JPH0468676B2 - - Google Patents

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JPH0468676B2
JPH0468676B2 JP14763682A JP14763682A JPH0468676B2 JP H0468676 B2 JPH0468676 B2 JP H0468676B2 JP 14763682 A JP14763682 A JP 14763682A JP 14763682 A JP14763682 A JP 14763682A JP H0468676 B2 JPH0468676 B2 JP H0468676B2
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Yasuhiro Shibuya
Tetsuo Saito
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、非還流式の入金専用の紙幣処理装置
であり、大形装置に組み込み、一つの機能分担と
して入金処理のみを行なう紙幣処理装置に関し、
特に、一括投入された紙幣を判別結果に応じて返
却部あるいは一部貯留部に順次振り分け、一時貯
留紙幣を所定のタイミングで収納庫に入金処理す
る形式の小形、低価格で入金処理を実現する紙幣
処理装置に関する。
〔従来技術〕
一括投入された紙幣を一枚ずつ分離して繰り出
し、真偽、種類等を判別し、受領可能な紙幣とそ
うでない紙幣とを振り分ける構成の従来の紙幣処
理装置は、例えば、実公昭57−21071号公報に示
されるように、入金された銀行券は一枚ずつ搬送
路に取り込まれ、真偽判定等を行なわれ、正券は
自動預金機の奥部分に設けられた一時保管部に水
平状態で積層集積され、入金承認により一時保管
部の底板が移動して、一時保管部内の正券は入金
庫内に落下収容されるようになつており、入金庫
は自動預金機の奥部分下部に着脱自在に配置さ
れ、自動預金機の下部の入金庫以外の部分はほと
んどを搬送関係機構等により占められていた。
然るに、紙幣取引装置による取引量が増えるに
従つて入金庫の入替えが頻繁となるため、この種
装置では保守の負担を軽減すべく入金庫の収納容
量を大きくすることが要求され、一方、装置の設
置面積、体積を縮小して、装置自体の小型化をは
かることが要求されているが、金庫の大形化と相
まつて、紙幣の収納機構を含めた収納部全体で
は、紙幣処理装置に占めるエリアは、拡大の方向
で、装置の設置面積、体積の縮小を図りたい小型
化要求とは相反する方向になつている。
上記公報に記載されたような従来技術において
も、入金庫内の紙幣がバラ積みで収容効率が悪い
ことや装置内機構の配置が原因となり、上記の要
求を満たすことは困難であつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記の要求を満たすため、紙
幣取引装置の紙幣投入口から、紙幣分離部、鑑別
部、紙幣搬送部、一時貯留部、返却部、紙幣入金
庫を含めた全体的配置及び一時貯留部から紙幣入
金庫への紙幣搬送等を改良することにより、紙幣
入金庫の紙幣収納容量を大きくし、しかも装置自
体は大きくならず小型化できる新規な構成の紙幣
取引装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の紙幣処理装置は、 複数枚の紙幣を一括して受け入れる紙幣投入口
と、 前記紙幣投入口に投入された紙幣を1枚ずつ分
離して繰り出す紙幣分離部と、 前記紙幣分離部から供給された紙幣を受領紙幣
と返却紙幣とに判別する紙幣判別部と、 返却紙幣を受入れ、機外に返却する返却部と 前記判別結果に応じて受領紙幣を一時貯留部
に、返却紙幣を返却部に振り分けて搬送する紙幣
搬送部と、 前記一時貯留部に貯留された受領紙幣を収納す
るための紙幣入金庫と、 制御部と、操作装置を備えた紙幣処理装置に関
するものであり、 前記紙幣入金庫を紙幣処理装置の下部中央部に
