せ部かパ
イロットクラッチの摩擦板を静止部材へ圧接し、この圧
接動作によって前記摩擦板を締結させ、この締結により
カムを作動させてメインクラッチの摩擦板の締結力を制
御する構造が知られている。
しかしこの構造ではエアギャップ寸法のわずかな変化に
よって電磁石の吸引力は大きく変動するため、このパイ
ロットクラッチによって締結されるメインクラッチの締
結力制御をきめ細かく行うことがむずかしくなる。
そこでかかる欠点を解消すべく出願人は第4図に例示す
る電磁クラッチ101を別途提案している。
即ち、メインケース109へ図示外の動力伝達部材から
伝えられた回転動力は、メインケース109に内装され
る遊星ギヤ機構120とメインクラッチ107のそれぞ
れの動作を介して左右の出力部材103と105へ伝え
られる。
このメインクラッチ107は、クラッチドラム110と
出力部材103にそれぞれ係合する摩擦板111,11
3を、パイロットクラッチとしての電磁クラッチ101
の動作により作動するカム115によって締結力を増力
させて締結する構造である。
電磁クラッチ101は、メインケース109のフランジ
117の外側へ回転可能に設けられた電磁石119と、
出力部材105へ回転可能に設けられたカムリング12
1とメインケース109にそれぞれ係合する摩擦板12
3,125と、摩擦板123,125をはさんで電磁石
119に対し反対側に配置された吸引部材127とによ
り構成される。
電磁石119の通電により発生する磁力線129はフラ
ンジ117、摩擦板123,125を通って吸引部材1
27てUターンして再び摩擦板123.125とフラン
ジ117を通り、電磁石119に戻る。
そして前記磁力線129がこのようにフランジ117を
その厚さ方向に貫通して半径方向に短絡的には流れない
ように、リング形の非磁性体131をフランジ117に
埋め込むようにして溶着している。
遊星ギヤ機構120は、メインケース109に設けた内
歯ギヤ133と出力部材103,105にそれぞれ形成
した太陽ギヤ139と遊星キャリヤ135と、遊星キャ
リヤ135、クラッチドラム110に軸支されて内歯ギ
ヤ133に噛合う外側の遊星ギヤ137と、遊星キャリ
ヤ135、クラッチドラム110に軸支されて太陽ギヤ
139と前記外側の遊星ギヤ137の両方に噛合う内側
の遊星ギヤ141とによって構成されている。
電磁石119に通電されず、従ってメインクラッチ10
7が締結されない状態ではメインケース109の回転動
力は、遊星ギヤ137,141、遊星キャリヤ135の
それぞれの自転と公転とにより左右の出力部材103と
105に差動分割される。
電磁石119に通電されると磁力線129によって吸引
部材127はフランジ117に向って吸引されて電磁ク
ラッチ101の摩擦板123,125は締結され、カム
リング121と出力部材105との間に相対回転が発生
してカム115は出力部材105を第4図で左方へ押動
し、クラッチドラム110はメインクラッチ107の摩
擦板111.113を結合する。
この結合力の大きさ即ち、前記通電電流値に応じて出力
部材103,105の前°記差動は制限されてその動力
分配はフントロールされることになる。
(発明が解決しようとする課題) 前記第4図の別途提案済の電磁クラッチでは、磁力線1
29の短絡防止のためにフランジ117にリング形の非
磁性体131を埋め込むようにして溶着しなければなら
ない。
ところがこのフランジ117は、メインケース109か
図示外の駆動部材から受動した動力を遊星ギヤ機構12
0とメインクラッチ107を介して出力部材103,1
05に伝達する動力伝達部材であるので、前述のように
リング形の非磁性体131をここに溶接することは、フ
ランジ117の強度をかなり低下させることになる。
この発明は既提案の電磁クラッチのこのような問題点に
着目してなされたものであり、電磁クラッチをメインケ
ースの外に配置することにより、このメインケースは電
磁石の磁気通路ではなくなってこれによりメインケース
に強度低下をきたさないようにした電磁クラッチを提供
することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するためこの発明は、メインケースを介
して出力軸へ伝えられる伝達動力の制御を行うためにメ
インケースに内装されたメインクラッチと、このメイン
クラッチの前記制御を行うパイロットクラッチとしての
電磁クラッチとを備えている動力伝導装置において、 電磁クラッチはメインケースの外に配置し、この電磁ク
ラッチは、相対回転自在に配置された一対の回転部材と
、これらを連結する摩擦板と、これらの摩擦板の一側に
配置された吸引部材と、他側に配置されこの吸引部材の
吸引動作により前記摩擦板を締結する電磁石と、この締
結動作によってメインクラッチ締結部材を移動させるカ
ムとを備えている。
(作用) 電磁石の吸引動作によって締結される摩擦板はカムによ
ってメインクラッチ締結部材を移動させてこれによりメ
