JPH0468932B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、前座の前の部分がベースに対して横
に走つている軸の周りに、傾斜できる形で固定さ
れており、後座がその前座に対して傾斜できる形
に付いている椅子に関するものである。

（従来の技術） この種の椅子は、ドイツ公開後方第2822574号
（DE−OS2822 574）に知られたものである。こ
の有名な椅子の場合、背もたれと後座の間の角度
の座面傾斜を調節すると変わりやすいので、座面
傾斜の調節の場合は常にその盤状部に対する背の
当たり具合が違つてくる。後座と背もたれの間で
丁度よい具合の角度ができるのは、その座面があ
る一定の傾斜度をもつている場合だけである。従
つて、後座にある一定の傾斜調節をしたときだ
け、丁度よい背の当たり具合が得られるわけであ
る。

誤つた座り方で身体を傷めることのないよう、
また座り心地を良くするよう、身体にあつた座り
方というものを可能にするような椅子、特に事務
用を作るべく、努力が払われているが、この場合
十分考慮すべきことは、人はずつと同じ姿勢を保
つているわけではなく、むしろ時々その姿勢を変
えているということである。

（発明が解決しようとする問題点） 従つて本発明の課題は、シツテイング・ポジシ
ヨンの人間工学的な調節と同時にあらゆる姿勢に
おける身体の能動的な支えということを可能にす
る椅子を提案することである。

（問題点を解決するための手段） そしてこの課題は、次のようにした本発明によ
つて解決された。すなわち、前座と後座とを備え
た椅子であつて、前座の後部の下方の回転軸を中
心としてアングル形のシユーが回転できる形で納
められていること、そしてそのシユーの後端部分
が後座の支持台の形になつており、それが上方へ
伸びて一つの盤状座部の形状になつていること、
更には、後座の下の部分で、前座の後の部分の固
いビームがこのシユーに連結されていること等で
ある。

後座の後の部分が一体式に盤状座部の形状をし
ているということは、後座およびそれとともに盤
状座部がどのような角度で傾斜しているかに関係
なく、安定した背の当り具合あるいは支えが確保
できるということである。

従つて本発明によれば、どんなに動いても身体
に安定感を与えるだけでなく、背中の筋肉の緊張
や硬直、およびそれによる疲れを防ぐ支えも与え
ることができる。またこの背を支えることによつ
て、これがなければ長期的に見て現われる姿勢の
障害を防げるわけである。

この椅子の調節は、次のようにして行なう。

後部レバーを傾斜させると、それと同時に後部
およびそれによつて盤状座部も同じ角度だけ傾斜
する。

シユーを傾斜させると、その傾斜角度で前座も
調節できる。この前座の傾斜調節は、後座の傾き
より角度が小さい。これは、前座がシユーの後部
レバーと固く（少しも曲がらないほどに）連結さ
れているためである。反対に、前座の後の部分と
固くつながつているビームだけがこの後部レバー
に連結されている。そのため、シユーを傾斜させ
る場合は、この連結されたビームをシユーの動き
に従つて上下に動かす。しかしその場合、前座が
その範囲で傾く。回転軸の軸受は前座の下方に設
けているので、前座の後部レバーの傾きは上下に
作用する。

前座の傾斜調節角は、比較的小さいものであ
る。これは、この連結点が軸受からより前座の前
の方の旋回軸からの方が一層離れているからであ
る。

シユーを傾斜させて後座やそれとともに盤状座
部を傾斜させる場合、その傾きを前座の場合と違
つて大きくすることによつて、求める効果が得ら
れる。

座面の傾きを調節する場合、後座の傾斜変化は
前座の小さな傾斜変化と関係している。従つて、
後座とつながつている背もたれの同期調節とな
る。そのため、例えば、前後両座を水平にしたり
するだけでなく、前座を例えば−5゜に、後座を例
えば−15゜に傾けたりすることができる。