配置し、 前記紙幣搬送部を前記紙幣入金庫の真上に配置
し、 前記紙幣投入口、紙幣分離部、紙幣判別部、返
却部を前記紙幣搬送部の上に配置し、 前記紙幣搬送部は、前記紙幣入金庫の上に配置
された返却紙幣用水平搬送路と、該返却紙幣用水
平搬送部と前記紙幣入金庫との間に配置されかつ
前記一時貯留部が途中に設けられた受領紙幣用水
平搬送路と、前記紙幣判別部の判定結果により紙
幣を返却紙幣用水平搬送路と受領紙幣用水平搬送
路とに振り分ける第1の振り分けゲートと、前記
一時貯留部の受領紙幣が送り出されたとき該受領
紙幣を前記制御部の制御により前記返却部に向か
う受領紙幣用水平搬送路と前記紙幣入金庫に紙幣
を搬送するために設けられた前記受領紙幣用水平
搬送路に対して略直交する搬送路とに振り分ける
第2の振り分けゲートを備え、 前記一時貯留部は、受領紙幣用水平搬送部から
搬送されてきた受領紙幣を略水平の状態で蓄積す
るための紙幣ストツパと、該紙幣ストツパ近傍に
一時貯留受領紙幣を挟む位置に配置された一対の
送り出し用ローラを備え、 前記紙幣入金庫はその上面に紙幣入口部を備
え、該紙幣入口部の長手方向寸法は紙幣の長手方
向寸法と略等しく、短手方向寸法は紙幣の短手方
向寸法より充分小さく設定し、 前記一時貯留部の受領紙幣を前記紙幣入金庫に
収納する際、前記制御部の制御により前記第2の
振り分けゲートを前記紙幣入金庫側にセツトし、
前記紙幣ストツパを解放し、前記一対の送り出し
用ローラを同時回転することにより、前記一時貯
留部の受領紙幣を一括して前記受領紙幣用水平搬
送路に対して略直交する搬送路と前記紙幣入口部
とを経て前記紙幣入金庫に垂直状態で収納するよ
うにしたことを特徴としたものである。
本発明は、上記のような構成を取るため、紙幣
入金庫が紙幣処理装置の下部部分を占め、紙幣入
金庫の上に他の構成要素は全て配置され、紙幣搬
送路のために装置の横幅が充分に活用されている
ので、紙幣搬送路下の紙幣入金庫を充分大きくで
きる。
また、上記構成により、紙幣入金庫を大きくし
ても装置全体を大きくはならず、紙幣入金庫の大
きさに比して装置全体を小型化できる。
さらに、一時貯留部における紙幣の蓄積方向
(水平方向)と紙幣入金庫内における紙幣の蓄積
方向(垂直方向)とを略直行させたため、紙幣入
金庫の長手方向を紙幣搬送路の主要部の方向と略
平行にすることができ、紙幣入金庫の長手方向の
寸法を充分大きくすることが可能であり、しかも
紙幣の短手方向が紙幣入金庫底面に対して垂直に
なるよう収納されるため紙幣入金庫の体積を紙幣
収納のために効率よく有効に活用でき、紙幣入金
庫の収納容量を大きく取ることができる。
第1図は本発明を適用した紙幣処理装置の全体
構成図を示す。
この装置は投入口11から一括投入された紙幣
BLを1枚ずつ分離して繰り出す紙幣分離部1、
繰り出された紙幣の種類あるいは真偽を判別する
紙幣鑑別部2、鑑別結果に応じて紙幣を一時スタ
ツク部4あるいは返却部5に搬送する紙幣搬送部
3、一時スタツク部4に貯留された紙幣を収納す
るための現金収納部8、上記各部の動力を発生す
るモータ9、および上記各部の動作を制御するた
めの例えばマイクロコンピユータからなる制御部
200から構成されている。
操作者が複数枚の紙幣BLを投入口11からポ
ケツト12に立位状態で投入し、操作装置201
により紙幣取込みの指令を入力すると、退避位置
にあつた押板13が前方に移動し、紙幣BLをピ
ツクアツプ・ローラ14に押しつける。
この状態でピツクアツプ・ローラ14とフイー
ドローラ15が順方向に回転し、ピツクアツプ・
ローラに接した最前位置の終幣がフイードローラ
15とゲートローラ16との間の隙間から丸ベル
ト17上に繰り出され、ベルト18A,18Bか
らなる搬送路18によつて鑑別部2に送り込まれ
る。
鑑別部2は搬送路26に面したセンサ・27を
有し、搬送中の紙幣から金種、真偽判別に必要な
特徴を検出する。
センサ27としては、例えば紙幣の大きさと紙
幣の印刷模様を光学的に読取る光センサと、印刷
インクに含まれる磁気成分の分布模様を読取る磁