インケースの外からメインクラッチを締結させる。
電磁クラッチはメインケースの外に配置しているので、
その電磁石による磁気通路はメインケースの外に形成さ
れることになり、従って磁気的短絡防止用の非磁性体を
メインケースに埋め込む必要性はなくなってメインケー
ス強度低下は防IJユされた。
(実施例) 次にこの発明の動力伝導装置を、車両のリヤデフに用い
た実施例について説明する。
第1図はこの実施例の動力伝導装置の縦断平面図を示し
、第3図はこの装置を用いた車両の動力系の平面図を示
す。
例示した動力系は、エンジン1、トランスミッション3
、プロペラシャフト7、前記動力伝達装置9を用いたリ
ヤデフ、後車軸11.13、左右の後輪15.17、左
右の前輪19.21なとから構成されている。
例示した動力伝導装置9は、左右の出力軸2527を差
動的に駆動する差動歯車機構29と、この差動駆動力を
制御するメインクラッチ31と、メインクラッチ31の
締結力を制御するパイロットクラッチ33とにより構成
されている。
差動歯車機構29とメインクラッチ31は左右のベアリ
ング35.37によってデフキャリヤ23内で軸支され
たメインケースであるデフケース39に内装され、パイ
ロットクラッチ33は、デフケース39の外にてデフキ
ャリヤ23の一方の側部にボルト41にて取付けたサブ
ケース43に内装される。
例示した差動歯車機構29は、デフケース39と回転方
向に係合したビニオンシャフト47に軸支される複数の
ベベルビニオン4つと、デフケース39および次述する
ボス63とに遊嵌されてベベルピニオン49に噛合う一
方のベベルサイドギヤ53と、他方の出力軸27へ結合
されてベベルピニオン49に噛合う他方のベベルサイド
ギヤ55とによって構成され、デフケース39のフラン
ジ部57に取付けたリングギヤ59は、プロペラシャフ
ト7によって駆動されるドライブピニオン61と噛合っ
ている。
例示したメインクラッチ31は、他方の出力軸27に結
合されたボス63と、ボス63の歯部65へ係合する内
側の摩擦板67と、一方のへヘルサイドギャ5Bの外周
筒部54の歯部51に係合する外側の摩擦板6つと、パ
イロットクラッチ33の次述する締結動作によりこれら
摩擦板67゜69を一方のベベルサイドギヤ53のボス
部に向って圧接、緊締するメインクラッチ締結部材とし
ての一方の出力軸25の押動ボス71(歯部51に係合
している)とによって構成されている。
例示したパイロットクラッチ33は、ケース蓋40の軸
部73に係合される一方の回転部材としての回転筒体7
5と、一方の出力軸25へ回転自在に設けた他方の回転
部材としてのクラッチリング77と、クラッチリング7
7の歯部79に係合する内側の摩擦板81と、回転筒体
75の歯部83に係合する外側の摩擦板85と、デフキ
ャリヤ23に取付けられたリング形の電磁石87と、摩
擦板81.85を挾んで電磁石87に対し反対側に配置
されて歯部79に係合する吸引部材89と、一方の出力
軸25にスプライン91て結合されたカムリング93と
、第2図(第1図のA−A線矢視断面図)に示すように
ボール95を介してクラッチリング77とカムリング9
1との間に相対回動が発生したときにクラッチリング7
7を第1図の右方へ押動させるカム97とによって構成
され、電磁クラッチとなっている。
カムリング93とサブケース43との相互の側面間には
、スラストベアリング99が介装される。
回転筒体75のフランジ部76にはリング形又は、正面
視円弧状の非磁性体101が埋め込まれてこのフランジ
部に溶着され、内外側の摩擦板81゜85には、正面視
て円弧状の複数の長溝103105が形成されていて、
電磁石87による磁力線107は回転筒体75のフラン
ジ部76と摩擦板81.85を軸長方向に貫流して吸引
部材89に到達し、この吸引部材89内でUターンして
再び摩擦板85.81とフランジ部76を軸長方向に貫
流して電磁石87に戻ることになり、前記非磁性体10
1と長溝103,105とによって磁力線107がフラ
ンジ部76、摩擦板81.85内で半径方向に短絡して
流れるのを阻止している。
次にこの動力伝導装置9の機構を説明する。
電磁石87を非通電とするとパイロ1.トクラ、。
チ33は開放状態となり、メインクラッチ31も開放さ
れている。
エンジンlの駆動力はトランスミッション3、プロペラ
シ十フト71こよってドライブピニオン61とリングギ
ヤ59を介してデフケース3つを回転させる。
デフケース39へ伝えられた駆動力は、これに軸支され
たベベルピニオン49がピニオンシャフト47の回りに
自転すると共に他方の出力軸27の回りに公転すること
によって左右のベベルサイドギヤ53と55へ分割、伝
達され、ベベルサイドギヤ53に結合された一方の出力
軸25とベベルサイドギヤ55に結合された他方の出力
軸27とがそれぞれ差動的に駆動され、左右の後輪15
゜17は差動回転する。
電磁石87に通電か行われると、第1図の矢印のように
回転筒体75のフランジ部76と摩擦板81.85を貫