前座の下方にある回転軸の軸受が前座の後の部
分において離れていればいるほど、前座の後部レ
バーの連結点が近ければ近いほど、前座と後座と
の間の相対的な傾斜変化割合は大きくなる。そし
てこの長さの比をよく理解することによつて、望
みの相対的座面傾斜変化を調節できる。

この椅子は、次のようにした本発明に基づいて
作ることができる。すなわち、前座の後端と後座
の前端がこの椅子全体を横に走る間〓をつくるよ
うにしていることである。尚、この間〓は、詰物
あるいは被覆材で隠される。

背もたれは、本発明の方法により盤状座部の上
の部分につながつており、固定するか、あるいは
それに対して傾斜できるようにするかは選択によ
る。

更に本発明には、前座と後座の直接調節並びに
後座とつながつている背の直接調節ができるとい
う利点がある。また同時に、少ない構成部品で且
つ経済的に椅子をつくれるという利点もある。

本発明では、調節機構が実質的に支持パイプの
内部に入つている。そして、その支持パイプ内部
に、レバーが回転できるような形でシユーが取り
付けられている。こうした支持台をもつ椅子に
は、次のように一連の利点がある。

一つは、この椅子は支持パイプに取り付けるこ
とができるので、立脚が要らないということであ
る。更には、全体を通つている一つのパイプにそ
うした多数の椅子を付けることもできるというこ
とである。そしてこの方法によつて、こうしたパ
イプに本発明による椅子が付いた完全な座席ある
いは多数の連なる腰掛けを簡単につくることがで
きる。

こうした作り方あるいは構造には、掃除のとき
に床に自由に近づくことができるという利点があ
る。その他、必ずしもすべての個々の椅子が一つ
あるいは二つ以上の脚を必要とするといつたこと
がないので、材料の点で相当の節約ができる。

パイプの内部に調節機構をこのように入れるも
う一つの利点は、まず調節機構が保護されること
と、もう一つは誤つてこの調節機構に指や手をは
さまれることから守られていることである。

シユーは、支持パイプ内部で、実質的には座部
の広さ全体にわたつて延びることができるので、
後座を容易にしかつたりと支持することができ
る。

この椅子は、ばね装置によつてあらかじめ希望
する位置あるいは姿勢にすることができる。本発
明のもう一つの仕組みにより、回転軸の軸受から
後座の後端部へ走つている後部レバーの下には、
一つあるいは多数の圧縮ばねが付いている。これ
らの圧縮ばねによつてこの椅子をその一つの終端
位置までもつてくることができるが、この場合、
前座の後端部と後座の後端部もそれぞれの最も高
い位置を占めるようになる。座面と背の傾きは、
体重を移すことによつて同期的な移動として変え
ることができる。このような作りの場合、本発明
によるこの椅子は、半ば揺り椅子としても使うこ
とができる。

また、上記の圧縮ばねの圧力を変えることがで
きるよう、直接ねじが付いている。そのため、椅
子を使う人の体重に自由にそのばねの力を調節す
ることができる。

本発明において、ケースのなかには、前座の前
部分と前部レバーの下端部との間に、一つのばね
が付いている。そしてこのばねが圧縮ばねの場合
は、支持パイプの下にある後部レバーの下方の上
記圧縮ばねと同じようにそれは作用する。

ケースのなかで、前部ケースと前部レバーの下
端部の間にあるばねは、前に述べた、後部レバー
の下に付いている圧縮ばねに対する付属のものと
して、あるいは単一ばねとして付けることができ
る。

ケースに入つているばねは、ガスばねとなつて
いる。このガスばねの解放レバーをなかの方へ押
すと、それは通常のばねのように機能する。椅子
はこの状態で揺り椅子として使うことができる。

しかし、ガスばねの解放レバーを出すと、椅子
が止まる。

また、唯一ブロツキングとして作用するガスば
ね（押す力はない）を使用することもできる。こ
のため、安いガスばねを使用することができるよ
うになつた。本発明において、ガスばねの解放レ
バーを働かせることができるよう、解放機構が付
いている。そしてこの解放機構を働かせると、ガ
スばねの解放レバーを動かし、それによつて座面
傾斜の調節を行なうことができる。この解放機構
を再び解放する場合は、いま止めてあるガスばね
がその座を調節位置で止めるようになる。

