JPH0469264A - インクジェットプリンタの用紙押え機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェットシリアルプリンタ装置の印字用
紙送り機構部において、印字用紙をプラテン面に対し密
着させる用紙押え機構に関するものである。

〔従来の技術〕

近年オフィスオートメ−シロンの普及により事務所内で
文書作成、印刷する要求が高まり、低騒音かつ印字品位
の良好なプリンタが求められるようになった。また、パ
ーソナルコンピュータの普及によりプリンタ出力の応用
が多様化され文字及び図形処理ができるような小型ブ、
リン名カ求められるようになってきた。

この種のプリンタの中にインフジエラ１方式のプリンタ
があり、近年グラフ処理カラー化と相まってこの普及が
増加の傾向にある。しかし、インクジェット方式プリン
タは印字ヘッド先端よりインク滴を噴射し、印字用紙面
に吸収、インク乾燥という特徴を有するプリンタである
ため、印字後にインク滴が紙に吸収されるのに１〜２秒
要する。それ以前に印字用紙に他の物が接触するならば
インクが付着するか紙上を汚す結果となった。

また、用紙が印字面すなわちプラテン表面から浮きあが
ると用紙がインクジェットノズル端面に接触し、紙面を
汚す結果となった。特に折りたたみ連続用紙を用いた場
合には、用紙がミシン目で浮きあがりヘッド端面と接触
することがあった。

このような現象を防止するために従来のインクジェット
プリンタ装置においては、印字ヘッドに紙押え機構を設
置し印字ヘッドの走査前後（プラテン軸に直角方向）の
紙を押えて紙の浮き上がりを防止したり、紙送りの前後
で用紙に引張り力を与えて用紙のたるみ、ミシン目のふ
くれなどを防止する対策が行われている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したインクジェットプリンタの用紙押え機構では複
雑な機構になったり、印字後の用紙に他の物が接触して
印字面を汚すなどの欠点があった。

本発明は、印字面すなわちプラテン面より印字用紙の浮
き上がりを防止し、良好な印字品位を実現する用紙押え
機構を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のインクジェットプリンタの用紙押え機構は、プ
ラテンに当接しこのプラテンの軸方向の位置が調整可能
な印字用紙の左右の端部を前記プラテンに押し付ける左
右一対の第１の用紙押えと、前記印字用紙の印字範囲の
下部ラインを前記プラテンに押し付ける第２の印字押え
と、前記印字用紙の改行時に前記第１の用紙押えをプラ
テンから浮かすリトラクション機構とを有している。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図を参照して説明する。

第４図は本発明の一実施例を備えたインクジェットプリ
ンタの正面図である。

印字ヘッド部３はガイドシャフト２上を第４図の左右方
向に摺動するキャリア４に搭載され印字を行なう。また
印字用紙工５の改行はステッピングモータ６より歯車７
，８，９と動力を伝動されプラテン５に回転運動として
伝えられる。用紙１５はプラテン５に巻きつけられてお
り、ペイルローラ１２と本発明の用紙押え機構１３．１
４により、プラテン５に密着されている。なお、プラテ
ンノブ１０でプラテン５を回転させることもできる。

第１図および第２図はそれぞれ第４図にインクジェット
プリンタに設けられた本発明の一実施例の正面図および
左側面である。

第１図、第２図において用紙押え１３．１４はガイドブ
ラケット１６に取付けられている。用紙押え１３．１４
はガイドブラケット１６の溝に沿って左右可動できるも
のである。用紙押え１３゜１４は用紙の大きさに合せて
任意の位置にセットし、止めネジ３３によりガイドブラ
ケット１６に固定する。第１図に一点鎖線で印字範囲２
０を示す。

印字用紙１５は左右一対の用紙押え１３．１４により右
端及び左端ならびに印字範囲２０の下部ラインの３箇所
によりプラテンに押し付けられている。また、第２図に
おいて印字用紙１５はペーパーガイド２６をガイドにし
てリヤローラ２８゜フロントローラ２７によってプラテ
ン５に押し付けられ用紙押え１３．１４を介し、ペイル
ローラ１２により巻きつけられている。

次に、用紙押えガイドブラケット１６は両サイドをサイ
ドフレーム１ａ、ｌｂに立てであるガイドピン１７を中
心にして回転できるような構造でプレッシャスプリング
２１によって用紙押え１３．１４は印字用紙１５を間に
はさみプラテン６に押えつけている。

又、用紙押えブラケット１６は取付ネジ２４によりフレ
ーム１に取り付けられた直流ソレノイド２３に連結され
ている。直流ソレノイド２３に電流を梳して第３図の矢
印３１の方向にプランジャ３０を引くと用紙押えガイド
ブラケット１８はガイドビン１７を中心にして回転して
用紙押え１３．１４を第３図の矢印３２の方向ヘリトラ
クションせしめる機構である。又、固定用紙押え板３４
は用紙押えガイドブラケット１６に固定されてプラテン
面に接触している。