気センサとを組み合せたものが適用される。各セ
ンサからの信号は制御部200に入力され、予め
記憶してある金種別の標準データとの照合によつ
て真偽判別、金種判別がなされる。
尚、鑑別部に独自のマイクロプロセツサを配備
し、これによつてセンサ出力を処理し、鑑別結果
を示す情報を制御部200に伝送する形式にする
ことにより、装置全体の動作制御を行なう制御部
200のプロセツサの負担軽減をはかるようにし
てもよい。
紙幣搬送部3は、プーリ31Aと31Bとの間
に懸架されたベルト31、プーリ32Aと32B
との間に懸架されたベルト32、プーリ33Aと
33Bとの間に懸架されたベルト33、プーリ3
4Aと34Bとの間に懸架されたベルト34、プ
ーリ35Aを35Bとの間に懸架されたベルト3
5を有し、鑑別部2から送り込まれた紙幣をベル
ト31と32とで形成される搬送路30Aに受け
入れる。搬送路30Aの後段には、ベルト31と
33とで形成される搬送路30B、ベルト31と
35とで形成される搬送路30C、ベルト32と
34とで形成される搬送路30Dがあり、搬送路
30Bと30Dとの分岐点に振分けゲート36が
配置してある。
振分けゲート36は鑑別結果に応じて動作し、
偽紙幣あるいは受領不能な紙幣が到来した時、振
分けゲートは破線で示した状態となつて紙幣を直
進させ、搬送路30B,30Cを介して返却部5
に送り込む。
一方、受領可能な真紙幣が到来すると、振分け
ゲート36は実線で図示した姿勢となり、紙幣を
搬送路30Dを介して一時スタツク部4に送り込
む。
紙幣一時スタツク部4は、プーリ32Bの後段
に位置してバネ47により下方より弾性支持され
た受板40と、受板40の行手を遮る紙幣ストツ
パ41と、紙幣ストツパ41が退避位置に移動し
たとき受板40上の紙幣を前方に送り出す1対の
ローラ42,43を備えており、ストツパー41
の後段には送りローラ37と第2の振分けゲート
44が設けてある。
紙幣の鑑別動作中は上記紙幣ストツパ41が図
示された搬送路閉鎖位置にあり、搬送路30Dか
ら送り込まれた紙幣はベルト34と受板40との
間に順次積み重ねられる。
投入口11から投入された全ての紙幣BLの鑑
別処理が終了すると、一時スタツク部4に一時貯
留された紙幣の合計枚数あるいは合計金額が表示
装置202に表示される。
また、返却部5のポケツト50に送り込まれて
いた返却紙幣が後述する排出ベルト55,65の
動作によつて返却口55から機外に返却される。
操作者は返却紙幣を受け取り、表示された内部
一時貯留紙幣の枚数あるいは金額を確認し、操作
装置201から上記一時貯留紙幣の入金処理につ
いての「取消し」または「承認」の指示入力を行
なう。もし「取消し」の指示があつた場合、制御
部200は振分けゲート44を破線で示した位置
にセツトした状態で紙幣ストツパ41を解放し、
ローラ42と43によつて受板40上の紙幣を送
り出す。
これによつて一時貯留紙幣は返却搬送路30C
を介して返却部のポケツト50に送り込まれ、返
却ベルト55,65に挾持されて機外に排出され
る。「承認」の指示入力があつた場合は、振分け
ゲート44が実線で図示した位置にセツトされた
状態で紙幣ストツパ41が解放される。
この場合、一時貯留紙幣は振分けゲート44の
下面に沿つて紙幣収納部8側に搬送され、後述す
る入金カセツト90に送り込まれる。
第2図は紙幣分離部1を構成するフイードロー
ラ15とゲートローラ16との関係を詳細に説明
するための正面図である。
この例では、フイードローラ15とゲートロー
ラ16はそれぞれ複数個のローラからなり、紙幣
の通過面において双方のローラが互いにオーバー
ラツプする如く向い合つている。
ここで、フイードローラ15にピツクアツプ・
ローラ14と同方向の回転駆動力を与え、ゲート
ローラ15を固定しておくと、ピツクアツプ・ロ
ーラ14がポケツト12から同時に複数枚の紙幣
を送り出した場合でも、フイードローラ15に接
する1枚の紙幣のみが他の紙幣から分離して丸ベ
ルト17側に繰り出され、丸ベルトとフイードロ
