JPH046863B2 - - Google Patents

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JPH046863B2
JPH046863B2 JP5474984A JP5474984A JPH046863B2 JP H046863 B2 JPH046863 B2 JP H046863B2 JP 5474984 A JP5474984 A JP 5474984A JP 5474984 A JP5474984 A JP 5474984A JP H046863 B2 JPH046863 B2 JP H046863B2
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JP
Japan
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gas
purge chamber
furnace
furnace body
atmospheric
Prior art date
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Expired
Application number
JP5474984A
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English (en)
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JPS60200082A (ja
Inventor
Takashi Ishimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼材等の被熱物を雰囲気ガス中で熱処
理する炉に関するものである。
炉内雰囲気をN2等の無酸化性ガスまたはCO,
H2等の還元性ガス(以下雰囲気ガスという。)に
保つて被熱物を無酸化状態で焼鈍または侵炭させ
る雰囲気熱処理炉は、一般に被熱物を装入および
抽出する際に炉内に大気が侵入するのを防ぐため
に装入部および抽出部にパージ室を設けている。
従来一般に該パージ室には用意したガスタンクか
らN2ガス或いはその他の不活性ガスを供給して
該バージ室内の空気をそのガスに置換させてい
る。しかしそのようにガスタンクから供給された
置換用ガスは炉体内の雰囲気ガスと組成が違うこ
とが普通であるので被熱物を装入・抽出する度に
炉内雰囲気の組成が変動し、そのために製品の品
質が不安定になる欠点があつた。例えば置換用ガ
スとしてN2ガスを用い、炉体内にN2ガスの他に
COを含んだガス(例えば吸熱形ガス)を送気或
いは炭化水素ガスでエンリツチしてその量で炉内
のカーボンボテンシヤルを制御している熱処理炉
においては、バージ室の気密扉を開けたときに炉
内にN2ガスを流入して一時的にカーボンボテン
シヤルが保てなくなり製品の品質を損うことがあ
つた。
本発明は上記欠点を解消せんとするもので、被
熱物の装入部および抽出物にパージ室を設けてな
る雰囲気熱処理炉において、該炉体内の雰囲気ガ
ス圧力が所定値を維持する程度に該炉体内から雰
囲気ガスを吸引しこれをサージタンクに貯留する
と共に、該サージタンクの雰囲気ガスを被熱物の
装入時および抽出時に前記パージ室に夫々供給し
て該パージ室のガス置換用として使用するように
したものである。
次に本発明の一実施例を図面に従い説明する。
図において、1は炉体、2,3はその装入部およ
び抽出部に配置されたパージ室、4は装入テーブ
ル、5は抽出テーブル、Wは被熱物を示す。パー
ジ室2は装入テーブル4と相対する炉外対向側の
気密扉6と、炉内対向側の気密扉7を備えてい
る。一方、パージ室3は炉内対向側の気密扉8
と、抽出テーブル5と相対する炉外対向側の気密
扉9を備えている。10は炉体1の入口部に炉内
の輻射熱を遮断するため設けられた断熱扉であ
る。気密扉6,7,8,9、および、断熱扉10
は、被熱物Wが通過する際にその邪魔にならない
よう上方へ退避させるため夫々プーリ11〜15
に懸吊されている。なおパージ室2と炉体1の接
合部、および、炉体1とパージ室3の接合部は外
部とは気密に遮蔽されるよう、プーリ12,13
は区画室16中、プーリ14は区画室17中に
夫々配置されている。炉体1中には配管18を通
して常時定量のN2ガスが供給されているほか、
CO2濃度センサ19の信号に基づいて流量制御弁
20を調節し炉体1内の雰囲気ガスが所定のCO2
ガス濃度に維持されるように吸熱形ガスを配管2
1を通して供給している。22は炉体1内から雰
囲気ガスを吸引するコンプレツサ、23はその吸
引した雰囲気ガスを貯留しておくサージタンクで
ある。コンプレツサ17の一次側には流量制御弁
24とクーラ25が直列に接続されている。流量
制御弁24は炉体1内に設けられた圧力センサ2
6の信号により雰囲気ガスの吸引量を制御し炉体
1内の雰囲気ガス圧力を所定値に維持することで
過大な吸引を防止する。クーラ25は炉体1内か
ら吸引した雰囲気ガスを急冷することで煤の発生
を防ぐ。サージタンク23から各パージ室2,3
へは配管27,28が設けられ該配管27,28
に夫々設けられた電磁弁29,30が開作動する