流する磁力線107により吸引部材89は電磁石87に
向って吸引されてフランジ部76と吸引部材89とて摩
擦板81.85は互いに緊締されて回転筒体75とクラ
ッチリング77は一体となり、パイロットクラッチ33
は締結されクラッチリング77はデフケース39と一体
に回転しようとするので1.前記差動歯車機構29の作
用により差動回転している出力軸25と一体のカムリン
グ93との間に相対回転が現われ、これによりカム97
はカムリング93とクラッチリング77を、これらが互
いに遠去かる方向に押動する。
この結果クラッチリング77と出力軸25は第1図の右
方へ押動されて押動ボス71とベベルサイドギヤ53と
で摩擦板67.69は互いに緊締されてメインクラッチ
31は締結状態となり、ベベルサイドギヤ53即ち一方
の出力軸25と他方の出力軸27とはメインクラッチ3
1の緊締力に応して結合される。
そしてこの結合力に応じて左右の8力軸25と27の差
動は制限されるので、パイロットクラッチ33の締結力
を制御すれば出力軸2527の差動は制限され、そして
この締結力の制御は、電磁石87に流す電流の強さに加
減することにより行われ、運転席からの手動操作又は、
操舵条件や路面条件に応じての自動操作によって前記電
流の加減が行われる。
以上の実施例では、パイロットクラッチ33を構成して
いる電磁石87、吸引部材89および内外側の摩擦板8
1と85は何れもメインクラッチ31を内装しているデ
フケース39の外に配置されているので、電磁石87の
磁力線107はデフケース39とは無関係な個所に形成
される。
従ってこの磁力線107の半径方向への短絡防止のため
の非磁性体101は、パイロットクラッチ33の回転筒
体75に埋め込めば良(、出力軸25.27への動力伝
達部材であるデフケース39にはこのような埋め込み加
工は不要となり、かかる加工によりデフケース39の強
度が低下すると言う不都合はこの実施例によって解消さ
れた。
非磁性体101が埋め込まれている回転筒体75はメイ
ンクラッチ31の締結力を制御するパイロ、トクラッチ
33の構成部材であってパイロットとしての弱い緊締力
を伝えるものであるので、非磁性体101の埋め込み加
工による弱体化は実用上、全く差支えない。
なお、図示外ではパイロットクラッチ33はデフキャリ
ヤ23の外側部に付加的に取付けられているので、組込
み操作に便利となっている。
前記実施例において使用される差動歯車機構29や、メ
インクラッチ31およびパイロットクラッチ33とカム
97の構造は、前記図示例のほか、前述したこの発明の
特徴を保有する限りにおいて、公知の種々の構造に置き
換えることができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、パイロツククラッチと
しての電磁クラッチはメインケースの外に配置している
ので、その電磁石による磁気通路はメインケースの他に
形成されることになり、従って磁気的短絡防止用の非磁
性体をメインケースに埋め込む必要はなくなって、動力
伝達部材であるメインケースが前記埋め込み加工により
弱体化することは解消され、合理的な動力伝導装置とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断平面図、第2図
は第1図のA−A線矢視断面図、第3図は前記実施例の
動力伝導装置を用いた車両の動力系の平面図、第4図は
従来の動力伝導装置の縦断平面図である。 25・・・出力軸(メインクラッチ締結部材)31・・
・メインクラッチ 33・・電磁クラッチ(パイロットクラッチ)3つ・・
・デフケース(メインケース)75・・・回転筒体(回
転部材) 77・・・クラッチリング(回転部材)81.85・・
・摩擦板  87・・・電磁石89・・・吸引部材  
  97・・・カム代理人 弁理士  三 好 秀 和

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メインケースを介して出力軸へ伝えられる伝達動力の制
    御を行うためにメインケースに内装されたメインクラッ
    チと、このメインクラッチの前記制御を行うパイロット
    クラッチとしての電磁クラッチとを備えている動力伝導
    装置において、電磁クラッチはメインケースの外に配置
    し、この電磁クラッチは、相対回転自在に配置された一
    対の回転部材と、これらを連結する摩擦板と、これらの
    摩擦板の一側に配置された吸引部材と、他側に配置され
    この吸引部材の吸引動作により前記摩擦板を締結する電
    磁石と、この締結動作によってメインクラッチ締結部材
    を移動させるカムとを備えていることを特徴とする動力
    伝導装置。
JP90176219A 1990-07-05 1990-07-05 動力伝導装置 Pending JPH0469418A (ja)

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