ーラに挾持されて搬送ベルト18方向に送り出さ
れ、残りの紙幣は先端がゲートローラ16で係止
されることになる。
この場合、ゲートローラ16とフイードローラ
15とのオーバラツプ寸法が分離性能に微妙な
影響を与えるが、この寸法は、例えば第3図に
示す如く、ゲートローラ16の軸19の両端を支
点21を可動中心とするレバー20で保持し、レ
バー20の傾きを調整した後、ネジ22で所定の
位置に固定する形式の調整機構を採用することに
より、最適値に設定することができる。しかしな
がら、レバー20をネジ22によつて完全に固定
してしまうと、例えば第4図に示すように複数枚
の紙幣BLが紙幣BL′で帯掛けされた状態で誤ま
つて投入された場合、帯掛け紙幣BL′と一緒に複
数枚の紙幣がゲートローラ16とフイードローラ
15との隙間に強因に喰込み、ジヤムによる装置
ダウンを紹くおそれがある。この問題に対して
は、例えば第5図に示す如く、ゲートローラ軸1
9を保持するレバー20の他端にピン23を取り
つけ、このピンが当接する位置に偏心カム24を
配置し、スプリング25によつてレバー他端を偏
心カム側に付勢する構造を採用すればよい。
このようにすると、寸法は偏心カム24を回
転させることにより容易に調整でき、第4図の束
紙幣の喰込み時にはバネ25に抗してゲートロー
ラが後退し、紙幣の通過を許容してジヤムによる
紙幣の損傷を回避できる。
次に紙幣返却部5の詳細な構造と動作について
説明する。第6図は返却部5の側面図、第7図は
第6図のA−A′断面でみた上面図、第8図は第
7図のB−B′断面でみた側面図である。
紙幣返却部は、プーリ54Aと54Bに懸架さ
れた第1の返却ベルト55とプーリ64Aと64
Bとに懸架された第2の返却ベルト65と、第1
返却ベルト側に設けられた前板52と、第2返却
ベルト側に設けられた押板62とを備えている。
返却紙幣の受入れ状態にあるとき、第1、第2の
返却ベルト55,65は互いに離間した位置にあ
り、前板52と押板62はそれぞれの返却ベルト
55,65よりも飛び出した位置にあつて両者の
間に紙幣ポケツト50を形成している。
このポケツト50に返却搬送路30Cから送り
込まれた紙幣を立位状態で順序よく整列させるた
めに、搬送路30Cの終端部に、紙幣の先端をポ
ケツト空間に導く紙幣ガイド38と、終端プーリ
31Bと同軸上にベルト31の外周より突出した
複数の突起片をもつ蹴り出しローラ39を設けて
ある。返却紙幣がポケツト50に送り込まれ、そ
の後端が搬送路30Cから解放された時、紙幣の
後端は蹴り出しローラ39の突起片によつて前板
52の方向(矢印D1方向)に導かれ、この紙幣
と押板62との間に空間を残すため、紙幣ガイド
38に沿つて送り込まれた後続紙幣は先後紙幣と
押板62との間に下端を揃えて次々と入り込むこ
とになる。
返却ポケツト50に納められた紙幣BLは、最
終的には第9図に示す如く、返却ベルト55と6
5とで挾持され、これらのベルトの回転により返
却口51より機外に放出される。
摩擦係数の大きい返却ベルト55,65を、紙
幣搬入時にはそれぞれ前板52押板62より後退
した位置におき、返却動作時にこれらの板よりも
突出させて紙幣と接触させるための機構は次のよ
うになつている。
第6図、第7図に示す如く、押板62はコの字
形のスライドブラケツト60の側面にリンク66
A,66Bを介して取り付けられ、自由に平行移
動可能な平行リンクを形成している。
上記スライドブラケツト60は、スライダ71
を介して、リアフレーム63に固定されたスライ
ドシヤフト70に水平移動可能に取り付けられ、
返却ベルト65を懸架してあるプーリ64A,6
4Bはこのスライドブラケツト60の側面に軸支
されている。また上記スライドブラケツト60の
両側とサイドフレーム53との間にはスプリング
61が取りつけられ、常時は前板52の方向に付
勢されている。75はリアフレーム63に取り付
けられたブラケツト駆動用のモータであり、この
モータはピン74をもつレバー73を回転させ
る。上記ピン74は第8図に示す如くスライドブ