本発明において、解放機構の自由端をその解放
位置で止めることができる旋回可能なスプリン
グ・シヤツクルが付いている。このため、この椅
子を擬揺り椅子として用いることができる。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面と対応させて詳しく
説明する。

第１，２図に示すように、本発明の椅子の座面
は前後に分かれつ前座１８と後座２０とからなつ
ており、両座はお互い直接にはつながつているの
ではなく、その間に小さな間〓２２をあけてあ
る。後座２０は、その後の部分が上の方へアーチ
状に曲がつており、それによつて一つの盤状座部
を形成している。盤状座部２４の上端部に背もた
れ２５が固定されている。

背もたれ２５にはパツド２６が取り付けられて
いる。

第１，２図から、調節機構の基本要素が分る。

以下でシユーと呼ばれる第４図に関連して詳細
に説明されている一体となつているツーアーム形
レバー３２，３４は、回転軸３０を中心として回
転できるような形で納められている。第２図に示
すように後部レバー３２は回転軸３０からまず斜
めに上方へ、次に下方へアングル形に組み立てら
れる。調節レバー３４は、回転軸３０から実質的
には下方へ、そして幾分前方へも伸びている。後
部レバー３２の後部は後座２０と平行になつてい
て、この後座に固く結合されている。レバー３
２，３４を傾けると、それによつて第２図鎖線に
示すように後座２０やその他の盤状座部２４全体
がレバー３２，３４と同じだけ傾く。

第２図に示すように支持パイプ１６内部には、
圧縮ばね３８を後部レバー３２の下方に設けてあ
り、この圧縮ばねのばね力によつて椅子に座る人
による荷重とのバランスをとるようになつてい
る。

前座１８は、旋回軸５０（第２図）上方で回転
できるような形で納められている。第２図及び第
３図に示すように前座１８の後端部両側にはかた
く曲がらないビーム７８，７８が固定されてお
り、このビームは第２図に示す連結点４４の位置
で、後部レバー３２と連結している。

第２図からも分かる通り、回転軸３０と連結点
４４の距離は、この連結点と旋回軸５０との間の
距離よりはるかに短い。レバー３２，３４が傾く
と、前座１８はその旋回軸５０を中心として傾
く。したがつて、レバー３２，３４が第２図時計
回りに傾くと、鎖線に示すように前座１８は背も
たれ２５や後座２０より小さな角度だけ傾く。ま
た同時に、前座１８と後座２０の傾斜あるいは傾
斜変化がお互い定まつた関係あるいは割合で起こ
る。

この例では、第２，３図に示すようにガスばね
４８を備えているが、このガスばねの後端はスリ
ツト３６の位置にて前部レバー３１に結合されて
おり、また前端は旋回軸５０と結合している。そ
して旋回軸５０は回転軸３０に対して平行になつ
ており、左右両端部が位置５２でケース１４に固
定されている。

第２，３図において、椅子のベースは支持パイ
プ１６からなつており、この支持パイプはその中
央部から第３図の左側にケース４として延びてい
る。なお、ケース１４の前部には、位置５２で旋
回軸５０を設けている。第２，３図には、ガスば
ね４８も見えるが、ガスばねの後端が前部レバー
３４とスリツト３６のところで回転できる形でつ
ながつており、その前端が旋回軸５０に固定され
ている。

さらに第３図から、ガスばね４８の解放機構の
一部があるのが分る。この解放機構は、実質的に
は一つのアングル形回転レバー５８からなる。回
転レバー５８の第３図左側部は支持パイプ１６と
平行になつている。回転レバー５８を60度傾ける
と解放栓５６をガスばね４８内部へ押し込み、そ
れを解放する。回転レバー５８の右端には作動レ
バー６２があるが、これで回転レバー５８の右端
を手前下方に押し、解放することができる。