ことで該サージタンク23に貯留された雰囲気ガ
スがパージ室2,3に適宜供給できるようにして
いる。31はサージタンク23の雰囲気ガスが不
足した場合に不足分を別途のタンク(図示せず)
から電磁弁23を介して補給する給気管、23は
サージタンク23の安全弁を示す。また、34,
36は電磁弁36,37を介して夫々パージ室
2,3に接続された真空ポンプである。
しかして装入テーブル4上の被熱物Wを炉体1
内に装入するに際しては、気密扉7を閉じた状態
にて気密扉6を開け被熱物Wをパージ室2内に搬
入し気密扉6を閉じた後、電磁弁36を開け真空
ポンプ34を運転して該パージ室2内の空気を外
部に排出し該パージ室2内を真空状態に減圧す
る。その後電磁弁29を開けサージタンク23に
貯留された雰囲気ガスを該パージ室2に供給し該
パージ室2内を該雰囲気ガスに置換させる。そし
て気密扉7を開けパージ室2内の被熱物Wを炉体
1内に移動させる。また、炉体1内を通過し所期
の熱処理が終つた被熱物Wを抽出テーブル5上に
抽出するに際しては、気密扉8,9を閉じた状態
にて電磁弁37を開き真空ポンプ35を運転して
パージ室3内の空気を外部に排出した後、電磁弁
30を開いてサージタンク23の雰囲気ガスを該
パージ室3に供給して該パージ室3内を雰囲気ガ
スに置換させ、その後気密扉8を開けて炉体1内
の被熱物Wを該パージ室3内に移動する。そして
気密扉8を閉じてから気密扉9を開け該被熱物W
を抽出テーブル5上に抽出する。
このように本発明の雰囲気熱処理炉は、炉体内
から吸引した雰囲気ガスをサージタンクに貯留
し、これをパージ室のガス置換用として使用する
ものであり、パージ室が炉体内の雰囲気ガスと同
じ組成の雰囲気ガスとなるから装入時および抽出
時における炉体内の雰囲気ガスの組成変動を極力
抑えることができる。そのため処理品の品質を安
定させられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示した雰囲気熱処理
炉の縦断面図である。 W……被熱物、1……炉体、2,3……パージ
室、22……コンプレツサ、23……サージタン
ク、24……流量制御弁、26……圧力センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被熱物の装入部および抽出部にパージ室を設
    けてなる雰囲気熱処理炉において、該炉体内の雰
    囲気ガス圧力が所定値を維持する程度に該炉体内
    から雰囲気ガスを吸引しこれをサージタンクに貯
    留すると共に、該サージタンクの雰囲気ガスを被
    熱物の装入時および抽出時に前記パージ室に夫々
    供給して該パージ室のガス置換用として使用する
    ようにしたことを特徴とする雰囲気熱処理炉。
JP5474984A 1984-03-22 1984-03-22 雰囲気熱処理炉 Granted JPS60200082A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5474984A JPS60200082A (ja) 1984-03-22 1984-03-22 雰囲気熱処理炉

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JP5474984A JPS60200082A (ja) 1984-03-22 1984-03-22 雰囲気熱処理炉

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Publication Number Publication Date
JPS60200082A JPS60200082A (ja) 1985-10-09
JPH046863B2 true JPH046863B2 (ja) 1992-02-07

Family

ID=12979414

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JP5474984A Granted JPS60200082A (ja) 1984-03-22 1984-03-22 雰囲気熱処理炉

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02149613A (ja) * 1988-12-01 1990-06-08 Daido Steel Co Ltd 熱処理炉の雰囲気ガス送気方法
WO2007086145A1 (ja) * 2006-01-30 2007-08-02 International Customer Service ガス雰囲気熱処理装置
JP5093441B2 (ja) * 2006-06-22 2012-12-12 関東冶金工業株式会社 炉内雰囲気ガスの封止装置を備えた加熱炉
JP5559105B2 (ja) * 2011-08-01 2014-07-23 関東冶金工業株式会社 アルミニウム製品のノンフラックスロー付け炉

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JPS60200082A (ja) 1985-10-09

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