ラケツト60の中央部に揺動自在に取りつけられ
たリンク72の溝72′と嵌合しており、モータ
75の一方向の回転によりスライドブラケツト6
0は前進あるいは後退の往復運動を行なう。返却
紙幣の受入れ時にはスライドブラケツト60は最
後退位置、すなわちリアフレーム63に最も近づ
いた位置にある。
この場合、押板62もスライドブラケツト60
と共に後退するが、押板の移動はサイドフレーム
53に突出して設けられたストツパ79により制
限され、一方、返却ベルト65はスライドブラケ
ツトと共に最後退位置まで移動するため、前述し
た返却ベルト65が押板62よりも引つこんだ状
態が実現される。
前板52はリンク56A,56Bを介してサイ
ドフレーム53に揺動可能に取り付けてあり、前
板52とスライドブラケツト60との間は溝68
をもつリンク67により連結してある。
また、前板側の返却ベルト55を懸架するプー
リ54A,54Bの軸59はサイドフレーム53
に取り付けてあり、モータ57の回転がギア58
A,58Bを介して一方のプーリ54Aに伝達さ
れる。
連結リンク67の溝68はスライドブラケツト
60の側面に突出したピンと係合しており、上記
溝68の長さは、スライドブラケツト60が最後
退位置に移動するとき連結リンク67が連動し、
前板52を返却ベルト55の前面よりも突出した
位置まで引き出せるような寸法に設定してある。
これによつて、押板側で返却ベルト65が引込む
と、前板52が返却ベルト55よりも前に出て、
押板62と前板52との間に返却紙幣受入れのた
めのポケツト空間50が形成される。
紙幣返却時には、モータ75の回転によりレバ
ー73のピン74を最前進位置に移動させる。
これによつてスライドブラケツト60はレバー
72の溝72′の範囲で前進自在になり、スプリ
ング61の引張力により前板方向に前進する。
スライドブラケツト60が前進すると、押板6
2はストツパ79から解放され、重力の作用によ
り平行リンク66A,66Bが押板の下方への移
動を許容し、第9図の如く返却ベルト65が押板
62より突出した状態をつくり出す。
一方、スライドブラケツト60の前進移動は、
連絡リンク67による前板52の拘束を解放する
ため、重力の作用によつて前板52も平行移動
し、返却ベルト55の面よりも後退した位置とな
る。つまり、返却ポケツト内の紙幣BLは両面を
返却ベルト55と65で挾持された状態となり、
その挾持力はスプリング61により与えられる。
従つて、モータ57によりベルト55を回転さ
せることにより、紙幣を返却口51から機外に排
出させることができる。
この場合、紙幣を完全に排出せずに、紙幣の後
端がプーリ54A,64Bで挾持された状態で排
出動作を停止するようにモータの回転量を制御し
ておくと、操作者が返却紙幣の取忘れた場合等
に、モータの逆回転による紙幣の機内への回収が
可能となる。
上記紙幣返却機構は、紙幣をスプリング61の
引張力によつて挾持して返却口51より差し出す
構成となつているため、操作者が紙幣束を容易に
引き抜くことができる。
第10図は紙幣の一時スタツク部4の詳細図で
ある。搬送ベルト34は受板40の上方に位置し
たローラ44と送りローラ42に懸架され、受板
40はスタツクフレーム45に対して1対のリン
ク46A,46Bにより平行リンク形式で支持さ
れ、スプリング47でベルト34方向に押圧され
ている。
受板40の前方はストツパ41が遮り、受板4
0の後方はスタツクフレーム45を交差さること
により、受板上に送り込まれた紙幣が紛失しない
ようにしてある。
スタツクフレーム45は支点48を中心に矢印
方向に回動自在に取り付けてあり、通常はスタツ
クフレームの後端45′がストツプピン49に係
止され、紙幣受入れ状態を保つている。
受板40上の紙幣は、既に述べたようにストツ
パ41が解放された時、ローラ42とローラ43
(第10図では省略)により送り出されるが、こ
の部分はそれまで搬送ベルト32と34とにより
一枚ずつ挾持して搬送されてきた紙幣が集積さ
れ、ストツパー41により停止を強制されるた