第３図において、６４は軸受であり、この軸受
には、第４図で更に詳しく説明するシユー１３が
回転できる形で連結している。

軸受６４の右側（第３図）には、破線で示した
座６６があるが、この座は支持パイプ１６の下側
と、シユー１３との間にある圧縮ばね３８を受け
入れるために設けられている。

シユー１３を第４図を参照して説明すると、こ
のシユーは後部レバー３２と前部レバー３４から
なるものである。第２図で前部レバー３４として
記されているこのシユーの部分は、２つの軸受６
４，６４を通して支持パイプ１６と旋回できる形
で結合している一枚のプレートからなる。このシ
ユーの下側には、４つの圧縮ばね受６８，…を設
けてあり、その後端が支持パイプ１６の内部のそ
れに対応する座６６に接しており、そのシユー１
３を軸受６４を中心として反時計方向に押す。な
お、シユー１３の下側には多数の補強リブ７０が
ある。

第５図は、第４図−線に沿う断面を示し、
この図から、前部レバー３４の前端にスリツト３
６を設けてあり、このスリツト内にガスばね４８
の後端の軸が入れられている。

またシユー１３は、軸受６４のところで回転で
きる形で支持パイプ１６に固定されている。コイ
ルばね受６８の右横で前座１８（第２図）の後端
と連結している固いビーム７８の後端が、孔部７
４（第５図）のところで旋回できる形で固定され
ている。

第６図は第４図−線に沿う断面を示してい
る。シユー１３の後部レバー３２は、回転軸３０
を支持している軸受６４で、支持パイプ１６と回
転できるような形でつながつている。コイルばね
受６８の第４図右横には、ビーム８をかけるため
の孔部７４を設けてある。なお、ビーム７８は、
前座１８の後端と曲がらない形でつながつてい
る。

この固いビーム７８は、第７図に側面図とし
て、第８図に平面図として描かれている。

ビーム７８には、その一端に長孔７６があり、
他端はプレート８０を通じて、また２つのねじ８
２，８２によつて、前座１８の後端に固定されて
いる（第２，３図参照）。

ビーム７８とシユー１３とは、孔部７４および
長孔７６を通つているボルト８４によつて結合し
ている。

ビーム７８の長孔７６は細長穴となつていなけ
ればならない。これは前座１８と後座２０の傾き
を調節する場合に、これがお互いに動いて、お互
いの間の距離が変わるからである。

しかし本発明によれば、座り深さの調節も可能
である。この座り深さ調節は、前座１８を後座２
０に対して移動させることによつて行なうことが
できる。

このため、一つには、ビーム７８にある長孔７
６が長くなつている。

またこのため、もう一つには、前座１８の前部
固定部も移動できるようになつているが、これに
ついては第３図に詳しく図示されている。

スリーブとすることもできる軸５０の両端に
は、ケース１４の方に出ている爪部８８でアルミ
部８６が固定されている。このアルミ部８６に
は、スライドプレート９２を支えたり、誘導した
りするガイドスリツト９０がある。なお、このス
ライドプレートには、その側に、下方へ向けて出
ているボルトがあり、このボルトはそのスリツト
９０内に導かれる。スライドプレート９２は、前
座１８と固くねじで止められている。

スライドプレート９２を左へずらすと、前座１
８が後座２０から左へ移動する。そしてこの場
合、長孔７６も孔部７４に対して同じく左へ移動
する。このため、座り深さが大きくなる。

スライドプレート９２を右へ移動させる場合、
前座１８も同じく右へ移動し、それによつて後座
２０の方へ移る。この場合、前座１８と後座２０
の間の間〓が狭くなり、座り深さも小さくなる。