プランジャ３０についているストッパ２９は直流ソレノ
イド２３の吸引量及び用紙押え１３゜１４のりトラクシ
ョン量を設定するものである。

フレーム１に取付けである調整ネジエ８はプラテン５及
び印字用紙１５と用紙押え１３．１４との間隙を可変す
るものである。

第３図は印字動作及び用紙押えリトラクシヨン改行動作
のタイムチャートを示す。印字ヘッド横送り３５は第４
図において印字ヘッド３及びキャリア４の横送りを示す
。印字動作タイムａで印字ヘッド横送り３６が実行され
、印字ヘッド横送り３５の実行終了す後、用紙押えリト
ラクシヨン３６が動作をし、第２図の直流ソレノイド２
３は吸引保持され、用紙改行動作を行なう。用紙改行動
作３７の終了ｄの後、直流ソレノイド２３の吸引保持を
解除し、プレッシャスプリング２１によって用紙押え１
３．１４が復帰し、用紙１５をプラテン５に押えつける
。印字ヘッド横送り３５は用紙ガイトリトラクシロン３
６の終了ｅのタイミングにより起動動作に移る。以上の
行程を連続することで用紙１５のふくらみによる印字ヘ
ッド３との接触もなくなり高品位の印字結果が得られる
。

印字用紙１５の大きさ（幅）に合せられるようなプラテ
ン５の軸方向に任意可動できる左右一対の板部材からな
る用紙押え１３．１４と１３゜１４を保持する用紙押え
ガイドブラケット１６をもち、用紙押え１３．１４によ
って用紙１５の両端部で印字面の前後と印字位置下部を
押え印字面での用紙浮き上がりを押えた形式の用紙押え
機構を得ることができる。また、用紙幅が大きい場合用
紙１５の印字位置下部の押えが一定しないためプラテン
５の全長にわたり用紙１５の印字位置下部を押えること
のできる固定用紙押え板３４を追加することによって解
決できる。また印字終了後筒用紙の改行時、用紙押え１
３．１４をプラテン５及び用紙１５より浮かす（リトラ
クション）ことのできるソレノイド２３を持ち、改行時
の接触による磨耗や、逆改行時の汚れをなくす機構を得
られる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、印字用紙の挿入性が容易
となり、用紙のプラテンが密着し、印字用紙のふくらみ
による印字ヘッド先端との接触をなくしまた改行時の摩
擦による汚れをなくし高品位の印字結果を得る効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はそれぞれ本発明の一実施例の正面
図、左側面図および動作のタイムチャート、第４図は第
１図に示す実施例を備えたインクジェットプリンタ装置
の平面図である。 １・・・フレーム、１ａ・・・ライトサイドフレーム、
１ｂ・・・レフトサイドフレーム、２・・・ガイドシャ
フト、３・・・印字ヘッド、４・・・キャリア、５・・
・プラテン、６・・・ステップモータ、７，８．９・・
・ギヤ、１０・・・プラテンノブ、１１・・・ペイルシ
ャフト１，１２・・・ペイルローラ、−１３，１４・・
・用紙押え、１５・・・印字用紙、１６・・・用紙押え
ガイドブラケット、１７・・・ガイドビン、１８・・・
ストッパ、２０・・・印字範囲、２１・・・プレッシャ
スプリング、２２・・・スプリングフック、２３・・・
直流ソレノイド、２４・・・直流ソレノイド止めネジ、
２５・・・用紙押えスライドブロック、２６・・・ペー
パーガイド１２７・・・フロントローラ、２８・・・リ
ヤローラ、２９・・・調整ネジ、３０・・・プランジャ
、３３・・・用紙押え止めネジ、３４・・・固定用紙押
え板、３５・・・印字ヘッド横送り、３６・・・用紙押
えリトラクシヨン、３７・・・用紙改行動作、ａ・・・
印字動作タイム、ｂ・・・印字ヘッド横送り終了、Ｃ・
・・用紙押えリトラクシジン動作終了、ｄ・・・用紙改
行動作終了、ｅ・・・用紙押えＩＪ）ラクシｅン復帰。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンに当接しこのプラテンの軸方向の位置が調整可
   能な印字用紙の左右の端部を前記プラテンに押し付ける
   左右一対の第１の用紙押えと、前記印字用紙の印字範囲
   の下部ラインを前記プラテンに押し付ける第２の印字押
   えと、前記印字用紙の改行時に前記第１の用紙押えをプ
   ラテンから浮かすリトラクション機構とを含むことを特
   徴とするインクジェットプリンタの用紙押え機構。