め、搬送系の他の部分に比較してジヤム等の障害
発生の確率が高い。
そこで本実施例では、障害発生の際に、一時ス
タツク部の下方に位置する現金収納部8の入金力
セツトを一旦除去し、これによつてできた空間に
鎖線で図示する如くスタツクフレーム45を回動
させ、スタツク紙幣の回収を可能としている。こ
のようにスタツクフレーム取りはずしのための保
守空間を入金カセツトの装填空間と兼用すると、
装置全体寸法を小型化したにもかかわらず保守作
業を極めて容易にできるという利点がある。
第11図〜第14図は現金収納部8を構成する
可搬型入金カセツト90の構造とカセツト収納部
分についての説明図である。
入金カセツト90は、第11図に示す如く、上
面部に紙幣入口91と、収容紙幣を取り出すため
の開閉扉92と、この扉を開閉するための錠93
を有し、側面部にカセツト持ち運びのための把手
94を備えている。
このカセツト90は、紙幣一時スタツク部4の
下方に位置したカセツト収納ベース80に対して
側面方向から装填される。
収納ベース80は紙幣の搬送方向に延びた溝8
1を有し、この溝にはカセツト駆動ピン82が突
出している。
上記駆動ピン82は、第12図に示す側面図か
ら判るように、溝81に沿つて設けられたスライ
ドシヤフト83上を移動するスライダ84に取付
けてあり、上記スライダ84は、モータ85で駆
動されるタイミングプーリ86Aとタイミングプ
ーリ86Bとに懸架されたタイミングベルト87
に取り付けてある。
タイミングベルト87は駆動ピン82の位置を
検出するためのプレート88を有し、このプレー
トはセンサ89A,89Bにより位置検出されて
いる。
入金カセツト90は、第13図に示す如く、外
箱100と内箱101とからなり、内箱101に
は収納紙幣を背面から押圧する押板102と、こ
の押板に対向して紙幣を両端から支えるセパレー
タ104A,104Bと、紙幣プツシヤ110と
を備えている。
紙幣プツシヤ110とセパレータ104A,1
04Bは常時は離間しており、第1図に示す紙幣
仮収納空間SP1を紙幣入口91の直下に形成し
ている。一時スタツク紙幣が入口91から空間
SP1に送り込まれると、プツシヤ110は押板
102方向に移動し、受入れ紙幣をセパレータ1
05A,105Bと押板102との間の収納空間
SP2に押し込む。
本実施例に示したカセツトでは、上述したプツ
シヤの移動(右方向)に連動して、それぞれのセ
パレータを逆方向(左方向)に移動させることに
より、プツシヤーのわずかなストロークで紙幣を
空間SP1からSP2に移し替えられるようにし、
これによりカセツトの全体寸法に対して紙幣の実
効的な収納空間SP2を大きく揺れるようにして
いる。
また、本実施例のカセツトでは、カセツト本体
90を収納ベース80に装填した時、駆動ピン8
2の作用によりセパレータ104A,104Bが
それぞれ移動可能な状態となり、カセツト本体を
収納ベースから取りはずした状態では各セパレー
タがロツクされ、収納された紙幣がカセツト内で
くずれないようにしてある。
すなわち、左右のセパレータ104A,104
Bはそれぞれ軸105A,105Bで軸支され、
第13図の矢印D3,D4で示す如く回動できる
ようになつており、これらの軸105A,105
Bは、セパレータホルダ106を介して、内箱側
面に設けたスライドシヤフト103上を移動可能
なスライダ107に取り付けてある。
セパレータホルダ106は、内箱の裏面を示す
第14図から判よように、コの字型をしており、
内箱101の裏面側に位置する底辺にピン121
A,121Bと、セパレータ104A側の縁から
ピン121B方向に延びて形成された溝126を
備えている。124はピン122A,122Bを
介して内箱裏面に左右に移動可能に取り付けられ
たロツクレバーであり、このロツクレバーはスプ
リング125によりセパレータ104A方向に付
勢してあり、常時はピン121A,121Bと係
合してセパレータホルダ106をロツクしてい
る。カセツト本体90を収納ベース80に装填す