固定ねじ９４は、希望する座り深さ調節位置に
椅子を固定するのに用いられる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、座面を間
〓を置いて前座と後座とで構成し、座面下部にア
ングル形のシユーを設けて、前部レバーの後端の
ビームをシユーに連結しているので、前座と後座
の傾斜角度を異にすることができるので、座り心
地を良くすることができ、また前座を移動できる
構成であるので、希望する座り深さを調整でき、
身体にあつた座り方を可能にした椅子を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例を示す椅子の側面図、
第２図は要部の拡大断面図、第３図は要部の平面
図、第４図はシユーとも呼ばれるツーアーム形レ
バーの平面図、第５図は第４図−線に沿う断
面図、第６図は第４図−線に沿う断面図、第
７図はビームの側面図、第８図は第７図の平面
図、 １０……支柱、１３……シユー、１４……ケー
ス、１６……支持パイプ、１８……前座、２０…
…後座、２２……間〓、２４……盤状座部、２５
……背もたれ、３０……回転軸、３２……後部レ
バー、３４……前部レバー、３８……圧縮ばね、
４８……ガスばね、５０……旋回軸、５６……解
放栓、５８，５９，６２……解放機構、６４……
軸受、７８……ビーム、８６……プレート、９０
……ガイドスリツト、９２……スライドプレー
ト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 座面を構成する前座及び後座と、座面の下方
   に配置されているシユーを構成する前部レバー及
   び後部レバーと、上記シユーの回転を制御するば
   ねとを具備しており、 上記前座はその前の部分でケースに対して横に
   走つている旋回軸の周りに、傾斜できる形で取り
   付けられており、 上記後座は前座とその後端側で所定間〓を置い
   て配置されかつこの前座に対して傾斜できる形に
   配設されており、 上記前部レバーと後部レバーとはアングル形の
   シユーを形成しており、 上記前部レバーは、この前部レバーに設けた軸
   受を介して上記前座の下方の回転軸にこの回転軸
   を中心にして旋回できる形で軸支されており、 上記後部レバーの後部側が後座を支持する形に
   なつており、その後端部は上の方に伸ばされた盤
   状座部を形成しており、 上記後部レバーに、前座の後部のビームが連結
   点で連結されており、 上記ばねは、上記回転軸を中心としてシユーの
   所定角度以上の回転を制御するものであり、 上記旋回軸と連結点との距離は、上記回転軸と
   連結点とのそれより長く設定されている ことを特徴とする椅子。 ２ 特許請求の範囲第１項において、ばねは、後
   部レバーの下方であつて、回転軸の後方に配置さ
   れた圧縮ばねであることを特徴とする椅子。 ３ 特許請求の範囲第１項において、前部レバー
   は、軸受から下方へかつ前方へ延びていることを
   特徴とする椅子。 ４ 座面を構成する前座及び後座と、座面の下方
   に配置されているシユーを構成する前部レバー及
   び後部レバーと、ばねとを具備しており、 上記前座はその前の部分でケースに対して横に
   走つている旋回軸の周りに、傾斜できる形で取り
   付けられており、 上記後座は前座とその後端側で所定間〓を置い
   て配置されかつこの前座に対して傾斜できる形に
   配設されており、 上記前部レバーと後部レバーとはアングル形の
   シユーを形成しており、 上記前部レバーは、この前部レバーに設けた軸
   受を介して上記前座の下方の回転軸にこの回転軸
   を中心にして旋回できる形で軸支されており、 上記後部レバーの後部側が後座を支持する形に
   なつており、その後端部は上の方に伸ばされた盤
   状座部を形成しており、 上記後部レバーに、前座の後部のビームが連結
   点で前座の前後方向に移動可能に連結されてお
   り、 上記前座の前部分の下方には上記旋回軸に回転
   可能に軸支されたプレートを設けてあり、このプ
   レートにガイドスリツトを設けてあり、前座の前
   部分の下部にガイドスリツトに案内されるスライ
   ドプレートを取り付けてあり、 上記ばねは、回転軸を中心としてシユーの所定
   角度以上の回転を制御するものであつて、後部レ
   バーの下方であつて、回転軸の後方に配置された
   ばねと、旋回軸と前部レバーの前部との間に配置
   したばねとからなり、 上記旋回軸と連結点との距離は、上記回転軸と
   連結点とのそれより長く設定されている ことを特徴とする椅子。 ５ 特許請求の範囲４項において、ばねの解放機
   構を備えていることを特徴とする椅子。