る時、カセツト駆動ピン82がカセツト外箱に設
けられた溝(図示せず)を介してセパレータホル
ダ106の溝126に入り、カセツト装填完了時
には駆動ピン82がロツクレバーの爪123を矢
印D6方向に押し出し、ロツクレバー124とホ
ルダ106のピン121A,121Bとの係合が
解除された状態となる。つまり、セパレータホル
ダ106が解錠され、矢印D7,D8方向への移
動が可能な状態となる。
入口91から紙幣仮収納空間SP1に紙幣が送
り込まれた後、制御部200からの命令によりモ
ータが回転し、駆動ピンがD7方向(第12図、
第14図)に移動すると、セパレータホルダ10
6も駆動ピンに従つてD7方向に移動する。
この移動の途中で、セパレータホルダ106は
レバー127のピン128と係合し、レバー12
7をスプリング128の張力に抗して矢印D7′
方向に回転させる。
上記レバー127の軸は、内箱の内面に取付け
られた紙幣プツシヤー駆動レバー111と連結し
てあり、レバー111を第13図で時計方向に回
転させる。
第13図で、113は内箱の底面に固定された
スライドサポータであり、内箱の長手方向にスラ
イドシヤフト114を支えている。
スライドシヤフト114には、プツシユプレー
ト110と一体化されたスライダ115が取り付
けられ、このスライダは上記プツシヤー駆動レバ
ー111の先端に形成された溝114と係合する
ピン116によつて駆動されるようになつてい
る。
従つて、駆動レバー111の時計方向の回転は
プツシユプレート110を収納空間SP2方向
(D8方向)に移動させることになる。
セパレータ104A,104Bとプツシユプレ
ート110が接近し、互いにすれ違う位置に来る
と、仮収納空間SP1に収納された紙幣束に押さ
れ、各セパレータがそれぞれD3,D4方向に逃
げながら仮収納紙幣を空間SP2の紙幣と合体さ
せる。セパレータホルダ106の所定のストロー
クの終了は、センサ89Aがピン駆動ベルト87
に取り付けられたプレート88を検知することに
より認識され、センサ89Aがプレート88を検
出するとモータ85は逆方向に回転する。
これによつて、駆動ピン82とオペレータは元
の位置に戻り、プツシユプレート110もスプリ
ング129の引張力によつて元の位置に復帰す
る。モータ85はセンサ89Bがプレート88を
検出したとき停止し、この状態で次の命令を待機
する。
〔発明の効果〕
以上の実施例に示した装置構成からも明らかな
ごとく、本発明によれば、紙幣入金庫が紙幣処理
装置の下部部分を占め、紙幣入金庫の上に他の構
成要素は全て配置され、紙幣搬送路のために装置
の横幅が充分に活用されているので、紙幣搬送路
下の紙幣入金庫を充分大きくでき、しかも紙幣入
金庫を大きくしても装置全体は大きくはならず、
紙幣入金庫の大きさに比して装置全体を小型化で
きるという効果が得られる。
さらに、一時貯留部における紙幣の蓄積方向
(水平方向)と紙幣入金庫内における紙幣の蓄積
方向(垂直方向)とを略直行させたため、紙幣入
金庫の長手方向を紙幣搬送路の主要部の方向と略
平行にすることができ、紙幣入金庫の長手方向の
寸法を充分大きくすることが可能であり、しかも
紙幣の短手方向が紙幣入金庫底面に対して垂直に
なるよう収納されるため紙幣入金庫の体積を紙幣
収納のために効率よく有効に活用でき、従つて紙
幣入金庫の収納容量を大きく取れるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による紙幣処理装置の全体構成
図、第2図〜第5図は紙幣分離部1のフイードロ
ーラ15とゲートローラ16との関係を説明する
ための図、第6図は紙幣返却部5の詳細を示す側
面図、第7図は第6図のA−A′断面でみた上面
図、第8図は第7図のB−B′断面でみた側面図、
第9図は紙幣返却時における第6図に相当する部
分の側面図、第10図は一時スタツク部4の詳細
説明図、第11図は紙幣収納部8の外観を示す斜
視図、第12図はカセツト収納ベースを示す側面
図、第13図と第14図は入金カセセツト90を
説明するための斜視図である。 符号の簡単な説明、1……紙幣分離部、2……
紙幣鑑別部、3……紙幣搬送部、4……一時スタ
ツク部、5……紙幣返却部、8……紙幣収納部、
200……制御部、90……入金カセツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数枚の紙幣を一括して受け入れる紙幣投入
    口と、 前記紙幣投入口に投入された紙幣を1枚ずつ分
    離して繰り出す紙幣分離部と、 前記紙幣分離部から供給された紙幣を受領紙幣
    と返却紙幣とに判別する紙幣判別部と、 返却紙幣を受入れ、機外に返却する返却部と 前記判別結果に応じて受領紙幣を一時貯留部
    に、返却紙幣を返却部に振り分けて搬送する紙幣
    搬送部と、 前記一時貯留部に貯留された受領紙幣を収納す
    るための紙幣入金庫と、 制御部と、操作装置を備えた紙幣処理装置にお
    いて、 前記紙幣入金庫を紙幣処理装置の下部中央部に
    配置し、 前記紙幣搬送部を前記紙幣入金庫の真上に配置
    し、 前記紙幣投入口、紙幣分離部、紙幣判別部、返
    却部を前記紙幣搬送部の上に配置し、 前記紙幣搬送部は、前記紙幣入金庫の上に配置
    された返却紙幣用水平搬送路と、該返却紙幣用水
    平搬送部と前記紙幣入金庫との間に配置されかつ
    前記一時貯留部が途中に設けられた受領紙幣用水
    平搬送路と、前記紙幣判別部の判定結果により紙
    幣を返却紙幣用水平搬送路と受領紙幣用水平搬送
    路とに振り分ける第1の振り分けゲートと、前記
    一時貯留部の受領紙幣が送り出されたとき該受領
    紙幣を前記制御部の制御により前記返却部に向か
    う受領紙幣用水平搬送路と前記紙幣入金庫に紙幣
    を搬送するために設けられた前記受領紙幣用水平
    搬送路に対して略直交する搬送路とに振り分ける
    第2の振り分けゲートを備え、 前記一時貯留部は、受領紙幣用水平搬送部から
    搬送されてきた受領紙幣を略水平の状態で蓄積す
    るための紙幣ストツパと、該紙幣ストツパ近傍に
    一時貯留受領紙幣を挟む位置に配置された一対の
    送り出し用ローラを備え、 前記紙幣入金庫はその上面に紙幣入口部を備
    え、該紙幣入口部の長手方向寸法は紙幣の長手方
    向寸法と略等しく、短手方向寸法は紙幣の短手方
    向寸法より充分小さく設定し、 前記一時貯留部の受領紙幣を前記紙幣入金庫に
    収納する際、前記制御部の制御により前記第2の
    振り分けゲートを前記紙幣入金庫側にセツトし、
    前記紙幣ストツパを解放し、前記一対の送り出し
    用ローラを同時回転することにより、前記一時貯
    留部の受領紙幣を一括して前記受領紙幣用水平搬
    送路に対して略直交する搬送路と前記紙幣入口部
    とを経て前記紙幣入金庫に垂直状態で収納するよ
    うにしたことを特徴とする紙幣処理装置。
JP57147636A 1982-08-27 1982-08-27 紙幣処理装置 Granted JPS5938890A (ja)

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JP57147636A JPS5938890A (ja) 1982-08-27 1982-08-27 紙幣処理装置

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JPS5938890A JPS5938890A (ja) 1984-03-02
JPH0468676B2 true JPH0468676B2 (ja) 1992-11-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721071U (ja) * 1980-07-10 1982-02-03

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